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黄昏色の詠使い9 ソフィア、詠と絆と涙を抱いて

[著]細音 啓 [絵]竹岡 美穂

凱旋都市エンジュの永い夜は続く。自らの理想のため、ミクヴァ鱗片から【ミクヴェクス ただそこに約束を願う者】の召喚を行おうとするシャオと、クルーエルを護る為にそれを食い止めようとするネイト。ファウマとカインツ、アルヴィルとエイダ、テシエラとレフィスもそれぞれの想いの為に対峙する。一方、ネイトに自らの想いを伝えるため、競闘場へと向かったクルーエルは…
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半分以上が世界観解説と伏線回収だった感じの8巻は、正直相当読むのがキツかったのですが、前回明かされた真実を元にキャラクターたちが動き出す今回は文句なしに面白かった!!

ある意味今回のキモともいえる、カインツとファウマの戦いが本当にすごかった。カインツに救いを求める気持ちと、イヴマリーしか見ていないカインツを憎む気持ちが相反して今にも引き裂かれそうなファウマに、こちらまで胸が痛くなりました。そして彼女の気持ちに応える、カインツの虹色名詠とそれを引き出す言葉に秘められた強い思いに胸が温かくなる。

最終楽章である次巻への前哨戦的意味合いの強いのではないかと思われるネイトvsシャオ、エイダvsアルヴィル、レフィスvsテシエラの各対決にはシャオ一派の方に軍配が上がってしまった印象。特に他の2人はとにかく、ドン底まで突き落とされたエイダがどのような道を選ぶのかが非常に気になるところ。一方で、ネイトは絶体絶命のピンチを自らの機転で切り抜けたり…と、少しずつ成長している兆しが見えてきてる感じが。これまで色々な人々の助けを借りて成長してきたネイトが、最後でどんな名詠を見せてくれるのか、とても楽しみです。

そして何より、残酷な運命に引き裂かれてしまったネイトとクルーエルの行き着く先が、とても楽しみ!きっとこのシリーズだったらどんな障害も乗り越えて、ネイトがクルーエルを取り戻すと信じてます!!というか5巻も今回の巻も軽々と飛び越えるほどの砂糖吐き全開な甘?いラストを、期待してますっ!!!

あと、アマリリスが本当に可愛かったなあ。「姉さん」呼びに関するくだりで悶絶した。

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