“夕鷺 かのう” の検索結果 | ページ 3 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:夕鷺 かのう (33 件 / 4 ページ)

「好きラノ 2020年下期」投票します。

ブログやtwitterによるラノベ人気投票サイト。2020年下期の人気ライトノベルはこれだ!!
今回も参加させていただきます〜!!
下半期は少し読んだ本の数も控えめだったので投票も少なめで……
紹介文の一部は「2020年読んで面白かったラノベ10選」の記事からそのままコピペしている部分もあるんですがちょっと時期が近かったんで見逃してほしい。

石川 博品「ボクは再生数、ボクは死」→感想
【20下ラノベ投票/9784047363847】
巨大なVR空間でネトゲー廃人な男女ふたりが繰り広げる、血と殺戮の配信ショー。凄くリアルなVR空間を舞台に繰り広げられるインモラルな物語が、現実ではないがゆえに軽薄に進んでいくのが面白かった。どこか滑稽で物悲しくてロマンチックなラストが大好き。
水瀬 葉月「ダークエルフの森となれ -現代転生戦争-」→感想
【20下ラノベ投票/9784049132748】
薄暗い雰囲気を漂わせつつ、好きな人と思うままに生きるため前向きに頑張る近未来学園異能。「ぼくと魔女式アポカリプス」が好きだった15年前のラノベオタクは是非読もう!!!
夕鷺 かのう「竜神さまの生贄になるだけの簡単なお仕事」→感想
【20下ラノベ投票/9784047364349】
初恋をこじらせた聖女と初恋(?)をこじらせた竜神の織りなすドタバタラブコメ具合が楽しい!あと夕鷺作品の戦うヒロインはやっぱりかっこいんです!!って声を大にして言いたい。
翅田 大介「悪役令嬢になったウチのお嬢様がヤクザ令嬢だった件。」→感想
【20下ラノベ投票/9784049133813】
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した極道の女が乙女ゲーム世界を斬る。気っ風が良くて裏表がない、あくまでも自分のものさしでしか動かないキリハのキャラクターがどこまでも魅力的で、読んでいて楽しかったです。
佐伯 庸介「グリモアレファレンス 図書委員は書庫迷宮に挑む」→感想
【20下ラノベ投票/9784049130751】
学園の図書館地下に広がる「迷宮」を舞台に、一度は人生に挫折した少年が死なない迷宮を舞台に他人を救い・導くために迷宮探索に挑む。他人を助ける、と謳いながらその実全く自分の欲望を満たすためという主人公の行動原理・精神性にすごく惹き込まれました。
二月 公「声優ラジオのウラオモテ #03 夕陽とやすみは突き抜けたい?」→感想
【20下ラノベ投票/9784049134919】
アイドル声優の「アイドル」としての部分がメインだった2巻までとはうってかわって、やすみが声優としての壁にぶつかり成長する、王道の成長物語が楽しかった〜!!今季一番おもしろかった一冊は間違いなくこれ。


電子書籍で読める、少し昔の単巻完結タイトル10選

※2022/04/18 「Kindleで買える、おすすめ&気になる単巻完結タイトル10選」から改題

個人的に大好きなのでおすすめしたい単巻完結ラノベ(一部ラノベじゃない)をまとめました。Kindleで買えるラノベが少なかった時代に「Kindleで買える単巻タイトルを〜」というお題で書いた記事だったのですが、現在は殆どのタイトルが電子書籍化していることを踏まえて改題&未読やこの記事の後に続巻が出てシリーズ化したタイトルを省いて、この記事を最初に書いた2014年よりも前に読んでたおすすめの単巻タイトルを(「ボンクラーズ、ドントクライ」以下3タイトルを)追加しています。

今、結構昔のタイトルもちゃんと電子書籍になってて良い時代になりましたね……って綺麗にまとめようとしたんですがおすすめしたいタイトル何割か普通に電子書籍になってなかったのでやっぱり良い時代になるまでにはもう少しかかりそうです!「氷雪王の結婚」と「迷走×プラネット」の電子書籍化を頼むよマジで!!!

入間 人間「多摩湖さんと黄鶏くん」
キスババ抜き、全二次創作を嗜むオタクに布教したい
キスも手繋ぎもまだな初々しいカップルの二人が色々な恋愛の「いろは」を10段階くらいぶっとばしてひたすらカードゲーム(という名目の変態プレイ)に興じるお話。キスまで程度の描写でここまで表現できるのかというか、とにかくエロい。キスババ抜きはもっと二次創作界に広まるべき。
和智 正喜「消えちゃえばいいのに」
どこにでもいる少年少女の、愛と殺戮の物語
自分の為に、自分と些細な形でも関わりをもった人間たち100人が殺される。愛という感情を知らない主人公と、そんな主人公に引き寄せられるように狂気に満ちた愛をふりかざしていく「犯人」の行動に、後味の悪さばかりが残るラストが印象的でした。
紅玉 いづき「ミミズクと夜の王」
児童書のような優しい世界観を持つファンタジー
奴隷として生きてきた少女・ミミズクと金色の瞳を持つ人にあらざる者・フクロウのおりなす物語。根っからの悪人がほとんどいない優しい世界観と、そこで賢明に生きる人々のすれ違いと再生の物語が心にしみます。紅玉先生が電撃文庫で出した作品はどれも単巻でスッキリまとまっているのでおすすめ。
桜庭 一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet」
「好きって絶望だよね」は名言。
家庭環境に問題を持つ2人の少女が最初は反目し合いながら少しずつ仲良くなる。砂糖菓子のように甘い嘘の弾丸で、嘘の世界に逃げ込んだ主人公が現実に帰ってきたら、案外現実だってそこまで辛くはなかったんだよという、苦くて甘くてお話。
神楽坂淳「征服娘。」
中世に生きる貴族の令嬢が歩む頂点への道のり
高い商才を持ちながら貴族の娘として生まれたが故にその才を生かせない令嬢が、その商才で国家の頂点を目指すお話。地道な所からはじまる征服への道のりと、女の友情やライバルたちとの駆け引きが楽しかったです。電子書籍版は挿絵なしの廉価版のみです。
夕鷺 かのう「花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す」
戦う女装主人公×男装ヒロイン
女装してても心は男前な主人公とその主人公と様々な因縁を持つヒロインの関係性も大変美味しいのですが、主人公の従者・ミュゲとの背中合わせの友情ぶりが大変美味しかった。2巻が出なかったのが残念すぎるのですが1巻だけでも綺麗にまとまっていて面白いので……。
新井素子「グリーン・レクイエム」
植物の遺伝子を持つ少女と植物学者の青年の少し不思議な恋物語
緑の長い髪を持ち、光合成を行うことで生きている少女・明日香。幼い頃彼女と出会い、植物学者への道を志した信彦は再び彼女と出会い、惹かれ合うが皮肉にも明日香は植物学者達の研究材料としてその身を狙われる事になってしまう。続編もありますが1冊で綺麗にまとまっているので。でも続編も良いので読んで欲しい(この記事の主旨が台無し)
大樹 連司「ボンクラーズ、ドントクライ」
恋愛と友情の間で揺れる、少年と少女の青春物語
仲良し男子ふたりの『ごっこ遊び』でしかなかった映画製作が、転校生の少女の存在を切っ掛けにして本格的に動き出す。転校生の少女に恋をしながら、彼女の加入によって親友との蜜月が終わってしまうことを怖れる主人公の感情の動きが物凄く良かった。青春のツマとして語られる甘酸っぱい三角関係が最高に良い。
古戸 マチコ「ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを。」
魔法とともに描かれる、やがて大人になる少女の「第一歩」
呪いによって身体を入れ替えられてしまった主人公が、魔女ベファーナとして過ごしながら呪いを解く方法を模索する。魔女の森の描写にとにかくときめいてしまうし、そこで主人公が経験する淡い恋と成長の物語と、何より全ての謎が紐解かれていくラストがめちゃくちゃ良かった。
うえお 久光「紫色のクオリア」
愛する少女を救うため、少女は縦横無尽に時をかける
ひょんなことから並行世界の自分と会話する能力を手に入れた波濤マナブは、親友・鞠井ゆかりの不可解な死を阻止するため、並行世界の自分達と共に時空を縦横無尽に駆ける。ループものというか世界線移動要素と異能要素ありのSFというかあとちょっと百合。単巻ラノベというとかなりの確率で名前が上がる名作ですが本当に名作なので読んでください。


「好きなライトノベルを投票しよう!!2012下期」に投票します

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2012年下期
今回も参加させていただきます。本日最終日ですよ!!

下半期に読んだ本がかなり少なめだったので、10票入れられる枠があるんですが削りました。
既存5、新規3です。

既存シリーズ

かじいたかし「僕の妹は漢字が読める5」 ⇒感想
萌えディストピアな未来ネタでバカやりながら、最終的に人類文化の未来を取るか妹を取るかの選択にまで持っていったのは本当に凄い。そしてとにかく妹のクロハが可愛すぎて生きるのが辛いのと、最初空気読めない痛々しいことばかりいっていた主人公の人間的としての成長をしっかりと描ききってくれたのが良かった。私はこれで黒ストに目覚めました。
【12下期ラノベ投票/9784798604374】

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榎宮祐「ノーゲーム・ノーライフ2 ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目をつけたようです」感想
最強ゲーマー兄妹の無双ぶりとか、虐げたくてたまらないヒロインとかがツボに入りすぎた!兄妹のお互いに持ち得ない才能を持ったが故の憧憬とか、言葉とおりの“2人でなければ生きていけない”具合とか、言葉の端々から覗かせる過去の不遇とか、それゆえに不遇の天才を捨て置けない空の強い思いとか、本当にたまりません。
【12下期ラノベ投票/9784840148191】

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夕鷺 かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できなきゃ大戦争!?-」 ⇒感想
相変わらず男前すぎる主人公・フェルの破天荒なあばれっぷりにニヤニヤが止まらないのですが、素直に感情を表に出せず、段々独占欲丸出しになってきた旦那様・クロウからフェルへの歪んだ愛情表現と上手く行動に表せないことへの微妙な葛藤とか、もうニヤニヤが止まらない。今期壁ドン大賞を進呈したいです。
【12下期ラノベ投票/9784047284296】

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小野上明夜「死神姫の再婚 -怪物王子の死神姫-」 ⇒感想
これまでの鬱屈を晴らすかのようなアツい展開と、糖度全開の夫婦いちゃいちゃぶりおいしい!すっかり出来上がってしまった感あるんだけど、王女と宰相という関係性から一度解き放たれた事で新たな一歩を踏み出した感のある女王元夫妻とか、あとまさかのホモォ友情エンドだったゼオルディスとかが今後どういう活躍を見せてくれるのかにも期待が高まります!
【12下期ラノベ投票/9784047284241】

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大間九郎「オカルトリック02」 ⇒感想
上手く言葉に出来ないけど登場人物達が紡ぐ愛の物語に圧倒される。ねえさんの贖罪にも似た強い愛と、イソラの妄執ともいえる凶悪な愛が互いにぶつかり合って互いに溶けていく様な展開は、なんかもう面白いとかつまらないとかじゃなくて「凄い」の一言につきるなあと。そしてここ以外に落としようがないと納得させられてしまうラストが、とてもよかったです。
【12下期ラノベ投票/9784800200822】

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新規シリーズ

海法 紀光「ROBOTICS;NOTES 瀬乃宮みさ希の未発表手記」 ⇒感想
クールビューティだけど実はアツい女、みたいな印象だったみさ希が姉バカっぷり全開だったり、初めての恋に浮かれあがったり、周囲に馴染もうと不器用な立ち回りをしたり…という姿が大変可愛いんだけど、ゲーム本編では語られなかった、様々な裏話が壮絶で、そして背筋が寒くなる。ゲーム本編をクリアしたら(←超大事)是非とも読んでほしい1冊。
【12下期ラノベ投票/9784048911504】

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逢上 央士「オレを二つ名(そのな)で呼ばないで!」 ⇒感想
学園内限定で使える異能力を使った天下一武道会モノ(違う)。ラブコメ度薄め、アラサーのハートをくすぐるパロネタおおめで高校生達がそこまで重たいものを背負うわけでもなく楽しく戦ってる感じが凄く良かったです。男女バランスがそこまで偏ってないのも好印象。あと、あの猫執事1人ください。
【12下期ラノベ投票/9784800202741】

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大泉 貴「アニソンの神様」 ⇒感想
アニソンバンドということでオタクに心をくすぐるネタをふんだんに盛り込みつつ、個性豊かなキャラクター達がひとつの「バンド」として心を通わせていく青春モノとしても面白かった。“なんでもあり”なアニソンのへの強い愛が感じられる作品。主人公のエヴァが歌う場面での臨場感に心を躍らされる。あと、ライヴの3曲目はアニメ知らなくてもテンション上がったよね!!
【12下期ラノベ投票/9784800201201】

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2012年に面白かったライトノベル10選

 あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

 新年の恒例行事ですが2012年に読んだライトノベルから面白かったものをカテゴリごとに10作品にまとめてみました。腐女子に特にオススメしたい編と2作に分けた時期もありましたが、なんか実際まとめようとしたところ普通に全作品女子にお勧めしたかったという現実が発覚してしまったのでやめました。全部女子にも読んで欲しいです読 ん で く だ さ い。

 件数を絞った関係で毎年しつこく推してる感のあるシリーズは除外しましたがそちらは年度関わらず常にお勧め&読んでくれるかたを随時募集しておりますので宜しくお願いします。バカテスとか生徒会の一存とか死神姫の求婚は流石にしつこいとおもったので!でも好きなので!!!よろしくおねがいします!!

 なお、書影は私が読んだところまでなので実際はもっと先まで巻数が出ている可能性があります。

この友情に萌えた!編


大樹 連司「ボンクラーズ、ドントクライ」(⇒感想
そんな彼を裏切る算段を僕は立てている。たかが、桐香なんて存在のために。
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 最初は片田舎の男子高校生2人の『ごっこ遊び』でしかなかった特撮映画制作。それは都会からやってきた少女の加入により現実味を帯びたものとなっていく。完成に近づいていく映画とともに、主人公は掛け替えのない相棒との『友情』と恋した少女への『恋慕』の間で揺れ動くことになる。
 ゆっくりとした時の流れる田舎での文化系部活動を中心に据えた主人公達3人の青春具合も大変良かったのですが、やはり友情と恋愛の間で揺れ動く主人公の葛藤が大変たまりませんでした。

野村 美月「ヒカルが地球にいたころ…」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「もし、ぼくが殺されたって言ったら、きみはぼくを殺した犯人をつかまえてくれる?」
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 見た目の怖さから周囲に敬遠されている是光に声をかけてきた学園一のモテ男・ヒカル。「頼みごとがある」という彼は、肝心の頼みごとを口にする事なく事故で亡くなった。彼の葬式に出向いた是光の元にヒカルの幽霊が現れて……。
 殆ど他人といってもいいヒカルからの『たのみごと』を、取り憑かれているとはいえ親身になって解決しようとする是光の不器用な優しさと、是光をヒーローと仰ぎ、自分にはないなにかを見出して憧憬するヒカルの関係性がたまらない。ツンデレヒロインの式部さんもめちゃくちゃ可愛いのですが、生前は全く別の人生を歩みながらそれぞれの理由で友達というものがまるで出来なかった二人の友人関係にときめきがとまりません。ヒカルの死に関する謎も提示され、今後が楽しみなシリーズ。
 ……今年こそ最新刊までおいつきたいです。

裕時 悠示「踊る星降るレネシクル」(⇒感想:1巻 / 2巻 / 3巻 / 4巻
「バカ野郎。カッコつけんじゃねえよ」「いいじゃないか。これが俺の愛さ」
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 とある理由から戦う事を避けている主人公・レンヤが、幼馴染を追いかけてやってきたミカホシ学園。そこは個性が生み出す異能力を持って戦う“ミカホシランキング”で全てが決まる学校だった。“御三家”のみそっかす娘・すまるになつかれ、彼女の師匠となったレンヤだが……?
 個人的には「俺修羅」よりはこっちのほうが好きだ…。典型的な現代を舞台にした異能バトルモノなんだけど、ひきこもりでも極めれば強い!みたいなバラエティ豊かな異能力と、割と王道ド真ん中なアツい展開が楽しくてたまらない。レンヤを巡る三角関係+αなドタバタも楽しい。そして“愛”することで異能を発揮する(=自らの愛情が能力に起因するものか本当のものかが分からない)、すまるの幼馴染で主人公の友人の乾闇鳴の設定が美味しくてたまりませんでした。4巻は大変良い親友回でありました……裕時先生、俺修羅もいいけどこっちの5巻も早めにお願いします(切実)

この関係性に萌えた!編


夕鷺 かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「みなさま、ご機嫌麗しゅう。……夫を返してもらいにまいりましたわ」
  4047281131 4047284297
 顔がそっくりな自国の王女・シレイネの身代わりとして隣国の「毒龍公クロウ」に嫁いだ庶民の娘・フェル。上手い事仲をこじらせて離婚してしまえば一攫千金!と美味しいバイトだと思っていたのに事態は思わぬ方向にばかり転がっていく。フェルは無事に期間内に離婚できるのか!?
 悪い噂ばかりが先にたつ王族の元に政略結婚で嫁いで云々というある意味少女小説では王道な展開なんだけど、どう考えてもお互いに悪くは思ってないはずなのに、素直に好意を表現出来ず独占欲ばかりが先走るクロウの不器用なドSっぷりと、恋愛感情に疎くてクロウの行動に振り回されながら時折ぽろっとむきだしの好意がぽろっと顔をだすフェルの関係がおいしすぎてもうわたしは。そしてフェルがいちいち男前すぎていくら床ローリングしてもたりない。フェルの母国にも色々と裏がありそうでそちらの展開も楽しみなんだけど、とりあえず壁ドンは正義。

榎宮 祐「ノーゲーム・ノーライフ」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「だから俺は、『人類』を信じない」「だがその『可能性』を信じる」
  4840145466 4840148198
 2人で1人の無敵の凄腕ゲーマー兄妹“空白”。天才故に人間社会に馴染めず、引きこもりになっていた2人はある日、ゲームの勝敗で全てが決まる異世界に召喚される。16種族で国取りゲームをするその世界で、ゲームから脱落寸前の“最弱”人類種の王となった2人は異種族達への侵略を開始する。
 人の機微と人心を掴む事に長けた兄の空と、幼くして過ぎるほどの豊富な知識を持ち冷静な判断力で物事を見据える妹の白。紛うことなく“天才”であるがゆえに2人揃えば最強であり、同時に2人でなくては何も出来ない(まともな生活すら送れない)という共依存具合が大変美味しい。……のですが、2人にゲームでまけて“空に恋する”という命令を強制させられてしまった不遇の元人類種王女・ステファニーの弄られっぷりが正直たまりませんもっとあの娘辱めて!!ください!!!ただし健全の範囲で!(※ただしボーダーラインはToLOVEるやチャンピオンREDいちごである)
 人間の存亡を賭けた国取りゲームですら碁盤の事のように弄ぶ2人の無茶苦茶さと、それとは対象的に報われない天才を捨て置けない真摯な想いがたまりません。

湊 ようこ「氷雪王の求婚 〜春にとけゆくものの名は〜」(⇒感想
あの時ああしていれば、なぜ自分はこの時こうしてしまったのか。彼女の後悔は尽きない。それは私も同じだ。
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 恋人と引き裂かれ、皇帝エドリックの元に嫁ぐ事を強いられたアイリス。『氷雪王』との異名を持つエドリックは色々と曰くつきの人だった。妻を妻とも思わない態度に憤っていたアイリスが、少しずつ2人は夫婦らしくなっていく。その先にまつ、悲しい運命も知らずに。
 仲良くなってからはただの夫婦でなく、后妃として時には夫の力となり、2人で新しい国づくりをしようと邁進する2人の姿にときめきがとまらないんだけど、並行して語られる物語のはるか先、未来からの視点が指し示す二人の悲しい結末にゾクゾクさせられる。可愛らしい表紙からは想像も出来ないようなかっちりした中世ファンタジーロマンスで、男性女性問わずにオススメしたい一冊でした。

渡島 健康 「魔王様げ〜む!」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想
「さあ、いつも生意気なその口から、今日は違う声色を聞かせてもらおうかな」
  4840148198 4840148198 4840148198
 魔王ディンゴを倒しに行ったら魔法で性転換させられ、魔王直属のメイドにされてしまった勇者レイモンド(メイドとしての名前はレモンちゃん)。世の全ての女性を愛し、メイド全員を平等に愛すると豪語する稀代の女好きっぷりとセクハラだらけの行動に最初は反感ばかり覚えていたが、女としての生活に慣れてくるにつれ案外仲間想いで為政者としても優秀なディンゴに悪い気はしなくなってきて……。
 レーベルごとお亡くなりになって未完のまま終わると思っていたらなんとか3巻が出ました(ただし電子書籍オンリーだ)。メインとしてはディンゴとレモンの関係性を主軸に据えたハーレム内エロコメなんだけど、主人公のレモン(レイモンド)が男としていつか越えるべき相手としてディンゴの背中を追いかけながらも、同時に1人の女としてディンゴに惹かれていくという相反する感情の間で揺れ動く姿が溜まりません。続きが書けなくも無い終わり方だったので、別レーベルに拾い上げとかでもなんでも続きが出てくれないかなあ……

このキャラクターが美味しい!編


竜ノ湖 太郎「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想 / 4巻感想
「君は、この世界が好きなのか?」「ああ、大好きだぜ。一生涯を腐りながら過ごしてやれる程度にはな」
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 子供達3人は異世界からの「世界の全てを捨てて“箱庭”にこられたし」という招待状を受け、異世界へと召喚される。たどり着いたのは“ギフトゲーム”と呼ばれるゲームの勝敗が全てを決める世界。異世界にあっても特出した能力を持つ“問題児”達は様々な理由から、弱小ギルド“ノーネーム”に力を貸し、魔王を倒す事を決意する。
 チート能力を持った主人公3人が異世界の世界を舞台に所狭しと暴れまわる爽快感がたまらない!3人とも、ただ“問題児”なのではなく、様々な理由から元の世界で本気を出しきれなかったり不幸な境遇にあったり鬱屈を感じたりしており、過去の体験を引き金にした彼ら自身の信念に正直な姿が好感持てる。特に、3人の中でも更に特出した能力を持つ少年・逆廻十六夜の過去から現在に至るまでの物語が最高でした。常に「本気」を出す事を制限され、世界を愛した故に自ら腐って生きる事を決意した少年が自分の本気を存分に出せる世界にやってきて、暴れまわる姿には色々な意味でニヤニヤがとまりません。

大間 九郎「オカルトリック」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「玉藻、私と二人で、幸福になろう」
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 狐憑きの少年“玉藻”は超絶美女でちょっと不思議な引きこもり探偵の“ねえさん”に愛されつつ(こきつかわれつつ?)、オカルト探偵の助手をやっている。ある事件をきっかけに、女子力高いテンション高い系メンヘラ・イソラと出会う。3人がそれぞれの愛と幸福を捜し求める物語。
 自ら消えたいと願った少年と、その少年を護ろうと必死になった“狐”の奇妙な物語。過去話から透けて見える玉藻とねえさんの共依存関係がおいしすぎる。あと玉藻の非処女主人公という設定はもうちょっと売り出してもいいとおもいます!!読み終わってみれば愛と幸福を追い求める登場人物たちの熾烈な生き方が焼きつくかのような、不思議な読み味の物語でした。しかし、色々な意味で物語内のインパクト大賞を選ぶなら最強メンヘラ・イソラたん以外になにもない感。

かじい たかし「僕の妹は漢字が読める」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想 / 4巻感想 / 5巻感想
妹こそが、文学だ。
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 萌えで支配された23世紀。漢字は退廃し、文字はひらがなだけになり、文学界では実妹派か義妹派かがアツく議論される未来の日本に住んでいるイモセ・ギンは憧れの作家オオダイラ・ガイの家を訪問する。その先で21世紀の日本に飛ばされてしまって!?義妹に実妹、年の離れたロリ妹にロリジジイにおっぱい担当の21世紀ヒロインに囲まれて、23世紀で作家を志す少年が少しずつ成長していく物語。
 1巻の頃は主人公の空気読めない発言にイライラしたこともありましたが、そんなギンが過去の人類や未来の人類をはじめとした様々な思想を持つ人間と出会い、ゆっくりと成長していく課程が大変美味しかった。文字文化が未来に向かうにつれ少しずつ簡略・退化していくさまは微妙にないようにみえてありそうな気もして、SF小説としても大変面白かった。
 しかし、正直一番のみどころはそんなことよりクロハのフトモモだとおもうわけです。私はこれで黒ストに目覚めました!!


「好きなライトノベルを投票しよう!!2012上期」に投票します

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2011年下期
今回も参加させていただきます。

新シリーズ

夕鷺 かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜離婚できたら一攫千金!〜」(感想)
ドSな旦那様(仮)の嫌味にも下女達の嫌がらせにもめげず、雑草根性全開で頑張る男前ヒロイン・フェルが可愛すぎて悶死。お姫様と庶民の入れ替わり者ではあるけど、過去に何度も入れ替わりを経験した関係でただはすっぱな庶民というだけでない、どこか高潔さのある言動・行動が魅力的でした。とりあえず続編読みたいので気になる人は読んで!

【12上期ラノベ投票/9784047281134】
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大間 九郎「オカルトリック」(感想)
ワガママでご無体なニート探偵の「ねえさん」と、彼女の助手にして狐憑きの少年「玉藻」を中心にどこか歪んだ面々が繰り広げるファンキーなオカルト事件簿。ストーカー系押しかけヒロイン・イソラたんの病みっぷりもたまりませんが、ねえさんと玉藻の織り成す共依存関係がとても美味しかったです。

【12上期ラノベ投票/9784796697279】
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大樹 連司「ボンクラーズ、ドントクライ」(感想)
田舎の高校を舞台に、1人の少女と2人の少年が繰り広げるひとときの青春ラブコメ。少しずつ距離を縮めていく3人が、その気持ちが故にすれ違っていく姿がたまらりませんでした。ただの「ヒロイン取り合い」にシフトするのではなく、「恋愛」か「友情」かで思い悩む主人公がどうしようもなく青臭くてどこか微笑ましかったです。青春すばらしいな!!

【12上期ラノベ投票/9784094513165】
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遠藤 浅蜊「魔法少女育成計画」(感想)
ソーシャルゲームによって集められた16人の「魔法少女」達がいやおう無しに巻き込まれる、リアルバトルロワイヤルの物語。とにかく次々に追加設定されていく『ルール』の数々がどれもこれも悪趣味で絶望感がやばいんですが、一番悪趣味だったのはやはりゲームの隅々にまで溢れわたるゲーム主催側の『悪意』だったのではないかと。

【12上期ラノベ投票/9784796680394】
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海冬 レイジ「も女会の不適切な日常1」(感想)
男子1人×女子いっぱいのハーレム構図な駄弁りing部活ラノベだとおもってたらまさかの○○事件に、まさかの■■■展開だった。日常系ぐだぐだラノベから本性を現してからの展開がすごい。

【12上期ラノベ投票/9784047279278】
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既存シリーズ

三輪 清宗「STEINS;GATE3 境界面上のシュタインズ・ゲート:Rebirth」(感想)
牧瀬紅莉栖の視点から事件を追うシュタゲノベライズ最終巻。もうとにかくツンを装いつつ内心デレデレの助手の語りが面白すぎるんだけど、この最終巻はα世界線で彼女がたどり着いた真実や、β世界線→シュタインズゲートに至るまでの道のりを、物語の裏から思わぬ形で補完していて本当に面白かった。あとほんとに助手の岡部デレがやばい。

【12上期ラノベ投票/9784041001431】
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かじい たかし「僕の妹は漢字が読める4」(感想)
一部で話題になったオオダイラ文体とか萌えに支配された未来のいろんなネタで頻繁に笑わされつつ近未来系SFとしても普通に面白いから困る。萌えに支配された23世紀も相当アレですが、38世紀完璧にディストピアってるじゃないですかーー!しかし、そんなことはとりあえず置いておいて圧倒的にクロハが可愛い。他にも一応ヒロイン居るけどクロハが圧倒的なヒロイン力を発揮していてやばい。妹属性に目覚めそうなくらいクロハが可愛い。

【12上期ラノベ投票/9784798603964】
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和ヶ原 聡司「はたらく魔王さま!5」(感想)
日本を舞台に天界魔界異世界のごたごたが本格化して、巻を追うごとにシリアス度の上がってきた本作ですが、それでもなんだかんだできっちりと織り込まれる労働(5巻は消費者)ネタが楽しい。あと、巻を経るごとに残念な人が増えていく気がするのは気のせいでしょうか(特に天使側…)。とりあえずニート堕天使・漆原と一般人代表ヒロイン・千穂ちゃんが可愛すぎて生きるのがつらいです。

【12上期ラノベ投票/9784048866545】
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竜ノ湖 太郎「問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て」(感想)
異世界に召喚されたチート異能力持ちの3人が、異世界を舞台に暴れまわるシリーズ。少しずつ主人公たちと異世界の相関関係も見えてきて、全員が力を合わせて闘う展開が物凄くアツかった!やりたい放題と思わせておいて実は物凄く仲間思いな彼らの絆が少しずつ強くなっていくのも楽しかったです。

【12上期ラノベ投票/9784041001820】
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葵せきな「生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10」(感想)
最高のハーレムエンドをありがとうございました。杉崎がこれまで色々と抱え込んできたものが、がむしゃらに突っ走ってきた全ての行動があの一言で全て報われたとおもうんだ。

【12上期ラノベ投票/9784829137192】
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読了記録まとめ[2011年8月分]

8月のラノベ読了冊数は9冊でした。コミケがあった割にはがんばった。
今月は「Re:バカ」「ギャルゲヱ」「Zぼーいず/ぷりんせす」とラノベ的には完結ラッシュでした。Re:バカは本当にあと1冊番外編的完結巻がほしいです富士見書房様(´・ω・)

今月読んだマンガピックアップ

青の祓魔師 1 (ジャンプコミックス)
今月は巷で話題(?)の青エクを読みました。うららさんは絶対燐が好きだよ!!って言われたけど出雲ちゃん可愛いすぎて生きるのが辛くてどうしたらいいですか。最近世間で腐的に人気な作品読むと高確率でそっち行くな……(ex:「マギ」の紅玉ちゃん)




ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編(8)(完) (ガンガンコミックスJOKER) [コミック]
あと今月の漫画関係でもう1つ挙げるならコレの完結が一番思い出深かった。「鬼隠し編」1巻からずっと定期的にやってくる発売ラッシュにもくじけずコミックを追いかけてきた身としては感慨深い。全編追いかけるとかなりの巻数を擁しますが、どのコミカライズも作者さんそれぞれの味を活かしたとてもよいコミカライズだったと思います。
……ちなみにうみねこは原作プレイ済な上にひぐらし以上の鬼刊行ペースにくじけて早々に挫折しました……EP7だけたぶん買います(水野英多さんのウィルリオとか期待しないわけには!)



8月の読書メーター

読んだ本の数:26冊 / 読んだページ数:4633ページ / ナイス数:99ナイス

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「私の好きな」ライトノベル・オールタイムベスト・75(草稿)

ラノベオールタイムベスト100の話題を見かけてからずっと「自分のオールタイムベスト100を作りたい」と思っていたのですがいつもの調子で紹介入りで記事化すると地獄のように長い記事になるので体力があれば夏コミで本にしようかな……と思っていたのですが、そのうち普通に「自分のオールタイムベスト100」の流れが界隈に来たので取り急ぎ出します。コミケで紹介本……というのは割と真面目に考えているのでもし覚えていたら夏コミ1日目のFC小説島をチェックしてみてくださいね(まだ本が出るとは言ってない)

なお、100タイトル選ぶつもりで85まで選んだところで「これは無理に100にするよりもここから少し削ってまとめたほうが正しいな……」という気持ちになってきたので75に削って出します。夏コミで本当に本にするなら改めて100にするかもしれないし50くらいまで更に削って出すかもしれない。そして好きな順・刊行順ではなくだいたい私が読んだ年代順です。

1990年代

1:神坂一「スレイヤーズ」「このジャンル」を認識した始まりの一作
2:山本剛「魔導物語」良きノベライズ
3:神坂一「闇の運命を背負う者」
4:新井素子「グリーン・レクイエム」続編の「緑幻想」が特に好き。
5:あかほりさとる「セイバーマリオネットJ」
6:久美沙織「MOTHER2 ギーグの逆襲」MOTHERがBROTHERになってしまう。
7:北条風奈「小説TWINSIGNAL」シンガポール行きたくなる!!!2巻が特に好き。
8:神坂一「ロスト・ユニバース」
9:庄司卓「倒凶十将伝」

2000年代

10:時雨沢恵一「キノの旅」
11:中村恵里加「ダブルブリッド」オールタイムベストスリーには余裕で入る
12:椎野美由貴「バイトでウィザード」
13:甲田学人「Missing」
14:神野オキナ「シックス・ボルト」
15:杉原智則「頭蓋骨のホーリーグレイル」
16:有沢まみず「インフィニティ・ゼロ」
17:鈴木鈴「吸血鬼のおしごと」
18:木ノ歌詠「カラっぽの僕に、君はうたう。 フォルマント・ブルー」
19:川上稔「AHEADシリーズ 終わりのクロニクル」電子書籍化待ってる…
20:賀東招二「フルメタル・パニック!」
21:岩井恭平「消閑の挑戦者」
22:岩井恭平「ムシウタ」
23:三上延「シャドウテイカー」このへんの三上延作品セット買い。
24:後藤リウ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」この本があったから18年待てたんだとおもう
25:藤原祐「レジンキャストミルク」殊子先輩が好きだ
26:風見周「殺×愛 ─きるらぶ─」
27:高殿円「カーリー」
28:土橋真二郎「扉の外」
29:喬林知「まるマシリーズ」三男派
30:虚淵玄「Fate/Zero」
31:林トモアキ「戦闘城塞マスラヲ」
32:井上堅二「バカとテストと召喚獣」
33:水瀬葉月「ぼくと魔女式アポカリプス」
34:菊池たけし「アリアンロッド・リプレイ・ルージュ」TRPGリプレイの中ではこれが一番好き。
35:神坂一「ドアーズ まぜこぜ修繕屋」神坂一挙げすぎってそろそろ思ってるよね。わかるよ。
36:小野上明夜「死神姫の再婚」
37:葵せきな「碧陽学園生徒会シリーズ」正式名称を使うめんどくせえオタク
38:田口仙年堂「吉永さん家のガーゴイル」最後の名乗りのカタルシスよ
39:平坂読「ラノベ部」平坂先生のリレー小説描写は神
40:田口仙年堂「魔王城」電子書籍化して!!!!!!!!
41:杉井光「さよならピアノソナタ」火目の巫女とどっちにするか悩んだ
42:田尾典丈「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」
43:うえお久光「紫色のクオリア」
44:壱月龍一「ラ・のべつまくなし」
45:渡島健康「魔王様げ〜む!」

2010年代

46:本田誠「空色パンデミック」こっちも電子書籍化して!!!!!!!!
47:あざの耕平「東京レイヴンズ」
48:海羽超史郎「STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐」続編「比翼連理のアンダーリン」が特に好き
49:柳実冬貴「Re(アールイー): バカは世界を救えるか?」
50:森 美紗乃「奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター」
51:かじいたかし「僕の妹は漢字が読める」異色の萌えディストピアSF
52:和ヶ原聡司「はたらく魔王さま!」
53:大樹連司「ボンクラーズ、ドントクライ」甘酸っぱくてほろ苦い青春の三角形。
54:夕鷺かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情」
55:渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
56:榎宮祐「ノーゲーム・ノーライフ」
57:賀東招二「甘城ブリリアントパーク」続きが読みたい……
58:壁井 ユカコ(GoRA)「K -Lost Small World-」男二人の依存関係とすれ違いと
59:ツカサ「銃皇無尽のファフニール」
60:羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」
61:望公太「最強喰いのダークヒーロー」
62:speakeasy(さがら総・橘公司・渡航)「クオリディア・コード」前日譚も本編も全部違う味わいがある
63:望公太「ラノベのプロ!」良い幼馴染ラノベだった
64:瀧ことは「腐男子先生!!!!!」書籍版完結してよかった……
65:師走トオル「ファイフステル・サーガ」
66:瘤久保慎司「錆喰いビスコ」3巻までしか読んでないんだけどその3冊がメチャクチャに好き
67:衣笠彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ」

2020年〜

68:二月公「声優ラジオのウラオモテ」
69:七夕さとり「悪役令嬢レベル99 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜」
70:有象利路「サキュバスとニート」このへんの有象利路作品も著者セット枠。
71:紫大悟「魔王2099」
72:七斗七「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」
73:鏡 貴也「伝説の勇者の伝説」令和になってから読んだ。
74:南野 海風「魔術師クノンは見えている」
75:とくめい「アラサーがVTuberになった話。」


「好きラノ 2018年上期」投票します。

企画元:ラノベ人気投票『好きラノ』 - 2018年上期

 安定の滑り込みですいません……Twitterからの投票も受け付けられてますのでお気に入りの作品があるかたは是非ご参加ください!

amazon.co.jp:ロクでなし魔術講師と禁忌教典11
羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典11」
【18上期ラノベ投票/9784040724201】
第一部クライマックス感のあった10巻、新展開の11巻とどっちも文句なしに面白かった!!新展開になってどうなるかなとおもっていたけど、先生物としても学園ファンタジーとしても新展開で畳み掛けてきて、本当に楽しかった……あとイヴが地味に好きなので11巻たまらなかったです。
amazon.co.jp:引きこもり勇者VS学級委員長まおう
春日山 せいじ「引きこもり勇者VS学級委員長まおう」
【18上期ラノベ投票/9784047349698】
引きこもりになってしまった勇者を登校させようとやってきたのは、なぜか勇者の学校の学級委員長になった魔王だったというお話。名ばかりの強者ではない、世界最強の力を持つ少年少女が妙にスケールの大きいバトルをしながら揉めてるのは「学校に行くかいかないか」っていうのがおそろしく楽しかった。クライマックスの展開とか最高に好き。あと勇者と魔王の「友情以上恋人未満」って感じの関係性好きなんだよな〜。
amazon.co.jp:タタの魔法使い
うーぱー「タタの魔法使い」
【18上期ラノベ投票/9784048936118】
大量の死者を出したクラス単位の異世界転移という事件を、事件の当事者の身内がドキュメンタリー形式でまとめた作品。事件そのものもさることながら、「事件の当事者」「当事者の身内」という複数の人間のフィルタを通して明らかに恣意的に歪められていることを感じさせる文面になんともゾワゾワと座りの悪い感触が拭えない。一周回ってなんかいい話っぽくまとまってるのがまた物凄く座り悪いんだよな…いろいろな意味で他にはない読み口の作品でした。
amazon.co.jp:後宮天后物語 〜簒奪帝の寵愛はご勘弁!〜
夕鷺かのう「後宮天后物語 〜簒奪帝の寵愛はご勘弁!〜」
【18上期ラノベ投票/9784047349407】
失意のドン底に落とされたヒロインが、自虐と嫉妬を撒き散らしながら図太く立ち上がって事件の真実を追い求めていく展開が熱い。ストーリー的にはかなりシリアス分しかないはずなのに、要所要所でプっと笑えてしまうの本当にずるいなあと。安定の男前すぎる夕鷺ヒロインだったのでもう安心感しかなかった。
amazon.co.jp:ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団
師走トオル「ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団」
【18上期ラノベ投票/9784040726991】
自らの死期を見せる夢を鍵にして難曲を打開していく展開と、政略結婚でありながらもどこか初々しい主人公カップルがかわいい。物語はまだ長い冒険譚の序章といった感じでありながら、魅力的な登場人物が沢山登場して、彼らが動くだけでワクワクが止まらなくなっていく。特に第二の主人公的なムーブをしてたヴェッセルさんに期待が止まりません。早く主人公と絡むんだ!!
amazon.co.jp:脱サラした元勇者は手加減をやめてチート能力で金儲けすることにしました
年中麦茶太郎「脱サラした元勇者は手加減をやめてチート能力で金儲けすることにしました」
確認したら2017年発売だったので投票コードだけ抜いて残しておきます。
最強の勇者が会社を作って圧倒的なチート力とビジネスマンならではの駆け引きで世界を裏から牛耳る帝国に立ち向かう!!という話で主人公がとにかくソツなくスマートに物事を解決していくのが楽しかった。水戸黄門的というか、かつての夕方の日テレアニメ(シティハンターとかルパン三世とか)を見てるような楽しさある。2巻打ち切りなのが残念です。


「好きなライトノベルを投票しよう!! 2016年下期」投票します。

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! - 2016年下期

 参加させていただきます。上半期と比較した所ぶっちゃけ顔ぶれが殆ど変わらなかったのですが、少ないなりに推したい作品とかいろいろあったのでモゴモゴ…

 投票は14日(土)までなので推したい作品がある人は今からでもチェックです!Twitterからの投票も受け付けられてます。

amazon.co.jp:自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
昼熊「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」
【16下期ラノベ投票/9784041047286】
自動販売機マニアの青年が自動販売機をかばって死に、自分が生前購入したことがあるものを条件つきで販売できる自動販売機として異世界に転生するお話。転生先の異世界で遭遇する様々なトラブルを自販機マニアならではのオタク知識と自販機商品を使ったアイデアで乗り越えていく。限られた単語のみで異世界の人々とあの手この手で意思疎通を図り、商品の購入に向かわせる流れがとても楽しかったです。相棒の怪力少女・ラッミスをはじめ、魅力的なキャラクター達のやりとりにもにやりとする。ちなみに私はヒュールミ派!!!
amazon.co.jp:最強喰いのダークヒーロー2
望公太「最強喰いのダークヒーロー2」
【16下期ラノベ投票/9784797388879】
新時代の異能競技・ソードウォウの学内大会に「学内最弱」といわれる男が参戦。僅かな異能しか使えない彼が、周到な下準備を持って相手の裏をかき勝ち上がる下克上ラノベ。対戦相手の心理の裏を付くバトルと、2巻はチーム戦ということで仲間になった彼らを思う存分こき使いつつ、それでもどこか仲間に甘い主人公・双士郎と仲間たちのやり取りが良いんだよなあ。タイトルの言葉とは裏腹に俺ツエー感すら感じさせる物語が最高に楽しい。しかしルイくん(爽やか系イケメン王子)から双士郎(悪役面の主人公)への好感度が高くてもっとやってください。
amazon.co.jp:ロクでなし魔術講師と禁忌教典7
羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典7」
【16下期ラノベ投票/9784040709758】
アニメ化も決まった人気シリーズの最新作。原理はわからなくともこちらまでワクワクするような講義シーンや魅力あふれるキャラクターでとても楽しいシリーズではあったのですが、最新刊では勢揃いしたグレンの元同僚達の姿が美味しかった!というかアルベルトとグレンがお互いに罵り合いつつ言葉ではないところでわかり合っちゃう相棒ぶり最高なんですけどー!?物語も架橋に入り、敵の策略や味方の思惑が絡み合う物語が楽しみでなりません。あと、ヒロイン3人がみんな可愛いんだ…でもほんと7巻はアルベルトとグレンの相棒っぷり良かったんだ……。
amazon.co.jp:(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜結婚できたら大団円!〜
夕鷺かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜結婚できたら大団円!〜」
【16下期ラノベ投票/9784047342057】
原点回帰で久しぶりに押せ押せの旦那様とひたすら男前な嫁が互いの間にあった様々な「偽り」を正し、結婚まで漕ぎ付ける最終巻が最高でした。というか、強情な嫁に首振らせる為に権力も頭脳も全部使って逃げ道塞ぎにくる旦那最高じゃないですか…覚悟を決めた嫁がお前は旦那かってくらい男前なプロポーズきめてくるの最高じゃないですか…最高のご褒美でしたありがとうございます。


「好きなライトノベルを投票しよう!! 2016年上期」投票します。

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! - 2016年上期

 今年もまたギリギリなんですが投票します。今回からツイッター投票がやりやすくなったので最後の1時間ですが好きな1冊があるかたは気軽に投票できるようになりましたよ!

amazon.co.jp:そんな世界は壊してしまえ 2 ‐クオリディア・コード‐
さがら総(Speakeasy)「そんな世界は壊してしまえ 2 ‐クオリディア・コード‐」(⇒感想
テレビアニメ放送中の「クオリディア・コード」の前日譚・東京編。歪んだ選民意識や醜い蹴落とし合い、先の見えない敵との戦いの毎日の中で、「人類を愛する」と豪語するすこしいびつで真っ直ぐな少年が、様々な出会いを経て迷いながらも少しずつ変わっていくのが良かった。2冊ですっきりと終わって続きのアニメがちょっと気になる終わり方になっているので、アニメが気になってる人も気軽に読めるのもポイント高いかと!
【16上期ラノベ投票/9784040683188】
amazon.co.jp:最強喰いのダークヒーロー
望公太「最強喰いのダークヒーロー」(⇒感想
異能力を持ってはいるが、ぶっちぎりで「最弱」の男が持ち前の観察眼とエグい戦略を駆使して成績優秀者達を次々と蹴散らし、頂点を目指す物語。タイトルとおり悪役のような男が、正統派な強者達や彼を潰すためには手段を選ばない大人たちを手玉に取って“大物喰らい”をしていく姿が爽快で、楽しい!正反対のように見えて似た者同士のヒロインや、薄暗い依存を覗かせる共犯者なもう一人のヒロインとの関係も楽しかったです。
【16上期ラノベ投票/9784797387384】
amazon.co.jp:ロクでなし魔術講師と追想日誌
羊太郎「ロクでなし魔術講師と追想日誌」(⇒感想
シリアス展開の本編6巻も凄く良かったのですけど、短編集のグレンの魔術講義話がとても好きなのでこちらに。学ぶことの楽しさ、面白さがビンビンに伝わってくる授業風景はこのシリーズのキモだと思うのです。後半に織り込まれていたシリアスな過去話も良かった。
【16上期ラノベ投票/9784040708676】
amazon.co.jp:甘城ブリリアントパーク8
賀東招二「甘城ブリリアントパーク8」(⇒感想
6巻の頃から表面化していた難題に一応の落とし所を見出した最新刊。そこに至るまでの展開がとにかく容赦なく、ちょっとラブコメ展開しつつもスリリングな展開がたまらない。というか中盤のリアルホラー感ほんとキツイので面白かったんですけどきつかったです!!相変わらず本編はしっかりハードな展開持ってくるよなあ……それが好きなんですが。
【16上期ラノベ投票/9784040707020】
amazon.co.jp:(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜最終決戦はついに離婚!?〜
夕鷺かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜最終決戦はついに離婚!?〜」(⇒感想
長いこと追いかけてきた「仮花嫁」シリーズも遂にクライマックス。妖精王と黒龍夫妻の最終決戦も良かったですが、それ以上にクロウの両親・ウーベル帝とイグレイン妃の愛憎模様の結末がとても好きでした。最後の最後でクロウの“母親”だったイグレイン妃の行動にぎゅっとなるんですが、正直色んな意味でウーベル帝の一人勝ちだったよねこれ……。
【16上期ラノベ投票/9784047309708】