惰性で拍手の要・不要を選べるようにしていたのですが、拍手返事のために単独記事立てるのもなんかアレだし、かといって他に書く場所ないし……
というわけで、拍手返信する場所を設けてみました。
同人サイトと共通です。まあ大体喋ってる事は同じですし。
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ついでに、普段から目立たない場所にある拍手はこちら↓
余談ですがためしに自分で押してみたら1年前の絵が出てきてビビりました。
ライトノベルを中心にレビュー未満の感想を書いてます。時々ラノベ以外も。
惰性で拍手の要・不要を選べるようにしていたのですが、拍手返事のために単独記事立てるのもなんかアレだし、かといって他に書く場所ないし……
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アクセル全開ハイテンション学園コメディ! 嶋谷鉄太郎が部長を務める刀鎌北高校化学実験部は、日頃まったく実験や研究を行わず、学校をいたずらに騒がせてばかりいる、大変いいかげんな部活である。 だが簗瀬アルミ率いる生徒会からの「部室明け渡し」通告により、彼らの楽園は風前の灯となっていた。唯一の望みは、夏休み明けまでに部として実績を上げること。もちろんそんな実績、急にあげられるわけがない。 困ったあげくに彼らが思いついたのは「なんとなくマイナーそうな競技『スポーツチャンバラ』で名を上げて実績にしよう!」という、いろんな意味で無謀な作戦。一癖も二癖もある部員達を率い、鉄太郎は大会目指して邁進することになるのだが……!?
問題児揃いの「化学実験部」の面々が、部活存続のために見当違いな方向に奔走するドタバタ学園コメディ。長らく積んでましたが漸く手を出せたよー!
序盤はあっちこっちに行ったり来たりする場面転換や物語についていけず、イマイチ乗り切れない部分があったのですが、段々エンジンがかかって物語があらぬ方向に暴走し始める頃にはすっかり物語に引き込まれておりました。ある意味先が見えないというか、斜め45度上の方向に突き抜けていく展開が凄い。
「部を潰されたくなかったら、何らかの結果を出せ」→「…といわれても、文化部なので、全国大会とかありませんが?」→「とりあえず、何かの大会とかコンテストで名を残せばいいんじゃね?!」→「よろしい、ならばチャンバラだ」という思考展開により何故か謎のチャンバラ競技で世界一を目指すことになってしまった化学実験部……ってとりあえず誰かいや、その思考展開はおかしいって突っ込んでやれよ!!!なぜかハートマ●軍曹ばりのムキムキ外国人に怪しげな特訓を受けさせられたり……ととてもよい感じに熱血で青春なわけですが……まさに、某ラノベ風に言えば「青春の無駄足」な展開に笑えばいいのか、熱くなればいいのかわからない!!いや、面白ければ…面白ければそれでオールOK……なのか!?
ハイテンションにあらぬ方向に突き抜けていく物語もなかなかですが、何より魅力的だったのはキャラクター達。テンプレなまでにお約束にドンカンな主人公にヤキモキしながらそれぞれがあらぬ方向に闘志を燃やすヒロイン(?)2人も中々に可愛いのですが、個人的には腐痴女子キャラの凛さんがなかなか素敵なキャラでした。っていうか何この女ムッツリーニ……。正直作者が腐女子という存在を勘違いしてるとしか思えない変態行動の数々は正直いかがなものかとは思うのですが、変態として爽やかに間違った方向に突き抜ける彼女が自発的に「変態的なキャラを作っている」という設定は中々面白かったかと。本能の赴くままに驀進してるように思わせて、実は化学実験部の中でも有数な策士タイプという設定にニヤリとしました。
しかし、「ベン・トー」の白粉さんもそうだけど、腐女子=変態って勘違いしてるラノベ作家多すぎると思うよ!!いや、変態であることを否定する気はないけどなんかこの変態の方向は……違うと思うんだ!!!
| [著]鏡 貴也 [絵]榎宮 祐 囚われた遥を救出するため、異世界に乗り込む月光達。エルフ族の王宮に彼女の手掛かりがあるという情報をつかむことに成功するが、そこに《軍》からの横やりが入り、一端引く羽目に。自らの力不足を感じた大兎は、新たな力を身につけるため、月光には内緒で異世界に向かうが…… | ![]() |
8月に読んだ本は15冊でした。コミケの影響やらなにやらで着実に減ってる。
6月頃から新刊すらまともに読み切れない状態が続いているので、そろそろペース上げて読んでいきたいなあ。
![]() バカとテストと召喚獣6.5 (⇒感想) | ![]() 俺の妹がこんなに可愛いわけがない4 (⇒感想) | ![]() 騎士は恋情の血を流す The Cavalier Bleeds For The Blood (⇒感想) | ![]() 紫色のクオリア (⇒感想) |
![]() 黄昏色の詠使い10 夜明色の詠使い (⇒感想) | ![]() 大正野球娘。 (⇒感想) | ![]() “文学少女”と恋する挿話集2 (⇒感想) | ![]() アラビアンズ・ロマンス ?花嫁は王の腕で微睡む? (⇒感想) |
| [著]野村 美月 [絵]竹岡 美穂 明るくてちょっぴりお節介で早とちりで下の名前を呼ばれるのが大苦手な女子高生・森ちゃん。彼女はいつもちょっと不機嫌そうな顔をしている図書委員の琴吹ななせとひょんなことから友人になるが…!? | ![]() |
なんで、なんで表紙がアキちゃんじゃないんだよおおおおおおお!!!!!(血涙)
ひどい、酷いよ!!確かに優子さんも可愛いけど短編集は女装縛りだと信じてた私のテンションと胸の高鳴りを発売日より1ヶ月も前に、早々に打ち砕いた罪は重いんだからねっ!も、もうバカテスなんか……バカテスなんか……畜生浴衣最高すぎるぜコンチクショウ…!!!!!
……というわけで、少々(?)取り乱しましたが、長らく謎のベールに包まれてきた木下優子のグラフィック初お目見えに波乱含みの夏休み、そして三人称で語られる雄二・翔子の過去話を収録した短編集です。なんていうか、…すいません、バカテス舐めてました。面白すぎます……輸血パックを、輸血パックを下さい……。
アタシと愚弟とクラス交換
現在FBオンラインでも同時公開されている、木下姉弟を中心にした短編。なんていうか、以前から「バカテスってBLネタ多用する割りに腐女子キャラいないよな」とか思ってたらこんなところに隠れていたとは、灯台元暗しだったぜ…しかもショタ好みとか、優子さんとは美味しい酒が呑めそうです(正座)
いつも通りのドタバタ騒ぎの中、さりげなくバカとなんとかは紙一重な所を炸裂させる明久とか、秀吉のちょっと違った一面が見れたり…となかなか楽しい短編でした。
僕と海辺とお祭り騒ぎ(前編)
ひょんなことから、海辺にやってきた明久と雄二がナンパにいそしむ事になるという、世にも命知らずな一編。正直、明久と雄二がナンパの対象にならないのは女性陣の必死のガードのタマモノだと信じたいのですがどうなんでしょう。二人とも、ヘタにナンパしようという気を起こさずに素で接してたら逆ナンの一つや二つ余裕できそうな気がするんです。明久は可愛い上に母性本能くすぐるタイプだし、雄二はオトコマエなので普通にお姉さん受け良さそうだよね……。
次々にナンパが失敗していく姿にはニヤニヤが止まらないのですが、一方でさりげなくムッツリーニに対して好意的な態度を取る愛子とか、6巻ラストの姫路さんの態度に戸惑う明久など、次の巻でまた恋愛要素が一気に進展しそう。しかし、明久と姫路さんの過去には何があったんだ?気になって胸のときめきが止まらないよ!!!
次の短編集は是非、明久の小学生時代の短編をお願いします。姫路さん→明久への気持ちの根幹に関わる部分っぽいから、少なくても絶対に何らかの形でやるだろうけど。いや、ほんと楽しみ。
僕と海辺とお祭り騒ぎ(後編)
キタキタ来たあああああああああ!!!!!!!
正直、浴衣押しの秀吉萌え話とかかと思ってたら、よもやの男子萌え回。3巻以来ご無沙汰だったアキちゃんが再登場しただけでも正直眼福だというのに、香美に雄麗だと……もうなんだ、萌えすぎてしんでしまう!!!!!特に雄二の女装は「見たいけど原作ではきっとやってくれないであろう展開」ナンバーワンだったので、正直嬉しすぎた。しかも今回はちゃんと挿絵があるんだぜ……雄二が邪魔でアキちゃんをイマイチ堪能できませんが!いやでも3人とも可愛い!もうどうしろと!!!
ミスコンでの審査員と女装悪友トリオのやりとりがいろいろな意味でたまらないのですが、3.5巻でも発揮した明久の勘違い炸裂なトンチンカン会話がもう、私を萌え殺す気かと。メイクで演劇魂発動して見境無くなる秀吉とか、明久トランクス派発言とか萌え殺す気かと。下着はつけてませんとか趣味はお料理ですとか明久お前そんなに萌え殺したいのかと。
しぬよ!!!萌えすぎて死ぬよ!!!持ち帰りたいよこの子かわいいいいいいい!
あと、次の短編集は是非、明久の幼稚園時代の短編をお願いします。スカートはいた明久の幼稚園時代が、見たい…!!!いやむしろ、一度でいいので吉井家に24時間密着してください!!正直、玲姉さんと明久のやりとりが見たくてたまらないよ!!!もう明久なんか、姉さんにおしおきで女装させられればいい!!!
あと「はふぅ……」が可愛すぎるんですがどうしたらいいですか。
雄二と翔子と幼い思い出
バカテス初の三人称で語られる、雄二と翔子の小学生時代のお話。
前の短編で散々騒いでおいて言うのもあれなんですが、この短編がまた物凄く良かった。雄二がかつて「神童」と呼ばれる天才少年だったこと、過去に翔子との関係を大きく変えてしまうような「何か」があったのは以前から示唆されてきましたが、これをずっと気に病んで雄二が翔子との関係を拒んでいるんだとしたら、本当に二人とも不器用で、最高に愛らしいなあ。
それまで「学力」ということにしか判断基準を持っておらず、自分より「下」の人間を見下してばかりいた雄二が自分の無力さを知り、己の矮小さを知った瞬間の衝撃が、ストレートに伝わってきて、なんか本当に凄かった。翔子のために敢えて泥を被った雄二の不器用な優しさと、そして雄二の思いを推し量って学校側に真実を告げなかった翔子と、全てを知り、二人の姿を暖かく見守る雪乃さんの言葉に胸を打たれました。
直前の短編がテンション高すぎなギャグ短編だったということとのギャップもあるのかもしれませんが、打って変わってのシリアス話に、頭を殴りつけられるような衝撃を受けた。なんか…本当にいいなあ、好きだなあこういう話。次の短編集が出る際には是非ともまたこういうシリアス話をやってほしいです。できれば今度は明久と瑞希の小学生時代で!!(まだいうか)
いやー、ほんと、萌え的な意味でも家族モノスキーとしても、お腹一杯な短編集でした。本当にご馳走様でした。アニメも本格的に情報が出てきてますます盛り上がりそうな感じだし、12月に出るらしい7巻が本当に楽しみです。
ビズログ文庫の新人さん。周囲で評判良かったので手にとって見ました。元ヤンな巫女さん・梓が理系な半神・ヨシノの失踪した父親探しに付き合わされる羽目に……というお話。
最初はテンション高いキャラたちの会話をによによしながら楽しんでいたんだけど、父親探しが思わぬ村の秘密にぶちあたった辺りから一気に物語に惹き込まれました。それまでのノリがとてもドタバタだったので、特にギャップに惹き込まれた、というのもあるかも。
いがみ合い怒鳴り合い、一度は疑念も抱いた祖母との関係が、段々話を追うごとに暖かくなっていくのも良かったなあ。やはり怒鳴り怒鳴られる関係は変わらないんですが、少しずつ二人の会話から棘が抜けていくんですよね。退魔モノとしてもテンションの高いコメディとしても面白かったけど、さりげなく家族モノとしても楽しめるところが個人的にはポイント高かったです。
ギャグのところはとことんテンション高く、一方シリアスな場面では一転してかっこよく場面が描かれてるのも好印象。正直、ギャグ場面ではテンション高くて辛いところもありましたが……特にあのルーはどうかと思う。猛烈に読み辛い!!!しかし、あのウザいほど異様に高いテンションがあるからこそ、その後のシリアスシーンでの彼の言動が映えるというのもあるので、一概に「うざかった」といえないのが困りどころ。シリアスなルー神はとてもかっこよかった。
そしてヨシノ父かっこいいよヨシノ父。挿絵と地文で散々かっこいいところアピールしておいて、その後の行動に緑茶噴いたよ。そのギャップも素敵だよヨシノ父!
しかし「ヤンキー=●●●と■■■■■」という発想はなんか違いませんか!前者はヤンキーっつうよりレディースだし、後者は常備してたら割と犯罪だと思うんだ!個人的にはどっちかっていうと木刀とか…あ、釘バットは確かに雰囲気あるけど。
捕らわれの眠り姫を取り戻すため、王子様が頑張ります!!というガチでド真ん中の王道展開炸裂!!なシリーズ最終巻。最後まで美しい旋律と鮮やかな音色に彩られたこの物語が、幸せな結末にたどり着いてくれて本当に良かった!各章タイトルがまた、これまでの物語を通過しながら、前を向いて歩いていくような感覚を喚起させて、そこだけでも色々とじんわりくるものが…。
世界中が眠りに落ち、たった一人になってしまったネイトに全ての名詠生物達が立ちふさがるという絶望的な戦いの中で、ネイトとクルーエルに関わった全ての人々が眠りから覚め、ふたたび立ち上がっていくという展開が特に素晴らしかったです。お馴染みの仲間達からイ単調の面々、満を持してのカインツ&イブマリーはもちろんなのですが、ミシュダルまで出てきちゃったのにはうっかり噴いた!!きさま……ツンデレか!!!そしてジジーズのかっこよさは異常。
そして、最高潮に盛り上がったところで始まる、ネイトとクルーエルの二人が奏でる旋律にどうしようもなく胸が熱くなった。本当に、文句の付けようも無いくらい最高に盛り上がったクライマックスシーンが最高すぎました。本当に、この物語を追いかけていてよかった!来月早速始まるらしい新シリーズも楽しみにしてます!
…個人的には唯一、シャオの扱いが結局微妙なまま終わってしまったのは残念だったかも?殆ど見せ場がないまま【ミクヴェクス】に出番を持っていかれた感じでしたしね…エンディング後の番外編とかで、もうちょっとネイトとシャオの絡みみたいな話が出てこないかしら。せっかくの良いキャラなのに、イマイチつかみ所のないまま終わってしまったのがとても残念。
奇病に侵され、18歳の誕生日に生命を落とす事を運命づけられた少年・楷名春希。絶望のままに無気力な毎日を送る彼は廃棄場で自らの事を「シンセサイザー」だと言う少女・庭瀬伽音に出会う。彼女との出会いを経て、少しずつ生きる気力を取り戻していく春希だが…
富士見ミステリー文庫の「フォルマント・ブルー カラっぽの僕に、君はうたう。」を加筆+文庫未収録の短編を加えた新装版。不治の病に冒された少年と自分の事を「電気の歌姫」と名乗る少女が出会い、二人の過去や未来に立ちふさがる出来事を乗り越えていく、というお話。
笹野響哉の存在が序盤から示唆されていること、敵側の事情がある程度明かされてくること、ラストで主人公が死の運命から逃れた事に対する説明が加えられていた事など、富士ミス版では結構唐突に思える事が多かった伽音が攫われてから先の展開に対するフォローが加えられていて、旧版よりも判りやすくなった印象を受けました。楽器屋の主人と庭瀬教授の関係とか伽音の出自なんかも、富士ミス版では明かされてなかったっけ…?とにかく、そんなに多くを加筆しているわけではないのですが、説明不足だった部分に細やかな修正が施されていて、これだけの加筆でも結構雰囲気変わるものだなあ。
主人公達と同じくらいに、チョイ役のはずのガルバニックの辿った顛末が胸に残る。主人公達よりも誰よりも、色々な意味で「悲劇的」な運命をたどったのは彼だよなあ。ガルバニックとしての「それ」と、若き音楽家だった「彼」が誰も知らない所で鬩ぎ合い、破滅へと進んでいく姿が切ない。
音楽の奏でる美しい雰囲気と、人間という種の醜さという対称的な要素が同居する物語ですが、個人的にはやはり春希と伽音がコンテストに応募する用の音楽を一緒に作っていく場面が好きです。なにかを創り上げていく場面というのは、凄くワクワクするなあ。そして「心音」を音素材として撮るシーンは、別に何もしてないのにエロいですよね!!
同時収録の短編「皇帝の棲家には、電気仕掛けの歌姫。」は、ピアニストを目指す一人の若者が、春希と出会う前の伽音と出会うお話。存命の頃の庭瀬親子の人間関係等が透けて見える一方、普通に良い青春話だーと思っていたら、オチに噴いた。そ、そう来るのかーーーっ!
| [著]アサウラ [絵]柴乃 櫂人 HP同好会の面々は、夏休みを利用して強化合宿をすることに。朝から企業戦士達と駅弁の強奪戦を繰り広げたり、滝に打たれて精神修行に励む彼らの最終目的は、花火大会の日にだけ販売されるという「花火ちらし」だった。全国各地から強豪の集うその街で、「狼」達の戦いが幕を開ける…!! | ![]() |