様々な過去のしがらみを乗り越えて、遂に同衾を果たすことができた狼士と律花。あとは初めての夜を過ごすだけ!と思ったのに、狼士の狼士がデカすぎてはいらないというトラブルが発生!!?心は通じ合っているのになかなか進展しない状況にもどかしい想いを抱える中、律花は会社でカウンセラーをしている女性と彼女のパートナーの男性と知り合うことになり……。
何が何でもチ◯コの話に繋げてくる
今回、とにかく現代軸のメインが「主人公の主人公がデカすぎて合体できない!」だったのでいつもの三倍増し下ネタでスゴかった。もう現代パートではどんな真面目な話してても巧みに◯ンコに繋いでくるので本当に腹筋がツラい。いやこれもう本人たちにとっては本気の悩みなんでしょうけど!でも!!!偶然知り合った異能力者と無能力者のワケありカップルとの関係、狼士と律花の初体験が無事完遂できるのかを主題にこれまでの展開に大枠でも一区切りつくお話で、過去編やクライマックスの異能バトルパートでは普段と比較してもかなりシリアスな話やってるんですよね。
それだけに 温度差 が 凄い
ここからの新展開が楽しみ
あとがきによると4巻の発売がほぼ確定しているということで、今回の巻では律花の生命を狙う「敵」の存在がチラ見せされたり、匂わせだけだった「あのキャラ」の事情が少しだけ明かされたり……と、これまで単巻でまとまっていた話に明確な「今後の伏線」みたいなのが挿入されはじめたのを感じて、1巻の頃から好きだった作品がここまで続いてくれたことがとても感慨深かったです。いやほんと有象先生の作品が2巻くらいで終わるのをいくつか見届けてきたのもあるけど、最近3巻まで続く原作なろうじゃないシリーズってラノベ界全体で見ても本当に希少な気がしてきたので……。そしてこの記事は4巻を読み終わった状態で書いてるんですけど、この3巻エピローグから4巻のプロローグの温度差で時間差で腹筋に大ダメージ受けてる。いやロングパスにも程があるでしょ!!ここから先どうなっていくのかとても楽しみです!!!
