ページ 148 | 今日もだらだら、読書日記。

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征服娘。

[著]神楽坂 淳 [絵]鈴羅木 かりん

名門貴族の娘として生まれ、商才に恵まれた少女・マリア。彼女は才能があっても血筋や性別の所為で損をしなければならない社会に我慢することが出来ず自らがこの世界を掌握せんと、侍女にして親友のアッシャと共に動き出す。ひとまず目先に迫った結婚から逃れる為、2年間修道院に入る事にしたのだが…
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才能はあるのに“女”であるがゆえに結婚して家庭に入るという将来が確定してしまっている貴族の令嬢が、自らの手で未来を切り開く為に国家の頂点に立つという野望を抱く…という物語。

自分の弱点や欠点を正確に把握して、自分に出来るところから少しずつでも堅実に野望に向かって邁進していくマリアの姿がとにかくかっこいい。将来、父や兄と事を構えることも視野に入れながらも彼らから間違いを正されればきちんと受け止めるし、自分が弱者である事も認めたうえでそれを出し抜く計画を練る。その大それた望みとは対照的に堅実な動き方が好印象でした。「世界征服の第一歩として、まずはカーニバルの露店から!」という小ささが凄く良い。

また、そんな彼女に惹かれて集まる協力者達が非常にかっこいいのです。侍女であり親友にして訳ありっぽくてクールな元王女・アッシャ、貴族だけどアウトローでマリアと同じく野望を持ったラウラの魅力は勿論の事、彼女の「信望者」とも言うべき庶民達がまたかっこいい。特に水夫のマルコの発言には痺れたなぁ。ある意味最大のライバルともいえる父親・ジャコモとマリアの駆け引きも物凄く面白かった。

マリアが手がける「ティー」や「チョコレート」をはじめとして現在ではデザートとして広く流通している嗜好品がまだ一般化しておらず、それをマリア達が女性ならではの感性で一般に流通させていこうとするという過程も興味深かったです。今後もこういった甘味流通ネタが出てきそうな気配なので、そちらも併せて楽しみ。

…しかし、個人的にはほぼ文句なしだったんですが、唯一挿絵が……鈴羅木さんは某社のゲームアンソロ時代からのファンなのでラノベの挿絵と聞いて楽しみにしていたのですが、キャラを重点に押し出した派手な画風や、線の太いしっかりとした描き方がイマイチこの作品には合っていないように感じました。良くも悪くも「1枚のイラスト」として完成してしまっていて文章の挟まる必要すら無い空気を感じるというか…なんなんだろうなぁ、この違和感…。

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ダブルブリッド9

[著]中村 恵里加 [絵]たけひと

虎司と安藤の前に現れたのは、童子斬りに取り付かれた“兇人”山崎太一朗だった。安藤への気持ちに迷いを抱えながらも太一朗に立ち向かう虎司だが、一方的な攻撃を受け続ける羽目になってしまう。何故か“童子斬り”での攻撃を行わない太一朗。そして、虎司の“アヤカシ”としての姿を目の当たりにした安藤は……
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こ、ここから約4年半寸止め喰らってたのか、俺達は…
本文といい挿絵といい、ラストページが酷い引き。7巻のアレから続いて、3巻連続酷い引きってどうなんですか!!というわけで遂にクライマックス直前!!のシリーズ第9巻。

物語はまんま8巻の続き。虎司と太一朗の闘い、そして虎司の安藤への気持ちに一応の決着が付きます。安藤さんと虎司の捜査六課でのやり取りは大好きなんだけど、こうやって改めて読み直すと物凄く色々不安なフラグを孕んでいるように思えてなりません。最後に虎司がいったように、安藤さんと喰うの喰われるかのギリギリのラインで本編終了後も適当にお付き合いしていければいいんでしょうけど…。というかですね、全くの気のせいかもしれないけど、これってものっそ安藤さんが「鬼斬り」に寄生されるフラグ立ってません……か……。虎司との会話が始まる直前のアレとか、凄い気になるんですけど…!!

一方、喪われていく自らの記憶に対する執着を徐々に失っていく優樹と“未知”ではない過去の自分を忘れ去りたい未知に対し、自分の考えをぶつける大田がまたもや良い味を出してました。なんていうか、改めて読み直すと大田の微妙な立ち位置とか、自らも迷いながら、それでも「傍観者」を貫いていこうとする様子が凄く良い。八牧を喪った後の大田はまた更に良いキャラになった気がしますね。彼が最終巻でどのような立ち位置を取ろうとするのか期待。

しかし、改めて読み直してみて自分がどれだけ前回8巻を読んだ際、それまでの内容を忘れたまま読んでいたかを実感しました。読み直してみると、他の巻と比べて明らかに読み落としている部分や理解できないまま読み進めたのであろう部分が多くて、びっくり。太一朗の様子についても、ちょっとだけ明るい展望が見えたように見せかけて、実はもっと酷い方向にフラグが立っちゃってる気がします。今の太一朗ヤバイマジヤバイ。特に最後の挿絵が気味悪くてめちゃやべえ…!!

もうなんていうか、全滅エンド以外のエンディングが思い浮かばないくらいの最悪な状況での幕引きで終わっている9巻。5月に発売される最終巻で、このヒトとアヤカシの物語にどのような決着が付くのか非常に楽しみです。片倉晃の過去とか“オメガサーキット”の秘密とか空木とか“主”とか浦木の思惑とか、未回収の伏線が大量にあって、本当に1巻で終わるのか激しくドキドキするというのも微妙にあったりするんですが。

願わくば、最期の一瞬だけでもいいから、優樹と太一朗が平和な時間を過ごせますよう……。

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ダブルブリッド8

[著]中村 恵里加 [絵]たけひと

兇人を殺す為、八牧の仇を討つため、動き出す捜査六課の面々。そんな中で相川虎司は自らの“人間を喰らいたい”という欲望を自覚してしまう。しかも喰いたいと思う相手はただ一人・クラスメイトの安藤希だけ。喰べたくてたまらない相手なのに、彼女を殺してしまうことにはどうしても抵抗を覚えて……
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安藤と虎司の関係に焦点が当たる、シリーズ第8巻。一気に9巻まで読んじゃったんですが、こうやって読み返すと8と9は1冊で出しても良かったくらいの内容ですね。そしてまた終わりの引き方が鬼だ……!!

八牧を殺された後の捜査六課の面々の姿が痛々しい。特に大田の独白はなんていうか、無性に寂しさを覚えました。元々「傍観者」を自称しながらもどこか傍観者になりきれない大田のキャラクターは大好きなのですが、6巻を境目にしてどんどん魅力が増している気がします。ほんと、大田はいいキャラだ…。

アヤカシとして安藤を喰べたくて仕方ない気持ちと、せっかく築いた安藤との関係を自分が安藤を“殺してしまう”事で終わらせてしまう事に対する恐れの間で揺れ動く虎司の始めての戸惑いと、自分への態度が変わってしまった虎司の様子を見て寂しく思う安藤さんの様子が……こんな作品では浮いて見える言葉ですが実に「青春」してて素敵です。いえ、安藤さんはとにかく虎司の考えていることは青春なんて甘酸っぱい言葉とはかけ離れてるわけですが!!

一方、どんどんボロボロになっていく優樹に、意外な所から救いの手が。…というかこれがまたどうみても「救い」ではないだろうなって感じの救いの「手」(文字通り)な訳ですが…。このシリーズ、最後は浦木の一人勝ちで終わってもなんら不思議はない気がしてきました。エピローグで全滅したみんなの姿を見ながら浦木が高笑いとか、正直ありそうで怖いですね。

それにしても、改めて読むと安藤さんのキャラは良いですね。
虎司のあの発言に、生返事で「うん」って言っちゃうそのセンスが素敵です。

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ダブルブリッド7

[著]中村 恵里加 [絵]たけひと

元捜査六課のアヤカシ・八牧厳は、自分と自分の仲間たちを脅かす“兇人”を殺そうと決意した。自らが返り討ちに遭う事まで想定して仕組まれた殺人計画を実行に移す為、彼は偶然懐かれてしまった一人の少女を捜査六課に押し付ける。一方、山崎太一朗は自らの狂気と戦いながらも“童子斬り”を切り離す為、大田の言い残した僅かな希望に縋るのだが…
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とにかく希望の無いこのシリーズの中でも格別に救いの無い、シリーズ第七巻。

空木を探すという一筋の希望に縋りながら少しずつ正気を喪って行く太一朗、意識を乗っ取っていた右目を切り離して以来身体の様子がおかしくなっている優樹と、主人公格2人がダブルで絶望的な展開。双方から少しずつでも確実にお互いに関する“記憶”が失われていく様子が悲しかった。太一朗が実家に電話をかけるシーンとか、赤川と太一朗の噛みあわない会話とかで今後の展開がなんとなく予想がついてしまうのがまた…。

もうとにかく、太一朗サイドは精神的に、優樹サイドは肉体的に痛い。特に優樹の傷に関する描写は、シリーズ屈指のグロさです(個人的に一番痛いのは1巻の描写だと思うんだけど、それに追随するレベル)

唯一、八牧と彼が拾った少女・未知のやりとりが地味に平和で面白かったりするのですがこの2人も既に“終わり”が見えてしまっているので痛々しくてしょうがない。特に八牧さんは冒頭から思いっきり死亡フラグ立ててますから…そんな彼がお風呂に入って浦木に会いに行くシーンは爆笑でしたが。

八牧さんと未知の関係は凄く好きでした。“利用するだけの関係”といいながらもいつのまにか未知に情が移ってしまっている八牧の姿がほほえましいんだけど、状況を考えると切なくてしょうがない。大田と八牧のやりとりも最高でした。八牧さんはあんな風貌してるのに実に良いツンデレですね(台無しだ!)

しかし、当時リアルタイムに読んでいてちょうどこの頃から刊行ペースが落ち始めたのだと記憶していますが、今読んでもこの引きはあんまりだ!!!

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緋色のルシフェラーゼ1

[著]伊藤 イツキ [絵]KeG

何の変哲も無い女子高生だった来栖いずもは、実は七つの大罪のひとつ・愛欲を司る魔王“アズモデウス”の生まれ変わり。彼女は幼馴染の少年・紺太が持つ《ソロモンの指輪》を巡る魔王同士の争いに巻き込まれる羽目に。4つ年下の紺太に対し、どうしても素直になれないいずもだが…
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年下だけどだ?い好き!
ちょっとモーソー・ショタ入りラブアクションの新シリーズ!!

最近の富士見Fは「ショタ寄せ」中ですか?
昨日読んだ「しゃっぷる」といいこれといい、煽り文句がどうみてもおかしいぞ!?

なんか色々な意味で、ちぐはぐした印象を受ける物語でした。本筋はかなりハードで欝で中二病的(何せ“前世”で“天使”ですから!!)世界観を持つ物語なのですが、あらすじ紹介や煽り文句は完全にモエモエショタ路線を貫いていて、この煽りを真に受けて読んだら痛い目見そう。

主人公格二人の喋り方がムリにツンデレさせようとしている印象を受けて仕方が無い。なんていうかツンデレしすぎてて色々と不自然。“愛欲”の魔王だけに妄想想いの力で強くなれるっていう設定は凄く良いと思うんだけどなー。それなら無理にツンデレキャラにしなくても良かったんじゃないかって思うんだけどな?…。

更に、イラストにもなんか違和感が……全体的にキャラは上手くても作品の雰囲気をイマイチ表現しきれてないというか。いずもはもっと変身前との雰囲気の変化があって欲しかったし、紺太の“年下”成分はもっと強調して欲しかった。ショタっ子との年の差ラブコメを強調してる割に紺太にはイマイチショタ成分が足りないと思うんだ!!他にもルキフェルの喋り方とイラストがてんで合ってない様子とか、ガブリエルのピザの食い方とかは是非絵での表現補強が欲しかったです。敵の“赦免天使”のおどろおどろしいデザインが全くスルーされてるのにも泣けた。どうせ萌え狙いでいくなら触手な赦免天使に追いかけられるシーンは絶対イラストにすべきだろ!!…というのは置いておいてもクライマックスでメインの敵となる「彼女」の赦免天使としてのグラフィックはどうしても欲しかったので、なくて残念。

色々な意味で“ギャップ”や“二面性”がキモになってくる物語なのに、その辺が本文を読むだけではちょっと強引というか、無理に付け足した印象が拭えず、グラフィック面での補強も無くて宙ぶらりんになっちゃってる。これなら二面性的な設定は全部排除して物語を作った方が自然で面白かったかも。最後の味付けで失敗しちゃった感じが拭えません。あと一味あれば物凄いツボに来たと思うのに、良くも悪くも「ありがちな欝展開系中二ファンタジー」で落ち着いちゃってる。

特にガブリエル様のキャラは、あと一味あれば最強だったと思うんで残念。クールな美形キャラなのにピザに目が無くて喰い方が汚いとか最強じゃないですか!!絵に描いたような卑怯キャラっぷりも最高。ピザを汚らしく喰ってるガブリエル様の挿絵があったらおそらくツボってたよ!!

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SH@PPLE?しゃっぷる? 1

[著]竹岡 葉月 [絵]よう太

ちょっと引っ込み思案な少年・淡路雪国が一目ぼれしたのは双子の姉・舞姫の通うお嬢様女子中学に通う生徒だった。その事を知った舞姫は自らのガス抜きを兼ねて、雪国と“学校交換”を行う事を持ちかける。女だらけの学校生活に最初は戸惑うばかりの雪国だったが…?!
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タイトル、あらすじからして完全な萌え系百合コメだとおもって周囲の評価待ちかな?と思っていたのですがこんなエントリ書いた後でスルーするのもなんだろうと思い購入。結果、大当たり。露骨な萌え要素は殆どなく、びっくりするほど正統派な入れ替わりラブコメでした。つか公式あらすじに「バラ色の生活を目指す」とか書いてあるのがいかんと思うですよ…。

一目ぼれした女の子・蜜に一目逢いたいという気持ちのままに姉の提案を受け入れ、女子高に潜り込んだら、姉・舞姫の意外な学校での姿が見えてきてそれに疑問を抱いたり、高嶺の花だと思っていた蜜の意外な一面が見えてきて動揺するわ驚くわ……それでも、今度は“等身大”の彼女を改めて好きになっていく、という過程が非常に素敵でした。天然な雪国がその邪気のない行動でライバルのお嬢様・典子の毒気を抜いてしまうシーンでは思わずニヤリ。勿論、男女入れ替わりならではの着替えシーンも忘れてはなりません。もうとにかくベタベタな展開が心地よかった。

一方、雪国の学校に潜り込んだ舞姫の方も負けてはいません。元々女の子なのにすっかり王子様扱いで、挙句の果てに“兄貴”呼ばわりされてしまうサッパリとした性格は……うん、確かに女の子にウケるわ、この子。可愛い弟の為に人肌脱いじゃう姿は物凄くかっこいい。そして彼女を兄貴と慕うオタク集団SECの面々がまたいいヤツらばっかりで…性別を感じさせない舞姫とのやりとりには思わず噴出してしまいました。

ラストのオチはちょっと強引に感じなくも無かったんですが(通り魔の正体あたり)萌え全開なあらすじとイラストからは想像もできないほど王道で可愛くてアツくて楽しい入れ替わりモノ。女装男子萌え的な展開は殆ど無いので、そっちの耐性無くて遠慮してる人も是非読みましょう。むしろ「女装男子モノ」だと期待して読むとちょっと物足りないかも?

ただ、こういう物語に萌え全開なイラストがついているのはある意味勿体無く感じたりします。
これはぜひとも女の子にも分け隔てなく読んでほしい作品。温泉ネタらしい次巻に期待です!


この作品読んでて、「何かににてるな?」と強烈なデジャヴを感じていたのですが、
昔なかよしでやってた高瀬綾の「せりなリニューアル」って作品に似てるんだなー。
こっちは女の子同士の入れ替わりモノで女装要素はないのですが、
「SH@PPLE」が気に入ったならおそらくツボに来るんじゃないかと。
併せてオススメしてみたり。
せりなリニューアル (講談社コミックスなかよし)

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アリアンロッド・リプレイ・ルージュ+1 ノエルと白馬の王子

[著]菊池 たけし / 久保田 悠羅 / F.E.A.R. [絵]佐々木 あかね

ライン王国の事件を解決して一息ついていたノエルは、何故か財政難のダイナストカバルを救うため、トランと一緒にお祭りでヤキソバのテキ屋をやることに。ヤキソバ屋は盛況でかなりの儲けを得たのだが、なにやらヘンな奴が現れて…!?
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アリアンロッドルージュ「+1」っていうのは「ルージュ+」の 1 巻という意味ではなく、「ルージュ」「+1」という意味だったという驚愕の真実。

みっしょん06直前の、ノエル達4人の最後の平和なひと時が描かれる「ノエルと白馬の王子」と雑誌に掲載された4コマに加えてランダムダンジョンで繰り広げられる超サバイバルなリプレイ「魔を貫く者」を収録。帯に書かれた矢野さんのセリフに、うっかりじんわりせずにいられない。

「白馬の王子」はトランとノエルの二人にゲストキャラ・ヴァルを加えて送る、思いっきりギャグなシナリオ。ヴァルの妹の仇で自称“ノエルの婚約者”の白馬の王子様とのトンデモ対決までしっかりダイスで行われて、こんな事までTRPGで出来るんだなあという懐の広さを魅せ付けられるシナリオでした。大食いだの幅跳びだのクイズだの…とオバカな競技が目白押しで大変面白かったのですが、何よりも噴いたのはやはりポージング対決でしょう。これはないwwwwしかも勝負の結果が……もう神すぎるwwww

金に困った「ノエルの父親」と資金繰りに苦労する「ダイナストカバル首領」とか、既に本編を読み終わっているとニヤリと来るネタも非常に多く、とにかく笑いまくりの短編だったのですが、やっぱり“あの悲劇の直前”であるという演出が際立っていて不意を付かれてジーンとさせられることが多かったです。特にエンディングの演出はあざとすぎて不覚にも泣いた。くそう、こんなところでトラン×ノエルを半公式にされたって嬉しいんだか哀しいんだか!!

そして何気に必見なのが佐々木さんの描く4コマです。ジュライ可愛いよジュライ。

そして残る「魔を貫く者」ですが…申し訳ないけどなんでこれに収録したのかが良くわかりません…ゲストキャラもあっちのリプレイの人だったし、「ハートフル」の方に収録すればよかったんじゃない?最初から最後までルージュキャラのネタかと思っていたので、GMもメンバーも殆ど変えての「プラス」に凄いびっくりしたというのもあるのですが、それ以上に、これまでとは打って変わって露骨に上級者向けのシナリオに戸惑いました。私の中で「ルージュ」というシリーズはとにかく初心者向けにTRPGの楽しさを知ってもらう為のコンセプトで作られてるシリーズっぽい印象があったのですが…。

上級ルールブックどころか初心者用のルールブックも読んだこと無い、単にノエルとその仲間達の行く末を楽しみに読んできた私のようなTRPGも殆どわからないズブの素人には、殆ど理解できないシナリオになっていて、読みながらモニョモニョしてしまった。せめてランダムダンジョンのルールくらいはもうちょっとしっかり説明して欲しかったなぁ…なんかこの本を読んでる人なら上級ルールブックや「ハートフル」読んでて当然だよね!?的な雰囲気が全体的にあって、物凄いキツかったです。キャラクターにもストーリーにもイマイチ感情移入できなくて、ゲーム性優先のシナリオという感じだったのでそちらも併せてつらかった。

そういえば、「白馬の王子」のラストに出てくる魔族の女性はこちらの短編に出てきたショコラって女性という事でいいんでしょうかね。いかにも今後本編に絡んできそうな出方をしていたので色々な意味で期待していたらそのまま正体すら明かされずに終了してしまって拍子抜けでした。

うーん、最初の「白馬の王子」が凄いツボだっただけに、後半で興をそがれてしまったカンジがして凄い残念でした…

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モンスターズ・イン・パラダイス3

[著]縞田 理理 [絵]山田 睦月

辞表を提出し、姿をくらませたカートを説得して連れ戻す為、ミリシャと共に彼の実家へやってきたジョエル。しかし、ジョエルの血を吸おうとしてしまったカートは再び同じ事が起こるのを恐れ、二人の説得を頑として聞き入れない。そこに、カートの父親を名乗る男性が現れて…
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シリーズ完結編。オチのつけ方が多少力技のように感じられなくも無いんだけど、それを相殺して余りあるほどにキャラクター達のやりとりが面白かったです。

何よりも、カートの父親・クラウス氏のキャラクターが最強。軽妙なノリでルーシーやジョエルの質問をかわしてみたかと思えばシリアスな表情で実の息子に迫ったり襲ったり(笑)、かと思うとエルモに対しては全く頭が上がらなくて、弱気になって必死になって息子にメッセージを伝えようとしたり……軽妙かと思えばヘタレ、シリアスと思えばギャグ…という具合にどんなキャラでも美味しくこなしてしまうスーパーお父さんに完敗。

彼がヘタレてしまったおかげでラストバトルは一気に軽くなってしまった気がしてなりませんが、あれはあれで面白かったので良し。圧倒的な力を持つ神二人にけちょんけちょんになるまで振り回されるクラウスパパンの姿に、シリアスな話のはずなのに大爆笑してしまいました。登場してからカートやルーシーと和解(?)するまではカッコイイキャラだったのになあ…

そして彼らの10年後が語られる短編「サークル・サウスの昼と夜」は、このシリーズのラストを〆るのにまさに相応しいカンジのほのぼの話。どこかシリーズ開始当初のジョエルを思わせる青年・ボブの姿が見ていてほほえましかったりするのですが、それ以上に各キャラクターのその後がしっかり描かれているのが好印象でした。特にミリシャの10年後は様々な意味で必見。いつかジョエルとミリシャが晴れて相思相愛になった暁には彼女が素晴らしい姑っぷりを発揮する予感がして、今から実に楽しみです。ところどころにさりげないBL臭男臭さを漂わせる本編ですが、ちゃんとミリシャとジョエルの関係も描いてくれていたのが凄く好印象でした。

個人的には申し分の無い終わり方で、3巻が一番ツボだったかも。すっかり「伝説のペア」として有名になってしまった10年後のジョエル&カートコンビの雰囲気が素敵すぎで、また何かの形で外伝が読めれば良いのにな?、と思ってしまいました。

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おと×まほ4

[著]白瀬 修 [絵]ヤス

「ちょっ!?のぞきはまずいと思いますの!」
漸く戻ってきた母親・此方の提案で、魔法少女達全員で慰安旅行と称し温泉に行くことになった。温泉に入ってゆっくり疲れを癒す彼方だったが、実は女湯の方ではとんでもない計画が進行していた!?
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もうこのシリーズって、「女装」モノっつーより「百合」モノだよね。
彼方が男の子である意義や必要性が感じられない時点で、「女装」モノとしてはちょっと駄目だよなー。一発ネタとして読むには面白かったと思うのですがシリーズとして長期化するとシリーズが進むごとにそういう部分が薄れていってるように感じます。どちらかというと、彼方を男にすることで魔法少女たちとの百合な絡みシーンを不自然にさせない意図を感じるというか……。

明日野丈や古伊万里みさらの彼方と出会うきっかけ話が語られる「甘いお菓子が食べたいわ♪」がすごく良かったです。単なる変態セクハラ男だと思っていた明日野丈のさりげない心遣いに惚れました。普段のどつき合いの裏で隠された、二人の深い信頼関係がすごく良かったです。同時に、彼と出会う前の“笑わない”彼方に興味が湧きましたね。自分の容姿について今ほど割り切っていない彼方が丈やいいんちょと出会うことにより少しずつ自分自身と折り合いをつけていく様子が描かれたら面白いんじゃないかと思いました。勿論、丈の告白という大きな節目はあったんでしょうが、それをきっかけに「少しずつ変わっていく」彼方の姿が見たいです。

あと、アニメイト限定版と通常版表紙と、本編とのリンクに噴いた!!!w
いっそアニメイト限定ではなくて普通に両方の表紙で2バージョン出して、どっちの売り上げが良いか調べればよかったと思うw
ちなみに私は明日野丈派です。タキシードこなたんモエー。

しかし、残りの2編は悪い意味で「いつも通り」でうーん…悪い方向で中途半端。温泉ネタは他のラノベ作品であったようなな、もっと激しい応酬を期待してしまったこっちが悪かったんですが…。百合ギャグに走りたいのかシリアスに走りたいのか中途半端な印象を受けました。

そして彼方が女の子になってしまった一週間の話「少女な彼方の一週間」は、元々あまり好きではない性転換ネタであるということを置いておいても微妙。どうせ少女になった彼方の話を描くならもっと盛大にはっちゃけるべきだった!!体育の時間の話といいグレ子にバレそうになる話といいどちらも全く「バレてしまうかも!」という緊張感がなさ過ぎる。もっとドッキリハプニングが欲しかったです。特に後者は押しの弱いグレ子だけじゃなく依お姉さんもその場に居て、胸の真偽を確かめるという名目で追い掛け回されるくらいの勢いが欲しかった。

3巻ラストで彼方が男に戻ったのは既に確定している事項なので、戻れるか戻れないかの緊張感も足りないのも致命的でした。こういうのを入れるのならば彼方の性別が戻ったかどうかはこの短編の最後まで伏せておいたほうが良かったと思うんですよね。なんかあらゆる意味で「ぬるい」短編でした。

後書きで3巻の際に賛否両論で色々悩んだみたいな記述がありますが、ここいらで女装少年モノとしての当初の路線を貫くのか、女装もアリのセクハラTS物として本格的に百合方向に進んでしまうのかをはっきりとさせたほうが良いと思う。「色々な方向をやっていきたい」とのことですが、今回の短編集はあまりにもどっちつかずで、中途半端です。女装派とTS派どちらも手放すまいとしてすっ転んでしまった印象が拭えません。

ぶっちゃけ、気に入らなかったらファンは切るだけなんですから、一部のファンの意見なんか気にしないで自分の好きな方向に行けばいいと思うんですよ。彼方にはそれだけの魅力があるんだし。ある程度、方向が合わないファンを切り捨てる覚悟も必要だと思うのですが。(まあ私は今後もTS展開が頻発するようなら切ると思います)

【オマケ】なんとなく脳内に浮かんだ、「おと×まほ」派閥表。

かなたん可愛いよ派
  │
  ├─ かなたんは男だからこそいいんだよ派(女装派)
  ├─ 今後TS変身ヒロインとして活躍すればいいよ派(TS上等派)
  ├─ むしろ3巻最後で女の子になっちゃえば良かったんだよ派(女の子派)
  ├─ こなたんや魔法少女の誰かとくっつけばいいよ派(百合派)
  └─ かなたんの性別は「かなたん」だよ派(性別:かなたん派)

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女装萌えなライトノベル作品をその場の勢いでまとめてみた(修正版)

まいじゃー推進委員会さんの「落ち着け、その中の人は男なんだぜ?……なTS(性転換)ライトノベル」というエントリ(※サイト消滅のためリンク削除済)が何故かTSモノまとめエントリになってしまったことに血涙したその場の勢いで女装モノまとめエントリをやらかしてしまいました。基本的に「“女装”が該当キャラクターの特色の一つとして認識されており、それがシリーズの中である程度特色となっていること」というのを基準にして選んでいます。あと自分が読んだことのあるラノベ縛り。一応各キャラの作中での女装滞空時間率も載せているので御参考ください。

紹介形式上一部作品の紹介文に重要ネタバレが含まれる場合があります。
(※2022年7月18日:リンク切れを修正&紹介部分の文章などを調整しました)

2008年のラノベ界が誇る、二大人気(?)女装キャラ

誰が呼んだか「第三の性別」・木下秀吉(バカとテストと召喚獣)
滞空女装時間 : 30%以下 | 嫌がり度 : 20%(演技派)
傾向 : やや男性向 / むしろ性別「秀吉」向
一見美少女にしか見えない美少年にして、名実共に第三のヒロイン。文月学園「女装が似合う男子生徒」ランキングで「アンフェアである」という理由で候補から除外され、修学旅行に行けば一人だけ風呂を別にされ、水着のポロリでプールが血に染まる。ヒロイン二人を遥かに上回るサービスシーンの連続に、撃沈した男性の数は数知れず。ほぼ毎回女装シーンがあるのも一種のお約束です。
女装でスパッツはギリギリアウトでは!?白姫彼方(おと×まほ)
滞空女装時間 : 70%程度 | 嫌がり度 : 98%(最近下がってる?)
傾向 : ほぼ男性向 / 男だと思っているのは本人だけの予感
「かなたん」の愛称で親しまれる、男の魔女っ子。男なのに変身後の衣装がスパッツというのは冷静に考えるとセクハラでは……?それなりに男らしい性格をしているものの、わりと総受気質。クラスメイトの男女双方や魔女っ子仲間は勿論、母親や猫にもセクハラされつつ愛されちゃってます。最近はぼちぼちTS展開が混ざってきたので女装好きとしてはハラハラして見守っています。

元の姿とギャップがあるからこその「女装萌え」である。派閥のあなたに

“お嬢様”の正体は…跡見忍・鳴海千尋・藤間陽向・涼橋萌流(みずたまぱにっく。)
滞空女装時間 : 90% | 嫌がり度 : 不明(忍さんはおそらくノリノリ)
傾向 : どちらかというと少女向け?
表紙右側、他。お洒落に無頓着で男の子みたいに見える女の子が、名門女子校の「お嬢様」4人のお手伝いさんに……でも実は4人は男の子で……というお話。独特のテンポのある性別逆転系ほっこりラブコメ。女子校でのお嬢様としての姿と、寮での「素」に近い彼らの姿のギャップが良い感じでした。
真の姿はイケメン王子様。カーリーガード・アリソン(カーリー)
滞空女装時間 : 90% | 嫌がり度 : 50%(本意ではない)
傾向 : 格調高き百合のかほり。実態はベタベタな少女漫画。
表紙左側。主人公に色々と良くしてくれる同性の親友にして美しい黒い髪を持つ少女。しかしてその実態は……異国の王子。ヒロインの事が好きなあまり「残念なイケメン」になってしまう2巻が個人的には超ポイント高いですよろしくお願いします。
ファミ通文庫で一度打ち切りになって講談社文庫で新装版と続巻が出ているのですが、椋本夏夜さんの描くカーリーが完璧すぎるので挿絵も収録してほしかったんですって未だに暴れる。
性別を偽り生きる若武者・碓井貞通(魍魎の都シリーズ)
滞空女装時間 : 99% | 嫌がり度 : 0%(ノリノリ)
傾向 : 少女向/ギャップに萌えましょう
表紙左側。様々な苦難に遭い、自らの保身の為に性別を偽って生きる事を余儀なくされた、源頼光四天王の一人。本編ストーリーを見ると割りと現状をエンジョイしているように見えますが、外伝「花に嵐の喩えもあれど」では貞通の知られざる過去が明かされます。「男性として」の貞通とのギャップ萌えもしっかり完備。「女装はギャップだ!」という貴女にオススメしたい作品。

人の好みは人それぞれ。……女装の理由も人それぞ…れ…?

ただし記憶は残らない。葉山辰吉(えむえむっ!)
滞空女装時間 : 不明 | 嫌がり度 : -100%(ノリノリである)
傾向 : これをBLを言って良いのか悩む。
表紙になってなかった。ドM体質な主人公を見てもヒかずに優しくしてくれる貴重な親友。しかしてその実態は1巻時点での恋のお相手…!?というわけで、賑やかで不良のような元の外見と、おしとやかな和風美人な女装挿絵のギャップでの破壊力はバツグン。主人公との関係はBLといえなくもないような、人格もスイッチしてしまうのでBLではないような……と悩むやつ。
F組に降臨した裏アイドル(?)・アキちゃん(バカとテストと召喚獣)
滞空女装時間 : 10%未満 | 嫌がり度 : 100%(ただし終盤では慣れた)
傾向 : 良くも悪くも秀吉と方向性逆だった。
「女装の似合う男子生徒」「同性愛の似合う男子生徒」「こいつにだけはバカといわれたくない」ランキングで三冠を達成し、気がついたら数冊に1回くらいのペースで女装をさせられており、親友とは常時同性愛疑惑をかけられる可哀想なバカ。女装時の姿は“アキちゃん”としてブロマイドまで販売されているようである。序盤の恥じらいぶりがめちゃくちゃ好みだったんですが、原作終盤では完全に慣れちゃってましたね……。

男女の双子は女装のサイン!?入れ替わり系女装ラノベ

双子の姉と入れ替わって女子校へ…淡路雪国(SH@PPLE)
滞空女装時間 : 70% | 嫌がり度 : 90%
萌え傾向 : 割りと王道の双子入れ替わり系ラブコメ
クールでかっこよくて同性からモテる姉と平凡でちょっと弱気な弟。見た目はそっくりな双子が入れ替わってお互いの学校に通う入れ替わり系学園ラブコメ。基本的に2人の入れ替わりをきっかけにして入り組んでいく関係性を楽しむ正統派なラブコメなんですが、4巻のカラー挿絵が最高に「女装萌え」だったのでヨシ!!!
死んだ姉のために自ら女装して……桂高志(ふたかた)
滞空女装時間 : 60% | 嫌がり度 : 120%→30%
傾向 : ちょっとエロい
表紙左。交通事故で死んだ双子の姉・瑞希の霊に取り憑かれ、気がついたら女装させられていたという実にかわいそうな弟くん……と思いきや、とある事情で姉の為に自ら女装の腕を磨くハメに。こちらも結構正統派な青春ラブコメですが、割りと生々しい描写が多くて萌えというよりはエロに近いかも。

なんなら男子の姿とか出て来ない

女装したらモテまくり!?藍原ヒカル(アストロ!乙女塾!)
滞空女装時間 : 99% | 嫌がり度 : 30%(最初は嫌がってたけど…)
傾向 : 対読者よりも作中ヒロインがなぎ倒されてる
表紙右。なんの取り得もないオタク少年が何故か女装したら「完璧な美少女」になってしまい、その可愛さで並居る美少女達を陥落させていく。女装姿で女性のハーレムを築いていくという異色作。終盤はなぜか異能バトルでした。なお最初に女装させられてから基本的に戻らないという徹底ぶり。
見た目は美女だが心は漢・すめらぎ(ゼランディーヌ 〜性悪ないばら姫〜)
滞空女装時間 : 100% | 嫌がり度 : -30%(おそらくノリノリである)
萌え傾向 : 見た目はどうみても百合。
表紙右。田舎から出てきた純粋無垢なヒロインを振り回す、ワガママサドデレゴスロリ女装少年。ちょっとイった笑顔で日本刀を振りかざす姿は、性癖に刺さる人はめっちゃ刺さりそう。見てくれは百合ですが「百合」として萌えるには無理があるくらい中身が男性なんだよなあ……ちなみに男姿は出てこなかったです。

番外編:1回キリの女装イベント系で好きなやつ。
■ いーちゃん (クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子
 赤い人の依頼で女子高に潜入することになり、そこの制服を着ることになるネタが。
 ちなみにセーラー服です。まぶしいゼ!!!
 挿絵は……手元にないので確認できません。ありましたっけ?
 コメント欄で御指摘いただきましたが挿絵あったそうです。
 当初はもうちょっと女装ネタを挟む予定もあったとか……な、なんて残念な!

■ 渋谷有利 (息子はマのつく自由業!?
 少女レーベルは除外しようかと思ったんですが、せっかくなので一応。
 小さい頃の有利が母親に女装させられる話があります。挿絵もあり。正直、超萌えた…。

■ 椎堂密 (殺×愛 4?きるらぶ FOUR?
 文化祭で女子生徒の制服を着て女装するネタがあります。通称“密子”ちゃん。
 挿絵もありますが…個人的にはもっと気合入れて描いてほしかったぜ…。

■ 城島晶 (れじみる。Junk
 同じく、こちらも文化祭の出し物で女装するハメに。こちらはメイドさんです。
 挿絵がミニキャラしかなかったことに、本気で絶望した……orz

■ 二階堂勇樹 (疾走する思春期のパラベラム 灰色領域の少女
 ライバルグループの頭の少女との取引で、なぜか1日メイド体験をすることになる映研部長。
 しかしこのシリーズのキモはやはり勇樹の女装ネタよりも副部長・尾褄とのBL疑惑でしょう。
 条件を聞いてまるで勇樹の彼氏のようにワタワタする尾褄の姿は必見です。

■ ネイト・イェレミーアス (黄昏色の詠使い6 そしてシャオの福音来たり
 男子禁制の女の園に飛び込んだボールを回収する為、同級生達の手により女装を余儀なくされるネイト。
 なんだこの破壊力。素養あるとは思っていたけどここまで可愛いとは思わなかった…必見!!

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