“夕鷺 かのう” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:夕鷺 かのう (27 件 / 3 ページ)

後宮天后物語 〜新たな妃にご用心!?〜

 

「明晩から、陛下がこちらにお泊まりになられます」帝位を簒奪した志紅の目的を探るべく、後宮脱出計画中の雛花に突如告げられた同衾宣言。実は、志紅が新たに迎える四妃の中の一人に、魔物が擬態しているというのだ。志紅が妃を娶るのも複雑だが、警護のために一緒に寝るのも…と心臓がもたない雛花の前に現れたのは、妃とは名ばかりの面々で!? (「BOOK」データベースより)

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監禁!介護!待機児童!この後宮がヤバい2018!!(※以上あとがきより抜粋)

新しい妃を迎えると聞いて目的が魔物退治とはいえ複雑な気分になっていた雛花の前にやってきたのは、まだ年端もいかない幼子達で……!?というお話。老女の次は幼女と頭を抱え、更に親と引き離された子どもたちの世話に振り回され、夜は今は対立しているとしてもまだまだ恋心は健在の志紅と同衾することになってテンパる(むしろ実は志紅もテンパってる)雛花の姿にニヤニヤが止まらない。

老老介護(※むしろ世話されてる説)とお泊り保育でてんやわんやしながらも、持ち前の嫉妬力(観察力)で事件を解決していく展開が相変わらず楽しいのだけど、それ以上に周囲のためならと自分を投げ出してしまう雛花の危なっかしさが印象的なお話でした。それでさえ「天后」という地位の時点で身売りしてるようなもんなのに、そりゃあ志紅も珞紫も必死になって阻止しようとするよな。「雛花を大切に思っている」ことだけは信頼できるという一点のみで成立している、志紅と珞紫の共闘関係が最高に好きです。

それにしてもこんなに全体的な設定は重いのにめちゃくちゃ笑えるのずるいというか、天后関係というか女媧まわりの話はますますうさんくさくなってきたというか、ほんと3巻酷いところで切れましたよねえ!?続きが気になりすぎて早く3巻出て欲しい……。


後宮天后物語 〜簒奪帝の寵愛はご勘弁!〜

 

武将軍・志紅に淡い恋心を抱く公主の雛花は、幼馴染の彼のため、特別な神の力を授かることができる“天后”になろうと勉強に励む日々。ところがその志紅が、雛花の兄である皇帝・黒煉を殺して帝位を纂奪!しかも「今日から君は俺の妻だ」と告げ、雛花を後宮に拘束してしまう。大好きだった人の豹変に、雛花はあの手この手で脱走を図り、目的を探ろうとするが!? (「BOOK」データベースより)

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小さな頃から恋心を抱いてきた幼馴染・志紅のため、空位になったままの"天后"を目指している雛花。ついにその能力に目覚めた…と思ったら、志紅が異母兄を殺して帝位を簒奪してしまった!?しかも、自分を皇妃として指命してきて…。

兄を殺され、憧れの人と腹心の部下には裏切られ、『天后になる』という夢も閉ざされかけて…失意のドン底に落とされた主人公が、自虐と嫉妬癖が生んだ観察眼の高さを武器に、簒奪事件の真相を知るために立ち上がる姿が印象的でした。安定安心の男前すぎる夕鷺ヒロイン。王家に脈々と受け継がれる神降ろしとそれを巡る物語はとても重たいもののはずなのに、雛花の自虐と嫉妬が一周回った前向きさと、どこかシリアスになりきれない展開でぷっと笑えるものになっているのが本当に楽しかったです。

幼い頃から想い合っているにもかかわらず、なぜかお互いの事となると勘の良さも観察眼も働かない志紅と雛花がお互いを想うが故にすれ違い続けるのがもどかしいんだけど同時に微笑ましくて仕方がない。これだけわかりやすく横でヤンデレムーブされてるのに気づかない雛花のニブさはいかにもという感じなんですが、あれだけガッツリ告白されておいてまだ誤解してる志紅お前もさーー!!雛花からわかりやすい好意を向けられると途端にヘタレになるのずるいと思います!

そしてあとがきのヤンデレ連呼と『旦那にしたくないことに定評のある夕鷺ヒーロー』が言い得て妙すぎて爆笑してしまった。確かにクロウ好きだけどリアルの旦那にはしたくない!!


(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜最終決戦はついに離婚!?〜

 

頭髪は寂しくなったけれど、無事に夫クロウと再会できたフェル。束の間の甘ーい休息に心は休まるやら乱れるやら。そんななか、ようやく妖精王とクロウの弟パールの魂を引き離す方法が見つかった!妖精王の悲願が叶う“ワルプルギスの夜”までに救い出そうとするが、それはフェルの身を危険に曝す賭けで…!?離婚の期限を前に(仮)夫婦、天下分け目の大一番!! (「BOOK」データベースより)

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 なんとか無事にクロウと再会することが出来たフェル。だが、能力を使いすぎたせいでフェルの目は妖精王と繋がってしまい、いつ連れ去られてもおかしくない状態に。でも、妖精王の中でパールの魂がまだ生きていることがわかり…!?というお話。

 一難去ってまた一難、ついに妖精王との最終決戦という展開なんだけど、久しぶりに腹を割って話しているクロウとフェルのやりとりがとても楽しかった。特に正体バレからのやりとりは久しぶりに掛け値無しにニヤニヤしてしまって表情筋がヤバイ。以前よりも甘さの加わったやりとりが可愛くて仕方なかったです。

 最終決戦は最初から最後までリグレイン妃の独壇場だったなあ。醜い執着から歪んだ愛情を向けることしかできなかったウーベル帝の行いに、気高く強かったリグレイン妃が少しずつ心折られていくのが心痛く、復讐に囚われた彼女がフェルとの出会いや強くなった息子の言葉に少しずつ気持ちを変化させていくのにはぎゅっとなる。最後の息子との対峙での言葉に、彼女の精一杯の“母親”としての情を感じて思わずほろりとしてしまった。しかし終わり方に関しては色んな意味でウーベル帝の一人勝ち感あるな……。

 しかし、ようやく全ての障害を取り払ったところで、それでもたどり着くのは「そこ」なのかー!どっちにせよシレイネとして婚約してしまっている以上どこかで関係性をリセットしないと円満解決にはならないんだけど、クロウがあの場面で「フェルディア」じゃなくて「シレイネ」っていってるのは絶対伏線なんでしょう!?後1冊使って最終的にはくっつくんでしょう!?って思いながら続きが気になって気になって仕方ない。


(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜離婚しちゃうと絶体絶命!?〜

 

夫クロウの遺髪を見せられても、「あの人は死んでない!」と強がるフェルだが、実際の安否は不明なまま。皇宮ではいつの間にか、クロウが『いなくなった皇子』となり、弟のパールとフェルが結婚したことになっていた―なんて冗談じゃない!反撃に出るフェルだが、パールもおぞましい計画を立てていて!?離れてこそ夫婦の絆が試される!激動のニセ未亡人(?)生活第10弾! (「BOOK」データベースより)

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 王宮に連れ戻されてしまったフェルを待っていたのは、クロウが死んだという知らせと、クロウのことを忘れてしまった人々の姿。しかもフェルはパールと婚約したことになっており、「ユナイアへの人質」という立場で軟禁されてしまう。心折れそうになりながらも思わぬ人の助けを得て、クロウが護ろうとした人々を自分が護ろうとクルヴァッハに向かうが、そこではパールが更に恐ろしい計画を立てており……。

 前巻の裏切りに次ぐ裏切り、絶体絶命四面楚歌の展開から少しずつ僅かな希望を繋いでひっくり返していく展開が楽しかった!これまで登場したキャラクターたちが次々と駆け付けてくるオールキャラ勢ぞろいの展開がまさしくクライマックスという感じで楽しい。特にガウェイン先生の登場は正直とても期待していたけど、一緒についてきた人が男前すぎて腹筋がヤバイ。フェルの男前な性格は彼女だけが持つものと思っていたけど、卵が先かヒヨコが先か状態ではあるけど、思った以上に似た者同士だよなこのひとたち……。

 すっかりお互いに感化されちゃってる黒龍夫妻が離れていてもお互いの存在を感じさせる展開にいちいちにニヤニヤしっぱなしだったけど、ふたりの交わした誓いがが事実上の最終防衛線となり、ふたりの過ごした日々が偽りの記憶を与えられた人々の呪毒を打ち破る展開には震えた。伏線もキャラクターも出し惜しみなしの総力戦が楽しい。

 全体的にヘタレだったユアンが全部持って行った感じ凄いんだけど、ずっとまえからお膳立てされていたミゼとジルフォードの関係には泣かされずにはいられない。最後の最後でどうしても私情を捨てられなかったジルフォードと、そんなジルフォードの事を一途に思い続けるミゼの関係が本当に良かった……。

 一応事態をすべてひっくり返してひと段落……と思いたいけど、最終的な決着はついていないし、まだまだ波乱が起こりそうな終わり方で、続きが気になる。


(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜離婚のはずが大波乱!?〜

 

亡くなったはずのクロウの弟・パールが生きていた。誰か的確なツッコミを!!な状況にたじろぐフェルだが、皇宮の人々は彼が当たり前に存在するかのように過ごしている。何とか正体を探ろうと試みるも、事態はエルラント帝国がフエルの故国ユナイアの侵攻にまで発展。このままではフェルが人質に…。戦争を止めるには“アレ”をやるしかって、旦那様、本気ですか―!? (「BOOK」データベースより)

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 亡くなったはずのクロウの弟・パールが生きていた!?しかも、ただ生きていただけじゃなく、クロウもお城の人たちもパールが死んだという話自体が嘘だったかのような態度を取ってくる。混乱しつつもそれがとある呪毒の影響だということを突き止めるが、事態はどんどん悪化して…!?というお話。

 エルラント王宮に来てからの展開ってたいがいホラーでしたけど今回のホラー感あらゆる意味ですごい。味方を得たと思えば返す口で裏切られ、誰が操られているかわからない、味方の誰を信用したら良いのやら分からない展開が凄かった。しかも呪毒で操られている者達は、普段はいつも通りの態度を取ってくるのでたちが悪い。

 特に終盤のあの人やらその人に関しては途中であれだけ解りやすいお膳立てがあったのに、状況があまりにもフェル達に対して不利すぎてもう裏切ってない前提で読まざるをえなかったというか(※あくまで個人の感想です)、あれだけフラグが立ってたのに終盤の展開を「衝撃の展開」として読めるのが凄いなぁと。

 これまでどんな状況でも味方だった、頼れる味方の面々までもが敵に周るという足元が揺らぐような不安感、フェルを襲う妖精王の影、心の弱いところを突かれて今までになく疲弊していくクロウと本当に気の安らぐ暇がない展開でハラハラしっぱなしでした。面白かったけどほんとうにホラーだ……。

 色んな意味で凄い所で終わってしまったので早く続きが読みたい……。


(仮)花嫁のやんごとなき事情 -すべての道は離婚に通ず?-

 

“仮花嫁”ファンの皆さまに贈るスペシャルブック!――「絶対損はさせませんわよ」 敵国の皇子クロウと“円満離婚”するため、絶賛身代わり花嫁中のフェルディア。仕事に厳しくお金に甘い残念脳勤少女だが、本当は不器用で泣き虫だった!? 養い親ガウェインと彼女の絆を描く過去編のほか、フェルとクロウの離婚バトル【お忍びデート編】など爆笑必至の短編が満載! さらに、山下ナナオ先生渾身の激甘描き下ろし漫画やイラストも盛りだくさんのファン必見スペシャルブック♪

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 いつもとおりの夫婦のやりとりから、各キャラクターの過去話・スピンオフ、更には人物紹介やスペシャルコミックまでたくさんの番外編を詰め込んだ短篇集。

 ガウェイン先生とフェルの過去話「夕暮れの泣き虫」で語られる過去のフェルが可愛すぎてヤバイ。小さな頃から面々と培われた庶民ド根性なのかとおもっていたら、何もできなくてガウェイン先生に守られてばかりの姿が衝撃でした。そんな彼女が少しでも大好きな先生に負担を掛けたくない一心で頑張ろうとして、様々な人との出会いを経て変わっていく姿が可愛すぎる。それにしてもラストのフェル男前すぎて……抱いて!!(ガウェイン先生を)

 クロウとその兄弟達の物語も、兄弟たちの新たな一面を知ったり、今後への伏線らしき描写にそわそわしたりと大変楽しく読んだのですが、ジルフォード兄上の「氷の貴公子」ぶりが凄い。本編で不穏なフラグ立てまくりのこの兄上だけど、色んな意味でどうしてあのイケメンが(いえ今も十分イケメンなんですけど)現在のラ族になってしまったのか、気になりすぎます。この辺は核心部分のようなきがするので、今後明かされたりするのかなあ。ジルフォードとミゼルカの気のおけないやりとりに思わずニヤニヤしてしまう一方、やはり不穏なフラグしか見えないのでハラハラしてしまったり。

 クロウとフェル、両者がデレはじめて暫くくらいの時系列の話が多いので若干甘さ多めの物語が多いのですが、個人的にはやっぱり1編目の「カヴィバエリの華争い」の甘酸っぱさが好きだなあ!クロウの掌の上でぐるぐる踊らされちゃってるフェルが、クロウに無自覚で不意打ちかましてくるのがたまらない。日々を生きることにいっぱいいっぱいすぎて自分のことなんか顧みられないフェルが少しずつ自分の「好き」を表現しようと一生懸命になる姿が本当に可愛かったです。

 それにしても、「プロフィールおまけ」のクロウがなにげに重い。


(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜離婚の誓いは教会で!?〜

 

フェルが偽物だということがクロウにバレていた。短い人生でした!!と混乱するフェルに追い打ちをかけるように、クロウの態度が急変。今まで自分を信じてくれた彼に、これ以上嘘をつきたくないフェルは“偽嫁”白状を決意する。ところがいざ告白、というときにクロウから「神誓を解除したい」と言われてしまい!?それって、仮嫁とはマジ離婚ってこ…と?ニセ新婚生活、想いが大迷走の第7弾! (「BOOK」データベースより)

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 正体がクロウにばれてた!!大混乱に陥るフェルだけど、せめて自分の口から真実を伝えたい、その上で自分にできることがあるなら少しでも役に立ちたいと決意。ところが、時期を同じくして何故かクロウに避けられ続けて……気まずいままエルラント中央教会へ向かったが、クロウから飛び出したのは「神誓を解除したい」というとんでもない一言だった。

 少しずつ物語の黒幕が見えてきて、いよいよ物語も佳境に入ってきたなという展開。今回の黒幕の人はしょっぱなから胡散臭さ漂わせてたよなあと思いつつ、カイズ猊下の不器用ぶりに大変ときめきました。いろいろな意味で、彼は再登場してほしいキャラだなあ。同時に、前々から少しずつ姿を表しつつあった彼の不気味な動きが恐ろしい。

 色々ふっきったフェルのオトコマエぶりが安定すぎるのに対し、クロウのめんどくせー男っぷりがヤバい。割りとフェルを嫌いになって邪険にしてるわけではないというのは一目瞭然というくらいなんだけど、傷つけるのを恐れるあまりわざと嫌わせてそばから手放そうとする男の人は面倒臭いとおもいます!!そしてすっかり二人の保護者というか姑ポジションになってしまった感じのあるガウェイン先生がクロウとフェルの恋愛的な意味でも、バトル的な意味でもとてもかっこよかった。

 しかし、途中までの面倒くさい男ぶりが光りすぎだったぶん、クロウのクライマックスの言葉には思わずニヤリとしてしまいました。最後の最後でフェルに真意伝わりきってない感じするのがまた不憫感あって素敵です!!個人的にはやっぱりクロウには不憫もいいけど、ふてぶてしい、ちょっとこわい旦那様であってほしい。これから物語はもっと過酷になっていきそうな雰囲気ですが、今後の展開も楽しみにしてます。

——では改めて。これからよろしく、共犯者どの?


(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜円満離婚に新たな試練!?〜

 

(仮)の旦那様クロウに対し、“嫌われて離婚してこい”から“ベタ惚れさせて離婚しろ”と命令変更を受けた身代わり花嫁のフェル。それってどうやんの―!?と悩みながらもクロウと距離を縮めていく中、突然「来ちゃった☆」と、クロウの長兄ジルフォードがやってきた!しかも彼はフェルに「愚弟が本当に君の正体に気づいてないと思う?」と言い出し…!?ニセ新婚生活、爆弾投下の第6弾! (「BOOK」データベースより)

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 「ベタ惚れさせてから離婚しろ」という命令変更を受けて困惑するフェルと突然の彼女の態度軟化についていけてなくて動揺するクロウ。そんな中、クロウの兄・ジルフォードがやってくる。彼はとんでもない土産を引き連れてきていた。しかも、フェルにとんでもない爆弾を投下してきて!?

 フェルの微笑ましいデレ作戦も恐ろしく可愛いんだけど、嫁のデレを信じられずに動揺する旦那様が微笑ましすぎてやばい。フェルの正体どころか内面の動きまで理解した上で手のひらの上で弄んでると思ってたのに、予想以上にフェルに冷たくされてたの真に受け止めてた!!!なんかもう距離の縮め方がもどかしいバカップル化してる2人が本当に微笑ましいんですけど、個人的にはクロウのどえすが足りない。ほんと、あのどえすっぷりが好きだったのになぁ……!!!

 ジルフォードに指摘され、今更ながら「クロウが自分の正体に気づいてる可能性」に気づいてしまうフェル。自ら振り返って「なんで気づかないと思ってたんでしょう…」な彼女の動揺ぶりがかわいすぎるんだけど、一方で前巻ラストの展開といい、ジルフォードには不穏なフラグが立ちまくってるのでどうなってしまうのか。

 そんな中現れた(というかむりやり送還されてきた)クロウの弟・紫龍公ユアン。なんというか、典型的なボケだらけの中の唯一のツッコミ。領地の経営で行き詰まり、理想と親族の間で板ばさみになる彼は本当に良い意味であの兄弟の中では貴重すぎる常識人タイプなんだなあ……。ユアンやジルフォード&ミゼルカの決意を見て、たとえ報われない想いだとしてもクロウの為に精一杯できる事をしようと決意するフェルが可愛かったです。

 しかし、ラストの酒酔いフェルは色んな意味で反則だとおもうんですよ……!!定番の展開だけどどうせ記憶には残るまいと好き勝手しちゃう旦那様ズルい。これまでにない糖度の高い展開に打ち震えました。2人とも可愛いなあ……!!!


(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜離婚の裏に隠れた秘密!?〜

 

本物のシレイネにより(仮)花嫁をクビになったフェルは、故郷に強制送還!のはずが、鬼畜な旦那さまクロウの策略により、召使として黒龍城に引き留められていた。そんなある日、クロウが突然、シレイネは別人じゃないかと疑いだした。焦るフェルをよそに、なんとクロウがシレイネを拷問!慌てて止めに向かうフェルだったが!?秘密がついにバレ…る?うっかり婚ラブコメ逆襲の第5弾! (「BOOK」データベースより)

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 前巻からの続き。シレイネ姫本人から身代わり解消を言い渡されたフェル。故郷に帰ろうと考えるがシレイネの体調を心配して一端黒龍城に戻ることに。ところが、召使の姿で遭遇したクロウから城に引き止められてしまい、召使「フェル」として城に留まる事に。ところが今度はクロウがシレイネが別人ではないかと疑い出して!?というお話。

 ずた袋仮面のインパクトが!!!ここの所の展開がかなり「シレイネ」寄せというかラブコメ寄せだった気がするので、久しぶりに破天荒なフェルの勇姿を見た気がします。恩人であるシレイネ様の危機となったら自らの危険も顧みず(怖いけど)飛び込んで行っちゃうフェルかっこ可愛い。

 これまでの物語では不気味なヤンデレ臭ばかりを漂わせていたシレイネ様の素顔が可愛かった!蓋を開けてみれば、本当の自分を見せることを怖れるシレイネ様も一人の恋する乙女。正直、本命・フェルなんだとばかりおもってたので意外な流れでした。そしてなんかわかりやすく火花を散らしてる義兄弟が可愛かったです。

 でもシレイネ様黒幕だとばかり思っていたので今回の展開はとても意外というか最後に出てきたあのひとで色々叫ばざるをえない。フェルとクロウの関係もあわせて、今後どうなっていくのか楽しみです。

 しかし、個人的にはフェルがクロウへの気持ちを自覚する前の本気の嫌がりっぷりがとても好みだったので今回の展開はちょっと残念でもあり……なんだかんだで元鞘もどった感じなので2人の関係性がどうなるのかは次巻読んでみないとわからないですけど。店舗特典ペーパーやフェア冊子で読んだ短編くらいのじゃれあいの距離感が一番好みなので、あの編の短編まとめて短編集出してくれないかなあ。


(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚の前に身代わり解消!?-

 

シレイネ姫の身代わりとして毒龍公クロウに嫁いだド庶民フェルだが、旅先でうっかりクロウへの恋心を自覚。んなバカな!と自分を戒めるけれど、むしろ想いは育つばかり…。城の帰るまでに彼を嫌いになる、と決めたところで、突然狼の群れに襲われた!クロウ負傷の報せに、思わず飛び出したフェルの前に現れたのは―ウソ、本物のシレイネ様!?ニセ新婚生活、強制終了(?)の第4弾! (「BOOK」データベースより)

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 ついに自分の気持ちを自覚してしまったフェル。お仕事の為に気持ちを忘れようと頑張るけどその行動は空回りするばかり。そんな中、突然本物のシレイネ様が現れて、フェルはお役目解消を言い渡されてしまい……。

 口から砂糖はけそうなレベルの糖分の高さに悶絶してたらやっぱりこのまま両想いにはさせてくれなかった…!!タイトル通りの離婚解消展開だけど、シレイネ様の思惑とは反対に恋の障害を乗り越えてむしろ堅くくっついちゃった感がある今回。ラナが可愛すぎて生きるのが辛い。

 ずっとにおわされてきたフェルとシレイネの持つ「秘密」にいよいよ迫る展開でそういう意味でも盛り上がって来てるなあ。色々な意味で手ごわそうな「シレイネ様」だけど、クロウが自分の好意が誰に向かっているかを明確に自覚して、その上で動く覚悟を決めたことにニヤニヤせざるをえません。決着は次巻回しっぽいのでそちらでどうなるのかとても楽しみ!

 しかし、好きを自覚しててんやわんやするシレイネ(フェル)と妙に優しい旦那様というやりとりもすごかったけど、終盤の意地悪黒竜公に振り回されて慌てふためくフェルはやはりかわいい。苛めたくなる男前女子は世の宝なので、これからも適度な糖分のままつかずはなれず頑張って欲しいです!!!