ページ 186 | 今日もだらだら、読書日記。

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殺×愛 3—きるらぶ THREE—

オンライン書店ビーケーワン:殺×愛(きるらぶ) 3殺×愛(きるらぶ) 3

発売:2006.5
発行:富士見書房
[著]風見 周 [絵]G・むにょ
今回はアクション色強め。
ラブコメ的な意味で非常に熱いです。利用するだけだの義務だのなんだのいいながら少しずつ距離を詰めていくヒソカとサクヤ、二人の関係に目が離せません。一気に読みきってしまいました。

しかし、ヒソカの自分に向けられた愛情に対する鈍さには色々な意味で大矛盾を感じざるを得ないのですが、読者をも欺いているのか本当に自分に関してだけ異常に鈍いのかそういう部分の感情が死んでしまっているのか、どれだ?

ストーリーを読んでいった印象からするともう起承転結の「転」にさしかかる部分かなと思っているのですが、実際まだ300日近くあるんですよね。あとがきを読む限り今日が何曜日で?なんて話のつじつまを合わせているというネタがあったけど、この調子で行くと完結までにどれだけかかるんだろう?イメージ的には5?6巻で終わりかなというイメージなのですが。

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殺×愛 2—きるらぶ TWO—

オンライン書店ビーケーワン:殺×愛(きるらぶ) 2殺×愛(きるらぶ) 2

発売:2006.2
発行:富士見書房
[著]風見 周 [絵]G・むにょ
いや?…空、青いなあ…

青春っていいよなあ…

というわけで、今回はラブコメ中心です。個人的には非常に「青臭くて」良し。そしておバカなラブコメの後に「彼女は空を見上げていた」で締められてキュンとなった…それまでの作品とのギャップが相乗効果できます。マジ切な過ぎ…。
そしてサクヤの天然ツンデレぶりが非常に可愛い。プリン博覧会?の話とか非常に可愛い。今こそ言おう、可愛いは正義。

しかしこれ、1巻から比べて加速度的に面白くなってくるんですけど。主人公もだんだん本音を出してきて良いカンジです。あれですね、男のツンデレですねヒソカ!(黙れ)ほのぼのとした中にもふと胸を突く終末的な刹那さというか、そんな感じの空気がたまりません。

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Add 機械に捧ぐレクイエム

オンライン書店ビーケーワン:AddAdd

発売:2005.3
発行:角川書店
[著]仁木 健 [絵]椋本 夏夜
なんか全体的にちぐはぐな印象…。
基本的に「萌え」を狙いたいのか「燃え」を狙いたいのかようわかりません。色々な意味で。きっと椋本夏夜さん+銀髪ツンデレ二重人格ゴスロリ美少女という時点できっと萌え狙いなのだろう。
なんというか、説明しがたいですが「萌えと燃えがお互いを抑制しあって微妙な小説になっちゃいました」みたいなイメージががが。
主人公の「マンガおたく」な設定とか殆ど生かせてないし。(時々出てくる「マンガの法則」とかが結構的を得ていて面白かったり、特殊戦闘モード時の掛け声に燃えてしまっただけに余計残念…)
アイリーンも可愛いんだけど、なんか二重人格設定があまり生かせてない気がするし(自他共に認める二重人格萌えとして残念でならない)
1巻読んだあと2巻を読むまでにダレてダレてダレまくり、2巻読んでる途中でもダレた。
素材はいいのに調理法をまちがっちゃったようなそんな印象がぬぐえません。

アイは可愛いんだけど、リンがアイが感情を取り戻す為だけのダシに使われているようにしか見えなくて、なんだかかわいそうなんですよう…。

このシリーズ、萌え萌えなラブコメ小説路線か、燃え燃えなアクション小説路線のどちらか一本に絞った方が売れるんじゃないかしら。

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アストロ!乙女塾! 僕は生徒会長に恋をする

オンライン書店ビーケーワン:アストロ!乙女塾!アストロ!乙女塾!

発売:2006.3
発行:集英社
[著]本田 透 [絵]うろたん
前回の感想で大分文句つけたけど、ここまで来るともうだんだんバカらしくなってきて「呆れ」とか「女のプライド」とか何もかも通り越して面白くなってくるから不思議です。

もう、この本は登場人物全てに対して
「ばっかじゃねえのお前らwww」
と指を差して笑えるようになったらしめたもんだとおもいます。

前巻読んだ時の私のように女のプライドがどうのとか、
男の妄想には呆れるとかいってるようでは正直まったく楽しめません。
世の中のそういった感情をかなぐり捨てた時この作品の本当の面白さが…(違)

特に晶とかね。晶とかね。
1巻では割合私好みのツンデレ少女だったのになあ…
今や、押しも推されぬ作品を誇る馬鹿ですね。

10万人の生徒会長とかドキッ☆少女だらけの地底帝国!
なんてコトバにときめくような貴方はどうぞ。
あと ある意味 間違った意味で 続編が楽しみ(最後の挿絵参照)

しかし集英社は一体どこにいってしまうのだろう…。

「今回ホノカはさりげなくいいとこどりだよなー」と思う私はやはりマイナー嗜好ですか。

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殺×愛 1—きるらぶ ONE—

オンライン書店ビーケーワン:殺×愛(きるらぶ) 1殺×愛(きるらぶ) 1

発売:2005.11
発行:富士見書房
[著]風見 周 [絵]G・むにょ
長いこと積読にされていた最大の原因はやはり主人公が低体温すぎて私の好みではないって所が大きいんでしょうが…今回の話ではそんな主人公の捨て切れない「人間味」のようなものが垣間見えたので良かったです。まあ普通に面白いし。個人的には元生徒会長曰くの“偽悪者”って言葉がお気に入り。

しかし最近の天然系ツンデレッ子の好物はプリン固定ですか?
「レジンキャストミルク」のヒロインもプリン好きだったよなー…と。
↑といえば、2巻が行方不明で完全な積読化していて切ないorz

色んな所でも言われてますが、にゃみちゃんが可愛いです。
でもラストのサクヤの屋上のやり取りは反則だとおもいます。いやあ、天然ツンデレは可愛いなあ…(惚)プリンなアレは狙いすぎなかんじで引いたけど。
あと、派手な活躍は無いんだけど来夏は平均的に可愛い。全体的に壊れたキャラだらけの中で、唯一の普通のオンナノコ的キャラなので、この展開では何かと難しそうだけど是非最後は幸せになって欲しいと思わせてしまうキャラですね。

最後、ストーリーとは割と関係ないけど

女の子たちは《敵》か《味方》かで友達付き合いを考えている側面があるらしい。

この一行には非常に同意。

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少女には向かない職業

オンライン書店ビーケーワン:少女には向かない職業少女には向かない職業

発売:2005.9
発行:東京創元社
[著]桜庭 一樹
GYAOでドラマ版をネット配信するとのことで読んでみました。
その前からタイトルに惹かれるものはあったのですが?…。

「中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した。
夏休みにひとり、それと、冬休みにもうひとり。
武器はひとつめのときは悪意で、もうひとつのときはバトルアックスだった。」

という印象的な文章で始まり、主人公こと大西葵がいかにして人を2人殺すに至ったかという顛末を描いています。ミステリー関係のレーベルから出てる割には特に謎解き要素はありませんが富士見ミステリーも似たような感じなのでそんなものなのかな、ミステリーレーベル。

きわめて普通の女の子がちょっと変わった女の子に出会い、変わっていくという過程は同氏の「推定少女」と似たようなイメージですが、「推定少女」よりも格段に救いがありません。また、全編通して描かれる各キャラクターの行動や心情が非常にリアルで、“殺人”という非日常を描いた小説でありながらそんな事件はどこにでも転がっていそうにも思えて別の意味でゾっとするものを感じます。特に女の子内の「グループ行動」の醜さって奴は色々な漫画でも取り上げられるネタではありますが人殺しのシーンよりもゾっとしました。

また「ド田舎」+「ゴスロリ少女」というのも情景を想像すると非常にミスマッチで異常性が引きたってて良いです。ただ最近都会っ子にはゴスロリ少女はちょっと珍しいくらいの存在程度でしかない気がするので田舎とセットでちゃんと想像しないと「なんでゴスロリ?」って感じになりそうな…私は↑の単語の組み合わせで真っ先に「下妻物語」を思い出してしまいました。

どこか稚拙な殺人計画といい、等身大の少女達のリアルな心が感じられて面白いと思います。オススメ!

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蒼穹のファフナー(再読)

蒼穹のファフナー蒼穹のファフナー

[著]冲方 丁 [絵]平井 久司
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アニメ「蒼穹のファフナー」のノベライズ。
以前友人に借りて一度だけ読んだことがあるのですが、当時はアニメ版を見る前で良く判らないまま読んでいたので自分で買って再読してみました(積読本の予備を鞄に入れるの忘れて帰宅中暇だったので…)

ストーリーはアニメの設定を下敷きに書かれたオリジナルのストーリーになっています。キャラクターもメイン以外のキャラはほとんど出てこないし人類軍も出てきません。またマークゼクスが永久欠番になってたり、甲洋や真矢に超能力的な力が備わっていたり、と細かい設定に違いがあります。

アニメでは何の活躍もせずに死んでしまった蔵前がかなり出張っている事(RIGHT of LEFTではメインキャラらしいですが…)に加えて翔子の話の比重が非常に大きいです。特に翔子は重要キャラの割にあまりキャラクターの掘り込みがされないまま逝ってしまった観があるので好きな人には必見かと。(小説版の翔子ちゃんは健気で天然でめちゃくちゃ可愛いです(笑))また、真矢がヒロインに格上げされてますねー。全体的に女の子の扱いがよくなってる印象。

逆にアニメと違って総士と一騎の絡みは殆ど無いのでそちらに萌えな腐女子さんには辛いかも?(前半は下手するとアニメ版よりも総士×一騎ですが)というか総一萌えしたいなら同氏の「ストーリー創作塾」が一番萌えられるかと!

この他、色々アニメでは深く語られていない設定や設備・各キャラクターの行動の真意や心情が丁寧に描かれていますのでアニメ版が好きだった人にはオススメです。メインキャラでも咲良達3人や乙姫は出てこないのでその辺が好きな人には微妙かもしれませんが…(いつかもう一作くらい出してその辺を補完して欲しいな?(笑))

■参考リンク
 ・「蒼穹のファフナー」初読感想

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天空のアルカミレス

オンライン書店ビーケーワン:天空のアルカミレス天空のアルカミレス

発売:2006.4
発行:メディアワークス
[著]三上 延 [絵]純 珪一
「シャドウテイカー」の三上さんの新シリーズ。

シャドウテイカーはどちらかというと守られ主人公と戦うヒロインというカンジだったのですが、今回は主人公がちゃんとヒーローしてます(笑)ヒロイン二人も妹的存在な幼馴染と謎の転校生で偉くストーリーも王道展開をひた走ってます。個人的には断然ツンデレと見せかけてかなり天然、な日向子推しです。

しかし、このタイプの主人公を際立たせるには多少は仕方ないんだろうけど、日向子の戦闘力がなんというかかませ犬すぎる…最初から出てきたのが最強部類の敵だったから仕方ないとはいえもう少し戦闘的な見せ場があっても良かったんじゃないかなあとか思ってしまうのですが(雑魚敵一匹をかっこよく倒すような見せ場くらいあっても良かった気がする)
逆に礼菜は無力キャラですが色々秘密がありそうなので今後が色々と楽しみ。東京アンダーグラウンドの某正ヒロインみたいに「序盤で攫われたまま出番ナシ」っていう展開だけは避けて頂きたいですが…というか全体的にこの話、東京アングラに似てるなあ。

王道展開大好きなのでめちゃくちゃ今後が楽しみです。

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ガンソード 夢見る頃をすぎても

オンライン書店ビーケーワン:ガンソードガンソード

発売:2006.1
発行:角川書店
[著]倉田 英之 [絵]植田 洋一
2005年秋から放映されていたアニメ「ガンソード」のノベライズ作品。
アニメ本編第一話の前となる話だそうです。

メインキャラクター?の3人を主人公にした短編的な小説が3本。3本とも全く毛色が違い、またアニメ本編前のストーリーとなっているためアニメを見ていないと判らないといったような部分が全く無く、またアニメを全部見た人にも美味しい内容となってます。アニメを見たことが無い人はそのままアニメへ?という形になっており、ノベライズとしてはかなり理想的な形じゃないでしょうか。

2章のカルメンの話もかなり好みな話なのですが、やはりなんといってもラストのヴァンが主役の短編がぶっとびすぎで面白いです。
というか、あれって明らかに天才バカb(強制終了)
版権は大丈夫なのか!?

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召喚士マリアな日々 熱湯編

オンライン書店ビーケーワン:召喚士マリアな日々 熱湯編召喚士マリアな日々 熱湯編

発売:2005.12
発行:富士見書房
[原案]安田 均 [著]北沢 慶 [絵]四季 童子
「ファンタジアバトルロイヤル」で連載された召喚士マリアの外伝的短編集。

面白かったけど、本編が元々こんなノリだから他の作品の外伝に比べてイマイチ破壊力がないような気が。ただ本編のギャグノリ(つうか、エロノリというか…)が増えただけの縮小版という感じなので短編のありがたみが無いなあ。(その前に読んだ「9S SS」がかなり個人的に神だったので、比べてしまうというのはあるかも)

特に書き下ろしの「サザンクロースによろしく」が微妙。もはや途中からノリがあかほりさとるみたいなノリになってる上、サザンクロースの中の人はひょっとしたら既存のモンコレ系のシリーズに出てる人なのかなんなのか、特に正体を思わせる描写も無いのに明らかに途中から「読者のみんなはもうこいつの正体わかってるよね!」ってノリでドン引き(前半で“ラ…もとい”的表現があったから、多分シリーズ関連作品を読んでいれば当然皆知ってる人なんでしょう。マリアの兄貴ともかかわりある人だったようですし。)

明確な同一シリーズじゃない以上「マリア」シリーズ以外のシリーズを読んでいることを前提としたネタはやめていただきたいんですけど、わがままなんでしょうかね?。

そして全編に渡って展開される、本編では書くの我慢してたんだろうなあ?と思われる百合全開なサービスシーンの数々…レズハモウイイデスorz

面白いことは面白かったけど格別どこが面白かったってのがないんだよな?…シリーズ全体から比較するとやっぱイマイチです。
四季童子さんの描くメイドマリアに萌えたのでそれでいいy(強制終了)

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