ページ 106 | 今日もだらだら、読書日記。

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土属性はダテじゃない!

 

ときは21世紀。精霊魔法が日常に存在する現代日本において、埴本麒一郎(はにもと・きいちろう)は精霊魔法界のエリートだった……ただし、土属性の。
●一位:風属性 気楽に付きあえるモテモテクン! 飄々とした態度に翻弄されちゃう!
●二位:火属性 恋も生き様も情熱的なカレ! 火傷するぐらいアツアツのメイクラブしちゃおう!
●三位:水属性 クールな横顔にメロメロ! 奥手すぎるのがタマにキズ?
●四位:土属性 デカい、ダサい、ヂミの3D揃った非モテクン!土いじりでもしてれば?
とからかわれることNO.1の土属性の家系に生まれた麒一郎は実家の援助を打ち切られバイト生活に励む日々。そんなある日、火属性の美少女と赤井雪乃と出会い、良きライバル関係になるのだが……。ドタバタ青春精霊コメディ!(一迅社文庫公式サイトより)

精霊魔法を学ぶ学園でも地味で目立たないと人気のない「土属性」の少年が、ひょんなことから学年でも有名な火属性の美少女と知り合いになり、「異種精霊障害乱走」なる競技での優勝を目指す、というお話。

数あるファンタジーでもめったに主役属性として採用されない地味属性・「土属性」を逆手に取った自虐系コメディ……かとおもっていたら意外に王道な異能スポ根ラブコメでした。全体的にちょっと展開が駆け足かなあと思う部分もあったけど、各属性の特色を生かした戦い方と弱点を補うための「大乱走符」のシステムがなかなか面白かったです。火属性(=熱血娘)なヒロインとのやりとりも微笑ましくて素敵。

ただ、個人的に主人公が乱走で活躍できたのって、のづぢが偶然土属性にしては動きの機敏な能力を持つ朋霊だったから…みたいな気がして、そこが微妙にひっかかってしまいました。鈍重な朋霊と組む羽目になって、底辺から知恵と根性で他属性を出しぬいて行く、みたいなのをタイトルから想像して勝手に期待していたからかもしれない。

しかし、何よりも素敵だったのはクライマックスのやりとり。
彼に対する間違った憧れで凝り固まろうとしていた雪乃に対して、麒一郎が放った言葉には思わず噴き出してしまいつつも、ニヤリとする。「土属性」らしい彼の口下手さが愛おしくなる一幕でした。

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「このラノ2010」を見て「性別秀吉部門」を再びねつ造してみた

今年も「このライトノベルがすごい!」で性別を間違えて投票されているキャラクターを集計して「このラノキャラクター人気ランキング:秀吉部門」を勝手にねつ造してみました。

得票数が一部除きとても少ないので普通に男女欄間違って投票してしまった人の票が混ざってるんじゃないかという予感がしますがまあその辺は冗談企画なのでお許しください。「こいつが入っている/入ってないのはおかしい!」という意見は受け付けません。

「このラノ」編集部の皆様ごめんなさい。
昨年度のランキングはこちら。

479667490X■ 参考文献:このライトノベルがすごい! 2010宝島社 2009-11-19

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■集計対象:「このラノ2010」でキャラクター部門にランクインした上位50人
■ランキング方法:今回から誤性投票率の高い順でランキングしています。
■得票数集計:総合結果から男女別部門に書かれている得票数を引いて計算しました。
■誤性投票率:「異性部門で獲得した票数÷総得票数」で算出してます。




「性別:秀吉部門」ランキング


(→) 第1位 : 木下秀吉 (バカとテストと召喚獣)
[性別 : ] [得票数 : 132pt / 73票(-19pt/+5票)] [誤性投票率:28.19%]
男子キャラクター部門二連覇・女子キャラクター部門では7位という大健闘しすぎな第三の性。
編集部談によると男女両部門に投票して無効票にされた票を含めたら、女性部門でもぶっちぎっていたとのこと。つまり、純粋に女性部門で秀吉に投票した人はもう100pt分程度はいらっしゃったということに……ゴクリ。
来年はアニメも始まる事ですし、この「秀吉旋風」がどこまでいってしまうのか、楽しみなような怖いような。

(↑) 第2位 : 吉井明久 (バカとテストと召喚獣)
[性別 : ] [得票数 : 6pt / 5票(+3pt/+2票)] [誤性投票率:6.49%]
性の境界線にフリーダムな「バカテス」がワンツーフィニッシュという恐怖のトラップ!
やはりトドメは6.5巻の「僕と海辺とお祭り騒ぎ」でしょうか。「校内一女装が似合う男子(除秀吉)」という不名誉な称号を持つ主人公。決めるときはそれなりに決めてくれるんですけどねえ……


NEW! 第3位 : シューフェン (蒼海ガールズ!)
[性別 : ] [得票数 : 3pt / 1票] [誤性投票率:5.00%]
「おと×まほ」を擁するGA文庫の期待のニューホープ(男の娘的な意味で)。
男子禁制の軍艦・ビシャスホースに正体を隠して乗り込むことになった皇子・シューフェンがランクイン。ちょうど今月最新刊が発売されたのですが聞こえてくる感想を見る限り、色々と凄かったご様子です(※リンク先ネタバレ注意)
…実はまだ読んでないので近いうちに手を出してきます!

NEW! 第4位 : 八九時真宵 (化物語)
[性別 : ] [得票数 : 3pt / 2票] [誤性投票率:4.65%]
今年バカテスに次いで大健闘だった「化物語」の毒舌小学生がランクイン。
……特に性別不詳的エピソードはなかったので、投票欄の書き間違えっぽい気がします。
2票だし。


(↓) 第5位 : キノ (キノの旅)
[性別 : ] [得票数 : 3pt / 2票(-4pt/-1票)] [誤性投票率:3.17%]
今年もランクインのキノさん。序盤と比べるとその風貌にも少しずつ女性らしさが加わってきたような気がしますが、2年連続男子票が入っているという事はやはりまだまだ「性別不詳キャラ」のイメージが強いのかもしれません。
それにしても、13巻表紙のキノの可愛さは異常(関係ない)


6位以下


基本的には書き間違いだと判断してよいかと思われる人々のあたり。

キャラクター名(作品名)性別票数コメント
川村ヒデオ
戦闘城砦マスラヲ
5pt / 2票
(誤性投票率:3.07%)
ヘタレニートだけど、最後に「男」を見せてくれました。
藤和エリオ
電波女と青春男
3pt / 1票
(誤性投票率:2.32%)
実は読んでないのでノーコメントで…
阿良々木暦
化物語
8pt / 3票
(誤性投票率:2.14%)
「設定画のない主人公を実は女かもしれないと思いたくなる」の妙。
しかしアニメではグラフィック出てたのに…
戦場ヶ原ひたぎ
化物語
2pt / 1票
(誤性投票率:1.36%)
彼女はどんな男性よりもオトコマエだと思います。
琴吹ななせ
文学少女シリーズ
3pt / 1票
(誤性投票率:1.21%)
きっと投票間違いだ、そうに違いない……
井上心葉
文学少女シリーズ
3pt / 1票
(誤性投票率:1.2%)
コノハちゃんだから仕方ないね!!!
みーくん
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
1pt / 1票
(誤性投票率:0.88%)
「設定画のない主人公を実は女かもしれないと思いたくなる」のry
票は少ないけど、2年連続ランクインと言う……
 

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15×24 link three 裏切者!

 

「――裏切者!」 ついにサスペンス始動!
〈17〉とネット心中を図るため、徳永準は〈捜索隊〉の包囲網から再び脱出に成功。彼の噂は巨大な都市伝説と化す。一方、謎の男・ファブリも《名簿》の入った携帯電話を奪回すべく暗躍を開始する!(公式サイト紹介文より)

ネット心中をしようとしている少年・徳永準と様々な理由から彼を追う15人の少年少女達が東京を駆け抜ける24時間の群像劇、シリーズ第3巻。

これまでの2冊と比べるとぐっとページ数も少なく、全6巻シリーズと言う前提を考えても折り返し地点的な印象を受けたのですが、見た目の薄さからは想像もできないほど激動の一冊でした。まず、しょっぱなから起こった出来事でいきなり衝撃を受け、その後明かされた物語の一端に息をのみ……そしてラストの引きでまた衝撃!特に、序盤の「アレ」には軽い気持ちで足を突っ込んだ彼らが、遂に決定的に取り返しのつかない場所に踏み込んでしまった印象を受けて、物凄く胸がドキドキする。少なくても、彼らのうちの一人は永久に「取り返しのつかない」所に行ってしまったわけで……

不気味な暗躍を続けるファブリや迷走するミツハシ、今回殆ど動きのなかったメンバーの動向も気になりますが、何よりも気になるのは笹浦・西・伊隅の3人。ラストの引き方からするとどうみても…!?なのですが、特に笹浦と伊隅は15人の中でも重要ポジションに位置するキャラクターだと思われるので、そのままあっさり……なんてことにはならない、と信じたい。<17>を巡っての温井川・徳永・伊隅の3人の動きも気になる。とりあえず、早い所続きが読みたい……!

…それにしても、遂に今回恋するツンデレ乙女として覚醒した西が可愛すぎます。(あれは間違いなく……惚れてる、よね?)思わぬカップル誕生の予感なのか!?

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とある魔術の禁書目録(インデックス) 19

 

学園都市の暗部で起きる事件を処理する『グループ』。最強の超能力者(レベル5)・一方通行(アクセラレータ)、魔術師でもあり能力者でもある土御門元春らで構成されたそのチームは、謎のキーワード『ドラゴン』について探っていた。それが、いまの“クソったれ”な現状を打破する唯一の手がかりであると信じて。一方、上層部に無断で行っていたその活動を煩わしく思う者がいた。その人物は、学園都市で最高の権力を持つ統括理事会メンバーの一人。彼の強大な勢力が、『グループ』に牙をむく。同じ時。元『アイテム』構成員の浜面と絹旗は、滝壺の見舞いにやってきていた。そこで突然巻き起こる、浜面の「バニーガール超好き疑惑」。どん引きする絹旗と滝壺を他所に、浜面は決死の釈明をするが……!? (15)巻、SSシリーズに続き描かれる、『学園都市の暗部』編登場!(電撃文庫公式サイトより)

15巻から続く、一方通行達を主人公とする学園都市暗部編第二弾。今回は一方通行達『グループ』が学園都市の機密事項である『ドラゴン』に迫る裏で、前回彼らに叩きつぶされた『アイテム』の残党と浜面が生き延びるため必死に奮闘すると言うお話。

ここにきて、一気に浜面がクローズアップされてきてびっくり。学園都市の裏で蠢く陰謀における最大の「イレギュラー分子」と化した彼が、一方通行も上条さんすらも霞んでしまいそうな主人公ぶりを発揮していて、読み終わってとりあえず「もう主人公、浜面で良くね?」と思ったとか思わないとか。上条さんのスーパーヒーロー的フラグ立てヒーロー具合も、一方通行のヒール(と読んで悪役と書く)具合も良いけど、たった一人の女の子を守るためならどんな手段を使っても必死に奮闘していく浜面は文句なしの「3人目の主人公」だった。

ところで一方通行さんはどこまでツンデレキャラになっていってしまうのですか。正直最近デレ分の目立つ御坂美琴を押しのけ、禁書最強のツンデレキャラと化しているような気がします。悪の仮面の下に隠れた優しさにキュンとなる。

それぞれの思惑を持って集う当麻・一方通行・浜面という3人の主人公達。彼らが新たなる舞台でどんなかかわりを持っていくのか、とても楽しみです。

……18巻読まなきゃorz

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ぐらシャチ

 
双 

この春高校生となる少女・秋津島榛奈は、全国うっかりランキング10位以内にノミネートされる(弟・孝雄談)以外はごく普通の女の子。海辺で祖母の形見であるオカリナを吹いていた彼女は、急な高波にさらわれたところを「ある生き物」に助けられるのだが──?そしてその「出会い」から、榛奈の日常は少しずつ波乱を含み始め、そして──。『ダブルブリッド』の中村恵里加が贈る、かなり奇抜なボーイミーツガール&ファーストコンタクト・ストーリー、満を持して登場!(公式サイトより)

ちょっとぼんやりしてるけど普通の女子高生が言語を解する不思議なシャチと出会う、ガールミーツ謎の未確認生物モノ。

感想:すごくいつもの中村恵里加だった!!
どこか飄々としたキャラクター達が淡々と創り上げる独特の爽やさとグロさが共存する不思議な空間は、もう読んだことある人なら「中村恵里加でした」と言う感想ひとつで片づけられそうなレベル。

主人公の榛奈と謎のシャチ・グラボラスとのちょっぴりピントのズレたやりとりにニヤニヤしていたら、徐々に雲行きが怪しくなってきて……中盤以降は人間とは別種の生き物であるグラボラスの持つ無邪気な残酷さがグサグサ刺さるように。グラボラスの無邪気な好意を素直に受け入れられず、少しずつ疑心暗鬼と自己嫌悪にかられていく榛奈が見ていて痛々しいのですが、正直同じ状況に遭遇したら普通は疑心暗鬼くらいにはならないとおかしいよ!無差別動物殺人の時はひそかに、いつ飼い犬が犠牲になるのかと戦々恐々でしたとも。

基本は榛奈とグラの関係に終始するこの物語ですが、個人的にはグラ(というか…モゴモゴ)の友人となる平八が好きだったなあ。別人のようになって奇妙な言動を繰り返すようになった親友に戸惑いながらも当たり前のように受け入れ、新たな関係を築いて行こうとする姿に彼の人間としての大きさを感じる。

1巻完結と言われても不思議ではなさそうな本編だけど、続編があるなら平八さんにはもっと大きく活躍して頂きたいところ。こっそり2巻を楽しみにしてみたいと思います。
とりあえず、中村恵里加作品好きならオススメ!読んだことが無い人は、入門編として是非。

それで、ソウル・アンダーテイカーの2巻まだー?


4840229430ソウル・アンダーテイカー (電撃文庫)メディアワークス 2005-02

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魔王城三限目

 
鉄雄

魔王にもなり得る魔力を秘めた「魔人」たち。けれどその力を良い方向に向ければ、英雄にもなれる。その思いを伝えたいと、今日も今日とて苦心しながら授業を進めるエイゴだったが、一番年下のユーニィはまだ五歳。なかなかうまくは伝わらない。悩むエイゴの前に、あるチャンスが訪れるが…。悲劇の種は、その時既に撒かれてしまっていた。王都の陰で渦巻く様々な思惑と陰謀。そしてついにある組織の手が、ひとりの少女へと忍び寄る―。急展開第3弾。 (「BOOK」データベースより)

絶大な魔力を持ち「魔人」と恐れられる子供達と、彼らの「先生」としてやってきた軍人の青年の心の触れ合いを描くファンタジー第3巻。前巻の終盤辺りから不穏なフラグがびしびしと立ってましたが、新たな組織の存在を絡めて予想していた以上に重い展開に…。

エイゴの活躍によって、それまでただ実態も知らずに彼らを恐れるだけだった町の人々と交流を持つようになり、まだまだ問題は多いものの少しずつつたない人間関係を構築していく姿ににやにやしていたら……これだよ!!!子供達を排斥しようと思う奴らや彼らの魔力を利用しようとする奴らの思惑が動き出して、子供たちの善意がどんどん逆方向へと転がされていくのが、とてももどかしい。

丁寧におぜん立てされた「作られた」悪意が無関係の人々を巻き込んで形を為すのは次巻以降となるのでしょうが、せっかく仲良くなれた人たちとも今までのような穏やかな関係で居られないであろう未来が透けて見えてしまって、やるせない。そして発端を引かされたアプリールの、女の子としてはあまりにもささやかな願いが胸に痛い。

しかも、当事者である誰もかれもに悪意が無いのが逆に、怒りのぶつけどころが見出せなくて辛いんですよね。おぜん立てを整えた人々ですら(一部のちょっとイっちゃってる人達はともかくとして)自らの正義を貫き通そうとしてすれ違ってしまっているだけなのが。ハイナートですら、自らの正義に盲目すぎて手段を選んでないだけで、どこか憎めないんだよなあ…。

これまで以上に「魔人」達への風当たりが強くなってしまいそうな次巻、子供達とエイゴが少しでも幸せな未来にたどり着けるよう祈るばかりです。

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今月のまとめと読了記録[2009年10月分]

9月に読んだ本は感想書いてないもの含め18冊でした。

2009年10月に読んで面白かった本


死神姫の再婚
孤高なる悪食大公
⇒感想

アンゲルゼ
永遠の君に誓う
⇒感想

15×24 link two
大人はわかっちゃくれない
⇒感想

さよならピアノソナタ
encore pieces
⇒感想


今月は自分的に当たり多すぎる月でした。

あまりのラブラブっぷりにゴロゴロが止まらない「死神姫の再婚」「さよならピアノソナタ」、最後まで凄かった「アンゲルゼ」、凄まじい勢いで加速していく「迷宮街クロニクル」「15×24」に、腐女子ネタ+業界ラノベだと思っていたら直球ラブコメだった「ラ・のべつまくなし」に男の娘モノだとおもったら良質の女装モノだった「ラッキーメイド天くん」などなど……挙げはじめるとキリがありませんが、1/2くらいの割合でツボを直撃されてた気がする。

もういろいろないみで幸せな月でした。

2009年10月にアクセス多かった感想

あまりにも酷かったので拡大版でお届けします。

生徒会の月末
碧陽学園生徒会黙示録2
⇒感想

生徒会の一存
碧陽学園生徒会議事録
⇒感想

迷宮街クロニクル3
夜明け前に闇深く
⇒感想

 
バカとテストと召喚獣6.5
⇒感想

生徒会の六花
碧陽学園生徒会議事録6
⇒感想

生徒会の五彩
碧陽学園生徒会議事録5
⇒感想

ラ・のべつまくなし
ブンガクくんと腐思議の国
⇒感想

生徒会の五彩
碧陽学園生徒会議事録4
⇒感想


どんだけー!!!!!
せ、生徒会アニメ効果が高すぎて噴いた。「とらドラ!」アニメ化の時も凄いことになってたけどここまでじゃなかったよ!ていうか拡大してもバカテスと生徒会以外が2冊しか入ってこないとかもうね!

生徒会はアニメ化に伴い原作の売れ行きもかなり良いみたいですし、原作スキーとしてはこのまま盛り上がってくれる事を祈るばかりです。アニメも会長のイタさとかが無駄に改善再現されてて予想以上に悪くないし(自分が相当ひどいものを予想していたせいもあるけど)、めくるめく杉崎(が)サービス(する)展開の数々に皆きゅんきゅんするといいとおもうよ!!

2009年10月の読了記録


今月はラノベ&ラノベ以外+再読も合わせて全49冊。
めだかボックス」とアニメ化に合わせて一気読みした「そらのおとしもの」が非常に面白かったです。めだかは人吉くんイチオシ。特に第四話は私を萌え殺すつもりか!!!そらおとの水無月すう先生は「私の救世主さま」が結構好きだったので以前から気になっていたのですが、「メシアさま」の頃から更にパワーアップした水無月ワールドぶりに笑いが止まりませんでした。しかし、「メシアさま」と比べて中二病ぶりが抑え目なのがちょっと残念なので近いうちにそちらも読み返したい……

しかし中二病といえば今月再読した「クレセントノイズ」が最強だと思います。とりあえず第二部はまだか。

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15×24 link two 大人はわかっちゃくれない

 

ネットで知り合った<17>との心中を為す為、あてどもなく東京をうろつく徳永準。そんな彼の自殺を止めようと様々な思惑を持った人間達が『捜索隊』を結成し、彼を探しだそうとするが、なかなかうまくいかない。その一方で、“ファブリ”と名乗る危ない男が彼ら『捜索隊』をつけ狙い始める。彼の狙いは、とある人物の落とした携帯電話で……

うわああああ面白い!一気に面白くなってきた!!

子供たちが徳永を追いかけてワイワイやってる間は、コトが人の生き死にとはいえどこかコミカルで軽い感じが漂っていたのだけど、ここにファブリという「大人」が絡んでくる事で一気に物語に緊迫感が迫ってきました。ファブリの他にも変な動きをする大人も絡んできて、不穏な感じ。笹浦の「ここから先は引き返せない」という言葉通り、知らないうちに引き返せないところまで首を突っ込んでしまっている崖っぷち感がたまりません。

お互いの顔を知らない『捜索者』達が知らない間にニアミスし、お互いの運命に影響を与え合っていく姿も前巻から引き続き面白かったです。今回の話でトウコとミツハシ以外は互いの顔を認知したわけだけど、それによって物語がどういう方向に展開していくのも楽しみ。

そしてラストの井の頭公園でのやりとりが本当に凄い!主点となるキャラクターを巧みに入れ替えつつ、混乱する現場の雰囲気を臨場感たっぷりに描かれていく物語にぐんぐん引き込まれていきました。キャラクターたちも、1巻では少し戸惑う部分もありましたが、一度キャラクターを把握したら全然違和感無く読めるようになったし、これだけキャラクターの多い物語でガンガン視点を入れ替えまくりながらも読みづらくなってないのは凄いと思う。

『捜索隊』の裏で人知れず<17>と対決する温井川の動向も気になるし、3巻を読むのが本当に楽しみです。サブタイ的にもいかにも何かありそうで気になる…!

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居眠りキングダム

 

古文の授業中で眠りに落ちた岡野修一は、瞬間見たこともない荒野に立っていた。彼はそこでスピカと名乗る男と出会い、プルケリマという銃を渡される。信念を弾丸に変える銃だ。そんな武器を相棒だと言われ、岡野は混乱した。だが、彼を無視してスピカは言う。「キングダムへようこそ」と。古文の授業中に起きた、おかしな出来事。それは、異世界の王国の人々を悪魔から救うための手段で…!?(公式サイトより引用)

眠いと評判だった古典の時間に、実はクラス全員で異世界に飛ばされて意識のないまま「マリオラ」と呼ばれて魔物を退治していた。そんな中で異世界の人達の思惑により意識を覚醒させられた学生達の恋と青春のお話。

面白かった!…けど、主人公とヒロインのくっつき方が物凄いテンプレ的というか、お約束を踏襲しすぎて説明不足で不自然になっている感じが……他の部分は文句なしに面白かっただけに、主人公近辺だけなんとかなってくれればなあとじれったい思いを持ってしまいました。単純バカでヒロインを一途に思い続ける姿は好ましいんですけど、お互いがそのように思いあうようになるまでの経緯が省略されていて、ちょっと説得力が足りないというか……

前半は特殊な世界観設定とテンポ速いペースで強引に読まされてる感じが否めなかったんだけど、岡野と亘理の友情関係や白根夕と秋睡蓮の恋愛関係がメインに押し出されてきてからぐっと面白くなりました。びっくりするほど自分の将来に対して前向きな亘理に対して些細な嫉妬心を抱く岡野の気持ちがびっくりするほどリアルで、「そういうの、あるある」とおもわされてしまう。兵器としての生を受けた秋睡蓮が白根夕との素朴な親交を通して感情を得るに至り、その感情を得たが故に葛藤する姿が胸に痛い。敵として現れた秋睡蓮の姿に取り乱す白根の姿も可愛かったです。つか、少女小説だったら岡野を脇役にして白根夕を主人公にした物語にしたほうがスッキリしたんじゃないかなあ、と思ってしまったり……。

異世界側にも色々と思惑があるっぽかったし、どうせならもう1?2冊でじっくりその辺を語って欲しかった気がするなあ。特に「マリオラ」の設定は面白かったのでもうちょっと深く掘り下げて欲しかったです。面白かったけど色々残念。

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ラッキーメイド天くん

 

1億円でお金持ちに「買われて」しまった大黒天(あまね)。でも彼を買ったのは小さいころ結婚の約束をした伊集院千早お嬢様だった! 千早は天にメイドとして働くことを強要。メイド服に身を包んだ天は清楚で愛らしい女の子に大変身! その日からメイドとして働く天だが、どうも彼の遺伝子が狙われてるらしく、あちこちから迫られ大ピンチ! 天の運命は!? (公式サイトより)

父親の作った巨額の借金のカタとして売られてしまった男の子が、幼馴染の女の子の家で女装メイドとして働く事になる…というラブコメ。

また昨今の女装子ブームに便乗した男の娘モノか」とあまり期待せずに手に取ったのですが、これが予想外に良かった!ちょっと「女装メイド」になるまでの展開を強引に感じたのですが、女装少年モノとしてはお約束のイベントはしっかりとこなしつつも、意外に天がきちんと「男の子」として描かれているのがポイント高かったです。予想外に可愛い自分の姿見てキュンとなったりしてる一方で、無防備なヒロインの姿に理性と男としての本能が葛藤してる姿が妙にコミカル。

また、中盤から天をめぐって繰り広げられたお嬢様二人の経済戦争がなかなか面白かった。株の話はとんとわからないので普通に知らない世界の話を知る事そのものが興味深くもあったのですが、状況に流されそうになりながらも、千早を護ろうと一生懸命になってる天くんの姿がちゃんと男の子らしい主人公してて、とても可愛い。というか、色仕掛けのシーンが素晴らしすぎると思いました。胸の中で悪態付きながら千早の為に色気を振りまく天くんかわいいよ天くん。賑やかせ&お色気要員かと思われたメイドさん2人組の意外な活躍も面白かったです。

しかし、「ふたかた」読んだ時も思ったけど伏字だらけのド直球エロワードの数々はなんとかならないのでしょうか。今回は特に、内容的に結構直球でエロい展開が出てくるので、いっそ美少女文庫で読みたいと思ってしまう部分もしばしばで、エロ部分をカットしたエロゲーをやっているような気分に…。もういっそ美少女系のレーベルから出してガッツリエロも入れれば良かったと思うんです。女装子受なら、ギリギリ美少女文庫でもOKなはずだ…!!むしろHJなら性的イタズラくらいまでならOKなんじゃないですか、と呟いてみる。

ていうか、あんまり伏字多すぎると、もうエロいを通り越して雰囲気ぶち壊しなんだよー……
「●ックス」を「えっち」と言い換えるだけでも相当受けるイメージが緩和されると思うのですが。
ラノベとしてのわかつき作品に一番足りないのは、地文と女の子の「恥じらい」だと思う。

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