空戦魔導士候補生の教官7 | 今日もだらだら、読書日記。

空戦魔導士候補生の教官7

 

≪ミストガン≫に巨怪鳥(ガルダ)、現る!?
≪ミストガン≫空域に巨怪鳥(ガルダ)が接近。いまだ謎に包まれた生態のため、急遽捜索を開始するS128特務小隊。一方、生き物係に任命されたレクティは、鶏小屋でやけに身体の大きなヒヨコを保護していて――?

ユーリは悩んでいた。交流学校への参加を通してE601小隊の面々と仲良くなった……と思っていたのに交流学校から帰って来てからミソラ達がなんだかよそよそしいのだ。不安のあまり、放課後の彼女達に密着して原因を探ろうとするが……!?

ミストガンでの日常を描く短編集(このタイミングで!?)

E601小隊とカナタのミストガンでの日常を描いた、ドラマガに掲載されていた短編をまとめて描き下ろしを追加した形の短編集。ファンタジア文庫なので短編あるよな……というのは思ってたんですがこのタイミングで!?いや、まあ刊行順は大人の事情とかもあるとおもうので仕方ないんですけど前巻がミストガンを離れて新展開、めちゃくちゃ気になる所で次巻に続く!!してたもんだから正直出鼻を挫かれるというかタイミング悪!!!というか、7巻と6巻の順番逆にしろ!!!みたいな気持ちは凄いあります。大人の事情だから仕方ないけど……あと別シリーズ建ても小数点表記にもなってない本編ナンバリングに堂々と挿入されるタイプの短編集メチャクチャ久しぶりに当たってびっくりした。

内容としてはユーリの歓迎会をサプライズで開こうとしてミソラ達がこっそり準備していたらユーリが自分が嫌われているのでは!?と誤解してしまう「疑惑のコンプレックスチェーン」、レクティがヒヨコだとおもって怪鳥のヒナを育ててしまう「愛情のペットキーパー」、ミソラの実家の喫茶店の閉店の危機を救うためE601小隊が奮闘する「協創のホスティリティ」、ブレアがカナタにお菓子を作ろうとするが失敗してしまう「愛情のパティシエール」、反省文を書きたくないリコがサバゲーで後方支援科の女王様になる「女王へのロイヤリティー」、そしてとある事情で金欠状態なクロエとE601小隊の面々が学内全体合コンイベントでカナタとのパートナー権を賭けて争う「大迷惑のサードパーティ」という各ヒロインに焦点を宛てた6編。どのお話もメインとなるヒロインが可愛くて、良かった。

少しこの手の日常短編のテンプレにはまりすぎている感じというか、やや展開が透けてみえすぎる感じもあったんですが、この実家のような安定感のある展開と的確に各ヒロインの可愛さを見せてくる展開は本編の怒涛の展開の中で良い息抜き巻になっていて良かったと思います。いやでもやっぱこれ「5.5」とかで読みたい話だったんだよな内容的には。あとリコの話は同じレーベル人気作で恐らく同じ作品オマージュで有名な話があるので、どうしてもあちらと出来を比較してしまう……(ここぞとばかりにクソデカ文字と勢いで押し切る展開は結構好きだけど)。

描き下ろしの学内合コンイベントの話の、クロエとカナタの気のおけない距離感がめちゃくちゃ好きでした。カナタガチ勢のユーリ&ミソラや押しかけ妻のブレアが恋心の空回りする中で横から優勝をさらっていくクロエさんの本妻感、お互いの距離が近すぎて恋愛とも家族とも言い難い複雑でもどかしい言葉にできない関係性が垣間見えてとても良かった。あと、ユーリのサプライズパーティの話でユーリが「ひょっとしてユーリ菌伝染ると思われてる!?」の方向に行き着いてしまうのが微笑ましすぎ頭小学生すぎて好き。年上ばかりの特務小隊でずっと最年少してて同学年・後輩達の交流が薄めだった弊害なんだろうけど水着回といいユールパイセンの精神の幼さが凄い。

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