ページ 152 | 今日もだらだら、読書日記。

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ツァラトゥストラへの階段2

[著]土橋 真二郎 [絵]白身魚

“パルス”に感染して異常な能力を得たもののそれが日常生活に生かせる訳でもなく、むしろ能力の影響で何をやっても失敗ばかり。自らの能力をもてあます福原の元にパーティへの招待状が届いた。情報収集も兼ねて舞には内緒でそのパーティに参加するが、彼を待ち受けていたのは新たな“囚人ゲーム”で…
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例によって悪趣味なゲームルールだのドロドロな信頼関係は絶好調で、良い意味で“いつも通り”のクォリティを安心して楽しめる印象になってきた気がする土橋さんの新シリーズ第二段。

今回は「キング」「クィーン」の役割を持つ男女が20組のペアとなり、周囲を探索しながらチェスゲームにも似た陣取りゲームを繰り広げるというお話。福原とペアを組んだ女性・カレンはどうみても腹にイチモツもってそうな感じでしょっぱなからギスギスフィーリング全開だし、前回で福原の手で痛い目に合わされた人物が敵「キング」として登場したり、「クィーン」にもまさかの彼女が参戦したり…と相変わらずの容赦ない展開が素敵です。精神的だけでなく、今回はプレイヤーである福原達にも直接的な暴力的な危険が迫り、また能力の使いすぎによる肉体的に痛々しい展開も目白押し。

今回のラストで必ずしも主人公側が勝利するわけではないというのが立証された訳だし、ますます続きがどうなるのかわからない展開に。続きが非常に楽しみです。あと今後のあとがきの動向も非常に楽しみです。なにこのカオスな後書き!

ただ“囚人ゲーム”を中心としたストーリー展開は非常に面白くて、物語の中に引き込む力も強いんだけど、前シリーズと比べるとどうも丸くなってしまったというか、キャラクターが薄いのはライトノベルとしては結構痛い気がするのですが。由紀・舞・飛鳥の3人がヒロイン格ということになるんだろうけど、3人が3人で存在感を食い合ってどれもインパクトに欠ける。

やはり「扉の外」好きとしては正樹愛美級の強烈なキャラが出てこないのがちょっぴり物足りなかったりするわけです。どれか一人適当に淘汰しても構わないので3巻以降でもっと強烈なキャラ付けを!マジお願いします!

あと、これ言っちゃおしまいかもしれないけどやっぱ異能バトル設定いらないとおも(ゲフンゲフンゲフン)なんか全体的に、行き詰ったらトンデモ能力が開花してなんだか僕らがよくわからないうちに片付けちゃいました!!みたいな展開が多くて、ちょっとその辺が不満だったり。

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生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 1

[著]葵 せきな [絵]狗神 煌

私立碧陽学園生徒会——全校生徒達による純粋な人気投票により生徒会メンバーを決めると言う特殊なシステムを採用している。必然的に美少女ばかりが集ってしまう生徒会に、杉崎鍵は成績優秀者のみに与えられる特権「優秀枠」を使って生徒会に潜り込む。“生徒会を自らのハーレムに!”という目的のために…!
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後書きで「4コマ小説」なんてかかれてましたが、ほんとに4コマ漫画をそのまま小説にしたらこんな感じになるんだろうなーという感じの作風でした。ちょっぴり変な美少女達ばかりが集う生徒会で、ひたすら語ったり遊んだりしてるだけの小説。良くも悪くもコンセプトを聞いて「冗長そうだなあ…」と敬遠していたのですが、いつも感想中さんの感想を読んで撃沈。だから今「バカ」って単語に弱いんだと何度言えば略。

未成年なのにエロゲーオタで人生と言うギャルゲーにてハーレムルートの完遂を目指す主人公・杉崎鍵がすげえアホカッコいい。頭脳的な意味ではなく、優良枠をゲットするためだけに猛勉強して最低レベルの成績を学年トップまで引き上げてしまうという行動が凄くバカ。そして美少女に目がないアホ。しかし突然偉いカッコイイことを言う。それが実に良い。バカでアホで浅い人間のように見えて、実は非常に深い人間性を持っていると言うか……とにかく凄くかっこよかったですね。普段バカやってるときと、時折見せるバカではない一面のギャップが実に絶妙でよかったです。

そしてそんな彼がハーレムエンドを目指す「本当の理由」が明かされたときは、不覚にもじわっと来た。こんな素敵な男の子に思ってもらえる女の子は本当に幸せだと思う。まあそこでハーレムエンドを目指そうとするのは、やっぱりもう、バカとしか言いようがないけど。

とにかくひたすらキャラクター同士の掛け合いだけで最後までぐいぐい引っ張っていく内容で、本当に「4コマ小説」というか、娯楽小説という名にふさわしい作品でした。また、杉崎が持っているどこか深くて大きい人格に、美少女達がツンツンを装いながらもどこか心の底では甘えてるみたいな雰囲気がなんだか暖かくて心地良い。

パロディネタだらけの危険なギャグも非常に面白くて、好感触。特に「放送する?」と「創作する?」は腹を抱えて笑った。ギャグではないんだけどなんだかほの暖かい気持ちになれる「恋する?」もかなりツボでした。次巻が非常に楽しみです。

唯一、挿絵がちょっと微妙だったけど…うーん、絵自体は嫌いじゃないんだけど良くも悪くもこの人の絵、「挿絵」ではなくて「イラスト」なんだよな。ラノベじゃなくてエロゲとかに向いてる絵だなあと思いました。悪くはないんですけどね、うん。

あと、真冬とはいい友達になれそうです。
鍵は受だと思います。

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ダブルクロス・リプレイ・ストライク 天からの一撃

[著]小太刀 右京 / F.E.A.R. [絵]石田 ヒロユキ

四畳半の安アパートで暮らすオーヴァードの少年・国見以蔵は今日も「あ?空から女の子が降ってこねえかなあ」とぼやきながら何の変哲も無い高校生としてUGNに協力しつつ、平和な学生生活を送っていた。ところが、そんな彼を流星が直撃して以来、美少女アンドロイドだの天才美少女科学者だの凄腕の傭兵だのドラゴンだのが現れて…!?
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先週、数少ないライトノベル読みでTRPG好きの友人と本屋に寄ったときのこと。
「……、それでこのリプレイが中々面白くて」
「ふむふむ」
「主人公が貧乏で不幸症で…丁度バカテスの明久をもうちょっとスケベにしたみたいな」
「とりあえず買うわ。」
「早ッ!?」


とりあえず衝動買いにも程があると思いますがそんなわけです。今「明久みたいな主人公が出てくるよ」って言われたらBL小説だろうが美少●文庫だろうがなんだろうが買っちゃいそうな自分が怖い。

さてさて、そんな不純な理由で手をつけた久しぶりのTRPGリプレイ小説でしたが、TRPGについては完全初心者の私にはちょっと戦闘の部分とかがわかり辛かったかも。以前読んだ「アリアンロッド・リプレイ」の方がシステムも単純だったし、参加されているプレイヤーさんの一人が初心者さんだったため解説部分も判り易かったし。こちらのTRPGは参加されているのが全員歴戦のツワモノ(笑)ということがあったりして戦闘部分は殆ど理解できないまま終わってしまいました。

ただそういう理解できなかった部分をさておいても、プレイヤーさん達の掛け合いが面白くて、そちらばかりに目が行ったためかなり面白く読ませて頂きました。友人は主人公について「スケベになった明久」と表現してましたが、どっちかというとあかほり作品の主人公っぽいイメージを受けましたね。もしくはオープンスケベにした佐山御言からかっこいいところを抜いて吉井明久の駄目な部分を植えつけたと言うか(それは良い所がどこにもないとも言わないか!?

でも、夢にまで見た「女の子に囲まれる生活」が実現したにもかかわらず夢と現実の違いを嘆いて逃げ回ったり、美少女だったら敵だって口説いちゃう情けない主人公の以蔵が世界を救うため、そして自らの“夢”を実現するため立ち上がる姿は凄くかっこよかったです。

続編では主人交替が起きているとか何とかと聞いてちょっとその辺が気になるので、近いうちに手を出してみたいかもw

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「バカとテストと召喚獣」派閥表を改変してみた

元ネタ:「バカとテストと召喚獣」派閥表を作ってみた(平和の温故知新さん)

「適当に持ち帰って改変していただいても構いません。」とのことなので、光速で改変してみました。バカテス話題に食いつき良すぎですいません。秀吉は「性別超越派」がイコール王道派であるという認識なのですが、駄目ですかこれ。あいにくはてスタはありませんがコメント欄あたりで適当に主張とかしていって戴くのは大歓迎です。最後の派閥は自分の趣味です。

ちなみに私は……明久派の派閥全部に所属したいって言うのは駄目ですか!?



バカテス面白いよ派
  │
  ├─ 明久派
  │   │
  │   ├─ バカさ加減が素敵だよ派(明久王道派)
  │   ├─ 女装してこその明久だよ派(明久女装派)
  │   ├─ 雄二×明久だよ派(BL派)
  │   └─ ドジッ子な明久可愛いよ派(「僕とバイトと危険な週末」新派)
  │
  ├─ 秀吉派
  │   │
  │   ├─ 秀吉の性別は「秀吉」だよ派(秀吉王道派)
  │   ├─ 秀吉は男だからこそ素敵なんだよ派(秀吉「女装」派)
  │   └─ 女としか思えないよ派(過激派)
  │
  ├─ ムッツリーニ派
  │   │
  │   ├─ ムッツリーニを師匠と崇めたいよ派(ムッツリ馬鹿一代派)
  │   ├─ 盗撮したヒロイン達の写真をよこせよ派(デバガメ派)
  │   └─ ムッツリーニを抱きしめてあげたいよ派(ムッツリーニは俺の嫁派)
  │
  ├─ 美波派
  │ │ │
  │ │ ├─ ツンデレが素敵だよ派(美波王道派)
  │ │ ├─ ペッタンコな美波が可愛いよ派(貧乳原理主義派)
  │ │ └─ いっそ美春とスールの誓いを結べばいいよ派(百合姉妹派)
  │ │ 
  │ └─── そんなことより妹可愛いよ妹派(葉月派)
  │
  ├─ 翔子派
  │   │
  │   ├─ クーデレが素敵だよ派(翔子王道派)
  │   └─ 雄二の代わりにお仕置きされたいよ派(翔子過激派)
  │
  └─ 瑞希派
      │
      ├─ 真のヒロインは彼女だよ派(瑞希王道派)
      ├─ 姫路さんは巨乳だよ派(巨乳原理主義派)
      └─ 姫路さんは実は黒いんだよ派(黒ヒロイン推奨派)


試召システムいらないよ派
  │
  ├─ 3.5巻が一番面白かったよ派
  └─ むしろ1巻で切ったよ派


4巻以降の泥沼展開に期待しちゃうよ派
  │
  └─ 姫路さんが言葉様、美波が世界に見えるよ派(誠死ね原理主義派)

ついでなのでオマケに考えてみました、「バカテス」カップリング派閥表

明久が誰とくっつくのか気になるよ派
  │
  ├─ ヒロインの誰かとくっつけばいいよ派
  │   │
  │   ├─ 幼馴染巨乳ヒロイン最高だよ派(姫路瑞希派)
  │   ├─ ツンデレ同級生も捨てがたいよ派(島田美波派)
  │   ├─ 秀吉は明久の嫁だよ派(木下秀吉派)
  │   └─ 妹を忘れてはいけないよ派(島田葉月派)
  │
  ├─ 普通にヒロインとくっつくんじゃつまんないよ派
  │   │
  │   ├─ 坂本雄二とくっつけばいいよ派(友情凸凹カップリング萌え派)
  │   ├─ 久保利光の恋が成就して欲しいよ派(ボーイズラブ推奨派)
  │   ├─ ムッツリーニ×女装明久とかありかもしれないよ派(明久のパンチラ萌え派)
  │   └─ 実は意表をついて秀吉が攻かもしれないよ派(秀吉×明久派)
  │
  ├─ 玲の存在に期待だよ派
  │   │
  │   ├─ 玲がブラコンの姉か妹でラブコメ戦線に加わってくればいいよ派
  │   ├─ 玲がブラコンの兄か弟で明久同性愛者説に拍車をかければいいよ派
  │   └─ 『同い年の従姉妹を忘れてはいけませんよ?』派
  │
  └─ むしろそんな簡単にくっついちゃ駄目だよ派
      │
      ├─ ヒロインを増やしてハーレムラブコメ化を希望するよ派
      └─ 三角関係からヤンデレ・流血沙汰を希望するよ派


明久の恋愛模様なんてどうでもいいよ派
  │
  ├─ 明久よりも雄二と翔子がゴールインできるかどうかが気になるよ派
  ├─ 美春の恋が成就するかどうかのほうが気になるよ派
  └─ ムッツリーニと工藤愛子さんって怪しくない?派

※ついったーにて「ムッツリーニが入ってません!」という指摘を戴いたので加えてみました。
 つまりこういうことですか!?よくわかりません!><
 ついでに自分の欲望にも忠実になってみました。

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繰り世界のエトランジェ 第2幕 偽りのガジェット

[著]赤月 黎 [絵]武藤 此人

“虫遣い”を倒した透真と冥は姿を消した母・操の手がかりを追って統堂本家に向かう。ところが…統堂本家のあったはずの場所には何も無く、二人は謎の機関<山田太郎>により取り囲まれてしまう。冥を助けるため、彼らに拘束された透真だが…
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とりあえず<山田太郎>ってネーミングがあんまりだ。

すいません、どうしてもその機関名だとどんなにシリアスやってても緊張感が足りません。とりあえず角川書店は作者の人からこのネーミングを提案されたとき、同じ角川で去年ドラマ化された同名の貧乏学生が主役のギャグ漫画があるからっていう理由で却下してほしかった。というか、もうこれまであんなに中二病全開の機関や必殺技が登場しまくってるんだから、最後まで中二なネーミングセンスをつけるべきだ。駄目なんだよどんなシリアスな場面でもあの貧乏苦学生が脳内に浮かぶんだよ!!!

…とまあ、山田太郎なる機関名の是非については置いておいて、なんか良くも悪くも牙を尖れた獣の印象と言うか、1巻を読んだときは台風の日に大荒れのサーフィンをしているようなイメージと言うか、なんかもう作者の好きなタイプの属性を詰め込んでいて、それについていけない人は容赦なく振り落とされていく荒削り感といいますか。ツッコミどころ満載の穴だらけな部分と、それを超える設定やキャラクター、物語の「属性としての面白さ」が絶妙なバランスで同居しているような印象を受けたのですが、それが見事に平均化されてしまって全体的には面白くなったんだけど物語としての魅力は半減してしまったなあという感じの2巻でした。

うーん、確かに物語としてはぜんぜん2巻のほうが面白くて、上手くなってるなあという印象なんだけどそれでも「1巻とどっちが好きだった?」と聞かれると、もう問答無用で1巻なんですよね、私は。なんか、言葉には言い表せないけどあっちのほうがぜんぜん好きだった。

挿絵が変わってしまったのにもその傾向に拍車をかけました。2巻の作画の人が悪いと言うことでは全く無いのですが、なんていうか、1巻の挿絵担当の甘福さんのイラストが持つ独特の透明感といいますか、そういうイメージがぴったり物語とハマっていたのに結構思いっきり違う方向のイラストになってしまったのが残念だったというか、物語の変化も踏まえて私の中では「別の物語」に近い印象になってしまったと言うか…うーん。特にカタナの別人ぶりにはちょっと泣いた。1巻と2巻の間で年とりすぎですカタナさん何があったんですか。

新しく登場したキャラクターの礫も非常に魅力的だったし、前述しているように物語自体は非常に面白くなってきているのですが…うーん。1巻で提示された属性萌えだけで2巻に期待をかけたら予想してたのと違ったと言うか、どこぞの文学少女風に言えばタイの民間食堂で激辛坦坦麺を食べるつもりで挑んだら、一流シェフの作ったカレーの味がした、みたいなイメージだ。

イマイチ続きに興味がもてなかったと言うのもあるので、3巻を続けて買うかどうかは微妙かも。

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今月のオススメとその他色々[2008年1月分]

1月のまとめ。ちなみに読了冊数は15冊でいつもより少々少なめでした。
なんていうか、バカテスで始まりバカテスで終わった1ヶ月だった気がします……

2008年1月の人気(?)感想三選。

諸事情により、今回はアクセス数TOP3から。

とある魔術の禁書目録15(⇒感想

Fate/Zero Vol.4(感想)

バカとテストと召喚獣3.5(⇒感想

新刊出るたびに順当にアクセス数を伸ばしてくる「禁書目録」最新刊の感想が今月トップ。一方通行よりも浜面仕上の熱さに震えた最新刊でした。「Fate/Zero」は当然原作自体の人気もあると思うのですが、やはりライダーとウェイバーコンビが熱すぎて物凄く評価が高くなったシリーズのように感じます。ほんと、あの二人には何度も笑わされ、泣かされた。

そして3位は……あれ? なぜお前がここにいる?!
確かに先月も月末発売の「文学少女」がアクセス数3位まで上ってきたりしてましたが今回バカテスの感想アップしたの、29日ですよ!?3日で「2007年まとめ記事」まで飛び越えてここまでアクセス数を伸ばすとは…バカテスは化け物か!!

なにやら、オタロードblogさんのバカテス紹介記事でうちの感想を取り上げていただいたのが一番大きかったようなのですが…ていうか、秀吉の水着の感想とかを期待してうちの明久萌え萌え感想にたどり着いちゃったお兄さん方、本当にごめんなさい。

余談ですが、2/1午前中にあっさり「Fate/Zero」を抜いて単独2位に上り詰めましたバカテス3.5。1位「禁書」も余裕で射程圏内なので今週中には順位逆転してるかと。発刊時期がせめて20日前後なら明らかにダントツトップだったんじゃないかと思います。
そう考えると先月の「文学少女」といいこれといい、こういう記事を作る際ファミ通文庫は刊行時期で損してるなあ…。


ちなみに先月3位だった「文学少女」は今月も4位に居…たのですが、いつのまにか「バカテス」1巻が再浮上して抜き返してる件について。朝見たときは「文学少女」、月間アクセス3位だったのに…!!

2008年1月のオススメ本。


モーフィアスの教室(⇒感想

暴風ガールズファイト(⇒感想

少女七竈と七人の可愛そうな大人
⇒感想

全体的にかなり5つ星以上を量産した1ヶ月だったのですが…

個人的に今月一番の掘り出し物は三上さんの新シリーズ「モーフィアスの教室」。Missingよりはぜんぜんライトな都市伝説系の物語で、続編が凄く楽しみ。「暴風ガールズファイト」はまいじゃーさんの人気投票をきっかけに手に取ったのですが、ほんと手に取ってみてよかった。「スポ根は苦手…」とか偏食しててすいませんでした。「少女七竈」も新刊ではないのですが、このまま積読の山に埋もれさせなくて良かったと心底思える、とても素敵な物語でした。

面白検索キーワード…以外の何か

さてさて、先月の検索ワードはバカテスがぶっちぎりだったわけですが……


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パーフェクト・ブラッド 1 彼女が持ってるボクの心臓

[著]赤井 紅介 [絵]椋本 夏夜

両親が借金を背負って蒸発し、更に自らはトラブル巻き込まれ体質…という、とことんついてない少年・春川祐樹はその日、魔術を悪用した銀行強盗の人質になっていた。対魔法士犯罪機関の介入があり、漸く解放されたものの、目の前の見知らぬ少女を庇って瀕死の重症を負ってしまう。次に目を覚ますと、目の前にはどこかで見たような少女が居て…
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銀行強盗の人質になった少年が致命傷を追って、その傷を治すためにメイドでツンデレで魔法士なクラスメイト・東雲透華の傍を離れられない身体になってしまい……というお話。キャラクターも非常に魅力的・物語も凄く好みで熱血展開もかな?り素敵だったんですが、なんか全体的に物語が駆け足というか…1巻つかって描写してもいいんじゃないかと思う部分がほんの100P程度で語られていたりするのでちょっと後半の熱血展開についていけなかった。新人さんで投稿作ならある程度仕方ないのかなぁ、と思ったら一応新人さんではないんですね。うーん…。

主人公がいきなり見ず知らずの少女を庇って…という行動からして、主人公の性格上、実際行動させるに足る心理描写がなかったように思えたのですが、更にその後「魔法士が嫌い」と公言している主人公が、助けてもらった当日だかその翌日くらいに至極あっさりその「魔法士」である透華という人間そのものに惹かれているみたいなことを言い出したのには興ざめ。とにかく「魔法士嫌い」という設定自体が余計なように思えてならなかった。せめて「魔法が怖い」くらいにしておいてくれればそこまでの違和感を感じなかったと思うのですが…。彼が実は魔法を使えるという設定も、もっと後半まで隠しておいても良かったんじゃないかと。

そんなこんなでキャラクター達(特に主人公)に感情移入できなかったのが致命的に痛かったのですが、キャラクターたちは本当に魅力的で、彼らの行動を見ているのは凄く楽しかった。特にメイドでツンデレで魔法使いなクラスメイト・透華が素敵過ぎ。祐樹に見せるツンデレっぷり、雪子に見せるお姉さんっぽい一面、「魔法士」として戦う“炎の魔女”としての不敵で凛々しい姿…変幻自在に変わっていく彼女の姿は本当に魅力的で、彼女に魅せられるようにどんどんページをめくってしまいました。また、二人のクラス担任で実は……な正体をお持ちの菫先生もとってもツボ。主人公である祐樹もちょっと「??」な部分はあったものの不幸症でヘタレで熱血一図で二重人格気味という設定はかなりツボなので、ストーリー的に微妙だった部分はキャラクターの魅力でかなりの部分を補ってしまえるくらいの魅力はあったかと思います。

個人的には、彼らの動く姿がもうちょっと読みたいというのもあるので、続刊が出たら買う予定。ただ、今回主人公の心の動きがあまりにも駆け足過ぎたのがどうしても気になるので、そのへんは何とかしてほしいかなあ…。

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バカとテストと召喚獣3.5

[著]井上 堅ニ [絵]葉賀 ユイ

持ち物検査で大量の持ち物を没収され、試験召喚実習でクラスメイトの女の子にボコボコにされ…その日も散々な目に遭わされた明久は、帰り道に偶然出会った小さな女の子から「お姉ちゃんのプレゼント」の話を聞かされる。なんとか彼女の力になってあげたいと思って悪友の雄二達と共謀し、プレゼント資金を捻出するためとある計画を考案するのだが…明久と葉月の出会いを描く「予習編」他、本編の合間を埋める短編集!
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すいませんもうなんていうか明久 か わ い い よ 明 久 。

世間が秀吉の水着の話題で持ちきりなところ、一人明久萌えを貫こうと思う今日この頃ですが、今回は全体的に、もう何事かと思うレベルで明久が可愛かったです。秀吉の水着は白黒なのにカラーページで明久のあどけない寝顔持ってくるバカテスに感動した!!

章数の関係等でこの作品の一つのウリとなりつつある「バカテスト」が殆ど無かったのは残念だったのですが、章頭のコントは相変わらず素晴らしい破壊力を発揮してくれてました。どれも破壊力バツグンでしたが、個人的にはやはり保健体育コンビのコントと、ラストの鉄人の人生相談が(腐的に)ヤバかったですね。

新たな「性別:秀吉」の犠牲者が……

なお、この感想には腐的な内容が大量混入しています!苦手な人は御注意ください!




「バカとテストと召喚獣?予習編?」
姉の美波にプレゼントをあげようとする葉月の為、資金捻出しようと高校1年生時代のバカが奔走します。やってるメンツも同じなら、やってることもいつもと変わらぬ無謀な賭けな訳ですが、なんかこの頃から明久の弄られポジションは確立されていたんだなあ。あれがきっかけに《観察処分者》に認定されたのだと考えると、雄二達はもうちょっと責任を感じてあげてもいいんじゃないかと思う。同時に、持ち物検査の話とかから明久の金遣いの荒さとかが見て取れて「アンタ、そんな金の使い方してたら確かに食費なくなるよ…」って生暖かい目でうっかり本を眺めてしまった私なのでした。

それにしても、この短編は挿絵が素晴らしすぎる。
3巻最後のアレも相当心に突き刺さるものがあったのですが…
無防備な明久の表情が可愛すぎ!!(あれ?)

ラストは何気に姫路さんとラブラブで素敵です。あと「文月新聞」噴いた。明久、同性愛が似合う男子はまあいいとして、女装が似合いそうな男子部門でも1位(秀吉は除外)だなんて…!!!

「僕と暴徒とラブレター」
早い話が明久vs暴徒(=F組全員)。
ラブレターを貰った明久を、ブチキレたF組の面々が追い詰めようとするのですが、いつものように団結して襲ってくるF組連中を明久が悪知恵駆使しながらなんとかやりこめつつ、なんとかラブレターの中身を見ようとするお話。明久は散々作中で「バカ」扱いされてるけど、頭の回転自体は悪くないと思うんだよなあ…。

ラストはバカテスらしい、良い意味での「肩透かし」でした。素晴らしい。

「俺と翔子と如月ハイランド」
雄二の視点から語られる、ラブコメ重視の1本。
明久の策略で敢行された翔子と雄二のデートをいつもの面々がサポート(?)しようとするお話なんですが、いつもと違ってちょっぴりしおらしい翔子さん&何気に翔子の事が大事なことをうかがわせる雄二のカップルぶりが素敵。そしてど天然ボケカップル・明久&瑞希のやりとりがほほえましくてたまらなかったです。いやあ、美波には悪いけど、やっぱこの二人この上もなくお似合いだよ…!!!

もはや途中から邪魔してるのか応援してるのかわからない明久の行動ですが、折角のイベントを台無しにしてしまった人物に対して本気で怒る明久の姿はめちゃくちゃかっこよかったなあ。

雄二と翔子の過去にはまたなんか複雑な何かがありそうな感じですが、ラストの翔子さんの態度を見る限りそんなの雄二の杞憂でしかないんじゃないかと思う。本当に、この二人には幸せになってもらいたいなあと実感してしまった一本でした。

「僕とプールと水着の楽園」
発売前から世間を騒がせまくった、注目の書きおろし。
学校のプールを1日だけ自由に使っていいという許可を得た明久達いつものメンバーが、プールに集うというお話ですが、秀吉の水着が破壊力抜群すぎる。正直姫路さんや翔子よりも刺激的なのは反則ではないかと!!珍しく女扱いされるのを嫌がったり、明久達の態度に文句をつけようとする秀吉が可愛らしい。秀吉の艶姿は……実際に本作を購入してご覧下さい。正直……凄いです。

それにしても、この話でさらっと語られた姫路&島田コンビが映画にいった話が凄く気になります。どうやら美波は合宿前に姫路さんにライバル宣言自体はしてたっぽい…?いつになくギスギスした二人の姿が印象的でした。

あと、明久の予想を遥かに飛び越えた貧乏生活に、電車の中でうっかり噴出した。栄養失調のはずなのに体力あるのは、きっとガスや水道を極限まで切り詰めてのサバイバル生活のタマモノなんだろうなあ…鉄人は可哀想なのでたまには明久に何かおごってやってください。カロリーのあるものを。

「ゼリーとところてんとコーラでベトベトになった」明久と雄二にうっかり萌えてなんかないやい。

「僕とバイトと危険な週末」
正直私はこっちの秀吉の方が破壊力高かったんですが。
両親から仕送りを止められた明久が、苦肉の策で喫茶店のアルバイトをしようとしたらいつのまにか雄二・ムッツリーニ・秀吉の3人まで付いてきて更に客でいつもの面々が……というドタバタ話。秀吉は普通にウェイトレス服、残り3人はウェイター……っていかん、萌え死ぬ。

大方の予想通りまともな接客などてんで出来ない明久が、まるで「はじめてのお使い」に出場した子供をみつめる親のような目でお客さんから見守られてる姿があまりにもほほえましすぎます。正直、萌えで死ぬことってほんとにあるんだなと思った。三途の川が見えたよ…。

使い捨てキャラだろうと思ってた某コンビがさりげなく復活して明久とコントを繰り広げたりしてたのも楽しかったですね。彼らのやらかした事件は許しがたいものだけど、出来れば今後もギャグ担当として明久とああいうオバカなコントを繰り広げてほしいものです。

そして最後は3巻の引きに負けずと劣らない、凶悪な引き。(超個人的に)
新キャラ登場フラグだけ立てて終わるってどういうことーーー!!

なんかこのフラグ具合だと4巻には登場しそうな予感がしますし、3巻の凶悪な巻く引きから今すぐにでも読みたくてたまらない4巻がますます楽しみになってきちゃいました。これなんて放置プレイ!?


ちなみにそんな素敵なフラグがたった問題の人物「玲(あきら)」ですが、私の脳内で

姉説・兄説・双子の弟(一卵性)・双子の姉(二卵性)・同じ年の従姉妹(←hobo_king説)が互いに並び立ち、
第二次スーパー吉井大戦を開催中です。
誰か助けてください。そのうち一卵性双子あたりが「あきひさキャノン」とか「アキちゃん爆弾」あたりをぶんなげ出してもなんら不思議ではありません。

腐女子としてはぜひとも双子の弟もしくは兄説を支持したいところですが、表紙に使えそうな人材がそろそろ不足してきていること、3巻で美波が投げた爆弾に絡ませるような思惑を感じる事から姉か同い年の従姉妹あたりが優勢な気がしますね。それで、4巻の表紙がいきなり新キャラとかもありうる。

双子の弟と明久がダブルで表紙を飾ったりしたら私は生涯井上先生を称えたいと思います。(ありません)

続編が、喉から手が出るほどに、楽しみです。

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お狐サマのから騒ぎッ!

[著]かたやま 和華 [絵]風都 ノリ

九尾の狐・紗那王に取り憑かれてしまった桐緒は、芝居を見に行った帰りにお尋ね者の高札を見かける。武士の刀を奪っていると言う辻斬りに怒りを覚えた彼女は、三百両という破格の賞金と“狐憑きの器”を認めてもらいたいという想いもあって夜のシン宿へ向かったが…!?
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2巻にして安定した面白さと言うか、安心して読める1冊というカンジでした。

口では散々言いながらも紗那王が気になってしょうがない桐緒と、態度には出さないけど桐緒のことが心配でしょうがないらしい紗那王のすれ違いっぷりが可愛らしくて、読んでて飽きない。二人のとにかく不器用なやりとりに時にはニヤニヤ、時にはハラハラさせられながら一気に読みきってしまいました。

今回は自称「桐緒姫の一の家来」と彼女を慕う、紗那王にとっては恋のライバル(?)なシデンが登場し、いい具合に二人の間を引っ掻き回してくれます。シデンの妨害やら紗那王の家の事でなかなか誤解を解く暇を与えてもらえず、内心右往左往な二人が可愛い。また、そこに1巻であんな分かれ方をした藤真様の影が見え隠れして…と、事態がどんどんややこしい方向に。紗那王は、桐緒に信頼してほしいって思って敢えて何も言わないんだと思うんだけど、そういうところがますます二人の空回りの原因になってしまっているのがちょっともどかしかったです。猫にはあんなに優しく出来るのに?!!という桐緒の気持ちもちょっと判ります。

そしてとにかくトラブルメイカーな紗那王の姉・翠蓮王様がとっても素敵な役回りでした。最初は典型的なイヤ?なヤツかと思っていたら、正体がわかってみたらこれが非常に可愛らしい女性でして。見てくれは大人なのになんだか子供らしい一面を持っているというギャップが本当に可愛らしいお姉さんでした。今後も是非とも活躍して、事件をややこしくしていただきたい人材です。

紗那王の「斑取り」の事といい、また話がややっこしくなってきそうな気配がするので、今後どんな風に話が進んでいくのか期待。

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ラノベ読みのイラストサイトが少ない理由を自分なりに考えてみた

ラノベ読みのイラストサイトが少ないのは何でなんだぜ?(ウィンドバード::Recreationさん)
ライトノベルは二次創作イラストのための資料が少ない(後天性無気力症候群さん)

↑の記事に関して、ヘタレ同人絵描きの立場から、「ライトノベル系よろず」イラストサイトが増えない理由を検証してみる。ちなみに「ライトノベル系特定作品」へのファンサイトは割愛してます。実際にそういうサイトであればある程度の数存在するようだし、上記のエントリで論じられているのはそういうのじゃない気がするので。

1)時間的余裕がない?
現在毎月、なんだかよくわからない程沢山のレーベルから毎月沢山の本が出ているライトノベル業界だけに、追いかけるだけでいっぱいいっぱいです。多くのラノベ感想サイトさんが読まれている本だけに絞っても、毎月かなりの冊数を追いかけることになるでしょう。積読が増えてしまった場合、ますます「絵を描くより読まなきゃ!」と言う気分に陥ってしまって絵を描かなくなる事請け合い。感想サイトと並行してやってる場合は特に、1枚のCGを描く時間で2?3冊分の感想を書ける(自分の場合)事を考えてしまうと…

ただし、これについては結局は時間の作り方の問題であると推測されるので、「ラノベ系イラストサイトが生まれ辛い」という要因ではあっても、決定的な要因ではないように思えます。手の早い人、本を読むのが早い人がサイトを運営すればこの点は問題にならないはずです。

2)資料が少ない?
ウィンドバードさんのブクマコメント等で「資料が少ない」というのを指摘されていますが、多くのラノベレーベルの場合、文庫のカラー挿絵等でメインとなる登場人物がカラー絵で掲載されるため、コミックス買いをすると表紙しかカラー資料の無いマンガジャンルよりは絵を描くための「資料」はある程度多く持たれていると判断できます(これについては一部例外レーベルあり。ビーンズとか。)

ただし、後天性無気力症候群さんで言及されているとおり、キャラクターの細部、表情、動きについてはどうしても漫画やアニメ等に一日の長が出ます。ラノベで動的な絵を描く場合、ある程度描く側が挿絵画家の描写していない部分を想像して描く必要があるのです。そのため、二次創作をする上ではハードルが高くなります。

ただ、世の中にはPVに描かれた数枚のイラスト・動画と、公式で書かれた数少ない設定資料のみで同人が成立しているジャンルもあるにはあるので、これも決定的な理由ではないように思えます。

3)ジャンルとしての幅が広すぎる?
1と似たような原因になってますが、個人的に最大の要因として推したいのはコレ。

2の項でも書きましたが、ライトノベル系でイラストを描くためには挿絵画家の描写していない「挿絵の隙間」を想像する必要があります。これを行うためにはそれなりに作品に対して一定以上の愛着を持つ必要性が、多くの人には生まれます。漫画やゲーム系によくある「よろずイラストサイト」のようなサイトさんが手を出すには、絵を描くためのハードルが若干高く設定されてしまっているのです。

また、「ライトノベルジャンルのイラストサイト」というと扱っているサイトの数が小さい所為で凄く狭いジャンルのように感じますが、中に包括される作品群は膨大で、様々な作品群が含まれる事となります。シリーズ数で言えば3桁、4桁は下らないでしょう。同人イラストの「1ジャンル」として認定するには、些か広すぎるようにも感じます。

4)「ライトノベル雑誌」の購読者が少ない?
たとえば漫画系をよろずに取り扱うサイトでも、ある程度の傾向があります。特に謙虚なのは雑誌ごとで見た区分で「ジャンプ系」「マガジン系」「ガンガン系」といったような傾向でくくられているサイトが多く、特にマイナー作品のイラストを探す際はそういった作品の総合イラストサイトを探すのが一番やりやすい気がします。

こういうサイトを作っている人々は当然その雑誌を講読している・もしくは以前購読していた人々です。1回当たりに読む量は普通の漫画本と同じくらいで、沢山の漫画を手にすることが出来るため、その中でその週気に入った作品のイラストを…という傾向が多いようです。

これに対して、ライトノベルを読む人々は「特定のレーベルに依存する」という傾向自体があまり見られません。殆どの人が各レーベルを(ある程度好き嫌いがあっても)それなりにバランスよく読んでいる「単行本派」であり、感想サイトを巡回する限り「電撃文庫マガジン」「ドラゴンマガジン」や「ザ・スニーカー」「キャラの!」を毎月購読している人は(漫画雑誌を講読している人の割合に比べると)かなり少数であるように感じられます。こういった傾向も「ライトノベル総合」のイラストサイトが少ない傾向に拍車をかけているのではないでしょうか。

あと、特定作品のファンサイトと「ライトノベル読み」のサイトが殆ど繋がらないのも、やはりその辺に理由があるような気が。「特定作品に依存する」特定作品ファンサイトと、「特定作品・レーベルへの依存が殆ど無い」ラノベ読みのサイトの違いというのでしょうか。なんとなくそんな雰囲気を感じます。


とりあえずぐだぐだになってしまいましたが、思いつく理由はこんな感じです。
良かったら誰か後を受けてまとめてあげてください…。

あと、小説系特定作品ファンサイトと言うと未アニメ化作品だと「戯言シリーズ」「Missing」あたりが多い気がします。pixiv見てると定期的に「禁書目録」「文学少女」のイラストも見かけますね。

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