ページ 82 | 今日もだらだら、読書日記。

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生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録5

 

私立碧陽学園生徒会―そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、その楽園を支える、日陰者たちの存在がいることを忘れてはならない。「黙示録」だからこそ!という甘い言葉に誘われ、登場するも表紙を飾ることは出来ない、陰の存在。誰だって物語の主人公になれるはず!そんな淡い希望と、儚い願いを胸に、いつ来るとも分からない、その日に向けてアピールを続ける悲しい彼らに、ついにスポットが当たるときが来た。主人公、杉崎鍵のクラスメイトでありながらも、脇役というポジションから抜け出せなかった彼…ではなく、彼女に。これは何かのフラグか。急速に動き出す2年B組の恋愛模様にも、目が離せないっ。 (「BOOK」データベースより)

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あらすじから予想はしてたがどうして鍵が表紙にならなかった。
生徒会シリーズの主に「生徒会の外」を番外編シリーズ第五巻。

元々本編の番外編的な物語が多いお話だったけど、今回は特に生徒会5人以外に焦点の当たったお話が多かったような。一発ネタかとおもっていた1-Cがシリーズ化していてびっくり。というか何その残念すぎる才能と団結力の無駄遣いぶり!!!ボケ×ボケな真冬&会長の買い物風景とか、犯人放置プレイもいいとこなドS探偵も面白かったです。

そして今回のメインと言っても良いであろう2年B組……中目黒の攻キャラとしての成長ぶりがひどいというか、もうあのエロ発言とか天然でやっているようにはとても思えなくなってくる。全部解ってるけどわざと天然の振りして杉崎が恐れおののく様子とツッコミを楽しんでいるんじゃないかという疑念がぬぐえません……この小悪魔攻!!

宇宙守は「いい人なのに残念」という言葉が脳裏をよぎって仕方無かった。というか、前巻の真冬ちゃんのあとがきといい、今回の深夏の勘違いっぷりといい最近の公式は鍵守推しですか?!深夏の熱血青春ノリに押されてなんか明らかに本意じゃない方向に行きそうになってる守がマジ哀れですいいぞいいぞもっとやれー!!!

しかし最後の最後でまさかの「つづく」。鍵と巡の関係は、鍵に進展させる気がないのならちゃんと決着をつけてほしいとは思うけど、次巻でどう転がるんだろう。中目黒の過去話も気になるところだし、続きがとても楽しみです。

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バカとテストと召喚獣9.5

 

7月からTVアニメ第2期放送開始! 待望の最新刊はショートストーリー集第4弾!! 召喚実験リターン! 今度は二人で一体の召喚獣を喚び出だすことに。 召喚者の特性を受け継いだ召喚獣は、まるで二人の子供のようで――って、また惨劇が繰り返されるのか!? 「僕と子供と召喚獣」、明久と瑞希のドキドキ同居生活を赤裸々に綴る……なんてことになるわけない? 「僕と姫路さんとある日の昼下がり」、高校1年生の春、すべてはこの出会いからはじまった! ――「俺と喧嘩と不思議なバカども」他1本の全4本で贈る、青春エクスプロージョンショートストーリー集第4弾!

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「だからそうじゃなくて、子供なんだよ。——アンタら二人の、ね」
そういって、僕と雄二を順番に指差す学園長。僕ら二人の子供って——
「「はぁああああっ!?」」

どうしようもなく公式が最大手だった(雄二×明久の)。子供ネタとか、二次創作ホモ同人の王道ネタを公式が平然とやってのけるそこにシビれるアコがれるぅ!!!!!ババァ長の発言がナチュラルすぎてなにもかもおかしい。

そういえばカラーページでギャグ顔じゃない久保君が出たの初めてじゃないですか…。


「僕と子供と召喚獣」
立ち読みからするとどう考えても公式が雄明最大手すぎて一部バカテス好きの腐のみなさんに衝撃を与えた問題作。7.5巻の「ホンネ」に続く、学園長の迷惑実験シリーズその2。

ヒロインズが明久を巡ってドタバタしたり、翔子が雄二を振り回したり、愛子がムッツリーニを翻弄したり……ないつもの組み合わせも面白かったけど、今回は予想外の組み合わせが面白かったなあ。高橋先生と鉄人のやりとりにニヤニヤが止まらなかった。あと明久との結婚は否定しないのに「嫁」が明久だと強硬に主張する秀吉萌える。そして出番はあるけどやっぱり美味しい場面には居合わせられない残念な久保君ェ……


「僕と姫路さんとある日の昼下がり」
姫路さんが明久と同棲していたときの、吉井家の休日のお話。

必死に姫路さんに料理させまいとする明久がほほ笑ましい。そして同じくさりげなくデートしている雄二&翔子コンビとの邂逅にニヤニヤが止まらないんですがそんなことよりも

「ヅラと眼鏡で変装してゲーム屋でバイトした明久」
       と
「姫路さんが以前ゲーム屋で見かけた、店員の綺麗なお姉さん」。

この奇妙な一致が大変に気になります……。明久がバイトした話を詳しく。詳  し  く  。

全体的に明久と姫路さんらしい、大変微笑ましいラブコメだったのですが正直姫路さんがスネる部分だけはしっくりこなかったかなあ……それを当然として求めるのは流石にちょっと、アレな気が…。


「僕と土屋家と揺れない心」
ムッツリーニの家で雄二と明久が対決するお話。DVDのキャラクターコメンタリー「バカ物語」を思い出すノリだ……

雄二と明久、どっちが冷静か……といういつものやりとりからはじまって、気がついたら「どんな突っ込みどころ満載のことがあっても突っ込んじゃダメ」対決になってるのがいろいろおかしい。そして二人を動揺させようとするムッツリーニ達が本気すぎる!いつのまにかクラスメイト達まで協力して、予想をはるか越えるしっちゃかめっちゃかぶりになってるのに、もう笑いが止まらない。須川君のキメ顔はぜひともアニメで見たい……ww

個人的にはムッツリーニのご家庭をもうちょっと見てみたかったなあ。というかてっきり似たもの家族なのだとばかり思っていたらスポーツ一家の中でムッツリーニだけ突然変異(「保健体育一家」といえば違和感無いけど)だと……!?リアル妹持ちとか、いろいろな意味でムッツの普段の家庭での生活が気になって仕方ありません。何気に弟煩悩っぽいお兄ちゃんとのやりとりに萌えた。

それにしても、久保君マジ哀れ……


「俺と喧嘩と不思議なバカども」
雄二視点から語られる、7.5巻「ウチと日本と知らない言葉」の裏で繰り広げられていた男子4人が仲良くなった時のお話。

7.5巻を読んだときからこいつら2週間の間に何があったんだと思ってこの話を読みたくて仕方無かったんですが、予想の直上8000m上空を突き抜けていく素敵な青春話でした。すれ違って殴り合いの喧嘩していつのまにやら一つの事に夢中になって、夕陽の中で自転車二人乗りしながら喧嘩しながら仲直りとかもう何もかもがやばい。明久はあの短期間の間に美波と雄二、二人の心を開いたんだなあと思うと胸が熱くなる。

メインは明久と雄二の友情話でしたが、どんなに理不尽でも穿った見方はしない鉄人の厳しくも優しい目線がとても良かった。あとかっこいい秀吉が見れたのが!!まだそこまで仲良い訳でもなく、色々アレな噂が付きまとう雄二が本気で喧嘩してる場面にも平気で踏み込んでいく度胸の据わりっぷりがかっこよすぎました。

次巻はいよいよAクラスとのリベンジ戦……完結告知はなかったのでもうちょっと続くのかな?続くといいな。前巻でいろいろ立てられてたフラグとか裏で暗躍する3年組がどうなるかも気になるし、本当に続きが楽しみです。

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踊る星降るレネシクル

 

空手家VS.ひきこもり。個性で戦う「ミカホシランキング」が行なわれているミカホシ学園。レンヤは、ともに格闘術を学んだ少女、瑞貴を追ってこの学園にやってきた。闘いが全てに優先するミカホシの世界にとまどうレンヤの前に、不思議なほっぺを持つ少女、すまるが現れる。「お礼なんか言わないから。こんなことされても、ランカーバトルで手かげんなんかしないからっ!」彼女の真っ赤になったほっぺに、文字が浮かび上がる。『うれしい!』『ありがとう!』。二人の出会いから生まれるのは黄金の星か、屑星か!?GA文庫大賞“奨励賞”受賞のハイテンション学園ストーリー。 (「BOOK」データベースより)

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過去の事件がトラウマとなり戦えなくなってしまった主人公が、かつての幼馴染を追いかけてやってきた街で落ちこぼれ少女の“師匠”を頼まれて……というお話。

傷つける事を恐れて戦いから逃げている主人公・レンヤと母の影を追い求め、どこか空回りしているヒロインその1・すまるが少しずつ精神的にも肉体的にも成長していく姿がとてもよかった!!最初は弱かったすまるがレンヤの何気ない一言によって劇的に成長し、最後はレンヤを引っ張り上げる役割を果たす事になるクライマックスが本当にヤバイ。もう1人のヒロイン・幼馴染の瑞貴とのやりとりにも随所でニヤニヤが止まりませんでした。

主人公2人も美味しいんだけど、個人的には事あるごとにレンヤに愛を囁きまくるすまるの幼馴染・乾が大変美味しい。万人を愛する“両刀使い”っぷりもさることながら、自らの能力故に悩み、葛藤する姿が大変良かったです。最終決戦目前の彼の独白を聞いた後で中盤の展開を読み返すと、彼のレンヤとすまるへの“愛”が決して形だけのものじゃないと伝わってきて、胸が熱くなる。それにしても、メインヒロインズはそんなことないのにこの作品脇役女子キャラの腐りっぷりが酷い。「腐海の女王」とか、まさしくそのまんまですね!!

個人的には「レネシクル」を使った異能バトルシステムが物凄く面白いのに、結局メインの3人が割とまともな格闘術で戦っちゃってるせいでその辺の面白味を味わいきれなかったのが唯一残念でした。もうふやカタナみたいな異色能力のバトルがもっと見たいなあ。その辺は続編に期待。

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本日の騎士ミロク8

 

「あー、もう、わかんねーことだらけだ!なんで戦争なんて仕掛けてんだよツッキーニは!?しかもホラキアに!」頭を掻きむしって吠えるのは、ジルサニアの美姫と名高いジュジュ。ツッキーニが同盟国のホラキアに意味不明な戦争をふっかけたのだ。「誰か事情に詳しいヤツはいねーのか!」その叫びを聞いて、俺、ミロクはふとある考えに至る。(いや、それはナシだろう…。)だが俺の顔を見たビスマルク隊長に気付かれた。「…そういやミロク、お前オウガンの皇子だったな」―情報ゲット&停戦交渉めざして、はるかなるオウガンへ飛び立った赤目隊だが…!?亡命の皇子ミロク、姫を連れて里帰り編。 (「BOOK」データベースより)

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クライマックス目前!!という感じのミロク里帰り@オウガン編。

オウガンに帰ったミロクを待ち受けるミロク一家が皆良い性格しすぎでニヤニヤする!!これまでのお話からなんかもっとヤバい状況を想像していたのにものすごく楽しそうじゃないですかー!ここにシェンランが居たら完璧だったのに!

何より美味しかったのは、悪役かと思ってたら案外ただのにくまれ役苦労症兄貴だったオウガン皇帝ことゴウト兄貴。表面だった態度には見せないけどさりげなく亡命したミロクを気遣ってる風だったり、実は甘党だったり……とギャップ萌えがやばい。ミロクやジュジュとのやり取りにはニヤニヤが止まりませんでした。というか完全にジュジュとの会話のノリが結婚前のご両親へのごあいさつ状態だと思ったのは私だけではあるまい……

自らの気持ちを自覚したジュジュやジュジュの為の騎士であることを心に決めたミロク、修行を終えたアニー達……と、赤目隊全員が一歩前に進んだ印象を受けた一冊でした。次巻からはいよいよクライマックスということで、ミロクが無事にジュジュを助け出せるのか、各国に平和は訪れるのか……と本当に楽しみです。っていうかこれはシェンランとミロクの共闘フラグとか期待してもいいのかな!!

あと個人的に、今回はオウガン王子モードでのミロクの名乗りがあったのがたまりませんでした。

それにしても、なんか今回は挿絵と本文の食い違いが露骨すぎてなんか色々と残念だったなぁ……オウガン国の服装に着替えていると書かれているのに一貫して赤目隊の制服で描かれるミロクとか、明らかに若すぎるミロク母とか、「黒髪」って書いてあるのにトーンすら貼ってないベンジャミン王子とか……いや、まあ今に始まった話じゃないんですけど……オウガン王子モードのミロクが見たかったんだよいわせんなはずかしい(*ノノ)

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はたらく魔王さま! 2

 
029

店長代理に昇進することになり、ますます張り切る魔王。そんなある日、魔王城(築60年の六畳一間)にご近所さんができる。隣の部屋に、和装の女の子が引っ越してきたのだ。魔王に恋する女子高生・千穂と、魔王の命を狙う勇者は、いろんな意味で心穏やかではいられない。時を同じくして、魔王が勤めるファーストフード店の向かいに、競合他社が進出してくる。売り上げで負けたら減給だと言われた魔王は戦慄し、店長代理の職務を全うするため奔走することになる。謎の隣人とライバル店の登場で、魔王城は大混乱!?フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー、第17回電撃小説大賞銀賞受賞作第2弾。 (「BOOK」データベースより)

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かつて異世界を征服しようとした魔王とその手下達が日本で堅実にフリーターやりながら再起を図ろうとするシリーズ第二巻。今回はひょんな理由から店長代理を任された魔王が、開店したばかりのライバル店と凌ぎを削るお話。

前巻を受けて魔王宅に同居することになった側近・ルシフェルこと漆原がマジでナマイキ可愛い。ショタっぽい容姿でニートで金遣いの荒いスーパーハカー(違)とか萌え要素が揃いすぎてなにこれふざけてるの!!温厚な千穂にすらゴミのような扱いを受ける残念さ、そんな扱いを受けてもめげないふてぶてしさがまた可愛いです。

良い意味で1巻に引き続きお約束な展開と言うか、前半のフリーターは辛いよ話と後半のファンタジーでバトルで異能な展開のギャップが面白いお話でしたが、魔力を集める為に取った手段で思わずふきだした。そりゃ人間も魔力の1つや2つ放出するね!!見に覚えがありすぎて……笑える半面わりと笑えません……でした……(白目)

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死神姫の再婚 定められし運命の貴方

 

ライセン屋敷の中を、アリシアは「怪物」から必死で逃げていた。だが、相手に捕まった瞬間、アリシアの目をまばゆい光が射る!あの夜以来、カシュヴァーンがきらきらと輝いて見えるのだ。誰もが呆れる夫婦のやり取りが繰り広げられる中、ついにティルナードとノーラがレイデンへ戻ることに。家族との別れを寂しく思うアリシアだったが、そこへ援軍を引き連れてゼオルディス新王が到着する!!今さら、と訝しむ夫婦に王が告げた言葉とは…「運命」すらも大きく変える、新章突入の第11弾。 (「BOOK」データベースより)

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感染った!!妻に!何か残念なアレが!!

毎回夫婦のイチャイチャっぷりに床掃除が炸裂するシリーズですが今回は開始20Pで既に瀕死でした。アリシアまで何か残念なことを言い出すわ、遂に名実ともに相思相愛になってカシュヴァーン様調子に乗るわで誰も止められない夫婦の暴走っぷりがヤバい。カシュヴァーン様マジ残念。

序盤で散々バカップル全開なライセン夫婦にあてられまくっただけに、その後の急展開が衝撃すぎた。カシュヴァーンと引き裂かれ、章題の通り「ふりだしに戻」ったアリシア。どんな逆境でもその場に順応出来てしまう彼女の性格はどちらかというと後天的に培われたものだったんだなあと実感するエピソードが多くて、胸が痛い。それでもカシュヴァーン達との短い生活を経て変化した彼女の精一杯の『贅沢』が印象的でした。

それにしても、メインでこれだけ色々な話があったのに真っ先に思い浮かんでくるのは序盤の暴走するバカップル夫婦のアレなんですよね……どれだけ破壊力高いんだ。振り出しからのスタート、逆境からの新展開をライセン一家がどうやって覆していくかも楽しみなんですけど、早く、その、元通りのバカップル夫婦が見たいです!!

……多分アリシアは今カシュヴァーンと離れると魔法陣グルグル1巻のククリの如くカシュヴァーン様の脳内美形化が発生して大変なことになると思うので危険だと思うんです。再会したときに「私の知ってるカシュヴァーン様はこうです!!(バァーン!!)」ってなっても不思議じゃない。

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〈運び屋〉リアン&クリス 天国になんか行かない

 

新米“運び屋”のリアンが引き受けたのは、天才少年のクリスチャン・リー博士を国際学会に送り届ける仕事だった。ある事情でイキモノを運ぶのにはこりごりしていたリアンだが、高額の謝礼に目がくらんだのだ。世間知らずで情緒に乏しい博士との道中は、困ったことや腹の立つことの連続。しかも、やっと心が通い始めたと思ったとき、博士の頭脳を狙う敵に追われて逃げ込んだ山中で、とんでもないことが発覚して…?でこぼこコンビの、パートナーシップ・ストーリー。 (「BOOK」データベースより)

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「運び屋」としてはいろいろと未熟だけど熱いハートの持ち主なリアンと、知能は高いがどこか常識が抜けていて感情の希薄なクリス。正反対な二人が未来のアメリカを舞台に繰り広げる相棒物。

性格の違う二人が少しずつ打ちとけ、影響を与えあっていく序盤も凄く好みだったんだけど、クリスの「正体」が明らかになってからは全く別の視点で楽しめました。この題材はもともととても好みなのですが、人間と触れ合うことで感情を得る機械とかロボット三原則とか大変好みすぎてニヤニヤする。特に2篇目の、クリスの“初めての依頼”のお話はそちらの色が濃厚で楽しかった!

メインであるクリスとリアンのやりとりも物凄く好きなのですが、個人的にはなんだかんだでリアンに感化されてる感じがする「博士」や、クリスほどじゃないけれど少しずつ感情に芽生えていく「もうひとりのクリス」とのやりとりも良かったです。

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彩雲国物語 紫闇の玉座(上)

 

彩雲国を脅かす蝗害の回避策を求め、官吏として奔走する秀麗は、ついに異能の一族・縹家の全面的な支援を取り付ける。一方国王・劉輝は、全権を門下省長官の旺季に委任し、未だ沈黙を守っていた。飛蝗の大群が迫る紅州へ馬を飛ばす旺季。そして瑠花と珠翠に後押しされ縹家を出た秀麗も、僅かに残されたおのれの命の刻限を自覚しながら、同じく紅州へと向かうが―。シリーズ第17弾、緊迫の最終巻「紫闇の玉座」(上)、ついに登場。 (「BOOK」データベースより)

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ずっと縹家のターン!!!!!
秀麗の大活躍も凄かったし旺季とか紅州牧コンビとか色々なキャラクターの見せ場が多かった巻だけど、最初から最後までどこまでも瑠花姫&羽羽様に持って行かれっぱなしだった気がするシリーズ最終巻前半戦。

「家を守る」という自らの作った柵から解き放たれた瑠花様率いる縹家の活躍が頼もしすぎてやばかった。瑠花様の自分と違うしかし同じ道を選んだ秀麗に対する目線が優しすぎて、そしてすべてを理解した上で自らの命を瑠花に託した秀麗がかっこよすぎて、そして終盤の縹家の娘たち+羽羽様とのやり取りに転がった。数十年ぶりの再会を果たした二人のやりとりにニヤニヤが止まらない(主にモフモフ的な意味で)!!あと英姫さまかっこいいよ英姫様。

一方で、クライマックスに入って以来暴落を続けていた劉輝株にようやく下げ止まりが……「完璧な」王としての器に、王族として誰よりも正当な血筋まで持つ旺季に対し、劉輝を支持する数少ない人間たちの本音が聞けたのが良かった。悠舜のような派手な活躍はできなくても、彼らを支えるために劉輝がしていることの「本当の意味」も。

最高の盛り上がりを見せる中、いよいよ長かったシリーズも残り1冊。命を賭した秀麗からのバトンタッチに王としての劉輝がどう応えるのか。最終巻が本当に楽しみです。

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死にたい騎士の不運(アンラッキー)

 

愛する主君の後を追いたいのに強すぎるが故に死ねない―そんな不運の騎士グランツは、流れ着いた神々の国アクリオスで“念願の”瀕死になっていた。ところが現れた聖職者の少年シンの魔法であっさり回復させられてしまう。シンはアクリオスでは国王に次ぐ魔力を持つ孤高の存在。そして重すぎる運命故に屈折していた。グランツが死にたがる限り生かすとSっ気たっぷりに微笑むシンのものとなったグランツだが…!?ドMとドS二人の出会いを描くファンタジックストーリー。 (「BOOK」データベースより)

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主君一筋過ぎて、主君亡き後後追いしたくて仕方ないのに強すぎてなかなか死ねない騎士・グランツは異教の地で「ウディヤ」と呼ばれる孤高の少年・シンと出会う。瀕死だったグランツを魔法であっさり治してしまったシンはグランツの事を生かすと言い出して……というお話。

グランツが主君を喪った経緯とかシンの立場とか境遇とか、色々重たいお話なのにとにかく場所を選ばず死にたがり主君愛を後ろ向きに叫ぶグランツの間違った方向に一直線な姿がほほ笑ましすぎて全く重さを感じないww あとがきの「死にたい修造」が的確すぎて笑いが止まらなかった。

段々シンをほっとけなくなっていくグランツの姿と、何もかも諦めて孤独な境遇を受け入れていたシンが最初は屈折した感情を持ちながらもグランツのその一人の人間をひたすらに想うひたむきさ、「ウディヤ」としての偏見なしに一人の人間として接してくれる姿に少しずつほだされていく様子にニヤニヤする。

グランツの敬愛する主君が殺されることになった経緯とか、グランツとシンの関係が今後どう発展するのかも気になる。続きが楽しみです!

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読了記録まとめ[2011年5月分]

4月のラノベ読了冊数は10冊でした。含再読+諸事情で感想書いてないの。
ハルヒは4年ぶりじゃ絶対覚えてないと思って「分裂」から読みなおしたけどやっぱりこれは「分裂」読んでからじゃないと楽しみ切れなかっただろうなあと思った。そういえば「分裂」「驚愕」って元々連続刊行予定とかでしたよね…

借りていた漫画をまとめて読んだり複数から「マギ」を勧められたりした辺りから物凄く漫画が読みたくなって、物凄い勢いでマンガ再読週間が発生してました。再読とはいえ凄く読んだ。

6月は本命級のシリーズの新刊率がやばいので(バカテス、生徒会、死神姫、彩雲国)またガッツリラノベを読む生活に戻りたいと思います。

↓まとめて読んだ5冊以上のシリーズものまとめ


GIANT KILLING(1) (モーニングKC) サッカーものは正直あまり……と思ってたんだけど凄く面白かった。主人公の所属するチームの選手だけでなく相手チームの監督や選手、そしてチームの外の人間たちも生き生きと描かれてるのが素敵。
あと、椿のヒーロー性というのかピンチになった時に意表を付いてしかし期待を裏切らずに活躍してくれるあの安心感はホントすごいと思う。しかし個人的には黒田さんが好きです(残念キャラなのにやるときは割とやる人とかふざけてるもえる!)

LOVELESS 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) 再読その1。最新刊発売に合わせて読み返したんだけど、序盤の置いてきぼり感が実にやばかったです。最初コミックス買った時は草灯×立夏だとおもってたけど今読み返すと1巻から草灯がド受にしか見えない不思議。
……ここんとこ話の筋が理解できなくて困ってたんですが、単に8巻読みとばしてただけでした

マギ 1 (少年サンデーコミックス) 大高さんは「すもももももも」やってた頃からヤング誌にいるのが不思議なくらい正統派な少年マンガ描きのひとだよなあ……とおもってたらすもも終わった後サンデーでビッグになっていらっしゃった…。様々な事情で出会った少年少女達の友情やら葛藤やらが素敵だしバトル熱いわだしでやばい。初登場時にあんなにヘタレてたアリババ君がこんなに立派に……とホロリしたのは私だけじゃないはずだ。
しかし紅玉ちゃんのかわいさがマッハすぎて生きるのがつらい(モルジアナも男前可愛すぎて生きるのがry)

すもももももも~地上最強のヨメ~(1) (ヤングガンガンコミックス) 再読その2。みんな「マギ」面白かったなら「すもも」も読もうよ!!!
「マギ」よりややお色気率高いけどアツいバトル展開は顕在というか女の子がみんないじらしくて可愛い半端なく可愛いので読むべき。全体的にヘタレ多めな男子陣が、少しずつ精神的に成長していくのも良いです。終盤の孝士と優介の対決がアツすぎてやばかった。
しかし最終回どうしてこうなった(ほめてる)

tactics 1 (BLADE COMICS) 再読その3。新刊読んだらだいぶ話忘れてたので読み返し……主人公の主人公らしからぬ言動と、敵に誘拐されて喘いじゃうヒロインぶりを発揮しながらも隠しきれない黒幕臭がヤバいレベルでうさんくさい。勘太郎の「過去」と「策略」が明らかになるまでは追いかけ続けるぞー!とおもってますが短編が多いのでいつ明らかになるのか……

5冊以下だと「キスよりも早く」と「となりの怪物くん」の続きは近いうちに読みたい。

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