“小林 来夏” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:小林 来夏 (9 件 / 1 ページ)

キスとDO?JIN! オタク王子のあぶない誘惑!?

[著]小林 来夏 [絵]由良

七海が同人活動を始めてから早10ヶ月。イベントにサークル参加していた七海を訪れた高橋が連れてきたのはなんと“コミックエンペラー”代表の芹沢と、その甥っ子の美少年・日暮克巳。年少ながらも大手同人作家として活動している克巳は、七海に「こんな落ち目のジャンルには見切りをつけて、売れ線作品で稼ごうよ!」と言い出すが…
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毎度色々とギリギリな角度から同人界の実態に迫る(?)このシリーズ。延期しまくって漸く発売されたシリーズ第五弾は「専業」同人作家と、コミケ脅迫事件に迫ります。つか、個人的に今回のは専業というよりもイナゴサークルっていうほうが自分の中では近いかな。関係ない話ですがそろそろ七海は自重を覚えないとマジで若くしてその身を散らす事になる気がしてしょうがない。……若いっていいな……。

正直、萌えが一定の基準値を突破しないと二次創作できない自分にとっては克巳のあれは一種の才能だよなーと思ってしまうわけですが、正直リアルで彼みたいなのが身近に居たら多分キレると思う、私。物語を読んでる最中も、その言動やら態度やらにイライライライラ。っていうか落ち目ジャンルで何が悪い!!ジャンル規模小さいのの何が悪いというんだ!!例え言ってるのが好みドンピシャの子悪魔美少年だとしても、言っていい事と悪い事があります。ど、同人っていうのはなあ…同人っていうのはそういうものじゃないんだよ!!ぎ、技術よりも愛が重要なんだよ!!たぶん!(…以上、弱小ピコサークルの心の叫びでした。)物語の中盤以降、彼が芹沢やら高橋やら蝶子さんやら西南北やらに言葉のフルボッコを喰らう様子を見て、とてもスッキリしたのは内緒です。

たとえ技術が高くても漫画が面白くても、不思議と作品やキャラへの愛が篭ってない作品っていうのは魅力に欠けると思えてしまう不思議。妄想大爆発のトークとか、書いた本人は後で読み直すと死ぬほど恥ずかしかったりするけど読むほうにとってはかなり面白かったりするよね。っていうか、それが二次創作の醍醐味だと思うんだよなあ。やはり愛がない二次創作は、どんなに良いものでも魅力半減なのです。ただ克巳の場合、少なくても「漫画を描く事」を楽しんでいるのは十分に伝わってくるのでその辺は難しいなあと。あと芹沢への愛は痛いほど伝わってきた!っていうかマジで克巳×芹沢本を、誰か出すべき。

そして思わぬ所で蝶子さんと響が変なコンビ結成してて噴いた。いや、何気にいいコンビすぎて噴いたというべきか……絶対ウマが合わない二人だと思っていただけに、今回の意気の合いっぷりには笑いました。

そして恋愛面では……あれ、これは西南北ルートだとおもってたけど高橋ルートに分岐してしまったのか?西南北が凄い勢いでかませ犬臭を発している気がしてしょうがないのですが……次巻は恋愛寄せらしいので、次で三人の関係がどう動くのか、期待です。

それにしても、ラストの短編での執事には久しぶりにしてやられた。
序盤のスーパー変人ぶりは周囲の変人ぶりも相まって薄くなってきちゃった印象が残念ではありますが、なんかもうむしろ「実はさみしんぼ」キャラで売ったらいいと思う。人知れず三十路突入で腹抱えた。

 

キスとDO-JIN! コピーキャットにご用心!?

[著]小林 来夏 [絵]由良

オリジナルと二次創作、そして投稿作の原稿に追われながらも充実した日々を送る七海は念願のPCを購入し、ホームページを開設。早速ファンだという人からメールが届くが、相手のホームページに飾られているイラストは何故か高橋の絵にそっくり。あまり気にしていなかったのだが、イベント会場でその人がスペースに現れ、それから高橋の様子がどこかおかしくなって…
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新人同人誌作家の七海が恋に創作活動に悩みながらも成長していく物語、第4弾。今回はパクトレ問題とネットの匿名掲示板話題に鋭く(?)メスを……って、また微妙なネタを話題に持ってくるなあこの人は!あと1イベント300部あっさり完売して「まだまだ私なんか」とかいわれると弱小サークルは立場がありませんっ!!!

パクリ大手・響冷夜に様々な面で心乱されているところに今まで自分が知らなかった周囲からの評価まで知ってしまい、落ち込む七海。しかもその上、話を聞いてくれた高橋からは思わぬ発言が飛び出して……と、高橋と七海の関係を中心に今回はかなりシリアス方面に物語が進みます。二次創作と一次創作の違いとか色々身に沁みたり参考になる話も多かったけど、やっぱりこのシリーズはもう少しはっちゃけてくれた方が好み。

中盤以降は人間不信気味な高橋とそんな彼の真意を知ろうとする七海の行動がメインになるので、メインゲストキャラである響の扱いも微妙に見えました…後半に入って彼なりの事情が明らかになったりして同情できる部分が見えてきても、蛇足にしか見えなかったり。

というか執事分が絶望的に足りないよ!!!今回は完全に高橋と七海の話に焦点が絞られている為、西南北の出番は殆どないし、執事も全体的に七海のサポートに回る展開が多かった。大人な態度で全部お見通しな執事もかっこよくて悪くはないんですが、やはり彼が大人しくしてるのは物足りない……。

次はぜひ、執事大活躍を!おねがいします!

それにしても、七海は結局誰とくっつくんでしょうね。西南北ルート一直線だと思ってたけど、なんか今回の話で高橋ルートもありそうな気がしてきた。そして作者さんあとがきでりょーじょくりょーじょく言いすぎですっ!以前読んだ水戸さんのBL小説のノリ思い出して笑ってしまったじゃないかどうしてくれる!!

 

キスとDO?JIN! 同級生は801嫌い!?

[著]小林 来夏 [絵]由良

同じクラスでスポーツ万能の姫宮君が中学時代の先輩と口論している所に出くわした七海。何故かその場の勢いで姫宮に告白され“お付き合い”をすることになるのだが、彼女は姫宮に対して1つの負い目を感じていた。その「負い目」とは、姫宮の口論相手である先輩・小野寺に関することで…
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それにしても、なんでこのシリーズはこう狙ったかのように人が同人で修羅場ってる頃に発売されるんでしょうか。余裕入稿で3桁ページ数の本を出してしまう七海に嫉妬が止まらない。

もういっそ、私ネーム描くから七海に作画やってほしい…(切実)(プライド?なにそれ、おいしいの?)

そんなこんなでテンバイヤー、脱税同人作家と毎度ギリギリなネタを提供し続けるこのシリーズ、第三巻は一部の腐女子的にはまさに禁断とされているナマモノでやってまいりました。ナマ、というか周囲の男性で801っていうのは自分的には未体験ゾーンだったので結構新鮮に読めました。でも確かに自分が密かに本気で妄想してた男の子達にその妄想がバレたら、本人達が気にしてなくてもめちゃくちゃ気まずいだろうなあ?…

真っ直ぐでちょっぴり天然気味な姫宮君がいつもとは逆に、あの最強執事を翻弄する姿に爆笑。その後の凸凹野球対決でも笑わせていただきました。例によって執事のいい味出しっぷりは異常(特にオマケ漫画…)なんですが、それに追随するほどに東条兄妹がいい味だしまくってます。更に相手チームのピッチャーと水無瀬のきまず?い対決ではもう笑いが止まらない。短編のマダム・バタフライがまた、めちゃくちゃ可愛くて。正直メイン2人(高橋&西東北)は完璧に周囲に食われてるよなあ…というか、ぶっちゃけ明良が最強キャラになってない?

2巻までと違って同人ネタは少なめに感じましたが、その分脇役達がどんどん魅力的になってきて、純粋に楽しんで読めるシリーズになってきたような気がします。濃ゆい人々が繰り広げるオタク的ドタバタラブコメ、という方向でも楽しめるのですが、同時にちゃんと腐女子の萌えポイントを的確についてくるところがニクイ。ヘタレな乙女攻×ツンデレ少年が元々好みの私は、今回の小野寺×姫宮はストライクゾーンガッツリだったしね!!姫宮君は逆ツンデレ属性も併発してて、個人的に萌えろといわれんばかりでした。

いやあ正直序盤から、「小野寺は絶対、姫宮好きだろ?!」と思ってたら、ラストのイベントシーンでプーアル茶噴きました。ギリギリそれっぽく書かれているのにどうとでも解釈できる終わり方にはしてやられました。さすがベテラン同人誌作家。この寸止め感は絶妙すぎる…!!

なんか1巻から地道に面白さが増してきているシリーズなので、続編が来年末というのはいささか遠すぎる気がするのですが、うずうずしながら4巻を待ちたいと思います。

 

キスとDO?JIN!?お兄様はTAXフリー!??

[著]小林 来夏 [絵]由良

2回目となるイベント参加の場で七海の本を買ってくれたのは明良という儚げな美少女。しかもその兄は西南北の元師匠で、ワイルド系な商業作家・ワイルダー東条だった!西南北や高橋とともに、かなり強引に東条の原稿の手伝いをさせられることになった七海だが、彼には脱税の疑惑がかかっていて…!?
 

同人誌作家を目指す少女と、美形カリスマ大手が繰り広げるシンデレラストーリー(?)第二段。
あんな騒動があったタイミングでこのネタ来るとは、小林先生空気読みすぎです。密かにマダム・バタフライこと蝶子さんの元ネタはある程度この渦中の方ではないかと思っていたので(バタフライエフェクトはスルーしても、ジャンルと言い、華やかなお名前といい…)蝶子さんに脱税疑惑のネタが絡んだら個人的には完璧だったのですが(笑)

相変わらず執事がいい具合にイカレイカしてます。今回は西南北と執事の活躍がイマイチ少なめでちょっと残念ですが…
むしろ82Pの挿絵のためだけにも買う価値ありです

ストーリー本編も凄く良いですが、一時話題になった「同人誌の脱税」という件に関する薀蓄がめちゃくちゃ面白かったです。利益が20万円以上上がったら納税しないといけないとか、なぜ同人誌が脱税しやすいのかなどなど。ちょっと複雑な家庭環境である東条兄妹の家庭環境や脱税の理由にも焦点があたり、前回よりもぜんぜん面白かったかな(やっぱ、「バタフライエフェクト」とテンバイヤーネタは無理を感じたし)。

ただ、正直やはり七海の「弱小サークル」としての活動描写は、どうにも本物の弱小サークルの人間からするとどうしても微妙です。ジャンルの違いはあると思うんだけど、書いてる人自身は商業で活動していてそれなりに大手なのだろうし、どうもそこだけリアリティが欠けてるって言うか…

蝶子が七海に対して「本当にすきなのね、バス王が」って言うシーンがあるんだけど、やはり読んでいると七海は本命はオリジナルで、でもオリジナルが売れないから今はバス王で売名中、って印象を感じます。そういう話がメインじゃないのは分かるけど、どうせ「弱小サークル」であることに変わりは無いんだから最初からオリジナルサークルとして活動させても良かったんじゃないかなあとか思う。というか、大手の裏事情的なネタが満載の本編の方が断然面白いので、いっそのこと七海もとっとと大手サークルまでなりあがってしまえばいいと思うんだけど。

ところで、この本を読んでいて最大の衝撃を受けたのは実はあとがきだったりします。

ていうかね、わたしBLの方のペンネーム水戸 泉っていうんですけどね、…




 な ん で  す  と  ?

実は私、商業系のBL小説は2冊しか持っていないのですが、うち1冊が件の水戸泉さんの本だったりします。もう一冊はかの有名な「お金がないっ!」。後輩が彼女の某錬金術師漫画時代に出した同人誌のファンだったので、同人誌の方も何冊か読ませてもらったりしました。たった2冊しか持ってないBL小説作家のうちの1冊にヒットするなんて狭すぎるよこの業界。

ちなみに持っているBL小説は、不思議な力で両性具有にされてしまったショタッ子がツンデレ天然系な美形青年だの独占欲の強い弟だの、学校の不良だの、触手を呼び出せたりする不思議な少年だの相手に大変な事になると言う実にファンタジーHOMOな内容だったのですが主人公がヤられまくってる割りに本編はしっかりしていて面白く、読んだ同人誌の方もエロは多くて自分設定大爆発だけど文章が上手く、ストーリーに引き込まれる力は一品で普通に面白いと言う感じで密かに「いっそライトノベル方面に来てくれたら作家買いするのに」と思っていた作家さんでした。こんなところでめぐり合うとはなんの運命の巡り合わせでしょうか。

…いっそ小林来夏名義で電撃文庫とかMF文庫Jあたりでギリギリなバトルありなファンタジー書いてくれたら絶対買うんですけど、駄目ですか。

 

キスとDO-JIN! 王子様はカリスマ大手!?

 
由良

お嬢様の鈴木七海は、マンガ執筆に勤しむ同人少女。少ない予算をやりくりしてコピー誌を制作し、念願の同人誌即売会に初参加を果たした七海だが、その会場でとあるトラブルに巻き込まれてしまう。そんな七海の窮地を救ったのは美形執事の氷川透、そして同人界でその名を知らぬ者はいないというカリスマ大手作家の西南北一輝と高橋宏巳だった―。同人界をセンセーショナルかつコミカルに描き出す、乙女の新バイブルがここに誕生。 (「BOOK」データベースより)

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ウパ日記さんの感想を読んで気になったので久しぶりにこの手の本を買ってみました。こちらの方向の文庫に手を出すのは2年ぶりくらい…?(笑)BLではなくて腐女子が主役のシンデレラストーリー。どちらかというと逆ハーものというか、女性向の中でも乙女ゲーム方向ですね。

ヒロインを助けてくれた二人のお兄さんやヒロインの事を超可愛がってる執事さん(ヒロインはお金持ちのお嬢様という設定)のやりとりは凄く面白いし、特にムッツリな方(西南北)が自分の漫画の為、という名目で七海と付き合い始める辺りなんかは凄く好きなんだけど、「オリジュネでは手にとってもらえないから、自分がちょっと好きな版権ジャンル(超メジャージャンルメジャーカプ)で」って思考が生粋の版権二次創作やってる自分には凄く嫌な感じで、なんだかイマイチ同じ腐女子としてヒロインが好きになれず。いやだって「バスケの王子様」で主人公受でしょ!?氷帝学園出る直前の頃ならメジャー中のメジャーじゃn…ゲフンゲフン。

正直な所、「1冊も売れない覚悟で来ている」と言っている七海ですが、これだけメジャージャンルだったらそれなりに絵が可愛くて分厚い本を持っていけば確実に「それなりに」は売れるんですよね。隣りの彼女も1冊も売れないなんて事は思ってなくて、午後には何冊か売れるんだと思います。こういうジャンルはたとえストーリーが面白くなくても皆絨毯爆撃で買っていきます。オリジュネで売る自信が無くて版権ジャンルでスペースを取った奴が「1冊も売れない覚悟はできている」、なんていわないで欲しいです。自分が覚悟をしているつもりでもキツイもんですよ(体験談)。

もうこの辺は「ヒロインが無知だから」「ヒロインは天然の温室育ちだから」と納得してやるしかないのですが、やはりある程度事情を知っている人間からすると序盤のヒロインには全く感情移入できません。意地悪そうに描かれる隣りのサークルの僻み女の方がよほど感情移入で来てしまうのです…。

…と腐女子的な視点で散々文句つけてみましたが、ストーリー展開自体は「腐女子モノ」とは思えないほど正統派なラブコメ。ヒロインの憧れであり、大きな「壁」ともいうべき大手・蝶子さんやヒロインにベッタリな執事、何か腹に持ってそうな軽いノリのお兄さん・高橋に、多分こいつが本命であろうツンデレムッツリ男・西南北と色々取り揃えております。特に蝶子が七海のオリジナル原稿を詰るシーンなんかは、一種のスポ根的な面白さを感じました。私もその言葉を誰かに言われたら多分暫く立ち直れません、ええ。

そしてこの作品のある意味キモである、執事さん。ヒロインの事を好きなものは好きだからしょうがない!状態で物凄い勢いで毎回突っ走ります。執事という身分が無ければストーカーとして訴えられても文句は言えません。正直ヒロインなぞより執事が一番のインパクトでした。いいぞいいぞーもっとやれー!(笑)

ヒロインの無知っぷりや恐ろしいほどの天才肌(絵が上手いよりも、それなりに上手い漫画を“速いペースで量産出来る”っていうのは同人界においては非常に役に立つ天性の才能だと思うのですよ。逆に、そんなヒロインが「描けない」っていうタイプのスランプに陥ったらどう動くのかっていうのは個人的にはかなりやってほしい。)にしっとマスク被ったりもしましたが、本筋は非常に面白かったです。続編も出たら買ってみようと思います。

BLや801臭は殆どしませんので、ちょっと腐女子の世界に足を踏み入れてみたい人、乙女ゲーが好きな人、少女小説レーベルからちょっと冒険してみたい殿方、如何ですか?彩雲国を読んで、秀麗のヨイショっぷりに違和感感じない人には特にオススメですよ。

ただ、この本の内容が腐女子同人界の真実だと思わないで頂きたく!
普通はいくら人気があっても壁大手の顔を把握してるとかおかしいから!多分!
序盤は女の子コミュニティの陰湿な所を妙にリアルに描いていると思いますが、なんだかちょっとやりすぎな気がしなくもない。

ちなみにマイナージャンルの女性向弱小サークルの皆様や、
現在原稿修羅場中の方には
あまりオススメしません。
ヒロインの才能に最初から最後までしっとマスク被りまくる羽目になりますよ!!



しっとのこころわー!ちちごころー!

 

2007年上半期ライトノベルさいと杯・エロ部門に敢えて投票してみる

 ■ 2007年上半期ライトノベルさいと杯・エロ部門(非公認)(鍵の壊れた部屋で見る夢さん)

エロ小説どころかラブコメ方面殆どノーマークな私ですが
敢えて自らのズレにズレまくったポイントにツボヒットした作品に投票してみたいと思います。
なんでもない一行から敢えてエロスを感じ取るのが腐女子のさだめ!!
こ、この挑戦受けて立つぜ!!!
明らかに一人だけ投票しているものがおかしいですが笑って許してやってください。
ていうか 生 ま れ て き て ご め ん な さ い 。

色々と後が怖いので「続きを読む」からどうぞ!!!

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腐女子が選ぶ、腐女子が主役のラノベ7選

ずっと待ってた「腐男子先生!!!!!」完結巻発売で居ても立っても居られなくなったので、腐女子が主人公/メインヒロインな物語で好きなやつをざっくりまとめてみました。ざっくり下の方に要素の強さとかジャンルとか入れてますが個人的な感覚なので読んで間違ってても怒らないでください。良質な腐女子主人公ラノベの情報がありましたらツイッターかこちらのフォームまでお寄せください。

「腐女子が脇役」のラノベは結構色々思い浮かぶんですけど、「腐女子が主役」の作品って意外にないんですよね……いや私があまり読んでないラブコメラノベ方面とかに手を伸ばせば割と掘り出せそうな気がしますが。

なお、腐女子の脇役で好きなのは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の海老名さんです。あの熟成された腐った感じと表向きのキャラの裏に隠された繊細なキャラクターがほんとたまらないな。今週から始まる俺ガイルのアニメ3期みんなみてください。

瀧ことは「腐男子先生!!!!!」→感想
「オタクあるある」にあふれる腐女子と腐男子のラブコメ
応援上映、コラボカフェなどWeb小説ならではの「最近の女子方面オタク事情」を踏まえたネタの鮮度の高さが絶妙で楽しい。リアルタイム連載は4年前からなので、ピンと来るネタも多いハズ。気の合うオタク男女、作家と読者、生徒と教師──と変幻自在に色を変えていく関係性も必見です。
Tag : [腐要素★★★★★][二次創作][現代・恋愛][オタクあるある][読者×作家][男の友情・腐れ縁]
3巻はラブコメ色強め。しかし1〜2巻の腐ネタ・オタクあるあるは特筆したい楽しさが。
節トキ「悪役腐令嬢様とお呼び!」→感想
腐女子悪役令嬢×百合オタ王子、腐れ縁二人の掛け合いが超楽しい
好きでもない乙女ゲーの世界の破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった主人公が破滅フラグはほっといてBL布教に勤しむお話。かなり強引に布教していく様子に思わず目をそらしたくなるときもあるけれど、中盤から登場する前世からの腐れ縁の百合オタ男子との掛け合いが楽しく、主人公によって覚醒させられた腐令嬢達とのドタバタも楽しかったです。
Tag : [腐要素★★★★★][オリジナル・ナマモノ][異世界・令嬢][恋愛未満のケンカップル][破滅フラグ]
同じ腐女子だからこそウワーッてなる部分もあるけど、個性豊かな令嬢達の性癖にはニヤリとしちゃう。
森美紗乃「奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター」→感想
貴腐人×売れない声優、年の差カップルの成長ドラマ
BLドラマの主役(総受)に抜擢された売れない声優の主人公と、7つ年上の奥さん(腐女子OL)が織りなす物語。アダルト展開のあるBLの演技に最初は苦手感すら持っていた主人公がどう向き合っていくのか。奥さんの視点から描かれるMRのお話もこの頃の少女小説としては割と希少な感じで楽しかったです。それはそうと作中劇のBLゲームのシナリオがめちゃくちゃ性癖なので定期的に読み返してしまう……。
Tag : [腐要素★★★★][商業ボーイズラブ][現代・恋愛][お仕事もの][四角(?)関係]
主人公の価値観はやや発売年代を伺わせる。声優変更アリのリメイクゲームという悩ましいお題。
壱月龍一「ラ・のべつまくなし」→感想
純文系ラノベ作家×発酵系文学少女。ライトノベルを巡る恋物語。
二次元イラストが直視できない純文崩れのラノベ作家が、自作の大ファンである腐女子に一目惚れをして…から始まる恋のお話。今や少し古めかしくなったメール交換から始まるやりとりが甘酸っぱく、「ライトノベル」の存在意義を直球で問うていく熱い物語はラノベ読み全員に読んでほしい。主人公の親友との熱い男の友情もあるよ!!
Tag : [腐要素★★★][二次創作方面][現代・恋愛][ライトノベル業界][作家×読者][男の友情]
ヒロインが割と主人公達で妄想するけどそこが主題ではない感あります。ところで私は圭介×学ですね。
岩佐まもる「ROBOTICS;NOTES」→感想
天才プログラマー腐女子の視点から描かれる、スピンオフノベライズ
同名ゲームの物語を、メインキャラのひとり・腐女子で天才プログラマーの神代フラウの視点から描くスピンオフノベライズ。作中で語られる腐萌え語りがじっくり読めるだけでも楽しいんだけど、不器用でコミュ障気味な彼女の、主人公視点からは見えづらい本当の想いが描かれていくのが大変に楽しかったです。原作知ってる前提のノベライズなので興味が湧いたらアニメかコミカライズかゲームを追ってほしい(メインストーリーのノベライズは1巻で討ち死にしてしまったので……)
Tag : [腐要素★★★][雑食][ノベライズ][近未来・SF][オタク]
ゲーム内でのフラウたんのBL妄想が好きな科学ADVのオタク向け。なお舞台は近未来であるところの去年(2019)。
まめちょろ「私はご都合主義な解決担当の王女である」→感想
「BL世界のモブ女」になるのは思った以上に大変です
大好きなBL小説の脇役女キャラに転生してしまったけど、そこは男同士の恋愛が尊ばれ女が都合よく扱われる世界だった。思った以上にしんどい世界観だけど、異性に振り向いてもらえず死んだ魚のような目になっている女性達の悲哀がコミカルに描かれているので重くなりすぎずに読めてしまう。ハードモードな世界でBLに萌えてる場合じゃねえ!!ってなりながら生きていく主人公の姿は必見。
Tag : [腐要素★][二次創作(?)][転生令嬢][世界観設定が面白い][主従関係][BL界のモブ(女)]
ほんとこれ読んでくと「萌えてる場合じゃない」なんだよなあ
小林来夏「キスとDO-JIN!」
世間に疎いお嬢様(腐女子)の同人界シンデレラストーリー(with執事さんは心配症)
壮絶な筆の速さと正確な技術を持つ世間知らずのお嬢様が、初めて参加したイベントでとある大手作家の目に止まり…から始まる同人界シンデレラストーリー。専業やら転売やら脱税やら、同人界の危ないネタを攻めていくスタイルと同人大手のアレコレネタは普通にサークルやってるだけではなかなか見えてこない世界なので楽しかった。あと執事の強烈なキャラはまじで必見。問題はレーベル死亡済+電子書籍なしという入手難易度の高さですね…(でもこの話するなら入れたかった)
Tag : [腐要素★★][二次創作・一次創作][現代・恋愛][同人業界][大手サークル][執事がつよい]
腐というよりは同人業界と描き手のあるあるかなぁという気はする。執事は必見。

 

読了記録まとめ[2012年5月分]

5月の読了数は感想書いてない再読本2冊を含め21冊でした。
……うち12冊がBL……もう何のブログだかわからない……ラノベの感想を求めてうちに来てくださってる方にはほんとうにすいませんでも自重しない。

今月のオススメマンガ

プラナス・ガール(5) (ガンガンコミックスJOKER)
 今更過ぎるくらいの定番だけど「プラナス・ガール」最新刊が絆可愛すぎて死んだ。「魔法のアメ」からはじまってまさかのメイド祭に転がり、ウェディングドレスに飛び跳ねるよ。「男の娘」という単語はあまり好きじゃないけど、こればかりは至高の男の娘モノとして全力で押したい。絆かわいい。
月刊少女野崎くん(1) (ガンガンコミックスONLINE)
あとなんか色々な人からオススメされて手に取った「月刊少女野崎くん」が猛烈に面白かった!無骨でごつい外見なのに少女漫画家の野崎君に惚れてしまった女の子がなぜかアシスタントにされてしまうお話。少女漫画家なのに恋する乙女の気持ちなど1ミリもわからない野崎君のすっとんだ発言の数々にふきださざるをえない。あとみこりんマジヒロイン。

5月の読書メーター

読んだ本の数:29冊 / 読んだページ数:6193ページ

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ヴァンパイア・プリンセス

[著]水戸 泉 [絵]南国 ばなな

若くして、死んだ人間を“屍鬼”として復活させることが出来る「リリス」になってしまった少女・ファウスリーゼ。屍鬼達は本能的に彼女に恋心を抱いて従ってしまうので本当の恋を知らぬ彼女だが、ただ一人・真木名という男だけは違っていた。そんな真木名が拾ってきた少年は、ファウスリーゼがかつて短い間を過ごし、忘れられなかった人間に瓜二つで…
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キスとDO-JIN!」シリーズ書いてる小林来夏さんの本職名義でティアラ文庫創刊ラインナップのヴァンパイアもの。屍鬼達の争いを避けるために個人的な関係を築く事を出来る限り避け、淫魔でありながら純潔を護り続けてきたファウスリーゼが、屍鬼でありながらなぜか彼女の命令に従わない真木名に犯されてしまって……というお話。

すごくエロエロだった。
創刊ラインナップはこれしか買ってませんが、先日読んだ「紅の勾玉」くらいがティアラ文庫のアベレージラインだとしたら突き抜けすぎだと思われる。本番が確か4回だか5回だかあった。いや水戸さんのBLは以前読んだ事あるので予想してたけど!!

割と典型的な「最初はイヤイヤだったのに段々それが快感に…!」的なお話。ゴーカンからはじまる恋もあるよ系。とりあえずエロシーンがとても読み応えがあったよ、くらいしか感想が出てこない…いや一応褒め言葉なんですが。若いうちから「リリス」となり、無条件に屍鬼達から愛されてしまうため愛されるという事のを理解できていないファウスリーゼが、少しずつ真木名への思いを自覚していくという過程が素敵。

ただ、個人的には彼女の周囲にこれだけの人間が居るのに真木名以外が相手のエロが殆ど出てこないのには不自然感を感じたかも。彼女の決めた命令に逆らえない屍鬼である鳴瀬や純情少年っぽい波留がエロに絡んでこないのは仕方ないとはいえ、ラスボスである“彼”とは一悶着くらいあっても良かったんじゃ…と思ってしまう同人脳。この手の小説で微妙な立ち位置の幹部級の敵が触手攻撃してくるというお約束だけは忠実に護ってましたが、そのくらいか。敵にけしかけられた男子生徒が処女厨丸出しの発言をかまし出した時にはうっかり爆笑した。

後書きでページ数制限を大幅に突破してかなり圧縮を迫られたみたいな話がありましたが、実際本来もっと長い小説だったんじゃないかなあと思わせるような消化不良感をなんどか感じました。もうちょっと色々な展開があったのに物語をとりあえず終わらせるために真木名とファウスリーゼの関係だけに絞って収録しました、みたいな。というかいっそ波留とか居ない方が物語のバランスとしては綺麗だったんじゃあ…。作中では彼が一番ツボだったので、主役級の扱いっぽく物語りに絡んできた割には思いっきり脇役だったのが残念。もういっそ上下巻で連続刊行にしちゃえばよかったのに。

……波留が出てきた瞬間、真木名×波留とか、真木名が波留を連れ込んでファウスリーゼと3Pとかそういう展開をうっかり期待した私は、そろそろ一度どこかの神社で邪念をお祓いしてもらったほうが良いでしょうか。