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セイバーマリオネットJ 2.乙女のパワーで超勝利!

[著]あかほりさとる [絵]ことぶきつかさ

ライム・チェリー・ブラッドベリーの3人のセイバーマリオネット達と共に、ゲルマニアの侵攻を食い止めた小樽達は、お祭り大好きなジャポネスっ子たちから喝采を持って迎えられる。一方、小樽たちに敗れたセクサドールズ達はファウストに見捨てられ、決死の思いでジャポネスに向かっていた。同じ頃ゲルマニアのファウストは乙女回路を上回るパワーを持つ“女帝回路”を開発していて…
  個人的お気に入り度数
シリーズ第二弾。ゲルマニアの侵攻を食い止めた小樽とセイバーマリオネット達に、復讐に燃えるセクサドールズとファウストが生み出した新型マリオネットの魔手が迫る、というお話。

色々違いはあるけどアニメとの最大の違いは、ここでティーゲル達が仲間になるということ。アニメ版でどんなに虐げられてもボロボロになってもファウストの事を愛し続けて最終的にはその凍りついた心を溶かしてしまったティーゲルの母性愛には感動しましたが、今思うとここから先、小樽とファウスト二人の間で延々と鬩ぎ合い続ける3人の事を考えるとどちらも同じくらいに厳しい道だなあとか。アニメよりも原作の方が若干大人向けの題材を選んでいるような気がしますね。エピローグで、長屋に戻ったらしれっと花形をこきつかって居座ってる3人がとても素敵。

あと、「ジャポネスガー」の燃えっぷりはいろいろな意味でアニメの方が圧倒的だと思うのですが、こちらのジャポネスガーは二段変形時の展開がヤバイ。ある意味、あのジャポネス城の復活シーンは是非動かしてほしかったような!今読むと必殺技の元ネタとかうっかり理解できちゃって爆笑してしまいました。そして玉三郎と梅幸はのかっこよさは異常。脳内で川村万梨阿&折笠愛ボイスがよみがえってとてもニヤニヤしますよ!!

3巻は各キャラクターに的を絞った短編集。この辺りから大分ストーリーうろ覚えなので、読むのが楽しみです。一度手放してしまったのでまず古本屋で持ってないところ漁らないと読めないんだけどねえ!!


セイバーマリオネットJ 1.これが噂の乙女回路

 

地球からの移民の際に起こった事故により6人の男だけが生き残り、クローン技術によって人口を増やしてきた惑星・テラツー。“女性”は人間を摸した機械・マリオネットの中にその形を残すのみとなり男同士が愛し合う事が普通となったテラツーに暮らす少年・間宮小樽はひょんな事から感情を持つマリオネット達を目覚めさせて…!?

個人的お気に入り度数

Twitterやらなにやらで語っていたらふと読みたくなって再読。男性しかいない惑星に住む少年・間宮小樽が“乙女回路”という人間に近い感情と強力なポテンシャルを持つマリオネット達を目覚めさせ、独裁国家ゲルマニアの侵略から祖国ジャポネスを護る事になるというお話。

中学生で初めて読んだ時はかなり衝撃が大きかったのですが、今読んでもやはりこの巻のファウスト&セクサドールズのやりとりがエロい。直接的な描写もエロい挿絵も殆どないけど、実に淫靡な雰囲気が漂ってます。しばらく、シリーズタイトルのアルファベット(“SMガールズ”)はそのまんまのイミだと信じ込んでた私です。

とにかくギャグとシリアスとエロの切り替えが絶妙で、さっきまでシリアスやってたと思ったら次の瞬間にはギャグで落としてくるような目まぐるしさがなんか好き。特に顕著なのがクライマックスで小樽達がゲルマニアの中央コンピューターを破壊しようとするシーンで、絶体絶命の大ピンチ!から漫才コントばりに緊張感のないやりとりが繰り広げられる展開が大好きでした。

しかし、改めて再読してみると他のラノベと比べても群を抜いて「軽い」な。内容がないという印象はあまりないのに、ちょっと文字が詰まった漫画とほぼ同ペースで読み切れてしまった事が再読して一番強い印象だったり。あと花形のセリフが片っぱしからリアルに子安武人声で再生されてしまい、とても困りました。