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まりあ・ほりっくアンソロジー

   
原作
遠藤 海成

『まりあ・ほりっく』の世界を、五人の作家が独自の切り口で描き出します!かなこがデジカメを手に入れたら、心霊写真が写っちゃった!?(『加虐的除霊のおはなし』)ある雨の日、穂佳さんは可哀想な毛ガニを拾ってしまい…(『ツンデレ少女と脱走したカニのおはなし』)くまたん先生に頼まれた桐さんは、放課後の学校でかなこを捜すが…(『かなこさんをさがせ!』)隆顕さまがほんとにジゴロになっちゃった!?(『悪魔に憑かれた女の子のおはなし』)壊れてしまったかなこを茉莉花が一刀両断!(『ISLAM DUNK』)お馴染みのキャラが繰り広げる、ひと味違ったまりほりワールド。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

百合娘で美少女に目がない主人公・宮前かなこが女装してお嬢様女子校に通う少年・鞠也の正体を偶然知ってしまって…というドタバタラブコメ「まりあ・ほりっく」を題材に、MF文庫Jの人気シリーズを手掛ける作家&絵師達のコンビで書きおろした短編をまとめたアンソロジー。

参加されてるコンビの作品で読んだことあるのは「えむえむっ!」と「ラノベ部」、作者単体だと日日日作品は既読、というくらいでしたが、「まりほり」をやりながら各作者の作風が押し出されたお話になっていて、原作をある程度知ってないと楽しめない部分はあるもののまりほりファンとしても各シリーズのファンとしても楽しめる印象でした。

個人的にはやはりえむえむっ!コンビの「加虐的除霊のおはなし」が一番好きだったかな。違和感なさすぎ…

「加虐的除霊のおはなし」 松野秋鳴&QP:Flapper(「えむえむっ!」)
幽霊に取り憑かれた(?)かなこを、鞠也と茉莉香が徐霊しようとするお話。
さすが「えむえむっ!」の松野さんと言うべきか、鞠也と茉莉香のドSっぷりに全く違和感がありません。かなこさんの一人称で進行する物語も全く違和感がなく、普通に原作の一編を読むような気持で楽しめたかも。

しかし、これの違和感のなさが半端なかったため、後に続く短編がかすんで見えてしまった気が…これは大トリにもってくるべきだったと思うんだけどなあ。

「ツンデレ少女と脱走したカニのお話」 志瑞 祐&絶叫(「やってきたよ!ドルイドさん」)
穂佳さんが何故か雨の中、カニを拾ってドタバタするお話。
普通にほのかさんって誰とかいって、人物紹介ページを確認したりなんかシテナイヨ!

なぜかカニに情が移ってしまった穂佳&かなこが寮長先生ことGODの目から蟹を隠そうとするのですが、「なんでカニ?」というツッコミを始めとして、不条理すぎる様々な展開を勢いで押し切る感じの一編。オバカで笑える。

「かなこさんをさがせ!」 平坂 読&よう太(「ラノベ部」)
行方不明になったかなこさんを探す桐さんの話。なんか綺麗に落としてたけど、なんだかんだとこの3人、かなこのことあんまり「友達」だって思ってないよね!?知り合いという部分に強調表現がされてたり、色々3人の中でのかなこの(いろいろとあんまりな)位置が伝わってくるお話でした。

平坂先生はバー●ャルボーイと触手に愛を注ぎ過ぎです。

「悪魔に憑かれた女の子のおはなし」 志茂 文彦&緋賀ゆかり(「乙女革命アヤメの!」)
お堅い先輩・石馬隆顕様が突然プレイボーイ(プレイガール?)になる話。
とりあえず最初から最後まで百合全開。オチもきちんと百合で締める徹底ぶり。女子校ならではの歪んだ恋愛関係に満ち溢れてます。そういうのが好きな人は読めばいいよ!

「ISLAM DUNK」 日日日&鈴見敦(「魔女の生徒会長」)
かなこさんが突然萌えキャラ化して、鞠也たちがなんとか戻そうとするお話。
茉莉香さんの一人称で物語が進むのですが、なんか色々とカオス。

何はともあれそのオチはないわーって思った。


今月のまとめと読了記録[2009年1月分]

1月に読んだ本は18冊でした。
冬休み中殆ど本を読まなかった上コミケから間髪居れずに原稿だったからある意味仕方ない……。

2009年1月のページアクセストップ4


 
ばけらの!2
⇒感想

これはゾンビですか?1
はい、魔装少女です
⇒感想

 
とらドラ9!
⇒感想

生徒会の四散
碧陽学園生徒会議事録4
⇒感想


元キャラ作家さんの推理やってた「ばけらの!2」と発売前からうっかり騒ぎ立てた「これはゾンビですか?」がツートップ。ジンくんは総攻(合言葉)。ゾンビはもうちょっとゲテモノ臭がしたほうが好みだったのですが…割と正統派な異能力バトルラブコメでした。「生徒会の四散」はアニメ化も決定して波乗ってますね。でも5巻でコレまで水面下で動いてきた「企業編」がどういう動きを見せるのかが心配だなあ…。

ていうか今回、3位の「とらドラ9!」除いて全部何らかの形で他所のサイトさんからの言及を頂いてるのですが、煮ても焼いても食えない感想書いたときに限って他所のサイトさんから感想リンクされてて後から恥ずかしくなるトラップは何なんでしょうか…「ジン×ヒカル萌え」とか「枯野×杉崎萌え」とか書いたときに限って!

2009年1月に読んで面白かった本


戦闘城塞マスラヲ Vol.5
川村ヒデオの帰還
⇒感想

ムシウタbug 8th.
夢架ける銀蝶
⇒感想

 
ラノベ部2
⇒感想

ベン・トー3
国産うなぎ弁当300円
⇒感想


今月は間違いなくずっとスニーカーのターン!!!
クライマックスだった「戦闘城塞マスラヲ」と「ムシウタbug」が新年早々素晴らしい勢いで魅せてくれました。マスラヲはヒデオ&睡蓮をメインにした続編シリーズの予定があり、ムシウタはこのまま本編クライマックスに続いていく…とのことで、今後の展開も見逃せません。

ますますヘンな方向にヒートアップする「ベン・トー」とパロディとあるあるネタまみれな「ラノベ部」も巻を重ねるごとに面白くなってきてて、今後が楽しみ。ラノベ部は小ネタの応酬やなんともいえない心地よい雰囲気もとてもいいんだけど無口系百合娘の暦の可愛さが半端じゃないと思うのです。

2009年1月の読了記録

メディアマーカーの読了記録から。
今月はラノベ以外ではなんといっても「バクマン。」が凄かったです。あと初期ガンガン読者としては、夜麻みゆき新刊が物凄い感慨深かった!
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ばけらの!2

[著]杉井 光 [絵]赤人

「ばけらの!」の2巻でカラーイラストに水着が欲しい!という編集部側の欲望丸出しな提案により、沖縄旅行が企画されることに!ただし、参加できるのは5人まで。たった1つの男子枠を巡ってヒカルはラブコメ作家なインキュパス・エムさんとラーメン対決をするハメに!?料理の師匠的存在であるエムさん相手に、ヒカルはどう立ち向かう—!?
   個人的お気に入り度数
池袋を舞台に「ばけもの」作家達と普通の人間・ヒカルが繰り広げる内輪ネタ満載ラブコメ第二弾。今回はエムさんとヒカルの料理対決編、沖縄旅行編、そして新たな「ばけもの作家」が2人も登場する新キャラ登場編の3編が収録されてます。

料理対決編は実質エムさん編?エムさん曰くの「ギョーカイ用語」を普通に翻訳なしで読めるようになってきて、なんだか複雑な気分になりましたが、あのラーメン屋台のラーメン群の解読は無理すぎる。物凄いまじめに解読にいそしんでしまったのは内緒です。

ラーメン対決のために色々頭をひねっているうちに、いつのまにやら「不健康なイヅナに野菜を食べさせる」という方向に目的が摩り替わってしまっているのが微笑ましい。しかしとらドラといいばけらのといい、世間は暴食の秋ですか……現在絶賛「暴食の冬」中の私に対するあてつけですか…!!

沖縄旅行編は表題通り、陰陽師の亜里沙さん編。沖縄で出会った人間外の少女とヒカルが繰り広げる心温まるお話。沖縄旅行にいけなくなった風姫姉さんの代わりに結局ついてくることになったエムさん&男爵ウーノのリア充コンビが出番少ないながら良い味だしてる。ていうか男爵ウーノは良いギャグキャラだ…!!90ページの挿絵のウーノ氏は輝いている!(いろんな意味で)

新キャラ登場の3編目は北海道からやってきた魔性の美少年・鴻池ジンが池袋に住みたいと言い出して、池袋に住むばけもの作家の元締め?らしき事をやっているとある作家さんから試練を受ける…というお話。性別不詳キャラきたよキタヨテンションアガッテキタヨー!!!

ジンの試練を手伝うため暫く彼と一緒に行動することになるヒカル。ところが、何故かイヅナがヘソをまげて……ということでイヅナがヘソを曲げた原因はいろいろとお約束な誤解なんですが、誤解の原因に噴いた。っていうかジンとヒカルの関係ってほぼそのまんまユーリとナオ(ピアノソナタ)だよね?イヅナが誤解する気持ちもわかる……ユーリってば罪作りな子!!!

エピローグはクリスマスを舞台にした、ヒカルとイヅナのほのかに甘い小話。不器用でなかなか素直に想いを口に出せないイヅナと鈍感ヘタレなヒカルのために(?)他のばけもの作家達が全力で二人の恋を応援する(?)姿が微笑ましかったです。イヅナの抱き枕も出たことですし、ラノベ作家ブログ界隈では早くも3巻の話を出してる作家さんもいらしたし、ヒカルとイヅナの愛の行方(笑)や今後もどんな作kk……もといキャラが出てくるかとか、今後の展開がとても楽しみです。


【オマケ:元キャラ推理コーナー】
せっかくフライングで感想書いてるので、諸説出揃わないうちに…やっておこうかと。

● 鴻池ジン
えーと、女の子と見まごう美少年で、一人称「わし」で富士見・電撃以外のレーベルの新人作家さんで北海道出身北海道育ち(※御本人がブログで否定されてたのでWikipediaで確認しました)……ってどうかんがえてもこの人じゃないですか!性別どころか受攻まで反対にしちゃうとは、さすが杉井センセイわかってるー!!いや、ほんと良い総攻め具合でありました。

ドジっ子じゃなかったのは残念ですが、その辺はこちらで脳内補完する方向で。
あと、描くならジン×ヒカルで(何が)

●お屋形様(フェレットの人)(…この人、キャラ名出てたっけ?)
「8年ぶりに学園バトルものな新シリーズ」で富士見ファンタジアのベテラン作家で出してるシリーズは巻数30巻超え……というと、この人で確定?いけぬこ会関係のブログでもちょくちょくお名前を見かけるし……あ、問題の「新作」は今月2巻が出ますね。たのしみだー。


今月のまとめと読了記録[2008年12月分]

12月に読んだ本は18冊でした。冬コミ前は毎回消耗するので少なめです…。
ていうか、せめて12月の新刊は今年中に片付けて、1?2冊でも1月の新刊に取り掛かるつもりだったのになあ……まだファミ通文庫が完全に手付かずだったりします。

2008年12月のページアクセストップ4


バカとテストと召喚獣5
⇒感想

とらドラ9!
⇒感想

彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる(⇒感想

とらドラ8!
⇒感想


ですよねー。<バカテス5
発売月翌月恒例のバカテスぶっちぎりモード入りマース。
…というわけで毎回発売直後にアクセスが爆発起こすバカと彩雲国に、アニメ効果でがんばり続けるとらドラが混ざっているという、ある意味面白くない結果になった今月でした…。ていうか今月の新刊が「彩雲国」しかないよ!

彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる」は物凄い勢いで急展開して、物語が終盤に入っていることを印象付けるお話でしたね。ああ、しかし御史台のキャラクターたちの関係が面白すぎて、本来の主人公側であるはずの劉輝達の話があんまり面白くないのがつらいなあ。

2008年12月に読んで面白かった本


さよならピアノソナタ4
⇒感想

死神姫の再婚 微笑みと赦しの聖者(⇒感想

いつか天魔の黒ウサギ1
⇒感想

H+P(2)?ひめぱら?
⇒感想


やっぱり綺麗に完結した「ピアノソナタ4」が今月一番面白かった気がします。こちらは後ほど今年のまとめ記事で語る予定なのでコメント省略。

死神姫の再婚」はもう本当に、カシュヴァーンとアリシアのやりとりを見ているだけできゅんきゅん出来るのが楽しすぎる!!ティルナード坊ちゃんを巡る新旧教育係の対決も腐女子的には見物。腐女子的には…といえば、はずしちゃならないのが「いつか天魔の黒ウサギ」。男のツンデレ好きは、ツンデレ生徒会長・月光のためだけでも読むべきだと思うよ!!!

最後は「グレンラガン」「俺妹2」とどっちにすべきか悩んだけど、敢えて「ひめぱら2」で。いやごめん、こういうおバカなエロコメ、なんか大好きかもしれない(笑)

2008年12月の読了記録

先月に引き続き、メディアマーカーの読了記録から。
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あきれてものも言えねえぜ! 魔術士オーフェン無謀編5

[著]秋田 禎信 [絵]草河 遊也

「バグアップス」の店番をしながらコギーの上司から頼まれて部下いたぶりアイテム・“ボンバー君シリーズ”の開発に勤しんでいたオーフェン。いつものごとくコギーと言い争いをしていると、店の外で怪しげな祈祷をしている老婆の姿が…。彼女に「異世界からの戦士」と勘違いされ、なしくずしに200年前に封印された悪の王子に立ち向かう事にされてしまうが!?
いつものとおりオーフェンが貧乏だったりコギーが仕事出来ない子だったり土人兄弟がふっとんだりする無謀編第五弾。良い意味でも悪い意味でも感想が出てこないなあ…その軽さがまた良いと言えば良いのですけれど。今回は個人的に楽しみにしていたオーフェンの貧乏ネタやキースの出番も少なくて、ちょっとパンチ力に欠けていたような気がします。

俺に構わず死んでくれ!」に出てくる白魔術「存在の引き算」には噴いた。ちょっ…この世界の白魔術ってこんなんばっかりなの!?以前出てきた霊体になっちゃった夫婦も白魔術士だったような気がするのですが…なんか説明だけ聞くと割とまともな理論言ってるように見えるのに、見た目がひでえ。才能の使いどころ間違ってると思う!!

個人的には過去編「タフレムの震える夜」が一番好きかな。アザリーのフリーダムっぷりに惚れそうです。振り回されるキリランシェロ&ハーティアコンビが哀れ。

……しかし、一番安定して面白いのは「あとがき」なのではないかと思い始めた。作者の中での土人兄弟の扱いが可哀そう過ぎて思わず笑ってしまう…。


ガーゴイルおるたなてぃぶ2

[著]田口 仙年堂 [絵]日向 悠二

父親の秘書をやっている西川から、「ラーの天秤」というアイテムの正体を突き止めて欲しいという依頼をうけたひかる。また古科学者がらみの事件だと推測を立てたひかるは彼らの足取りを追うが、その先で再び喜一郎と出会う。しかし、そこに古学者達はなった追っ手が現れて!?
   個人的お気に入り度数
「ガーゴイル」の世界と並行して、新米錬金術師・ひかる&ガー助と古科学者達の戦いを描く番外編シリーズ第二弾。1巻から続いてバトルメインの展開ですが、1巻で感じたもにょもにょ感は少しずつなくなってきて、だんだん面白くなってきました。

古科学者達が作り出し、刺客として放った動く人形・狛が可愛い!無感情な暗殺人形タイプの少女かとおもってたら、少女漫画が大好きで負けず嫌いでガー助に張り合おうとする姿がとても可愛かった。何かと少女漫画の出来事を基準にしようとする姿がまた微笑ましくて、特に「月に代わって仕置きする」にはシリアス場面なのに噴出してしまった。「妖刀メイクアップ・シャドウ」もやはり同じ作品が元ネタだよね?

1巻ではただ「悪い奴ら」としか描かれなかった喜一郎以外の古学者達の、普通の人間としての一面が見え始めたのも良かったかも。お七婆さんの行動についてはちょっぴり不可解な気もするんだけど、きっとこの人の描く物語なら素直に「実はいい人」説を信じていいんだよね!?って気分になる。彦左衛門を巡る杉田とひかるの会話のやりとりも好きです。敵対してはいても、もう憎み合ってはいない。「悪い古科学者」を憎んでいても「杉田さん」や「お七婆さん」自身は憎んでいない、という微妙な構図が面白い。あと何よりもひかるたちに感化されて、良い方向に変わっていく喜一郎が素敵です。「ガーゴイル」側で登場したときの喜一郎の姿を知っていると、特に感慨深いところがある。喜一郎かわいいよ喜一郎。

ただ、「私たちはガーゴイル程万能じゃない、でも仲間に助けてもらって、その絆の力で勝利する」って言ってる割にはやはり味方側のキャラクター立てが薄いのが気になるんだよなあ……今のところ千秋くらいしかキャラとして目だってないので、なんか仲間達がジャストタイミングで駆けつけてきてもいまいち感情移入できないというか、どこか舞台装置的なご都合展開を感じてしまう。敵のほうがよほどキャラ立ちしてるってのがまたなんだか……

とりあえずお七婆さんや杉田さんの味方フラグに期待しつつ、そろそろ物語の焦点をバトルではなく一色町の仲間達に当ててくれてもいいんだぜ?とか思いつつ、続きを読んでいこうかと思います。


2008年11月のまとめ&読了記録

11月に読んだ本は21冊でした。
原稿に集中する為意図的にペース落としていたのはあるのですが(感想書く時間が意外に時間泥棒さんなので)、やっぱ全体的に以前よりペース増えたなあ…と思いつつ、せっかく新刊が少ない月だったのでもうちょっと読みたかった気も。
そして先月から続いていた「杉井光強化月間」がようやく終了。どれもおいしゅうございました。
…え?ここまで来たら「さくらファミリア!」も読んでコンプすべき?

2008年11月のページアクセストップ4


とらドラ9!
⇒感想

とらドラ8!
⇒感想

とある魔術の禁書目録SS2
⇒感想

バカとテストと召喚獣5
⇒感想

先月から引き続き「とらドラ!」フィーバー中。全然アクセスが下がる様子がないのですが、何が起こっているのですか……。

そして追随するのは同じくアニメ化中の「禁書目録」最新刊。新キャラ・新設定乱立でそろそろ設定資料片手に読む時代になってしまうのか。何度も言ってますが電撃文庫は、次から禁書文頭にキャラクター及び世界設定紹介をですね……?

それにしてもアニメ化3作品には叶わなかったとはいえ、最後の3日で禁書に追いつきそうなアクセスを集めた「バカとテストと召喚獣5」。次期アニメ化候補のトップエースパワーはやはり凄い。私としてはもうちょっと女性読者が増えて欲しいと切実に願うものであります。5巻は久保君がイケメン男子であることが発覚して、雄二×明久にノリきれない美形スキーがニヤリとすること請け合いですよ!?とりあえずエンターブレインは冬コミでアキちゃんの抱き枕を出してください。むしろ「裸ワイシャツ上目遣い涙目ボタン上2つ空け」の明久をお願いします。2万までなら出す。


2008年11月に読んで面白かった本


ダブルブリッド Drop Blood
⇒感想

火目の巫女
⇒感想

桐原家の人々3 恋愛統計総論
⇒感想

魔王城一限目
⇒感想

今月読んだ中では…というかむしろラノベ全体の中でも「ダブルブリッド」と「バカとテストと召喚獣」は愛着のあるラノベとしては5本指に入ると思うのですが、その2つが2回連続同じ月に出るのはどんな運命の悪戯か!多分これがホントに最後の短編集、とても美味しく戴きました。というかダブルブリッドは思い入れありすぎて困る。未収録の短編をまとめた本が出るであろう事は予想してましたが、よもや本編終了後のお話が読めるとは夢にも思っていなかったです。最後の最後に素敵なプレゼントを本当にありがとうございました。ていうかこの調子で来年には「ソウル・アンダーテイカー」の続きが出るといいなあ…

杉井光強化月間からは平安系欝グロ巫女ファンタジー「火目の巫女」。結局2ヶ月がかりで「さくらファミリア」以外の杉井光作品をコンプしてしまったのですが、結局火目が一番ツボだったなあ……続きが絶望視されているのがとても残念です。「このラノ」ランクインのご祝儀かなにかで出ませんかね…できればメモ帳4巻より火目4巻を……。

そして杉井光強化月間とともに密かに裏で行われていたルビー文庫積読崩しキャンペーンから「桐原家の人々」。友情以上愛情以下BLと弟×兄スキーとしては大変美味しいお話でした。ああ、そういえば4巻まだ買えてない……ここまで来ると「デルフィニア戦記」が俄かに気になってくるわけですが、今月来月は新刊予定が詰まってるから来月以降かなあ…

魔王城一限目」はガーゴイルとはうってかわってしょっぱなから重い展開の物語ですが、「ガーゴイル」から続く家族の暖かさが根底に流れる優しいお話。今月読んだ新シリーズ系では一番オススメです!


2008年11月の読了記録

MediaMarkerさんでちょくちょくつけてる読了記録がHTML出力できるようになったので、読書メーター組に対抗して使ってみたいと思います。…個人的に、欲を言えば、カテゴリを絞っての表示とコメント出力ができれば完璧なんだけどなあ。ラノベの読了はいらないのでそれ以外だけで出力したい…
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桐原家の人々 1 恋愛遺伝学講座

 

桐原家の猛・都・眞巳は三つ子の兄弟。瓜二つの美形を持つ猛と都とは対照的にがっしりして精悍な顔立ちの眞巳は自分が本当に彼らと血がつながっているのか悩んでいた。そんな折、なぜか都に迫られる夢を見て…!?

個人的お気に入り度数

とても今更ですがsoundseaさんの“魔がさして?”エントリーに腐女子として激しく心を揺さぶられたので釣られてみました。書影の関係で商品リンクはCノベ版なのですが敢えてルビー文庫版で。

兄弟であり、しかも男である都から迫られるという夢を見て以来、自分の兄弟の事をヘンな意味で意識してしまった眞巳(♂)が赤面しながら悶々と悩む姿が微笑ましいというかなんというか。マジメで頭堅くて実直でヘタレな兄と世渡りがうまくて美形で小悪魔系の弟という組み合わせ自体元々好きなのですが、ヘタすると兄弟の関係を越えそうでしかし越えないギリギリ具合がとてもツボ。

眞巳が弟への気持ちで悶々と苦悩した事をきっかけに三つ子の出生をはじめとして桐原一家の様々な秘密が明らかになるのですが、事実だけ考えるとものすごい重い話の連続…のはずなのに祖母・母・長姉の肝っ玉が座りすぎてて物凄い軽いノリで話が進んでいくのが凄い。特に母親・豊さんの男らしさは半端じゃありません。実際本人達にとっては辛い話であることは確かだろうに、そんなことはおくびにも出さずにまるで笑い話のように喋れてしまう豪胆さにホレました。いや、ほんとにこのシリーズに出てくる女性は誰も彼もがかっこよくて、魅力的で良いなあ。

ルビー文庫というと私の中では「BL小説レーベル」という印象しかなかったので、こういう小説があるのがとても意外だったり。とても面白かったので続きを読むのがとても楽しみです!

しかし、一番凄かったのは「あとがき」かもしれない。恋愛は書けないけど変態なら書けるかもしれないってちょ…!!私もラブコメを書くのが苦手中の苦手なのですごい共感してしまったのですがその発想は無かった!!

余談ですが、この小説を読みながらずっとつだみきよの「ファミリー・コンプレックス」を思い出していた私がいます。美形だらけの家族の中で唯一平凡な顔を持って生まれてしまった男の子(でも頭は良い)と、その兄弟姉妹にまつわるお話。ついったーのTLでも散々語った気がしますが、つだみきよ作品の中ではこれが一番好きだったりします。

…その後「プリ・プリ」で秋良がホモに迫られた(勘違い)ときには本気で発狂したけどネ!


4403615902ファミリー・コンプレックス (Wings comics)つだ みきよ
新書館 2000-05

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顔を洗って出直しな! 魔術士オーフェン無謀編4

[著]秋田 禎信 [絵]草河 遊也

突然「自分の故郷を判明したので」と雇い主であるボニーから暇を貰ったキース。好奇心に駆られたオーフェン達はキースを追ってみる事にするが、キースが向かったのは思いもよらぬ場所で—!?
  個人的お気に入り度数
無謀編シリーズ第四弾。おお、買い貯めた分読みきっちゃったよ。つづきどうしよう…(とりあえず先に本編を読め)

最終回みたいなノリで、オーフェンがテンションMAXな「さよならなんて?」も嫌いじゃないですが、このシリーズ、正直オーフェンがボケに回った時が一番面白い気がするんだ…「そういや誰かを忘れてる?」の破壊力が半端じゃありませんでした。ひたすらボルカン、哀れなり。わざと忘れた振りしていたぶってるのかとおもったら、全員本気で忘れてるあたりがとても素敵だと思いました。

そしてやっぱりキース絡みの話は破壊力高いですね。115Pの挿絵は私を笑い殺す気かと。本人がいたって真顔なのが余計笑いを誘います。彼は本当にギャグ話におけるジョーカーだなあ…もうこいつが出てくるだけでギャグになるw

過去編はコミクロンが可哀想な事になる話。……あれ?この人はぐれ旅1巻で出てきたんだっけ?ハーティアが出てたのは覚えてるけどコミクロンは素で覚えてない。


お前はいったいなんなんだ!? 魔術師オーフェン無謀編3

[著]秋田 禎信 [絵]草河 遊也

金貸し魔術士のはずなのに、今日も今日とて金欠なオーフェン。そんな時、土人兄弟の弟・ドーチンから「ボルカンが最近やたら羽振りが良い」と聞かされ、今日こそ借金を取り立ててやろうとボルカンの元を訪れるが、思わぬ人物が現れて…!?
  個人的お気に入り度数
コギーの妹・ボギーとその執事・キースコンビが初登場するシリーズ第三弾。

2巻の感想で「オーフェンはシリーズ後半になったら主食が食塩水・砂糖水になるにちがいない」という予想を書いたけど、むしろシリーズ「後半」どころの騒ぎじゃなかったネ!!たった1巻先で予想が的中するなんて!!!むしろ水で溶いてない分どこかの観察処分者よりさもしい食生活な気がする……ますます懐が可哀そうな子になっていくオーフェンから目が離せません(おもに憐み的な意味で)

それにしても、噂には聞いてたけどキースは良いキャラだなぁ…完璧キャラで性格歪んでる系のよくある執事さんかと思わせておいて、色々ダメすぎる上に卑怯なところが素敵。「スレイヤーズすぺしゃる」におけるナーガポジションはコギーだと思ってたんですが、実はキースだったんですね!というかナーガはまだ使いようによっては役に立つ子だけど、キースは保身のための悪知恵ばかりに頭が回っている分1ミリも役に立たなくて、本当に駄目な人だ(褒め言葉)今まで以上に振り回されっぱなしのオーフェン、哀れなり。

そして何気に過去編の方も……じわじわとアザリーの変人度合いが上がってる気がしてなりません。実力を持ち合わせているぶんキース以上にヤバイ人に思えてきました。アザリー素敵だよアザリー。