ページ 148 | 今日もだらだら、読書日記。

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リトルバスターズ!SSS Vol.2

[著]糸井 健一 他  [絵]観音 王子 他 [原作]VisualArt's/Key

「リトルバスターズ」を目の仇にしている風紀委員会の佳奈多が、下着ドロの調査を依頼してきた。リトルバスターズの面々は、佳奈多を一時的に準メンバーとして加え、捜査を開始する。生真面目な彼女は破天荒な面々に振り回されるばかりだったが…!?
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佳奈多と佐々美というリトルバスターズ非メンバーの少女達に焦点を当てた短編3本を収録。調べてみたら今度発売される「エクスタシー」で昇格になったヒロイン達ということで、新作の販促的な意味もあるのかも?

安定して面白くはあるんだけどどこかイマイチ物足りないのは、1巻ですっかりお気に入りになってしまった主人公・理樹くんの出番が申し訳程度にしかなかった所為か。別にもっと女装理樹を!!!なんてことはちっとも思ってませんが(思ってるじゃないか)……とはいえ、唯一女装理樹が登場した1話が一番印象薄かったんだよなあ…。

個人的には2話が一番お気に入り。虫歯になってしまった佐々美が歯医者が怖くていけないという事実を隠しているうちに、周囲からいつもと様子が違うのを心配された挙句に盛大に誤解され、なぜか虫歯が一番酷い状態で憧れの人とデートするハメになってしまう……というお話で、よりによって憧れの謙吾の前で失態を犯すわけにはいかず……と、どんどん自分から泥沼にハマって行く佐々美の姿がとても可愛らしかったです。

3話は、棗兄妹が鈴の頭についている鈴(ややこしい…)と化け猫に操られた佐々美を元に戻す為、麻雀対決に挑む…という話なのですが、そもそも麻雀のルールがわからないのでイマイチ物語にのめりこめず。突然化け猫だの猫又だのが出てくる展開も違和感あったかも。ただ、普段仲の悪い鈴と佐々美が案外お互いを認め合っている姿が見られたのは面白かったかな。

2話といい3話といい、佐々美というキャラクターの魅力が全面に押し出された1冊でした。早くも3巻の刊行予定が立っているようなので、そちらも楽しみにしたいです。


……さてさて、この「なごみ文庫」というレーベル、丁度興味のあったシリーズの刊行が重なって今まで刊行された本はコンプ状態なのですが、来月の刊行予定は「紫電一閃!華蝶仮面」の3巻と、新シリーズで「はぴねす!」の外伝ノベライズが来るようです。

…あれですよね、「はぴねす」って、SD原画が「バカテス」の葉賀ユイさん(←キャラデザは別の人)で、女装少年キャラがサブヒロインっていうあれですよね?(たまーに秀吉と並べて挙げる人が居たので調べた)(しかも外伝ノベライズは問題の女装少年が主役の話らしいよ!)

…買えってか。ええ買うとも。
こうなったら行けるとこまでなごみ文庫コンプしてやるとも!

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バカとテストと召喚獣4

[著]井上 堅二 [絵]葉賀 ユイ

美波から、突然のキスの意味を考える間も無いまま嫉妬にかられたFクラスの面々に連行され、臨時査問委員会に掛けられる明久(と雄二)。なんとか場が落ち着いた後、良くわからないうちに美波といい感じになってしまうのだが、美波の事が大好きな少女・美春が自分のクラスを炊きつけて試召戦争の準備を始め…!?
   個人的お気に入り度数
修羅場・泥沼・崖っぷちと三拍子揃った今巻。いつも通りのおばかなギャグもありますが、三角関係が表面化してしまった関係でかなりギャグ度は下がってます。バカテストも、このシリアスモードで入ると微妙に雰囲気壊してる部分があって、そこだけはちょっと残念だったかなあ。

ただ、それでもあえて言おう、最っっ高に、面白かった。と。

まあ言いたいこととしては今回最大の勝ち組は美波派でも瑞希派でも秀吉派でもなく明久派であるってことなんですけどね!?「萌え」的にも「燃え」的にもな!!!


ペッタンコのキスから半年以上引っ張られた所為で色々4巻予想とか考えちゃって、正直4巻の発売が楽しみなような、不安なような気持ちで一杯でした。明久×姫路派としては、明久がペッタンコとくっついてしまう事自体も非常に不安だったんだけど、それ以上に明久がなし崩しに美波と付き合う…みたいな展開になったら最悪だなあ、と。そんなことになったら美波も姫路さんも最後には傷つくだけだと思うので…。

だけど明久は誤解だと気付いたらそれを(美波に半殺しにされるの覚悟で)すぐに解いて、美春に指摘されたらちゃんと回転の悪い頭をフル稼働させて考えて、ちゃんと自分の頭で考えた今の自分の精一杯の気持ちを言葉にしてくれて……どうしようもないおバカで鈍感な男の子だけど、ちゃんと美波に対して誠実であろうとしたというその行動がめちゃくちゃ素敵でした。

「僕みたいなバカにだって、言っていい嘘と悪い嘘くらいわかる!」

特にラストのDクラス戦前後の一連の流れはもうホント大好きです!!ただのレズ娘だと思っていた美春がまた、良い味出していて。明久の一言一言に、胸が熱くなった。この作品に出会えてよかった。このキャラクターに出会えてよかったと真面目に思いました。今回の明久、いい男過ぎる。惚れなおした!!

「お姉ちゃんね……もう、どうしようもないくらい人を好きになっちゃったかも……」

今回は殆ど明久と美波が主役みたいな話だったけど、明久・美波・瑞希の三角関係については、振り出しに戻った…というか、ここからが本当の三人の関係の始まりかなあ…と感じました。明久は悩んで悩んでちゃんと答えを出してくれたけど、ある意味3巻までの明久と美波の関係はやはり“友達”以上には進みようのない関係だったと思うのです。明久が美波の事をきちんと“ひとりの女の子”なんだと自覚した事で、漸く二人とも「恋愛」関係を始められるスタートラインに立てたのかなあと。美波にしろ、明久にしろ。ラストでの美波の一言が、それを一番シンプルに表現しているように思えました。

私、基本的に姫路派だけど、今回の美波は本当にかわいかった…。

「……やっぱり、不安になっちゃいます。こうやって、簡単に近づけちゃうんですから」

一方で、姫路さんも今回の件で明久に対してどこか吹っ切れた感じがあって、どこか大人っぽい彼女の姿が本当に魅力的でした。いやあ、一時黒ヒロイン化の一途をたどり始めた頃はどうすればいいのか真面目に困ったけど!ていうか122Pの挿絵周りのやりとりと、ラストの雄二と姫路さんのやりとりが物凄い好きだ!!元から天然ボケカップル好きとして、明久は姫路さんとくっついてほしいと思っていたのですが…今回の件で姫路さん単体萌えがどーんときたよ!!物凄く惚れ直した!!!!!姫路さんかわいいよ姫路さん!!

今後のこの三人の関係にはものすごく期待。今まではどちらかというと「腐女子要素」と「熱血バトル系ギャグ」な部分ばかりに魅力を感じていた作品なのですが、本格的に「ラブコメ」としてのバカテスの、先が楽しみになってきました。まあ、4巻はポニテのターンだったから5巻はピンクヒロインのターンですよね井上先生!?誰が何と言おうとそこは譲らない!!!


【以下、恒例の腐女子のターン!!!】

今回は主人公周辺の三角関係に完全に焦点が当たったターンだったので、ギャグと同時に腐ネタも抑え目な話でしたが、おいしいところはしっかり残しておいてくれるのがバカテスの良いところ。秀吉×明久にしか見えないアレとか、明久の言葉に頬を染める雄二(笑)とか、相変わらず何か誤解しているヒロイン2人とかとか……改めて読み返すと密かにニヤニヤなシーンが大量に!!

ムッツリーニが盗撮写真を裏で流してるネタは、自分とこの同人誌のネタとしてひそかに考えてました。やっぱりあの女装写真はムッツリ活動の資金源にしてたのかムッツリーニ…そして買ってった相手がどうみても……どうみても!!!

それにしても、「第三の性:秀吉」に近いレベルで「女装少年アキちゃん」が文月学園の2年生の間で人気がうなぎのぼりっぽいのがとても気になります。少なくても明久が現在文月2年生の腐女子達の間でアイドル化しているのは間違いないと思う。

つか女子はまあいいけど
一部F組男子まで何人か陥落してただろ「アキちゃん」に!

そのうち明久が、作中で第四の性別扱いされはじめても、私なにも驚かないと思う…

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疾走する思春期のパラベラム デイドリーム

[著]深見 真 [絵]うなじ

遂に映画の撮影をすることになった映画部の面々。何故か主人公に抜擢されてしまった一兎は志甫とのキスシーンがある事に動揺する。ところが、街に志甫の兄の仇である殺人鬼『クロスドレッサー』が現れ、志甫は一人で犯人を追い始めてしまう。さらに「灰色領域」の幹部達も動き始めて…
   個人的お気に入り度数
戦闘シーンが微妙だった1、2巻と比べて、3巻の戦闘シーンはかなり面白くなってきているとは思うのですが、やっぱりなにか物足りないものが……なんかいまいちこの作品の戦闘シーン、盛り上がりに欠けるというか、肌に合わないというか。シリアスモードに入って日常描写が大幅にカットされてしまったのがとても残念でした。志甫のアホっぷりもなりを潜めてしまってわたしどこで息をつけばいいか判りません……。

あと、ホモはとにかくレズが妙に普通に出てくるのは……もうこれは、作者さんの味なのか。いや、別に私、百合方向に拒否反応が出る人ではないのですが!個人的にですね、同性愛描写はもっとこう、なんともいえない背徳感とか、やっちゃ駄目感というか……どこかしら「私達は世間的には少数派なんだよ」的な思考があってこそ萌えるものだと思っているので…ここまで自然にレズられると、うーん…。特に女子はレズじゃないレギュラーキャラの方が少ないってどういう…。一方で、ホモ二人はホモ二人で、絵に描いたような純情カップルぶりで、これもどうかと思うんだ!なんというか、確かにこの二人自体は見ていて微笑ましい系なんだけど。総合するとボケばっかりでツッコミが足りないっ!ああ、この同性愛者どもに片っ端から愛のハリセンをかましてあげたいっ!!!

『クロスドレッサー』の正体や今回登場する儚げな少女・四神美玖の運命にはとても驚かされたのですが、やはり戦闘の盛り上がりに欠けるのと根本的に戦闘描写が肌に合わないのがちょっと辛いかな。今後はどうみてもシリアス方向に行ってしまう方向のように思えるので、とりあえず今のところ4巻以降は買わない方向で…

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コードギアス反逆のルルーシュ 朱の軌跡

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]玲衣

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ルルーシュが「ゼロ」として初めて表舞台に現れはじめたばかりの頃のエピソードを、カレンの視点から描くシリーズ番外編。シンジュク事変と「リフレイン」を巡るカレンの母の話が中心です。

凄く面白かった!!……けど、STAGE1か2と同時期に出してくれればちょうど良かったと思うのは流石に望みすぎなんでしょうか。こちらはスニーカーで連載されていた分らしいので、時期的な問題はどうしようもなかったというのは判るのですが、STAGE1を読む前にこちらを読んでいれば、STAGE1があんなに意味不明になることは無かった筈なのに。STAGE4の後に出すというのなら、1つ1つのエピソードを縮めてもっと先のほうまでカレン視点で見てみたかったというのもあったりします。

今までルルーシュの側から『便利な道具』としての姿しか見えてこなかった「黒の騎士団」を構成する事になるメンバーたちの素顔が出てきたのは面白かったです。井上とか、こんなに良いお姉さんポジションキャラならもっと目立てばよかったのに…ぶっちゃけ、アニメでは最後の方で死んで相方(?)に名前絶叫されるまで、名前と顔が一致していませんでしたよ……。

後に宿命のライバルとなるスザクとカレンの初対決、カレンの母親の事件等、結構見所一杯で面白かったです。まあ個人的に言えば…やはり時系列の並べ方が気になったりはするのですが……シンジュク事変のあたりをちょっと短くしてもっと色々なエピソード入れて欲しかったというのはあるかなあ。

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二年B組の一存

[著]葵 せきな [絵]狗神 煌

鍵と深夏の在籍する2年B組に転校生がやってきた。ちょっと気の弱そうなその少年の名前は『中目黒』といって…!?深夏の妹・深冬の書いた創作BL小説との奇妙な一致に恐れを抱いた鍵は、極力中目黒と変なフラグを立てないようにしようと心に違うのだが…
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「ドラゴンマガジン7月号」付録でついてくる文庫型の短編冊子です。普段雑誌は買わないし買っても感想なんかはかかないのですが、中目黒くんと聞いたら買わないわけにはいかないじゃないか。

というわけで真冬が書いたBL小説で鍵とカップリングされていたオリジナルキャラと同じ名前を持つ転校生・中目黒くんの視点から、教室での杉崎鍵とその友人たちの日常を描く番外編。生徒会役員である鍵と深夏はもちろん、高飛車アイドルでテンプレすぎるツンデレ言葉を駆使する姉・巡と超微妙な能力しか使えない超能力者の弟・守の通称「宇宙姉弟」がゲストキャラとして登場。いつも通りのおバカなツッコミ漫才的ノリを繰り広げつつ、中目黒くんがあちらの世界に目覚めていく過程を描きます(違)

BLフラグだけは立てるわけにはいかない…!と決意するものの結局悩んでいる人を見ると放っておけない鍵の「良い人」っぷりは健在。というか短い中に鍵の魅力がぎゅっと凝縮されたような一本で、鍵は俺の嫁 鍵ファンの私としてはコレだけの為にドラマガ買って良かった!と思えるだけの価値はありました。ただ、シリーズ未読者は大人しく文庫版の1巻を購入した方が良い予感。2巻に登場する「中目黒くん」の正体を知らないと楽しめないネタですしね。

今回は超アグレッシブなツンデレ高飛車アイドル・巡さんの暴走のお陰で、普段の「生徒会」より盛大にテンション高め。薄い短編ですが5?6回は爆笑してしまいました。他作品のパロディっぷりもいつもより激しかったような…コードギアスネタが飛び出してきたときにはリアルで飲んでたお茶ふきだしてしまったよw普段、生徒会メンバーは鍵にそれなりの好意を持っていてもそれを決して表に出さないのが暗黙の了解のようになっているのでダイレクトに好意を向けてくる巡さんの存在は新鮮で面白かったです。普段の「生徒会シリーズ」のまったり具合より、某「バカとテストと?」のノリを髣髴したかも。

というよりも

「え、うそ、まって、そっちの方向には曲がらな……」


↑のセリフだけで「…バカテスパロ?」と思ってしまった私はさすがに脊髄反射しすぎですかっ!?

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バカとテストと召喚獣人気投票企画支援してました

「まいじゃー推進委員会」様でバカテス人気投票企画
…があったので、ここで勝手に支援してました。

あと、拙いながら投票ページ用のイラストを描かせて貰いました。

果たして、1位の栄冠に輝いたのは…?
言うまでも無いですね、わかります。

※続きをよむからこれまでの支援絵をどぞー
 ここのイラストは近いうちに別ページでまとめます。


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コードギアス反逆のルルーシュSTAGE-4-ZERO

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]木村貴宏/toi8

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行政特区日本を巡る一連の事件から本編最終話までを描いた、ノベライズ第四弾(過去話を含めると第五弾)。

ああ、ほんと前回での展開が楽しかっただけに、富士での特区日本の事件以降の展開が辛かったです。あのタイミングでギアスが暴走するとかルルーシュの間の悪さは異常。特に小説版を読むと、これまでルルーシュがどれだけ自分のギアスに頼りっきりだったのかがモロに浮き彫りにされてきてもうなんというか…他の人間を根本的に信用できなかった結果ではあるのだろうけど、もう少し自分の作った「黒の騎士団」を信用して、作戦を任せても良かったんじゃないかなあ。

自分がユフィにやらせてしまった行動とそれによって引き起こされた惨劇に打ちのめされながらもその犠牲を少しでも無駄にするまいと行動しながらも、動揺を隠せないルルーシュ。一方で頑なな心を漸くユフィによって救済されかけ、再び地獄に叩き落されるスザク。なんかどっちの考えにも同情できる部分があって、ほんとなんともいえない……。ユフィがああなってしまった直後のゼロのセリフに違和感を覚えるカレンという構図も面白かったです。本当に最期まで何もわからないままだったユフィの想いも、凄く痛かったです。これで少しでも状況を理解していたのならまだ少しは救いがあった気がするんだけど。各キャラの心理状態が描かれることによって、絶望に彩られたラストの展開がますます救いがない展開に見えました。続編で補完されると信じてるけど、ほんと容赦ない…。

基本的には今回もアニメのエピソードを忠実になぞっていているのですが、ルルーシュがユフィの「行政特区日本」の構想に賛成できなかった理由とか、ブリタニアの皇族が地位を返上する意味、アニメ版でイマイチ腑に落ちなかった部分がちゃんと補完されてるのがすごく良い感じです。個人的に唯一残念だったのは、最終決戦前のスザクが『ルルーシュ』に電話をかけるシーンがまるまるカットされていたこと。おそらくこの時点では既にスザクはゼロの正体に気付いているわけで、どんな気持ちでルルーシュとあの会話をしたのかは物凄く興味があったので…というか、スザクに焦点を当てるというのを公言してるノベ来図なのに、このシーン抜いたらだいぶ片手落ちだと思うんだけどなあ。

全体で見るとツッコミどころも多々あったノベライズでしたが、結構楽しんで読めました。R2のノベライズも来月から発行されるようなので、そちらも楽しみ。

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ドラマCD バカとテストと召喚獣

B001714BECドラマCD バカとテストと召喚獣下野紘 中原麻衣 清水香里 谷山紀章 水原薫 川田紳司 氷青 津田健次郎
movic co.,LTD.(PLC)(M) 2008-05-23
by G-Tools
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感想リンク
ク ォ リ テ ィ 高 す ぎ !!

実は私、よほど好きな作品じゃないとドラマCDは買わない人なのですが、これは全力でオススメしてみます!!とりあえず、原作ファンなら買って損はないとおもう。まあ、明久ファンの私としては、明久役の下野さんの演技だけに3000円だしてもいいですが、つかBクラス戦だけでこれをご飯に10日は食塩水でいけるっ!!!

釣り餌になりそうなので真っ先に書いてみると、バカテストは全部、新問です。
単純に、ここだけでも十分買う価値はあるかと思う…。
ちゃんとドラマCDで「音で聴く」のを前提にしたネタに差し替えされてるので、文庫版とは違った感じで楽しめます。あと、秀吉がバカテストの回答者になったのって今回初じゃない?

声優さんについて
ああもうすいませんすいませんすいません明久as下野紘さんがハマりすぎてて、ムッツリーニばりに鼻血拭きまくりました。ああ明久可愛いよ明久可愛いよ明久可愛いよ!!!
ちゃんとオバカな時、真面目な時、熱血な時で声の使い分けしてくれてるのが嬉しかったな?。特にマジギレモードがちゃんと再現されてたのが嬉しすぎる。ああ、リアル明久が、リアル明久がいるよモエエエエエエエ!(下野さんすいません、褒めてますから!

他の人も良い具合にハマり役で、ほぼイメージ通り。姫路さんは可愛いし(ちょっと黒いけど…)、美波さんはツンデレだし、秀吉は性別秀吉だし、雄二は予想よりも頭良さそうなのにちゃんと粗野でオバカなところも再現されていて、もーほんと素晴らしい!!鉄人とか須川くんとか根本くんもしっかりキャラのイメージと合ってました!…あれ、男子キャラは久保君以外脇までオールスターなのに、なぜ女子キャラはメイン4人(?)しかいないんだ…?

何故か脳内でグリーンリバーライト声で再生されていたムッツリーニがとても違和感あったのは私のイメージが特殊なんだと思います……。あと、翔子さんが何度聞いても長門有希さんにしか聞こえないのは幻聴でしょうか。そのくらい。

「バカがテストと召喚獣を振り返る」
1巻直後の打ち上げ会中に、各キャラが試召戦争を振り返るという設定。敢えて総集編みたいなつくりにすることで、上手く名場面だけドラマCD化してます。合間合間に各キャラの妄想という形の小ネタも入って、散々笑わせてもらいました。しかし姫路さん黒いよ……どこかの嘘だっ!の人がオーバーラップするよ…

個人的には木下優子に扮した秀吉がCクラスに宣戦布告しに行くネタがなかったのがちょびっと残念だったのですが、これは実際声ネタではやり辛かっただろうとおもうので、なくて正解かな。召喚バトルも点数が視覚化される設定を完璧に省いて各キャラのやりとりメインにしたお陰でスピード感が出て、1巻感想でちょくちょく見られた「バトルがただの点数の見せ合いになっていて退屈」というポイントもかなり改善されているかと。

ドラマCDによくあるキャラクターの解説とか、バトルモノでよくあるやたら長い状況説明のセリフとかも殆ど無くて、ほんと自然に聞けました。ほんとこれ凄い。出来良すぎる。

とりあえずわたしとしては、Bクラス戦のかっこいい明久に激しく萌えたのでなにもかも満足です。

「テストと召喚獣がないのでバカだけ」
ホントに公式で明久×秀吉ヤッチャッター!!!(叫)

休日に、二人で出かけることになった秀吉と完全デート気分な明久に、Fクラスの残り全員が全力で阻止にかかる!というお話。明久の悪知恵が炸裂する3.5巻の「僕と暴徒とラブレター」の屋外編といった印象。明久と雄二の悪友コンビが仲良くお互いを墓穴に落としまくる姿が最高です。ナチュラルに雄二にもホモ疑惑を仕掛けようとする明久にニヤニヤしつつ、秀吉の「お主、雄二に対しては本当に鬼畜じゃな…」という一言で、即座に明久×雄二を妄想した自分がちょっと切なくなりました。

それにしても、秀吉完璧にヒロイン扱いですね……男と思われてないことをブツブツいいつつ、さりげなく明久になびいてたり、町の不良にナンパされたり……とやりたい放題です。ていうか、ラストの展開は完全にメインヒロイン扱いな気がするのですが……明久×瑞希派としては複雑な心境です……なんだろう、ポニテよりも秀吉をなんとかしないと、瑞希エンドは見込めない気がするよ!?

姫路さんと明久の、このやりとりには噴いてしまいましたが。

(※かなり要約して)
「あちらの方は彼女ですか?彼氏ですか?」
「いいえ、秀吉です」


そして、さりげなく仕込まれた小ネタが凄い。よもやドラマCDで原作の後書きネタを出しますか!!確かに原作あとがきのノリはそのまんま本編でも使えそうなネタばかりでしたが!!

「リアルバカテスト」
ひとつだけ、保健体育の下野さん自重ーーーっ!!!!!

もうね、なんていうかね、下野さんの声を真面目に聞くの、私初めてなんですよ。
つまり今の私の脳内は下野さん=明久なのですよ。

うっかり第二次性徴期の前に大人の階段のぼっちゃった明久を凄い勢いで妄想しちゃったじゃないですかーッ!!!!!(落ち着け)

ドラマCD 感想リンク集
各種ラノベ感想系リンクでは当たり前ながらドラマCD感想は収集してないので…
自分用メモも兼ねて感想見かけたサイトさんへのリンク。あまり見つからない…。というか、あれだけ腐狙ったキャスティングにしておいて、一部のファン以外は到底ゲットできないこの異常な入手難易度の高さはなんだったんだ、とエンターブレイン及びムービックを問い詰めたい。
※不都合などありましたらお気軽にご連絡ください。

 ■ 「cointoss::seeTrash()」さん
 ■ 「まいじゃー推進委員会!」さん
 ■ 「明日へと続く記憶」さん
 ■ 「屠られ日記!(GNO2)」さん
 ■ 「新非公式新聞部」さん
 ■ 「ちび艦長ブログ」さん
 ■ 「鍵の壊れた部屋で見る夢」さん
 ■ 「爪先で蹴る遊び」さん

ざっと見ると声優は一部キャスト以外はほぼ違和感なしという感想多目(秀吉や姫路さんに違和感を感じた人が若干居たくらい?)。キャストによるバカテストは評価が分かれる、というカンジでしょうか。

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コードギアス反逆のルルーシュSTAGE-3-SWORD

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]木村貴宏/toi8
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スザクがユフィの騎士に任命されるあたりから、キュウシュウ戦役のあたりまでを描いた、ノベライズ第三弾。STAGE2までに散々感じた、物語の不恰好なつぎはぎ感が綺麗に無くなって、普通にアニメのノベライズとして楽しめました。まあSTAGE2の後書きにあるスザクに焦点を絞って云々が本当なら、もうこの先は基本的に重要エピソードには全てスザクとルルーシュが二人でかかわっていく事になるわけだけど。

アニメでもそうだったのですが、この辺からユフィがどんどん可愛くなっていくのでとても萌えてしまいます。更に、神根島でユフィにいいとこ見せようとして滑りまくるルルーシュが可愛くて仕方ありません。落とし穴の配置と脳内シミュレートは完璧なのに、功を焦って自分の体力を計算に入れてない辺りがルルーシュの駄目なところですよね(でもそこが好き!!

一方で、今回は完全にスザクの心理状態にスポットの当たった巻となってます。ぶっちゃけスザク祭です。過去の事件によって人間としてどこか欠けてしまったスザクが様々な人々に心配されつつ、ユフィと出会うことで少しずつ人間らしさを取り戻していく物語であると言い換えても良いのではないかと。

アニメ版を見た際、ある意味目的も考えもはっきりしていて理解しやすいルルーシュに対してスザクはどこかちぐはぐした印象(行動・発言はとても正義感溢れる偽善者なのに、一方でルルーシュ以上に冷酷で独善的な印象があった)を受けて、その辺が引っかかっていたのですが、その辺がようやく納得できました。7年前の事件でルルーシュ以上に傷つき、大事なものを亡くしてしまったのはスザクだったんだなあと。ユフィの騎士を辞退した真相なんかも、ただ自責の念に駆られただけではなくて、彼の根幹に関わる予想以上に深い問題だったわけですね。

そんなスザクが自らの傷に折り合いをつけ、そして作中でも髄一ゼロと共同戦線を張るキュウシュウでのくだりはこの作品とは思えないほどに熱くて、アニメでも大好きな場面でした。というか、ここぞとばかりにゼロがいいとこ持っていきすぎなんだよ!!澤崎の問いに対する対照的な二人の回答が、とても印象的でした。こんな二人を目の辺りにしてしまったら、ルルーシュやユーフェミアが全く違う立場から「二人が手を取り合う未来」を夢見てしまった気持ちも判る気がする。

しかし、ここで一瞬だけでも「人間らしさを取り戻したスザク」と「スザクとルルーシュが手を取り合った未来」が垣間見えてしまっただけに、次の巻でやってくる、最悪の顛末を恨まずにはいられない…。

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コードギアス反逆のルルーシュSTAGE-2-KNIGHT

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]木村貴宏/toi8


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ナリタ攻防戦から藤堂の救出戦前後にわたる物語を別の視点から語るノベライズ第三弾。ナリタ攻防戦の後のユフィとスザク、ルルーシュが居ない間のC.C.とナナリーの一幕、C.C.とマオの馴れ初め話、ミレイとロイドのお見合い話……など、アニメの裏側で語られなかった裏側を中心に描きます。

過去話として独立していた0巻はとにかく、1巻「SHADOW」はアニメ本編を見ていないと全く理解できない内容だったのでアニメ本編視聴するまで読むのをストップしてました。漸くR2最新話まで把握できたので、ノベライズ版に手を出すのを再開してみたり。

内容としては一部本編エピソードもありますが、基本的には各キャラに焦点を当てたスピンアウト短編集といったノリで、それを強引に時系列に繋いで繋ぎ合わせて無理やり1つの物語扱いしている印象を受けました。そのため、R2等をきっかけにギアスに興味を持って、小説版で本編補完を……と思って手を出す人には絶対にオススメできません。本編補完は動画配信かDVDかマンガ版でNE!!!ということらしいです。1巻では黒の騎士団結成エピソードが丸々省かれていて、当時アニメを見ていなかった私には何がなにやら状態でしたが、2巻ではルルーシュとシャーリーの恋の顛末とか、ルルーシュとマオの対決が思いっきりスルーされているので(というかそのエピソードを知っていること前提に物語が進むので)アニメ見て無いとすごい勢いで置いてきぼりくらいます……。

なんかこういうつくりにするなら、ナリタ攻防戦や藤堂救出のエピソードも省いてしまって、外伝的な短編集として売り出したほうが良かった気がします。半端に本編に忠実なエピソード挟むから他のエピソードが歯抜けになるのが気になるんだよね…。ついでに、裏表紙のあらすじだけ見るとどうみても本編の忠実再現っぽいので、本来この小説がターゲットにしているであろうアニメ視聴者はあまり買ってないんじゃないかと思うんだ…。

エピソード的には、ルルーシュ不在のC.C.&ナナリーのやりとりと、ミレイさんのお見合い話が面白かったです。小説版はナナリーに結構焦点が当たるのでとてもよいと思う。ナナリー可愛いよナナリー。ミレイさんのお見合い話は、チャランポランで破天荒なミレイ会長の知られざる、『アッシュフォード家の長女』としての姿が見れたのが興味深かったですね。個人的にはロイドと上手く行ってほしいな?と思ってたり。あと、なんといっても一番最初のナリタ攻防戦直後のルルーシュとC.C.のやりとりが凄く好きです。一生懸命遠まわしな婉曲表現を考えるルルーシュさんが非常に可愛らしい一幕なのですがルルーシュさん、間が悪い自分をちゃんと認識してたんですね!ってあたりが。

あと、後書きでも描かれている通りルルーシュよりもスザクに焦点を当てているのが面白かった。原作アニメを見ていた際、スザク側立ち居地が殆ど読み取れなくてその辺がちょっと引っかかってたので、ノベライズで上手いこと補完してもらったカンジでした。特に、ルルーシュがナナリーの次くらいにスザクを大事に思っている一方で、幼い頃とは変わってしまったスザクの笑顔に一抹の不安覚える描写とか、凄く興味深かった。ストーリー終盤やR2に続くことになる二人の関係を予感させて背筋が寒くなる一瞬なのですが、それ以上に……ぶっちゃけルルーシュは自分の身内だと認定した人間は結構無条件に信頼しちゃうイメージがあったので(笑)

よし、とりあえず歯抜けエピソードについての不満はここで一気に吐き出したので、STAGE3以降は純粋に短編集として楽しむぞー。

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