“後藤 リウ ” の検索結果 | ページ 2 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:後藤 リウ (15 件 / 2 ページ)

機動戦士ガンダムSEED DESTINY(5) 選ばれた未来

   
原作
矢立肇・富野由悠季

大人気アニメの完全小説化、ついに完結!
プラントとロゴスの戦いは、宇宙に舞台を移し、ジブリールはついに恐るべき大量破壊兵器でプラント攻撃を敢行する! 世界の終わりを目前にキラは、アスランは、そしてシンは、それぞれの思いを胸に宇宙を翔る!!


密かに待ちに待ってた一冊(笑)レクイエム発射?最終回までの内容で、ラストは年末に放送された「FINAL PLUS?選ばれた未来?」に乗っ取ったストーリーになってます。

近作に関しては、あれだけ支離滅裂だったシナリオをよくぞここまで補完してくれたな?…という感じで。私がアニメ版を見たときに説明不足・または不満に思っていた部分を全て上手い事カバーしてくれていたので本当に買ってよかったという感じです。特にシン・ルナマリア・レイ・ミーアの4人の心の葛藤の描写は秀逸だったかと(っていうか、アニメ版があまりにも描写不足だったというか…)特にミーアの最期は心を打たれました。

特にレイが最後までシンを利用したまま逝ってしまった事がアニメ版を見てきた課程で一番許せなかったポイントだったので、最後に二人が(通信機越しでも)語り合うシーンが追加されたのは本当に嬉しかった。あのままでは例え色々と複雑な事情があったにせよ、最後までシンを道具として使い捨てて死んでいったレイと議長を許せそうになかったので(苦笑)

また、特にアスランとカガリの2人は本当に良い関係になったなと思います。恋人である以前に“戦友”であるというか。SEEDの頃の自由奔放さはなくなったけど、最後は女政治家として凛々しく逞しく成長した姿が描かれていて良かった。
同じく前作ヒロインといえば、今回の小説版で初めて今まで好きになれなかったラクスに好感持てましたよ。いや、アニメ版の彼女って(特に種死版では)共感できるどころか「人間らしさ」が徹底的に欠けている気がしてしょうがなかったんですよね…。アニメからは本当に彼女の思うところって伝わってこない気がしてしょうがないんですが、どうでしょう。

最後、密かに一番修正を期待していたオーブでの墓参りシーン。
シンがちゃんと今まで自分の行った行動を見つめ直し、アスランに言われた言葉や「敵と戦う」という事がどういう事なのかちゃんと理解した上で自分の意志でキラの手を取ったという形になっていてファンとしては嬉しかったです。だってアニメ版、本当になんとなーく流されちゃったように見える…。

まあ、とりあえず結論としてはなんで最初からこういう風にアニメでやってくれなかったかな?…ってことなんですけど。
特にキラの最後のあのセリフ(「吹き飛ばしたらまた花を植えるよ」)とか、ちゃんとある程度解説入れないと物凄い誤解生みますから…(というか、そういう意味に受け取れて私は一時本気でキラを許せなかったよ…)




「それでも、記憶の中でステラやマユは、在りし日の微笑をたたえて自分を見る。最後に見た無残な姿ではなく。」

シンが作中で回想した時の二人は、殆どの場合が死んだ時の無残な姿でした。
この文章を読んで、ああ、シンはようやく戦争で負ったトラウマから抜け出す事が出来たんだなと。一人のファンとして嬉しくなりました。

とりあえず、原作アニメに納得行かない人は全巻読みましょう。
…いや、だからなんでアニメでもこういう風にやってくれなかったのかと…orz

あと、議長とレイのカップリングが好きな人も是非。
まさか公式の出版物で意味合いが違うのは判ってるけど「愛してる」って言葉を聞くとは思わなかったよ(笑)


ライトノベルバトン。

カラオケバトン回答したときに
誰かラノベバトン作って回してー」とほざいたら
トラックバック経由で本当に回ってきたので回答してみます。

初めてのトラックバックだよおっかさん!(誰)

■ 所有しているライトノベルの冊数。

コミックバトンでも同じ回答をしましたが数えられるくらいなら(略)
3桁はあると思われ。現在通勤時間の関係上1ヶ月に20冊程度増えてる。
ぶっちゃけもう本棚に入らないという罠。

■ 最近買ったライトノベル。

後藤リウ「機動戦士ガンダムSEED」(角川スニーカー文庫)
スズキヒサシ「ダビデの心臓」(電撃文庫)
種は正直アニメよりも小説版のほうが面白い気がする。
公式同人小説っぽいですが、元々腐女子アニメだからOKなのか。
ダビデの心臓は聞きしに勝る鬱展開で続きが早く読みたいです。

ああ、ラノベ感想書く暇が無い・・・2桁単位で感想書き溜めてます(汗)

■ 好きな、または思い出深い作品5冊。

1.「スレイヤーズ!」(神坂一・富士見ファンタジア)
 初めて買ったラノベがこれ。
 漫画そこのけのノリが当時は印象的だったです。
 あのハイテンションぶりが好きだったので本編の終わり方は個人的には不満。
 スペシャルは・・・序盤は好きだったんですが・・・。

2.「おしまいの日」(新井素子・新潮文庫)
 ラノベに入るか微妙な気がするのですが(新潮だし)
 世間的には新井さんの作品はラノベ扱いらしいので・・・。
 ページが真っ黒に塗りつぶされていたり、特定部分だけ消されていたりと
 その特殊な表現手法に衝撃を受けた作品。
 内容も当時ハッピーエンドばっかり読んでた私にとっては衝撃としか。
 特に本文最終段落が怖すぎです。
 
3.「MOTHER2?ギーグの逆襲?」(久美沙織・新潮文庫)
 MOTHERがBROTHERになっちゃいました
 の1行が忘れられません(笑)
 中学時代、好きすぎて何十回も何百回も読み返しました。
 ゲームのノベライズとしては賛否両論あるようですが、
 ゲームのMOTHER2とは全く違った作品として大好きです。
 今思うと食べ物の描写とか上手かった気がする。ネスバーガーが食べたかった。

4.「ダブルブリッド」(中村恵理加・電撃文庫)
 漫画の延長としてラノベを読んでいた私をはっきり「ラノベ萌え」にした作品。
 数々のグロ描写にビビりつつ、優樹さんの可愛さに萌えた記憶が。
 ハッピーエンドで終わると信じていたので、4巻は本当に衝撃でした。
 最終巻が待ち遠しい作品です。

5.「吸血鬼のおしごと」(鈴木鈴・電撃文庫)
 「フルメタ」「終わりのクロニクル」とこれと、どれにしようかと思ったのですが
 間違いなく衝撃を受けたという点に於いてこの作品に勝るラノベは無いので。
 序盤はほのぼの、そして段々暗く、グロくなっていくあたりは電撃としてはお決まりなのですが

 最後の報われなさは絶品DEATH。

 もうなんともいえないやるせなさの漂う作品でした。
 序盤のほのぼの雰囲気が好きだった人間としてはどうも。
 読んだ後一晩ショックで立ち直れませんでした。

 「好きな」ラノベでこれを挙げるのは聊か間違っているかもしれませんが
 ある意味これほど衝撃を与えた作品は私の人生に未だ存在しないので
 なんか入れなきゃいけない気がしたんで。

■ 気に入っている、または思い入れのあるキャラクター5人。
基本的に1作品につき1キャラで行きます。

1.相良宗介(フルメタル・パニック!)
 かなめとどっちを取り上げようか真剣に悩むのですが?・・・。ツンデレっ娘萌え。
 本編の無口でかっこよい宗介と、外伝のマヌケでヘタレな宗介のギャップが溜まりません。
 後半から本編も妄想激しくなってきましたが。
 アルとのかけあい漫才も好き。

2.佐山・御言(終わりのクロニクル)
 風見にするか京にするか悩んだんですが(笑)
 佐山に関してはどんどんいう事が「いや、お前悪役違うだろ?」になってきましたが
 全竜交渉で展開されるあのヘ理屈と各話終盤の演説(?)が死ぬほど好きです。
 確かにあれは正義ではなく「悪役」のかっこよさだとおもう。
 新庄に関してはてんでダメ男なところも好きだ!(笑)

3.鈴藤小槙(消閑の挑戦者)
 普段のボケボケ少女っぷりと、垣間見せる天才少女ぶりが秀逸。
 春野くんとの漫才振りも好きです。というかこの作品自体が好き。
 同じシリーズだと森野イズミも偉いインパクトあるキャラでした。
 あといるる姉さんが好きだ・・・!

4.ケイン・ブルーリバー(ロストユニバース)
 今時現実どころかフィクションの中にもなかなか居ない、真っ直ぐな正義漢タイプ。
 最近見かけなくなったタイプですが、たまらなく好きです。こういうタイプ。
 マントとか変なポリシー持ってるところもポイント高し。
 同理由でガウリィ(スレイヤーズ)とか上条当麻(とある魔術の禁書目録)も好きです。

5.片倉優樹(ダブルブリッド)
 太一朗も好きなんでどっち選ぶか悩んだんですが!
 実は寂しがりやとか微ツンデレ属性とか仲間思いとかたまらんです。

■ 気に入っている、または感銘を受けた台詞。

 「服務規定違反は重々に承知しています。その事については反省しています。
  でも自分は、自分のした事に微塵も後悔していません」(ダブルブリッド・山崎太一朗)
 その章のタイトル「後悔しない男」とあわせまして。

■ 次にバトンを渡す5人(以上でも以下でも)。

 特に思いつかないというか知り合いにラノベ好きがあまり居ない(苦笑)
 割とうちのラノベ話題に反応してくださってる霧崎さんにMusicBattonのお返しで回してみます。


小説版機動戦士ガンダムSEED DESTINY1〜2

   
原作
矢立肇・富野由悠季

再び戦乱に翻弄される少年たちの運命は……大ヒットガンダムシリーズ、完全小説化!
C.E.(コズミック・イラ)73。ザフトと地球連合の戦いが停戦して2年が経った。カガリと共に中立地帯のプラントを訪れたアスラン・ザラは、そこで開発中だった三機の新型ガンダムが何者かによって奪れるのを目撃する! ガンダム強奪犯追討のため出航する、ザフトの新造艦ミネルバ。だがそれは、新たな戦乱への幕開けに過ぎなかった──。

本当はSEEDよりもこっちを先に読んでいたという罠(笑)
全体的な印象・感想はSEED小説版とあまり変わりませんが
DESTINYは毎週見てるにもかかわらず同じ感想という事は
やっぱアニメ版ってちょっと説明ぶs(強制終了)

インパルスが何故合体するのかとか何故時々色が違うのかとか
今まで全く判らないまま見てたので凄く参考になりました。
どれだけ自分が適当に見てたかって証拠だなあ。
まあ今更教えてもらってもシンはデスティニーガンダムに乗り換えちゃいましたけどね!!

SEEDもそうなんですがキャラクターの心理描写がちゃんとされているため
私なんかはアニメ版より小説版のほうが萌えたかも。
というか2巻以降のシン→アスランな心理描写に萌えました。
個人的にアニメでも一番萌えたシーンなんでっていうのもありますが。
あと、アニメ版だとカガリの行動にシンと一緒にやきもきしたものですが
この辺は上手く解説してくれたかなーっと。

1巻で現在の自分に焦燥するアスランの心理描写が凄い好き。

あと西川ファンとしてはハイネの最期が書き直されてるのは涙モノです。
アニメ版の死に方はギャグにしか見えなかった。
ちゃんとフェイスらしく、かっこいい死に方になってます。よかったよかった。

現在2巻ってことで、丁度ハイネが殉職したあたりまでー。
SEED小説版も面白かったし、ここからアニメで相当萎えた部分に突入なので
個人的には萌えるフォローを期待しております。


機動戦士ガンダムSEED DESTINY(3) すれ違う視線

   
原作
矢立肇・富野由悠季

少年たちの想いを、戦争という運命が無残に引き裂いていく……慟哭の第3巻!
ダーダネルスの戦闘において突如、参戦したフリーダム。その介入によって、ミネルバは思わぬ犠牲者を出すこととなった。キラたちの行動に納得できないアスランは、単身アークエンジェルとの接触を試みる。一方、ザフトのエースパイロットであるシン・アスカと地球連合軍“ファントムペイン”所属の強化人間であるステラ・ルーシェは、互いを敵と知らぬまま出会い、心を通わせていくのだった……。

ステラが死ぬまでということでアニメでは自分的にはかなりだれだれだった
部分なのですが、普通に面白かったです。
流石だと思いました。
トダカとシンの繋がりが描かれていたのが個人的に嬉しい。
あと、シンがアスランを見下した真の理由も…。

あのあたりの展開でシンが嫌いになったアスランファンの皆様は
是非ともあの小説を読んでいただきたいです。
大分怒りが緩和されると思います…
てか最終回迎えて、アスランファンのシンへの冷たい反応が本当に辛いので
出来れば皆読んでほしいなー…。
あれ読んでも納得行かないなら思う存分嫌えばいいよ。

後はアウルの死亡シーンが大幅加筆されていたのが嬉しかったです。

本編に対するコメントはこのくらいなんですが、
後は小説版の解説に対するコメント。
この巻で書かれたのかどうかは良く覚えていないのですが
アニメでは長々とやってると面白くなくなるので心理描写は少な目って
発言があるんですけど…

個人的にアニメ版では小説版を読まないと理解できない部分が多すぎ、
小説と併せて読まないと製作者の意図は理解できない作品になってる気がします。
そんな作品を「完成したアニメ作品」と呼べるんでしょうか?

昨日の最終回を見て、本気で呆然としました。
あまりの出来の悪さに叫びたくなりました。
(元)主人公の放置プレイ具合に涙がこぼれそうになりました。

正直DVDのオマケ40分ごときで補完が出来るとは微塵も思っていないので
小説版の今後のフォローに期待します。


機動戦士ガンダムSEED DESTINY(4) 示される世界

   
原作
矢立肇・富野由悠季

シンVSキラ、死闘を制するのは……激闘の第4巻!
戦争を闇から演出する組織ロゴスに対し、ついに宣戦布告をしたプラント最高評議会議長デュランダル。その声明に世界は衝き動かされる。だがその陰では、戦火を拡大させる脅威としてアークエンジェル討伐の特命がミネルバに下されていた。フリーダムによってステラを喪い、復讐の機会を待ち望んでいたシンの瞳が、赫く燃えあがる──!

ステラ死亡、キラ撃破?インフィニットジャスティス登場のあたりまで。

後半はアニメを見ていてもずっと萌えまくってた辺りなんですが
もうやばいね、この小説。

アスランがシンのこと心配しすぎで。

キラが撃墜された後の口論すら後藤さんにかかればアスランがシンを心配した結果という事に!この読書日記ではできる限り腐女子発言しないよう頑張ってましたがもう我慢できません(笑)
AAにいってからも、議長に言いように使われているシンを必死に説得しようと思い悩むアスランの姿はまるで悪い大魔王に許婚を攫われたヒーロードラマの主人公のようでした。( ご め ん な さ い …)

いやまあ、腐女子発言はこの辺にしておいて(笑)
本当にこのままのアニメ展開だと、シンってAA側には雑魚扱いされ、議長とレイには捨て駒扱いされ、ルナマリアとも微妙だし…で、ほんとどうしようもない扱いを受けていたので、こんなにシンのことを心配してくださる人がいたことが純粋に嬉しかったです、1人のシンファンとして。

その他、アニメから改善されてた事といえばスティングの死に様。
前巻でアウルが半ば予想した通りの結末を迎えてしまったスティングが本当に哀れ。
それだけに、最期アウル・ステラがお迎えに来る場面が本当に嬉しくて。それでも2人のことを完全に思い出す事は出来なかったスティングが可哀相で…。
連合3人には、天国ででも幸せになって欲しいです。

また、AAに行ったネオがステラたちのことで思い悩んだり、シンとの約束を守れなくて思い悩んでくれたのは物凄い嬉しかった。特にネオに関しては、ステラ達やシンの扱いを考えると、思い悩みもせずにあっさりマリューさんとよりを戻してしまわれるのはマリューさん好きとしても複雑だったのです。


兎に角、あらゆる意味で良くぞここまでアニメをフォローしてくれたな!という感じなのでアニメに納得いかなかった方は是非ご一読を!!特にアスランとシンの凸凹コンビ(カップリング?(笑))が好きな方は絶対読んで欲しい一冊です。