ページ 178 | 今日もだらだら、読書日記。

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月魚

月魚

[著]三浦 しをん

 


で結局、瀬名垣と真志喜はデキてるの?

というわけで、どこかのラノベ系ブログでこの記事とめぐり合い、とりあえず古本屋で購入してきました。
BL好きで一部有名(らしい)三浦しをんさんの小説。

古本屋を営む真志喜と古本の卸しをやっている瀬名垣の、二人の友情?物語で、古本に関する二人のこだわりや小さい頃に犯してしまった過去に対する清算など、普通に面白い内容となっています。特に後半の勝負のシーンでは、登場人物達の古本にかける情熱が伝わってきて、凄く良い。

ただ、真志喜が露骨に、腐女子が描くBL小説の受っぽいのが、どうにもこうにも気になります。
この露骨度は先月散々ツッコミを入れた「HYDRA」の比ではありません。艶やかとか嫣然ととか、明らかに男性には普通使わないであろう修飾語の目白押しで語られる真志喜たん。

さすがBL小説布教の第一人者、三浦先生…判っていらっしゃる。
男のツンデレは萌えますよね!!!(聞いてない)

実際男性の方がこの小説を読んでどう感じるのかは定かではありませんが(しかし「ちょwwこんな男現実にいないからww」みたいな感想になりそうな予感)、なんというか読んでいると同類のかほりがプンプンします。腐女子って隠しててもオーラでてるよねー、みたいな。

…とまあ腐女子視点から語らせていただきましたが内容は普通に面白いし、確かにこの微妙な関係は男女では表現できない関係だと思います。読んだこと無いけど、「マリア様が見てる」が百合小説ではないのと多分同じようなものかと。"本人達意外には妖しく見える、でもきわめて健全で親密な人間関係"とでも言うのでしょうか。まあぶっちゃけ後ろの短編は露骨にそっちのケがあるキャラクターが登場しますが!!

個人的にやおい一歩手前の男の友情小説は大好物なので美味しく戴かせていただきました。次は是非直木賞受賞作の方にチャレンジしてみたいと思います!




「昨夜はよくお休みになれました?部屋が寒かったかしらと気になってたんです」
「いえ、熱いぐらいでしたよ」

瀬名垣は湯気を顎に当てつつ、澄まして答えた。炬燵の中で、真志喜の強烈な蹴りがスネに入った。





(  д)       ゜゜

ヨ、ヨモヤヤハリ…

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“文学少女”と飢え渇く幽霊

[著]野村 美月 [絵]竹岡 美穂

文芸部のポストに投函されていた謎の手紙。
犯人を捕まえる為、夜の学校に張りこんだ二人は
自分のことを「幽霊」だと名乗る謎の少女と遭遇する。

 

相変わらず遠子先輩やななみのキャラクターと、遠子先輩の文学的薀蓄が冴え渡るシリーズ第二段。薀蓄を垂れるあたりはMissingの空目を髣髴させますが、遠子先輩の文学の薀蓄は表現が文学的で、凄く良い。

っていうか遠子先輩の表現が上手すぎで、このシリーズ読んでるとお腹空いて来るのは私だけですか。
このシリーズ、決して夕食前に読んではいけない(笑)

本当にこの遠子先輩の表現力にあやかりたい所です。こういうブログを書いてると特に。ああいう表現がスラスラ出てくる遠子先輩、憧れる。あやかりたい…!!
そして例によって例の如く「嵐が丘」を読みたくなりました。

ストーリーは、もう各所で言われている所だけど本当に終盤がすばらしい。
雨宮蛍と黒崎の決して結ばれない片想いの結末。
二人を見守り続けた少女の、誰にも聞かれることの無い独白。
そして文芸部に投函された手紙の真の意味…。
きっと「彼女」にとっては最善であっただろうけど、涙無しには語れない、物悲しい物語でした。

とりあえず、続編が物凄い楽しみです。

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終わる世界、終わらない夏休み 芹沢和也の終末

[著]あきさか あさひ [絵]東条 さかな

世界が終るといわれている日の4日前。生徒も先生も来なくなった教室に、いつもと変わらず登校した主人公は同じように登校していたクラスメイトの亜美に「世界の終末を食い止めよう」と持ちかけられる。二人で捜査をしていくうちに二人はこの世界が4日の間でループしていることに気付くのだが…
 

というわけでループものです。

世界最期の4日間を繰り返すうちに世界滅亡の原因が明かされていき、最初はどちらも本当に世界を終末から救おうなんて真面目には考えていなかったんだけど、世界を救う為に色々と策を尽くしてみたり、また主人公やその友人達の間に起こる危機を回避しようとしたりと奮闘するうちにどこか後ろ向きな主人公の考えが変わっていくというところがなんか好き。

ループもの自体がそれっぽいというのもあるけど、なんとなく全体的にビジュアルノベル系のアドベンチャーゲームをプレイしているような印象で、元々そういうのが好きな私はすぐにストーリーに引き込まれました。「歌月十夜」とか大好きなので(結局それか)。この小説が影響を受けたらしいゲームも、どこかで見かけたら是非プレイしてみたいです。

あと、何よりもヒロインの亜美が凄い可愛い。
元々こういうタイプのキャラは大好きなのですが、破天荒で突飛な行動や情に厚い性格など、全てがツボ。ループ3回目最終日近辺の二人の行動には胸を打たれるものがありました。

物凄い気になるところで終られてしまったので、次巻発売が楽しみです。

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アストロ!乙女塾! 星のプリンキピア 下

オンライン書店ビーケーワン:星のプリンキピア 下星のプリンキピア 下

発売:2006.8
発行:集英社
[著]本田 透 [絵]うろたん

普通にめちゃくちゃ熱かった。

しかも

ラストは何気に泣かせ展開…(つд;)

1・2巻までの某エロゲ系ラブコメっぷりはどこへやら。
普通に熱いバトルで、普通に熱い姉妹愛で、ついでに普通に歴史ネタSF。
円・晶・茜の3姉妹の姉妹愛には本気で感動しました。
しかし、一応ホノカも加えてあげて…!なんか正直この作品で一番報われてないのは茜じゃなくてホノカなんじゃないかと思う。本人はあんなに3人を意識してるのに、3姉妹からは妹だってことすら忘れ去られている予感が…良いキャラなので是非最後は美味しい所を持っていってほしいのですが。

1巻では本当にただのひきこもりでアキバ系の変態駄目人間だったヒカルが一人の「男」として立派に成長し、自分が変わるきっかけを作ってくれた人達のために命をかけて闘おうとする姿は本当にかっこよかった。逆に、自分が変わったことを自覚している分以前のダメダメだったヒカルに戻ってしまうかもしれない、という恐怖は相当のものだったのではないかと思います。

でもほんと、漢になったんだね…感動したよヒカル…
外見は女だけど(笑)

個人的にはいかにも意味ありげに出てきた伊達鏡子先輩の動向がきになるところ。あと次回は是非ホノカに光を!!もっとあの子活躍させてやって下さい!!

というわけで、全体的にすっごい私好みの展開ではありましたが2巻までのあのお馬鹿ノリを思い出すと素直に喜べないのはどうしてか…ちょっとあのノリが、また見たい気がしなくもなく…。

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涼宮ハルヒの憤慨

オンライン書店ビーケーワン:涼宮ハルヒの憤慨涼宮ハルヒの憤慨

発売:2006.5
発行:角川書店
[著]谷川 流 [絵]いとう のいぢ
今回は短編集です。
春休みのエピソードが中心となりましたが、次巻は2年生編突入なのでしょうか?

「編集長★一直線!」
新生徒会長にたきつけられて、SOS団が文芸部の活動として部誌を製作する話。
全体的には「涼宮ハルヒの溜息」を思い出させますが、短編(中編?)になっている所為か「溜息」の時のようなだるだる感がなくて普通に楽しかったです。
ちなみに生徒会長は例によって古泉プロデュースの出来レース(ネタバレ)なのですが、あのワザらしい生徒会長キャラは林水先輩悪役バージョンという感じで素敵です。

みくる、長門、キョンの3人の書いた文章が凄くらしくてツボ。
鶴屋さんやハルヒ、古泉の書いた小説も読んでみたかったなあ。
特に長門の短編がツボ。てっきりいつもの解説の時のノリで淡々と小難しいSFを書くのかと思ってましたが(笑)

しかし、ハルヒも長門も変わったけど、一番変化したのはキョンなんじゃないかな。序盤はひたすらイヤイヤ動いてたっぽいキョンの、ラストの4行には思わずジーンとしました。

「ワンダリング・シャドウ」
同級生に持ちかけられた依頼で、犬がどうしても近寄らないという謎のポイントを調査することになったSOS団一行の話。「編集長?」と比べるとどうにもパンチが弱く、良い意味でも悪い意味でもいつも通りのハルヒな内容。

でも今回は長門の「禁則事項」発言で何もかもどうでもよく…。
ちょ、長門、マジ可愛いよ!!


長門の可愛さもさることながら、SOS団を通して少しずつ周囲に打ち解けていくハルヒと、その姿を以前よりも暖かい気持ちで見守っているキョンの姿が非常に良いです。今回の「禁則事項」な長門といい、各キャラクターの変化が凄く自然でしかもどんどん良い感じになっていくのが非常にツボ。

昨今のハルヒ人気に便乗してまとめて読んでみたシリーズだったのですが、今は次巻以降が純粋に楽しみです。

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レゾナンス 1 夕色の墜落

オンライン書店ビーケーワン:レゾナンス 1レゾナンス 1

発売:2006.9
発行:角川書店
[著]山原 ユキ [絵]矢野口 君
MPという精神寄生体に寄生されてしまった少年少女達の話。

『MP』という単語を終盤まで何の説明もなしに使われて、なんとなく単語の意味はわかるんだけどここまで隠すという事は裏の意味でもあるのかと思い、物凄いそれを気にしながら読んでたら結局何も無かった。がくり。正直この単語を最初の方で解説してしまっても何の支障もなかった気がするのですが。なんか気になって序盤は殆どストーリーに集中できなかったよう。

序盤物凄い後ろ向きな主人公のモノローグにうんざりしたりもしましたが、その気持ちがヒロイン?の少女との出会いや高校での生活によって少しずつ変化していくところは面白かった。あと蓉子さんがいい具合に醜悪で良いです。人によって感じ方の変わってくるキャラだと思いますが、「バイトでウィザード」の家長的な厭らしさを感じます。読み終わったときは蓉子と主人公の関係に正直嫌悪感しか抱かなかったんだけど、時間が経ってから考えてみるとある意味ここまで醜い関係をしっかり書けるのもすごいなあと。心からの依存ではない依存関係というか、なんか兎に角お互い信頼しあっていないのに依存してる関係というのか…。

しかし、後半のベッドシーンはいらなかったと思うんだけどなあ。
若者特有の短絡的な部分を描きたかったのかもしれないけど、唐突過ぎてポカーンとした。

なんというか、総評するとつまらなくは無いのですが肌に合わない話でした。
中盤の学園生活部分が良かっただけに、後半は登場人物に醜悪さばかり感じてしまって。
好き嫌いが分かれそうなストーリーだとおもいます。

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ヴァンパイヤー戦争1 吸血神ヴァーオゥの復活

オンライン書店ビーケーワン:ヴァンパイヤー戦争(ウォーズ) 1ヴァンパイヤー戦争(ウォーズ) 1

発売:2004.6
発行:講談社
[著]笠井 潔 [絵]武内 崇
ぶっちゃけ表紙につられた。
TYPE-MOON信者ですいません、月姫厨ですいません。

というわけで、タイトルの通り現代に蘇ったヴァンパイヤーを巡り壮絶な闘いが繰り広げられる…という話。
セクシャル&バイオレンスでハードボイルドな小説です。
表紙がエロゲンガーだから…とつられて買うと痛い目を見るかと。
エロゲといってもTYPE-MOONだからある意味合ってる気がしないでもないけど。
基本的に小難しいし、確かにベッドシーンは多いですが萌えとかはありません。
むしろあるのはどちらかというと「燃え」かな。

女として主人公の手の早さにはあまり移入できませんが、
性交渉を持った女性を「戦友」と呼び、彼女達の無念を晴らすために命がけで行動する姿には一種の清々しさすら覚えました。

今まであまり読んだ事の無い方向性の小説でしたが、凄く面白かったです。
続編も少しずつ読んでいこうと思います。

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終わりのクロニクル的与太話

いつぞやの終わクロMAD 高画質版

高画質版が見たいな?と思っていたらラノベ365日さんから
再度トラックバック戴きまして、教えてもらいました。
やっぱ字が読めるのと読めないので全然違いますね!
最終巻を読んだ時の熱い想いが甦ります(´д`*)

改めて見ると新庄が非常にまロいです。

そういえば、先日ゲーセンに音ゲーやりに行ったら
このMADの曲が流れてきてびっくりした。
どうやらIIDX REDに収録されている「Sphere」という曲らしいです。
音ゲー長いことやってるのに実際流れてくるまで全然気づかなかったよ。
うわー双方合わせてファン失格…_| ̄|○

とりあえず、その日はIIDXできなかったので明日の帰りにゲーセン寄ってくる。
ついでにREDサントラが猛烈に欲しくなって来たw

参考:YOUTUBEのSphereムービー



終わりのクロニクル話題でもう1つ。

先日も書きましたがとある事情(つかGジェネ目的)でPSP本体を買ったので、
ついでに川上稔さんが脚本を担当されているSLG「戦国封神伝」を購入しました。

グラフィックとかインターフェイスを見た感じ「コンマイ版サモンナイト」という感じだけど
システム的にはどちらかというとスパロボとかに近い印象。
(「応援」システムが精神コマンド、「軍師効果」が小隊長能力みたいな)
まだ始めたばかりですがなかなかプレイしがいがありそうです。

あと、敵キャラの喋り方とかがいかにも川上脚本という感じでちょっと燃えた。
しかし「フジヨシ」ってキャラを何度見ても「フジョシ」と読み間違えます(末期)

とりあえず、主人公は男女から選んで自由に名前を変更できるようなので
こうしてみました↓

V6010080.JPG


はいはいお約束お約束。

また何かおもしろいネタがありましたらこちらの日記でレビューしたいと思います(´ー`)ノ



終わクロ関連でもう1つ思い出したので追記。
先月くらいに行ったとらのあな池袋店2Fにて。
197847729_192.jpg

ファンとしてちょっと嬉しくなりましたw

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カーリー 黄金の尖塔の国とあひると小公女

 

ヴィクトリア王朝時代の面影薫る英国領・インド。14歳だったわたしは、祖国イギリスを離れ、“国王の王冠にはめられた最大の宝石”と謳われた東洋の地で、一人の少女と出会う。オニキスの瞳に神秘的な雰囲気をあわせもつ彼女の名前はカーリー。彼女は、遠い異国の地で出会った、わたしの運命そのものだった―!激動の時代に、イギリスとインドのはざまで揺れる運命の恋を描いた、高殿円のヴィクトリアン・ラブ・ストーリー、遂に開幕。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

インドの英国領にある全寮制女学校に入ったシャーロットは、そこで美しい少女カーリーと運命の出会いをして…という話。

意地悪な継母、高圧的な学校のクラスメイト(しかも縦ロール)、真夜中のお茶会にダンスパーティ…とハウス名作劇場というか小公女セーラというか古き良きイギリスな感じの全寮制学園モノ…かと思いきや、後半は第二次世界大戦の世界情勢とかが絡み合ってきて、予想以上に面白かったです。
今までイギリスで甘やかされて世界情勢など殆どしらなかったヒロインが、カーリーや友人の少女達に影響されて戦争や自国のことを初めとした世界情勢を一生懸命学んでいく姿が健気で印象的でした。

ストーリーも良いんだけど、真夜中のお茶会とか学園生活といった部分が凄く読んでいて心地よいというか…楽しそうな雰囲気が伝わってきた。次巻ではミチル&ヘンリエッタの出番があるかが個人的には心配です。特にヘンリエッタが良いキャラしすぎ(笑)

序盤百合百合した展開にポカーンとしたりもしたのですが、後半の展開を見て納得。難しいと思うけど二人には是非幸せになってもらいたい。続編が明日発売されるようなのでそちらも楽しみです♪


…とまあ、折角なのでたまには腐女子全開・ややネタバレ気味の感想でしめくくってみようと思います。





お手伝いの男の子(名前失念)とカーリーの夜会話(違)に激しく萌えたんですけど(*´д`)=3ハァハァ

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涼宮ハルヒの陰謀

オンライン書店ビーケーワン:涼宮ハルヒの陰謀涼宮ハルヒの陰謀

発売:2005.9
発行:角川書店
[著]谷川 流 [絵]いとう のいぢ
久しぶりの長編。8日後の未来の自分の言い付けで未来からやってきたというみくるとキョンが、朝比奈さん(大)の指令を受けて奔走する話。やはりこのシリーズは長編の方が面白いなあ。

なぜか元気の無いハルヒ、自分の立場に悩む朝比奈さん、少しずつ感情を持ち「人間」として独立していく長門の姿がそれぞれ可愛いです。特に長門の態度・台詞がイチイチ凄く可愛い。「教えない」とかにはかなり悶絶しました。
あと近頃はめっきり鶴屋さんの名脇役ぶりが良いです。単なる異常に勘の良い先輩だとは思えないけど、いつかシリーズが終了してから彼女の正体ネタで1冊出して頂きたい。シリーズ中はちょっと怪しい先輩のままがいいです(笑)

しかし、「消失」以来めっきり空気化していくハルヒの扱いがどうも気に食わない。メインヒロインのはずなのに近頃の立ち位置がすっかり脇役と化しているのも気になります。「ライヴアライヴ」や「雪山症候群」でのハルヒが可愛かっただけにもっと目立たせて欲しい。むしろ鶴屋さんの言うとおり実はメインヒロインはみくる(未来人)と長門(宇宙人)なのか!?そうなのか!?そうだとしたらちょっと哀しいなあ…。
あともはやお約束状態な中盤のだるい展開はなんとかならないものか。未来のタイムパラドックス関係の話題が特に小難しくて良くわかりません。

SOS団の「敵」となる組織の存在も明かされてお話もターニングポイント突入という感じ。今後の展開に期待です。

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