大伝説の勇者の伝説5 悪魔王、降臨 | 今日もだらだら、読書日記。

大伝説の勇者の伝説5 悪魔王、降臨

 

血に染まる戦場に今、『悪魔の王』が降臨する――!
『人が死ぬのは嫌いだ。殺すのも嫌い』かつて自分が書いたレポートは、そう始まっていた。「……俺は、何を言っていたんだ」ライナは呟く。そして目の前の戦場を、見つめて思う。シオンの絶望に気づかなかった、大切な人を救えなかった、狂った絶望をまき散らすだけのこの俺に――今ここで、なにができる? トアレ率いるネルファの民を守るため、反ローランド連合軍と行動をともにするライナ。ついに戦場に身を置くことになった彼は、戦うことを強いられるのだが……?

トアレに付いてきたネルファの民達を守るため、ヴォイス率いる反ローランド連合軍に協力することになったライナ達。そこでヴォイスから伝えられたのは北上してくるローランドから人々を守ることではなく、北大陸から南下してくるガスターク帝国を迎え撃つことで…!?

先の展開が不穏すぎて読む前からしんどい(気が早い)

これ大伝始まるときにも書いた気がするんですがシリーズ27冊読んで「やっとこの物語がはじまる」って言われたときどんな顔したら良いかわからない。いや今回の話を最後まで読んでプロローグを読み返すと、これは予想でしかないのだけどやっとライナが1巻時点のシオンと並んだ、みたいなこといいたいんだろうなというのはなんとなくわかる(わかりたくない!!)

「化物」と呼ばれることを恐れ、自分の力を積極的に使うことから逃げてきたライナがフェリスやキファ、トアレといった自分を信じてついてきてくれた仲間たちを守るために、たとえ「化物」と呼ばれようともその力を奮うと決意する場面は最高にアツいんだけど、手を取る相手があのヴォイスなのが何も信用できなくて、不安しかない。いや、シオンと手を取り合うことが出来ないのはもう仕方ないとしても『蒼の公主』とか、ガスタークと話し合うとかなんかこう……なんかなかったんですかね!!どうかんがえても一番手にとったらヤバいところと手をくんでる気がするんですよ。ヴォイスが本当のこと言ってないと理解しつつもどうして大事なところで信用してしまうのかというかラストでヴォイスが概ね予想通りのことを言ってて……また酷いところで切れたし!!!

『蒼の公主』ことみんなが正体わかってたピアの登場でライナをめぐる四角関係にさらなる波乱が!?とか現実逃避気味に期待したしピアの登場に沸き立つキファやフェリスの反応は大変可愛かったのですけど本当にそれどころじゃなかったし、ピアはピアで良くも悪くも彼らの二手三手先を行っているなあ……という感じで。でも本当に一番腹を割って話せて戦力的な意味でも味方になってくれそうなのは彼女達だと思うんですが……。

珍しくカチっとした礼服を着た(着せられた)ライナと、ゾーラとライナのじゃれ合い(?)が色々な意味で唯一の癒やし。ゾーラは本当に可愛いなあ。ファンリビでてくれなかったの惜しいな……(仲間にならなくて良いので味のある敵役とかで来てほしかった)

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