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ロード・エルメロイII世の事件簿3 「case.双貌塔イゼルマ(下)」

 

「……双子による魔術とは、たとえるならば鏡合わせの自分との融合です」
双貌塔イゼルマ。至上の美を体現する、双子の黄金姫と白銀姫。そのお披露目で起きた凶悪事件は、新たな人物──アトラム・ガリアスタとその部下たちの乱入によって、さらに混迷を深めることとなった。彼らに対抗すべく、エルメロイ教室のフラットとスヴィンは師の制止を振り切って暴走し、冠位(グランド)の魔術師・蒼崎橙子は愉しげに観察する。入り乱れる魔術師たちの戦いの中、ロード・エルメロイII世は、美しき死の謎へと挑むが……!魔術と美、陰謀と闘争が交錯する『ロード・エルメロイII世の事件簿』第二幕の結末を見よ。

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イゼルマの一族から殺人容疑をかけられたライネス達、不穏な動きをするロード・バリュエレータとエルメロイの「敵」に回ると宣言する「冠位」蒼崎橙子。それでさえ緊張状態だったところにイゼルマを襲撃しようとするアトラムの一派と二世の教え子の中でも双璧と呼ばれるフラット&スヴィンが加わってもう大変。

美を追求する魔術師達の麗しき物語の水面下で繰り広げられる時計塔内部の静かなる派閥争い──な上巻からうってかわって、そこかしこで魔術対決が繰り広げられるド派手な魔術闘争──!!という感じの下巻。ほんと、この巻は最初から最後までどっかしらで魔術戦やってた気がする。派手だ…!!

自らも魔術の研究結果として結実した存在であるグレイが、「黄金姫」「白銀姫」という存在に引きずられそうになりながら想いを吐露し、その言葉が"動機"を軸に事件を紐解こうとするエルメロイ二世の推理の助けになる、という流れが印象的でした。なんていうか、雑草タイプかつ努力家タイプのエルメロイ二世からしたら一番共感しづらい話だった気がして。その穴を正反対のグレイが埋めていくのが面白いなあと。

「空の境界」でも屈指を誇る蒼崎橙子との対決!!という型月ドリームマッチ具合もさることながら、個人的にはエルメロイ教室の双璧・フラットくんとスヴィンくんのコンビが大変ツボでした。この一見気が合わなさそうなしかし戦闘となると抜群のコンビネーションを発揮するの最高じゃない!?フラットくんは生みの親があの成田先生と聞いて「なるほどなー!」って感じなんですけど、スヴィンくんの一見面倒臭そうで実際はまっすぐな行動原理も好きだし、あとラストのルヴィアを交えた3人の掛け合いもめっちゃ好き。

次の巻ではFGOでお馴染みの彼女が登場するとのことで、ますます続きが楽しみです。

 

読了記録まとめ[2012年5月分]

5月の読了数は感想書いてない再読本2冊を含め21冊でした。
……うち12冊がBL……もう何のブログだかわからない……ラノベの感想を求めてうちに来てくださってる方にはほんとうにすいませんでも自重しない。

今月のオススメマンガ

プラナス・ガール(5) (ガンガンコミックスJOKER)
 今更過ぎるくらいの定番だけど「プラナス・ガール」最新刊が絆可愛すぎて死んだ。「魔法のアメ」からはじまってまさかのメイド祭に転がり、ウェディングドレスに飛び跳ねるよ。「男の娘」という単語はあまり好きじゃないけど、こればかりは至高の男の娘モノとして全力で押したい。絆かわいい。
月刊少女野崎くん(1) (ガンガンコミックスONLINE)
あとなんか色々な人からオススメされて手に取った「月刊少女野崎くん」が猛烈に面白かった!無骨でごつい外見なのに少女漫画家の野崎君に惚れてしまった女の子がなぜかアシスタントにされてしまうお話。少女漫画家なのに恋する乙女の気持ちなど1ミリもわからない野崎君のすっとんだ発言の数々にふきださざるをえない。あとみこりんマジヒロイン。

5月の読書メーター

読んだ本の数:29冊 / 読んだページ数:6193ページ

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カゲロウデイズ -in a daze-

 
しづ

『カゲロウデイズ』他、ニコニコ動画に投稿された楽曲の関連動画再生数が1000万を超える超人気クリエイター・じん(自然の敵P)。その本人による書き下ろしノベルが登場! 全ての関連楽曲を繋ぐ物語が初めて明かされる!――これは、8月14日と15日の物語。やけに煩い蝉の声、立ち揺らめくカゲロウ。真夏日のある日にある街で起こった一つの事件を中心に、様々な視点が絡み合っていく……。新感覚の燦然たるエンタテインメント体験がここに! 『目』が眩むほどの衝撃を見逃すな!

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 ニコニコ動画にアップされている人気VOCALOID曲「カゲロウデイズ」を中心にした楽曲シリーズの小説版。表題曲にいたるまでの物語を描いた前日譚的なお話です。

 謎の美少女ウィルスにPCを乗っ取られてしまった引きこもりの兄と何故か勝手に他人の『目を惹きつける』という異能に近い力を持つ超人気アイドルの妹。二人はそれぞれの事情でとあるデパートで起きた事件に巻き込まれ、『メカクシ団』と呼ばれる不思議な一団と出会う……というお話。ちょっと不思議な能力と独特なキャラクターを持った登場人物たちが繰り広げるやりとりが凄く面白く、そして中二かっこよかった。これは色々な意味でラノベ向けなお話だなあ。あと、挿絵が凄くよい仕事をしてる(「みたい!」と思った場面に入る+大変雰囲気に合ってる)

 小説や漫画と違って聞いた人がそれぞれ、さまざまな解釈が出来るのが曲の醍醐味だと思うので、最近のボカロ小説化の波はどうなのかなーと思っていたけど、そういうのは置いておいてひとつの物語として楽しめました。主軸となる「カゲロウデイズ」の物語は次巻以降、存在を匂わせだけで終わっているので、この登場人物たちとどう絡んでいくのかがとても楽しみです。

 ちょっとこれは、CD欲しくなりました。

B007N6SBAUメカクシティデイズ(DVD付)
 じん
 ソニー・ミュージックダイレクト
 2012/5/30

 

【ラ管連るっ!】スタート:「今日だら」号

今ラノベ感想サイト界隈で流行らしい平和さんテンプレをうちでもリスペクト!!
……いえ、なんかやらないといけないような気持ちにかられたので。

あわせてよみたい

ご挨拶

はじめま(以下略)

読書傾向について


さて、本題のオススメ紹介に入る前に私の読書傾向などについても簡単にご説明をさせて下さい。私がライトノベルを読み始めたのは1995年頃、スレイヤーズやあかほりさとる世代 ((オーフェンは読んでなかったので割愛)) です。学生時代に大いにハマった後、暫くはメディアミックス作品ばかり追いかけていましたが、「ブギーポップ」「キノの旅」を代表する電撃文庫全盛期時代にどっぷりと浸かりこみ ((だがしかし元凶はその2つではなく「ダブルブリッド」だった)) 、現在ではディープな勢いで読みふけっています。

読む作品の傾向としてはまず基本として熱血と厨二と異能が大好きで、ハーレムハーレムしたただのラブコメ ((当ブログのMFJカテゴリの記事数が異様に少ない元凶とも)) とかでなければ美味しくいただけます。最初の頃は角川スニーカー・富士見ファンタジア文庫が中心でしたが、今はすっかり電撃文庫がメインに……なったと思いきや最近はファンタジア文庫にすっかり原点回帰中。苦手分野はラブコメ時空の強いレーベル全般。面白い作品も多いのですがどうしてもハードルが高くなってしまいます……。

ちなみに最近は富士見ファンタジア文庫の「東京レイブンズ」やメガミ文庫「魔王様げ?む!」、ビーズログ文庫の「死神姫の再婚」が面白かったです。電撃文庫の「境界線上のホライゾン」は全裸をこよなく愛する皆さんには大変オススメですので各自紳士の皆さんは今すぐレジに走ると良いと思います。

マイ・ベスト・ライトノベル


ラノベ関係のオフ会以外で初めてお会いする方にライトノベル遍歴を話すとかあまりない気がするのですが、とりあえずすぐに挙げる作品が3つあります。「セイバーマリオネットJ」「ダブルブリッド」「フルメタル・パニック!」の3つです。

4829129018SMガールズ セイバーマリオネットJ〈12〉
愛・乙女 (富士見ファンタジア文庫)

あかほり さとる ことぶき つかさ
富士見書房 1999-07

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ラノベにハマった黎明期に読んだシリーズというと「スレイヤーズ」「小説TWINSIGNAL」「セイバーマリオネットJ」の三択なのですが、一番未だに思い入れの強いシリーズはこれかなあということで。感情を持った機械仕掛けの乙女達と世界をかけた恋愛をすることになった普通の少年の物語。ただのハーレムラブコメかと思っていたらどんどんディープに、重たくなっていったのが印象的でした。個人的マイベストは5巻と12巻。

余談ですが、人生で一番読み返した小説はノベライズですけど「小説TWINSIGNAL Vol.2 仮想の未来」だと思います。人生で一番読み返した本だと思うし、今後この小説よりも読み込む小説は金輪際現れないんじゃないかなあと思います。愛すべき人を失った電子生命のお話で、原作コミックスを知らない人にもオススメ。

4840214174ダブルブリッド (電撃文庫)
中村 恵里加 藤倉 和音
メディアワークス 2000-02

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ライトなラノベ読みだった私をディープなラノベ道に突き落としたシリーズ。「アヤカシ」と人間の狭間の存在・『ダブルブリッド』である主人公・片倉優樹と彼女を憎み、慕い、のちに傷つけようとする男・山崎太一郎の物語。4年越しの新刊発行・完結の報せを聞いた時には飛び上がって喜んだのも懐かしい思い出です。

ところどころに激しい「傷み」の描写があり、なかなか人には布教しづらかったりもするのですが…でも大好き。

4829128399戦うボーイ・ミーツ・ガール—フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
賀東 招二 四季 童子
富士見書房 1998-09

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今、一番完結が待ち遠しい作品。数年ぶりに新刊発行とシリーズ完結の告知があり、ラノベ好き界隈では話題性も高いこの作品。ラノベジャンルでは比較的珍しい?ロボットアクションというジャンルの魅力を存分に生かした熱いバトル展開の数々と、打って変わった学園パートでのドタバタ具合が最大の魅力です。ていうかこの作品の魅力については大手の人が存分に語っておりますのでそちらを参照すればよいのではないかと思いますのでとりあえず「アニメ4期マダー?」「スパロボ据え置き機参戦マダー?」「完結編タノシミー!」と叫んでお茶を濁したいと思います。

ちなみにだいぶ余談ではありますが、この作品の主人公である「相良宗介」は数あるライトノベル作品でも屈指に好きな主人公です。彼の持つ重い過去やプロの傭兵としてのプロフェッショナルな仕事振りやそれとは対称的な学園生活でのヘタレっぷり、そして「傭兵」としての自分と「ただの男」としての自分に葛藤する姿など……とりあえず好きなものは好きなんだからしょうがない!彼はシリーズ中でいつでも光輝きまくってますが、彼の幼少時代の語られる「極北からの声」は今でもお気に入りの作品のひとつです。 ((以上、この段落まるごと大手の人のテッサ語りの改変コピペなのであった))



え?なんでここまできて「バカテス」が出てこないのかって?

4757733291バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
井上 堅二 葉賀 ユイ
エンターブレイン 2007-01-29

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……いや、あまりにも今現在進行形でフィーバーしてる作品って、熱が落ち着いた後じゃないとこういう「マイベスト」には入れたくなくないですか。あと2年もすればマイベストラノベとして君臨してるんじゃないかなあという気がするのですがなんかこう、今ここに入れてしまうのは……違う気がします!!

今一番フィーバーしてる作品、といえば間違いなくこれなのでとりあえずこれに今一番ハマってますよ、と紹介だけしてみます。

あわせてよみたい : 読書遍歴を振り返る流れに便乗する その1(小学時代編) :https://urara.tank.jp/log/eid1229.html

 

ガーゴイルおるたなてぃぶ

 

普段はガー助って呼ばれてる自動人形、俺の名はガーゴイル。遠くの町を守る最強の門番にあやかって名づけられた。猪崎市のとある雑居ビルが俺と相棒の住処だ。そこで駆け出し錬金術師のひかるとなんでも屋「鳥屋」を開業し、普通じゃ解決できない仕事を引き受けてる。暴走ダチョウの捕獲が済んだら、次の依頼は見たことも聞いたこともない巨大生物の相手だと!?どーすんだ。俺に任せすぎんなよ尻デカ天パー女!新“錬金”コンビが贈るハートフルコメディ。(「BOOK」データベースより)

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吉永さん家のガーゴイル」と世界を同じくし、本編でも少しだけ登場した古科学者と新米錬金術師・ヒカルともう一人のガーゴイルの戦いを描く番外編的シリーズ。

バトルメインの展開自体は悪くはないんだけど、無理にバトルシーンを増やそうとして持ち味である人情味とかご近所成分が潰されてしまってる印象で、それがかなりキツイかなぁ…というか、物語の裏にはちゃんと「ご近所成分」がありそうな気配がするのに、それを描いて貰えないというのが凄くもどかしい。ご近所成分不足でとても欲求不満。

キャラ立てが終わる前にバトルに入ってしまっているので、各キャラに感情移入しづらい。特に高原喜一郎という、本編でしっかり描かれているキャラが登場するとどうしてもそっちに目が行ってしまう。ていうか喜一郎可愛いよ喜一郎。

ヒカル達が古科学を憎むようになった理由も中途半端にしか語られず、当事者であった千秋はとにかく、ヒカル達がそこまで彼らを憎む理由がイマイチ伝わってこなかったり。基準がどうしても本家本元の吉永家&ガーゴイルになってしまっているからか、ヒカル達の心が狭いように感じてしまう。うむむ……。バトルもいいけど、もうちょっとその前にキャラ立てをがんばってほしいというか…。

とりあえず、本家「ガーゴイル」とのクロスオーバーが気になるのでもう少し読んでみたいと思いますが、できれば次はもうちょっとバトル置いておいてキャラメインの展開にしてほしい……。

 

ツァラトゥストラへの階段

[著]土橋 真二郎 [絵]白身魚

学校でふと意識を失い、目を覚ました福原を待ち受けていたのは暗い部屋の中で自分と同じように手錠と鎖で繋がれた男女。そして部屋の真ん中から吊り下げられている一人の人間。彼らに与えられたのはトランクの中に入った大金と1丁の拳銃…。部屋に残った人間のうち1人が最後に首を吊られてしまうという“ゲーム”に巻き込まれた11人はそれぞれの思惑の元、脱出の為動き出すが…
   個人的お気に入り度数
「扉の外」で色々と物議をかもし出した土橋さんの新作。「扉の外」のような人間を使った悪趣味な頭脳ゲームに、ライトノベルらしい異能バトル要素を加えたような内容で、前作を楽しめた人は結構楽しめるんではないかという内容になってます。まあ個人的には異能バトル要素いらなくね?とかむしろ「扉の外」の続編希望とか人知れず思ったわけですがその辺はきっと作者さんにも諮りきれない大人の事情があるのでしょう。他の作品でも同じような印象を受けた事があるんだけど…尖がったマニア向け作家を無理に一般受けさせようとして作者の持ち味そのものが薄味になってしまったような印象というか、そういうのが拭えない新シリーズです。(…ちっともほめてない気がすすのは気のせい)

とはいえ相変わらず人間の暗部をさらけ出すような、悪趣味(こっちはほめ言葉)なゲームシステムは健在。さりげなく「扉の外」と共通したキーワードが登場する事からひょっとして尻切れトンボで終わった「扉の外」との世界観共有があるのかな??と期待してみたりしてます。

適当にキャラ設定変えればそのまんま「扉の外4」と言っても行けちゃいそうな「Split Game」に対して、後半の「Interest Game」はかなりサバゲーから頭脳ゲーに近いというか、異能要素も相俟って今までとは多少毛色の違うゲーム展開になってました。というかゲームでの敗北がそのまま「死」に繋がらないこの「囚人ゲーム」に於いて、「プリズナー落ち」という「死」と同等あるいはそれ以上の重い「ペナルティ」の存在を印象付けて今後の展開に緊迫感を与える為の話という印象?というか、「SplitGame」の方が作者さんの本領発揮という感じを受けたりしました。

あと今回は主人公固定で行くみたいだし、もうちょっとキャラクターにも重点を置いてほしいなあ…。主人公が「囚人ゲーム」に参加する事になった動機がちょっぴり無理やりすぎるような気がするし、性格上、様々な女の子の間でグラグラしてきやがるので感情移入しづらい。ヒロイン格も無難な方面に行ってしまって「あの」正樹愛美・蒼井青子を超えるには到底魅力が足りない感じ。まあ前作は正樹愛美のキャラが何気に突き抜けてたっていうのはあるんでしょうが…。

そのほかゲームの難易度が上がってて私の弱い頭では理解するのに時間がかかったりと気になる部分もありましたが、ゲームシステムは相変わらず凄く面白いし、続きが楽しみな1作です。



【追記】そういえば、後書きの話だけどある意味2巻の後書きが気になる展開に!!

 

ムシウタ 00. 夢の始まり

[著]岩井 恭平 [絵]るろお

友達もあまり居らず、家にも居場所が無いと感じている目立たない少女・杏本詩歌。自らの居場所が欲しいと願う彼女は目の前に現れた不思議な女性にその夢を語る。それが、悪夢の始まりとも知らず…。一方、小さい頃から不思議と困っている人を見分ける事の力を持っていた利菜は、3人の虫憑きと出会って…。
   個人的お気に入り度数

詩歌・大介・利菜ぞれぞれの「はじまり」を描く番外編です。

詩歌が虫憑きとなる「夢の始まり」は、なんかどこかで見たことあると思ったらつい先日アニメでほぼ同じ話(…の、大介と詩歌が邂逅するまで)を見ていたのでした(1巻にも同じような描写があったような気がしなくもないんだけど…どうだったっけ?)。その分、詩歌の家庭の事情よりもその後の大介と土師の関係やなみえの葛藤などが面白かったです。

ていうか土師と大介はなかなかいい関係してますよね。おねえちゃん思わず読了後に「土師×大介」でググっちゃったよ。でもムシウタで女性向ってあるのかな。さすがになさそうだな。個人的に有夏月×大介も良いとおもうよ。

そして後半は「レイディ・バード」こと利菜が虫憑きになったエピソード「夢の黄昏」。1巻ラストで彼女が「本当の夢を忘れていた」というシーンがありましたが、むしばねのリーダーとして疲弊するうちに忘れてしまった訳ではなく、意図的に忘れようとしていたというのもあったんですね。序盤は一見可愛らしい子供同士のお話にみえるだけに、ラストの重さが印象的でした。

しかし、最近の「ムシウタ」シリーズは何度も言ってるけどキャラクターの把握がしきれなくなってきて、久しぶりに出るキャラクターとか居るとそのキャラクターが本編でどのような活躍をしたキャラクターなのか思い出せないということが多すぎてかなり困ります。もうちょっとここだけはなんとかならないものかなあ。「なみえ」とか「センティビート」とか名前はなんとなく覚えてるけど、あんまり印象が無くてイマイチ感情移入出来ないというか、意外な過去に驚いたりしづらいというか。

アニメ化もしたことだし、クライマックスへのおさらいとして富士見の「超解!」シリーズみたいなムック本を一冊希望。

 

断章のグリム 4 人魚姫下

[著]甲田 学人 [絵]三日月 かける

法事の為、海辺野家を訪れていた親戚達がいっせいに謎の怪死を遂げる。また、ほぼ同時刻に街にある寺の住人が同じように怪死…。“人魚姫”の怪奇は未だかつて無い規模で、街に広がりつつあった…!

 

いつまでも前作と比較するのはお門違いだってわかってるんですが、どうしても今回もあんまり痛くないなあと思ってしまう今日この頃ですが、「物足りない」と感じてしまう私は甲田作品に慣らされすぎでしょうか。あまり痛さを感じないのは描写が現実離れしすぎてるからか、それとも登場人物に感情移入しづらいのが原因か。(Missingでは空目様は兎に角、残りの3人には結構感情移入の余地があったものだけど)

今回なんと言っても印象的なのはやはり神狩屋の過去話。いい話と見せかけておいて、ラストのオチでドン底まで落とすっていうのは流石すぎます。しかし、なんとなくオチが読めてしまったのはやはりどこぞのチャイニーズスープが脳裏をよぎったからでしょうか(わかる人にはネタバレ)

そういえば物凄く余談ですが、私↑で髣髴した作品の感想を書いたときに、思いっきり甲田さんの作品と比べてたりしました(笑)やはり、こうやって比べると「Missing」とはグロはグロでも方向性が違うっていうのが良くわかります……でもここまでやっといて「グロが苦手です」っていうのは素敵過ぎる発言だと思いますが。

ラストの展開は、最後までどうしても読めませんでした。(ネタバレ→)千恵が元凶ではないんじゃないかというのは途中でなんとなく読めたのですが、まさかそう来るとは。生き残った彼女が今後どうなるのかがちょっと楽しみです。ひょっとして新たな仲間になったりするのかな。

 

これがマのつく第一歩!

[著]喬林 知 [絵]松本 テマリ

出航直前に起こったテロのお陰で、ヴォルフラムやギュンター達と離れ離れになってしまったユーリ。貨物船でシマロンの若き王・サラレギー、大シマロンからの使者・コンラッド、そしてヨザックという微妙なメンツで神族の住まう国、聖砂国を目指すことになるが…。一方、いつまでたっても戻ってこないユーリを心配した村田は、とある人物とつなぎを取ることに…!?
 

完全に次作への「つなぎ」の一冊。後半にグレタメインの番外編が入るため、本編はたった100P程度しかありません。簡単に読めるけど、物凄くコメントしづらい一冊だ…。

電撃文庫の400Pだの500Pだのの本に慣れていると、「原稿が300P越えたから分冊!!」という思考が全く理解できません。多分ビーンズが活字の苦手な学生をターゲットに絞っているとかそういう関係も多少はあるんだろうけど…そこで敢えて「300Pがなんだ!」といいたい。内容的には、分冊なぞせずに1冊にしてまとめて読みたかった。外伝を含めても400P。電撃なら全然余裕のページ数なのに!!!

ていうかもう1000ページ越えなければ全然許容範囲内だよ!?
(それどこの終わりのク●ニクル)

せいぜい見所といえば、村田という日本側で立ち回るキャラクターを得たお陰で、「お嬢様とは?」「息子はマのつく?」に出てきたキャラクターが少しずつ出張ってきていることでしょうか。外伝を読むのを後回しにするならこの本の前に読んでおくのがオススメ。

というかもう、日本側で渋谷兄に、魔族側でヴォルフラムに、そして外伝でグレタに萌えれればもうそれでいいとおもうよ!個人的には予想以上に弟バカだった渋谷勝利兄がお気に入り。村田やボブとの掛け合いがなんとも可愛い。ヴォルフラムは聖砂国に行く為の救助隊を指揮することになり、ますます漢前が上がりました……救助に行く為、ギュンターの“秘術”で魔力を封じてまで……………


………………

ってこれなんてホモゲ!!??

どちらかというとノリはどこぞの「これが私の御主●様」っぽかったですが…なんというか、シリアスだらけのストーリーに一服の清涼剤をありがとう。いやー、ギュンターはやっぱりこうでなくっちゃね☆

むしろ本編よりも見所はグレタがメインで活躍する「マ王陛下の優雅な一日」でしょう。眞魔国王宮を舞台に、久しぶりにほのぼのとしたドタバタ劇が見られます。うわぁぁぁぁぁ、グレタ可愛いよグレタ(*´д`)

 

クビキリサイクル—青色サヴァンと戯言遣い

オンライン書店ビーケーワン:クビキリサイクルクビキリサイクル

発売:2002.2
発行:講談社
[著]西尾 維新 [絵]竹 
以前から読みたいと思いつつ、踏ん切りがつかなかったところを友人に貸してもらい、ようやく読むことが出来ました。

「ファウスト系」というとどうにも最初に読んだ奈須きのこの「空の境界」が性に合わなかったらしく、「回りくどく小難しく感情移入しづらい」というイメージがあったのですが確かに初めはくどくど気味で入り辛かったけど中盤からは一気に物語りに引き込まれました。ミステリーは基本的に殆ど読まないので新鮮というのもあったと思う。トリックがどうのとか自分で全く考えないで読んで行く性質なので、皆がどんなに簡単だというトリックでも殆どわからなくて新鮮に読めるんですよね(その分、トリックを自分で解く楽しみというのは殆ど経験したことが無いんだけども…)

お金持ちのお嬢様が“天才”と呼ばれるVIP達を絶海の孤島に集め、サロンのようなモノを作っていた所に殺人事件が起き、友人の付添いでやってきた主人公達も巻き込まれる、というのがおおまかな粗筋。島に集まっているのは天才の名前に相応しく変わり者ばかりで、それぞれのキャラクターの強烈な個性にクラクラしてしまう程。かなみさんあたりはある意味天才の歪んだイメージとしてはオーソドックス過ぎる気はしたけど…。

そして出番の殆どない“名探偵”こと哀川潤がまた素晴らしい個性の持ち主。本当に出番自体は少ないのに私の中に強烈な印象を焼き付けてしまいました。元々こういうキャラが好みだっていうのもあるけど。彼女の存在だけで一気に続刊を読みたくなったくらいです。赤音さんと潤さんが激しく好みです。

しかし、脇役が個性的すぎる所為なのか、主人公が悪目立ちしちゃってる気が…。主人公としては結構異質なタイプだとは思うんだけど、ちょっと諦観しすぎっていうか「戯言だよな」って言いすぎな気がしますよ!(「戯言シリーズ」っていうくらいだから言わなかったらタイトルに偽りありになっちゃうけどさ…そしてこういう主人公なのが戯言シリーズなんだろうから、しょうがないんだけどさ。)

とりあえず鬱主人公と呼ぶには感情の起伏がなさ過ぎるので(鬱になるのは自分の後ろ向きな感情を制御しきれない場合ですし)、このタイプをこのサイトでは勝手に低体温主人公と呼ぶことにしました。あと「殺愛」と「閉じられた世界 絶望系」の主人公も一緒に括るといいと思うよ。

さすがファウスト系の看板作品というだけのことはあり、面白かったです。
今回では明かされなかった主人公の過去とか、姫名さんの残した今後への伏線?っぽい発言もかなり気になるので続編も積読消化したら徐々に読んで行こうと思います。