ページ 98 | 今日もだらだら、読書日記。

▼ 最近の記事

デュラララ!!×5

 

「ダラーズが、随分と変な事になってるみたいだねえ。わくわくしてこないかい、君の大好きな非日常が始まるよ?」東京・池袋。そこには再び動き始めた折原臨也の意趣返しが集う。何でも屋として仕事を請け負う異国の二人組、静雄を探し続ける家出少女、窮地に立たされるバーテン風の男、ダラーズに復讐を宣言する女たらし、ひたすら帰りを待ちわびる闇医者、何者かに狙われるクラス委員、それに気づかない同級生の少年、そして混沌の渦に巻き込まれて堕ちていく“首なしライダー”。そんな彼らのGWは、果たして日常か非日常なのか―。 (「BOOK」データベースより)

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折原臨也が暗躍したり、ダラーズが大ピンチになりそうだったり、新キャラ登場だったり……な前後編の前編。

良い意味でも悪い意味でも、後編への種まきという感じで、この巻を読み終わった時点では「感想」と言えるようなものは出てこないかも。その分次巻への引きは凶悪でしたが。一番普通の人間のように思えてどうしようもなく「非日常」を求めてしまう帝人が、次の巻でどのような決断を下すのかが楽しみでしかたない。というか次巻は○○帝人様登場というもっぱらの噂なので、物凄く楽しみだ!!

あと、相変わらずの新羅&セルティカップルの様子ににやにや。あとチャットでの正臣の通常状態とプライベートモードでのキャラクターの違いにニヤニヤ。臨也さんは今回とても悪役なのですが、彼がこんなことをしている原因が例の一人鍋のせいだと思うとなんかそれはそれでニヤニヤするぞ!!あと静雄さんの挿絵に大爆笑した。

色々な意味で、次巻での決着が楽しみ。

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学校の階段2

 

晴れて生徒会公認になった階段部。次は学校公認の部に昇格よっ!と張り切る九重の指令で顧問獲得と女子部員増員へ奔走させられる幸宏たち。しかし、執行部の妨害でうまくいかない。しかも裏では刈谷ですら警戒する生徒会長が暗躍していた―。そんな中、階段部の存在が理事会をも巻き込み校内入り乱れての階段レースへと発展するのだが…。はたして「階段レースなら最強」を証明できるか!?ビバ青春の無駄足!大反響の学園グラフィティ第2弾。(「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

ものすごくいまさらですが、1巻再読して続きに手をつけ始めました……学校の階段を走って上ったり下りたりする「階段部」の面々を描く、学園スポコン(?)第二巻。今回は生徒会から正式に「部」として認められた階段部が正式な部昇格を目指して奮闘するかたわら、「階段部」誕生のきっかけに迫るお話。

顧問探しからはじまって、部員獲得、書類提出?…と外交的なお話が中心になったせいで1巻よりもスポコンというより学園ラブコメの香りが強くなっていた印象。でも、階段部設立のきっかけを作った九重vs刈谷の夜の階段レースにはものすごく心がときめいて、ワクワクする。

さまざまな紆余曲折があって陸上部と階段レースをする羽目になって、1巻では三枝に散々翻弄されていた神庭が逆に相手を翻弄する展開には、彼の成長を感じ取ってにやりとしました。

そして1巻でさんざんいがみ合っていた神庭と井筒がすっかり仲良くなっているのに盛大に噴いたそしてちょっぴり萌えた!1巻を再読した時はあまり感じなかったのですが、1年生コンビのほかにも刈谷&遊佐の(元)生徒会コンビとか、何やら不吉な言動をしていた三枝など、何気に男子分が美味しい。特に神庭&井筒と刈谷&遊佐には今後もぜひとも活躍していただきたいところです。私が男子萌え的な意味でワクワクします。

しかし、2巻の殊勲賞はなんといっても小夏姉ちゃん&大津先生だとおもうんだ!!典型的な「厳しいから生徒には嫌われるけど教え子思いな先生」だった大津の躊躇いと、まっすぐに生徒の味方であり続けようとする小夏。立場は違うけれど同じ思いを奥底に持っている二人のやりとりにニヤニヤが止まりませんでした。

……それにしても、1巻再読したあとに初読時の自分の1巻感想読み直したら「小夏のキャラが薄い」とか書いてて、当時の自分はどこに目を付けていたのかと……再読時の感想は「小夏ちゃん可愛いよ小夏ちゃん」だったという不思議でした。

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デュラララ!!×4

 

「数年前から目撃されている黒バイクというのは、貴方の事で宜しいんでしょうか?何の目的でこんな危険なバイクで街を走行しているんですか?犯罪を犯しているという意識はあるんですか?」東京・池袋。そこには様々な火種とそれに振り回される人種が集う。池袋の都市伝説を放送するテレビ局、服装と特性がバラバラの奇妙な双子の新入生、兄とは正反対の有名アイドル、ダラーズの先輩に憧れる少年、果ては殺し屋に殺人鬼、そして一千万の賞金が懸かった“首なしライダー”。そんな彼らが過ごす賑やかな池袋の休日は、今日も平和なのだろうか―。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

池袋に集う様々な人々に、『首なしライダー』という面々が繰り広げる群像劇。とある「池袋の休日」を描くシリーズ第四弾。時系列を頻繁に入れ替えながら様々な視点で語られていくストーリーは、「バッカーノ!」シリーズを思い出すなぁ。

とりあえず池袋の濃ゆいメンツに振り回されるセルティが可愛い!!そしてさりげなく新羅との関係を素でノロケだすセルティ可愛い!!3巻までのような重い展開じゃない分、キャラクターの魅力がこれまで以上に強かったように思えました。初登場の臨也の妹コンビ、静雄の弟の幽の3人もまたなかなかアクの強いキャラで、始終ニヤニヤしながら読み進めてました。

個人的に壮絶にツボに入ったのはチャットでの臨也と正臣のやりとりだったりするのですが。お互い表のチャットでは軽いノリで軽口をたたきあっている「お調子者」二人の、プライベートモードでの殺伐具合がたまらない……!!本当にちょっとだけのやりとりだったのですがとても萌えました。殺伐萌えを刺激されました。うわあああああ次巻以降も是非こう、殺伐と絡んでいってほしいものだこの二人。

その一方で、次の巻からの展開に向けてまた新たな伏線が不気味に蠢いている感じが凄い。というか、二巻に引き続きまた引き方が凶悪すぎます!!続きが気になって仕方ない。


……しかし、なんというか4巻はラストの臨也を抜きには語れないな。
仲間に入れてもらえなくてふてくされてる臨也の「一人鍋」の破壊力やばい。

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魔王城四限目

 
鉄雄

策略にはまり、ツノツノと士長を死なせてしまったアプリール。その“悪行”は英雄研究学会により国中に広められ、学校は、英雄の志を継ぎ、魔人を討伐しようという義勇軍に包囲された。自分を責めて泣き続けるアプリール、憔悴を隠せない子供たち。何もできなかったエイゴは、無力感を噛みしめながら考え続ける。この状況を打開する方法を。そんな中、パーパテッタの錬金術師を名乗る男がエイゴの前に現れ、ある交渉を持ちかけてきて―!?決断の第4弾。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

ふおおおおおおおおおエイゴおおおおおおお!!!!!!!

絶大な魔力を持ち「魔人」と恐れられる子供達と、彼らの「先生」としてやってきた軍人の青年の心の触れ合いを描くファンタジー、急展開の第四弾。大人たちの思惑に巻き込まれたアプリールが引き起こしてしまった「事件」をきっかけに国中の目が魔人の子供たちに向いて……というお話。

自分のしてしまったことへの責任に押しつぶされそうなアプリールが押しつぶされそうになっている姿が痛々しい。そして彼女が「なにかしよう」と動くたびに事態が悪い方へ悪い方へと動いていくのがもどかしかった。

街に集まった義勇兵達の言動や行動にはいちいちイラっとするものがあるんだけど、その一方で街の人々の態度に胸が熱くなりました。3巻以降、どんどん事態が悪化して行ったのは確かだけど、その一方でエイゴが築き上げた物が確かにそこに在る気がして。どうにもできない事態を打開するためにエイゴが選んだ「選択」と、絶望的な状況の中でも彼等が勝ち取った「信頼」という小さな希望に泣かされた。あと伯爵のかっこよさが異常。

あと1冊でシリーズ完結。エイゴの選んだ道はどうしようもなく険しく、先の見えないものではありますが、それでもエイゴと子供たちが幸せな未来を掴む事が出来ますように。最終巻が本当に楽しみです。


それにしても、今回は挿絵にドキっとさせられることが多かった!かつての朝未さんの挿絵も非常に好きでしたが、鉄雄さんの挿絵のショタショタしいエイゴのナマイキそうな表情が正直たまりません。特に後半2つのエイゴの挿絵にはごろごろ転がらざるを得ない。エイゴって……エイゴってこんなに可愛かったのか……っ!!!

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真紀・倒凶十将伝

 

199X年―己の存亡をかけ、『凶魔』と呼ばれる妖怪と戦いを繰り広げていた人類だったが、通常兵器はもちろん核兵器すら受け付けない凶魔に対し、敗北の気配は濃厚だった。そんな戦いに『九番』と呼ばれる謎の対魔兵器が投入されるや、戦局は一転。人類は辛くも勝利を手に入れた。その『凶魔大戦』から十二年―順調に復興を続ける人類に、再び危機が!?手に汗握る、オカルト・アクション長編。新作書き下ろし。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

「倒凶十将伝」のキャラクターたちを再構成して、現代風にアレンジしたパラレル?な新作。

前作の設定を大部分引きずりながらも多くの部分の設定を変更し、更に「倒凶十将伝」の時間軸の12年後に位置する物語……ということなのですが、結局どういう設定で物語が展開しているのかまるでわからないんですがどうしたらいいですか。ハンパに旧作の知識がある為新しい設定には違和感を感じるし、旧作の設定を踏まえて「思わせぶりに」展開される物語にいちいち反応してしまうんだけどやっぱりかなりの設定が変わっていて……ていうか世界観設定がどう変わったのかまるで判らないのが致命的だと思う。

なにより、旧作で一貫して貫かれてきた「十斗とここのを中心とした、十幽将達の前世からの宿縁」という設定が消されてしまったせいで、主題がどこにあるのか判らない…いや、あるのかもしれないけど、本作では一切語られてない。前作と同じ設定なら、ここのと十斗に面識ないのおかしいよね、とか、とにかく関係を匂わせるだけ匂わせて何も回収しない展開が多すぎる。

いっそのこと、ここのと十斗の恋愛関係設定を消したんなら十斗と破軍の男同士の友情及び相棒関係に的を絞って、腐女子大歓喜な設定にしちゃえばよかったんだよ!!十斗と破軍の相棒関係には萌えるんだけど、旧作での関係を知っていると物凄く違和感があるし、同時に展開される若葉の物語やここのの物語と入り混じって展開されるせいでそこまで魅力的に描写されていない。

なんでこいつら同居してんだよ!とか
まだまだ子供な破軍に大して割りと大人……とみせかけてやっぱり子供な十斗かわいいよ、とか
事務所名が十斗&破軍で「J&H」とか何十年前のセンスだお前ら、とか
きになってしょうがないけど萌えるほど関係が深く描かれないよ!!
消化不良で泣いちゃうよいいかげん!!
…いつのまにか奈々緒たんの執事になってる破軍兄には爆笑しました。

……後書きを読む限り「続きが出るかどうかわからない」っぽい書かれかたしてるのが怖すぎます。新章のプロローグなんだとしたら、きっとこの消化不良な何もかもが後の巻で解決するに違いない、って思えるけど、このまま1巻で終了とか言われたら……もやもやしすぎて困る……。

庄司先生はこれを書く暇があるならヤマモトヨーコを完結させればいいのに…。

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紅き月の巫女 ナイトウィザードリプレイ

 

紅い月の輝く夜―真行寺命は、“箒”をもって空を駆ける“ウィザード”の少女…緋室灯と出会った。出会いはやがて彼らを、世界を賭けた戦いへと誘う。…真行寺の護り刀“ヒルコ”の継承。衛星軌道上に現出する六本の“柱”。最後の巫女の覚醒。そして―。E‐LOGIN誌に連載されて好評を博したTRPG『ナイトウィザード』リプレイ、ここに堂々の文庫化!声優とベテランゲーマーをプレイヤーに迎え、ドラマは熱く盛り上がる。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

E-LOGIN誌で連載されていたナイトウィザードリプレイ。ストーリーが同時に紙面で行われていた読者企画と連動していて、そちらの結果によって展開が変わっていく…というのがとてもおもしろそうでした。というかどんどん劣勢になっていく人間側に噴いたww

門外の雑誌に連載されていたせいかTRPGの戦闘部分は極力少なくてプレイしたことない人にも読みやすく、ストーリーもキャラクターも設定も物凄く好み……だったんですが、リプレイ部分が物凄く少ないせいでTRPGリプレイの最大の特徴である「皆でワイワイ物語を作っていく」感じが、逆に鼻についたかなあ……というのが少し。シリアスなシーンで良い台詞を言っているのに、プレイヤーの「(爆笑)」がはいるだけで台無し、というシーンがかなりありました。いや、確かに実際にこのセッションに自分が参加してたら自分も笑うんでしょうが!!ソレが判っていても割り切れない何かが!!

他のリプレイを読んだ際は殆どそんな風に感じたことはなかったんですが……バトル部分が少なくて他のリプレイよりも「物語」としての面が強調されていたからこその弊害かなあ。個人的には、リプレイを元にした学園異能ライトノベル、という形で読んだらまた違った感想があったのかもしれません。

しかし、主人公の癖に様々な意味で黒すぎる主人公の命や無表情娘で料理が殺人兵器級な灯、最後でなんだかなしくずしに美味しい所もっていかれちゃった(持っていっちゃった?)感なマユリ、そして変態なのかいい人なのか良くわからないナイトメア……と個性豊かな面々が織り成す物語は普通に良かった。そして思わぬ伏線がラストで回収されたりするのにはニヤニヤしました。

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今月のまとめと読了記録[2010年2月分]

2月に読んだ本は10冊でした。
新刊の崩せてなさが酷い……今月少なかったのに半分も読めてない。

2010年2月にアクセス多かった感想


バカとテストと召喚獣7.5
⇒感想

バカとテストと召喚獣7
⇒感想

バカとテストと召喚獣6
⇒感想

バカとテストと召喚獣6.5
⇒感想


バカとテストと召喚獣5
⇒感想

レイセン File1:
巫女とヒキコと闇少女
⇒感想

バカとテストと召喚獣
⇒感想

バカとテストと召喚獣4
⇒感想


こ れ は ひ ど い 

思わず8位までの拡大版にしてしまった……バカテス新刊が僅か数日でアクセス数トップに躍り出てくるのはいつものことですが。いつぞやの「生徒会」無双を思い出しますが、今回はこの合間にもバカテス同人の告知ページが挟まったり性別秀吉部門を捏造したとか秀吉&かなたんメインの女装ラノベ特集とか……もうそんなんばっかりです。感想記事以外のアクセスを入れたり、レイセンが入らなかったら、完全バカテス無双だったという恐怖。ありがとうレイセン、君のおかげで地球は救われた!!(大げさすぎる)

2010年2月に読んで面白かった本


 
バカとテストと召喚獣7.5
⇒感想

 
デュラララ!!×2
⇒感想

レイセン File1:
巫女とヒキコと闇少女
⇒感想

いつか天魔の黒ウサギ
紅月光の生徒会室1
⇒感想



普段はアクセス数のほうとおもしろかった本は被らせないようにするのですが、ここんとこ読んだ冊数自体が本当に少ないのでそういうの考えないことに。

とりあえず「バカとテストと召喚獣7.5」は表紙の時点で☆6つつけざるをえないわけですが、それは置いておいても収録されている「ウチと日本と知らない言葉」が素晴らしかったです。バカテスの過去話は本編とはまた一味、趣が違って大好きだ…!

アニメ効果で読み始めた「デュラララ!」もおもしろかった。2巻3巻とどんどん右肩上がりにおもしろくなっていくのですが、個人的には平和島静雄さんに焦点が当たる2巻がお気に入り。というかセルティと静雄のやりとりが可愛くて仕方ないのですがどうしたらいいですか。3巻の正臣や、岸谷親子に振り回されるセルティさんも大好きですが…!

新作という名の続編な「レイセン」はヒデオや鈴蘭をはじめとする既存シリーズキャラたちが見せる新たな関係が興味深い。特に鈴蘭と翔希の今後の関係が気になって仕方ないのですが…うわあああ相変わらずこの子は主人公の見せ場を美味しく戴いていくよ!!「紅月光の生徒会室」は、キャラは好きだけどいつ天本編のハードバトル具合についていけず脱落しそうな私にはこの上もなく美味しいシリーズでした。月光と大兎のデコボコな友人関係(主従関係?)がたまりません。男子高校生美味しいですもぐもぐ。

2010年2月の読了記録


実は、水面下で「ぼくと魔女式アポカリプス」の再読をしたりしていた。
草太×澪の悪友関係がたまらな(強制終了)
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バカとテストと召喚獣7.5

 

些細な切っ掛けから始まったゲームが小悪魔ふたりに蹂躙されて!? 『僕とダウトと男の尊厳』。学園長からのオイシイ話=惨劇フラグ! 『僕とホンネと召喚獣』。吉井家の食卓に地獄の門が口を開く! 『僕と福引きと闇の鍋』。高校1年生の春、ドイツから帰国したばかりで戸惑う美波だったが──『ウチと日本と知らない言葉』の4本で贈る青春エクスプロージョンショートストーリー集第3弾! 「ボクが人工呼吸、してあげるから☆」(by肉食系女子)(公式サイトより)

個人的お気に入り度数

表紙とカラーページやべえええええええええ!!!!!!
長年の念願だった完璧女装なアキちゃん表紙も当然素晴らしいのですが、その後のカラーページでしっかり素の明久が女子制服を着ているという普段の女装モードを披露し、更に女子生徒達の男装イラストまでお披露目……といろいろな意味で葉賀さんグッジョブすぎる。特に工藤愛子の男装がかっこよすぎるんですが……雄二ですら今までやってなかったブレザー着崩しふおおおおおおお!!!!!!

あと次の短編集の表紙は香美ちゃんですよねわかります。葉賀さんのオマケページやばい。


「僕とダウトと男の尊厳」

結論:姫路さん総攻。
FBオンラインに連載された、明久・雄二・ムッツリーニ・秀吉の4人が掛けダウトをしていたら女子二人が乱入して……というお話。アニメ1話の姫路さんを新鮮な気持ちで見て、その後この短篇を読むと「姫路さん……変わっちまったな…」と思う事請け合いです。いくら酒のせいといえども明らかに何か間違ってる!!

とりあえず姫路さんが素晴らしい勢いで変態と言う名の淑女なのですが、日記を確認したらこの短篇の前半を始めて読んだ時の自分の感想も物凄く淑女でした…姫路さんに負けない淑女でした……

(以下当時の感想を保護色でそのまま)
とりあえず、明久はトランクス一枚まで脱がされた後1枚1枚メイド服のパーツを着せられるんだと予想して、羞恥に頬を染めながら往生際悪く黒スト片方だけ穿こうとしてストッキングが伝線し、着替えのお手伝いをしようとした姫路さんが太もも触ってきて「男の子なのにこんなにすべすべだなんて…」とか言い出して更に羞恥で頬を真っ赤に染めたらいいと思います長いですねそうですね。脱がされるのもエロいけど、着せられるのも……なんかえろい……(引用終わり)

ところで何故姫路さんが明久に着せようとしていた服がメイド服→女子制服に変わったのでしょう。
気になって仕方がありません。


「僕とホンネと召喚獣」

いつもの面々が学園長の頼みで召喚システムの試験運転を手伝ったら、現れた召喚獣がなぜか自分たちの本音をダダモレさせはじめて……というお話。

召喚獣を出すと本音が聞ける→あの人の本音が聞ける!!!といきり立ったいつもの面々があの手この手で召喚獣を召喚させ、無理やり本音を聞きだそうとする姿がシュールすぎる。強引に「サモン」と発音させて召喚獣を呼び出させる姿も滑稽なのですが、E組の中林さん&久保君の自然におかしいやりとりに噴出してしまった……久保君の歪みなさはアニメも原作もはんぱねえ。

というわけで、当然女子達の興味は意中のアノヒト達の本音へと向かうわけですが……良くも悪くもお互いしか見えてない雄二明久コンビが素敵過ぎる。女子達の質問もなんのそので召喚主召喚獣でダブル喧嘩を始める様には激しく燃え……もとい笑った。さりげなくビンビンにフラグ立ってきた工藤愛子&ムッツリーニのやりとりも見逃せません。

それにしても、意外に硬派に見せかけて年頃の男の子らしい反応を返す雄二召喚獣の反応にイチイチわたわたする雄二が可愛すぎます。あと明久の性感帯は首&耳で確定でよろしいのか(帰れ)


「僕と福引と闇の鍋」

福引で海の幸セットを手に入れた吉井姉弟が偶然姫路さんと出会ったことから、玲&姫路の最凶料理人の凶演に恐れをなした明久がいつものメンツを巻き込み、気がつけば闇鍋対決に……というお話。後書きでも言われてましたが大体タイトル通りの内容。

姫路さんが入れた具による食中毒を回避しようとお互いを牽制しあう男子達。中でも吉井家の台所を管理し家計事情を知り尽くした明久と元神童の天才策士・雄二の頂上対決………になるかと見せかけて二人の底の浅い知略など天然でぶち壊して斜め上をひた走る姫路さんが最高すぎる。良い悪友対決でした、ご馳走様でした。

そしてラストで次巻への伏線が……!!最近着々と明久とのフラグを立てつつあるポニテペッタンコをここで逆転させることが出来るのか姫路さん!!正直、姫路派として次巻が楽しみで仕方がありませんっ!!!


「ウチと日本と知らない言葉」

ドイツから帰国したばかりで日本語もろくに通じない状態の美波が文月学園に入学し、明久達と仲良くなるまでを描く過去編。文字も言葉も通じず、クラス内で一人孤立し、苛立つ美波。そんな彼女の前にはしきりに謎の言葉をかけてくる一人のクラスメイトの少年が……というお話。

何故帰国子女である美波が自らのことを『ウチ』と称すのか。日本語会話は喋れるのに文字の読み書きが壊滅的な理由。そもそも何故美波は明久に惚れているのか……。本編では長らく語られてこなかったこの理由と、明久が必死に美波に伝えようとした「謎の言葉」の意味が繋がった瞬間、胸が熱くなった。ちょっと的外れだけどいつでも誰かのために一生懸命な明久の暖かさが、言葉が通じないことで周囲に壁を作りかけていた美波の心を溶かしたんだなあと思うと。こりゃあ美波も明久にホレて当然だわ、明久いい男すぎる。

そして美波視点から雄二明久コンビの「出会い」が語られるのもポイント高いです。というかお互いを「吉井」「坂本君」呼びの雄二と明久に激しく萌えた!!!2年生時のじゃれ合うようなやりとりとは一味違う出会ったばかりの明久&雄二コンビと、そこから数週間でいつのまにやらすっかり仲良くなっている明久&雄二コンビに激しく萌えました。

っていうかこの二人、明らかに1年の序盤で何かありましたよねえっ!!
出会いの場面では心底明久のことをバカにしてる感じだった雄二にそんな眼差しをさせるような、どんな変化があったというんですかっ!!!!!雨降って地固まるみたいな事件があったとしか思えないんですけどなんだこれっ!!自己紹介の時にセーラー服着てたのは姉さんのものか?これはもう、やばい1年次気になりすぎる……!!!

美波の話のはずなのに明久と雄二の方に気をとられまくりですいませんごめんなさいっ!!

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デュラララ!!×3

 

「あんたは人を殺せるか?新宿で情報屋なんかやって、何人もの人間を好きなように弄んで。折原臨也、あんたは、人を殺せるのか?自分の手で、直接な。ナイフで死なない程度に刺して、お茶を濁し続けやがって。まあ、何を言っても…結局お前は誰か他人を使うんだろう?笑える程に、卑怯な奴だなお前は」東京・池袋。そこには寂しがり屋な過去が集う。現実から逃避し続けるボス、責任を感じている女子高生、友人の想いに気づけない少年、乗っ取りを図る男、未だ情報で人を操る青年、そして漆黒のバイクを駆る“首なしライダー”。そんな彼らが過去を乗り越え、三つ巴の哀しい現実に立ち向かう―。 (「BOOK」データベースより)

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池袋に集う様々な人々に、『首なしライダー』という面々が繰り広げる群像劇第三巻。今回は謎の人斬りの事件をきっかけに「黄巾賊」と呼ばれるカラーギャング達と「ダラーズ」の対立が深まっていって……というお話。

活動を際活発化させる「黄巾賊」に新興勢力の「ダラーズ」、そして謎の人斬り集団「罪歌」の三勢力が生んだ不穏な三つ巴。その中で正臣と帝人と杏里の三人がお互いがお互いを思い合うが故にすれ違っていく姿にこちらまでハラハラしてしまう。特に中学時代の過去に苦悩する正臣の姿は色々と見ていられないものがありました。そして、彼を引き戻された「過去」も、見えないところで姿を変容させていて——というすれ違いっぷりが切ない。あと裏で色々と彼らにいらん情報与えて暗躍する臨也さん鬼畜すぎる。

そんな正臣を叱咤して過去に立ち向かうための勇気を与え、後からこっそり力になる「大人」たちが凄くかっこよかった。特にドタチンとサイモンがかっこいい……!!サイモンに関しては、ラストの臨也とのやりとりでうっかり噴出しましたが。

そしてなんとか立ち上がった正臣がかっこよすぎる。中学時代の話からある程度喧嘩強いんだろうなあというのは予想していましたが、ここまでとは…!!2巻の静雄とは違う意味で魅せられてしまった。本当に、このシリーズ魅力的なキャラが多すぎて困る…!

彼等の三つ巴の裏で暗躍する臨也と、新羅・セルティの前に舞い戻った岸谷父の動きが不穏すぎますが、とりあえず落ち着くところに物語が落ち着いて本当に良かった。ラストの展開は少し物寂しいものもありましたが、正臣と帝人が今度は何も欺くことの無い友人同志として笑い合える日が来ると信じてる。チャットでの小粋な返しにはそんな未来がいつかきっと来るはずだと信じさせるだけの何かがあって、にやりとしてしまった。

それにしても、岸谷親子とセルティのやりとりがはんぱなく可愛い。岸谷父に翻弄されからかわれるセルティさんが超可愛いです。特にリトルグレイと警察に怯えるセルティさんにもきゅんきゅんしてしまった…!!セルティ可愛いよセルティ!!

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デュラララ!!×2

 

「私は、人が好きよ。誰が好きかって?違う、違うわ!私は人間がみんなみんなみんな好きなのよ!どこが好きかって?野暮なこと聞かないで!全部よ、全部!なにもかも、なにもかもが好きなのよ。だけど、あなたを愛する事はできないわ。だけど、あなたは私を愛して」東京・池袋。そこには人を愛することが不器用な人間が集う。自分の立ち位置を悩む女子高生、池袋を取材する三流雑誌記者、セクハラ疑惑の教師、黄色いバンダナを巻いた黄巾賊、池袋最強のチンピラ、様々な裏情報を操る青年、そして漆黒のバイクを駆る“首なしライダー”。そんな彼らが連続通り魔事件に巻き込まれ、池袋が壊れ始めていく―。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

池袋に集う様々な人々に、『首なしライダー』という面々が繰り広げる群像劇第二巻。今回は突然現れた正体不明の人斬り「罪歌」が“池袋最強”と噂される男・平和島静雄の話を聞いて……というお話。

1巻から予想外に平和島さんに心を打ち抜かれてしまった私ですが、それを見越したかのように今回はずっと平和島さんのターン!!!普段の状態から導火線キレた際の変容具合、唯一(?)普通に接する事が出来るセルティとの微笑ましいやりとり、そしてラストの本領発揮……と、思う存分ニヤニヤさせてもらいました。すっかりノロケモードに突入した新羅×セルティカップルの破壊力も相当だけど、まるで少年のような静雄とセルティのやりとりが好きすぎます。シズちゃんかわいいよシズちゃん。

しかし、ラストの静雄のかっこよさ、ハンパねえ。
これまで自らを抑圧してきた静雄が本気で戦うことが出来る相手を得て、生き生きと戦っている様子は文字通り「かっこいい」としか表現出来なくて、自分の語彙の貧困さを呪う。いや、でもそのシンプルな一言でしか表現できないかっこよさがあった。見開きの挿絵もいい味出してます。本当に最高。

シズちゃんかっこいいよシズちゃん!!!!!

しかし、人斬り「罪歌」の正体、そしてラストで明かされるとある人の意外な正体に色々とぶっとんだ。これはもう、波乱の予感……!次巻が楽しみです超楽しみです。

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