[著]響野 夏菜 [絵]裕龍 ながれ ダナーク村の警察署長に着任以来、休みも取らずに働きづめだったイズーはシーカーの勧めで休暇を取ることにした。「今日こそ、魔法とは関係のない一日を過ごす」と固く心に決めるものの、やっかいな魔法の騒動(ビー)は自分の方から近づいてきて…!? |
本編と並行して時間軸が進んでいくので、イズーがいかにしてビーに対してデレていったかが如実にわかるのがとても楽しいです。序盤だと好意よりは迷惑という気持ちが強かったイズーが、最後の方はあんなことに…とか思うと、そのギャップに笑いが止まらない。
妙に仲の良いギャラントとビーの関係を疑って嫉妬心丸出しだったり、自分の子供が生まれたらという話で普通にビーとの子供の名前だと仮定してしまったり。いや、あとがきでも書かれてるけどほんと色々な意味で壊れましたよね、この人。
ラストの短編でちょっとだけ今までとは違う、ビーとイズーの姿が垣間見えただけにここで終わってしまうのが本当に残念です。というか、イズーの過去話とかが完全にスルーされたまま終わったあたり、打ち切りなのかなぁ。もうちょっとこの2人のほのぼのとした日常を見たかった?とか思うと、残念でなりません。
あとがきの「きっとイズーはなんだかんだ言いながら<環の中>に骨を埋めるのでしょう」という言葉になんとなく胸がきゅんとしました。本当に素敵なシリーズをありがとうございました。