うららの記事一覧 | ページ 85 | 今日もだらだら、読書日記。

うらら一覧

奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター

 

「聞いている人を恥ずかしがらせるんだよ!」
BLを愛する“貴腐人”のゆりは、男前な性格の美人OL。半年前から同居する恋人の 曜(よう)は、いまいちブレイクできない声優で、ゆりに求婚するも拒まれてばかり ……。   そんな曜に十八禁の「BLノベルゲーム」の仕事が入る。が、ゆりは曜の声にダメ出 しの連続。 ゆりが惚れ込む曜の本来の声の力を発揮させるため、貴腐人の個人レッスンが始まる!

この作中作がやりたいんですがどこに行けば買えますか?

やり手のキャリアウーマンにして貴腐人のゆりと新人声優の曜。籍は入れていない事実婚状態の二人だが、ゆりは曜の求婚を受け入れてくれない。仕事もぱっとせず、キャリアな彼女との関係に焦りを感じていた曜は降ってわいた「主役の仕事」に内容も聞かずに飛びついたが……というお話。

BLゲームの主役という仕事を受けて、周囲の期待や要求に押しつぶされそうになりながらも一人の「ボイスマイスター」として成長していく曜の姿も、年上キャリア女子×年下男子のラブコメとしても凄く良かったのですが、それ以上に腐女子センサーが作中作に反応しちゃってもうどうしようもない。本当に一部しか出てこないのに面白そうなのが悔しくて……

監禁&どっちも報われないバッドエンドな司ルートが小出しにされた部分だけで解るほどにツボすぎるんですがこのゲームどこに行けば買えますか?二次元の池袋に紛れ込めば買えますか?真綿で絞めるようにジワジワと病んでいく独占欲強い攻と、実は攻の事が好きだったのに壊れるまで攻の愛情を受け入れられない受とか正直好きすぎて困る。本当は監禁前から相思相愛だったのに……な、主人公の朝陽の独白だけでご飯10杯行ける。

しかし、作中作が気合い入りすぎてて、本来のメインの2人をもうちょっと書きこんでほしかったというのは少しあるかも。ゆりによる曜のBL調教はもうちょっとねっとりやっても良かったと思うんです。いや、描写を割いてほしいというよりも、あっさり改善しすぎかなあという印象を受けまして(BL調教シーン自体は凄く良かったと思う…!)

最後で二人に振りかかった恋の障害をどう乗り越えていくのかも気になるので、ぜひとも続編を出してほしいです。あと赤井×曜に萌えたのでぜひとも続きをお願いします。あと作中作はスピンオフ扱いで本にまとまったりしないんですか?X文庫ならBLも大丈夫ですよねってちぃ知ってるよ!!


「好きなライトノベルを投票しよう!!2011上期」に投票します

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2011年上期

投票参加します。また例によってものすごく既存シリーズに票が偏っている……

既存シリーズ

■ バカとテストと召喚獣(感想:9巻/9.5巻

9巻:悪友のハイタッチで死んだ
9.5巻:子作り&馴れ初め話で死んだ

燃え全開の9巻終盤と雄二&明久の馴れ初めが解ったり二人が子作りしちゃったりする9.5巻のコンボでむしろこれに投票せずにどこに投票せよと。バカテスは本当に、ラブコメ分もおいしいけどそれ以上に男子の友情美味しい。今回は各巻3回くらい河の向こうででおじいちゃんが手を振ってました。

【11上期ラノベ投票/9784047270312】
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■ ムシウタ11. 夢滅ぼす予言(⇒感想

人間に異能を与える代わりに夢を喰らう『虫』に取り付かれた少年少女達の物語、最終決戦目前。これまでの様々なエピソードが集まって一つの所に集束していく姿は圧巻でした。しかし最後に出てきたラスボス(?)の名前が衝撃過ぎる……!!
まだ出てきていない重要メンバー達の活躍も含め、どのような結末が待っているのか本当に楽しみな作品です。

【11上期ラノベ投票/9784044288242】
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■ STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス(2)(⇒感想

アニメも放映中の名作ゲーム「シュタインズゲート」のノベライズ。原作と同じ場所から始まり、ちょっとだけ違う部分を通って別の面を見せていく物語が原作を知っていても面白くて、凄かった。元の原作も凄い作品なんだけど、ノベライズとしての料理の仕方も凄かった。個人的にはダルの出番が増えていたのが超満足です。あと萌郁ルートのあそこが色々な意味で大変な事に…!!

【11上期ラノベ投票/9784829146101】
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■ ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! (感想:disc7/シルバーブレット2

「もしもギャルゲーのヒロイン達が現実世界に現れたら?」からはじまって凄い所に来ちゃったなあと。とある事件をきっかけに2つに『分かれた』世界の選択肢を委ねられた武紀の葛藤が重い。一連の事件の裏で様々な『主人公』と『キャラクター』達が異能を駆使して繰り広げる番外編「シルバーブレット」も面白かったです。あと武紀と正樹のW主人公コンビの友情が破壊力やばい。
あと現実産ヒロインこと高橋愛子さんがマジ可愛い。

【11上期ラノベ投票/9784047272828】
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■ Re(アールイー):4 バカは世界を救えるか?(⇒感想

こちらも完結目前。中二病を患う高校生がひょんな偶然から本当の異能を手に入れて……というお話なんだけど殺される事で世界を「巻き戻す」異能を持ったヒロイン・アルルを巡った様々な人々の思いが交錯する様が凄い。4巻で明かされた過去の顛末には鳥肌立ちっぱなしでした。キャラも魅力的なのでもうちょっと読みたかったんですが、次で完結ということでとても残念……。

【11上期ラノベ投票/9784829136294】
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■ 死神姫の再婚(感想:始まりの乙女と終わりの教師/定められし運命の貴方

カシュヴァーン様、マジ残念
お互い思惑があって夫婦になったのに気がついたら完全なバカップルと化していたこのシリーズですが、遂に心も身体も結ばれたライセン夫婦の場所も状況も選ばないバカップルぶりがやばい!物語はいよいよ本題へ……という感じですが、もう夫婦のイチャイチャが見たくてしかたありませんどうしたらいいですか……

【11上期ラノベ投票/9784047273207】
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■ ファンダ・メンダ・マウス2 トラディショナルガール・トラディショナルナイト(⇒感想

「マウス」と彼に惹かれて集まった周りの人間たちが巻き起こす物語。1巻が綺麗にまとまってたのでどうなるか……と思ったら2巻はマウスの本人は全く望んでないハーレムが拡大して更にしっちゃかめっちゃかに!色々な人間たちの思惑が徐々にまとまって1つの事件に集束していく様がよかったです。あと各キャラの歪みっぷりが素晴らしすぎる。

【11上期ラノベ投票/9784796680332】
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■ お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2(⇒感想

ただの兄←妹メインの兄ハーレム話かと思ってたら、実は相思相愛ブラコンシスコンだったという掛け合いメインのラブコメ。妹が可愛くて仕方ないけどちょっとその愛情が歪んでる兄とサブヒロイン達による「妹弄り」が微笑ましすぎてニヤニヤしてしまう。ラストのどんでん返しも楽しい。
あと個人的にどうしてもこの表紙&カラーページデザインにホイホイされて仕方ないです……ストーリーの内容とは関係ないところなんですがこの表紙の引力はヤバイとおもうんです。

【11上期ラノベ投票/9784840138550】
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新規シリーズ

■ はたらく魔王さま!(⇒感想

異世界の魔王が現代日本に飛ばされ、いつかもとの世界に戻って再び世界を征服するという野望を抱きながらフリーター(マック店員)として頑張るお話。今流行の「魔王vs勇者モノ」でありながら地に足がつきまくりなフリーター生活に「あるある……」ってなったり魔王とは思えないせせこましさにツッコミ入れたくなったり……な庶民具合が楽しいお話でした。い、一応異能バトルもあるよ!

【11上期ラノベ投票/9784048702706】
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■ 花咲けるエリアルフォース(⇒感想

絶滅したソメイヨシノと繋がった少年少女達が、超兵器《桜花》を操り内戦中の日本を駆ける……というお話。圧倒的な力を誇るが飲み込まれたら二度と“戻って来れない”戦いに巻き込まれながらも、精一杯青春を謳歌する主人公たちの姿が印象的。桜の花のような儚く切ないお話でした。個人的に同作者の「火目の巫女」とか好きなら読むべき。

【11上期ラノベ投票/9784094512571】
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【いれたかったけど票数的に入れられなかったもの】
・デュラララ!!×9  …… 臨也と新羅の過去話がドツボすぎてどうしよう!!
・彩雲国物語 紫闇の玉座(上)  …… きっと次回完結編のほうに投票する予感がするので。
・ココロコネクト ミチランダム  …… 凄く良かったけど前回入れたと思って…!


お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3

 

『ひとつ屋根の下で可愛い女の子たちと同居生活』。これほど男のロマンを刺激するシチュエーションは他にないはずなのに、現実はそう甘くない。生徒会メンバーとの同居に反対する妹をなだめたり、古い学生寮を大掃除したり、共同生活の役割分担を決めたりと大忙し。やれやれ、これじゃ気の休まる時間はお風呂に入ってる時ぐらいのもの――「ほれ姫小路秋人。お風呂に入る前にこの目隠しを使いな」……え? お風呂なのに目隠し? ってどういうこと? なんか不穏な予感しかしないんですけど? というわけで、大ヒット御礼のブラコン妹ラブコメ第三弾。アノ人がついにひと肌脱ぐ!? お風呂シーンの詳細についてはページをめくってみて!

相思相愛ブラコンシスコン兄妹と周囲の人々が繰り広げる、どたばたラブコメ第三巻。今回は恋のライバル(?)3人が姫小路兄妹が二人で住んでいた元学生寮に引っ越してきて……というお話。

個性豊かすぎる面々との掛け合いが相変わらず面白いんだけど、今巻は1巻・2巻と比べるとちょっとパンチが足りない。ラブコメにパンチを求めるのが間違ってるのかもしれないけど、1巻2巻ラストのサプライズ展開が割と好きだったんだよなあ……3巻ラストは2巻ラストで予告済みの話だった上に、あの人なら気づいててもおかしくないって気持ちが強すぎて意外性がなかったというか。

ここまできたら個人的にはいっそひたすら兄に残念で真っ直ぐすぎる愛を注ぐ残念な妹と、妹を弄るのに全力を注ぐ兄及びヒロイン3人……という構図に終始してほしかったんだけど、その辺もサブヒロイン3人が美味しい所を持っていった感で物足りなかった。ぎんぎんも可愛いんだけどさ、どうしても1巻読んだときに男子だと思ってたから彼女の可愛さを堪能しきれないなにかがさ……!!

姫小路を筆頭にした『御十家』の話など、今後へ続く布石のような設定がぽろぽろ出てきていたので、今後の展開に期待したいです。


STEINS;GATE 蝶翼のダイバージェンス:Reverse

   
原作
5pb.×ニトロプラス

あの日、牧瀬紅莉栖は確かにあの男と出会った。だが、すでにあいつは私を知っていた? 4月よりアニメ放映も開始された5pb.×ニトロプラスのコラボが生んだ奇跡のゲームを牧瀬紅莉栖の視点から新たにノベライズ!

※開始60P過ぎまで、シュタゲ原作最終章ネタバレがいきなり来るので購入考えてるゲーム未プレイの人は注意。

紅莉栖視点からの、いわば『裏』シュタインズゲート。タイムマシンという存在にトラウマに近い嫌悪感を抱く彼女が好奇心から尋ねた未来ガジェット研究所で「電話レンジ(仮)」の実験を偶然にも目撃し、科学者としての好奇心と一人の少女としてのトラウマとの間で板挟みになり、葛藤し、それを乗り越えていく姿がとてもよかった。科学者としてこの件に携わる覚悟をした彼女だからこそ、終盤の展開で何度も崩れそうになる岡部を支え、背中をたたくことができたんだろうなあと思うと胸熱。

また、彼女の視点から見たラボメン達の姿と、脳科学者ならではの鋭い人間観察が本当に面白かった。まゆりの口から語られる『自称・人質』の理由は今のアニメの展開も相俟ってじんわり。沢山の世界線を超えて、少しずつ岡部に惹かれていく紅莉栖の様子が可愛すぎました。

原作コンプ済としては物凄くおもしろかったんだけど、やはり序盤の真相ネタバレはひどいと思う。なんらかの形で、ネタバレ注意を促す文章があってもよかったのになあ……。「アニメ版ノベライズ」と言っている割に、アニメ版視聴者への配慮足りなすぎというか、せめてある程度事実をぼかす努力をすべきだったのでは……

それにしても「アニメ版ノベライズ」と言いきっているということは原作とアニメ版で結末が変わるのか?同時期に出たスピンオフノベライズ「史上最強のスライトフィーバー」と展開が明確に違うのが気になる。原作正史が「史上最強のスライトフィーバー」でアニメ版正史が「蝶翼のダイバージェンス」なんだって考えていいんでしょうか。
STEINS;GATE 史上最強のスライトフィーバー (1) (角川コミックス・エース 158-9)
「スライトフィーバー」は、紅莉栖だけでなく水面下で暗躍していた彼女の行動とかも解るのが面白い。



STEINS;GATE 史上最強のスライトフィーバー (1) (角川コミックス・エース 158-9)


読了記録まとめ[2011年6月分]

6月のラノベ読了冊数は9冊でした。読んでないと思ってたけど意外に読んでいた。
少女小説ではじまり、ギャグマンガ・ギャグ小説で終った月でした。本当にこの2種類しか読んでいなかった気がする……

5月の「漫画読みたい月間」が突然終了してしまったのでその時に買ったり借りたりした本がうず高く積みあがっています。ハガレンとかハガレンとかハガレンとかハガレンとかぼくらのとか……(この2種類だけで50冊近くになるという恐怖!)来月は少しでもこの辺を崩したいです。しかし夏コミ原稿があるのでどうなるかな……原稿のせいでまだシュタゲのファンディスクすらやれてません!!

それにしてもなんか、おがきちかではじまっておがきちかで終った月だった…

6月の読書メーター

読んだ本の数:25冊 / 読んだページ数:3677ページ
死にたい騎士の不運(アンラッキー) (ウィングス文庫)死にたい騎士の不運(アンラッキー) (ウィングス文庫)

あとがきの「死にたい修造」が的確すぎて噴いたwwシンの『ウディヤ』としての抗えない運命とか、全体的に重い話なのにドM…もとい直情バカのグランツの行動が暗さを吹き飛ばしてるのが凄い。段々シンをほっとけなくなっていくグランツと、『ウディヤ』への偏見なしに素の自分と付き合ってくれるグランツにほだされていくシンの様子にニヤニヤ。

読了日:06月01日 著者:渡海 奈穂

そらのおとしもの (12) (角川コミックス・エース 126-27)そらのおとしもの (12) (角川コミックス・エース 126-27)

なにがあっても上履きを手放さないカオスが可愛すぎるんだけどそれ以上に自分の気持ちを自覚したアストレアが可愛すぎて生きるの辛いレベル。そして桜井家はもう血筋的にああなんですね…母さんェ…

読了日:06月02日 著者:水無月 すう

大好きです!!魔法天使こすもす (2) (角川コミックス・エース 316-2)大好きです!!魔法天使こすもす (2) (角川コミックス・エース 316-2)

成人しても会長に頭上がらない守形先輩まじファイト……そらおとより出刃ってるし有能だけどそらおとの先輩より生活能力なさそうに見えるのは気のせいだろうかw

読了日:06月02日 著者:瀬口 たかひろ

バクマン。 13 (ジャンプコミックス)バクマン。 13 (ジャンプコミックス)

平丸さんと蒼樹さんのデート(!?)話でニヤニヤが止まらない!恋する乙女顔な蒼樹さんも可愛すぎたけど、吉田さんの本音(多分)がアツすぎた。アニメ化決まった福田さんと雄二郎さんのやりとりといい、サイコーとシュージンの「恋太」を廻るやりとりといい、色々な人の「本音」にニヤニヤせざるをえなかった巻でした。「人気作家読切祭」の平丸さんの話は普通に読んでみたい。

読了日:06月04日 著者:小畑 健

D.Gray-man 22 (ジャンプコミックス)D.Gray-man 22 (ジャンプコミックス)

結局誰が味方で誰が敵なのか真面目にわかんなくなってきた。どんどん救いのない方向に話が動いてる感じがするけど今どの勢力がどうなっててどこと対立してるか、誰か図解してください。前巻の神田とアルマの話が面白かっただけにその後の置いてかれっぷりが辛かった。ティキとロードとアレンのやり取りにはちょっとニヤニヤ。ラビとリナリーを凄い久しぶりに見た気がする。神田はなんだかんだで死んでなさそうな気がするけどどうなんだろうなー……

読了日:06月04日 著者:星野 桂

紅 kure-nai 7 (ジャンプコミックス)紅 kure-nai 7 (ジャンプコミックス)

切彦も可愛かったけどリンさん可愛いよマジ可愛いよ生きて!!

読了日:06月06日 著者:山本 ヤマト

彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)

ずっと縹家のターン!!瑠花様と羽羽様のやりとりに涙が止まらない。瑠花様マジかっこいいよ瑠花様。しかし残すは最終巻のみ、あと1冊で劉輝が名誉回復できるかどうかが最大の……ゲフン

読了日:06月07日 著者:雪乃 紗衣

〈運び屋(キャリアー)〉リアン&クリス 天国になんか行かない (ウィングス文庫) (新書館ウィングス文庫)〈運び屋(キャリアー)〉リアン&クリス 天国になんか行かない (ウィングス文庫) (新書館ウィングス文庫)

色々と「運び屋」としては詰めが甘いけど熱い心を持つリアンに感化されて着実に感情豊かになっていくクリスの姿にニヤニヤが止まらなかった。出番は少ないけどリー博士がさりげなくリアンに懐いているっぽいのにもニヤニヤ。

読了日:06月09日 著者:清家 あきら

町でうわさの天狗の子 8 (フラワーコミックスアルファ)町でうわさの天狗の子 8 (フラワーコミックスアルファ)

秋姫の変化にどこか不穏なものを感じながら、少しずつ進展する恋愛模様が胸キュンすぎて困った。自分の気持ちを自覚した秋姫も、赤沢ちゃんと三郎坊の素直じゃない恋模様も凄く良かったけど、何よりラストの金ちゃんにニヤニヤがとまらない!!

読了日:06月11日 著者:岩本 ナオ

ラノベ部 1巻 (ガムコミックスプラス)ラノベ部 1巻 (ガムコミックスプラス)

リレー小説のあの爆笑っぷりをマンガでどうやって再現するのかと思ったら予想以上でしたーーー!!!文香パートで腹筋が死ぬ。文香と暦の百合百合っぷりが可愛すぎるのでもうそれだけで満足なんだけど、他エピソードも凄く良い感じに再現していて良かったです。

読了日:06月12日 著者:平坂 読,もずや 紫

死神姫の再婚 -定められし運命の貴方- (B's-LOG文庫)死神姫の再婚 -定められし運命の貴方- (B's-LOG文庫)

このバカップルがやばい!逆境だらけの新章開幕だったけど、カシュヴァーンたちとの出逢いを経て『贅沢』になったアリシアの強い想いが印象的でした。

読了日:06月15日 著者:小野上 明夜

神のみぞ知るセカイ 13 (少年サンデーコミックス)神のみぞ知るセカイ 13 (少年サンデーコミックス)

神にーさまは早いとこ結に逆攻略されればいいとおもう

読了日:06月17日 著者:若木 民喜

生徒会の一存 5 (ドラゴンコミックスエイジ と 1-1-5)生徒会の一存 5 (ドラゴンコミックスエイジ と 1-1-5)

表紙、何故鍵をスルーして会長に戻ったし…中身はいつもとおり面白かったです

読了日:06月17日 著者:10mo

はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫)はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫)

魔力集める手段で爆笑した。それは魔力の4つや5つ出るわーうっかりでるわー…。漆原が生意気可愛い。

読了日:06月22日 著者:和ヶ原 聡司

本日の騎士ミロク8 (富士見ファンタジア文庫)本日の騎士ミロク8 (富士見ファンタジア文庫)

ミロクの御家族、愉快な人達ばかりでニヤニヤした。ゴウトとミロクのやりとりおいしい。シェンランも合わせて揃い踏みしてほしかったなー。しかし、ミロクのオウガン皇子バージョンの挿絵が見れなかったのがちょい悲しい…ジュジュの衣装に割かれている気合いを1ミリでもいいからミロクに…

読了日:06月23日 著者:田口 仙年堂

バカとテストと召喚獣 (5) (角川コミックス・エース 256-5)バカとテストと召喚獣 (5) (角川コミックス・エース 256-5)

原作2巻終盤〜3.5巻の如月、バイト。遊園地のチンピラカップルの不細工具合と店長の廃人ぶりで笑った。原作の台詞ほぼそのまま使ってるせいで相変わらずテンポ悪いけど、各キャラのコスプレ姿がたっぷり見れるのは美味しい…かなと。カラー挿絵のアキちゃんとウェディング翔子可愛かったです。次は原作とおり3?4巻に行くのか、フラグを立てた5巻にいくのかちょっと気になる。

読了日:06月23日 著者:まったくモー助,夢唄

バカとテストと召喚獣ぢゃ (2) (角川コミックス・エース 296-2)バカとテストと召喚獣ぢゃ (2) (角川コミックス・エース 296-2)

久保君が輝きすぎててなんかもう暖かい気持ちになる…長年の念願果たせて良かったね久保君…!補習室での美波&美春のやりとりと、明久&雄二のゲームに関するやりとりに萌えた。

読了日:06月23日 著者:KOIZUMI

清村くんと杉小路くんろ(5) (ガンガンコミックス)清村くんと杉小路くんろ(5) (ガンガンコミックス)

もはやサッカーマンガじゃなくてただのスイーツ漫画だよねこれ……!!しかし連載同時並行4本って相変わらず鬼スケジュールを……単行本50冊越えってそろそろ歴代スクエニ作家でトップにはいるんじゃ?

読了日:06月23日 著者:土塚 理弘

踊る星降るレネシクル (GA文庫)踊る星降るレネシクル (GA文庫)

過去のトラウマから戦えなくなった主人公と、母の影を求めて空回りするヒロイン(?)が少しずつ成長していく姿が良かった!そして随所に挿入される腐ネタににやにや。ランカーバトルのシステムは面白いのに、結局主人公回りは格闘技で戦っちゃってるのが少し残念。もうふやカタナみたいな面白能力者がもっと頑張ってくれるのを次巻以降期待。

読了日:06月24日 著者:裕時 悠示

生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録5生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録5

え、えええええ!?<最後 // 1-Cの才能の無駄遣いぶりと団結力がほほえましすぎる。

読了日:06月27日 著者:葵 せきな

少年よ耽美を描け?BOYS BE TAMBITIOUS (4) (ウィングス・コミックス・デラックス)少年よ耽美を描け?BOYS BE TAMBITIOUS (4) (ウィングス・コミックス・デラックス)

新葉とナルに変なフラグがwwニュートラルなBLに対する新葉達の反応笑った。小清水姉は相変わらず歪み無いなあ。

読了日:06月27日 著者:ミキマキ

屍姫(15) (ガンガンコミックス)屍姫(15) (ガンガンコミックス)

ひとだんらくして新展開。大僧正とカガセオは最後まで美味しい組み合わせでした。そしてフラウさんまじエロい。嵩柾のアレは裏切りフラグにしか見えないんだけどどうなんだ……敵は内に居そうな気がするんだよねこれ。

読了日:06月27日 著者:赤人 義一

バカとテストと召喚獣9.5 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣9.5 (ファミ通文庫)

安定の公式最大手。公式に掲載された冒頭立ち読み部分が明久と雄二の子供(笑)の部分で、いろいろな意味で衝撃すぎました……カラーページの後半の男子どもが可愛すぎる。特にカラーの久保君、セリフがどこまでも残念だけどかっこいいよ!毎度の如く電車で読めない前3編も最高だったけど、個人的にはF組男子4人の出会い話が好きです。章間は流石にネタ切れ感を感じるなーと油断してたら玉野さんの回答で不意打ち。

読了日:06月28日 著者:井上 堅二

STEINS;GATE 史上最強のスライトフィーバー (1) (角川コミックス・エース 158-9)STEINS;GATE 史上最強のスライトフィーバー (1) (角川コミックス・エース 158-9)

『亡環のリベリオン』と同じくしょっぱなからネタバレの嵐な紅莉栖版シュタインズゲート。正式にラボメンになる前の行動とか、ゲームでは語られない部分が多くて面白かった。しかし、ダルがなんか可愛いな…

読了日:06月30日 著者:森田 柚花

Landreaall 18巻 限定版 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)Landreaall 18巻 限定版 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

DXとディアがオペラを見に行く話が好きだ…!!凄くこの2人、良いカップルになりそうな気がするんだけど。オペラ版マリオンで盛大に噴いた。限定版小冊子が親世代好き的に超美味しい。小冊子読んでからTailpieceを読み返すと胸がじんわりする。

読了日:06月30日 著者:おがき ちか


生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録5

 

私立碧陽学園生徒会―そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、その楽園を支える、日陰者たちの存在がいることを忘れてはならない。「黙示録」だからこそ!という甘い言葉に誘われ、登場するも表紙を飾ることは出来ない、陰の存在。誰だって物語の主人公になれるはず!そんな淡い希望と、儚い願いを胸に、いつ来るとも分からない、その日に向けてアピールを続ける悲しい彼らに、ついにスポットが当たるときが来た。主人公、杉崎鍵のクラスメイトでありながらも、脇役というポジションから抜け出せなかった彼…ではなく、彼女に。これは何かのフラグか。急速に動き出す2年B組の恋愛模様にも、目が離せないっ。 (「BOOK」データベースより)

あらすじから予想はしてたがどうして鍵が表紙にならなかった。
生徒会シリーズの主に「生徒会の外」を番外編シリーズ第五巻。

元々本編の番外編的な物語が多いお話だったけど、今回は特に生徒会5人以外に焦点の当たったお話が多かったような。一発ネタかとおもっていた1-Cがシリーズ化していてびっくり。というか何その残念すぎる才能と団結力の無駄遣いぶり!!!ボケ×ボケな真冬&会長の買い物風景とか、犯人放置プレイもいいとこなドS探偵も面白かったです。

そして今回のメインと言っても良いであろう2年B組……中目黒の攻キャラとしての成長ぶりがひどいというか、もうあのエロ発言とか天然でやっているようにはとても思えなくなってくる。全部解ってるけどわざと天然の振りして杉崎が恐れおののく様子とツッコミを楽しんでいるんじゃないかという疑念がぬぐえません……この小悪魔攻!!

宇宙守は「いい人なのに残念」という言葉が脳裏をよぎって仕方無かった。というか、前巻の真冬ちゃんのあとがきといい、今回の深夏の勘違いっぷりといい最近の公式は鍵守推しですか?!深夏の熱血青春ノリに押されてなんか明らかに本意じゃない方向に行きそうになってる守がマジ哀れですいいぞいいぞもっとやれー!!!

しかし最後の最後でまさかの「つづく」。鍵と巡の関係は、鍵に進展させる気がないのならちゃんと決着をつけてほしいとは思うけど、次巻でどう転がるんだろう。中目黒の過去話も気になるところだし、続きがとても楽しみです。


バカとテストと召喚獣9.5

 

7月からTVアニメ第2期放送開始! 待望の最新刊はショートストーリー集第4弾!! 召喚実験リターン! 今度は二人で一体の召喚獣を喚び出だすことに。 召喚者の特性を受け継いだ召喚獣は、まるで二人の子供のようで――って、また惨劇が繰り返されるのか!? 「僕と子供と召喚獣」、明久と瑞希のドキドキ同居生活を赤裸々に綴る……なんてことになるわけない? 「僕と姫路さんとある日の昼下がり」、高校1年生の春、すべてはこの出会いからはじまった! ――「俺と喧嘩と不思議なバカども」他1本の全4本で贈る、青春エクスプロージョンショートストーリー集第4弾!

「だからそうじゃなくて、子供なんだよ。——アンタら二人の、ね」
そういって、僕と雄二を順番に指差す学園長。僕ら二人の子供って——
「「はぁああああっ!?」」

どうしようもなく公式が最大手だった(雄二×明久の)。子供ネタとか、二次創作ホモ同人の王道ネタを公式が平然とやってのけるそこにシビれるアコがれるぅ!!!!!ババァ長の発言がナチュラルすぎてなにもかもおかしい。

そういえばカラーページでギャグ顔じゃない久保君が出たの初めてじゃないですか…。


「僕と子供と召喚獣」
立ち読みからするとどう考えても公式が雄明最大手すぎて一部バカテス好きの腐のみなさんに衝撃を与えた問題作。7.5巻の「ホンネ」に続く、学園長の迷惑実験シリーズその2。

ヒロインズが明久を巡ってドタバタしたり、翔子が雄二を振り回したり、愛子がムッツリーニを翻弄したり……ないつもの組み合わせも面白かったけど、今回は予想外の組み合わせが面白かったなあ。高橋先生と鉄人のやりとりにニヤニヤが止まらなかった。あと明久との結婚は否定しないのに「嫁」が明久だと強硬に主張する秀吉萌える。そして出番はあるけどやっぱり美味しい場面には居合わせられない残念な久保君ェ……


「僕と姫路さんとある日の昼下がり」
姫路さんが明久と同棲していたときの、吉井家の休日のお話。

必死に姫路さんに料理させまいとする明久がほほ笑ましい。そして同じくさりげなくデートしている雄二&翔子コンビとの邂逅にニヤニヤが止まらないんですがそんなことよりも

「ヅラと眼鏡で変装してゲーム屋でバイトした明久」
       と
「姫路さんが以前ゲーム屋で見かけた、店員の綺麗なお姉さん」。

この奇妙な一致が大変に気になります……。明久がバイトした話を詳しく。詳  し  く  。

全体的に明久と姫路さんらしい、大変微笑ましいラブコメだったのですが正直姫路さんがスネる部分だけはしっくりこなかったかなあ……それを当然として求めるのは流石にちょっと、アレな気が…。


「僕と土屋家と揺れない心」
ムッツリーニの家で雄二と明久が対決するお話。DVDのキャラクターコメンタリー「バカ物語」を思い出すノリだ……

雄二と明久、どっちが冷静か……といういつものやりとりからはじまって、気がついたら「どんな突っ込みどころ満載のことがあっても突っ込んじゃダメ」対決になってるのがいろいろおかしい。そして二人を動揺させようとするムッツリーニ達が本気すぎる!いつのまにかクラスメイト達まで協力して、予想をはるか越えるしっちゃかめっちゃかぶりになってるのに、もう笑いが止まらない。須川君のキメ顔はぜひともアニメで見たい……ww

個人的にはムッツリーニのご家庭をもうちょっと見てみたかったなあ。というかてっきり似たもの家族なのだとばかり思っていたらスポーツ一家の中でムッツリーニだけ突然変異(「保健体育一家」といえば違和感無いけど)だと……!?リアル妹持ちとか、いろいろな意味でムッツの普段の家庭での生活が気になって仕方ありません。何気に弟煩悩っぽいお兄ちゃんとのやりとりに萌えた。

それにしても、久保君マジ哀れ……


「俺と喧嘩と不思議なバカども」
雄二視点から語られる、7.5巻「ウチと日本と知らない言葉」の裏で繰り広げられていた男子4人が仲良くなった時のお話。

7.5巻を読んだときからこいつら2週間の間に何があったんだと思ってこの話を読みたくて仕方無かったんですが、予想の直上8000m上空を突き抜けていく素敵な青春話でした。すれ違って殴り合いの喧嘩していつのまにやら一つの事に夢中になって、夕陽の中で自転車二人乗りしながら喧嘩しながら仲直りとかもう何もかもがやばい。明久はあの短期間の間に美波と雄二、二人の心を開いたんだなあと思うと胸が熱くなる。

メインは明久と雄二の友情話でしたが、どんなに理不尽でも穿った見方はしない鉄人の厳しくも優しい目線がとても良かった。あとかっこいい秀吉が見れたのが!!まだそこまで仲良い訳でもなく、色々アレな噂が付きまとう雄二が本気で喧嘩してる場面にも平気で踏み込んでいく度胸の据わりっぷりがかっこよすぎました。

次巻はいよいよAクラスとのリベンジ戦……完結告知はなかったのでもうちょっと続くのかな?続くといいな。前巻でいろいろ立てられてたフラグとか裏で暗躍する3年組がどうなるかも気になるし、本当に続きが楽しみです。


踊る星降るレネシクル

 

空手家VS.ひきこもり。個性で戦う「ミカホシランキング」が行なわれているミカホシ学園。レンヤは、ともに格闘術を学んだ少女、瑞貴を追ってこの学園にやってきた。闘いが全てに優先するミカホシの世界にとまどうレンヤの前に、不思議なほっぺを持つ少女、すまるが現れる。「お礼なんか言わないから。こんなことされても、ランカーバトルで手かげんなんかしないからっ!」彼女の真っ赤になったほっぺに、文字が浮かび上がる。『うれしい!』『ありがとう!』。二人の出会いから生まれるのは黄金の星か、屑星か!?GA文庫大賞“奨励賞”受賞のハイテンション学園ストーリー。 (「BOOK」データベースより)

過去の事件がトラウマとなり戦えなくなってしまった主人公が、かつての幼馴染を追いかけてやってきた街で落ちこぼれ少女の“師匠”を頼まれて……というお話。

傷つける事を恐れて戦いから逃げている主人公・レンヤと母の影を追い求め、どこか空回りしているヒロインその1・すまるが少しずつ精神的にも肉体的にも成長していく姿がとてもよかった!!最初は弱かったすまるがレンヤの何気ない一言によって劇的に成長し、最後はレンヤを引っ張り上げる役割を果たす事になるクライマックスが本当にヤバイ。もう1人のヒロイン・幼馴染の瑞貴とのやりとりにも随所でニヤニヤが止まりませんでした。

主人公2人も美味しいんだけど、個人的には事あるごとにレンヤに愛を囁きまくるすまるの幼馴染・乾が大変美味しい。万人を愛する“両刀使い”っぷりもさることながら、自らの能力故に悩み、葛藤する姿が大変良かったです。最終決戦目前の彼の独白を聞いた後で中盤の展開を読み返すと、彼のレンヤとすまるへの“愛”が決して形だけのものじゃないと伝わってきて、胸が熱くなる。それにしても、メインヒロインズはそんなことないのにこの作品脇役女子キャラの腐りっぷりが酷い。「腐海の女王」とか、まさしくそのまんまですね!!

個人的には「レネシクル」を使った異能バトルシステムが物凄く面白いのに、結局メインの3人が割とまともな格闘術で戦っちゃってるせいでその辺の面白味を味わいきれなかったのが唯一残念でした。もうふやカタナみたいな異色能力のバトルがもっと見たいなあ。その辺は続編に期待。


本日の騎士ミロク8

 

「あー、もう、わかんねーことだらけだ!なんで戦争なんて仕掛けてんだよツッキーニは!?しかもホラキアに!」頭を掻きむしって吠えるのは、ジルサニアの美姫と名高いジュジュ。ツッキーニが同盟国のホラキアに意味不明な戦争をふっかけたのだ。「誰か事情に詳しいヤツはいねーのか!」その叫びを聞いて、俺、ミロクはふとある考えに至る。(いや、それはナシだろう…。)だが俺の顔を見たビスマルク隊長に気付かれた。「…そういやミロク、お前オウガンの皇子だったな」―情報ゲット&停戦交渉めざして、はるかなるオウガンへ飛び立った赤目隊だが…!?亡命の皇子ミロク、姫を連れて里帰り編。 (「BOOK」データベースより)

クライマックス目前!!という感じのミロク里帰り@オウガン編。

オウガンに帰ったミロクを待ち受けるミロク一家が皆良い性格しすぎでニヤニヤする!!これまでのお話からなんかもっとヤバい状況を想像していたのにものすごく楽しそうじゃないですかー!ここにシェンランが居たら完璧だったのに!

何より美味しかったのは、悪役かと思ってたら案外ただのにくまれ役苦労症兄貴だったオウガン皇帝ことゴウト兄貴。表面だった態度には見せないけどさりげなく亡命したミロクを気遣ってる風だったり、実は甘党だったり……とギャップ萌えがやばい。ミロクやジュジュとのやり取りにはニヤニヤが止まりませんでした。というか完全にジュジュとの会話のノリが結婚前のご両親へのごあいさつ状態だと思ったのは私だけではあるまい……

自らの気持ちを自覚したジュジュやジュジュの為の騎士であることを心に決めたミロク、修行を終えたアニー達……と、赤目隊全員が一歩前に進んだ印象を受けた一冊でした。次巻からはいよいよクライマックスということで、ミロクが無事にジュジュを助け出せるのか、各国に平和は訪れるのか……と本当に楽しみです。っていうかこれはシェンランとミロクの共闘フラグとか期待してもいいのかな!!

あと個人的に、今回はオウガン王子モードでのミロクの名乗りがあったのがたまりませんでした。

それにしても、なんか今回は挿絵と本文の食い違いが露骨すぎてなんか色々と残念だったなぁ……オウガン国の服装に着替えていると書かれているのに一貫して赤目隊の制服で描かれるミロクとか、明らかに若すぎるミロク母とか、「黒髪」って書いてあるのにトーンすら貼ってないベンジャミン王子とか……いや、まあ今に始まった話じゃないんですけど……オウガン王子モードのミロクが見たかったんだよいわせんなはずかしい(*ノノ)


はたらく魔王さま! 2

 
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店長代理に昇進することになり、ますます張り切る魔王。そんなある日、魔王城(築60年の六畳一間)にご近所さんができる。隣の部屋に、和装の女の子が引っ越してきたのだ。魔王に恋する女子高生・千穂と、魔王の命を狙う勇者は、いろんな意味で心穏やかではいられない。時を同じくして、魔王が勤めるファーストフード店の向かいに、競合他社が進出してくる。売り上げで負けたら減給だと言われた魔王は戦慄し、店長代理の職務を全うするため奔走することになる。謎の隣人とライバル店の登場で、魔王城は大混乱!?フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー、第17回電撃小説大賞銀賞受賞作第2弾。 (「BOOK」データベースより)

かつて異世界を征服しようとした魔王とその手下達が日本で堅実にフリーターやりながら再起を図ろうとするシリーズ第二巻。今回はひょんな理由から店長代理を任された魔王が、開店したばかりのライバル店と凌ぎを削るお話。

前巻を受けて魔王宅に同居することになった側近・ルシフェルこと漆原がマジでナマイキ可愛い。ショタっぽい容姿でニートで金遣いの荒いスーパーハカー(違)とか萌え要素が揃いすぎてなにこれふざけてるの!!温厚な千穂にすらゴミのような扱いを受ける残念さ、そんな扱いを受けてもめげないふてぶてしさがまた可愛いです。

良い意味で1巻に引き続きお約束な展開と言うか、前半のフリーターは辛いよ話と後半のファンタジーでバトルで異能な展開のギャップが面白いお話でしたが、魔力を集める為に取った手段で思わずふきだした。そりゃ人間も魔力の1つや2つ放出するね!!見に覚えがありすぎて……笑える半面わりと笑えません……でした……(白目)