ページ 79 | 今日もだらだら、読書日記。

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STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 比翼連理のアンダーリン(1)

   
原作
5pb.×ニトロプラス

『我が名は―鳳凰院凶真ッ!』室内に響く、“俺たち”の声。それは「比翼『連』理」の世界線で紡がれる、新たな運命石の扉が開く音。そして繰り広げられる、「未来ガジェット研究所」のラボメンたちによる楽しくも騒がしい日々。―だが待て、何だこの違和感は…?想定厨×2の展開で『STEINS;GATE』ファンを熱狂させたファンディスク『比翼恋理のだーりん』と似て非なる物語を描くノベライズ、ここに降臨。 (「BOOK」データベースより)

 シュタインズゲートのファンディスクである「比翼恋理のだーりん」のノベライズ……という名の皮を被った別の何か。だーりんの各キャラ個別ルートのエピソードをなぞりながら、本編世界線及び某別の世界線が混入してきてるんですがお陰で平和な厨×2リア充世界線を隠れ蓑にして裏が明らかに色々な意味でヤバイことになってる。なんていうかこの混ぜちゃいけない洗剤混ぜて大変なことになっちゃってる感はんぱない。とりあえず8人のオカリンまじペロペロ

 あの人のエピソードだけ妙にじっくりやるよなーとかこの人のエピソードだけ意識的かなってくらいに触れてこないよねとか思ってたけど、原作「比翼恋理」だと一切出てこない本編寄りのエピソードが、いびつに形を変えて少しずつ少しずつ不穏な顔を覗かせていくのがヤバい。マジやばい。そっちいっちゃだめー!!と叫びそうになる。

 っていうか世界線数値といいプロローグといいひょっとして……と思ってたけど最後の展開見たらもう叫ぶしかなかった。そしてよりによってその世界線が混入してるとか作者が悪趣味すぎてもうそこにシビれるアコがれるいいぞいいぞもっとやってくださいお願いします!!!ええもう私あの話大好きなので!!私あの話大好きなので!!!

 総合するとだーりんの萌郁ルートとあの世界線を重ね合わせた結果できた萌郁&綯様ルートなのかなあと理解してもう続きが出るのを楽しみにしながら悶々とするしかないわけですが続きが楽しみすぎて転がる。「だーりん」では大幅に設定が変わる萌郁や鈴羽の立場がこの世界線だとどうなってるのかなあとか帯が詐欺すぎるとか最終ページの綯ちゃん様のフトモモ素晴らしいとか早いところ2巻お願いします!!!

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2011年読んだ本まとめ

年末はコミケに参加されたかた、お疲れ様でした&うちのスペースに遊びに来てくださったかたありがとうございました!
2011年の年間まとめ記事です。

2011年の読了冊数
 2011年 1月: 7冊 [まとめ] 2011年 2月:10冊 [まとめ]
 2011年 3月:19冊 [まとめ] 2011年 4月: 6冊 [まとめ]
 2011年 5月:10冊 [まとめ] 2011年 6月: 9冊 [まとめ]
 2011年 7月: 6冊 [まとめ] 2011年 8月: 9冊 [まとめ]
 2011年 9月: 4冊 [まとめ] 2011年10月:11冊 [まとめ]
 2011年11月: 13冊 [まとめ] 2011年12月: 8冊 [まとめ]
合計:112冊

年々着実に減っております。というか再読とBLを抜かすと3桁にも多分届いていないというこの体たらくだよ!

2011年のオススメ10選+α
ムシウタ11. 夢滅ぼす予言
バカとテストと召喚獣9
STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス(2)
花咲けるエリアルフォース
岩井 恭平「ムシウタ11. 夢滅ぼす予言」(⇒感想
 2011年はとりあえずムシウタの最新刊が出たのがもう本当に嬉しすぎて……続編が出ただけでも嬉しいのに表紙はかっこうさんだし本編もドンデン返しにドンデン返しを繰り返す凄い展開でとにかく凄かった。物語はクライマックス目前でいよいよ完結まであと一息か……というところで、今年くらいに完結してくれるの待ってます超待ってます。

井上 堅二「バカとテストと召喚獣9」(⇒感想
 過去話収録の9.5巻も個人的にはアツかったけどここ何巻かで一番熱い展開だったのはやっぱり9巻ということで!雄二の戦略の上を行く上級生+Cクラス勢力と、劣勢を強いられるFクラスをそれとなく応援してくれるAクラス組と、雑草魂で劣勢を覆すFクラスの面々に胸が熱くなりました。とりあえず明久と雄二のハイタッチだけでこの先3年は戦えると思いました。

海羽 超史郎「STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス(2)」(⇒感想
 去年アニメ化した人気ノベルゲーム「シュタインズゲート」のノベライズ完結編。ほぼ原作と同じだけどやや違う展開になっているので原作プレイ済・アニメ視聴済でも問題なく楽しめると思います。とりあえずバレル・タイターと綯様のかっこよさに悶え苦しみ転がればいいと思う。年末に出たファンディスクのノベライズ「比翼恋理のアンダーリン」もまだ読めて無いけどとても楽しみです。

杉井 光「花咲けるエリアルフォース」(⇒感想
 「桜」を媒介に意識を繋げた少年少女達が2つに分裂した日本を舞台に戦う「戦争」の物語。初期の杉井光作品を髣髴させる、残酷だけどはかなくて美しいお話でした。

女子に読ませたいよ枠

はたらく魔王さま!
奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター
金星特急1
バカとテストと召喚獣10
和ヶ原 聡司「はたらく魔王さま!」(⇒感想
 異世界では魔王として恐れられていた男が勇者との戦いに敗れ、異世界に逃げ込み……マクドナルドのA級クルーを目指すお話。色々はしょったけど大体間違えてない。魔力の使い方間違えてる!そして生活感覚が元魔王のクセにみみっちい!!という親近感あふれる生活の数々に何か塩水とか出そうになるのもご愛嬌。魔王軍の男3人六畳間暮らしとか素晴らしいですよね。引きこもり系ニートショタのルシフェルくんが可愛すぎて困る。

森 美紗乃「奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター」(⇒感想
 だいたいタイトルとおり。さえない新人声優の主人公がBLゲームの主役を貰って……!?というお話なんですが、作中作として随所に登場するBLゲームが美味しすぎて生きるのが辛いレベル。バッドエンドの豊富さが売りのゲームらしいなんですがどっちも報われない監禁調教BADエンドとか普通にやりたいじゃないですか!!イケメンツンデレ医者と人気声優(♂)に目をつけられちゃった主人公カップルの今後も気になるのですがこの作中作で一作出してほしい。合言葉は「バッドエンドもえ」。

嬉野 君「金星特急」(⇒感想
 絶世の美少女「金星」の婿取り列車・金星特急。乗り込んで戻ってきた人間はいないという曰くつきの特急に乗り込んだ人間達の物語。少女小説らしからぬスリリングな展開が凄すぎて性別問わず読んでほしい作品なのですがとにかく主人公の錆丸が着実に成長していく姿がかっこよくてニヤニヤする。金星特急の内外を問わずに繰り広げられる人間模様・恋愛模様も美味しくて、読み始めたらページをめくる手が止まりません。まだ既刊5冊しか出てないので追いつくなら今だと思う。

井上 堅二「バカとテストと召喚獣10」(⇒感想
 バカテスは9巻の燃えっぷりが本当に凄かったんですが10巻どうしてこうなった(特に最終ページ)。 すっかり残念キャラと化してた久保君の活躍とか秀吉・ムッツリーニの思わぬ活躍とか明久・雄二の無二の信頼関係とか男子の魅力が如何なく発揮された巻でした。とりあえず最終ページどうしてこうなった(大事なことなので2回ry)

完結シリーズ

彩雲国物語 紫闇の玉座(上/下)
Re(アールイー):5 バカは世界を救えるか?
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc8
雪乃 紗衣「彩雲国物語 紫闇の玉座(上/下) 」(⇒感想
 全22巻完結。彩雲国を2つに割るかと思われた内紛の結末。「王」としての器を持つには少し足りないけれど、それでも少しずつ成長していった劉輝と命を削って彼を支えた秀麗の元に仲間が集まっていく姿が胸に熱い。一部割を食った人たちも居ましたけど(笑)、ちゃんと大団円な結末にたどり着いてくれて満足でした!

柳実 冬貴「Re(アールイー):5 バカは世界を救えるか?」(⇒感想
 全5巻完結。次々と明らかになる残酷な「世界の行く末」と、その結末に絶望したもうひとりの自分。何度もくじけそうになりながら、それでもどこまでも我侭にご都合主義に、最後には絶望をぶっ飛ばして願う通りのハッピーエンドを勝ち取った主人公の姿がバカバカしくて超かっこよかった。どのキャラも本当に魅力的で5巻で終っちゃうのは本当に残念だったんですが……短編集とか後日談とかでませんかね?ね?

田尾 典丈「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc8」(⇒感想
 全12巻(本編8+番外編4)完結。現実の世界と「フェアリーテイルシステム」によって生み出されたにせものの世界。2つの世界の選択権を握らされて、それでも「両方の生存」を望む主人公の姿がかっこよかった。彼の目指す「ハーレムエンド」には女子としては色々思うところがありますが、ここまで徹底的にその実現を目指す為に努力する姿を見せられるともう応援するしかないでしょう。武紀とは対称的なもうひとりの主人公・秀之の活躍を描く「シルバーブレット」も楽しかったです。っていうか正樹と武紀の友情が最後までウマーだったので私とても満足です。

BL/エロス

だけど、ここには愛がある
嘘と誤解は恋のせい
義兄 明治艶曼荼羅
栗城 偲「だけど、ここには愛がある」(⇒感想
 2011年はいつもよりも多めにBLを読んだのでそちらのまとめも……お勧めもらってちょくちょく読んでいたBL小説ですが、今のところ読んだ中では一番これが萌えました。「豆腐メンタル女装攻×ちょっとズルい包容力のある男前可愛い受」って!!ナルシストな攻がだんだん受に本気になるにつれ「自分が一番」じゃなくなることに不安を覚えて……という展開が大変美味しかったです。まあそんなことより一番ツボに入ったのは番外編の可愛い攻×ゴリマッチョ女装受だったわけですが。

小林 典雅「嘘と誤解は恋のせい」(⇒感想
 可愛い受→イケメンノンケ攻、だとばかり思っていたらシリーズを経てどんどん残念になっていく攻の受大好きっぷりにどうしたらいいのか真面目にわからなくなる件。続編となる「恋する遺伝子」の2編目とかもう、ここまで笑いの止まらなくなるエロシーンがあっていいのかと真面目に悩むレベル。とりあえず結論としてはバカップル早急に爆発しろ。

丸木 文華「義兄 明治艶曼荼羅」(⇒感想
 頭が良くて頭のおかしい義理の兄にどこまでも歪んだ愛を注がれてどんどん調教されちゃう妹のお話。言葉で追い詰められ、立場で追い詰められ、逃げ場を無くしたところで今度は肉体面でも囚われ……と四方八方救いのない展開は好き嫌い分かれる作品だと思いますが、救いのないバッドエンドが好きな人には一度読んでいただきたい。義兄の愛がどこまでも一方通行でしかなく、どちらに対しても救いの与えられない終り方なのがまた素晴らしいと思いました。

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読了記録まとめ[2011年12月分]

 12月のラノベ(?)読了冊数は8冊でした。シメがBLのようにみえるけど実はこれは感想アップするの忘れてた奴なので真の2011年の締めラノベはバカテスです。冬コミやらなにやらで殆どまともに読めなかった……

 久しぶりにコミケに全日参戦したり、今だかつてない大スランプ(笑)に陥って今だかつてない修羅場入稿をしたり……と大変ネタに事欠かない一ヶ月でした。こんな私ですが2012年も宜しくお願いいたします。

美少女戦士セーラームーン新装版(1) (KCデラックス) 今月のネタといえばセーラームーンを再読したことでしょうか。リアルタイムで原作を追いかけた世代としては時々読み返したくなる不思議なマンガです。アニメも良いけど原作が良いのです。スターズのインフレしすぎなセーラー服だって今となればご愛嬌です。

 読書メーターの感想コメントを見ると私が「ほたるちゃんかわいい」としか言ってないことが伺えますが、本当に一番好きなセーラー戦士は誰がなんと言おうとコードネームとかいいながら前口上で全力で正体を明かしちゃってるセーラーVちゃんです。

 あと、フィギュアスケートの中継を見るたびに同作者の「THE チェリープロジェクト」を読み返したくなるのは私だけでは……おっと昔話はここまでだ。

今月の読書メーター

読んだ本の数:28冊 / 読んだページ数:5861ページ / ナイス数:51ナイス
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たまには恋でも

 

地味で眼鏡で無愛想な岡崎は、爽やかで男前の先輩社員・椋本に気に入られ迷惑していた。明らかに人種が違うから放っておいてほしいのに、椋本は自分と話していると微妙に嬉しそう。原因はまったく謎だった。ある日仕方なしに一緒に食事をしてみたところ、椋本とは漫画やラノベの話が合うことがわかる。それどころか、実は椋本はけっこうなオタクで、岡崎の言動や見た目が萌えツボだったらしく!?ふわゆるラブ。 (「BOOK」データベースより)

 オタクネタあるある……なネタの数々が楽しかったけど一部「オタクネタあるあ……る……あ……(白目)」だった。

 攻の椋本が凄くイケメン気取ってるんだけど(そして事情を知ってるメンツ以外には確かにそういう部分を一切見せない有能サラリーマンなんだけど)、典型的な空気読めない痛々しいオタクなんだよね。オタクって「この人にはオタク話してもいいんだ!」って思ったら途端に饒舌になるよね。そしてもうその状態になったら自分の趣味を布教するの優先するから空気読めないよね。岡崎が椋本の行動にイラっとした行動の痛々しさも判るし、その後の仲がこじれる課程もなんか色々な意味であるあるすぎて心が痛すぎた。誤解が誤解を生んでどんどん泥沼にハマっていく課程とかもうさ……。呑み会の席ではこじれフラグ立ちすぎて読んでるこっちの胃がキリキリする。

 しかし、仲が完璧に拗れて覚悟を決めた後の岡崎は男前すぎて大変に萌える。コミケ会場で男同士の痴話げんかとかもう本当にご褒美以外のなにものでもないですよ私も群がってた腐女子群のなかに混ざりたい!!なにはともあれちゃんと落ち着くところに落ち着いてくれて本当によかった。

 それにしても、仲直りを兼ねた初エッチでの椋本の言動がオタクすぎてもうふきだすしかない。「こんなことなら昨日西館で女性向けの本を買い占めておけばよかった」「……俺、なんで触手出ないんだろう……」は今年読んだBLの三大迷台詞とかに認定してもいいとおもいます。

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バカとテストと召喚獣10

 

総員、再びペンを執れ! 白熱のAクラスリベンジ!!
ついにAクラスとの再戦を迎えた明久たちFクラス。 雪辱を果たすため、そしてA教室の大画面で秘蔵DVDを観るため(一部関係者談)気力充分な彼らだったが、 前回苦戦を強いられたAクラスも今回は序盤から全力全開!  試召戦争は午前中から早くもクライマックス状態に。 そんな中、突然三年生の首席がFクラスを訪れ謎の言葉を残していく……。 『美形は帰れ!』(動物園の皆さん)果たして二年最強クラスの座はどちらの手に!? 風雲急を告げる第10巻!!

 いよいよクライマックス目前の本編第10巻、2年頂上・Aクラスとのリベンジバトル戦。

 雄二の発破の言葉とか明久とのやりとりとか、第1巻を思わせるやりとりが随所に見受けられていちいち懐かしいのですが、同時に彼らの半年間の成長を伺わせるエピソードが随所に挿入されて感慨深い。初期から読んで行くと明久の点数が着々と上昇しているのが見て取れてこちらも凄い感慨深い。得意科目として定着しつつある歴史科目の上昇も勿論ですが、さりげなく数学の点数も上がってたよね?

 そして、男子萌えとしては明久と初期ラスボス予定だったあの人(笑)の直接対決には胸が熱くならないわけがない。翔子を討ち取る戦法が限られる以上、今回の実質的なラスボスだったよね久保君……お目にかかれないだろうと思っていた腕輪能力もしっかり発揮してくれて、こんなにかっこいい久保君が原作で見られる日が来るなんて夢にも思わなかったです。原作でもアニメでもすっかり残念なイケメンが定着してきたとおもったらコレだよ。そしてその久保への色仕掛け作戦が通じないことまで踏まえて、それでも迷わず明久をぶつける雄二は明久のことどんだけ信頼してるんですか萌える。

そしてなによりP223の破壊力!!!!!

 密かにずっと直接的な絡みが見たいみたいみたいみたいと思っていた雄二・久保両名の絡みが実現しただけでも嬉しいのにこいつらがなんだかんだでかっこよすぎるから困る。いや今回本当に久保君がかっこよすぎるんだけど!!ありがとう美少女、ありがとう美少女、本当にありが……DVDの特典のアレといい急に久保君の扱いが上昇しすぎなんですけど美少女になにがあったんでしょうか(真顔)

 あと今回は秀吉の活躍にニヤニヤです!!7巻くらいから着実に(内面での)男子らしさを増して行ってる秀吉ですけど、今回の活躍にはニヤニヤせざるをえなかった。ニヤニヤした。秀吉は早く明久を嫁に貰えばいいと思います。

 それにしても、後書きによると本編はラスト・エピソードを残すのみのこと。最後の展開には少し消化不良的なものを感じたのですが、それ以上に次巻で来るだろう対決を楽しみにせざるをえない。他クラスの出番も増量しそうで、凄い楽しみ。ていうか、最後のエピソードはじっくりページをかけてやってほしいなあ。Aクラス戦は凄い良かったけど、ページ数少なめだったのがちょっとだけ残念だったので。

 姫路さんのなんとかフラグとか6巻から名前だけは出てきたあのひとがいよいよ登場とかなんか微妙に裏がありそうなリンネ君とか、10巻ラストとか10巻ラストとか10巻ラストとか一体どうなるんでしょうかね!?

 姫路さんの事を話す高城先輩にさりげなくヤキモチ焼く明久にニヤニヤが止まらないわけですが、リンネの活躍によりまだまだどうなるのか解らない明久・姫路・島田3名の恋愛フラグとかも気になりますがとりあえず10巻ラストが挿絵つきで本当にご馳走様でした10巻は一言で感想をまとめると明久総受けってことでいいんじゃないかとおもいました。

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金星特急5

 

夏草と三月を雇い金星特急を追う錆丸。だがイスタンブールで戦闘集団イェニツェリに捕まり、純国語普及委員会に監禁されてしまう。狙いは錆丸の持つ金星の情報。正しい世界の普及を推進する団体である純国普が、なぜ金星について知りたがるのか?疑問を覚えつつも錆丸は独力での脱出を試みる。一方、特急内の砂鉄は無事一命を取り留める。ところがその直後、突然列車が乗客たちを降ろして走り去ってしまい!?物語はいよいよ核心へ―。人気シリーズ第五弾。 (「BOOK」データベースより)

 まだまだ続くよグラナドへの旅。何故か純国普に狙われたりさらわれたりしながら旅を続ける錆丸+月氏の一行と、突然金星特急を下ろされてしまった砂鉄ユースタスアルベルト一行のお話。

 巻を追うごとに肉体的にも精神的にも「成長」している錆丸ですが、今回の巻は本当にかっこよかった!赤線で培った人間観察術や様々な技術をフルに生かして大人たちの鼻を明かしていくさまが爽快。というか、子供らしい無邪気さの裏で言動や立ち居振る舞いが気になる主人公だったけど、そんな秘密があったとは。

 錆丸の護衛についた夏草・三月の相棒っぷりもまた美味しい。無二の信頼関係も美味しいけど、程度は違えど同じ傷を持つ者同士の共感とかそれがあるから故の遠慮とか。似たような境遇であるが故に夏草が踏み込めない一歩を憎まれ役覚悟で踏み込んでいく錆丸がまたかっこよかった。天才少年を引き連れた雷鳥&無名コンビの旅といい、巻末の夏草の外伝といい、今回は色々な意味で月氏キャラ美味しすぎてご馳走様でした。実は愛され系(主に家族から)な無名が可愛い……そして巻末外伝で明かされた鎖様の過去にキュンとなる。

 砂鉄ユースタスアルベルトご一行はもうなんていうか砂鉄×ユースタスを中心にした恋の鞘当て模様がやばい。ユースタスにお熱な新キャラsも登場してまだまだこっちも波風ありそうだけど、とりあえずアルベルトの挑発にまんまと乗せられてヤキモキする砂鉄の様子にニヤニヤが止まりませんでした。次巻収録予定の外伝も楽しみ。

 それにしてもオマケペーパーの錆丸の女装が可愛すぎてときめきが止まらない。

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ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! Extradisc

 

大人しい理恵が本気モード全開で誘惑!?『おさななじみとすることぜんぶ』、間違えてFPSを現実に反映させてしまった、ある男の物語『運命歪曲のエクスチェンジ』、世界統合により平穏を取り戻した武紀たち、春海の卒業が近づくにつれ、皆それぞれの進路を意識しはじめて―『それぞれの未来』他、『シルバーブレット』のラストエピソードを含む短編2編を加えた全5編でお贈りする『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』終焉を飾るエクストラ短編集。 (「BOOK」データベースより)

それでコンビニ店員・普久乃原さんの一日を描く番外編はどこですか?(真顔)

 シルバーブレットの完結編エピソードに番外編3編を収録した短編集。シリーズの後日談エピソードになる「それぞれの未来」が色々な意味で胸熱なのですが、誰のエピソードよりも普久乃原さんの現状にガタッしてしまったあたりに大変な業を感じます。あんたコンビに店員て……コンビニ店員て……なんだよそれ美味しいじゃねえかよ!!本編のアレとかアレとかが何もかもが吹き飛ぶこの衝撃!!!

 ギャルゲーと間違えてFPSを投影してしまった翔也のイトコの物語「運命歪曲のエクスチェンジ」が面白かった。異世界に迷い込んでしまったような状態になって、「主人公」が死んだら「コンティニュー」は出来るけど、ゲームと同じようなご都合展開にはならなくて……という辺りは本編と一緒。自分のためでなく、一緒に戦ってきたヒロインの為にコンティニューを選択する主人公がかっこよかった。っていうかゲームクリア後どうなったのかが気になるなあ現実世界のセラフィーナさんとなんだかんだで一緒になってそうな予感しかしなくてニヤニヤする。あとそもそもゲームを取り違えた原因があるあるすぎて笑った。この調子でBLゲーを投影しちゃったウッカリさんはどこかにいま(以下略)

 シルバーブレットの完結エピソードは秀之さんが武紀とは逆の意味で「ヒーロー」すぎて泣けてくる。最後まで美味しい所持って行きすぎですよこの人は本当に……!!最後まであくまで一般人の範疇で大事な人全員を守るため戦ってご都合主義的ともいえるハッピーエンドを手にした武紀と、チート的な異能を手にたった一人の女性を救う為に戦って自分や色々な物を犠牲にしながら目的を果たした秀之。表・裏の主人公というだけでなく様々な意味で対称的な二人だったなあと思います。暎那ちゃんがやってくれたと信じてるけどその姿がきちんと拝めないのがちょっと寂しい。

 ラストバトルは本編の武紀視点とこちらの秀之視点、どちらを欠いても成立しない話でそれを両サイドから別の物語として読めるのが新鮮で面白かったんだけど、同時に片方だけで読むとやや物足りない感が否めなかった気がする。ピースの欠けたパズルのようなイメージというか……後でもう一度本編最終巻を読み直したいところです。

 色々な意味で波乱を巻き起こした「フェアリーテイル・システム」だけど、“何者にもなれないはずの彼ら”が様々な経緯を経てそれぞれのヒロインを得て彼女達の為に戦い、仲間や友人を得て失ってしまっていた“関係性”を手に入れ、自分という物語の“主人公”として立ち上がっていく姿は本当にかっこよかった。割とどのカスタマーもなんだかんだでカッコよくなっていってしまうから困る。「運命歪曲のエクスチェンジ」みたいな、他のカスタマーを主軸にした物語ももっと読んでみたかった気がします。

 最後に武紀さんいつまでも末永く爆発しろ!!

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物理の先生にあやまれっ! 弐号機

 
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世界七箇所に突如現れた謎の巨大ゴーレムAAE。そのパイロットとしての証である門章を持つ生徒が集う星立・真宮研究所附属AAE高校の初代星徒会長に就任したキューこと橋良九星は、AAEを操ることが出来ないが女子にはモテモテだ。同級生の椛、月緒、アムリネス、ナディアがキューのために副会長の座を争い、激しいバトルを繰り広げることに。高校生活は順調かに思えたがAAEを巡り先進各国が不穏な動きを見せ始める。そしてAAEの謎を知る天才科学者真宮ソフィー村本はキューに真実を打ち明けた…。 (「BOOK」データベースより)

最後8Pで何もかもだいなしすぎる!!!!

 元々ウィンドバードさんの「この打ち切りっぷりがすごい」という記事(リンク先結末ネタバレ注意)を読んで手に取ったので○ませエンドなことは知ってましたがここまでの急展開を見せるとは思いませんでした。っていうかもうこの終盤って打ち切り決まってから無理矢理オチつけるために書いたよね!?というか、色々な意味でこれは主人公に「特定の相手が居ない」「ありがちな鈍感主人公」であるからこそ許される状況だと思っていたのですが……!

 一部モヤっとする部分はあったとはいえ熱血ロボットモノとしては心惹かれるものが多かったので、もうちょっとお話が続いてくれれば面白くなった気がして残念。主人公が前戦で戦うポジションでなくあくまでサポート役っていうのは結構ロボットものとしては新鮮だったと思うし、脇役にも魅力のあるキャラが多かったのでもっとその辺の活躍を見たかった気もする。

 ていうか、1巻が思いのほか好きだったので2巻で予想以上にがっかりしてる自分に今気づいた。ヒロイン達となんやかんややってる裏で「日本門章組が一つのチームとしてまとまっていく」みたいな展開が好きだったのでスーパーヒロイン大戦と化してた2巻にはがっかりだったんだよ!1巻ラストの「なにもしない」の結論とか、自分の役割が主役でなく脇役であることを受け入れた上でその事に誇りを持てという父の教えとか、本当に好きだった。つまりヒロイン達と夜のスーパーロボット大戦をしている暇があったら主人公は青地先輩や竜之介と男の友情を深めるべきだったんだよ!!(最後で台無し)

 そもそも、もうちょっとタイトルとか表紙でロボットものであることをアピールしてくれないと、その手のファンは手にとらないよ。売る方向を間違えてるよ……ハーレム系ラブコメを期待して手に取ったらコレは多分きつい。個人的に、椛の暴力は色々な意味でギリギリ(アウト)だと思うの。(私はナディア嬢が好きです。軍隊系引きこもり少女とか最高すぎる)

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物理の先生にあやまれっ!

 
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アキバに突如現れた巨大ゴーレム、通称“AAE”。その存在理由を知る日米ハーフの天才科学者ソフィーの下に、日本中から集められた21人の高校生達。キューこと橋良九星は“AAE”のパイロットとして名乗りを上げるが、黒髪に純白のリボンの美少女、綾瀬川椛にその座を奪われ…。世界の平和は彼らが守る。 (「BOOK」データベースより)

 世界の命運を握る事に恐怖しながらもなんとか謎のゴーレム「AAE」のパイロットとして名乗りを上げたら“パイロット候補”は自分以外にも沢山居た。正式パイロットである美少女・椛に反発しながらも、少しずつ彼女をサポートして全てのAAEが手を取り合う「世界平和」という自分の目標に向けて邁進する主人公と、巨大ロボットを操る各国の美少女達+αが繰り広げる熱血ロボットバトル系ハーレムラブコメ。

 熱血ロボットモノらしいアツさと、バラバラだった個性豊かなパイロット候補達が少しずつ仲間らしくなっていく課程、なんだかんだといいながら純粋でまっすぐ少年少女達が大人たちの様々な都合に振り回されるという時点でとても心が躍る。特に、パイロット候補がただ「脱落」するのではなく、それぞれの能力を生かしてサポートに付けるという設定がよかった。他のAAEが登場した以降は少しずつ一つの「チーム」としてまとまっていく主人公達にニヤニヤする。

 それにしても、一部隠してるつもりの設定がまるで隠しきれてなくて戸惑った。最後に明かされた「真宮博士の秘密」ってプロローグ時点から結構バレバレだったよね…?あと男装女子設定のドイツ娘がどうみても登場しょっぱなから女子にしか見えなかったのは多分挿絵のせいだけど、もうちょっと性別性を主張してもよかったと思いました。あと一般人にはぼんやりとしか見えないという設定上仕方ないんだけどAAEの挿絵はちゃんと見たかったなぁ!!せっかくのラノベでは希少なロボットモノ(?)なのに!

 次の巻で凄い打ち切られ方をすると聴いたのでそういう意味も含めて次巻が楽しみです。

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正しい恋の悩み方

 

高校からの腐れ縁の友人・尾崎に寝込みにキスされたカズイ。その日から徹底的に避けられ、キレたカズイが尾崎を問い詰めると、ずっと好きだったと告げられる。昔からお互い遠慮なんてしたことはない。なのに諦め顔で自分を避ける尾崎が気に入らず、力ずくで友人に戻ろうとするカズイだが…?自称“竹を割ったような性格”のカズイと夢見がちで一途な尾崎の恋愛狂詩曲。犬も食わなさ満点のオール書き下ろし。 (「BOOK」データベースより)

尾崎、めんどくさい。

 「徹底的に避ける」て、自分から勝手にやっといて相手にまともに事情も話さず着信拒否に音信不通に引越しまでするとかどんだけ豆腐メンタルなんだよ……喧嘩ップルも豆腐メンタル攻×男前受も大好物ですが尾崎の逃げ回りぶりが個人的に自分がやられたら一番ダメージ入る行動すぎてとてもイライラした。淡野の天然ぶりも相当だし、逃げ回りたくなる尾崎の事情も解るんだけどそれでも!!

 男前だけどあんまり特定の誰かに執着しない淡野の性格もあって、これは友人達の助力がなかったら関係終ってたんだろうなあと思うと本当にこの二人は友人を大事にすべき。二人の関係をここまで割り切って放置しながらも本当にヤバそうになったらちゃんと助力してくれるとかどんだけ出来た友人達なんだ。っていうか彼らがいなかったら二人とも、高校時代で切れててもなんらおかしくないんだよなあ……。

 すれ違ってる間はイライラ感が強すぎて正直辛かったんだけど、両想いになった後は楽しかった。6年間片想いしつづけた尾崎の6年分の妄想が大爆発して一瞬で豆腐メンタル攻から残念攻にシフトチェンジ……いや、確かにメールの間隔が頻繁すぎたり高校時代のエピソードを聞いた限りでも節々から残念攻の香りが漂ってきてましたけど!!

 すれ違い描写ばかりで喧嘩ップルとしての二人の描写が殆どなかったこともあり、この2人の「その後」があまり描かれていなかったのが本当に残念です。なんか追加短編とかで延々とこいつらがイッチャイチャ喧嘩したりエロしたりしてるだけの話が読みたい。喧嘩ップルは至宝。

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