
美少女ガンファイターライダー・キノに変身しちゃうごく普通の女子高生・木乃は今日も元気にカレー屋で大食いチャレンジに挑戦していた。5人分はあろうかというポークカレーを間食して賞金を貰い、大満足な木乃。しかし、そんな彼女を見つめる黒い影が…!?これは“キノの旅?the Beautiful World?”とはまるで関係なく、女子高生の木乃と人語を喋るストラップ・エルメスが繰り広げる、硝煙反応たっぷりの連射乱射な物語。第二弾。
なるほど、時代は静×陸だったのか!!
時雨沢先生のはっちゃけっぷりはいつもの通りですが今回はなんだか黒星先生が間違った方向に全開です。最後!最後!!いっそ陸太郎は誘い受けを通り越して襲い受けになってしまえばいいと思います。憎しみとか色々まざりあって転じて愛情になっちゃえばいいと思うよ。むしろ個人的にはリクシズの方がこのm…ゲフンゲフン。しかし黒星先生、そっち方面の耐性あったんですね。
内容的にもテンション的にも1巻を読んだときよりも多少落ち着いてきて、はっちゃけぶりは抑え目ですが本編「キノの旅」の美味しい部分もいい具合に取り込んで、本編では出来ない事をやっているという感じが凄く良いです。「茶子の爆弾物語」で魔物に取り込まれた生徒が見ていた“夢”なんかは、なんだかいかにもキノの旅の作者さんという感じの纏め方だったし、文化祭で自作品のセルフパロディをするのもあとがきで語られている通り、この作品では出来ないであろう試みで面白かった。ラストの静の外伝は特に「キノの旅番外編」という印象ですね。
まあそういう真面目な感想はおいといて、今回はパロディネタも全開です。なんか脳内で植物の種が弾けたり三倍だったり俺の歌を聴けー!だったり…至る所で所狭しと詰め込まれたパロディに脱帽です。まさにこの企画だからこそ出来た詰め込み具合といえるんじゃないでしょうか。(パロディネタについては、こちらのサイトさんで詳しくまとめられてます。私半分もわからなかったよ…時雨沢恵一…恐ろしい子!!)
つか、よもやこんなところで「計画通り!」が出るとは思わなかったよブラザー。
個人的にはもういっそのことこちらが本編になってしまえばいいよくらいは思っているので(笑)来年また3巻にお目にかかれる事を祈ってますが…流石に一発ネタ的企画だけに厳しいかなぁ?







