ページ 65 | 今日もだらだら、読書日記。

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やましいゲームの作り方

 

「人生はゲームだ」そんなセリフをどこかで聞いたことがある。ゲーム制作を生業としている俺には、ある種味わい深い。俺の人生は、といえば結構いいかげんだったわりには、イージー寄りのノーマルだった。過去形なのはエンディングを迎えたから。現在、自分の葬儀の真っ最中。だけど明らかにおかしな点があって…俺はどこに出しても恥ずかしいアラウンドフォーティ、略してアフォのおっさんだったんだが、なぜか今はティーンエ―あ、息子が『身体を返せ』と叫んでいる。予想外の展開から始まる新感覚のPCゲーム業界物語。 (「BOOK」データベースより)

 息子を庇い、交通事故で亡くなったエロゲライターの龍介。ところが何故か息子の忍の身体に乗り移ってしまっていた。息子の身体を使い、訪れた元職場で結果的に途中で投げ出す羽目になった仕事がのっぴきならない状態になっているのを知った龍介は忍を説得し、彼の身体を使って投げ出してしまった残りのシナリオを書き上げようとする。

 もうちょっとエロゲ制作側に物語の荷重が傾くものかとおもったら、学園生活部分もかなりおおくて、半々な感じ。とある事情から父親の仕事にどうしてもいい感情を抱けない忍が父親の仕事を直接見ることで少しずつ考えを変えていくのがとてもよかったです。クライマックスでの言葉には震えた。

 エロゲ制作側にも様々なドラマがあってそちらも凄く面白かったんだけど、学園でのあれやこれやとエロゲ制作部分の両方に同じくらいの比重が置かれているせいかどっちも若干盛り上がりに欠けるように感じました。いや、どっちにもちゃんと見せ場はあるし、すごく面白い展開だったんだけど……うーん?

 実は大の○○○好きっぽいヒロインや、龍介いつ成仏するんだとか、色々と美味しい所は続編でという感じなので、続刊を楽しみにしたいとおもいます。

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読了記録まとめ[2012年12月分+2012年総括]

12月の読了冊数は5冊でした。安定のコミケ前後クォリティ。

2012年の読了冊数

年間まとめ記事の方に載せなかったのでこちらに。
 2012年 1月: 6冊 [まとめ] 2012年 2月:22冊 [まとめ]
 2012年 3月: 8冊 2012年 4月: 2冊 [まとめ]
 2012年 5月:21冊 [まとめ] 2012年 6月:13冊 [まとめ]
 2012年 7月: 5冊 [まとめ] 2012年 8月: 6冊 [まとめ]
 2012年 9月:12冊 [まとめ] 2012年10月:13冊 [まとめ]
 2012年11月:12冊 [まとめ] 2012年12月: 5冊
合計:125冊

去年よりは多かったです…

2012年12月の読書メーター

読んだ本の数:17冊 / 読んだページ数:3253ページ

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2012年に面白かったライトノベル10選

 あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

 新年の恒例行事ですが2012年に読んだライトノベルから面白かったものをカテゴリごとに10作品にまとめてみました。腐女子に特にオススメしたい編と2作に分けた時期もありましたが、なんか実際まとめようとしたところ普通に全作品女子にお勧めしたかったという現実が発覚してしまったのでやめました。全部女子にも読んで欲しいです読 ん で く だ さ い。

 件数を絞った関係で毎年しつこく推してる感のあるシリーズは除外しましたがそちらは年度関わらず常にお勧め&読んでくれるかたを随時募集しておりますので宜しくお願いします。バカテスとか生徒会の一存とか死神姫の求婚は流石にしつこいとおもったので!でも好きなので!!!よろしくおねがいします!!

 なお、書影は私が読んだところまでなので実際はもっと先まで巻数が出ている可能性があります。

この友情に萌えた!編


大樹 連司「ボンクラーズ、ドントクライ」(⇒感想
そんな彼を裏切る算段を僕は立てている。たかが、桐香なんて存在のために。
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 最初は片田舎の男子高校生2人の『ごっこ遊び』でしかなかった特撮映画制作。それは都会からやってきた少女の加入により現実味を帯びたものとなっていく。完成に近づいていく映画とともに、主人公は掛け替えのない相棒との『友情』と恋した少女への『恋慕』の間で揺れ動くことになる。
 ゆっくりとした時の流れる田舎での文化系部活動を中心に据えた主人公達3人の青春具合も大変良かったのですが、やはり友情と恋愛の間で揺れ動く主人公の葛藤が大変たまりませんでした。

野村 美月「ヒカルが地球にいたころ…」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「もし、ぼくが殺されたって言ったら、きみはぼくを殺した犯人をつかまえてくれる?」
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 見た目の怖さから周囲に敬遠されている是光に声をかけてきた学園一のモテ男・ヒカル。「頼みごとがある」という彼は、肝心の頼みごとを口にする事なく事故で亡くなった。彼の葬式に出向いた是光の元にヒカルの幽霊が現れて……。
 殆ど他人といってもいいヒカルからの『たのみごと』を、取り憑かれているとはいえ親身になって解決しようとする是光の不器用な優しさと、是光をヒーローと仰ぎ、自分にはないなにかを見出して憧憬するヒカルの関係性がたまらない。ツンデレヒロインの式部さんもめちゃくちゃ可愛いのですが、生前は全く別の人生を歩みながらそれぞれの理由で友達というものがまるで出来なかった二人の友人関係にときめきがとまりません。ヒカルの死に関する謎も提示され、今後が楽しみなシリーズ。
 ……今年こそ最新刊までおいつきたいです。

裕時 悠示「踊る星降るレネシクル」(⇒感想:1巻 / 2巻 / 3巻 / 4巻
「バカ野郎。カッコつけんじゃねえよ」「いいじゃないか。これが俺の愛さ」
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 とある理由から戦う事を避けている主人公・レンヤが、幼馴染を追いかけてやってきたミカホシ学園。そこは個性が生み出す異能力を持って戦う“ミカホシランキング”で全てが決まる学校だった。“御三家”のみそっかす娘・すまるになつかれ、彼女の師匠となったレンヤだが……?
 個人的には「俺修羅」よりはこっちのほうが好きだ…。典型的な現代を舞台にした異能バトルモノなんだけど、ひきこもりでも極めれば強い!みたいなバラエティ豊かな異能力と、割と王道ド真ん中なアツい展開が楽しくてたまらない。レンヤを巡る三角関係+αなドタバタも楽しい。そして“愛”することで異能を発揮する(=自らの愛情が能力に起因するものか本当のものかが分からない)、すまるの幼馴染で主人公の友人の乾闇鳴の設定が美味しくてたまりませんでした。4巻は大変良い親友回でありました……裕時先生、俺修羅もいいけどこっちの5巻も早めにお願いします(切実)

この関係性に萌えた!編


夕鷺 かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「みなさま、ご機嫌麗しゅう。……夫を返してもらいにまいりましたわ」
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 顔がそっくりな自国の王女・シレイネの身代わりとして隣国の「毒龍公クロウ」に嫁いだ庶民の娘・フェル。上手い事仲をこじらせて離婚してしまえば一攫千金!と美味しいバイトだと思っていたのに事態は思わぬ方向にばかり転がっていく。フェルは無事に期間内に離婚できるのか!?
 悪い噂ばかりが先にたつ王族の元に政略結婚で嫁いで云々というある意味少女小説では王道な展開なんだけど、どう考えてもお互いに悪くは思ってないはずなのに、素直に好意を表現出来ず独占欲ばかりが先走るクロウの不器用なドSっぷりと、恋愛感情に疎くてクロウの行動に振り回されながら時折ぽろっとむきだしの好意がぽろっと顔をだすフェルの関係がおいしすぎてもうわたしは。そしてフェルがいちいち男前すぎていくら床ローリングしてもたりない。フェルの母国にも色々と裏がありそうでそちらの展開も楽しみなんだけど、とりあえず壁ドンは正義。

榎宮 祐「ノーゲーム・ノーライフ」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「だから俺は、『人類』を信じない」「だがその『可能性』を信じる」
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 2人で1人の無敵の凄腕ゲーマー兄妹“空白”。天才故に人間社会に馴染めず、引きこもりになっていた2人はある日、ゲームの勝敗で全てが決まる異世界に召喚される。16種族で国取りゲームをするその世界で、ゲームから脱落寸前の“最弱”人類種の王となった2人は異種族達への侵略を開始する。
 人の機微と人心を掴む事に長けた兄の空と、幼くして過ぎるほどの豊富な知識を持ち冷静な判断力で物事を見据える妹の白。紛うことなく“天才”であるがゆえに2人揃えば最強であり、同時に2人でなくては何も出来ない(まともな生活すら送れない)という共依存具合が大変美味しい。……のですが、2人にゲームでまけて“空に恋する”という命令を強制させられてしまった不遇の元人類種王女・ステファニーの弄られっぷりが正直たまりませんもっとあの娘辱めて!!ください!!!ただし健全の範囲で!(※ただしボーダーラインはToLOVEるやチャンピオンREDいちごである)
 人間の存亡を賭けた国取りゲームですら碁盤の事のように弄ぶ2人の無茶苦茶さと、それとは対象的に報われない天才を捨て置けない真摯な想いがたまりません。

湊 ようこ「氷雪王の求婚 〜春にとけゆくものの名は〜」(⇒感想
あの時ああしていれば、なぜ自分はこの時こうしてしまったのか。彼女の後悔は尽きない。それは私も同じだ。
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 恋人と引き裂かれ、皇帝エドリックの元に嫁ぐ事を強いられたアイリス。『氷雪王』との異名を持つエドリックは色々と曰くつきの人だった。妻を妻とも思わない態度に憤っていたアイリスが、少しずつ2人は夫婦らしくなっていく。その先にまつ、悲しい運命も知らずに。
 仲良くなってからはただの夫婦でなく、后妃として時には夫の力となり、2人で新しい国づくりをしようと邁進する2人の姿にときめきがとまらないんだけど、並行して語られる物語のはるか先、未来からの視点が指し示す二人の悲しい結末にゾクゾクさせられる。可愛らしい表紙からは想像も出来ないようなかっちりした中世ファンタジーロマンスで、男性女性問わずにオススメしたい一冊でした。

渡島 健康 「魔王様げ〜む!」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想
「さあ、いつも生意気なその口から、今日は違う声色を聞かせてもらおうかな」
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 魔王ディンゴを倒しに行ったら魔法で性転換させられ、魔王直属のメイドにされてしまった勇者レイモンド(メイドとしての名前はレモンちゃん)。世の全ての女性を愛し、メイド全員を平等に愛すると豪語する稀代の女好きっぷりとセクハラだらけの行動に最初は反感ばかり覚えていたが、女としての生活に慣れてくるにつれ案外仲間想いで為政者としても優秀なディンゴに悪い気はしなくなってきて……。
 レーベルごとお亡くなりになって未完のまま終わると思っていたらなんとか3巻が出ました(ただし電子書籍オンリーだ)。メインとしてはディンゴとレモンの関係性を主軸に据えたハーレム内エロコメなんだけど、主人公のレモン(レイモンド)が男としていつか越えるべき相手としてディンゴの背中を追いかけながらも、同時に1人の女としてディンゴに惹かれていくという相反する感情の間で揺れ動く姿が溜まりません。続きが書けなくも無い終わり方だったので、別レーベルに拾い上げとかでもなんでも続きが出てくれないかなあ……

このキャラクターが美味しい!編


竜ノ湖 太郎「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想 / 4巻感想
「君は、この世界が好きなのか?」「ああ、大好きだぜ。一生涯を腐りながら過ごしてやれる程度にはな」
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 子供達3人は異世界からの「世界の全てを捨てて“箱庭”にこられたし」という招待状を受け、異世界へと召喚される。たどり着いたのは“ギフトゲーム”と呼ばれるゲームの勝敗が全てを決める世界。異世界にあっても特出した能力を持つ“問題児”達は様々な理由から、弱小ギルド“ノーネーム”に力を貸し、魔王を倒す事を決意する。
 チート能力を持った主人公3人が異世界の世界を舞台に所狭しと暴れまわる爽快感がたまらない!3人とも、ただ“問題児”なのではなく、様々な理由から元の世界で本気を出しきれなかったり不幸な境遇にあったり鬱屈を感じたりしており、過去の体験を引き金にした彼ら自身の信念に正直な姿が好感持てる。特に、3人の中でも更に特出した能力を持つ少年・逆廻十六夜の過去から現在に至るまでの物語が最高でした。常に「本気」を出す事を制限され、世界を愛した故に自ら腐って生きる事を決意した少年が自分の本気を存分に出せる世界にやってきて、暴れまわる姿には色々な意味でニヤニヤがとまりません。

大間 九郎「オカルトリック」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「玉藻、私と二人で、幸福になろう」
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 狐憑きの少年“玉藻”は超絶美女でちょっと不思議な引きこもり探偵の“ねえさん”に愛されつつ(こきつかわれつつ?)、オカルト探偵の助手をやっている。ある事件をきっかけに、女子力高いテンション高い系メンヘラ・イソラと出会う。3人がそれぞれの愛と幸福を捜し求める物語。
 自ら消えたいと願った少年と、その少年を護ろうと必死になった“狐”の奇妙な物語。過去話から透けて見える玉藻とねえさんの共依存関係がおいしすぎる。あと玉藻の非処女主人公という設定はもうちょっと売り出してもいいとおもいます!!読み終わってみれば愛と幸福を追い求める登場人物たちの熾烈な生き方が焼きつくかのような、不思議な読み味の物語でした。しかし、色々な意味で物語内のインパクト大賞を選ぶなら最強メンヘラ・イソラたん以外になにもない感。

かじい たかし「僕の妹は漢字が読める」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想 / 4巻感想 / 5巻感想
妹こそが、文学だ。
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 萌えで支配された23世紀。漢字は退廃し、文字はひらがなだけになり、文学界では実妹派か義妹派かがアツく議論される未来の日本に住んでいるイモセ・ギンは憧れの作家オオダイラ・ガイの家を訪問する。その先で21世紀の日本に飛ばされてしまって!?義妹に実妹、年の離れたロリ妹にロリジジイにおっぱい担当の21世紀ヒロインに囲まれて、23世紀で作家を志す少年が少しずつ成長していく物語。
 1巻の頃は主人公の空気読めない発言にイライラしたこともありましたが、そんなギンが過去の人類や未来の人類をはじめとした様々な思想を持つ人間と出会い、ゆっくりと成長していく課程が大変美味しかった。文字文化が未来に向かうにつれ少しずつ簡略・退化していくさまは微妙にないようにみえてありそうな気もして、SF小説としても大変面白かった。
 しかし、正直一番のみどころはそんなことよりクロハのフトモモだとおもうわけです。私はこれで黒ストに目覚めました!!

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ノーゲーム・ノーライフ2 ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目をつけたようです

 

ニートでヒキコモリ、だがネット上では都市伝説とまで囁かれる天才ゲーマー兄妹・空と白。“神”を名乗る少年に“ゲームで全てが決まる世界”に召喚された二人は、またたく間に人類種の王座につき、異界の知識で内政を固め次の獲物を狙っていた。『東部連合』―世界第三位の大国。獣人種…つまり獣耳少女の国。「よしそれだその楽園は俺のもんだ獣耳っ子達を征服しに行くぞッ!今!なう!」「心が読める相手にどうやってゲームする気ですのよ!落ち着きなさいな!!」ついに異種族とゲーム開始―。“最も新しき神話”の人気ファンタジー第二弾。 (「BOOK」データベースより)

 2人で1人の凄腕ゲーマー兄妹“空白”がゲームで全てが決まる異世界へ呼び出され、16種族をあげた国取りゲームに乱入するシリーズ第二巻。今回は、ひとまず人類種の王座についた2人が新たな仲間を得たり、異種族への侵攻を狙うお話。

 とりあえずしりとりが壮大すぎて噴出すしかなかった。やってることは基本的にあの「しりとり」なのに派手すぎる!!そして高度な知能戦すぎる。他人の考えを読んで一歩先を行く空と芳醇な知識から冷静に答えを導き出す白、2人で1人な“空白”の戦い方や強さの秘密が透けて見えるような一戦でとても面白かった。

 世界の覇権すら碁盤上の事と弄ぶかのような一見冷徹かつ破天荒な行動の裏で、自分の妹と同じように持ちすぎたが故に理解されない“天才”が正等に評価されない事が許せない空の行動に胸が熱くなる。実際、空自身も一種の天才であることは疑いようがないとおもうんだけど、妹という存在以上に白という存在に救われ、そして憧憬する姿が印象的でした。そして彼のような存在が表れる事を見越して、ゲーマーとしての才能自体は皆無であるステフの父親が打った一世一代の大博打がやばい!!彼も、空や白と同じような「理解されない天才」だったんだなあ。

 ゲームの内容がわからないケモミミっ子もとい獣人種に対して空が打った手がまさかここで終わるとは思えないんだけど、あまりにも最後の展開が衝撃すぎてとにかく3巻早く…!!ステフは今回も盛大に虐げられていて大変良い泣かせたいヒロイン具合でした。

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STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 変移空間のオクテット(1)

   
原作
5pb.×ニトロプラス

8bit時代を彷彿とさせる内容で話題を呼んだPCゲーム「STEINS;GATE 変移空間のオクテット」が、ノベライズに“変移”して降臨!果てしない“戦い”の末、「シュタインズゲート」の世界線に到達した岡部倫太郎のもとに届いた一通の「Dメール」が、凶悪なる混沌の招来を告げる―!想定と妄想の狭間に揺蕩う世界線で、岡部倫太郎…いや“狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真”の“戦い”が再び始まる。 (「BOOK」データベースより)

 シュタインズゲートの番外編的ゲーム「変移空間のオクテット」のノベライズ。

 元のゲーム自体が昔ながらのコマンド入力での不自由さ・自由さを愉しむのが主体な感じの物語で、どちらかというと物語としての重厚さとかは一切無く、お使いにお使いを重ねて謎解きをしていくタイプのゲームなのでこれをこのままノベライズしてしまうことに意味があるのだろうか…。原作ゲームプレイ済だと面白味が無いし、プレイしていないひとにとってはその後ゲームをやった時の楽しさを奪うだけな気がして。うーん、「猫がいっぱいいて通れない」とかそういうコマンド総当り式ADVにありがちな不条理メッセージまで再現する必要はあったのだろうか。

 1巻はほぼ忠実に原作ゲームのシナリオをそのままにして結末だけを変更し、2巻では“オクテット”の世界線から更に分岐した別の世界線での物語をやるみたいです。だとすると多分オリジナル展開になるはずなので、そちらの物語に期待したい……かなあ。

 個人的に、クライマックスでのナイトハルト&岡部のやりとりが好きだったので、そこだけピンポイントで削られたのが本当に残念で……2巻のクライマックスでそちらもやってくれるといいなあ。

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魔法少女育成計画 restart(後)

 

ひたすらに激化していく、囚われの魔法少女たちによる生き残りゲーム。残酷かつ一方的なルールの下で、少女たちは迷い、戦い、一人また一人と命を落としていく。警戒すべきは姿の見えぬ「マスター」か、それとも背後の仲間たちか。強力無比な魔法が互いに向けられる時、また一人新たな犠牲者が生まれる――。話題のマジカルサスペンスバトル、第二幕の完結編! 最後まで生き残る魔法少女は、いったい誰なのか!?

宝島社様より献本をいただきました!
 仮想ゲーム世界に呼び出された16人の魔法少女達が否応無しに生死を掛けた理不尽なゲームに挑まされる、シリーズ第二幕完結編。

 生き残るために結束した魔法少女達が魔王城に踏み込んだ辺りで「このままじゃ終わらないんだろうなあ」とおもったらその後が酷かった!意味深にショップで売られる、明らかに○○戦を装丁された武装や魔法少女の中に潜む“裏切り者”。最後まで誰が倒すべき魔王なのかわからないまま理不尽な戦いや不慮の事故で死んでいく魔法少女達。魔王側にもそれぞれの事情があって、一言に「悪を倒して平和になりました」では終われない後味の悪さがもうなんというか……やっぱり今回も安定のエグさだよ!!

 そして、物語の裏には倒された今もなお魔法少女達に歪んだ因果を生み出し続ける“彼女”の影が。コミカライズも始まるようだしこのままでは終わらないというか、この設定を使えばバンバン続編だせそうな終わり方でしたね。それにしても成長したスノーホワイトがかっこいい。個人的に現在の彼女視点の物語もまた見てみたい。

 後半もやっぱりキャラクター的にはプフレお嬢様とシャドーゲイルのコンビが萌え的に最強すぎるわけですが(プフレの終盤の発言はもう燃え滾るしかなかった)、前編でうじうじしっぱなしでもどかしかったペチカが少しずつ成長し、以前の無念を晴らす展開が物凄く良かったです。最初いらない子扱いだったペチカのPTメンバーが皆ペチカのことが大好きになっていく展開も美味しかった。あと、最初はラピスのことを五月蝿い子としか思って居なかったディティック・ベルが、最終的に彼女に想いを託すという関係性も凄く好きでした。

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ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです

 

ニートでヒキコモリ、だがネット上では都市伝説とまで囁かれる天才ゲーマー兄妹・空と白。世界を「クソゲー」と呼ぶそんな二人は、ある日“神”を名乗る少年に異世界へと召喚される。そこは神により戦争が禁じられ、“全てがゲームで決まる”世界だった―そう、国境線さえも。他種族に追い詰められ、最後の都市を残すのみの『人類種』。空と白、二人のダメ人間兄妹は、異世界では『人類の救世主』となりえるのか?―“さぁ、ゲームをはじめよう”。 (「BOOK」データベースより)

 榎宮さんというと以前読んだ漫画があまり肌に合わなかったので敬遠してたんだけど、このラノやらなにやらで物凄く評判が良かったので気になって購入したら……これは面白かった!引きこもりのゲーマー兄妹“空白”が、全てがゲームで決まる異世界に召喚され、人類を含み16種の知的生命体間で行われている“国取りゲーム”に参加することになるお話。

 人の心の動きから様々な事を読み取る兄、高すぎる知性で様々な事を見通す妹。一見無敵に見える二人が強敵とのゲームを勝ち抜いていく様は見ていて爽快なんだけど、文字通り「2人で1人」な二人の唯一の弱点に、これまで2人が受けてきた様々な傷が垣間見えて。強者であると同時に“弱者”として様々な傷みを受けた彼らが国取り合戦から脱落寸前の人類種を纏め上げていく様がたまらなくよかった。

 そして人類種の元王の娘にして多分ヒロイン?なステフが可愛いのなんの。路銀に困った空がとある勝負に勝って交わした“誓約”により行動どころか感情まで強制され、強制的に沸き起こる感情に振り回されながらも同時にそれとは別のところで空に惹かれていく様子が可愛すぎる。これは巻を重ねたらきっと自分の感情が自分自身のものなのか強制されてのものなのかわからなくて悩むんだろうなあと思うともう今からワクワクが止まりません!そしてメイド服のやりとりで悶絶しましたステフ可愛いよもっと辱めたい。

 スレイヤーズ世代的にはなんだか懐かしい、厨二ワードにルビ点満載の文章に読み始めは戸惑いを感じたけど、良い意味で全盛期の富士見ファンタジア作品を思わせるはちゃめちゃファンタジーでした。これは続きが楽しみ!!

 しかし、あとがきの使い方がまさに作家挿絵兼業でなければできないなあという力技ぶりで、とてもニヤニヤする。ラノベにありがちな挿絵と本文の齟齬もなくバッチリと合っていて、そりゃあ同じ人が書いてるから当たり前なんだけど、そういう意味でも素晴らしかったです。

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僕と彼女のゲーム戦争4

 

前回の雪辱を果たそうと、ライバルの駿河坂学園電子遊戯研究部から挑戦状が届く。部長・天道をはじめとした現代遊戯部の面々は、その挑戦を喜んで受け、決戦へ向けて動き出す。岸嶺も猛特訓を始めるのだが、思うように上達しないことに不安を覚え、ある決心をする。それは、強者どもが集まるというゲームセンターでの武者修行なのだが…。(「BOOK」データベースより)

 前巻の展開を受けて、ライバルの駿河坂学園電子遊戯研究部との格闘ゲーム対決をすることになった岸嶺達。チーム戦とはいえ、個々の技量が試されることになる格闘ゲーム対決という事で、一番の初心者である岸嶺の特訓をはじめるが…というお話。

 まるまる1冊「ストリートファイター」回。プロゲーマー監修による、格ゲー脱初心者講座は確かに役に立つし、面白いと思うんだけどもうこれラノベというよりもラノベ調の格ゲー技術解説書だよなーという気持ちがどうしても。ライバル校の面々との手に汗握る攻防や敗北展開など、物語上は凄くアツくなるお話だったのでもうちょっとこの解説部分をすんなりまとめてくれないものかと思ったのも一度や二度ではありませんでした。

 でも同時に、この解説部分なしにいきなり「EXセビキャンからコアコパに繋いでうんぬん!!」みたいなことやられたら本を壁にぶんなげるレベルだったとおもうし、格ゲーみたいに歴史もあってファン同士の暗黙の単語とかあるとこのくらい解説がないと仕方ないんだろうなあ……

 次巻はまた色々なゲームをやっていく3巻までの流れに戻るそうなので、次巻を楽しみにしたいです。

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読了記録まとめ[2012年11月分]

11月の読了冊数は12冊でした。

今月読んだ漫画

お金がないっ 1 (バーズコミックス リンクスコレクション) 何故か「お金がないっ」のコミック版とか今更読んでた。受があまり好みじゃないので原作は1巻しか読んでないんだけど、コミック版は1巻がこういう漫画には珍しく攻視点で、受視点の小説版を読むと凄いコワモテのドSにしか見えない攻が実は内心ものすごい残念なことになってたのが本当に面白かったんですけど2巻3巻くらいからは普通に受視点になってしまったのが大変残念でした……ずっと1巻のノリで原作小説とのギャップを楽しめる構成にして欲しかったけど需要なかったんだろうな。でも、こういう話を攻視点から読めるのって珍しい気が。本編は一言で言うとストーカーと犯罪者多すぎワロタ
紫色のクオリア 1 (電撃コミックス)  あと、「紫色のクオリア」のコミック版2巻が大変良いものでした。「紫色のクオリア」原作ファンとしても楽しめるし、同時に「綱島志朗」のファンとしても楽しめるのが凄い。自身が深く関わって生まれた作品だからという事も大きくあるんだろうけど、メカ・SF・鬱展開・百合そしてエロと色々な意味で綱島さんの強みが全開のコミカライズなんですよね。原作は敷居が高い…と思ってる人にオススメしたい。あと天条かわいい。

2012年11月の読書メーター

読んだ本の数:22冊 / 読んだページ数:4789ページ
お金がないっ  3  (バーズコミックス リンクスコレクション)お金がないっ 3 (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

雪弥どんだけ魔性だよ!!異性一人もいないのに同性に惚れられすぎでふいた。しかもっていうか監禁だのゴーカンだの盗聴だのが普通にでてきて周囲犯罪者の巣窟すぎてすごい。

読了日:11月1日 著者:香坂 透

お金がないっ (4) (バーズコミックス リンクスコレクション)お金がないっ (4) (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

ストーカーの変態に襲われたと思ったら助けてくれた人もストーカーの変態だった。な、なにをいってるのか解らないと思うが俺にもry。狩野とこの事件の犯人、よくストーキング中に出くわさなかったなと心底どうでもいいことが気になってしまった。しかし、1巻読んだとき狩野の残念なヘタレドS視点が多くてそこがめちゃくちゃ面白かったのに2巻以降はすっかり普通に雪弥視点だなあ…(多分普通の読者が求めてるのそこじゃないからな)

読了日:11月2日 著者:香坂 透,篠崎 一夜

碧海のAiON 11 (ドラゴンコミックスエイジ)碧海のAiON 11 (ドラゴンコミックスエイジ)感想

最後の会話をしてる時間軸に気がついて泣いた…この演出は泣ける。一緒に年とっていっても良かったのに!全て終わってからでないと「もういいんだ」って思えなかったのが切ない。良い終わり方でした。

読了日:11月3日 著者:影崎 由那

ルートダブル - Before Crime * After Days - √Current (講談社BOX)ルートダブル - Before Crime * After Days - √Current (講談社BOX)感想

√Currentというタイトルになっているものの、√Cの内容は導入程度であとは√Doubleの前半(最初の悪意除去まで)。元々√Dの内容が他と比べて特出して長く、√Cの内容は短い上にアレなので、丁度良い長さだったかなと。グランドエンディングに行くんだとしたらフラグ部分のシナリオは全部拾うんだろうけど、全部拾おうとするとそれでも√Dは長くなるはずなのでどのへんまで拾ってくるのかが楽しみ。個人的には加筆部分で超テンション上がった!これは√Dでの加筆が楽しみ…!!

読了日:11月6日 著者:月島 総記,shri

お金がないっ 5 (バーズコミックス リンクスコレクション)お金がないっ 5 (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

ずっとイヤイヤいってた綾瀬はともかく、狩野さんがまだその段階(性別近辺)でもだもだしてたことにふいた。もうてっきり「性別なんて関係ない」ととっくに吹っ切っているものかと。綾瀬の女装は普通に女子女子しすぎて面白みがたりない…!!オカマバーのスタッフたちの葛藤やなにやらはとてもおもしろかった。

読了日:11月6日 著者:香坂 透,篠崎 一夜

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンV<上> (電撃文庫)GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンV<上> (電撃文庫)感想

P.A.ODAやM.H.R.R.とのバトルが本格的になってきていよいよストーリーも本題に入ってきたんだな、と思いつつ、しょうじき戦闘、戦闘続きの今巻は若干辛いものを感じてしまった。正純の小粋な(笑)ギャグを挟んだ交渉シーンをもっと!成実とウッキーがすっかりアツアツで、忍者とメアリのいちゃいちゃも大変美味しく点蔵もげろ。それにしても下巻表紙見たときにも思ったけど女装トーリが予想以上に本格派でびっくりした…なんかここにきて殆ど挿絵に出てこなかった女装トーリの大判振る舞いなんですけどなにがあったんですか。

読了日:11月8日 著者:川上稔

ROBOTICS;NOTES 瀬乃宮みさ希の未発表手記 (電撃ゲーム文庫)ROBOTICS;NOTES 瀬乃宮みさ希の未発表手記 (電撃ゲーム文庫)感想

めちゃくちゃ面白かった!!けど本編の核心中の核心すぎて、ゲーム未プレイの人がうっかり手を出してしまわないか心配するレベル。終盤の鳥肌っぷりは本当にヤバイ。しかし、それはそれとして姉馬鹿すぎるみさ希さんが残念かわいい。

読了日:11月10日 著者:海法紀光

魔法少女育成計画 restart (前) (このライトノベルがすごい! 文庫)魔法少女育成計画 restart (前) (このライトノベルがすごい! 文庫)感想

相変わらず全力でえげつないな!『ここでこうしたら最悪だよな』ってポイントを的確に突いてくる安定感があって清々しいまでのえげつなさが素敵。キャラクター一新しての新展開と思わせておいて、さりげなく前作からのフラグも絡ませてくるのがニクイ。キャラ的にはプフレお嬢様がとても好きだけど後編のいいところで盛大に死にそうだよね…

読了日:11月12日 著者:遠藤 浅蜊

STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ 【書籍】(小説のみ)STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ 【書籍】(小説のみ)感想

ドラマCDβの内容を絡めてくるとおもってたけど、あっちとは微妙に違う世界線扱い?色々な意味で序盤も序盤というかんじなので次巻に期待。リア充になろうとしてなりきれてないオカリン可愛いかった。

読了日:11月13日 著者:たきもとまさし

GIANT KILLING(25) (モーニング KC)GIANT KILLING(25) (モーニング KC)感想

羽田の過去話とスカルズとチームのぶつかり合いアツくて、普段見えてこない人たちの本音が覗けて楽しかったけど、若干その羽田自身が「居心地の悪い」「サツバツとした」空気作っちゃってる感ある気がするのがなんだかなあ…というきもちに。色々な意味で次巻予告のラストのあの人がどう仕切ってくるのか楽しみ。やり方は違えど皆が「チームのため」と思ってて、それでもすれ違っちゃうのが寂しいな。

読了日:11月14日 著者:ツジトモ

僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫)僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫)感想

本読みとしてもゲーム好きとしても凄く共感できて面白かった!物語にのめり込みすぎて物語の世界に引き込まれちゃう主人公が食わず嫌いしていたゲームに触れ、本とは違ったゲームの物語としての自由さに惹きこまれて行く様子が楽しい。しかし、この主人公の場合FPSよりRPGの方が向いてそうな気がしゲフンゲフン。

読了日:11月14日 著者:師走 トオル

境界線上のホライゾン?4コマ公式アンソロジー (電撃コミックス EX 179-1)境界線上のホライゾン?4コマ公式アンソロジー (電撃コミックス EX 179-1)感想

おもしろかったー!基本的に2巻までのネタメインだけど、さりげなく最新刊までのネタも出てくるのがとてもポイント高し。キャラやネタの偏りも殆ど(※若干オパーイネタおおめ)なくて武蔵メンツの誰かが好きなら間違いなく楽しめるかと。個人的に迷さんの話で床転がりました公式でBLネタありがとうございますありがとうございます…!!

読了日:11月14日 著者:川上 稔

氷雪王の求婚 〜春にとけゆくものの名は〜 (コバルト文庫)氷雪王の求婚 〜春にとけゆくものの名は〜 (コバルト文庫)感想

冷徹な皇帝が、嫁いできた破天荒なヒロインに惹かれ、徐々に雪解けしていく様子と、当事者達の残した手記という形で“後世”の視点から少しずつ明かされていく二人の物語の結末にゾクゾクさせられる。すごくおもしろかった!

読了日:11月15日 著者:湊 ようこ

僕と彼女のゲーム戦争〈2〉 (電撃文庫)僕と彼女のゲーム戦争〈2〉 (電撃文庫)感想

新キャラ登場+因縁の敵とFPS対決。宵闇の魔術師さんが良い中ニ系社蓄で笑いが止まらない。FPS・TPSは一切やったことないんだけどそんなの気にならないくらい楽しめた……けどあとがきの後のラグ解説は正直置いてかれまくりだった感じ。個人的に、天道が任天堂好きっぽい発言を匂わせているので、次はそっち系の対戦アクション話もやってほしいなあ(1巻でちょびっとスペランカー出てきたけど)

読了日:11月16日 著者:師走 トオル

マギ 15 (少年サンデーコミックス)マギ 15 (少年サンデーコミックス)感想

主役3人が修行回まっただなかな間に紅家内の内紛がたいへんなことに。久しぶりの白瑛さんや懐かしのメンツにニヤニヤしたのも束の間いろいろと急展開だった!しかし炎兄の周囲をうろちょろしてる紅玉ちゃんがかわいい。

読了日:11月17日 著者:大高 忍

おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件 (ビーズログ文庫)感想

レティまじ男前。いつか仲良くできる時が来ると信じて、仲の悪い兄妹を装う3人が可愛くてかっこよくてたまりませんでした。グイード兄様の微妙な天然具合にもニヤニヤする!

読了日:11月21日 著者:石田リンネ

お金がないっ 6 (バーズコミックス リンクスコレクション)お金がないっ 6 (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

本編よりもファンタジーパロの番外編で笑った。レベルMAXで「腹上死」てwww 本編は……元々ド王道なのでいろいろとマンネリ感がが。

読了日:11月21日 著者:香坂 透,篠崎 一夜

空色パンデミック4 (ファミ通文庫)空色パンデミック4 (ファミ通文庫)感想

「これ最後におめでとうおめでとうで終わりそう」とか思ってたら案外間違ってなかった気がする。どこからが現実でどこまでが空想なのか読者の認識までも曖昧にして、結局あれとかこれとかどうだったのどうなったのと思いつつも、新規に広げられた伏線も曖昧のままに。それでいて、なんだかいかにもこの作品らしい終わりかただな、と納得してしまうような何か。あと森崎は最後までイケメンであった。

読了日:11月26日 著者:本田 誠

紫色のクオリア 2 (電撃コミックス)紫色のクオリア 2 (電撃コミックス)感想

「1/1,000,000,000のキス」編。原作が原作だけに若干(というよりもものすごく)文字部分が多く、原作未読者には入り辛いかもと思う部分もあるんだけど、それ以上に物語が動いてからのマナブの疾走感に圧倒される。原作の再現度の高さも凄いんだけど、百合にエロにSF(1巻と比べメカ分少ないのが残念)と綱島志郎全開という感じで原作ファン・綱島ファン両方の視点から見てとても美味しくいただけました。原作読者にも、未読者どちらにもオススメしたいです。そしておまけ漫画の天道が可愛すぎて可愛すぎてしんだ。

読了日:11月27日 著者:うえお 久光

PandoraHearts(19) (Gファンタジーコミックス)PandoraHearts(19) (Gファンタジーコミックス)感想

最後が…!!!(言葉にならない)オズやアリスの正体をはじめとしてまた色々と衝撃の事実が明らかになりどんどん突き落としてくる展開だけど、そんな中で久しぶりのエコちゃんや、最後のあの人の勇姿に心が震わされた。最近突き落とされて次巻へ…な展開ばかりだったので物凄く久しぶりに光が見える終わりかただった気がしたけど、しかしその分次巻でどーんと突き落としてくるとかありそうなのが恐ろしいところで……。

読了日:11月27日 著者:望月 淳

僕と彼女のゲーム戦争3 (電撃文庫)僕と彼女のゲーム戦争3 (電撃文庫)感想

なんか「僕と彼女達のゲームハード戦争」になってきたぞ…任天堂ヒロインと箱ヒロインとセガヒロインで…。フィッシングゲームの話がいろんな意味で異色で面白かった。そしてハーレム形成されつつあるのに見事すぎるほど見事に肝心の天道先輩とフラグ立たないな!!割と駄目人間具合が先行してた気がする先生が司令塔として大活躍してるのに地味にニヤニヤ。

読了日:11月29日 著者:師走 トオル

H+P(9) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)H+P(9) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)感想

このペースと巻数でいまだネタが尽きないのには感嘆を覚えるが、回想扱いでトレクワーズでの話やりすぎでなんでカタルギア行かせたんだプロローグエピローグしか本筋進んでないw エロコメ的には、若干というかかなりレイシア偏重気味で、レイシア好きじゃないと正直きつい。あとアルトの空気化が露骨すぎてなんか涙でてくる。

読了日:11月30日 著者:風見 周


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おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件

 

優秀な兄達の“おこぼれ”で女王即位が決まったレティーツィア。そのためレティは兄達と「とっても仲が悪く」なければならず、理解不能な兄妹仲に、レティの騎士・デュークはやきもきするばかり。そんなある日、呪いの魔法陣が王宮内に描かれる事件が発生!次期女王たる自分への挑戦かと怒り狂うレティだが、浮かび上がった犯人像は―え?グイードお兄様!?最強女王伝説、驚愕の第2弾。 (「BOOK」データベースより)

 シリーズ第二巻。宮中に呪いの魔法陣が描かれるという不気味な事件が発生し、レティは犯人を捜す事に。ところが、その事件の捜査線上に浮かび上がってきたのはすぐ上の兄・グイードで……!?というお話。

 レティ達兄妹の複雑な関係がとてもよかった。宮廷内の勢力争いの縮図のようになってしまったせいで本当は仲が悪いわけではないのに「仲が悪いフリ」をしなければいけない3人。いつか仲良くできる時が来ると信じて、仲の悪い兄妹を装う姿が可愛くてかっこよくてたまりませんでした。グイード兄様の不器用な天然具合可愛いなあ。

 そして兄妹の話の裏で繰り広げられるデュークとアストリッドの関係にもニヤニヤする!すっかりレティ派になってしまったアストリッドの出自から来る有能さに、レティの一の騎士として頼もしさと仄かな対抗心や嫉妬を覚えるデュークが微笑ましい。アストリッドは早く正式にレティの騎士になってデュークと色々な意味で鞘当て展開したらいいとおもうよ!

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