ページ 145 | 今日もだらだら、読書日記。

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ラノベ絵師130人ソートを作ってみた

ラノベ作家140人ソート」に触発されて、ラノベ絵師130人ソート作ってみた。

このラノ2008のランキング「イラストレーター部門」に掲載されている作家+イラストレーター別作品リストの作家から少女小説関係の人だけ抜きました。(そっちまでカバーすると大変な人数になりそうなので……少女小説側も誰か作ってください☆(他力本願))
あんまり多いと時間がかかって大変かと思っての措置だったんだけど正直130人でも十分きついですね!!というか絵師の名前からラノベの作品名が結びついていない場合が予想以上に多くて、物凄い大変でした……。

【7/6追記】
「絵師名から担当作品が出てきません!」という意見がとても多かったので、
絵師名←→担当ラノベ作品の大雑把な対応表及び絵師名の下に担当作品の表示される低難易度バージョン作成しました。よかったらご参考にどうぞー。
基本的に自分のサイトの一覧からデータを出してるので、あまり参考にはならないかもしれませんが。


ちなみにテストでやったときの私の結果はこちら(30位まで)↓
1 原田たけひと(たけひと)
2 椋本夏夜
2 四季童子
4 さとやす(TENKEY)
5 近衛乙嗣
6 あずみ冬留
7 いとうのいぢ
8 えれっと
9 葉賀ユイ
10 黒星紅白(飯塚武史)
11 純珪一
11 武内崇
13 竹岡美穂
14 灰村キヨタカ(はいむらきよたか)
15 結賀さとる
15 るろお
17 山本ヤマト
18 藤原々々
19 山本ケイジ(超肉)
20 倉藤倖
20 佐々木あかね
22 白身魚
23 東条さかな
24 あらいずみるい
24 G・むにょ
26 2C=がろあ?
26 藤倉和音
26 ヤス
29 深遊
30 翠川しん

ちなみにラノベ作家140ソートはこんなカンジでした。順当すぎて噴いた。

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MOTHER The Original Story

[著]久美 沙織

北端にあるスノーマンの町で小さな教会で両親とささやかでも幸せな暮らしを送っていたアナ。しかし、母親が他の町に出かけたまま行方不明になってしまう。彼女の安否を心配する一方、アナは自らの超能力によって世界の危機と、いずれ仲間になるであろう少年達の事を毎晩夢で見るようになって……
   個人的お気に入り度数
超能力少女・アナの視点から3人の少年少女が出会い、ギーグを倒すことになるまでを描く、ファミコンで発売された人気RPG「MOTHER」のノベライズ。祝・復刊在庫復活!!ということで数年ぶりに再読。しかし復刊版の価格めちゃくちゃ高いな……

「ドラクエ」ノベライズの久美沙織ということで、知ってる方も多いかもしれませんがこちらの作品もふんだんにオリジナル要素が追加されています。アナのPSIのコントロールが不安定だったり、イヴの製作者が違う人になっていたり、オリジナルキャラクターが登場したり。結末も原作とは違うものになってます。キャラクターの差異については原作自体がどちらかというとキャラクター性を低くしている部分があると思うので(特に主人公)、キャラクターに重点を置いたノベライズ版では原作から追加された部分があっても許容範囲かな?と思いますが、ストーリーの本筋が結構変えられているので、苦手な人は合わないかも。サブタイトルにあるとおりの「オリジナルストーリー」です。逆に私は1回しかプレイしていない原作「MOTHER」よりこっちのイメージの方が強かったりしますw

ケン・ロイド・アナ3人のワクワクするような冒険を描く一方で、なかなか複雑な三人の恋愛関係も描かれていたり。ケンもアナもかなりのツンデレなので素直になれない二人の様子が微笑ましいと言うかかわいいと言うか。特にツンデレなケンの態度にはいちいちニヤニヤしてしまいます。

しかし、もどかしくも甘酸っぱい二人の関係が素敵なだけに、ホーリーローリーマウンテンでの謎のラブシーンはいろいろな意味で衝撃だったり…というかギーグの基地での「おかあさん」たちとアナのやりとりといい、この二人の謎のラブシーンといい、なんというか精神的なグロ描写……といえばいいのか、兎に角そんな描写が上手い。それは続編となる「2」でも存分に生かされてきますが。他にも色々印象深かったシーンはあるのですが、何よりもインパクトあるのはやはりこの2シーンだなあ。

余談ですが、GBAでリメイクされたゲーム版をプレイして一番衝撃的だったのは、小説版では結構役立たずイメージ強かったイヴが鬼強かったことと、アナのPSI最凶すぎだった事でした。というか、PKファイヤーΩ最強すぎだろ常考。アナをレベル34まで強引にでも育ててしまえば、雑魚はもう全く怖くないと言うそんな世界観に絶望した!!!小説版での最強っぷりはまだ抑えてた方だったんですね!

原作とは大分かけ離れた物語なので人は選びますが、文句なしの名作。
原作との差異が気にならないと言う人は、この機会に是非どうぞ。



…ところで、エピローグを数年ぶりに読み返したら、一瞬アナ妊娠エンド、という言葉が浮かんだんだけどこれってきのせい?

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吉永さん家のガーゴイル2

[著]田口 仙年堂 [絵]日向 悠二

数ヶ月ぶりに現れた怪盗・百色はテレビを通して宣言する。「私にとって、門番などハリボテと同じようなものだ」。…この台詞に最強の門番として対抗意識を燃やすガーゴイル。一方、依頼を受けてとある研究所の研究データを盗みに来た百色は、「超能力者」を名乗る少女・梨々とであって…
   個人的お気に入り度数
不思議生物・ガーゴイルと吉永家のみなさんとそのご近所さんが繰り広げるホームコメディシリーズ第二弾。吉永家とご近所のみなさんの出番が少なめなのがちょっぴり残念な感じですが、今回は怪盗・百色と何故かそんな怪盗になついてしまった超能力少女のハートフルな触れ合いが描かれます。

1巻から変わらず、小市民的な感覚が光ります。特にやたらと気遣い満載の怪盗百色とガーゴイルの対決が素敵すぎ。「ご近所の味方」ガーゴイルと「怪盗紳士」な百色の息ピッタリなタッグの姿に緑茶噴いた。そしてガーくんの方も吉永家の門番としてますます小市民的な方向で精進しています。ビームで洗濯物取り込んだり、癒しビーム出したり。…うん、確かに間違っては居ない。間違っては居ないが…!!!

そんな怪盗百色が超能力を持つと言う少女を研究所から連れ出してしまい…最初は嫌々だった百色がだんだん吉永家の皆さんに感化されたりしつつ最終的には梨々を護る為に戦う、という姿に胸が熱くなりました。そして最後のシーンでまた頬が緩む。血は繋がっていないけれどそれ以上に強い絆で結ばれた2人(+α)の姿がとてもよかったです。ていうかデュラハンかわいいよデュラハン。最後に出てきたキャラクターステータス(?)に胸がキュンとした!!

…しかし、個人的には挿絵の使い方だけはもうちょっとなんとかしてほしかったかも…文中の余白に、半端にキャラのカットとか載せなくていいからちゃんと1P使った挿絵をもっと入れてほしかった。あのイラストの使い方は猛烈に萎えるなあ…。

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吉永さん家のガーゴイル

[著]田口 仙年堂 [絵]日向 悠二

商店街の残り物ばかりを集めた福引で、アンティーク店の提供する3等賞を当てた吉永双葉。当たったのは犬の石像っぽく見える自称“門番”だった!?ゲームで見たモンスターの名前から「ガーゴイル」と名づけたソレのやたらと偉そうな態度に始めは反発していた双葉だけど、だんだん吉永家の一員として馴染んでいって…
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今月最終巻が出るよ!というときに今更手を付けてみたよ!不思議生物のガーゴイルこと「ガーくん」とちょっと変わったフツーの人々が繰り広げる下町人情系ホームコメディ。

なんかもう、頭を空っぽにしてのんびり読める作品の雰囲気が良いですね。最近小難しい作風のラノベが増えましたが、これは正しい意味で“ライト”ノベルでした。ガーくん回りは色々と不思議的な設定がありそうだけど、基本的にはご町内の中で収まってしまう物語の「小ささ」が逆に心地良いというか、そんな不思議設定が違和感無く馴染んでしまう「狭い」ご近所の懐の「広さ」が素敵でした。

色々と常識の規格外な存在であるガーくんが、紆余曲折ありながら少しずつ吉永家及びご町内の皆さんと仲良くなっていく姿に、自然に頬が緩んでしまう。最初ガーくんに勘違いされて追い払われて怖がってた新聞配達のお兄さんが、物語の後半ではガーくんに朝刊の内容を解説してあげてたりするの。一方ガーくんも最初は吉永家だけを機械的に護る事を考えていたのに、いつのまにか町内の正義の味方的な存在になっていく。もーなんか、ほんと読んでいてほのぼのしてしまうお話でした。なんていうか、読み終わったとき暖かい気持ちになれましたね。癒し系というか和み系。

気になる点というと、双葉と和巳の性別が中身と逆転しているのにイマイチ違和感感じたくらいかなぁ。喋り方もグラフィックもまんま女の子な和巳は普通に姉でよかったんじゃないかとか…基本的にまっすぐストレートなつくりの物語なのにそんなところだけ奇をてらわなくてもいいのになあ…とか思ってしまいました。男勝りな妹の方は中盤くらいで慣れたので、今回は兄貴が基本的に空気だったからそう思っただけかもしれないけど。性別不詳キャラスキーとしては、2巻以降のお兄ちゃんの活躍のこっそり期待。

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死神姫の再婚 薔薇園の時計公爵

[著]小野上 明夜 [絵]岸田 メル

突然、アズベルグの前領主・ディネロの所に結婚の挨拶をしにいく事をカシュヴァーンから言い渡されたアリシア。滞在中は普段仕事で忙しいカシュヴァーンと一緒に居られる、と素直に喜ぶアリシアだったがその裏では成り上がりのカシュヴァーンを亡き者にしようとする<翼の祈り>の陰謀が動き始めていて…?!
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天然ボケボケお姫様と暴君…と言われてはいるけど実は領民想いなツンデレ領主様の織り成すラブコメ第二弾。1巻を読んだとき程のインパクトはなかったものの、なんかもうキャラクターがみんな個性的で安心して楽しめるのが嬉しい。物語がどうのこうのというより、このキャラクターたちが動いて絡んでるというだけでニヤニヤしてしまう何かが。何かが。

初っ端からアリシアさんが前回自分が殺されそうになった毒を屋敷の人やカシュヴァーンに一服盛る事を、あくまで善意で考え始めたあたりからもう大爆笑。新キャラの時計伯爵・ディネロさん(こっちも天然)との要領を得ない会話にニヤニヤ。そして更にその二人の姿を見て嫉妬を隠し切れないカシュヴァーンをみてまたニヤニヤニヤ。電車の中で読むにはちょっぴりきつい書物でありました。

アリシアにたいする態度はその最たるものですが、カシュヴァーンの様々な部分におけるツンデレっぷりには始終ニヤニヤさせられっぱなしでした。税金を払わない貴族の納屋を焼き討ちにした件についての真意にいたっては、あまりに遠まわしな気遣いに笑いが止まらない。なんかもー、ほんと可愛いなあこの人は。

そんな二人とその周囲の人々にときめく一方、今回は1巻で後見人に裏切られた貴族の坊ちゃん・ティルナードに焦点が当たります。後見人に恵まれなかった彼が大きな後見人不信に陥りながらも、カシュヴァールに認めてもらいたくて仕方なくてついついツンツンデレデレしてしまう姿がとても微笑ましい。余裕のないカシュヴァールに愛称で呼ばれたときの反応とか、可愛すぎでしょう。そんな彼が今回、一つ大きな成長を遂げるわけですが……いや、ほんと最後の一言にグっときました。こういう可愛いおばかさんって大好きです、私。というかこれはノーラとのフラグが立ったと見て良いのだろうか。何気に似合いそうな気もするけど。

狙いすぎまでに「眼鏡キャラ」で「執事キャラ」なセイグラム氏も素敵。というか眼鏡とか執事なキャラは全然好みじゃないのに、うっかり何回かときめいてしまいましたよ!?ティルと併せて彼らの出番はひと段落?…という気がしなくもないですが、次巻以降も是非とも活躍して欲しいところです。ティル&セイグラムのコンビがもっと見たいとか思っている私が居る…。

しかし、セイグラム氏が大活躍するたびに、↓のマンガを思い出してしまったのは私だけじゃないよね!?
475751963X黒執事 1 (1) (Gファンタジーコミックス)枢 やな
スクウェア・エニックス 2007-02-27

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眞マ国より愛をこめて

[著]喬林 知 [絵]松本 テマリ

危険を顧みず、“箱”の力を使って異世界へのトリップを敢行しようとする村田。ところが途中で他の力に介入され、見知らぬ…しかし、彼の魂が知っている男・眞王の魂の元に引き寄せられてしまう。彼の口から語られる、眞王と大賢者の馴れ初めとは…!?
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短編集第五弾……というよりも、「聖砂国編」を中心にした本編補完話と言った方が正しいかも。初代魔王こと「眞王」と、その軍師であった「大賢者」の馴れ初めや有利と村田の馴れ初め話もかたられて、全体的にこれなんて村ユスペシャル?とりあえず村田好きは必見というカンジのお話です。

結構楽しめましたが聖砂国編の終盤がグダグダだったので相対的に面白く感じたという部分が大きいかも。いや、決してつまらなくは無いんですがそろそろコテコテに笑わせてくれる今までの「まるマシリーズ」に戻ってほしいなあ…というのが本音。それなのに今回の短編でもどんどん暗い方向に物語が進んでしまいそうな伏線が張られていって、正直ちょっと不安です。

あと、後書きで「15.5」と称された書きおろし「彼はまだ還らない」は、多少無理してでも本編“聖砂国編”のラスト・エピソードとして「故郷マ」に入れて欲しかったです。砂マ・故郷マのページ数や構成を調整すれば、出来なくはなかった筈だと考えると本当に残念。まあその前から兆候はあったとはいえ…某なんとかのファンブックじゃないけど、アニメ3期にあわせて「砂マ」を強引に出しちゃって後のテンポが狂いまくった感が否めないんだよなぁ。

新たな伏線も張られたことだし、本編次回作はまた面白い組み合わせでの冒険が期待できそうなので、そちらに期待したいと思います。良くも悪くも「つなぎ」の一冊でした。

まあ正直、何が一番不満なのかって「故郷マ」以降ヴォルフラムの出番が少なすぎて涙が止まらないわけですが。畜生畜生!!ラストのオトコマエなヴォルフが唯一の心の清涼剤でしたよ畜生!!!

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今月のまとめとオススメ本[2008年6月分]

2008年も上半期終了ですよ!時の流れは速い……
というわけで今月の読了本は18冊でした。見事に4月以降、月18冊ペースを維持しています。
去年の平均が17冊なので多少増えているのか…。

2008年6月の感想ページアクセストップ4

名誉欠番:「バカとテストと召喚獣1」(今月も元気に第三位とかでした)

花園のエミリー
⇒感想

バカとテストと召喚獣4
⇒感想


ドラマCD バカとテストと召喚獣
⇒感想

とある魔術の禁書目録16⇒感想

毎月、月末の半端な時期に出るファミ通文庫はこういう記事作るときにアクセス数が分散されて1位取れない宿命にあるよなあ……というわけで、今月ぶっちぎり1位を維持していたバカテス4巻、最後の最後で「エミリー」に追い抜かれる。ってスーパーダッシュも月末発売なんですけど!!ネタバレ防止で長らく「続きを読む」仕様にしていたのが原因か、それとも「booklines.net」さんと「Alles ist im Wandel」さんがダブルでうちの記事を取り上げてくれた関係か…でも6月1番のオススメも「花園のエミリー」なので、皆さん是非読みましょう。

2位と3位はもう…何も言うまい。なお、バカテス1巻を名誉欠番にしなければ3.5巻発売直後と同じような顔ぶれになっていたという素敵な罠。余談ですが感想ページを除く今月アクセス数1位はバカテス人気投票支援してましたページで、今月のアクセスベスト6位(禁書16の下)にはバカテス3.5巻が控えていますが何か?

というわけで名誉欠番により、順当にアニメ化決定の「とある魔術の禁書目録16」が繰り上がり。今回も良い熱い展開でした。検索ワードの方に、何気にアックアさん関係が多かったのが印象的。今までの禁書シリーズの中でも有数に良い敵キャラだったと思いますアックアさん。

2008年6月に読んで面白かった本



紫電一閃!華蝶仮面3(上)
⇒感想

ベン・トー2
⇒感想

死神姫の再婚
⇒感想

SH@PPLE?しゃっぷる?2
⇒感想

花園エミリーがアクセス数の方でTOP4入りしてるので、繰上げで曹操様可愛いよ曹操様な「紫電一閃!華蝶仮面」が一人勝ち。とりあえず百合かツンデレが好きならなんとしても読むべき1冊。ちなみに私、曹操×董卓じゃなくて董卓×曹操だと思うんだがいかがなものか。「ベン・トー2」は持ち前のアツさもさることながら、どんどん受キャラ化として本領を発揮する主人公に100万票!「死神姫の再婚」はツンデレ鬼畜×天然娘な夫婦にキュンキュンしっぱなしで、もっと早くに読めばよかった?と大後悔しましたです…はい。

しゃっぷる2」は、1巻でツボだった燃え展開が少なくて★評価は低めなのですが、安定して楽しめる少女漫画的ラブコメで、今年始まった新シリーズの中では屈指のオススメ作品です。女の子には特にオススメしたい1作!

2008年6月の面白検索キーワード

先月、数ヶ月ぶりに検索語句総合ランクTOP1から滑り落ちたバカテスですが、今月はアニメ化確定の「とある魔術の?」を破って華麗に1位に返り咲き。新刊発売効果でパワーアップして帰ってきました。


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恋姫・無双外伝 紫電一閃!華蝶仮面 3(上) ?わたしを愛した覇王?

[原作]BaseSon [著]御門 智 [絵]水月 悠

赤壁の戦いを切り抜け、新たなる仲間となった鳳統と共に呉を離れた蜀御一行。ところが再び路に迷い、今度は魏にたどり着いてしまう。そこで彼らはかつての敵である董卓軍と遭遇するのだが、様々な行き違いから董卓が曹操の元に囚われる羽目に。赤壁での無理が祟って倒れた華蝶仮面の回復を待ちながら董卓奪還に力を貸す事になった一刀達だが…
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「恋姫無双」の外伝ノベライズ第三弾。2巻までのような熱血美少女特撮モノな雰囲気は影を潜めてしまいましたが、その分普通にストーリーが面白かった。っていうか今回はラブコメモードですよ!?

史実とは対照的におどおどした引っ込み思案の少女・董卓と、2巻でもちょっぴり登場して高飛車っぷりを見せ付けてくれた曹操によるハートフル百合ストーリー。赤壁の戦いでの悪役っぷりもとても素敵だった曹操様ですが、今回は「覇王」として厳しいながらも仲間を思いやる強い王としての一面と、意地っ張りな一人の少女として自分とは対照的な董卓に惹かれていく姿が描かれます。ていうかとりあえず今回の感想曹操様可愛いよ曹操様!!でいいんじゃね!?

典型的なツンデレ少女で、気高く誇り高く強い曹操が、後半に行くにつれどんどん董卓にデレていく姿が可愛らしくてたまりません。一方で董卓の正体を知った彼女が自分付きの召使としてただの“月”という少女を愛せなくなった事に対して葛藤する姿がまたものすごく魅力的。そしてラストで魏の「覇王」としての自分を貫こうと決意した曹操が、結局どうしようもなく自らの感情に振り回されてなりふり構わずしまう董卓を追いかけてしまう姿が可愛すぎました。挿絵の入れ方がまた物凄く絶妙なんだ……。曹操と董卓、二人の関係が次に発売される「下巻」でどのようになってしまうのか、とても楽しみ。

華蝶仮面の能力に制限が加えられ、そんなときに限って彼女の力がないと厳しい事件が次々と起こるのはお約束。彼女が主役の外伝ということで、よもやこのままフェードアウト…ということはないでしょうが、上巻での絶望的に厳しい展開からの大逆転!にも期待したいところです。

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えたーなる★ふれんど Fromはぴねす!

[著]水碕 睦月 [原作]ういんどみる [絵]せんむ

とある事件をきっかけに瑞穂坂学園の普通科から魔法科に編入した小日向雄真だったが、ある日突然体調を崩して倒れてしまう。どうやらここ最近で急に魔法の力を使うようになった所為で、彼自身の心と体がついていけなくなっているらしい。御薙先生の見立てで唯一雄真を正しい方向に導くことが出来るといわれた渡良瀬準は雄真につきっきりで看病をすることになったのだが…
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18禁美少女ゲーム「はぴねす!」の外伝ノベライズ。うーん、今までのなごみ文庫が猛烈にアタリ率高かったから期待が高すぎたというのはあるのかもしれませんが……ちょっと期待はずれ。

雄真と準の一人称を交互に使うという文章形式を取っているのですが、一番酷いと2?3Pずつ交互に視点が入れ替わるというような状況が何回も続くので目まぐるしく、読んでいてとても疲れます。文章に注釈入れれば視点を変えまくってよい、ってもんじゃないとおもうんだ!!そもそも、雄真側の視点を加える事にそこまで意義が見出せなかったし…。

他のキャラクターの出番も必要最低限に絞られていて、良くも悪くも準くんに萌えられないとキツイお話でした。ラブコメとしては悪くは無いんだけど、逆に他のヒロインと主人公の絡みがこのスピンオフだけでは殆ど見て取れない為、このキャラクターを男にする必要性を感じなかった。原作ゲームではサブヒロイン扱いだったのでまだメインヒロイン昇格にならない原因ということで納得できそうなんだけど、これだけ乙女ちっくなキャラでメインヒロイン扱いで「でも男です」っていわれてもなあ…みたいな部分が。

特に、終盤で中途半端に女体化してしまうのは個人的には興ざめだったかも……こういうネタをやるなら、もっとページ数を割いて、準くんの切ない気持ちとかをどーんと描いて欲しかった。それまでのお話でもこいつら十分ラブラブしてたので、元の鞘に納まることに対してそこまで悲哀を感じないんですよね。

準くんのキャラについては……能書きに「実は男です」って書かれてる女、くらいにしか見えなかったのが個人的には痛かったかなあ…普通に女の子として描いてくれたほうが素直に二人のラブコメを楽しめた気がします。特に腐方向から女装キャラに萌えてる人間としては、もうちょっと男の子らしい部分を見せてくれないとギャップ萌えが出来ないというか…いや、まあ「エロゲにそんなん求められても困る」といわれるとその通りなんですけど。

とりあえず、最後に女装少年萌えとして一つ言っておこう。
女装ヒロインはメインヒロインに昇格できない日陰っぷりが最大の魅力なんだぜ?

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ベン・トー 2 ザンギ弁当295円

[著]アサウラ [絵]柴乃 櫂人

半額弁当を求め、今日もスーパーでライバル達と凌ぎを競う《狼》となった佐藤洋。そんな彼の元に、暴虐無人な幼馴染・著莪あやめが現れる。実は彼女も“湖の麗人”の二つ名を持ついっぱしの《狼》であった。洋の先輩であり師匠でもある“氷結の魔女”槍水仙に勝負を申し込むあやめだが、その裏では多くの《狼》たちを巻き込む陰謀が進行していた…!
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夜のスーパーで半額になった弁当を巡り、《狼》と呼ばれる猛者どもが無意味に熱い闘いを繰り広げる熱血バカ小説第二弾。新キャラや新勢力がも登場し、物語もスケールアップ……って、全国各地に居るんだ《狼》!?
てっきりあの地方固有の伝統というかそういう何かだと思ってました……そのうち4巻とか5巻くらいになると、全国の《狼》集めて全国トーナメントとか開催されそうでイヤな感じですね。なんかなさそうに思えるけどあってもおかしくない気がするのはどうしてだろう?

さてさて今回も、ともすればとても熱い…ように見えてよく読みなおすと何かアツさが間違ってる熱いバトルが展開されます。卑怯な手段で強引に力を得た者や自ら《狼》を捨てて犬に成り下がっても《狼》としての心意気を忘れられない者に洋達が立ち向かいます。1巻でライバルとして闘い合った者達も、ある時は今までと同じように凌ぎを削り、またある時は協力し……と、まるでスポーツのような爽やかなバトルが展開されます。ゲーマー大喜びなメタメタなギャグも健在。さりげなーくちょっとよい話を展開するのも忘れては居ません。

相変わらずの熱さの大バーゲンセールに加えてキャラクター達の個性も2巻になって磨かれてきます。ナチュラルセクハラ系な新キャラ・著莪あやめやどんどん間違った方向に自らの才能を拡げる白粉花は勿論ですが、たった一瞬の登場なのに猛烈なインパクトを与えてくださった白梅様が忘れられません。あのご雄姿を拝んだ後では思わず様付け必須みたいな。

まあそれはとにかく、個人的にはどんどん弄られ系受主人公としての才能を拡充し続ける主人公が愛しくてたまりません。今回は白粉の妄想の犠牲になるだけではなく、リアルでオッサンに裸に剥かれたり、単一電池を大変な所に挿入されそうになったり、女装姿で夜のスーパーに出陣する羽目になったりします。……いやあ、よもやこんな早い段階でリアルで女装ネタが来るとは予想外でしたねー……女装姿の洋きゅんの挿絵がないのがとても残念です。

洋はこれからももっとどんどん弄られるといいよ!!主に白粉あたりに。
3巻がとてもとても楽しみです。(腐女子的なイミで)

それで、「筋肉刑事」の単独書籍化はいつですか?
買いますので教えてください。ていうか削った編集表へ出ろと。
……あれ、集英社ってBLレーベルあったっけ?

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