[著]神坂 一 [絵]義仲 翔子 今度の仕事はウィナラーン星最大企業・ラグルド社の貨物船の護衛。依頼料は安い上、おそらく宇宙海賊がらみではあるが条件はそれなりに良いし、『ソードブレイカー』を現代の宇宙艦が出し抜けるはずが無い…というわけで仕事を引き受けたケイン達だったが、またもやキナ臭くなってきて… |
なんとなく誰が死んじゃうとか大まかな内容は覚えていたんだけど、改めて読み返すと物凄い後味の悪い話だなあ……一応戦闘には勝ったけど、トンビにあぶらげ持ってかれたというか、漁夫の利で美味しいところ全部持ってかれてる感じ。一番美味しい思いをしたであろう人達の犠牲になった人々のことを考えるとなんともやりきれない気持ちに。しかも、彼らは本来の敵ではないんだよな?…ここでフェードアウトしていく人々なんだよな?…勝ち逃げだよ、くそう。
うむむ、色々面白い部分はあるんだけど、2巻は1巻以上に微妙な部分が多かったかも。後味悪かった事もあるけど、地上でのやりとりが面白い分宇宙戦のシーンが微妙に感じられたかなぁ。この後どんどん面白くなってくるのを覚えている分「面白い!」って思えなくなってるのかもしれないけど。
しかし、全体的に重い話の中、ケインのマントネタとかミリィのボンバークッキング(笑)なネタとか出てくると思わずにやりとする。ていうかケインはマント好きすぎです。予備18枚…w