ASMR配信が予想外の展開で初バズ、チャンネル登録者数も激増……と思ったもののすぐに元の黙阿弥に戻ってしまった神坂怜。そんな彼の元にイベントごと盛り沢山の年末年始がやってきた!「あんだーらいぶ」の年越し番組で柊冬夜とともにメインMCを務めることになったのを皮切りに、打ち合わせで出向いた事務所で「配信しないVtuber」として有名な新戸先輩に出会って突発コラボに誘われたり、アンダーライブのみんなと実質クリスマスな「忘年会」を行うことになったり、自分のチャンネルでもクリスマス生配信をやることになったり……と忙しい毎日を送ることに!!
アンチくんこわすぎンゴ……。
あらすじの通りイベントごとだらけの年末年始、軽いバズはあったが珍しく炎上ごともなくてこれまで以上に平和な巻だったのですが…………なぜか読んでてずっと不安しかなかったのは何なのか。めちゃくちゃ平和な配信生活の裏で黙々と送りつけられるアンチくん……というか粘着くんのお気持ちメッセージがこわすぎるんですが!!予想通りの経緯ならガチの怨恨沙汰になってる予感しかしないし、そんなやつからお気持ちされてるタイミングで確実にこの時間に事務所に居るよとわかるような生配信のMCやるのとかリア凸フラグすぎて年末特番の間中ずっと怖かったです。事務所の外で刺された神坂(もしくは神坂を庇って血の海に沈んだ畳)をバックに次巻に続くエンドを本気で心配したよ!!
そして一応そういう終わり方ではなくて無事に年越し特番が終了して安心してたらしれっとカバー下のSSで殴りかかってくるし、あとがきでも「本当はもうちょっと先まで入れたかった」みたいなこといってて、絶対に次巻がヤバい……。この件、神坂自身の意向じゃなかったとはいえせめて他の男子メンバーに周知されたのはマジで救いだと思ってるんですけど多分あんだーらいぶ本体の方には伝わってないだろうし、解決になってるわけじゃないんだよなぁ……。
ところで炎上といえば(?)気がつけばミカが月太陽と先輩取り合ってるのをどんな顔で見守ればよいのかわからないすぎた。同性であるだけに月太陽よりも絡みは多いし、これまで何度も助けてもらった流れとかもあるからそりゃあ懐くよなって感じではあるんですが、もう「懐いてる後輩」ってレベルじゃなくなってきた気がするんですよ。枕詞が「俺の先輩」になってるの面白すぎるんですよミカァ!!!とかいってたらしれっとあんだーらいぶのあの世界での二次創作事情への言及あってわらってしまった。
あんだーらいぶ男子組の薄い本ください!!!(どさくさ)
最近の神坂怜、案外配信も面白い気がするんだが?(感覚麻痺)
前巻ラストのASMR配信で初めてのバズを経験したのは記憶に新しいですが、そこから引き続きのクリスマス配信でめちゃくちゃ笑ってしまった。本人は至って真面目にトンチンカンなことやってるのが面白すぎるし、コラボ枠でのおかん・常識人ツッコミポジションとしての絶妙さと個人配信でたまに繰り出されるシリアスな笑い感はもっと評価されて良いと思うんですよね。いやでも、パワポのプレゼン芸ぶっこんできたのは多分彼なりの分析の結果「これがウケる」と思ったからなんだろうなあ……間違ってねえのがズルいよなあ……。いやたぶん、この辺の配信って10回に1回あればいいくらいのクリーンヒットかもしれないしそれ以外の9回は虚無配信なことに問題があることは変わらないとはおもうんですが……もっと売れるといいね……。