“裕時 悠示” の検索結果 | ページ 2 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:裕時 悠示 (22 件 / 3 ページ)

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる

 

妹みたいな可愛い幼なじみ・千和。「絶対やだ!やだやだっ!あんたなんかが彼とつきあうなんてぇっ!」銀髪お嬢サマな帰国子女・真涼。「あら、幼なじみごときにそんな決定権があるのかしら?」―おお、どうしてこうなった!?俺は平穏な高校生活を望んでいたのに、真涼と“秘密”を共有したためムリヤリ彼氏にされてしまった!ヤキモチを爆発させた千和が叫ぶ。「あたしだってモテてやるもん!」何かを企み、真涼が微笑む。「では私達がサポートしますね?」千和の彼氏作りになぜか協力するハメになった俺の運命やいかに!?―。 (「BOOK」データベースより)

 とある「他人には話せない事情」からかなり強引にクラスでも有名な美人の真涼と付き合う羽目になってしまった。それを聞いた幼馴染の千和が対抗して自分も彼氏を作る、などと言い出す。真涼の計らいで千和に彼氏を作らせるべく謎の部活を結成したんだけど……というお話。

 もっとガチで三角関係なラブコメかと思ったら予想以上にコメディだった。むしろギャグだった。中二邪気眼ポエム朗読は……マジ腹筋にクリティカル入るから……やめ……いややめないで……(ビクンビクン)

 真涼にはなんか色々と裏がありそうだし、千和や鋭太も決して明るい出自というわけではないんだけど、それは置いておいて気持ちを軽くしてさらっと読める。この軽さは好きだなあ。ラブ分も無いわけではないけどやや薄めで……というかラブ度は低いのに三角関係火花バチバチ度だけは半端無いあたりが、個人的には大変好みです。あと一歩間違えるとあとがきで言ってたような何かの方向に突入しそうな危ういバランスを感じたけど、なんだかんだで3人がお互いの事を嫌いあってなくて表面上は火花散らしてても仲良くしてるのが微笑ましい。

 ……それにしても、確かに火花を散らしているのは彼女と幼馴染だけど、フラグ的には「俺の彼女と幼馴染と親友がフラグすぎる」だと思うのは私だけでしょうか。カオル君から……濃厚なフラグ臭が……する……。「親友だからね」とかやたら強調してきたり、あのタイミングで「モテるのに彼女いない」とか「(自分以外)のことが好きとか」とかいう主人公の地文が出るのはどう考えてもフラグだと思うのですがどうなのそこんとこくわしく!!!


踊る星降るレネシクル

 

空手家VS.ひきこもり。個性で戦う「ミカホシランキング」が行なわれているミカホシ学園。レンヤは、ともに格闘術を学んだ少女、瑞貴を追ってこの学園にやってきた。闘いが全てに優先するミカホシの世界にとまどうレンヤの前に、不思議なほっぺを持つ少女、すまるが現れる。「お礼なんか言わないから。こんなことされても、ランカーバトルで手かげんなんかしないからっ!」彼女の真っ赤になったほっぺに、文字が浮かび上がる。『うれしい!』『ありがとう!』。二人の出会いから生まれるのは黄金の星か、屑星か!?GA文庫大賞“奨励賞”受賞のハイテンション学園ストーリー。 (「BOOK」データベースより)

過去の事件がトラウマとなり戦えなくなってしまった主人公が、かつての幼馴染を追いかけてやってきた街で落ちこぼれ少女の“師匠”を頼まれて……というお話。

傷つける事を恐れて戦いから逃げている主人公・レンヤと母の影を追い求め、どこか空回りしているヒロインその1・すまるが少しずつ精神的にも肉体的にも成長していく姿がとてもよかった!!最初は弱かったすまるがレンヤの何気ない一言によって劇的に成長し、最後はレンヤを引っ張り上げる役割を果たす事になるクライマックスが本当にヤバイ。もう1人のヒロイン・幼馴染の瑞貴とのやりとりにも随所でニヤニヤが止まりませんでした。

主人公2人も美味しいんだけど、個人的には事あるごとにレンヤに愛を囁きまくるすまるの幼馴染・乾が大変美味しい。万人を愛する“両刀使い”っぷりもさることながら、自らの能力故に悩み、葛藤する姿が大変良かったです。最終決戦目前の彼の独白を聞いた後で中盤の展開を読み返すと、彼のレンヤとすまるへの“愛”が決して形だけのものじゃないと伝わってきて、胸が熱くなる。それにしても、メインヒロインズはそんなことないのにこの作品脇役女子キャラの腐りっぷりが酷い。「腐海の女王」とか、まさしくそのまんまですね!!

個人的には「レネシクル」を使った異能バトルシステムが物凄く面白いのに、結局メインの3人が割とまともな格闘術で戦っちゃってるせいでその辺の面白味を味わいきれなかったのが唯一残念でした。もうふやカタナみたいな異色能力のバトルがもっと見たいなあ。その辺は続編に期待。


「好きなライトノベルを投票しよう!! 2014年上期」投票します。

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2014年上期

 また最終日にギリギリ投票ですが、参加させていただきます。既存タイトル4、新規タイトル3で計7作品です。

既存シリーズ

amazon.co.jp:踊る星降るレネシクル 5
裕時 悠示「踊る星降るレネシクル 5」(⇒感想
 3年ぶりの新刊!でいきなりのシリーズクライマックスだったけどそのブランクも気にならないほど面白かった!3人のヒロイン達が囚われの主人公を奪還するため、それぞれのやり方でところ狭しと暴れまわる姿がかっこよかったです。レンヤまじヒロイン。
【14上期ラノベ投票/9784797369212 】
amazon.co.jp:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9
渡 航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9」(⇒感想
 読む前のあらすじから深刻な胃痛がする今巻ですが、予想に違わず胃痛で死にそうになる泥沼っぷりと、そこから彼らが少しずつ本当に少しずつお互いに歩み寄っていく姿がアツかった。八幡がやっとみせた本音にも涙がこみあげる想いでしたが、平塚先生の教師としての懐の深さにまたウッと言わされるなんでこの人誰も貰ってあげないの(世の中間違ってる)
【14上期ラノベ投票/9784094514827】
amazon.co.jp:ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです
榎宮 祐「ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです」(⇒感想
 本編も盛り上がる中の過去編でしたが、こちらは本編とはまた全く別の形で物凄く面白かった!絶望的な戦いの中でそれでも生きることを諦めない最弱の人間たちが、歴史の影としてイチかバチかの大博打に挑む姿が印象的でしたがそんなことよりジブリールさんのラスボスの貫禄がすごすぎて「そういやこの人こんなに強かったんだ!!」ってなりました。大体全部ジブリールさんのせい。
【14上期ラノベ投票/9784040663821】
amazon.co.jp:甘城ブリリアントパーク3、4
賀東 招二「甘城ブリリアントパーク3、4」(⇒3巻感想
 4巻も読了してるけどまだ感想書けてないので……。物語の本筋を進めるよりこういうキャラクターを掘り下げた中編・短編のほうがずっと面白いのもどうかなと思いつつ、本当に面白かった。2巻時点では割りと端役っぽいキャラクターだったバイトの子たちがなかなかおもしろい味出してて、遊園地内で繰り広げられる馬鹿騒ぎがとても楽しい。あと西也の残念なイケメン属性はもっと全力で押し出していくべきだとおもいます!
【14上期ラノベ投票/9784040702070】


新規シリーズ

amazon.co.jp:ご覧の勇者の提供でお送りします
田口 仙年堂「ご覧の勇者の提供でお送りします」(⇒感想
 勇者の活躍をテレビで流している世界で、学校の生徒会長とともに初めての「コンビ勇者」になった元・魔王を妥当した勇者の息子のお話。某ヒーローアニメを彷彿させるとかそういうことは多分突っ込んではいけない。自分の思っていた勇者像と現実の「職業勇者」に折り合いの付けられない主人公が他の「勇者」たちの生き様に触れ、少しずつ気持ちを軟化させていく様子が楽しかった。ファンタジー世界で世界観も結構重たいけど、あくまでご近所風味なあったかい雰囲気の物語が魅力的でした。
【14上期ラノベ投票/9784040700670】
amazon.co.jp:わけありの方、歓迎します。 斎藤さん家の五ツ星アパート
宇佐見 秋伸「わけありの方、歓迎します。 斎藤さん家の五ツ星アパート」(⇒感想
 斎藤アパートを舞台にちょっとワケアリの人たちが繰り広げる少しほろりとする良い感じの話。一見直接的な繋がりがないと思われる物語を一気に繋げてくるエピローグが絶妙で、主人公ともいえるその人物の人生に思いを馳せる読後感がとても好きでした。あと2話目の悪友ぶりが大変美味しかったです。
【14上期ラノベ投票/9784048664677】
amazon.co.jp:リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判
羽田 遼亮「リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判」(⇒感想
 ロープレ世界を舞台にした法廷バトルもの。“ゲームのお約束”ともいえるアレやコレやに全力でツッコミ入れまくる両陣営に、元ネタを知ってるとニヤニヤしてしまうこと請け合い。ミステリー・サスペンス的な作風を期待すると痛い目見ますが、一環して某ロープレを引き合いに出したメタメタっぷりと、主人公である新米弁護士とその師匠である弁護士の喧々囂々のやりとりがとても楽しかったです。しかしこれスクエニ的にどうなのか!とか多分考えちゃいけない。
【14上期ラノベ投票/9784047293991】



2013年に面白かったライトノベル7選

 大変遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 新年の恒例行事ですが2013年に読んだライトノベルから面白かったものをいくつか。試しに計算したら2012年の125冊からガクッと落ちて2013年は69冊しか本を読んでいなかったので控えめです。控えめですが色々思うところはあったので情熱はつめたつもりです。またお前その作品かっていうのも混ざってますが仕方ないんです諦めてください。

 巻数少な目のものから順不同。

和智 正喜「消えちゃえばいいのに」(⇒感想
  消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)
 祖母が死んだ翌日死神を名乗る少女から手渡された、100人の名前が書かれた名簿。この名簿に名前の書かれている人間達はこれから「自分のために」殺されるのだという。

 淡々と容赦なくシステマチックなまでに次々に死んでいく登場人物達と、それに対して殆ど感情を動かさずに受け止めていく主人公と、彼を取り巻く異常な愛の姿に理解できないものへの嫌悪感がすごいけどそれが良い。最後まできっちりと、救いの見えない終わりを貫いてくるのがよかったです。そしてラストのやりとりがどうしようもなく好きだ。

友野 詳「クレイとフィンと夢見た手紙」(⇒感想
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 届く事のないはずの手紙を届ける『郵便屋』のふたりが、つぎはぎだらけの世界のさまざまな人に手紙を届ける連作短編。

 MF文庫Jで男子ふたり表紙とか珍しい!!と大変不純な理由で購入しましたが、キャラクター達の掛け合いといい物語が進むに連れて明らかになっていく世界の謎といい、大変好みのお話でした。電撃文庫とかで一時流行ったちょっと不思議な連作短編系列が好きだった人なら美味しくいただけるかと。主人公コンビのやりとりが、とても好きです。

壁井 ユカコ「2.43 清陰高校男子バレー部」(⇒感想
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 東京に転校して数年ぶりに戻ってきた幼馴染の灰島はバレーバカになっていた。最初は興味本位で彼のバレー部活動に付き合い始めた黒羽は、次第に自らもバレーという競技の虜になっていく。ところが、とある一件をきっかけに灰島との関係がぎくしゃくしはじめて……。

 中学時代の歯車が噛みあいそうで後一息のところで致命的にかみ合わない感じがすごくもだもだするんだけど、その分高校時代編に突入してからの展開がアツい!黒羽・灰島を中心に様々なコンプレックスやトラウマを抱えた登場人物たちがそれぞれの形でそれを克服し、1つの強い「チーム」へとまとまっていく姿に胸がアツくなりました。バレーボールものというよりはそれにまつわる少年少女達の関係性を描いた物語なんだけど、スポーツに掛ける少年少女の熱い思いと成長と、それだけでは収まらない人間関係のあれこれがとても楽しかったです。

あざの 耕平「東京レイヴンズ」(⇒シリーズ感想
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 アニメ化に際して途中で止まっていたのを一気読みしたんだけど、とんでもなく面白かった!!あざの作品はスロースターター、と良く耳にしますけど7巻くらいから別物かっていうほどに面白かった。特に9巻での、これまでの巻でばら撒かれた伏線を一気に回収して行く爽快感はやばい。萌えと燃えの同時多発テロにもほどがある。

 序盤から冬児・春虎の悪友関係をずっとプッシュしているのですが、後半になればなるほどそういう意味での美味しい組み合わせが増えて言うというか、京子と鈴鹿とか、土御門親世代萌えとか、鏡vs大友とか、大友・木暮の親友コンビとか、大友と存在がネタバレなあの人とか、とにかく萌え(燃え)ポイントがたくさんあるのでヤバイ。アニメが盛り上がればいいなあと思いつつ、原作の新展開の続きを楽しみにしています。

裕時 悠示「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」(⇒シリーズ感想
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 去年に裕時悠示作品の一気読みをした時は「踊る星降るレネシクル」の方がむしろ好きだったんですけど、アニメ化の最中に出た6巻の破壊力がスゴかった!!真涼さんが可愛すぎて生きるのが辛い……恋に不器用どころじゃない彼女の生き方と、そんな彼女の頑なな心までも解かそうとする黒歴史ノートの破壊力がすごかった。来月、1年越しの新刊が出るようなのでそちらもとてもたのしみ。

 あと、6巻とはまったく別の意味で、6.5巻が凄かった。カオルはもうここまできたら最後まで性別不詳を貫いて欲しい。短編「カオルのカオリ」での性別不明な魔性っぷり素晴らしかったです。

和ヶ原 聡司「はたらく魔王さま!」(⇒シリーズ感想
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 正直ほんとうにアニメには期待してなかったのに、アニメの出来が半端なく良くて震えた「魔王さま」なんだけど、同時進行ででてた原作も凄く良かった!!天使勢の来襲からはじまった「エンテ・イスラ編」。庶民派ファンタジーなのに異世界いっちゃって庶民派分はどうなるんだろうと心配していたけど、そんな心配などどこふく風で異世界でもしっかり庶民ネタをぶつけてくるのが凄い。そして、ついに長年のわだかまりに決着をつけた恵美の心の動きが、とてもアツかった。

 思い返すと、2013年だけで4冊、BD特典含めると6冊出てるんですね。なんか色々な意味で、魔王さまイヤーだった気がする去年。次から始まる新展開も楽しみにしています。あと、アニメの2期も待ってる!!

井上 堅二「バカとテストと召喚獣」(⇒シリーズ感想
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 「またこれか」といわれようがこればかりははずすわけにはいかなかったんだ……!!長年追いかけてきたシリーズの、本編完結編。正直10巻ラストで長年の因縁の決着を3年生に邪魔されてからの展開には色々ともだもだする部分が多かったんだけど、そういう鬱屈をぶっとばしてくれる素晴らしい完結編でした。明久にきちんと相手を選ばせつつ、同時に選ばれなかった方にもまだまだチャンスはあるよっていう恋愛関係の決着のつけ方もとても好き。

 そして最後に手を取って逃げるのは雄二なんですね最後までナイス悪友ありがとうございます!!11巻で自暴自棄になった雄二を叱咤するわデレるわで再び立ち上がらせた明久と、12巻で茫然自失状態に陥った明久に自らは何も働きかけずに周囲に発破を掛けさせ、再起を信じてお膳立てだけは整えて待つ雄二という、正反対のようでどこか似たもの同士な反応が大好きです。

 残るは短編のみということで、もう12巻のようなアツい展開は見られないのかなあと思うと本当に本当に寂しいのですが、終盤では控えめだった「バカ」をもう一度見れると思えば、それはそれで物凄く嬉しい。井上先生の新シリーズも含め、今年の展開も本当に楽しみにしています。


「好きなライトノベルを投票しよう!!2013上期」に投票します

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2013年上期
今回も参加させていただきます。本日最終日です!!

下半期に読んだ本がかなり少なめだったので、10票入れられる枠があるんですが削りました。
既存5、新規2です。下期はもうちょっとよみたい。書影クリックでamazonの作品ページに飛びます。

既存シリーズ

amazon.co.jp:バカとテストと召喚獣11
井上堅二「バカとテストと召喚獣11」(⇒感想
 序盤中盤の鬱屈する展開から、明久が雄二に喝入れるわ敵の前で相棒自慢するわで立ち直らせるまでの流れが本当に好き過ぎて好き過ぎてもう私は。完結に向けて色々な状況が動いた巻で思うところも色々あったけど、この物語のもう一人の主人公とも言うべき雄二の心の成長と気持ちの決着に胸が熱くなりました。もうほんと、明久と雄二の悪友関係、好き。
「ハッ。だから、負けないように助けてくれるんだろ、相棒?」
「雄二じゃなくて、霧島さんのためならね」

【13上期ラノベ投票/9784047287525】
amazon.co.jp:俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる
裕時 悠示「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」(⇒6巻感想/6.5巻感想
 アニメは4巻までしかやらなかったけど、俺修羅は5巻以降のガチ修羅場展開がいいんだよぅ!!と全力で主張するものであります。特に6巻の引き、ほんと酷い。ほんと辛い。そして黒歴史ノートがズルい。6.5巻のカオル話の同性間の友情と異性間の恋愛の境界を揺らがせる圧倒的な性別不詳性萌えもたまらなかったです。な、7巻マダー!?(るるルの続編もそりゃあもう楽しみだけども)
「だって会長は──エイタのことが、本当に好きだよね?」
【13上期ラノベ投票/9784797372847】
amazon.co.jp:はたらく魔王さま!8
和ヶ原 聡司「はたらく魔王さま!」(⇒7巻感想/8巻感想
 勤労話のついでにファンタジーやってる感のこれまでの魔王さまも大好きなんだけど、8巻以降のエンテ・イスラ編の盛り上がりっぷり凄いなあ!投票対象期間外ですが、この間でたばかりの最新刊も凄かった。これまでにばら撒かれた様々な伏線が一気に集まってくる8巻の盛り上がりは必見。あと芦屋の圧倒的な正妻力及びヒロイン力も必見。
「でも、宇宙人も、米を食うためには働かないとならないのです」
【13上期ラノベ投票/9784048914062】
amazon.co.jp:ノーゲーム・ノーライフ
榎宮祐「ノーゲーム・ノーライフ」(⇒3巻感想/4巻感想
 1巻からずっと、安定して面白い!最弱の人類種があの手この手を駆使して人外達を様々な「ゲーム」でねじ伏せていく爽快感と、全力で盛り込まれた中二っぷりがたまりません。様々な意味で「2人で1人」な空白兄妹の強く歪んだ依存関係もとても美味しい。
「人類種(さいじゃく)に“弱者の魔法”で勝とうなんて、年季が違うんだよ──Noob(しょしんしゃ)ども」
【13上期ラノベ投票/9784840149587】
amazon.co.jp:新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 下
葵せきな「新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 下」(⇒感想
 「生徒会の一存」本編で割と目を瞑られてきた感が強かった杉崎の“ハーレムエンド思想”における最大の問題点を最悪のタイミングでたたきつけてくる自爆テロが壮絶。新キャラ多数登場の外伝作ではありますが、どうしようもなく本編の続きで、杉崎鍵の物語の幕を引くのに相応しい物語でした。彼を影から支える旧生徒会メンバーとのやりとりもすごくよかった。
「カガミ一世一代の自爆テロは、流石に効果ありましたでしょうか、セーンパイ?」
【13上期ラノベ投票/9784829138663】


新規シリーズ

amazon.co.jp:甘城ブリリアントパーク1
賀東招ニ「甘城ブリリアントパーク1」(⇒感想
 おっとり美少女とツンデレ美少女に囲まれた遊園地経営系ラブコメかと思ってたらマインドがオッサンなマスコット達がひたすら居酒屋で愚痴る話だった。ディ○ニー系のもふもふを期待していったら実はTE○だったよくらいのアレ。主人公とヒロイン達の関係も楽しいのですが、朴念仁系ツンデレ主人公と年季を漂わせるおっさんマスコットの織り成す複雑な関係が、大変美味しかったです。
「だとしたら、なんでわたしたちにあんな格好をさせたの?」
「1000人より、1001人を呼ぶためだ」

【13上期ラノベ投票/9784829138281】
amazon.co.jp:温泉ドラゴン王国1 ユの国よいとこ、一度はおいで
山川 進「温泉ドラゴン王国1 ユの国よいとこ、一度はおいで」(⇒感想
 温泉の湯を組み合わせた不思議な魔法を編み出して色々なトラブルを解決しつつ、基本はそうだ!温泉旅館で国興ししよう!というお話。温泉が舞台といっても過剰なあざといお色気シーンがあるわけでもなく、男女関係なくまったりと楽しめる楽しいお話でした。あといろんな意味でクライマックスシーンのあの猫耳は必見(真顔)
破壊の化身は、骨の髄にまで響く大音声で告げた。
『温泉はどこじゃ』

【13上期ラノベ投票/9784906866175】



読了記録まとめ[2013年2月分]

2月の読了冊数は13冊でした。

2013年2月の読書メーター

読んだ本の数:34冊 / 読んだページ数:6796ページ

リバーシブル!(1) (IDコミックス/わぁい!コミックス) (IDコミックス わぁい!コミックス)リバーシブル!(1) (IDコミックス/わぁい!コミックス) (IDコミックス わぁい!コミックス)感想

ツバキちゃんが男子姿で男前っぷりを見せ付ける展開はいつですか!男子制服姿がカバー裏しかないなんて…orz 見た目も行動もどうみても美少女なのに心はしっかり男の子なツバキちゃんとてもおいしい。一人称使い分けるの美味しい。主人公が女装させられながら段々色々揺らいでる感じの心の動きとか、それぞれみんな「心は男の子」な上で女装してるのが楽しかった。

読了日:2月1日 著者:すえみつぢっか

俺を愛してもいいんだぜ? (2) (バーズコミックス ルチルコレクション)俺を愛してもいいんだぜ? (2) (バーズコミックス ルチルコレクション)感想

この終わりかたは終わり方で好きなんだけどこのもだもだのままあと何冊か続いて誉様に落とされるところまで見たかった気がするこのもどかしさ…!!新連載があの人メインなので、そっちで補完されたりするかしら。

読了日:2月2日 著者:秋葉 東子

ROBOTICS;NOTES     2 キルバラッド・ファントム (角川スニーカー文庫)ROBOTICS;NOTES 2 キルバラッド・ファントム (角川スニーカー文庫)感想

原作で言うと個別ルート入る直前くらいまで。原作では殆ど見えなかった淳和ルート間のこなちゃんの動きが見れたのが面白い。ゲームからは見えてないところで彼女自身がひどく衝撃を受け、揺らいでいたんだなあと、胸が痛くなる。あと、ちょくちょく挟まれるフラウ母の視点が…黒幕さんほんとゆがみねえ。

読了日:2月5日 著者:岩佐 まもる

リバーシブル!(2)特装版 (わぁい!コミックス)リバーシブル!(2)特装版 (わぁい!コミックス)感想

8話で男前すぎるツバキちゃん大活躍にひゃっはあした後9話の葵ちゃんにごっろごろさせられたやばい……このもどかし友情倒錯系ほもがやばい……!!!書き下ろしの恥じらいに関する話も大変ニヤニヤしました。そして公式アンソロがとても薄い本だった。まさかの男同士のキスシーン…

読了日:2月6日 著者:すえみつ ぢっか

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 (ファミ通文庫)ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 (ファミ通文庫)感想

本人無意識のうちに何本のフラグ乱立させてるんだ!なんというフラグ建築士…。周囲が勝手に色々超解釈して、正体バレないまま噂と誤解が一人歩きしていく展開が楽しい。

読了日:2月6日 著者:野村 美月

妄想少女オタク系 1 (アクションコミックス)妄想少女オタク系 1 (アクションコミックス)感想

な、なんだろうこのなんともいえないいたたまれなさ……。

読了日:2月6日 著者:紺條 夏生

わたしに××しなさい!(11) (講談社コミックスなかよし)わたしに××しなさい!(11) (講談社コミックスなかよし)感想

えーどうみても時雨に未練たらったらなのに、そっちいっちゃうの…両想いエンド持っていくためには現在の関係を一端白紙にして正常化させないといけない流れなのはわかるんだけど、他の面子が結構しっかり自分の気持ちを見つめているだけに、雪菜のどっちつかずな(というかどっちも手放したくないとしか思えない)態度には若干イライラさせられる。漸く雪菜が恋愛と自分の小説を切り離して考え始めたので今後の展開に期待だけど、色々と迷走してる感否めないのがなあ。

読了日:2月6日 著者:遠山 えま

会長はメイド様! 16 (花とゆめCOMICS)会長はメイド様! 16 (花とゆめCOMICS)感想

妙に碓氷がデレまくるとおもったらフラグだったかー……!まさかのあの人たちとの共闘展開美味しすぎるんだけど、割と何でもソツなくこなすイメージあった会長が慣れないあれやこれやで七転八倒する姿がかわいい。両想いになって以降、ひとさじの甘さを含んだ2人のやりとりと、碓氷との「身分」の違いに悩む会長の姿が本当にたまりません。

読了日:2月6日 著者:藤原ヒロ

お金がないっ 7 (バーズコミックス リンクスコレクション)お金がないっ 7 (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

狩野さん驚きすぎワロタしかしそのリアクションはあぶない。

読了日:2月7日 著者:香坂 透,篠崎 一夜

監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)感想

ちょっと追加シーンとかはあるけどだいたいアニメ忠実なかんじのコミカライズ。割と序盤はよくわからないで見てたから振り返り的な意味で新たな気持ちで読めた。

読了日:2月8日 著者:三好 輝

めだかボックス 19 (ジャンプコミックス)めだかボックス 19 (ジャンプコミックス)感想

手ブラジーンズ先輩が全開パーカー先輩に…。安心院さんのスキル連発が完全にスキル芸になってる感とかおもってたら色々と凄い展開だった。

読了日:2月8日 著者:暁月 あきら

校舎のうらには天使が埋められている(2) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(2) (講談社コミックス別冊フレンド)感想

先生の狂気がこわい…色々な意味で、生徒に操作されやすいチョロい先生なんだろうけどそれにしてもこれは。ついでに隼人君がもれなくヤンデレ化しそうでうわあ…。いよいよ苛めに対抗する側のななめちゃんが出てきたけど、ほんとこれどうなるのか。しかしななめちゃんの登場シーンかっこいい。

読了日:2月12日 著者:小山 鹿梨子

校舎のうらには天使が埋められている(3) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(3) (講談社コミックス別冊フレンド)感想

虐めどころかこいつら全力で殺す気まんまんじゃないですかやだー!ソラが好きだった××君って多分アレだよなあ…。

読了日:2月12日 著者:小山 鹿梨子

はたらく魔王さま!  7 (電撃文庫)はたらく魔王さま! 7 (電撃文庫)感想

改めてちーちゃんいい娘…真奥を意識し始めた頃のわたわたしたちーちゃんが本当にかわいい。そしていい年して訪問販売に押しきられる漆原がマジニート駄天使……

読了日:2月12日 著者:和ヶ原聡司

問題児たちが異世界から来るそうですよ?  降臨、蒼海の覇者 (角川スニーカー文庫)問題児たちが異世界から来るそうですよ? 降臨、蒼海の覇者 (角川スニーカー文庫)感想

前巻までの展開を考えると箸休め的なお話だったけど、「ノーネーム」のメンバーたちの間での信頼や成長を確かに感じ取れる一冊。飛鳥や耀の成長も勿論だけど、ジンきゅんの組織の長としての成長っぷりにときめいた。

読了日:2月14日 著者:竜ノ湖 太郎

GDGD-DOGS(1) (KCx ARIA)GDGD-DOGS(1) (KCx ARIA)感想

いやおもしろいんだけど、先生揃えられてないのに専用コース作って毎日自習とか生徒来なくても放置とかちょっと高校教育それでいいんかすぎてこれどうなの。「明日になったら本気出す」を地でいくマンガ描く気ないイケメンどもの発言にはへんな笑い出た。

読了日:2月14日 著者:遠山 えま

GDGD-DOGS(2) (KCx(ARIA))GDGD-DOGS(2) (KCx(ARIA))感想

「教えて羅★仏」はなんかこう、ラブコメ装ったギャグなんですよね…!?(震え声) コミケの話わらたっていうかこいつら1学期のあいだマジで遊んでいただけと言う説が

読了日:2月14日 著者:遠山 えま

屍姫(17) (ガンガンコミックス)屍姫(17) (ガンガンコミックス)感想

大群編長かったなあ……神佳さんお疲れ様でした。

読了日:2月17日 著者:赤人 義一

屍姫(18) (ガンガンコミックス)屍姫(18) (ガンガンコミックス)感想

猟奇的な百合だった。そして嵩柾ェ……

読了日:2月17日 著者:赤人 義一

(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?- (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?- (ビーズログ文庫)感想

独占欲丸出しな旦那様と少しずつ自分の気持ちを自覚しはじめたフェルが可愛すぎてもう。安定のドS×男前具合だった。次回いよいよあの姫様が来るのかな。カバー裏で腹抱えて笑う。

読了日:2月17日 著者:夕鷺かのう

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6.5 (GA文庫)俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6.5 (GA文庫)感想

表紙の美少女……一体何ry カオルの短編がとてもよかった。もうここまできたら最後まで性別不明瞭を貫いて欲しい。どっちだかわかんない背徳感があってこその、ラストのミステリアスな魅力が最高でした。//次はるるル!!

読了日:2月18日 著者:裕時 悠示

マギ 16 (少年サンデーコミックス)マギ 16 (少年サンデーコミックス)感想

オマケ漫画の紅玉ちゃんがチョロすぎて萌えしんだ…

読了日:2月18日 著者:大高 忍

死神姫の再婚 -四つの愛の幕間劇- (ビーズログ文庫)死神姫の再婚 -四つの愛の幕間劇- (ビーズログ文庫)感想

カシュヴァーンの過去話で、父親への屈折した想いや唯一の理解者となっていったトレイスへの依存に近い気持ちと徐々にすれ違っていく様子がとても良かった。そして「成長痛」から「王子様総選挙」の落差がやばい。アリシアといちゃつきたくて完全にオアズケ喰らった犬状態なのがどうしてこの人こうなっちゃったのすぎてカシュヴァーン様まじ残念…!!

読了日:2月20日 著者:小野上明夜

STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐  変移空間のオクテット(2) (富士見ドラゴンブック)STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 変移空間のオクテット(2) (富士見ドラゴンブック)感想

1巻で原作の内容を殆どやってしまい、どうするのかとおもってたら世界線移動後のオリジナル展開が楽しかった!ラボメンが次々変な能力に目覚めたりとめちゃくちゃやりながら、しっかり原作の意味不明な世界観を補完していく展開が楽しい。ルカ子さん抱いて!(オカリンを)そしてナイトハルトと鳳凰院凶真の中二病全開なやりとりはよいものだ…

読了日:2月21日 著者:明時 士栄

桃色ヘヴン!(1) (デザートコミックス)桃色ヘヴン!(1) (デザートコミックス)感想

職業病でなにかと日常生活中に脳内でエロ変換はじめちゃう桃子が微笑ましいww

読了日:2月21日 著者:吉野 マリ

問題児たちが異世界から来るそうですよ?    ウロボロスの連盟旗 (角川スニーカー文庫)問題児たちが異世界から来るそうですよ? ウロボロスの連盟旗 (角川スニーカー文庫)感想

ジンくんがちょっとかっこよすぎてもだえる。いよいよ敵の姿が見えてきて次が楽しみになる引きだった。はじめての十六夜メイン回ということで、そっちの意味でもとても楽しみ!

読了日:2月22日 著者:竜ノ湖 太郎

蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)感想

1巻とくらべるとはっちゃけぶりが落ち着いたなあ…という感じだったけどあいかわらず駆真さん歪みないシスコンだった。

読了日:2月23日 著者:橘 公司

一途恋愛自覚ナシ! (バーズコミックス リンクスコレクション)一途恋愛自覚ナシ! (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

「親友だった頃のほうがずっとベタベタしてた」できゅんときた!!独占欲の強い男前受おいしい。2個目の話の、表情からはじまる恋な展開もとてもすきだったー。

読了日:2月23日 著者:六路 黒

変身できない (バーズコミックス リンクスコレクション)変身できない (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

本田さんが男前すぎてかっこいいんだけど行動がいちいち斜め上すぎて腹筋辛いwwwww染谷さんの意外な素顔にもときめいた。おもしろかったー!

読了日:2月23日 著者:香坂 透,篠崎 一夜

甘城ブリリアントパーク1 (角川ファンタジア文庫)甘城ブリリアントパーク1 (角川ファンタジア文庫)感想

魔法も希望もあるんだよ(でも夢と奇跡はありません)。 異世界ファンタジー要素もあるけどその能力には頼らず、あくまで人間の力で事態を解決していく姿がよかった。しかし、なかじまゆか先生の可愛いイラストにつられると割りと痛い目をみるラノベですよね…おにゃのことのキャッキャウフフとか名ばかりでおっさんの愚痴がメインです(真顔)あと、西也の「友達いない残念ナルシスト」設定は面白いのでもっと強調してほしかったなあ。

読了日:2月26日 著者:賀東 招二

勇者リンの伝説  Lv.1 この夏休みの宿題が終わったら、俺も、勇者になるんだ。 (富士見ファンタジア文庫)勇者リンの伝説 Lv.1 この夏休みの宿題が終わったら、俺も、勇者になるんだ。 (富士見ファンタジア文庫)感想

個性豊か(オブラート)な仲間達が集まってあらぬ方向に向かって暴走するバカ小説…とおもってたら最後でなんか綺麗に落としてきたなぁ。仲間が増えたあたりから一気に面白くなってきて、キャラクター同士の掛け合いをニヤニヤしながら楽しめました。

読了日:2月26日 著者:琴平 稜

好きっていいなよ。 2 (デザートコミックス)好きっていいなよ。 2 (デザートコミックス)感想

早川ちゃんと補完話あったんだ…!!水着回でのめいの父親の話しとか、結構アニメでとばしたエピソード多いんだなあ。愛子さんの話がなまなましい。

読了日:2月27日 著者:葉月 かなえ

STEINS;GATE 永劫回帰のパンドラ ドラマCD付き初回限定版 【書籍】STEINS;GATE 永劫回帰のパンドラ ドラマCD付き初回限定版 【書籍】感想

このヒキはひどい!!なんという生殺し!!助手の記憶を移植した人工知能とか第三次世界大戦に向けた動きとか様々な意味で騒がしくなってきたけど、色々な意味で今回は橋田親子が美味しいところを全部もっていった感。「だーりん」の出会いとは一味違った、ぎこちないもどかしい関係にニヤニヤする。

読了日:2月28日 著者:

生徒会の一存×僕は友達が少ない 特別編『コラボする生徒会』生徒会の一存×僕は友達が少ない 特別編『コラボする生徒会』感想

残念系ラノベ主人公界隈でもハブにされる小鷹さんマジパネエ!!しかも難聴が完全に芸と化している……。碧陽学園生徒会と聖クロニカ学園隣人部の残念な人たちが、いろんな意味でギリギリのところで和やかにコミュニケーションとってるようにみせかけて互いにダメージしか与えない不毛なやりとり繰り広げてるのに笑った。最後の杉崎と小鷹には理科ちゃん真冬ちゃんじゃなくても転がらざるをえません。

読了日:2月28日 著者:葵せきな


読書メーター


読了記録まとめ[2013年1月分]

1月の読了冊数は13冊でした。

2013年1月の読書メーター

読んだ本の数:37冊 / 読んだページ数:7825ページ

やましいゲームの作り方 (ガガガ文庫)やましいゲームの作り方 (ガガガ文庫)感想

粘着音のつくりかたわろた。面白かったけど、エロゲ会社でのエロゲ製作と学園生活どっちの描写もいまいち盛り上がりにかけたかなあという気持ちが若干…。

読了日:1月3日 著者:荒川 工

生徒会の一存 8 (ドラゴンコミックスエイジ)生徒会の一存 8 (ドラゴンコミックスエイジ)感想

“これからも彼らの日常は続いていく”とゆるっとほの暖かく締める終わり方がとても好きでした。原作にあったシリアス展開は一切挟まず、あくまで彼らの幸せで閉じきった日常のみを描ききって原作に帰って行くような終わり方が素敵。あと、会長と杉崎のキャッチボール話の破壊力やばい!!はがないコラボは買い逃がしていたので収録してくれてありがたかったです。

読了日:1月10日 著者:

ハイキュー!! 4 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 4 (ジャンプコミックス)感想

序盤からスガさんの熱意にきゅんきゅんさせられた!思うようにいかず試行錯誤を続ける日向を激励する先輩たちの頑張りが熱い。練習試合の真剣なぶつかり合いと、それとはうってかわっての試合前後の両校選手の仲良し具合にものすごくときめいた。セッター二人のコミュ障対決可愛い。キャプテン二人の昼行灯対決ニヤニヤする。西谷さんまじ旭さん大好きすぎて微笑ましい!旭さんのガラスハート……。そして田中先輩いつのまにそんなに意気投合しちゃったの!男子高校生全開すぎるやりとりにニヤニヤとまらなかった。

読了日:1月11日 著者:古舘 春一

魔女の絶対道徳 (ファミ通文庫)魔女の絶対道徳 (ファミ通文庫)感想

伝奇系ちょいエログロ暗黒ラノベかとおもったらむしろ重たい設定をツマミに人外ヒロインたちとのちょっとかみ合わないサツバツとした下ネタ系会話劇を楽しむのがメインだったみたいな。前者を期待していたので、おおう、となったけど面白かったです。主人公は死にかけてるんだからもうちょっと瀕死ぶり強調しても良かった気がする

読了日:1月15日 著者:森田季節

生徒会の土産  碧陽学園生徒会黙示録7 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7 (富士見ファンタジア文庫)感想

いろいろ開き直った葉露君のリリ姉へのぶっちゃけ具合にものすごいニヤニヤする。そして本編並行で進んでた2シリーズに綺麗なオチをつけてからの、シリーズ登場人物勢ぞろいの二次会のぐだぐだっぷりが最後まで彼ららしく、とてもたのしかった。生徒会の中だけではじまった閉じた物語にこれだけたくさんの人物が関わってきたのだなあとおもうと感慨深い。枯野マジツンデレ。あとオチがまさかの兄さん。

読了日:1月16日 著者:葵 せきな

新生徒会の一存  碧陽学園新生徒会議事録 上 (富士見ファンタジア文庫)新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 上 (富士見ファンタジア文庫)感想

1年の時に旧生徒会メンバーによってフラグを立てられた(ただし杉崎側のみ一方的にw)杉崎が、色々合ってこんどは自ら新生徒会メンバーとのフラグ構築の為に奔走するお話。メインのお話も楽しいけど、旧生徒会メンバーや家族や幼馴染、そして学校では親友やら宿敵やらに支えられながら孤軍奮闘する姿が楽しかった。風見めいくとの相棒関係も美味しいなあ。

読了日:1月17日 著者:葵 せきな

時には玩具のように (ぶんか社コミックス)時には玩具のように (ぶんか社コミックス)

読了日:1月17日 著者:葉月 かなえ

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)感想

序盤の揺らがない夏川真凉さんどこいってしまったんだよ可愛すぎる…あと黒歴史ノートが過去最大級にズルい

読了日:1月17日 著者:裕時 悠示

鬼灯の冷徹(1) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(1) (モーニング KC)感想

実はギャグだよと聞いてはいたけど聞いてた以上にはげしくギャグだっためちゃくちゃ笑ったwww仲悪しな似た者同士は良いものです。

読了日:1月18日 著者:江口 夏実

ROBOTICS;NOTES -Pleiades Ambition-1 (アライブコミックス)ROBOTICS;NOTES -Pleiades Ambition-1 (アライブコミックス)感想

日高親子の昔の仲良し親子っぷりが可愛すぎる。何度も壁にぶつかって挫折を経験した昴の複雑な心情は原作ゲームでもうっすらとわかるように描写されていたけど、改めてロボットに対する情熱やただ真っ直ぐに夢に向かって突き進もうとするロボ部(というかアキちゃん)への内心の屈折した感情が見て取れて、とてもよかった。

読了日:1月19日 著者:空十雲,5pb.

メガネ男子ピンク奉仕 (ジュネットコミックス ピアスシリーズ)メガネ男子ピンク奉仕 (ジュネットコミックス ピアスシリーズ)感想

「コスプレは脱がしちゃだめなんだ!!」まったくそのとおりだとおもいます描き下ろしの着衣じゃんけん!が!!個人的には、メインの話以外は全体的にもうちょっと受の子に恥じらいとツンがあったほうが好みなんだけど、攻めの子の着エロ関係のこだわりが大変美味しかったです。女装じゃなくても徹底的に受けの子を脱がさない徹底具合が素晴らしいと思いました。あと「恋愛マニュアル」の、普段寡黙なのに突然饒舌になる攻おいしい。

読了日:1月20日 著者:なるしすのあ~る

ぼくらの 1 (IKKI COMIX)ぼくらの 1 (IKKI COMIX)感想

基本設定は知っていたけど、あらためて初手から既に全力で全滅エンドの予感しかしない…

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 2 (IKKI COMIX)ぼくらの 2 (IKKI COMIX)感想

その後の運命が明確になってしまったぶん、選ばれた子供たちがその時までをどうやって生きるかに焦点が…今巻で犠牲になった2人がどっちもとても良い子達なのでとてもやりきれない。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 3 (IKKI COMIX)ぼくらの 3 (IKKI COMIX)感想

「精神がまともなの、加古と古茂田くらい」でなんとなくあーっとなった。加古はほんとに普通の少年の反応だよなぁ。そして本田さん色々壮絶…。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 4 (IKKI COMIX)ぼくらの 4 (IKKI COMIX)感想

チズの最後せつない……。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 5 (IKKI COMIX)ぼくらの 5 (IKKI COMIX)感想

うわあ、敵の正体うわあ………。マキちゃん良い子…。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 6 (IKKI COMIX)ぼくらの 6 (IKKI COMIX)感想

キリエと田中さんの会話、考えさせられるなあ。先生はあれだけ色々あったのに変わらずドクズ……

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 7 (IKKI COMIX)ぼくらの 7 (IKKI COMIX)感想

コモの最期せつなすぎる……

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 8 (IKKI COMIX)ぼくらの 8 (IKKI COMIX)感想

アンコの話の最後の最後でジワっときた。ウシロが〜、というのはなんとなくそんな予感がしてたけど、最後のカナちゃん!?

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 9 (IKKI COMIX)ぼくらの 9 (IKKI COMIX)感想

ま、前巻から引き続きわかりやすい死亡フラグ会話はやめるだーー!!カナちゃんけなげすぎる…。マチちゃんの正体はとにかくコエムシがって……えぇっ!?

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 10 (IKKI COMIX)ぼくらの 10 (IKKI COMIX)感想

ウシロとマチの旅にジワジワ泣かされるわ二人のもどかしいやりとりにニヤニヤしたりしてたらこれだよ……これ…だよ……。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 11 (IKKI COMIX)ぼくらの 11 (IKKI COMIX)感想

最後の最後でコエムシがかっこよすぎて困った件。ウシロの戦闘はもうちょっと綺麗に終ると思ったのに最後の最後で壊滅的に救いなかったなあ…。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

H+P(10)  ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)H+P(10) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)感想

エリス様ナイスFUTOMOMO!!(コメント書いてる最中にエラー出て消えたのでなんかもうこれだけ書いておけば良いような気がした)

読了日:1月21日 著者:風見 周

おこぼれ姫と円卓の騎士 将軍の憂鬱 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 将軍の憂鬱 (ビーズログ文庫)感想

ノーザルツ公の追及をかわしつつ、歴戦のオジサマを口説き落とすレティまじ男前!!クライマックスのやりとりで転がった。

読了日:1月22日 著者:石田リンネ

H+P(11)  ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)H+P(11) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)感想

だめだこの主人公なんとかしないと…。恭太郎より恭太郎を説得するアレスタがかっこよすぎたので、もうそろそろ彼に日の目を見せてあげてください。あと、姉ちゃん反則すぎワロタ。

読了日:1月22日 著者:風見 周

H+P(12)  ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)H+P(12) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)感想

正直、タイトルで判別できない短編集を完結目前に挟むのやめろしと思うんだけど、カリギュラと桜子の話はこのタイミングでないと入れられなかったよなあ。11巻の恭太郎の行動に対してフォロー入ってたのはよかった。

読了日:1月23日 著者:風見 周

ラストゲーム 3 (花とゆめCOMICS)ラストゲーム 3 (花とゆめCOMICS)感想

合宿からの遭難→お見舞いコンボとか、あと蛍君をふまえた微妙な三角関係っぽいアレとか、もうなんかほんとニヤニヤとまらないやばい。

読了日:1月23日 著者:天乃忍

ノーゲーム・ノーライフ3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……? (MF文庫J)ノーゲーム・ノーライフ3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……? (MF文庫J)感想

2巻のラストがアレだっただけに、最初からクライマックスすぎる。片割れを見失った白が壊れそうになりながらギリギリの所から「真実」を見出していく展開がアツかった!しかし、本当にもとの世界で何があったというんだ…//あとがきからもれ出てくる流れが色々家庭内製手工業すぎてヤバい。本文に挿絵にコミカライズの下書きまでってどんだけ…

読了日:1月24日 著者:榎宮祐

H+P(13)  ?ひめぱら? (富士見ファンタジア文庫)H+P(13) ?ひめぱら? (富士見ファンタジア文庫)感想

さいごのさいごで中○しだの生○だのと壮絶な生々しさだった…そこはファンタジーのままおわらせてくれよ!本編終了時点でメルルちゃん15歳も正直ギリギリ感ありすぎるけどカリギュラ様11歳はガチでアウトだとおもう。

読了日:1月25日 著者:風見 周

暁のヨナ 10 (花とゆめCOMICS)暁のヨナ 10 (花とゆめCOMICS)感想

テジュンが残念すぎて可愛すぎる。少しずつヨナ一行に感化されて良い方へと変わっていくのがアツかった!そしてヨナ姫かっこよすぎ。

読了日:1月26日 著者:草凪みずほ

うそつきリリィ 10 (マーガレットコミックス)うそつきリリィ 10 (マーガレットコミックス)感想

主人公カップル関係ない所で三角関係デキたりほもゆりな四角関係が出来上がっている…!!太陽の孤立無援っぷりがさすがの不憫No.1男子だなあ。表紙見て一瞬最終巻かとおもったむしろヒドい引きで次巻につづいてた。

読了日:1月26日 著者:小村 あゆみ

どうにもならない (Dariaコミックス)どうにもならない (Dariaコミックス)感想

独占欲強いやんちゃ系年下攻×可愛い系で無防備男前な年上受美味しい…!!メインのカップリングが好きすぎるんだけど、途中からパパンが可愛すぎて目が離せなかった…どっちのカップリングも大変美味しかったです。親子でストーキングと盗撮しすぎふいた。

読了日:1月28日 著者:桐祐キヨイ

フキゲンシンデレラ(1) (電撃ジャパンコミックス)フキゲンシンデレラ(1) (電撃ジャパンコミックス)感想

表紙と主人公の名前につられて正直すまんかった…序盤はアキちゃんがずっと彼シャツ状態だったので大変美味しかったです。それはおいておいて、すごい、主人公含め登場人物にキチガイしかいない(※褒めてる)サスペンスっぽい何か。色々導入部分という感じなので今後の展開が楽しみ。

読了日:1月28日 著者:村山渉

フキゲンシンデレラ(2) (電撃ジャパンコミックス)フキゲンシンデレラ(2) (電撃ジャパンコミックス)感想

サラシをはがす場面が大変いかがわしい。そして主人公の過去うわあ…TSだけじゃなくて、微妙に二重人格状態になってると見ていいんだろうか?伏線ばかり増えていく感じで、どういうふうに回収していくのか楽しみ。

読了日:1月28日 著者:村山渉

アーマード・マーメイド (富士見ファンタジア文庫)アーマード・マーメイド (富士見ファンタジア文庫)感想

びっくりするほど正統派なスポ根系近未来バトルものだった!主人公が自分の実力を自覚し、底辺から必死に努力して、今の自分に何ができるか考えて、必死に周囲に喰らいつき、おいついていこうとする姿がアツい。なんだかんだで潜在能力に目覚めそうな気配だし、色々一筋縄ではいかない黒幕もいそうだけどその辺も今後どうなっていくのか楽しみ。幼なじみとの無自覚夫婦具合がたまらなかったです。

読了日:1月29日 著者:風見 周

はたらく魔王さま!ハイスクール! 1 (電撃コミックス EX 185-1)はたらく魔王さま!ハイスクール! 1 (電撃コミックス EX 185-1)感想

用務員な芦屋も大変微笑ましいけどヒキニートストーカー生徒会長な漆原が可愛すぎてそれだけで元をとった気分に。しかしどうせ学パロなら原作をアレンジしながら踏襲する展開じゃなくて一通りキャラだしした後はオリジナル展開とかではっちゃけてくれてもいいきがするんだけど。そういえば恵美は普通に高校に通っていてもおかしくない年齢だった…(素で忘れてた)

読了日:1月30日 著者:和ヶ原 聡司

おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)感想

最後の1Pが反則過ぎる!!未来の王としては優しすぎるレティの考え方にいろいろなことを気づかされ、そして憧れていくアストリッドの姿にニヤニヤした。あとノーザルツ公とレティの似たもの同士が故の奇妙な信頼関係美味しい。

読了日:1月31日 著者:石田リンネ


読書メーター


2012年に面白かったライトノベル10選

 あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

 新年の恒例行事ですが2012年に読んだライトノベルから面白かったものをカテゴリごとに10作品にまとめてみました。腐女子に特にオススメしたい編と2作に分けた時期もありましたが、なんか実際まとめようとしたところ普通に全作品女子にお勧めしたかったという現実が発覚してしまったのでやめました。全部女子にも読んで欲しいです読 ん で く だ さ い。

 件数を絞った関係で毎年しつこく推してる感のあるシリーズは除外しましたがそちらは年度関わらず常にお勧め&読んでくれるかたを随時募集しておりますので宜しくお願いします。バカテスとか生徒会の一存とか死神姫の求婚は流石にしつこいとおもったので!でも好きなので!!!よろしくおねがいします!!

 なお、書影は私が読んだところまでなので実際はもっと先まで巻数が出ている可能性があります。

この友情に萌えた!編


大樹 連司「ボンクラーズ、ドントクライ」(⇒感想
そんな彼を裏切る算段を僕は立てている。たかが、桐香なんて存在のために。
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 最初は片田舎の男子高校生2人の『ごっこ遊び』でしかなかった特撮映画制作。それは都会からやってきた少女の加入により現実味を帯びたものとなっていく。完成に近づいていく映画とともに、主人公は掛け替えのない相棒との『友情』と恋した少女への『恋慕』の間で揺れ動くことになる。
 ゆっくりとした時の流れる田舎での文化系部活動を中心に据えた主人公達3人の青春具合も大変良かったのですが、やはり友情と恋愛の間で揺れ動く主人公の葛藤が大変たまりませんでした。

野村 美月「ヒカルが地球にいたころ…」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「もし、ぼくが殺されたって言ったら、きみはぼくを殺した犯人をつかまえてくれる?」
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 見た目の怖さから周囲に敬遠されている是光に声をかけてきた学園一のモテ男・ヒカル。「頼みごとがある」という彼は、肝心の頼みごとを口にする事なく事故で亡くなった。彼の葬式に出向いた是光の元にヒカルの幽霊が現れて……。
 殆ど他人といってもいいヒカルからの『たのみごと』を、取り憑かれているとはいえ親身になって解決しようとする是光の不器用な優しさと、是光をヒーローと仰ぎ、自分にはないなにかを見出して憧憬するヒカルの関係性がたまらない。ツンデレヒロインの式部さんもめちゃくちゃ可愛いのですが、生前は全く別の人生を歩みながらそれぞれの理由で友達というものがまるで出来なかった二人の友人関係にときめきがとまりません。ヒカルの死に関する謎も提示され、今後が楽しみなシリーズ。
 ……今年こそ最新刊までおいつきたいです。

裕時 悠示「踊る星降るレネシクル」(⇒感想:1巻 / 2巻 / 3巻 / 4巻
「バカ野郎。カッコつけんじゃねえよ」「いいじゃないか。これが俺の愛さ」
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 とある理由から戦う事を避けている主人公・レンヤが、幼馴染を追いかけてやってきたミカホシ学園。そこは個性が生み出す異能力を持って戦う“ミカホシランキング”で全てが決まる学校だった。“御三家”のみそっかす娘・すまるになつかれ、彼女の師匠となったレンヤだが……?
 個人的には「俺修羅」よりはこっちのほうが好きだ…。典型的な現代を舞台にした異能バトルモノなんだけど、ひきこもりでも極めれば強い!みたいなバラエティ豊かな異能力と、割と王道ド真ん中なアツい展開が楽しくてたまらない。レンヤを巡る三角関係+αなドタバタも楽しい。そして“愛”することで異能を発揮する(=自らの愛情が能力に起因するものか本当のものかが分からない)、すまるの幼馴染で主人公の友人の乾闇鳴の設定が美味しくてたまりませんでした。4巻は大変良い親友回でありました……裕時先生、俺修羅もいいけどこっちの5巻も早めにお願いします(切実)

この関係性に萌えた!編


夕鷺 かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「みなさま、ご機嫌麗しゅう。……夫を返してもらいにまいりましたわ」
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 顔がそっくりな自国の王女・シレイネの身代わりとして隣国の「毒龍公クロウ」に嫁いだ庶民の娘・フェル。上手い事仲をこじらせて離婚してしまえば一攫千金!と美味しいバイトだと思っていたのに事態は思わぬ方向にばかり転がっていく。フェルは無事に期間内に離婚できるのか!?
 悪い噂ばかりが先にたつ王族の元に政略結婚で嫁いで云々というある意味少女小説では王道な展開なんだけど、どう考えてもお互いに悪くは思ってないはずなのに、素直に好意を表現出来ず独占欲ばかりが先走るクロウの不器用なドSっぷりと、恋愛感情に疎くてクロウの行動に振り回されながら時折ぽろっとむきだしの好意がぽろっと顔をだすフェルの関係がおいしすぎてもうわたしは。そしてフェルがいちいち男前すぎていくら床ローリングしてもたりない。フェルの母国にも色々と裏がありそうでそちらの展開も楽しみなんだけど、とりあえず壁ドンは正義。

榎宮 祐「ノーゲーム・ノーライフ」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「だから俺は、『人類』を信じない」「だがその『可能性』を信じる」
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 2人で1人の無敵の凄腕ゲーマー兄妹“空白”。天才故に人間社会に馴染めず、引きこもりになっていた2人はある日、ゲームの勝敗で全てが決まる異世界に召喚される。16種族で国取りゲームをするその世界で、ゲームから脱落寸前の“最弱”人類種の王となった2人は異種族達への侵略を開始する。
 人の機微と人心を掴む事に長けた兄の空と、幼くして過ぎるほどの豊富な知識を持ち冷静な判断力で物事を見据える妹の白。紛うことなく“天才”であるがゆえに2人揃えば最強であり、同時に2人でなくては何も出来ない(まともな生活すら送れない)という共依存具合が大変美味しい。……のですが、2人にゲームでまけて“空に恋する”という命令を強制させられてしまった不遇の元人類種王女・ステファニーの弄られっぷりが正直たまりませんもっとあの娘辱めて!!ください!!!ただし健全の範囲で!(※ただしボーダーラインはToLOVEるやチャンピオンREDいちごである)
 人間の存亡を賭けた国取りゲームですら碁盤の事のように弄ぶ2人の無茶苦茶さと、それとは対象的に報われない天才を捨て置けない真摯な想いがたまりません。

湊 ようこ「氷雪王の求婚 〜春にとけゆくものの名は〜」(⇒感想
あの時ああしていれば、なぜ自分はこの時こうしてしまったのか。彼女の後悔は尽きない。それは私も同じだ。
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 恋人と引き裂かれ、皇帝エドリックの元に嫁ぐ事を強いられたアイリス。『氷雪王』との異名を持つエドリックは色々と曰くつきの人だった。妻を妻とも思わない態度に憤っていたアイリスが、少しずつ2人は夫婦らしくなっていく。その先にまつ、悲しい運命も知らずに。
 仲良くなってからはただの夫婦でなく、后妃として時には夫の力となり、2人で新しい国づくりをしようと邁進する2人の姿にときめきがとまらないんだけど、並行して語られる物語のはるか先、未来からの視点が指し示す二人の悲しい結末にゾクゾクさせられる。可愛らしい表紙からは想像も出来ないようなかっちりした中世ファンタジーロマンスで、男性女性問わずにオススメしたい一冊でした。

渡島 健康 「魔王様げ〜む!」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想
「さあ、いつも生意気なその口から、今日は違う声色を聞かせてもらおうかな」
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 魔王ディンゴを倒しに行ったら魔法で性転換させられ、魔王直属のメイドにされてしまった勇者レイモンド(メイドとしての名前はレモンちゃん)。世の全ての女性を愛し、メイド全員を平等に愛すると豪語する稀代の女好きっぷりとセクハラだらけの行動に最初は反感ばかり覚えていたが、女としての生活に慣れてくるにつれ案外仲間想いで為政者としても優秀なディンゴに悪い気はしなくなってきて……。
 レーベルごとお亡くなりになって未完のまま終わると思っていたらなんとか3巻が出ました(ただし電子書籍オンリーだ)。メインとしてはディンゴとレモンの関係性を主軸に据えたハーレム内エロコメなんだけど、主人公のレモン(レイモンド)が男としていつか越えるべき相手としてディンゴの背中を追いかけながらも、同時に1人の女としてディンゴに惹かれていくという相反する感情の間で揺れ動く姿が溜まりません。続きが書けなくも無い終わり方だったので、別レーベルに拾い上げとかでもなんでも続きが出てくれないかなあ……

このキャラクターが美味しい!編


竜ノ湖 太郎「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想 / 4巻感想
「君は、この世界が好きなのか?」「ああ、大好きだぜ。一生涯を腐りながら過ごしてやれる程度にはな」
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 子供達3人は異世界からの「世界の全てを捨てて“箱庭”にこられたし」という招待状を受け、異世界へと召喚される。たどり着いたのは“ギフトゲーム”と呼ばれるゲームの勝敗が全てを決める世界。異世界にあっても特出した能力を持つ“問題児”達は様々な理由から、弱小ギルド“ノーネーム”に力を貸し、魔王を倒す事を決意する。
 チート能力を持った主人公3人が異世界の世界を舞台に所狭しと暴れまわる爽快感がたまらない!3人とも、ただ“問題児”なのではなく、様々な理由から元の世界で本気を出しきれなかったり不幸な境遇にあったり鬱屈を感じたりしており、過去の体験を引き金にした彼ら自身の信念に正直な姿が好感持てる。特に、3人の中でも更に特出した能力を持つ少年・逆廻十六夜の過去から現在に至るまでの物語が最高でした。常に「本気」を出す事を制限され、世界を愛した故に自ら腐って生きる事を決意した少年が自分の本気を存分に出せる世界にやってきて、暴れまわる姿には色々な意味でニヤニヤがとまりません。

大間 九郎「オカルトリック」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「玉藻、私と二人で、幸福になろう」
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 狐憑きの少年“玉藻”は超絶美女でちょっと不思議な引きこもり探偵の“ねえさん”に愛されつつ(こきつかわれつつ?)、オカルト探偵の助手をやっている。ある事件をきっかけに、女子力高いテンション高い系メンヘラ・イソラと出会う。3人がそれぞれの愛と幸福を捜し求める物語。
 自ら消えたいと願った少年と、その少年を護ろうと必死になった“狐”の奇妙な物語。過去話から透けて見える玉藻とねえさんの共依存関係がおいしすぎる。あと玉藻の非処女主人公という設定はもうちょっと売り出してもいいとおもいます!!読み終わってみれば愛と幸福を追い求める登場人物たちの熾烈な生き方が焼きつくかのような、不思議な読み味の物語でした。しかし、色々な意味で物語内のインパクト大賞を選ぶなら最強メンヘラ・イソラたん以外になにもない感。

かじい たかし「僕の妹は漢字が読める」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想 / 4巻感想 / 5巻感想
妹こそが、文学だ。
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 萌えで支配された23世紀。漢字は退廃し、文字はひらがなだけになり、文学界では実妹派か義妹派かがアツく議論される未来の日本に住んでいるイモセ・ギンは憧れの作家オオダイラ・ガイの家を訪問する。その先で21世紀の日本に飛ばされてしまって!?義妹に実妹、年の離れたロリ妹にロリジジイにおっぱい担当の21世紀ヒロインに囲まれて、23世紀で作家を志す少年が少しずつ成長していく物語。
 1巻の頃は主人公の空気読めない発言にイライラしたこともありましたが、そんなギンが過去の人類や未来の人類をはじめとした様々な思想を持つ人間と出会い、ゆっくりと成長していく課程が大変美味しかった。文字文化が未来に向かうにつれ少しずつ簡略・退化していくさまは微妙にないようにみえてありそうな気もして、SF小説としても大変面白かった。
 しかし、正直一番のみどころはそんなことよりクロハのフトモモだとおもうわけです。私はこれで黒ストに目覚めました!!


読了記録まとめ[2012年7月分]

7月の読了数はまだ感想書いてない本を含め5冊でした。
まとめとかいって既に20日以上経ってて今更過ぎる。いまさらすぎる。

7月読んだオススメマンガ

わたしに××しなさい!(1) (講談社コミックスなかよし)
ひょんなことから読み始めた「わたしに××しなさい!」がとてもよかった。
最初は天然でドSな女子が腹黒でドSな男子の弱みを握って創作活動の恋愛描写を書く為に擬似恋愛を強制していくうちにどっちも本気になってしまうという話なんだけど、ヒロインの雪菜が戸惑いながらもどんどん恋愛脳になっていってしまうのが可愛すぎたし、時雨は腹黒男子だったのに段々独占欲先走り気味の残念キャラになっていくし…でとても楽しい。三角、四角……と複雑化していく関係も楽しかった。
GIANT KILLING(24) (モーニング KC)
あと、コミックス買いそこねてて20巻くらいから一気読みした「GIANT KILLING」が、今更過ぎる話ですが死ぬほど面白い!選手達や試合展開だけでなく、監督や経営サイドからのやりとり、チームを追いかける記者達、応援席にいるサポーター達のあれやこれやも丁寧に描かれていてサッカー詳しくなくてもその辺の人間ドラマだけでも楽しめるのでスポーツもの苦手な私でもしっかり楽しめる。特に、主人公の達海監督と彼に憧れて監督になった佐倉監督の知略が激突する山形戦、ほんとに面白かったなー…。

7月の読書メーター

読んだ本の数:39冊 / 読んだページ数:6860ページ
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