黄昏色の詠使い8 百億の星にリリスは祈り | 今日もだらだら、読書日記。

黄昏色の詠使い8 百億の星にリリスは祈り

[著]細音 啓 [絵]竹岡 美穂

エンジュでシャオ達と対峙したネイト達は、それぞれの因縁の相手から世界の真実、名詠式が生まれた訳を聞かされる。また、クルーエルはアーマから、自らが忘れ去った過去と存在意義を垣間見る。彼らが聞かされた、世界の真実とは……
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名詠式の真実とクルーエルの正体に迫るシリーズ第八弾!……なんだけど、説明メインの回という感じでどうしてもダレる……しきりに場面や語り手を転換させて、説明に飽きがないよう配慮しているのはなんとなくわかるのですが、それにしても物語の最初から半分近くに至るまで延々と説明っていうのはちょっと。

これはもう、色々な意味でどうしようもないことかもしれませんが7?8巻を一気読みしていたら、全然感じ方が違ったと思う。7巻読み終わったときのテンションがあればその後100P以上延々と世界観解説でも何も感じなかったと思うんだけど、7巻発売から時間がたって、半分くらい前の話がうろ覚えになってたところに突然これを出されるのはつらいものが……どうせ2冊まとめたって「終わりのクロニクル7」より分厚くなる事はありえないんだからいっそまとめてしまえばよかったじゃない。600Pくらいの厚さならまだまだ全然余裕だよ!!!

リアルの都合で一気読みできなかったというのもあるけど、その後ようやく戦闘に入ってもいまいち盛り上がりが足りなかったように思える。個人的に私の場合、このシリーズの最大の魅力はやっぱりネイトとクルーエルの恋模様にあると思うので、それ以外のキャラのバトルにいまいち興味がもてなかったというのはあるかも。悪くはなかったんだけど、興味はもてなかったというのが本当のところかなあ。
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