[著]喬林 知 [絵]松本 テマリ
小シマロン国王サラレギーの手酷い裏切りを受け、命からがら逃げ出したユーリたちを助けたのは「ベネラ」と名乗る老婆?禁忌の箱を空け、こちらの世界に飛ばされたヘイゼル・グレイブスだった。地下の反抗組織に匿われた一行はシマロンで知り合った神族の双子・フレディとジェイソンが処刑されそうになっているという話を聞きつけるが…!?
どんどん暗い方向に話が転がり続けるまるマシリーズ。今刊だけよんだらこれの第一巻が明らかにギャグ小説の類だったなんて誰が想像するでしょう。暗い、暗すぎるよ!!小シマロン国王サラレギーの手酷い裏切りを受け、命からがら逃げ出したユーリたちを助けたのは「ベネラ」と名乗る老婆?禁忌の箱を空け、こちらの世界に飛ばされたヘイゼル・グレイブスだった。地下の反抗組織に匿われた一行はシマロンで知り合った神族の双子・フレディとジェイソンが処刑されそうになっているという話を聞きつけるが…!?
コンラッドとははぐれ、ヨザックは……で、今回の聖砂国組はどこをとっても救い無し。というかヨザックは前半であざとすぎる行動を取り捲り、読んでいる我々をハラハラさせまくってくれましたが、色々な意味でテンプレ過ぎる行動に涙、涙。
何はともあれ、今回は蓋を開けてみればヨザックが一人で死亡フラグを立てまくる話という言葉できっぱり解説できそう。ユーリとの出会いを振り返ってみたり、ちょっとイイ台詞言ってみたりと…もう今回は本当にあざとすぎですよ!
思わぬところで親馬鹿っぷりを発揮するヴォルフラムとか刈りポニのゆくえとか、何気に面白い小ネタもあるのですがやはりメインの所がどんどん救いの無い方向に…ヨザックの無事を祈ると同時に、早く本来のコミカル路線に戻ってくれないかなあと祈るばっかりです。