ページ 147 | 今日もだらだら、読書日記。

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とある飛空士への追憶

[著]犬村 小六 [絵]森沢 晴行

戦争状態にある帝政天ツ上とレヴァーム皇国。敵地の中に取り残されたレヴァーム皇国領の離れ小島サン・マルティリアで傭兵として飛行士をしている狩野シャルルは操縦の腕を見込まれ、とある使命を授かる事に。それはサン・マルティリアからレヴァーム皇国までの一万二千キロを、次期皇妃を乗せて単機敵中翔破せよという無茶苦茶なものだった…!様々な葛藤はあったものの、思うところもあってその任務を引き受けたシャルルだが…
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ラノベ感想サイト関係に絶賛の嵐を巻き起こしたのみならず、最早ラノベじゃないよな某大手マンガレビューサイトさんまで絶賛な一作。絶世の美貌を持つが人形のような次期皇妃と戦争中の二つの国家の血を引いてしまったがために差別的な扱いを受けている飛行士の二人が織り成す恋と空の物語です。(決して「と」を抜いてはいけません!)

…うーむ、前評判から色々と期待しすぎたのか、手放しで絶賛するほど面白いとは思えなかったかも。シャルルとファナの甘酸っぱい恋物語としては非常に面白かったのですが、そちらがストレートに楽しい分世界観設定や空中でのドッグファイトの描写がちょっと重く感じてしまって、イマイチのめり込めない部分がありました。これは完璧に自分の感覚の問題だと思うのですが、時々どうしようもなく、戦闘描写が楽しめない作品があるんです…。というか、こういう戦闘描写は、この種の「男性的」な感覚を持ち合わせてないときついんじゃないかと思う。オラ、飛行機がどんなに張り切ってアクロバティックしようがミサイルぶっぱなそうが、至近距離のドッグファイトやらかそうがちっとも胸が熱くならないんだ……

ただ、シャルルとファナの甘酸っぱいやりとりはとても良かった。朝のドキドキハプニングとかピントのズレたやりとりから始まって、少しずつ二人が心を通わせていく過程が見ていてとても微笑ましい。束縛されるばかりの毎日のお陰で感情を切り離す事を覚えてしまったファナが少しずつ生き生きとしてくる姿に嬉しくなったり、だんだんお互いに恋心を覚えていく姿にニヤニヤしたり。そして少しずつ近づいてくる別れを今までの経験から自覚しているシャルルと、なんとかなるだろうと楽観的なファナの感覚の違いがどうしようもなく哀しく思えたり。

一万二千キロの旅路を乗り越えて、大きな成長を遂げたファナがとてもかっこいい、クライマックスでのやり取りも良かったけど、何よりも後日談となる「終章」が好きです。二人のその後を敢えて描かず、後を濁した終わり方なのですがその終わり方をこんなに美しく感じられるとは。序盤中盤ちょっと辛いなあと感じる部分もあったのですが、この終わりを見るためだけに読んでも悔いはなかったなあと思える、綺麗な終わり方でした。

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モーフィアスの教室3 パンタソスの刃

[著]三上 延 [絵]椎名 優

綾乃の不興を買ってしまったらしく、ここ数日彼女と喋れない日々が続いていた。しかし、直人には何故綾乃が怒っているのか判らない。そんな時、棗と共にプールに出かけた直人は、謎の電話に呼び出されることに。そこで出会った女性・ツグミは自らが<夢神>であり、「赤い目」に感染していると告げる。同時刻、綾乃は“番人”の鍵・パンタソスを持つ少年に襲われていて…!?
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水穂と綾乃の対立関係が前回で大人しくなって、人員が整理されてすっきりした所為か作者の前作である「天空のアルカミレス」と雰囲気が同一のものになりつつあるような…三上さんの地味な作風は嫌いじゃないのですが、赤い目と直人達との対決がどんどん前面に押し出されてきて、1巻の学園伝奇ホラー的な作風が薄くなってしまったのがちょっと残念。

「赤い目」の正体が明らかになったり、姉想いなもう一人の“扉の番人”・正宗が登場したり…とシリーズ的には転換地点といった印象のストーリーでした。ラストはベッタベタな典型的王道展開でしたがそれが良し。正宗は結構憎めないタイプのキャラなので、是非とも今後も活躍していただきたいです。

ラストでヒロインの一人である棗に思いっきりヤンデレフラグ立っちゃってた(笑)ので、次巻どうなるか楽しみ。「アルカミレス」のときはせっかくヒロインvsヤンデレ義理妹の三角関係に発展したにも関わらず中途半端な決着がついてしまったので、今回は思う存分ドロドロとした対決をしてくれることを期待します(不謹慎とか言うな!)一方で、綾乃の方にも十分不安定になりかねない火種が眠っているカンジなので、こちらも4巻以降の展開に期待?

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とある魔術の禁書目録(インデックス) 16

[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ

ローマ正教『神の右席』の一人・後方のアックアからイギリス清教と学園都市に上条当麻の右腕を狙うという内容の果たし状が届き、イギリス清教は天草十字凄教の面々を当麻の護衛として派遣する。当麻に憧れる十字凄教の少女・五和に甲斐甲斐しく家事を手伝ってもらい、幸せいっぱいの当麻だったが…
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アニメ化も決まった禁書シリーズ17冊目。今回はおしぼり少女・五和と天草十字凄教の面々が大活躍!なお話でした。大盛り上がりの学園サイドとは対照的に、11巻・14巻とここのところ(個人的に)微妙な展開が続いていた魔術サイドですが、今回はその元を取るように熱い展開が目白押し!

圧倒的な実力を持ち、世界に20人もいない“聖人”でありながら同時に“神の右席”としての力を併せ持つ天才・後方のアックアに当麻が無力化され、同じ“聖人”であり彼らの“女教皇”である神裂の支援も絶望的……という状況で十字凄教の面々が奮闘します。今回一気にヒロイン候補の1人として名を連ねてきた五和の奮闘も注目ですが、個人的にはそれ以上に教皇代理・建宮のさりげない活躍にニヤニヤしっぱなしでした。わざと当麻に憧れる五和をボディガードにつけて、それを付回してニヤニヤと見守ってみたり、弱気になった五和を励ましたり、最終的に“彼女”を教皇に戻す為暗躍したり……と美味しい所持って行きまくり。普段あんまり目立ちませんが、凄く良い脇役だと思うのです。前回の浜面といい今回の建宮といい、最近脇役の活躍が素晴らしいなぁ…。

本編と並行して明かされる後方のアックアの過去話がめちゃくちゃ熱い。ゲストキャラながらとても良い熱さを持つキャラでした。自由に立場を変えられる“傭兵”としての立場から様々な人を救おうとする姿勢に、自分だからこそ出来る事をするため、遂に自らの戦う理由(魔法名)を明かすシーンでは胸が震える。その後の生死が不明扱いなのは、後々味方として再登場するフラグなのでは…とか密かに思ってしまうのですが、どうなんでしょう。最終バトル付近でそんな展開になったら燃えすぎるのですが。

そして出番は少なめながら、当麻の記憶喪失を知って揺れる御琴さんが可愛すぎます。自分を救ってくれた出来事を忘れられていない事にほっとしたり、瀕死の状態でそれでも戦いに赴こうとする当麻とのやり取りの後の破壊力満点の挿絵でひたすらキュンキュンした!!しかし対して、一方のインデックスの出番の薄さは……そろそろ物語り本線にも絡んでくるようですし、一応メインヒロインである筈の彼女の活躍にも期待したいところです。

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わたしたちの田村くん2

[著]竹宮 ゆゆこ [絵]ヤス

相馬とキスした夜、田村雪貞の自宅には松澤から久しぶりの手紙が届いた。それ以来忘れられているとばかり思っていた松澤からの痛恨の一撃と、すっかり“彼女”モードの相馬との板ばさみで日々苦しむ事に。しかもそんな時、遠い町に引っ越していった松澤が陸上の大会で隣町にやってきて…
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不思議系電波娘松澤、タカビーツンドラ娘相馬という二人の女の子の間で田村くんが揺れ動くラブコメ、完結編。物語は文句なしに面白い。でもこれは、女の子の立場から言うと、どっちにも良い顔してる田村が、なんかすごく許せん。

期せずしてして二股になってしまったのはしょうがない。相馬に対しての告白の返事は、とても誠意のあるものだったと思う。ただ、その後の松澤とのやりとりが酷すぎ……あれは相馬という一人の女の子を振り切れてない以上、田村くんは決して言ってはいけない一言だと思うのです。あんな場面であんな大体的に告白されて、「でも相馬も好きです」なんて冗談じゃない。相馬に対してはどっちともとれないような、気の持たせるような態度を取っておいて、松澤には「好きです」「つきあってください」ってあんまりなんじゃないの?それならきっぱり相馬は振っとけと。中途半端な態度が一番女の子にとっては辛いというのに。

相馬と松澤は甲乙つけがたいくらいに魅力的な、強い少女として描かれていて、揺れ動く田村くんの気持ちも痛いほど伝わってくるんだけど、だからこそ最後の展開には納得できない。なんか結局遠距離恋愛で気持ちが収まってきた頃にあっさり相馬に陥落されてそうな田村くんの未来がかいまみえる……いや、だめだろ……それはさすがにだめだろ……。

結局、主人公に感情移入して楽しむべき物語で全く田村くんとシンクロできなかったのが最大の敗因か。主人公がどうしても受け付けられなかった事以外は本当に面白かったと思うので、なんていうか、楽しめなかった自分自身が残念です。というか元々こういう中途半端な終わり方が嫌だから「ラブコメ」は滅多に読まないんだよなあ…という事実を思い出した。でも、できれば「とらドラ!」ではこういう半端なラストではなく、誰か1人を選んで終わる形にして欲しい……。

ちなみに、そんな私はラストの高浦妹の話が一番楽しめました。ネタが痛てえ…!!(爆笑/褒めてます)

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わたしたちの田村くん

[著]竹宮 ゆゆこ [絵]ヤス

中学最後の夏。親友のそんな言葉に浮かされて彼女を作ると心に決めた田村雪貞が相手として選んだのは、進路調査票に“故郷の星へ帰る”と書いちゃうような同級生・松澤小巻。彼女に近づく為、早速早朝トレーニングを始めた田村くんだけど、彼女には複雑な事情があって…
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自分のことを宇宙人だと言い張る電波娘・松澤とクラス1の美人だけど性格最悪な同級生・相馬という二人の女の子と、何の変哲も無い主人公・田村くんが繰り広げるドタバタラブコメ。一見ただの変人なふたりだけど、実はそれぞれに重い過去を抱えていて……という展開で、笑いあり、涙ありで存分に楽しませてもらいました。

「とらドラ!」の竹宮さんの前作ということもあり、個々のエピソードはとても面白かったのですが、そして大切な人のためにとまっすぐで一生懸命頑張れる田村くんにはとても共感がもてるのですが……それだけに後半の相馬のエピソードの際、どうしても女の子(特に松澤)視点でモノを見てしまっていたのが困りモノ。というわけで、後半の相馬エピソードは素直に楽しめないものがありました。

そりゃあ中学生にとって半年近くって物凄く長いものですけど、あれだけドラマティックに物語が展開しておいて、半年くらいであっさり他の女の子が気になっちゃうものなのかなー…と、田村くんにモヤモヤ。田村くん自身もそれに関して悩んでいるような描写はあったものの、二人の過去がとてもとても重いだけに、無責任に心を開かせるだけ開かせておいて次に行ってしまうような態度に苛立ちを隠せませんでした。いっそ完全に無意識だったらここまでイラつくこともなかっただろうに。

ただ、最後の最後で転んでもただでは起きない松澤のグーパンチが炸裂で、思わず「いいぞ松澤!もっとやれー!!」。本当にこの子、このまま忘れ去られていく存在になったりしたらどうしてくれようかと!!良くも悪くも、これは2巻でどう落とし前をつけてくれるかで物凄く評価が変わってしまいそうです。上手くオチをつけてくれるといいなぁ。

ちなみに「松澤派?相馬派?」と聞かれたら……松澤派、かなぁ。どうしても最初にくっついた方に肩入れしてしまう部分はあるかも。ただ、相馬はどうしてもキャラクター的に「とらドラ!」の大河と被る部分を感じたので、あれを読む前だったら正直どっちに転んでいたかはわからないかも。

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ムシウタbug 7th. 夢高まる鳴動

[著]岩井 恭平 [絵]るろお

亡き親友・花城摩理の真意を探る為やっとの思いで彼の元にたどり着いた亜梨子に向かって、ハルキヨはある日時と場所を指定した。その時間、大助も連れずに約束の場所を訪れた亜梨子を待っていたのは、なぜかハルキヨとの“デート”で…!?
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亜梨子の使える蟲の力の増大と身体の変調と共に、だんだん終着地点が見え始めたbugシリーズ第七弾。

亜梨子を橋渡しにして虫憑きの中でも最強と謳われる一号指定の3人である“かっこう”・ハルキヨ・リナに加え、後の本編シリーズでも重要な役割を果たす事になる少女・赤瀬川七那を加えた最強タッグが結成。本文でも触れられるとおり、この4人ならどんな不可能な状況でもひっくり返せそうな気分がしてとてもワクワクしました。何しろ全く毛色の違う3人がそれぞれ亜梨子に惹かれて集い集まるという構図がもう凄い。亜梨子の代わりに現れた花城摩理との四つ巴には更に胸が熱くなるものを感じました。

ただ、それと同時に亜梨子自身に残された時間はあと僅か。本編で示唆される様子から照らし合わせても彼女が無事のまま物語が終われるとは到底思えないので、その辺がとても不安。後は摩理との“答え合わせ”が納得のいくようなかたちで終わるよう、祈るばかり。bugシリーズもいよいよクライマックスという感じですが、二人の行く末がどのようなものになるのか、とても楽しみです。

そして後半は摩理を虫憑きにした“三匹目”アリア・ヴァレイの宿主になった“先生”の物語。波乱だらけの悲しい物語ではあったけど、アリア・ヴァレイと“先生”のやりとりがとても味があって好きでした。そして久しぶりに出てきたけど初季可愛いよ初季。

亜梨子というキャラの魅力がふんだんに詰まった1冊で、凄く面白かったです!ただ、一方で「ムシウタ00」、bugシリーズと3冊程番外編が連続で出てきて、既に本編シリーズの内容がうっすらとしか頭に残っていないのがちょっと不安だったり。出来れば次の本編は早めに出して欲しい……

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コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN?1?

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗 [絵]木村貴宏/toi8


「ブラックレベリオン」の際、謎の少年に連れ去られたナナリーは皇族としてブリタニアに戻る。最愛の兄・ルルーシュの行方を案じながらも兄の重荷となっていた事を自覚した彼女はかつての姉・ユーフェミアの遺志を継ごうと決意するが…
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「コードギアスR2」のノベライズ第一弾。ナナリーの視点を中心に、前シリーズ最終話後からナナリーのエリア11総督就任までを描きます。

ブリタニアに居るナナリーからの視点ということで例によってアニメ序盤で語られる物語はほぼ全部スルー。完全にアニメを見た人向けの内容となっているけど、今なら丁度本編の無料配信もあるし、販促小説としては丁度良いのかも。イマイチ本編では影の薄いスザク以外のナイトオブラウンズの、特にアーニャがとても良い味出してました。腹に一物もってそうなシュナイゼル兄様も影で大活躍。

一方、すっかりルルーシュへの復讐を心に決めたスザクさん。時折覗かせる冷たい表情がとても怖いです。復讐の為ならなんでもやっちゃいそうなスザクさんがとても恐ろしいです。というか、ナナリーに地味に死亡フラグ立ってる気がするのは気のせいか…。そして初登場からヤンデレ全開なロロさんにも注目。こええよ…ルルーシュの周りに居る男性キャラ皆こええよ…。

また、前シリーズ終了直後にあれだけの衝撃を受けていたカレンがどうして再びゼロの下に居るのかの理由が明かされたのは興味深かった。C.C.とのやりとりが何気にすきなのですが、この二人もっと絡まないかな。以前のような盲目的な依存をするのではなく、等身大の少年として「ゼロ」を見るようになって、その一方でナナリーと同じ“兄を持つ妹”としての立場からゼロの行動に疑問を抱き、見極めるために再びその傍に居る事を決意するという姿がとてもかっこよかったです。カレンはアニメ版でもなかなか良い味を出してるので今後の活躍が楽しみ。

アニメ本編の補完として読む分には文句なしの出来でした。今後もアニメはしっかり追いかけていく予定なので、今後の小説版の展開にも期待してます。

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「ライトノベル春の100冊フェア」をつらつら語る。

買いすぎ! 1ヶ月間、元気に角川グループの手の上でだんすだんすれぼりゅーしょん(それ会社違う)

しおり目当てに100冊フェア対象商品買いまくったらこのようなことになりました。
ちなみに上段が未読、下段が既読。田村くんは今月中に読みたいなあ…。
しおりは好きな作品の奴をもらえたので思いっきり趣味に走りました。
ただ、出来ればバカテスは姫路ファンとはいえ違う絵柄にして欲しかったなあ…この柄のしおり、他のフェアやファミ通文庫に封入される奴で既に何枚も持ってるよ。今までファミ通文庫封入のしおり絵になったのは姫路さん&翔子、ファミ通文庫フェアのクリアしおりになったのは姫路さん&秀吉なので今こそペッタンコをしおりにしてあげるべきだったのに。

でも100冊フェアはラインナップが微妙で、買い揃え辛かったです。
1冊2冊だけ対象にして後続をそろえさせたいのか、シリーズまとめて対象にして全部買わせたいのかバラバラなのが凄い違和感ありました。フルメタやハルヒやムシウタはかなりの冊数が対象に入ってるけど、全部持ってたし、結構「持ってなくて」「それなりに興味のある」シリーズというのを探し出すのが大変だったかも。私でさえそうなんだから、ある程度ラノベを読み込んでる人は対象作品全部カバーしてる人とかも多そうです。

そしてそもそも、100冊フェアはやってる店舗が極端に少なくて、100冊フェア帯の本を探すのがとても大変。R2のアニメ化帯がかかったばかりのギアスとか、みつけるのが物凄く難易度高かったです。更にしおりの配布フェアに至っては某アニメショップ店員すら把握してないという素晴らしい知名度(メイトで確認したら、「んなフェアしらねえよ!!」的な勢いで店員にキレられた…)

次回このフェアをやるときは、是非とも実施店舗のリストを公開して欲しいと思う今日この頃です。あと是非とも公式サイトにしおり配布の事も載せてください。またメイト店員と口論になった時、公式ソースが出せないのは辛いです…!!

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今月のまとめとオススメ本[2008年5月分]

今月の読了本は18冊でした。うん、いいペースだ(自分的に)

2008年5月の人気(?)感想3選

ここんとこ「4選」が続いてましたが、久しぶりに3選に…

ダブルブリッド10
⇒感想

ふたかた
⇒感想

ドラマCD バカとテストと召喚獣
⇒感想


祝・完結!!の「ダブルブリッド10」が桁1つ引き離してぶっちぎり。あのエンディングは本当に最高でした。最高のエンディングをありがとうございます!9巻までのまとめ記事への反響も非常に高かったようで、まとめた甲斐がありました。アクセス数2位は新創刊の一迅社文庫から「ふたかた」。やっぱり新レーベルという事で注目度が高かったのでしょうか。あと何気に女装描写に関するコメントをいろんなところで紹介してもらってたような(笑)個人的には2巻に期待のシリーズです。ていうか女装描写控えめにしてもっと学園ドタバタな部分を増やせばいいと思う!

3位以降は、今月は控えめだったバカテス勢が勢ぞろい。「バカテスドラマCD感想」「4巻感想」「1巻感想」という感じで続きます。ドラマCDはほんとオススメなんですが……とにかく手に入りづらい現状が……重版(CDでもこういうの?)してくれないかなあ。

2008年5月に読んで面白かった本


バカとテストと召喚獣4
⇒感想

図書館革命
⇒感想

花に嵐の喩えもあれど 魍魎の都
⇒感想


今月は「ダブルブリッド10」「バカテス4」が神すぎた所為かなんなのか、物凄いほかの作品に対する評価が低いんですが……単純に今月読んだ本が不作だったのか、神作品効果で他がかすんで見えたのか、とても気になるところ。バカテス4巻はドラマCDに僅差でアクセス数は負けたものの、考えると感想のアップに1週間の時間差があるわけで、どんだけ人気なんだよ!!!という感じですね。でも今回の4巻はラブコメ的にほんと良かった!!今後、「ギャグ好きなら3.5巻、ラブコメ好きなら4巻までまとめて読め」と言って薦めたいと思います。(や、まあ1巻読むと落ちてくれる人が多いんですけど…)

ようやく読み終わったよー!な「図書館」戦争シリーズは個人的には全部オススメなんですが、1冊選ぶとすればやっぱり最終巻となる「革命」が一番好きです。別冊図書館戦争の甘々モードもとても好きですがやはりバトルとアクションがないと!「魍魎の都」は…ぶっちゃけ本編よりも番外編の方が好きだったりするのですが。オカマちゃんキャラかと勝手に思っていた貞通が予想以上に良い女装キャラで、とてもハァハァしてました(うわあ)

2008年5月の検索キーワード

あまり面白いネタがなかったので、「面白」検索キーワードは来月回しで……最近、同じサーバーにある腐絵日記の方にバカテスのカップリング系キーワードが持っていかれてネタ切れ気味であります。

とりあえず、上位はこんなことになってたということだけ。↓
バカテス……
ダブリ  バカテス バカテス ダブリ みたいな。

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故郷へマのつく舵をとれ!

[著]喬林 知 [絵]松本 テマリ

合流を果たしたユーリ達の前に死者の軍団を引き連れて現れたのは、聖砂国皇帝のイェルシーと死んだ筈のヨザックだった。傷ついた村田を人質に取った彼らは、サラレギー、ユーリとの身柄交換を迫る。進退窮まったユーリはある決断を下し…
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後書きで著者本人が「終わるとは思わなかった」とまで言ってますが、それだけ煮詰まって煮詰まって煮詰まっちゃったんだろうなあというのがどことなく伝わってくる「聖砂国編」、完結編。なんか展開が駆け足というか、作者自身の焦りが文章に乗ってしまっている気がするというか…無理やり終わらせました感が物凄くするというか………うーん。

毒女アニシナ様の大活躍もギュンターの大暴走も本当にオマケ程度しかなくて、“魔王モード”有利の大岡裁きモードもないまるマシリーズってやっぱりなんか味気ない。ラストバトルとか読むのかなり辛かったんですけど。その割りに終わり方もなんだか様々な点でスッキリしなくて…全体的に「これは私がまるマに求めてる展開ではないなぁ」というのが第一の感想でした。やっぱこのシリーズは適度にシリアスにそして適度にギャグな路線を貫いて欲しい。

魔王モードについては、なんか今後の展開をまたちょっと匂わせるような使い方で、色々また暗い話になりそうな予感。もうあの“魔王様”は大岡裁きだけやってればいいのに(待て)。ていうかコンラッドの実父の話とか思いっきり忘れてて、読んでて混乱した…。

聖砂国編では相当行き詰っていたようなので、とりあえずシリーズにオチがついたことだけでも喜ぶべきだろうか。次の本編シリーズではまたもとの明るい路線に戻る事を期待してます。来月の短編は読むとしても、次の本編シリーズの方向性次第ではいい加減切るかも…また聖砂国みたいな展開になってリアルタイムで追いかけようとしたら正直読むの辛いと思うし。

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