れじみる。 | 今日もだらだら、読書日記。

れじみる。

[著]藤原 祐 [絵]椋本 夏夜

姫島姫には早見殊子という“彼女”がいる。そんな彼女と遊園地へデートに出かけた姫なのだが、遊園地には見知った顔が居て…!?
ほのぼの×ダークなレジンキャストミルクシリーズに100%“ほのぼの”な短編集が登場!

ツンデレ少女・蜜と硝子がお料理対決をしたり、人間の区別をつけることが出来ない理緒がお祭で小さな男の子と交流したり、皆で海水浴に行ったり、保健教師佐伯ネアのちょっと特殊な嗜好?が明らかになったり…と各キャラクターの魅力満載な短編集です。個人的には5巻ですっ飛ばされた海水浴話が収録されてて満足だったり(笑)

一番ツボにハマったのはなんと言っても2話の蜜VS硝子のお料理対決。テンプレ通りに天然に蜜を刺激する硝子も素敵ですが、なんといっても盛大にスレ違って義娘との距離が縮まったと強引に勘違いしてしまう蜜のお母様が素敵過ぎます。蜜の料理シーンは爆笑必須。電車の中で読む際は注意しましょう。つか電車の中で読むのは危険です。

また、3話の理緒の夏祭りの話は“虚軸”としての悲哀もちょっぴり滲ませつつほのぼの良い話で面白かったです。ラストの男の子のセリフではじーんとしてしまいました。一番ツボったのが“ぶつもり”だなんてナイショですが。そんな明らかに癒され無さそうなダークなスローライフ、ちょっと体験してみたい。そういえば電撃作家陣の間では流行ってるんですっけ?“ぶつもり”。

またプロローグ・エピローグで本編1巻前、5巻直前の硝子が見れます。彼女の感情がどれだけ成長したか感じられるのもなんか良いですね。そして5話ラストのバニー硝子に萌え。

一編一編に密かに本編でも人気な椋本夏夜さんの漫画も収録して、レジンキャストミルクファンなら大満足必至の短編集です。是非この調子で第二段も出して頂きたいです!(笑)
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コメント

  1. れじみる。

    れじみる。 作者: 藤原祐 出版社/メーカー: メディアワークス メディア: 文庫 コメディと欝のダブルインパクトで有名(?)なレジンキャストミルクの短編集です。 まあ、お約束どおり、本編よりコメディが多い(というか欝展開がない)ですが、たいへん笑ってしまいました。

  2. れじみる。

    れじみる。

    著者 藤原祐
    イラスト 椋本夏夜
    レーベル 電撃文庫



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