[原作] 竜騎士07/07th Expansion [著]御門 智 [絵]南向春風、かたのん、まことじ、松下ゆう、Pマン、春原ロビンソン 誰も自重しなかった結果がこれだよ!ひぐらしであり、ひぐらし『ではないなにか』のパロディ世界がここに。 自信を持ってお送りする問題作です! ちなみにブラッド成分はカバー以外だと富竹の鼻血くらいしかないです。(※公式サイト解説文より引用) |
そっちがニコ動ならこっちははてブ風にタグ付けしてやんよ!!!あらすじ紹介部分を自分で考える気力も起きなかったよ!!!良い意味でも悪い意味でも悪ノリしすぎな「ひぐらしのなく頃に」……ではない何か(公式いわく)。「ひぐらし」好きよりもニコニコ動画中毒者にお薦めしたい一冊。
有名動画の中の人を本文挿絵に迎え、レナが「ゆっくりしていってね!!!」だったり、三四がロリでトミーと入江と小此木がロリコンだったり、富竹が流血の惨事だったりデスク●ムゾンだったり■リオだったりスペ▼ンカーだったり、魅音が「あるぇー?」と空気読めなかったり、詩音がサトシ君的な意味で暴走したり、◎ゅるやネタが入ったり、世界名作劇場だったりします。い、意味が判らないと思うがこれがこの本の真実なんだ……信じてくれ…。各話タイトルの所についてるニコニコ動画風のタグコメントがじわじわ笑いを誘う。
ただ、個人的には「リトルバスターズ!SSS」的アンソロジーのようなものを想像していたのでちょっと物足りなかったというか、求めていたものと違ったかも。同人誌なら「これは良い悪ノリwww」って手放し絶賛するけど、あまりにもひぐらし以外に必要な事前知識(特にニコ動や一部同人による改変ひぐらしキャラの知識は必須)が多すぎて、これを商業誌の「半公式」という形でやる事に大きな疑問を感じます。うーん、こういうのは非公式にやるから面白いんじゃないのかなあ。しかもナンバリング打たれてるってことは1冊で終わる気が無いんですよね、多分これ…。
一応メイン?となっている昭和58年を乗り越えた部活メンバーの同窓会話は普通に面白かったので、なんだかもったいない気がする。なごみ文庫は「華蝶仮面」完結以降ご無沙汰してたけど、一体どの方向に迷走してるんだ…。