ページ 181 | 今日もだらだら、読書日記。

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断章のグリム2 ヘンゼルとグレーテル

オンライン書店ビーケーワン:断章のグリム 2断章のグリム 2

発売:2006.7
発行:メディアワークス
[著]甲田 学人 [絵]三日月 かける
いやグロテスク以外の何者でもないとおもう。<甲田さんの作品
1巻の「ホラーじゃないよ!メルヒェンだよ!」以上の衝撃だよ。
きっと甲田学人氏と私達で「グロテスク」の考え方が違うんだろうけど、あまりにも無謀な発言だと思うけどなあ…。

と思って、「グロテスク」で検索してみた。
グロテスクの意味、語源、由来を解説。気味が悪く異様な印象を与えるものを指す。15世紀のローマで発見された古代模様に由来する語。

つまり、甲田さんの定義している「グロ」は生理的嫌悪を及ぼす表現というよりは
人として「奇怪」という方向なのでしょうか。確かにそれなら今回の作品が「スプーン一杯のグロテスク」というのも頷けます。

…いや、まあ、多分世の中の人は本来の意味のグロじゃなくて「生理的嫌悪を及ぼす」意味でグログロいってるんだと思うんだけど…。
こういう場合、今回のような最早現実にはありえない描写よりも、「現実に起こりそうな」リストカットシーン(夜魔の「薄刃奇憚」など)やMissingで怪奇に取り付かれた少女が自分の目に硝子の破片を突き刺すシーンの方がキくと思うんだよね。


すいません、大分話がそれました。
しかし、どのブログ感想でも皆このあとがき発言について触れてるのが笑えるw

今回の感想は…うーん、なんか今までより全然感情移入できない、というか…イマイチ話に挽きこまれない。どこがどうというわけでもないんですが…。だからこそ「夜魔」も「Missing」も「断章のグリム」の1巻も怖いながらに大好きだったんだけどなあ。
ご本人が「グロテスク」をわざと意識して書かれた所為か、あまりにも現実離れした光景に移入できない。移入する暇も無く気が付いたら終わってた…というカンジで少し残念です。
童話の解釈とかは相変わらず面白いと思いました。
とりあえず、次巻ではグロとか気にしなくていいからいつものノリを、おっかなびっくりしつつ期待…してます…よ?(笑)

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学園キノ

オンライン書店ビーケーワン:学園キノ学園キノ

発売:2006.7
発行:メディアワークス
[著]時雨沢 恵一 [絵]黒星 紅白
先月発売された「ドクロちゃんです」の時雨沢さんの部分に関する感想で

時雨沢さん、全くの別シリーズであのノリのギャグ小説を書いて欲しい(笑)

とほざいた私ですが、本当に出ちゃいましたギャグ小説。
個人的には「時雨沢さん、グッジョブ!!」な出来です。
賛否両論真っ二つだとは思うけど。

本人が帯などで公言されている通り「キノの旅」だと思って読んではいけません。一言で言えば、腐女子が書いたギャグ系のパロディ二次創作小説であると思って読めば期待はずれということはないでしょう。
元のキャラクター(特にシズ)が妄想フィルターかかりすぎて最早別人状態になっている辺りまで腐女子クォリティを踏襲しています。

開き直りっぷりが素敵です、時雨沢さん。

本編に流れるどこか冷たくほの暖かい独特な雰囲気を期待していたり、あとがきの痛々しさには時にめまいを覚えるような人には確実に地雷。

私のように
時雨沢小説の本文なんか飾りです!偉い人にはそれが略
と笑顔で言える人には笑顔でお奨めいたします。

しかし、「ドクロちゃんです」や以前のあとがきに比べればはっちゃけ度低いんだよな…以前の「キノの足袋」的な子供の悪戯的なもっとコテコテな作風を期待していたのでちと残念。最近のキノ本編もそうなのですが、正直萌えを狙いすぎな部分がちょいと鼻につきます。まあここまで開き直られると味として楽しめなくも無いですが。

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ウィッチマズルカ 1.魔法、使えますか?

オンライン書店ビーケーワン:ウィッチマズルカ 1ウィッチマズルカ 1

発売:2006.7
発行:角川書店
[著]水口 敬文 [絵]すまき 俊悟
「偽りの魔法(マジック・レプリカ)」という魔法を使う姉妹の物語。
一応魔法バトルものなんですが、それ以上に姉妹愛が強調されてます。
あくまで姉妹愛であり兄弟愛ではありません、あしからず。
(あと百合でもないです。みようによってはそうみえるけdゲフンゲフン)

この魔法を使うと“律花”と呼ばれる、その魔女の力を投影する花が咲くという設定が凄く綺麗です。カラー口絵で魔法を使っているところが個人的にかなりインパクトあったので、その後想像しやすかったです。魔法の設定自体は某「Fate」を髣髴してしょうがなかったけどたぶん気のせい(というか、共通している部分である“代償に宝石を使う”て設定が割とどちらもインパクト強いのが原因だとおもう…)
あと、魔術を使うのが等価交換ではないという辺りは「魔法使い」というよりも中世の錬金術師に似ているのかなと、ちょうど先月の乙女塾で補完した情報を元にツッコミ入れてみたり(笑)

バトルシーンも綺麗なんだけど、やはり二つの「姉妹」の関係が良い味出してます。そしてそれに対比されて出てくる「兄弟」の悲劇。しかし、この兄弟がちゃんと仲直りするところまで描いてほしかったかな…続きモノのようなので次巻以降に期待という事かもしれませんがそんなひきずるほどのものでもn(強制終了)

最初、表紙買いしたときに「姉弟モノ」だと勘違いして購入したのはナイショ。

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2006年上半期ライトノベルサイト杯

平和さんのブログで行われている2006年ライトノベルサイト杯に参加しつつ、上半期に読んだ小説を振り返ってみます。
(参加などに関する詳細は上記サイトさんをご参照ください。
 あと、こちらから外部ブログの投票が可能です。

前回の2005年ラノリン杯は考えているうちに投票し損ねてしまったので、
外部ブログの投票OKになったところでさっさと投票してしまおうという魂胆です!

…前回はホント、気がついたら終わってたし_| ̄|○

※タイトルクリックで以前当サイトで取り上げた時に書いた感想、
 書影クリックでBK1の該当作品ページへ飛びます。

ちなみに乗り遅れて寂しかったので勝手にやってみた前回分


オンライン書店ビーケーワン:燃えるワン・マン・フォース【06上期ラノベ投票/4829117931 】
燃えるワン・マン・フォース(賀東 招二著/富士見書房)

今まで雑魚扱いだった旧式メカで今まで自分達の使っていた最新鋭機に挑むという展開が激しく燃える。傭兵としての自分と現在の自分がせめぎあう中、無意識にかなめを求める宗介の姿に激しく燃える。
兎に角タイトル通り「燃える」一作です。もう大好き!


オンライン書店ビーケーワン:倒凶十将伝 巻之13【06上期ラノベ投票/4257768991 】
倒凶十将伝 巻之13(庄司 卓著/朝日ソノラマ)

とりあえず、作品に関する内容には多々ツッコミたい所がありましたが(特にラスト)、長年待った身としては最終巻が出ただけで御の字です。本当にありがとうございます。最終巻の話を聞いたときは真面目に感動の涙で前が見えなかったので一票入れさせて貰います。


オンライン書店ビーケーワン:機動戦士ガンダムSEED DESTINY 5【06上期ラノベ投票/4044291128 】
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 5 選ばれた未来
(矢立 肇原作 / 富野 由悠季原作 / 後藤 リウ著/角川書店)

ノベライズは多分ライトノベル判定として微妙だと思うし、そっち系は票入らないと思うのですが敢えて入れます。アニメ版に不満があった人は今すぐ全巻買って来るべし!特に49話EDでのスタッフロールの順番を見て凹んだシン好きの人は是非。

色々と穴だらけのメインストーリーや、各キャラクターの心理を綺麗に補完してくれてます。


オンライン書店ビーケーワン:ムシウタ 07.夢遊ぶ魔王【06上期ラノベ投票/4044288135 】
ムシウタ 07.夢遊ぶ魔王(岩井 恭平〔著〕/角川書店)

「ムシウタ」シリーズ、というか岩井さんの作品は殆ど無条件で推しなのですが、特にこの巻は“はじまりの3匹”でさえ手玉にとってしまう二人の「魔王」がかっこよすぎでした。ラストは電車の中なのにボロ泣き。今期一番泣かされたラノベでした。


オンライン書店ビーケーワン:とある魔術の禁書目録(インデックス) 8【06上期ラノベ投票/4840232695 】
とある魔術の禁書目録8(鎌池 和馬〔著〕/メディアワークス)

「レジンキャストミルク4」にするか、「きるらぶ3」にするかで真面目に悩んだのですが、禁書目録は期間内に3冊出てるし票割れしそうだから黒子燃えとして1票いれとく。10巻のラストも激しく好きなのですが敢えて8で。
兎に角ポイントは黒子と御坂の女の友情(百合とか言ってはいけない)。お互いが依存しあう関係ではなく、お互いを支え合いたいと思う二人の関係に一票!



次点(書名クリックで感想)

燃え展開
 ■レジンキャストミルク4
 ■殺×愛(きるらぶ)3
 ■とある魔術の禁書目録(インデックス) 10
 ■制覇するフィロソフィア

愛すべき馬鹿小説(笑)
 ■9S<ないんえす?>SS
 ■アストロ!乙女塾! 僕は生徒会長に恋をする



とりあえずこんなかんじでしょうか。4作品選ぶのは割合サッと決まったのですがラスト1つで猛烈に悩んだ…。
フルメタは今月宗介の過去を描いた外伝が出るとのことなのでそちらにも物凄い期待。Wikiでネタバレ読んだ限り物凄い自分好みの展開っぽいし(笑)種死にいれるのはきっと自分だけなんだろうなあ…。あと倒凶十将伝が完結したのが真面目に嬉しかったです。

優勝は「学校の階段」あたりじゃないかと勝手に予想してみますがどうなることやら、結果発表が非常に楽しみです。

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バイトでウィザード 双子の飼育も銀玉次第!

オンライン書店ビーケーワン:バイトでウィザードバイトでウィザード

発売:2006.7
発行:角川書店
[著]椎野 美由貴 [絵]原田たけひと
外伝シリーズ4作目。
なんか今回は全体的にしんみりとした話が多かったような…
「星降る夜のわすれもの」は一条兄弟の絆の強さというか、
豊花の女の子らしい一面が覗けて良かったと思います。
これといい花火の話といい今回美味しい所持ってきすぎです、豊花。

逆に家庭教師の話は個人的にはイマイチ破壊力が足りなかったです。
ギャグ話だと「クレイジーベビーでほふく前進!」がツボ。
最後の一行が色々な意味であの兄弟らしくて良いです(笑)

また、少年エースに掲載された「あの日をもう一度?」は、本編の内容を踏まえて考えるとほんと切ないというか、しんみりしてしまうストーリーでした。ほんと、あの二人には幸せになって欲しいよ…。

そういえば、先月でた本編「唱えよ安らぎの歌、と星は輝いた」を最終巻と勘違いしててコメント欄でご指摘を頂いて修正したのですが、冒頭に書いてしまったためbk1に送ったトラックバックにしっかりその文章が残ってる?…と頭を抱える毎日です。bk1に連絡したら消してくれるのかな、ああいうの…。

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学校の階段

オンライン書店ビーケーワン:学校の階段学校の階段

発売:2006.2
発行:エンターブレイン
[著]櫂末 高彰 [絵]甘福 あまね
半ばなりゆきで学校の階段を昇ったり降りたりする部活「階段部」に入り、仲間と共に青春するという一風変わったスポ根小説。
タイトルを聞いてホラー(怪談)だと勘違いしてはいけません(笑)

学校の廊下を走る・階段を駆け降りる(昇る)という本当になんでもない行為を一つの「スポーツ」として描いてしまうところが着眼点として、本当に凄いと思う。
「人の流れ」を始めとして不測の事態まで計算に入れないといけないと言う辺りなど、物凄く奥深い。
特に人ごみを避けるって難しいんですよね?…毎日東京駅を寝ぼけ眼で通勤していると5回は前から来た人とぶつかります。
私も「階段部」で人ごみを避ける方法を教えてもらうべきですか?

イラストや基本設定(カラー口絵)などを見るとだいぶ萌え狙い小説っぽいのですが、ところがどっこい中身は激しく熱いスポ根です。
というかだいぶイラストで損してる気がするなあ…作風に対して明らかに萌え系な絵柄が浮き上がってる気がするし、何より全体的にもっと「カッコ良く」描ける絵師さんをつけてほしかった。特に男の子が些か可愛いすぎて個人的にかなり不満。
なんでもショタロリにすればいいってもんじゃないぞ!!

あと小夏のキャラが薄すぎて、後半でせっかく美味しい見せ場があるのにまず「え?こんなキャラ居たの?」っていうのが先にたってしまった。なんか最初から「3人の従姉と同居」にしておいた方がよかったんじゃないの?小夏と千秋はどちらか1人で十分事足りたかと…。

何はともあれ階段部の各キャラクターについても気になる過去がかなりあるっぽいので続編に期待です。

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アストロ!乙女塾! 星のプリンキピア 上

オンライン書店ビーケーワン:アストロ!乙女塾!アストロ!乙女塾!

発売:2006.6
発行:集英社
[著]本田 透 [絵]うろたん
ちょ、何この普通すぎる展開!

作風が変わりすぎて最早別物なんですが。
正統派の近未来学園SF化しちゃってますよ?!
いや、別に普通に楽しめたけど。

話自体つまらなくはないんですが。
むしろ個人的には結構好きな展開なんだけど2巻までの作風にすっかり慣れてしまって、
同じものを求めて読んでしまったため今回のあまりの「普通さ」に愕然とするというか…。
過去編がメインとなっている所為もあるだろうけど、2巻までの色々な意味での飛びぬけた莫迦さ加減が見られないのが残念。本当に色々な意味で「普通のライトノベル」。

1巻であれだけケチつけておいて、正統派な方向に方向転換されると納得がいかないって自分のことながらどうなのよと思うんですけど、2巻でせっかくこの作品の味みたいなモノを純粋に楽しめるようになってきたのに3巻で作品の方が方向転換されてしまうと、こう、拍子抜けっていうか…

ラブコメで破天荒な転校生のヒロインに振りまわされ、
迷惑しながらも少しずつ彼女に振り回されることに慣れていったのに
急にそんな彼女がまた転向しちゃって急にその大切さに気づいちゃった
主人公の気分って言うんでしょうか。
この作品にはもっと振り回されるくらいじゃないと、物足りないんです(笑)

ここから後半でいきなり2巻までのテンションに戻ったら意外性ありすぎで面白いんとおもうんで、そんな展開に期待(待て)
あと新キャラのいいんちょの活躍に人知れず期待。
いいんちょ可愛いよいいんちょ。

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終わクロのMADがかっこよすぎなんですが

終わりのクロニクルのMAD(YOUTOBE)
 
ラノベ365日さんのところで発見。
終わりのクロニクルファンとして思わず魅入ってしまいました。
作品への思い入れも高いんだけど、MAD映像としても凄い好きなので、こういうタイプの映像。

全体的にとんでもなく画質が悪いので、元ネタはどこかと調べてみた所
とある映像関係の企画サイトで期間限定でアップされたものだったらしいです。
うわあ…祭に乗り遅れた…。


でもこの映像、「終わりのクロニクル、気になるんだけどあまりにも分厚くて手が出せないんだよね」とか言ってる友人とかに見せたら、きっと5割位は落ちてくれそうな気がするんですがその辺どうなんですか。
ほんと、期間限定アップだったのが心底惜しい…_| ̄|○

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さよなら、いもうと。

オンライン書店ビーケーワン:さよなら、いもうと。さよなら、いもうと。

発売:2006.6
発行:富士見書房
[著]新井 輝 [絵]きゆづき さとこ
妹属性眼鏡っ娘に目の無い人はもうたまらない話なのではないかと(笑)
しかし妹萌えなオカルトラブコメストーリーかと思わせておいて中身は実にリアルな青春の甘酸っぱさというかしょっぱさというかがでてて良い感じです。ほの暖かい作品の雰囲気に挿絵がしっかりマッチして、ちょっと切ないんだけど読み終わったあとちょっと暖かい気持ちになれます。

ベタベタな目に見える家族愛は無いんだけど、目に見えない家族の愛情が凄く良いです。主人公も母親もどれだけ妹の事を大切に思っていたか伝わってきます。
あとテツマルが激しく美味しいキャラです。
クラスメイト達の心遣いや、会話のかけあい(笑)も好き。
最後のちょっとほろ苦い終わり方も好みでした。

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殺×愛 4—きるらぶ FOUR—

オンライン書店ビーケーワン:殺×愛(きるらぶ) 4殺×愛(きるらぶ) 4

発売:2006.6
発行:富士見書房
[著]風見 周 [絵]G・むにょ
破天荒生徒会長・高天原Aの企みで4ヶ月早い文化祭が行われることになるというお話。前回がバトル中心で重かった所為か、今回はラブコメ中心の展開です。

今まで「オメガ」として、そして「あの人」にめぐり合う為にそのほかの全てを切り捨ててきたヒソカがこの巻で周囲に影響され少しずつ昔の心を取り戻していく姿が印象深かったです。結局のところヒソカは以前高天原に言われた言葉の通り「偽悪者」なのですよね。謎の学園祭テロリスト“α”の策略で窮地に陥った文化祭の出し物を立て直す為紛争する姿は色々な意味で(笑)必見です。(ヒソコちゃん…!!)

高天原Aの文化祭終了時の演説が良かった。平和っていうのは確かに失われてみないとそのありがたみがわからないものだよなあ…と。
しかしネーミングといいなんといい、「学園祭テロリスト」の正体、バレバレすぎ(笑)

このまま二人が少しずつ普通の高校生としての心を取り戻してめでたしめでたし、だったら良いのですがラストの急展開でまた一波乱も二波乱もありそう。次巻が非常に楽しみです。

しかし、ポジション上仕方ないとはいえ来夏って本当に報われないキャラだよね…

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