春虎と夏目がギクシャクする中、『D』が動き出して……急展開のシリーズ第6巻。
あとがきで「おっさんが活躍し始めたら本番」とか言われてたけどマジで今回は終盤以降の大友先生の独壇場すぎた。ド派手な“術比べ”が熱すぎて、春虎じゃないけどもうゾクゾクワクワクせざるをえない。あとマジで白と黒の束帯対決とか萌えるのでやめてください萌えるから。あと鏡さんがマジツンデレ。
大人たちが活躍する裏で、足手まといだと悩む天馬や北斗の件で思い悩む春虎、春虎の様子を受けてなんとなくギクシャクしてしまう夏目など陰陽塾の面々はたいへんに青春してたなあ。一足先に吹っ切れた冬児の活躍にもニヤニヤした。十二神将の本領を発揮する鈴鹿は本当に敵に回すと嫌だけど味方にすると頼もしいんだけど京子が絡んだ時のツンデレっぷりが鏡に匹敵する勢いで可愛い。
色々な意味で子供を置いてきぼりにして大人たちが大活躍だったお話だったけど、あとがきの気になる含みも含めて次巻は子供達の成長が見れるだろうと期待してしまいます。いえもちろん大人組の活躍も気になるんだけど!!
東京レイヴンズ6 Black Shaman ASSAULT
思い出の中の大切な少女、北斗の正体は、夏目―?実技合宿以来、そんな疑念が拭いきれない春虎。北斗への自分の気持ちが整理できないままの春虎は、夏目に対しても今までのように接することができず、二人の仲は次第にぎくしゃくしたものとなっていく。一方、『上巳の再祓』以降、その脅威が現実的なものとなった『D』は、陰陽庁に宣戦布告。事態を重く見た陰陽庁は『十二神将』を配置し迎撃を試みる。いち早く情報を察知した陰陽塾でも、警戒を強め、密かに準備を整えるのだが―!?すれ違う式神と主、激しさを増す陰と陽の戦い。若き闇鴉たちを取り巻く戦いは、いよいよ本格的になり!? (「BOOK」データベースより)