“竹岡 美穂” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:竹岡 美穂 (28 件 / 3 ページ)

ショートストーリーズ 僕とキミの15センチ

 

それは、明日起こるかもしれない、あなたの「if」の物語―。「僕とキミの15センチ」をテーマに、総勢二〇名の作家が参加した珠玉のショートストーリー集。Web小説投稿サイト『カクヨム』に掲載された作品に、『バカとテストと召喚獣』の井上堅二や『“文学少女”シリーズ』の野村美月、そして『東雲侑子シリーズ』の森橋ビンゴによる「あの作品×僕とキミの15センチ」のスペシャル書き下ろしショートストーリーを加えた全二〇篇収録!(「BOOK」データベースより)

hontoで探す Amazonで探す  個人的お気に入り度数

 ファミ通文庫19周年記念として「カクヨム」に掲載された"15センチ"をお題にしたファミ通文庫作家のオリジナル短編+公募作1編+「東雲侑子」「バカテス」「文学少女」の番外短編3編を集めたアンソロジー。番外短編3つ以外はすべて「カクヨム」の企画ページから読めるので、気になる作品があったらチェックしてみると良いかも。

 バカテスの短編目的で買ったんですけど、ラブコメありホラーありSFありの「全部盛り」なお祭り感がめちゃくちゃ楽しい。アンソロジーってだいたいひとつふたつは合わない作品があるんだけど、どれも凄く面白かった!ファミ通文庫は割とこの手のアンソロジー企画定期的にやってる印象なので、20周年となる来年も楽しみ。

  〜以下、タイトルクリックでカクヨムの第一話に飛びます。〜

記憶喪失の少年が目を覚ますと、目の前の少女との殺し合いを強要されていた。記憶に残っている物語の展開を思い出しながら事態に対処していこうとするが……。
文庫表紙のイラストから青春ラブコメアンソロみたいなのを想像して読むといきなりデスゲームの皮をかぶったSF的ななにかにぶん殴られる構成が最高に良い。「僕」と「私」の対話によって淡々と語られる物語と、少しずつ自らの存在が足元から揺らいで行くような展開が楽しかった。

15センチの距離で見つめ合う幼馴染のふたり。いつのまにかそれはどちらが先に離れるかという「いつもの勝負」になっていて……。
なんでもかんでも「勝負」になっちゃうケンカップルは好きですか!(大好きです!) 軽口を言い合ったり、お互いの羞恥を煽ってみたりという軽妙なテンポの掛け合いから、最後にド直球で責めてくるのがズルい。短くて爽やかな青春短編。

家の蔵の中には「コダマサマ」と呼ばれるミニ神社がある。コダマサマへのお供えを持って行った康太は、好奇心からお社の中を覗いてしまい……。
短い時間を濃密に生きる「コダマサマ」たちと不登校になってしまっていた少年の、数カ月間の短い交流。可愛いくてちょっぴり切ない、明日を生きる元気が湧いてくるような物語でした。可愛かった……。

付き合っている先輩と縁日デートに向かう途中、先輩の運転する車に「ぶつかってきた」不思議な少年。現場で拾ったスマホの中身を確認してみると……。
初めて恋に落ちた少年の色ボケ全開の日記が最高に頭悪くて、そこから段々「ちょっと不思議」なお話になっていく展開が楽しい。割と先が読める展開だったけどその王道ド直球ぶりが良かった。最後の「僕の天使」で思わずニッコリ。

クラスであぶれ者になった僕と出雲さん。クラスの中心となる生徒達の楽しそうな姿を横目に、彼女は“地面から十五センチだけ浮いた程度の物語”を所望する……。
もうこのタイトルだけで勝ってる感すごい。求めるのは退屈な日常からちょっとだけ乖離した非日常。クラスの輪の中に入り損ねた彼らがそれをdisりつつ、ちょっとだけ勇気を出してその“非日常”に飛び込もうとする姿に胸が熱くなりました。そしてその非日常感を「地面から十五センチだけ浮いた程度の物語」って言いかえるセンスがめちゃくちゃ好き。それにしてもちょっとしか出てこないけどカーストのてっぺんである花咲さんからは本物の強者の気配がしますね……勝てる気がしない。

展覧会をきっかけに惹かれあっていく華道家元の娘・彩華と書道教室の息子・涼介。涼介への恋心を自覚する彩華だが、彼は茶道教室の娘・花鈴と付き合っていた……。
「カクヨム」コンテストの最優秀作品。両親のせいで恋愛に懐疑的だった繊細な少女がひとりの少年と出会って変わっていく、爽やかなラブコメ……だとおもっていたら途中からうっかり彩華さんが間違った方向にふっきれてドロドロの三角関係に一直線。魔性の女みを上げていく彩華さんvs女の嫉妬全開の花鈴さんvs板挟みにされる涼介という、ひどい泥沼が展開されていきました。3Pルートには流石に入らなかった(でももうこれ3Pエンドだろと思ってた)けど、最後の涼介一人称からそこはかとなく漂う未練感がまた、最後まですっきりしなくて大変良かったです。

入学以来入り浸っている大学図書館で、なんとなく気になる存在であった彼女。ある日、彼女の方から声をかけてきて……。
近づいたり離れたり、もどかしい距離感がくすぐったいラブコメ。自意識過剰ではと警戒したり、女子慣れしてない&図書室慣れしてない感丸出しの主人公と、図書館大好きな女性・高坂さんがとてもかわいい。「15センチ」の中でひとつの物語が生まれたことを予感させるお話でした。

数カ月ごとに、実家のケーキ屋で5号(直径15?)のショートケーキをホールで買っていく少女。彼女が有名な走り幅跳びの選手であり、記録更新の度にケーキを買いに来ていると知って……。
幸せそうにケーキを買っていくゆっきーが本当に可愛いし、そんな彼女の姿に魅せられて、家業のケーキ作りを頑張り始める主人公がさらに可愛い。どこまでもケーキの様にふわふわで甘くて可愛いお話でした。

隣の席に座る、かなりミステリアスな美少女。彼女とのやりとりは、いつも何かがズレていて……。
いつも15センチほど目線がズレていたり、何故か自分のことを必要以上に知った風な口を利く美少女・十六夜さんと「僕」のすれ違いまくりの会話劇が楽しかった。「15」という数字にまつわるズレが沢山登場するのだけど、"十五文字分くらいズレている"なんか完全にWeb小説媒体だからこそのお遊びという感じがして好き。テンポよく会話が進み、最後はちょっと良い感じの雰囲気になって終わる、楽しいお話でした。

五軒先に住む幼馴染の少女の専属理容師をしていた俺。いつものようにカットをしていた最中、彼女が出来たことを伝えると……。
幼馴染なふたりの可愛くて甘酸っぱい恋物語。告白されたので流されるようにOKしたけど付き合えば付き合うほど幼馴染のあの娘と比べてしまって……隣にいるのが当たり前すぎて意識したことのなかった相手が、改めて自分の中で大きくなっていく様子が微笑ましかったです。また、付き合うことになった女の子がまたさばさばしてて可愛いんだよなあ。彼女の実際の気持ちは語られないままだけど、こういう流れになって笑顔で送り出してあげられるのほんとイイ女だなと思った。

クラスメイトの女子の写真を、スマホの中に大切に保存していた主人公。本人に見つかり、「盗撮」と疑われてしまって……。
全然下心なんかないよ盗撮じゃないよって弁明してる筈なのに読んでるこっちがくすぐったくなってしまうような直球の告白をしちゃってる主人公と、それを聞いて満更ではなく頬を真っ赤にしながらぷんぷん怒ってる女の子の姿が目に浮かぶような独白×2がとてもかわいい。もうなんかこっちも赤くなりながら「ご馳走様でした!!!!!」っていうしかないんですけど!?本当にかわいい。

商店街の片隅に存在する釣り堀「恵比寿屋」。そこに集まるお互いの事情も本名も知らない常連たちが、ある日、なんとなくお互いの事情を話す流れになって……。
仕事や家族から逃げてきたり、特に理由はないけどそこにいたり、いろんな事情でそこに来ている常連たちのお互いの事を知らないけれど確かにそこに存在した絆があったかくてたのしい。それにしてもラストそのどんでん返しは反則ですよ!!!(好き)

重箱職人をしている実家には、四段目の『与の重』を作った上で土蔵に封印するという奇妙な決まりがあった。土蔵の掃除を申し付けられた主人公が重箱の中を覗いてみると……。
家業を継ぐのを嫌がっていた主人公がご先祖様と出会い、彼女の描いた蒔絵の虜になる。二重の意味で彼の人生をひっくり返してしまうような出会いと、そこから始まる時をかける物語にきゅんとなった。それにしても最後、アイスキャンディの棒だけでは飽き足らずしっかりとハッピーエンドを自力で用意しているご先祖様のちゃっかり感には思わずにんまりしてしまう。

文芸部に所属するキモヲタの前に突然現れたのは、同じ学校に通う現役女子高生声優。彼女の「役作り」に協力することになって舞い上がったのもつかの間……。
オタクが憧れの声優と出会って素顔の彼女に惚れてしまう、素敵なボーイミーツガールだとおもったらめちゃくちゃ現実突き付けてくるしその後の展開がめちゃくちゃ気持ち悪くて最高にズルい。いやでもそこまで完膚無くフられたんだからもう開き直るしかないよな!!!最高にキモヲタみあふれる要望を気持ち悪がりながらもちゃんと受けてくれる先輩、声優の鏡すぎる。

中間試験の勉強中、自室に現れた小さなオジサン。自らを幸運の妖精と呼ぶオジサンを最初は気味悪がっていたけど……。
都市伝説上の存在「小さいオジサン」が現れ、難しいお年頃の父子の絆を取り持つお話。サイズはファンタジーだけど口を開くと普通にオヤジギャグ連発な小さいオジサンに少しずつ心を許していく主人公の女子高生の姿が微笑ましかったです。

アパートの自分の部屋の隣の部屋から、いつも物音がする。正体不明の隣人の正体を、何故か大学の同じゼミの女の子と見張ることに……。
主人公とヒロインのくっつきかたが強引すぎて解せぬという気持ちに凄いんだけど、○○からの圧力じゃ仕方ないな!?個人的にはもう少しこう短編とはいえなにかあと3本くらいはフラグが欲しかった気がします。しかしこの謎ときもすこしふしぎもうっちゃってトップスピードで主人公とヒロインをくっつけて去るスピード感、結構好き。

「彼女は絵本を書きはじめる」 森橋ビンゴ
人気作家として活躍を続ける彼女と同居している主人公。仕事の傍ら、彼女は子供向けの絵本を書き始めて……。
『東雲侑子は短編小説をあいしている』シリーズの後日談。原作読んでないので解らない部分も多かったんだけど、ヒロインから主人公への暖かい気持ちがあふれ出るような絵本の内容にとてもほっこりしました。

「僕とキミらと15センチにまつわる話」 井上堅二
大学入学前のある日、早くも高校の同窓会に誘われた二人。ところが待っていたのはいつもの異端審問会で、お互いの"彼女"との「15センチ」にまつわるエピソードを暴露する羽目に……。
『バカとテストと召喚獣』の後日談。高校を卒業してもあまりにも通常営業な彼らのやりとりと、めちゃくちゃ強引に「15cm」という共通お題を力技で突破していく感じ凄くいつものバカテスでした……。しかし、明久が大学に合格してることよりも、姫路さんとのバカップルぶりがあまりにもリア充すぎてこれはFFF団も15センチを振り回すしかない。ていうかイチャイチャするために同じインカレサークルに入る明久と姫路さんis何……めちゃくちゃ合コン帰りに酒の勢いで一線超えそう(偏見)。

「"文学少女"後日譚 つれない編集者(ミューズ)に捧げるスペシャリテ」 野村美月
作家と編集者という形で再び出会いを果たした心葉と遠子。編集者としての立場から以前のように心葉の物語を『食べる』のを躊躇う遠子に、心葉はとある悪戯を思いつく……。
『文学少女』シリーズの後日談。仕事上の関係をタテに取りなかなか素直になってくれない遠子を振り向かせようと彼女を強引な手口で振り回して「ごはん」責めにしちゃう、大人になったコノハくんのやり口が大変好みでズルいです!!!短編集のシメにふさわしい、甘いデザートのような短編でしたごちそうさまでした。

 

“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

 

取り憑かれ、うっかり友達になってしまった幽霊のヒカルのため、その“心残り”を晴らす約束をした是光。ヒカルが示した次の相手は、内気な引きこもりの少女だった。夜にだけ咲く儚い花のような少女、夕雨。閉じた世界で幸せに微笑む彼女と過ごすうち、徐々に放っておけない気分になる是光だったが…。何故か約束の内容を告げないヒカル。そんな中、夕雨を不登校にした“怨霊”の噂が学園に蘇る。その正体を前に、是光は―!?大人気シリーズ第2巻、登場。 (「BOOK」データベースより)

hontoで探す Amazonで探す  個人的お気に入り度数

 是光が頼まれたのは、かつてヒカルと心を通わせた引きこもり少女・夕雨との『約束を果たす』ことだった。ところが、その約束の内容が判然としない。ヒカルも教えてくれず、困っているところになんだか話がややこしくなってきて……というお話。

 是光のフラグ建築力が順調すぎる。このままだと平均で1巻1人ずつフラグを立てていく感じになってしまうがよろしいのか!!今回の夕雨はともかくとして、知らないところでフラグを建築して一切気づいてない是光が罪作りすぎて、是光の反応に一喜一憂する式部さんが可愛すぎてつらい。

 日陰で傷みを解り合おうとするヒカルと彼女と似たような傷みを持ちながらも日向へ連れ出そうとする是光。全く対照的な二人に夕雨が惹かれていく姿が甘酸っぱく、彼女に関わった人間達が少しずつすれ違ってしまった結果ともいえる真実はせつなかった。正直今回も式部さん可愛すぎたので是光の初恋にかんしては「なん……だと…!?」となってしまった自分がいるけど。

 ヒカルの死の真相といい、後ろに色々と黒いものが見え隠れしていてそっちが明かされていくのも楽しみ。

 

"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1)

 

「心残りがあるんだ」恋多き学園の“皇子”ヒカル―その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。このまま幽霊につきまとわれ続けるなんて冗談じゃない!と渋々“心残り”を晴らす協力をすることにした是光だが、対象の左乙女葵―“葵の上”と呼ばれる少女は、頑なに話も聞こうとせず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられ、敵視されるハメに。そんな時、ヒカルの死にまつわるある噂が聞こえてきて―!?野村美月が贈る、ミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕。 (「BOOK」データベースより)

hontoで探す Amazonで探す  個人的お気に入り度数

 気はいい奴だけどとにかく目つきや表情がきついせいでヤンキー呼ばわりされたり噂に尾ひれがつきまくって皆に敬遠されている是光が、学園のイケメン皇子の幽霊になつかれてしまい、彼の“心残り”を晴らすために行動することになるお話。

 それぞれの理由から友人関係に恵まれず、孤独を感じていた是光とヒカルが、だんだんとかけがえのない「親友」になっていく姿がたまりませんでした!!上手く笑えない不器用ヒーローと、上手く泣けないイケメン皇子ってもうその組み合わせだけで萌えるんですけど!!それだけでなく、ヒカルが女の子にだらしなくなってしまった理由とか、ヒカルが是光に声をかけた理由とか、是光の字が上手い理由とか是光が謝られることが苦手な理由とか細かいところでジワジワツボを刺激してくる。凄くジワジワくる。

 男子二人のやりとりだけでもうご飯おかわりいけるんですけど、女子がまた物凄く可愛い。クールビューティなツン女子だと思われていた式部さんの意外な一面が暴露されるところからどんどんデレが入ってくる流れとか本当に可愛すぎて、困る。葵がかたくなに閉ざしていた心を少しずつ溶かしていくのもよかった。

 ヒカルが死んだ理由や彼を取り巻く人間関係など今後に続くような謎も多くあって、続きが楽しみでしょうがないです。

 

“文学少女”と恋する挿話集2

[著]野村 美月 [絵]竹岡 美穂

明るくてちょっぴりお節介で早とちりで下の名前を呼ばれるのが大苦手な女子高生・森ちゃん。彼女はいつもちょっと不機嫌そうな顔をしている図書委員の琴吹ななせとひょんなことから友人になるが…!?
   個人的お気に入り度数
FB Onlineで連載されていた「今日のおやつ」と「秘密の本棚」の内容を中心に書下ろしを加えた短編集。第二弾は琴吹ななせと彼女の親友である森ちゃんと、森ちゃんの彼氏である反町くん3人の視点から、森ちゃんとななせが友人になるところから、本編ラストである“文学少女”の卒業式までのサイドストーリーが綴られていきます。

反町くんと森ちゃんの初々しいカップルが様々なアクシデントやらなにやらに邪魔されて次の一歩を踏み出せない様子も非常に可愛らしいのですが、森ちゃん&反町くんの視点から、そして自身の視点から語られるななせの気持ちがものすごいあまずっぱくて、同時に物語の結末を知っているから切なくなってくる。敢えて本にまとまるまで読まないでおいたけど、これはむしろ本編最終巻を読む前と読んだあとで2回読むべきだったなあ。「ななせの恋日記」だけはリアルタイムで読んでゴロゴロした記憶があるのですが……普段のツンツン発言と、メールの時のキャピキャピキャラとのギャップが激しくて可愛いよ、ななせ!!!

ななせも森ちゃんも可愛いんだけど、とにかく反町くんの行動が楽しすぎて目が離せませんでした。森ちゃんとの進展に一喜一憂する姿も微笑ましいのですが、遠子先輩に本を薦められてなんだかんだいいながら読んでその言葉が頭から離れなくなってしまう姿にニヤニヤが止まらない。特に「愛を叫ぶ詩人(ハイネ)」で最初はイヤイヤだったのに、段々面白くなってしまって最後には大騒ぎしながら本を読んでいくという描写が本当に楽しそうで、読んでるこっちまでにやにやしてた。

ななせのおせっかいばかり焼いている森ちゃんにないがしろにされまくりな反町くんですが、なんだかんだ言いながらも森ちゃんと同じくらいななせの事を心配している姿にキュンとなった。特に、心葉にフられたときの反町の言動は反則級だと思う。なんだこいつ……いい男すぎるだろう…!!正直私がななせなら、心葉なんかほっといてホレてしまいそうです。

しかし、書きおろしの「ななせの恋日記 特別編」は酷いな本当に。コノハが女泣かせすぎて酷いな!!!な、なんだこの、普段のヘタレっぷりから考えると嘘のような、キザでかっこいいコノハくん…ふざけてるの……これでななせが正ヒロインじゃないとか、ほんと酷い。ななせじゃなくてもうっかり泣く。

 

黄昏色の詠使い10 夜明色の詠使い

 

世界中から名詠式が消え混乱に陥る中、「キミが来てくれるのを信じてる」―そういって消滅したクルーエルを助け出す為、アマリリスの残した手掛かりを元に“セラの塔”へと向かうネイト達。そんな彼らの前に、「名詠式が存在する世界」そのものが立ちふさがる……!?

hontoで探す Amazonで探す  個人的お気に入り度数

捕らわれの眠り姫を取り戻すため、王子様が頑張ります!!というガチでド真ん中の王道展開炸裂!!なシリーズ最終巻。最後まで美しい旋律と鮮やかな音色に彩られたこの物語が、幸せな結末にたどり着いてくれて本当に良かった!各章タイトルがまた、これまでの物語を通過しながら、前を向いて歩いていくような感覚を喚起させて、そこだけでも色々とじんわりくるものが…。

世界中が眠りに落ち、たった一人になってしまったネイトに全ての名詠生物達が立ちふさがるという絶望的な戦いの中で、ネイトとクルーエルに関わった全ての人々が眠りから覚め、ふたたび立ち上がっていくという展開が特に素晴らしかったです。お馴染みの仲間達からイ単調の面々、満を持してのカインツ&イブマリーはもちろんなのですが、ミシュダルまで出てきちゃったのにはうっかり噴いた!!きさま……ツンデレか!!!そしてジジーズのかっこよさは異常。

そして、最高潮に盛り上がったところで始まる、ネイトとクルーエルの二人が奏でる旋律にどうしようもなく胸が熱くなった。本当に、文句の付けようも無いくらい最高に盛り上がったクライマックスシーンが最高すぎました。本当に、この物語を追いかけていてよかった!来月早速始まるらしい新シリーズも楽しみにしてます!

…個人的には唯一、シャオの扱いが結局微妙なまま終わってしまったのは残念だったかも?殆ど見せ場がないまま【ミクヴェクス】に出番を持っていかれた感じでしたしね…エンディング後の番外編とかで、もうちょっとネイトとシャオの絡みみたいな話が出てこないかしら。せっかくの良いキャラなのに、イマイチつかみ所のないまま終わってしまったのがとても残念。

 

“文学少女”見習いの、初戀。

[著]野村 美月 [絵]竹岡 美穂

中学を卒業し4月から通う聖条学園にふらりと足を運んだ日坂菜乃。彼女は校庭で一人、誰も居ない正門に向かって寂しそうな声を上げる一人の少年の姿を偶然目にし、恋に落ちる。高校に入学した菜乃はその先輩を追いかけて文芸部に入部するが、その先輩—井上心葉先輩には忘れられない女性が居て…
   個人的お気に入り度数
自称“文学少女見習い”の文芸部一年・日坂菜乃を中心に、新たなキャラクターと3年生に進級した心葉達が織り成す、もうひとりの“文学少女”の物語。

遠子先輩の文学薀蓄のない“文学少女”シリーズなんて…!!と思ったのですが、巧みに各キャラクター達の立ち位置を入れ替えて、これまでの良い部分を殆ど引き継いだ上で新しい物語が展開されていくのが嬉しかった。ちょっとだけ新しい文芸部の雰囲気や、なんだかんだと変わらないレギュラーメンバーの姿にニヤニヤしました。つたないながらも破天荒な三題話を作ったり、遠子先輩とは一味違う、彼女自身の感覚で読んだ本の“味”を表現しようとする菜乃に対して、すっかりつれない態度の心葉が可愛らしい。最初の短編ではやたらと笑顔が爽やかな先輩になってしまっていてびっくりしましたが、すぐにいつも通りのツンデレコノハちゃんになってくれて安心した!!!

初代“文学少女”から物語の探偵役を引き継いだもののまだまだ未熟な部分も多い心葉の推理を、そこを直感型な菜乃の“想像”が補っていくという構図が、これまでの“文学少女”にはない部分で面白かったです。遠子先輩とはまるで違うのに、どこか彼女と同じ雰囲気を持つ菜乃の姿を見ていると、「頑張れ!」と素直に応援してあげたくなってきます。まあ心葉くんは遠子先輩の嫁だけど!(※違います)

「もうちょっとだけ続きます」という言葉通り、そんなに長く続くことなく終わるのかもしれませんが、新しい立ち位置や新しいキャラクターたちがおりなす物語の数々がとても楽しみ。次巻では今回出てこなかったヤンデレ女王千愛ちゃんや流人くんも出てくれるといいなぁ。

しかし、物語本編も間違いなく、文句なしに面白かったのですが正直、最後の最後で美羽様に全て持っていかれた気がしてならない。いつのまにかななせとメル友になってる美羽様!心葉君の所有欲と嫉妬心丸出しな美羽様!!遠子先輩をめっちゃライバル視してる美羽様!!!芥川君に不意打ちくらう美羽様!!!!(※超重要ポイント)

 

黄昏色の詠使い9 ソフィア、詠と絆と涙を抱いて

[著]細音 啓 [絵]竹岡 美穂

凱旋都市エンジュの永い夜は続く。自らの理想のため、ミクヴァ鱗片から【ミクヴェクス ただそこに約束を願う者】の召喚を行おうとするシャオと、クルーエルを護る為にそれを食い止めようとするネイト。ファウマとカインツ、アルヴィルとエイダ、テシエラとレフィスもそれぞれの想いの為に対峙する。一方、ネイトに自らの想いを伝えるため、競闘場へと向かったクルーエルは…
   個人的お気に入り度数
半分以上が世界観解説と伏線回収だった感じの8巻は、正直相当読むのがキツかったのですが、前回明かされた真実を元にキャラクターたちが動き出す今回は文句なしに面白かった!!

ある意味今回のキモともいえる、カインツとファウマの戦いが本当にすごかった。カインツに救いを求める気持ちと、イヴマリーしか見ていないカインツを憎む気持ちが相反して今にも引き裂かれそうなファウマに、こちらまで胸が痛くなりました。そして彼女の気持ちに応える、カインツの虹色名詠とそれを引き出す言葉に秘められた強い思いに胸が温かくなる。

最終楽章である次巻への前哨戦的意味合いの強いのではないかと思われるネイトvsシャオ、エイダvsアルヴィル、レフィスvsテシエラの各対決にはシャオ一派の方に軍配が上がってしまった印象。特に他の2人はとにかく、ドン底まで突き落とされたエイダがどのような道を選ぶのかが非常に気になるところ。一方で、ネイトは絶体絶命のピンチを自らの機転で切り抜けたり…と、少しずつ成長している兆しが見えてきてる感じが。これまで色々な人々の助けを借りて成長してきたネイトが、最後でどんな名詠を見せてくれるのか、とても楽しみです。

そして何より、残酷な運命に引き裂かれてしまったネイトとクルーエルの行き着く先が、とても楽しみ!きっとこのシリーズだったらどんな障害も乗り越えて、ネイトがクルーエルを取り戻すと信じてます!!というか5巻も今回の巻も軽々と飛び越えるほどの砂糖吐き全開な甘?いラストを、期待してますっ!!!

あと、アマリリスが本当に可愛かったなあ。「姉さん」呼びに関するくだりで悶絶した。

 

“文学少女”と恋する挿話集 1  / “文学少女”の追想画廊

[著]野村 美月 [絵]竹岡 美穂

柔道部主将の牛園たくみが恋したのは、文芸部に所属する可憐な“文学少女”天野遠子だった。しかし彼女は近頃、生意気な1年生にご執心の様子で……そんな彼の元に、思わぬところから救いの手が!?“文学少女”天野遠子と彼女を取り巻く人々が織りなす短編集第一弾。
  個人的お気に入り度数
“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫 の 2-7-1)
 
“文学少女”の追想画廊
 
【恋する挿話集1】
「FBオンライン」で掲載されていた短編と書き下ろしを中心にした、“文学少女”シリーズの短編集第1弾。

遠子先輩の文学語りがメインな「今日のおやつ」のほか、日常のなんてことない騒動を中心に描かれている短編が多いので「美味しそうな」物語を思う存分堪能しました。本編終盤のシリアスな物語展開も秀逸だったけど、やっぱり美味しそうに「ごはん」を平らげる遠子先輩の蘊蓄は格別なものがあるよね!!

のーみそ筋肉な牛魔王こと牛園くんや、文芸部とひょんなことから『盟友』関係となったボート部の皆さんなど、短編にしか出てこないキャラクター達もコミカルに動き回って、彼らや遠子先輩に振り回されるコノハの姿にニヤニヤせざるをえません。しかし、「革命する労働者」のコノハくんは最高に“受”だよねー。遠子先輩の「裂けちゃって大変」にはおもわず緑茶噴いた。コラボでチラリと披露された遠子先輩の腐女子な一面は「おやつ」の方でもっと何回か披露されていた気がするので、次巻に超期待です。

その他、姫倉さんと遠子先輩の出会いや流人くんが巻き起こす大騒動を描いた短編など、サブキャラクターに視点を当てた短編がいくつか収録されていますが、一番印象に残ったのはやはり美羽と芥川のその後を描く「無口な王子と歩き下手の人魚」。不器用な芥川君と、ツンデレ全開な美羽のやりとりが可愛いのなんの。決して甘いだけの短編ではないのですが、このシリーズらしいほろ苦さでとても良かったです。


【追想画廊】
竹岡さんのイラストに野村さんの文章と短編が添えられた、画集…というかファンブック。
アニメイトで買うと初回特典で野村さんの短編がもう1個読めます。「神に臨む?」で遠子先輩が心葉の為にシュークリームを作るお話で、流人くんの目線から描かれる恋する乙女な遠子先輩がたまりません。

本編を思い出しながらイラストと添えられた文章を追っていくと、本編を読んだ時の胸の痛さがよみがえってきます。イラストの雰囲気も文章もぴったりとマッチしていて、存分に堪能できました。しかし、書き下ろしイラストの美羽が素でコノハちゃんに見えた私はどうしたらいいんだろう……

掲載されている短編は本編終了後、大学に入った心葉のお話。離れて暮らす二人の話なのに、本編最大級のラブラブっぷりなのはどういうことか。「恋する挿話集1」の方に掲載されている、大学に進んだ遠子の物語「今日のおやつ 特別編」と合わせて読むとなんだか感慨深いものがありますね。

っていうかこの短編でのラストの心葉のセリフはなんかもう、殺し文句すぎてズルいよ!
これ先に読んでいたら「このラノ2009」は間違いなくコノハに投票してたのに!

 

黄昏色の詠使い8 百億の星にリリスは祈り

[著]細音 啓 [絵]竹岡 美穂

エンジュでシャオ達と対峙したネイト達は、それぞれの因縁の相手から世界の真実、名詠式が生まれた訳を聞かされる。また、クルーエルはアーマから、自らが忘れ去った過去と存在意義を垣間見る。彼らが聞かされた、世界の真実とは……
   個人的お気に入り度数
名詠式の真実とクルーエルの正体に迫るシリーズ第八弾!……なんだけど、説明メインの回という感じでどうしてもダレる……しきりに場面や語り手を転換させて、説明に飽きがないよう配慮しているのはなんとなくわかるのですが、それにしても物語の最初から半分近くに至るまで延々と説明っていうのはちょっと。

これはもう、色々な意味でどうしようもないことかもしれませんが7?8巻を一気読みしていたら、全然感じ方が違ったと思う。7巻読み終わったときのテンションがあればその後100P以上延々と世界観解説でも何も感じなかったと思うんだけど、7巻発売から時間がたって、半分くらい前の話がうろ覚えになってたところに突然これを出されるのはつらいものが……どうせ2冊まとめたって「終わりのクロニクル7」より分厚くなる事はありえないんだからいっそまとめてしまえばよかったじゃない。600Pくらいの厚さならまだまだ全然余裕だよ!!!

リアルの都合で一気読みできなかったというのもあるけど、その後ようやく戦闘に入ってもいまいち盛り上がりが足りなかったように思える。個人的に私の場合、このシリーズの最大の魅力はやっぱりネイトとクルーエルの恋模様にあると思うので、それ以外のキャラのバトルにいまいち興味がもてなかったというのはあるかも。悪くはなかったんだけど、興味はもてなかったというのが本当のところかなあ。

 

コラボアンソロジー2 "文学少女"はガーゴイルとバカの階段を昇る

[著]野村 美月、井上堅二、田口 仙年堂、櫂末 高彰
[絵]葉賀 ユイ、竹岡 美穂、日向 悠二、甘福 あまね


文芸部の活動の一環としてやってきた図書館で、姫路瑞希と出会った遠子と心葉。以前から遠子と仲が良いらしい彼女だが、ちょっと元気がない。そんな瑞希を救うため、今"文学少女"が立ち上がる—!?
   個人的お気に入り度数
「文学少女」シリーズ、バカテス、ガーゴイル、学校の階段の4作品のコラボレーション5編を収録した短編集。
もうなんていうか……冬コミへの燃料投下ありがとうございます(鼻息荒く)

「"文学少女"と乙女に集う召喚獣」(文学少女×バカテス)
以前から噂だけ聞いてずっと気になっていた短編を、遂に読む事が出来たよ…!!姫路さんの話を聞いて何故か雄二と明久がデキていると勘違いした遠子先輩が、雄二達F組の面々と召喚獣勝負をする話。

遠子先輩の文学で鍛えた腐女子フィルターSUGEEEEE!!!!!
雄二と明久のいつものドツキ合いを見てあっさり「デキている」と言い切る彼女が最高すぎます。すげえ、すげえよこの人。かなり序盤から明久総受説を推奨してきた私ですが、遠子先輩の雄二×明久表現に新次元を見た気がする。「情熱的な視線の絡み具合」「甘えるような濡れた声」……想像するとエロい、エロいよ雄二×明久!!もう私、バカテスまともに見られない!!(腐女子的な意味で)

野村美月先生御本人による、華麗なる「遠子壊し」っぷりが壮絶。このコラボの裏タイトルは「本当はエロい"文学少女"」でいいと思います。この人きっと、心葉の居ないところでBLとか官能小説とかガッツリ摂取してるに違いない……

初々しく可愛らしい明久×瑞希とか、分かり合うペッタンココンビとかにもニヤニヤでした。そして葉賀さんの心葉くん可愛いよ心葉くん。心葉くんの召喚獣には是非別の機会にちゃんとバトルして欲しいなあ。あの武器でどうやって戦うのか見て見たい。

「"文学少女"と殺された莫迦」(バカテス×文学少女)※濃厚腐要素注意な初読感想:前編/後編
先行掲載されていた書きおろしコラボ。明久の国語力に将来の不安を抱いた遠子と心葉が文月学園を訪れたら、何故か殺人事件(!?)が起きて…というお話。この小説の感想については初読時に腐女子日記の方で散々痛々しく語っているので省略。

とりあえずコノハちゃん可愛いよコノハちゃん。コノハには女装が似合うと常々思ってた!!井上先生ありがとうありがとうありがとう大事な事なので3回言いました!!あとがきでの野村先生のはしゃぎっぷりにはごっついシンパシーを覚えます。

「天栗浜のガーゴイル」(ガーゴイル×階段)
旅行先で階段部の面々と遭遇した双葉が階段部の活動に興味を抱き、飛び入りで幸宏と階段レースをすることになるお話。

はっちゃけ率激高いコラボ群の中では割と正統派な短編。双葉をただの小学生だとナメてたら持ち前の運動神経とガーゴイルのサポートもあってかなりいいところまで追い詰められて…階段の爽やかスポ魂青春コメディと吉永さん家?のほのぼの具合が良い具合にマッチして、普通に面白かったです。筋肉部に筋肉を讃えられてドン引きする双葉が可愛い。それにしてもガーゴイルはどんどん妙な部分で器用になっていく…。

個人的にはガーゴイルのコラボはもう1個くらい見たかった気がします。というかガーゴイルに文月学園に乱入してもらって、卑怯な戦術をかますF組の面々に鉄拳制裁しまくる展開が見たかった。次の機会があったら是非そんな感じで……ってガーゴイル完結したからもう無理かな。

「バカと階段と召喚獣」(階段×バカテス)
文月学園が外部向けに行った召喚獣お披露目イベントの話を聞いた階段部が準備中のイベント会場に乗り込んで明久達と召喚獣で階段勝負をするお話。

序盤、かなり雰囲気の違う文月学園一同に違和感感じてもにょもにょしてしまってたのですが、だんだん読んでるうちに話に引き込まれて多少の違いは気にならなくなってしまいました。とりあえず、普段以上にバカ&ドジ5倍増しな明久や、所構わず足を引っ張り合いまくりな悪友コンビにニヤニヤが止まらない。

それより何より秀吉×雄二はじまりすぎた!!!すげえ、櫂末版秀吉最強じゃね!?ただ役になりきっただけとは到底思えない妖艶腹黒オーラに噴いた。雄二がツンデレなのは激しく同意!!「これの秀吉もう全然ちげー!」「でもこれはこれでイイ!!!」と脳内テンションMAXでした。

そしてこの作品の「あとがき」の破壊力は異常。もはや素で漫才の領域。櫂末先生が雄二、井上先生が明久に見えました。そういう幻視をしました。ごめんなさい。すいません。

一つだけ残念だったのは、この短編のみ文中挿絵がなかった事かなあ…甘福さんはこの後の文学少女×階段コラボでも挿絵を担当されているので負担が大きかった事は確かですが、唯一の表紙絵もメインは階段キャラでバカテス側は秀吉の召喚獣だけ。バカテスファンとしてはちょっと物足りなかったです。ううっ、甘福さんのイラスト好きなので楽しみにしてたのになぁ…

「"文学少女"とやってきた走者」(文学少女×階段)
他高校との交換入部で階段部に体験入部した心葉と、文芸部に体験入部した幸宏の一週間のお話。書きおろし。

普通に爽やか熱血青春スポ魂モノになっていて、純粋に楽しめました。なんだかんだと文芸部に馴染んでしまって平和な日々を謳歌するものの、どこか物足りなさを感じる幸宏と、典型的な文化系で階段部にちっとも馴染めず階段レースのタイムも上がらず疎外感を感じるばかりの心葉の姿が対照的。そんな2人の鬱屈を吹き飛ばすような最後の2日間での先輩達の行動に胸が熱くなりました。そして何気にLOVEもあるよ!!


一応全作品読んだ事があるというのは大きかったですが、どれも良い具合に各作品の雰囲気が融合していてとても面白い短編集でした。こういう企画は他のレーベルではやってないと思うので、今後も是非続けて欲しいです。やはり読んでない作品とのコラボはなかなか手を出し辛いものがあるとおもうので敷居は高そうだけど…