2008年に読んだ本まとめ その2【腐女子向】 | 今日もだらだら、読書日記。

2008年に読んだ本まとめ その2【腐女子向】


今年もやってきました!801的ライトノベルベストアワード2008!
?「超」個人的腐女子向け萌えシーンベスト5!!?


というわけで、パート2は大方の予想通り腐女子的に萌えたライトノベルのまとめです。今年もひたすらマニアックに、腐女子の皆さんに向けて新しい世界を提供します。…とはいうものの、男性読者率80%を誇る我がブログ(「なかのひと」調べ)でこんな企画やっても実際何人の腐女子が見てくれているのか判りませんが!

【選考基準】
 ・2008年中に当ブログで感想の書かれた作品
 ・腐女子向布教エントリでもあるため、女性向けレーベル・少女文庫モノは一切除外(※マとか彩雲国とか)
 ・それ以外のレーベルでも出来るだけ女性向読者高そうな作品は除外(※ハルヒとか西尾系とか…)

それでは、覚悟の出来た人のみどうぞー。



第五位:いつか天魔の黒ウサギ1 ⇒感想
男のツンデレ萌え度:☆☆☆☆☆ 将来有望だよ度:☆☆☆☆★

「よし、決まりだな。おまえは俺の奴隷だ。おまえと、美雷と、そしてそこで馬鹿みたいに寝ている鉄大兎、三人とも、俺の部下だ。なら、クソめんどくさいが守ってやろう。」

まずは富士見ファンタジアの新シリーズから。ツンデレで中二で鬼畜な生徒会長・紅月光ですが自分の陣営の人間にはデレ度高いのが何気にポイント高い。しかし、同性の大兎まで「奴隷」呼ばわりとは……腐女子として、エロい方向に妄想が向いてしまうのは仕方ないことでしょう。人の居ない生徒会室で奴隷と御主人様が二人きりみたいなシチュエーションですよね判ります。


第四位:ベン・トー2 ザンギ弁当295円 ⇒感想
筋肉刑事度:☆☆☆☆☆ それはセクハラだよ度:☆☆☆☆★ こんな可愛い子が女の子の筈が無い度:☆★★★★

「兄ちゃんおもろいなぁ、この状況でもそんなん言えるんや?。でも許さへんでぇ」
太い指先が一本だけ乾電池を摘み、それを僕の目の前に差し出す。
「だ、だってお、おかしいじゃないですか、僕は全部ちゃんと説明したし、持ち物だって言われるがままに……!そんなの、犯罪だ!訴えてやる!」
「よー考えてみぃや、ケツに単一乾電池やで?突っこまれたぁ言うて警察駆け込むわけにもいかんやん?それとも、恥さらすの覚悟で行けるか兄ちゃん?」
何という策略!この男に隙は無いのか!?

スポコン系熱血バカラノベとして2008年の新シリーズの中でも高評価を得ていた「ベン・トー」ですが裏の楽しみとしてセクハラされる主人公の存在を忘れてはいけません。しかもだいぶ筋肉まぐわる濃ゆい系。というか、この辺の台詞とかまるで男性向エロゲーの台詞のようですね。やってるのはどっちも男ですけど。部員の白粉花が執筆するBL創作「筋肉刑事」の行方にも注目したいところ。ちなみにこの場面の後、主人公は半裸で逃走する羽目になり、更に洋服を取られて全く似合わない女装をする羽目に。


第三位:生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 1 ⇒感想
美少女には弱いんだよ度:☆☆☆☆☆ 腐女子妄想具現化度:☆☆☆☆★

「あ……。にぃ……さん」「……弟……よ」
近づく二人の距離。死体の山の中心で、その時、僕らは心で愛を叫んでいた。
二人の顔が近づく。あぁ……兄さん。
「…………」「…………」
そうして……僕らはむさぼるようにおたがいのくちびるを……

主人公の執筆する小説という形で進む「生徒会の一存」シリーズ。腐女子だけど美少女な真冬ちゃんのためならBLだって書いちゃう主人公・鍵の男気に乾杯!真冬の妄想が具現化を果たしたキャラクター・中目黒関連の発言もおいしいですが、兄弟愛萌えとしてはやはり「残響死滅兄さん」が一番ドツボだったりします。ちなみに漫画版ではベッドイン後の甘?いやりとりまで収録されています。腐女子的には必見。


第二位:さよならピアノソナタ4 ⇒感想
こんなに可愛い子が女の子の筈が無い度:☆☆☆☆☆ 可愛い男の子は正義だよ度:☆☆☆☆☆
女装子たんも正義だよ度:☆☆☆☆☆

目を覚ますと、細い腕が後ろから胸に巻きついていた。なんだこれ。毛布の中で身体をねじって寝返りを打つと、鼻先に柔らかい髪が触れ、すぐ目の前にいとけない寝顔がある。びっくりしたぼくが身体を離そうとすると、「ううん」と寝言をいって腕に顔をおしつけてくる。
そうだ、ユーリだ。一緒に寝たんだった。なんかこう、男とはいえ、起きたら同じ寝床にこの細っこい身体があって、女にしか見えない顔が至近距離にあるというのは、心臓に悪い。

年末に完結して感動の渦を巻き起こした「ピアノソナタ」ですが、腐女子的には見逃せない場面がありました。それはナオがはじめてベッドをともにした相手がれっきとした男性だったという点です。それが金髪の美少年にして、女装姿でナオの前に現れる恋のライバル・ユーリきゅんであります。なんでベッドを共にしたか気になっちゃった人は買えばいいと思う。文句なしの名作ラノベです。


第一位:バカとテストと召喚獣5 ⇒感想
「総受け」度:☆☆☆☆☆ 勘違いから始まる「故意」もあるよ度:☆☆☆☆☆
こんなに可愛い子が女の子の筈が無い度:☆☆☆★★ 雄二の生命は風前のともしびだよ度:☆☆☆☆☆

【Message From 吉井明久】
雄二の家に泊めてもらえないかな。今夜はちょっと……帰りたくないんだ。

「バカテス」に関してはさまざまな萌えどころがありすぎてもうどこから突っ込めばいいのかわからないくらいの勢いですが、とりあえず一番端的な一言を引用させてもらった!!この発言を何の疑いも持たず、「普通のお願い事」のメールとして送ってしまう明久は天然の誘い受けだと思います。とにかく明久と雄二は天然で勘違いされるカップルぶりをなんとか……いいぞいいぞもっとやれー!!!この後の抱き枕騒ぎとかも物凄い言及したいのですがそれやりだすとキリがない予感がするのでとりあえず代表してここを!…なお、5巻のあとがきの内容は、……とっても「総受け」です。




【選外でオススメな作品】
 ・死神姫の再婚 微笑みと赦しの聖者
  ティルナード坊ちゃんを巡る新旧教育係の対決が、正直801的三角関係にしか見えません。
 ・コードギアス 反逆のルルーシュ 生徒会事件簿
 ルルーシュが男の先輩に捕まって縛られて目隠しプレイを強行されそうになります。
 ……うん、私間違ってない。


…なんかもう、1位のオチのために記事を1つつくったような気がしなくも無いですが、去年も似たような動機で記事を作ったので、まあ世の中そんなものですよねと納得します。前回も書きましたがこれらの作品は本来は腐女子萌えなど一切なくても楽しめる名作ばかりですので、興味がわいた人は是非読んでみると良いと思います。ていうかバカテス萌え腐女子増えろー!(叫)

…というわけで今年も素敵な天然腐女子萌え場面を、ぜひぜひよろしくお願いします各出版者様。

⇒2008年まとめ その1
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コメント

  1. 暗い海 より:

    「1位のオチのために?」
    うららさんはそれでいいと思います。むしろそうあって欲しいというか……。

    あ、あとバカテス萌え腐女子なら今年少なくとも一人増えましたよ。私が布教したんですが。元々生粋の腐だった人にバカテス萌えを追加した感じです。

    (。・ω・)ノ゙今年も何卒?

  2. うらら より:

    わはは、そういってもらえると有難いですw<そうあって欲しいというか

    バカテス萌え腐女子、ほんと増えると良いです。萌えるポイント自体は押さえてると思うので、あとはどうやってあちら側に売り込んでいくのかが…とかまじめに考察してしまう自分が居ます。