ページ 198 | 今日もだらだら、読書日記。

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ザ・サードVII 死すべき神々の荒野(下)

ザ・サード7 死すべき神々の荒野(下) (富士見ファンタジア文庫)
[著]星野 亮
[絵]後藤 なお

 
パイフウ先生スキーとしては文句なしに美味しい巻でした。
前巻は火乃香のデューン・ランがメインでパイ先生あまり出なかったし。
挿絵もパイ先生多いしね!!巨乳萌えー。
ところで後藤なおさんって、絵柄微妙に変わりました?
大人系キャラの描き方とか特に、以前より好みになったように感じたのですが。

今回のゲストキャラも個人的にツボなキャラが多くて。
前巻から出てるシンやロウエンとか。
さらに言えばカイニスは典型的に私の好みにツボヒットなタイプだし(笑)
自分より強い女を必死に守ろうとして空回りする熱血君、大好きだ。

パイ先生と火乃香の強いつながりが強調されている、パイ先生ファン的には美味しい話でした。
もうお前ら愛し合いすぎだぞ!!と。(笑/間違っても百合方面に解釈してはいけません)
百合といえば今回は買う前のパラ見で、挿絵のスカーレットとパイ先生に度肝抜かされました(笑)
しかし、スカーレット倒した後のパイ先生とハデスの会話がまた。
やっぱし根っからレズなんですねパイ先生…。

しかし火乃香ってホントに「愛されヒロイン」ですよね。
本当に「誰かに嫌われる」という事から無縁のヒロインな気がする。
いや、こういう真っ直ぐなタイプの女の子もそれはそれで好きですが(笑)

不満を言えば最後のシンとヌルの決着はちゃんと最後まで見たかったなあと思うのですが。
シンが足を失う事になった経緯とか、最後人間の姿で火乃香たちの前に姿を見せなかったあたりとか
まだ書き込む余地があった気がするので…。
多分本のページ数の関係上どうしようもなかったのでしょうが、とにかくそこだけが残念。
あとはボギーやイクスにももうちょっと活躍して欲しかったなあとも。

短編シリーズや「異界の森の夢追い人」が個人的にはかなりイマイチだったのですが
今回はかなり良かったかと思います。

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9S<ナインエス>5


[著]葉山 透
[絵]山本 ヤマト

 
新キャラ続々登場で、ストーリーも佳境に入り、益々目が話せません。何より毎回400P近い大ボリュームなのにそんなの全然気にならないのが凄いと思う。電撃で同レベルの長さの本といえば「終わりのクロニクル」とか「吸血鬼のおしごと」とかありますが大体中盤で「まだ半分あるのか…」みたいなだれが来るんですよね。ぶっちゃけこの分厚さで気がついたら読み終わってるような展開の速さが好み。

すっかり忘却していた横田夫妻が今回はクローズアップされてなんとなくほのぼの。実はすごいひとだったんですね、横田さん…。そして鏡花ちゃんが可愛い+かわいそう。ベルゼブルと鉢合わせした時は本当に寿命が縮みましたよ(涙)

しかし、ベルゼブルいうとどうにもスフィア社のオカマちゃんを思い出してしまうのですが!!つーか作品違うから…違うから…(笑)由宇と闘真の微妙なラブコメも健在で嬉しい。こういうもどかしいカップル大好きです。

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召喚士マリア1 魂に堕天使を、唇に真の名を。


[原案]安田 均
[著]北沢 慶
[絵]四季 童子

 
モンコレTCGの世界観が下敷きになっているらしいですが…その辺の詳しい事はよくわかりません。

とりあえずまた挿絵買い。
ここいつも読んでる人(…居たら)は速攻心の中でつっこんでおられることでしょうからセルフツッコミしておこう。まあ、挿絵につられたのも事実ですし後書き読んで「うぉ、モンコレ!?知らないし!!」と焦ったりもしましたが、モンコレ知識については全然無くても読めたので一安心。

フレイムの設定や性格、絶対以前どこかで同じようなの見たぞと思って考えたら「天国に涙はいらない」に同じようなキャラが居ましたね(爆)あっちは確か「美少女に目が無い」設定だったと思うんですが、こっちは「美少年に(略)」。しかし自他ともに認めるショタコンな和泉としては非常にフレイムのセリフに共感しまくりでした(それもどうよ)

美青年がショタコンというのも非常にレアな設定ですが(BL小説の世界じゃあ違うかもしれませんが)他のキャラもかなり濃くて、魅力的。というか一番笑えたのはやはり魔王が…馬鹿だ、馬鹿すぎる、この魔王(笑)

挿絵とか抜きでオススメですよ!?(笑)

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スクラップド・プリンセス サプリメント2 恋人たちの狂想曲


[著]榊 一郎
[絵]安曇 雪伸

 
「捨てプリ」シリーズ外伝第二段。第一弾は短編集でしたが、今度は長編の外伝作品です。

パシフィカの正体が明かされる前の話と言う事で、全体的にまったり雰囲気。出てくる敵もお間抜けな感じで、なかなかステキです。っていうか「メイドさん」な辺り、作者様の趣味を感じます(笑)

全体的に、ラノベのこういう外伝コメディって短編が多いような気がするんですが長編コメディって難しいのかな?となんとなく感じていたのですがこの方の場合はやはり長編が上手だなあと思いました。適度にシリアスっぽい話も入りつつ、全体の雰囲気がほのぼのーでまったりーであんまり緊迫感がないっていうかなんていうか。

「廃棄王女」でも「その守護者」でもない、本当に「普通」の三人の姿が新鮮。個人的には父親のユーマさんがよい味出してると思いますv

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吸血鬼のおしごと7 The style of motals


[著]鈴木 鈴
[絵]片瀬 優

 
納得いきません。

読んだ直後に書いたら相当頭に血が上って何を書くかわからないと言う事で大分時間を置かせてもらいましたがやはり納得いきません。

ここまで後味の悪い話、初めて読みました。この話読んだ後、一晩何もできないくらい凹みました。

6巻まではいい話だったんだけどなあ・・・前巻で舞が死んだの、見事に無駄死にじゃないですか。5巻くらいまでの「背後関係は暗いけどなんかほのぼの」なあの作品の雰囲気はどこいったんだと問い詰めたいくらい最初から最後まで鬱展開。それこそ鬱話で有名なエヴァンゲリオンもびっくりですよ?マジで。ハガレンのアニメなんか可愛く思えてきちゃう。

6巻と最終巻までの間があいたこともあり作者がこの作品に愛情をもてなくなり、適当に終わらせた感が作品全体から漂ってきてるのは気のせいなんでしょうか・・・。

バッドエンド話、私だって大好きですよ?
大好きですが、作品にはバッドエンドになるべき理由と課程があると思います。偉そうな事言っちゃうのも何ですが、ある程度ラノベ読んでたらそういう作品の区別くらいはつくつもりですし、だからこそ殆どのバッドエンドも謹んで受け入れることが出来ます。

同じ電撃内で例を挙げれば「Missing」や「ダブルブリッド」がバッドエンドになるならば、それは予測できたバッドエンドでありまして。クロノクルセイドだって凹んだけどある程度そういう展開になる可能性は考えていました。

でも、この作品の当初の雰囲気から考えて舞の犠牲以上のものが必要な理由がちっともわかりません。

百歩譲って上弦が真田との戦いで亮二をかばって死ぬとか亮二がレレナをかばって死ぬとか、そういう展開なら納得できます。でも今回の話は舞以外の全員が無駄死に(無駄精神崩壊)してるとしかいえません。
実際、最終的に舞だって無駄死にですが。

あと、舞がクローズアップされすぎて亮二のレレナに対する扱いが本気でおざなりでしたね。一応メインヒロインだった筈なのに・・・(苦笑)

とりあえず7巻も引きずってこの終わりかたかよと、空しくて涙が止まりませんでした(色々な意味で)
本当にこの作品が好きな方は、第7巻はなかったものとして処理するとよいかとおもわれます。6巻までは間違いなく名作。特に6巻・・・。7巻は評価分かれると思いますが。

本当に、このまま最終巻出ないまま忘れられるほうがよかったよ・・・。

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アリソンIII(下) 陰謀という名の列車


[著]時雨沢 恵一
[絵]黒星 紅白

 
「アリソン」シリーズの最終巻です。
前巻読んでから1ヶ月くらい経ってたのですっかり内容を忘れ(以下略)

今回は兎に角ヴィルが大活躍で萌えでした(笑)
今まで結構アリソンに振りまわされるヘタレ君なイメージだったんですが。
最後の種明かしでのヴィル君がめっちゃかっこいいですよ!

とりあえず、前後に「クロノクルセイド」と「吸血鬼のおしごと」最終回を
見て凹み気味だった所為か、アリソンの最後は本当に嬉しかった。
「おしごと」以上にアリソンは「バッドエンドが想像できない作品」であったので
上巻の最初を読んで以来物凄い不安だったのですよ・・・。
大っぴらに付き合うことは出来なくても、娘に正体を明かすことができないとしても
アリソンとヴィルの幸せそうな雰囲気がエンディングから伝わってきたので
こういうのもありなんじゃないかと思いましたv

そして今回の後書きもツボヒット。卒業しても皆一緒だよ!(編集部注:意味不明)

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スクラップド・プリンセス サプリメント さまよう者達の組曲


[著]榊 一郎
[絵]安曇 雪伸

 
「スクラップドプリンセス」シリーズの外伝シリーズ第一作。

富士見系の外伝で伝統的に多い(?)ギャグ短編あり、シリアスもありで
なかなか見ごたえのある作品です。
一番必見だと思うのは生きている時のユーマとキャロルが見れることじゃないでしょうか。
キャロルさん素敵・・・!!(聞いてない)
少年・暗殺者萌えとしてクリスの外伝もかなり萌えさせていただきました。

一番好きだったのは「処女と暗殺者の小夜曲」です。
ゲストキャラのコーティエ可愛い・・・!
ギターフは「ある意味クリス以上に主人公の人気を脅かすキャラ」と書かれていますが
全然奴が好みじゃない私にもなんとなく人気の秘密がわかる気がします。
本当にちょっとしか出てこないんだけど、ものすごく存在感濃いキャラなんですよね。

「温泉狂想曲」でのラクウェル姉の壊れっぷりも相当最高なんですが
個人的に榊さんはシリアスのほうが好きかな?、と思いました。

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9S<ナインエス>4

オンライン書店ビーケーワン:9S 49S 4

発売:2004.8
発行:メディアワークス
葉山 透〔著〕
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5.31
最近、本を読み返す暇も無くて続きを読んだら設定を忘れてることが高確率で…
この本も前編読んだ後色々と設定をド忘れしてまして
ああ前後編ってもんは続けて読まないとだめだーと実感…(笑)

とりあえず、今回は2巻の消化不良っぷりを吹き飛ばすような面白さだったです。
わけのわかんない武器とか出てきても今回は前回ほど突拍子もない展開も無かったし(良い意味で)
敵を倒したと思ったらまだ倒れない、まだ倒れないの繰り返しで、
登場人物たちの焦燥感がこちらにまで伝わってくるようでした。

個人的には仲良しALC舞台が大好きなので彼らが無事でホっとしました。
密かに萌とあきらの友情っぷりが好きなのです。
二人のやりとりが能力とかは置いておいて、一番平穏というか、普通の友達って感じがして。

最後のオチはあまりにもあっけないというか、あれだけひきずっといてあっけなさすぎる気もしたのですが
まあ、ある意味あれもありかなぁと納得できる範囲(2巻のアレから比べたら…!!)
個人的には変異体ごとごーっと燃やすとかそういうスケールの大きい事をやってほしかったですがっ。
(↑うららさんそれ都市ひとつ潰れますよ)

しかし、今こうやって読み返すと闘真君、めっちゃ自分好みだなあと…
二重人格持ちの表人格ヘタレで裏人格鬼畜サドって何ですか!!萌えるんですが!!(蹴)
途中某エヴァンゲリ●ンの×ンジくんみたいな挿絵が入ってガクブルでしたが。

とりあえず最後は闘真と由宇が一緒になれて(誤解されます)ほんとに良かったですv
個人的には由宇もいいけどかなり麻耶ちゃんが好みなので彼女の方もきになるですが。

っていうか、これの短編バージョン気になる…!!

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スカイワード2

オンライン書店ビーケーワン:スカイワード 2スカイワード 2

発売:2004.9
発行:メディアワークス
マサト 真希〔著〕
posted with 簡単リンクくん at 2006. 6. 1
今回は話がずんずん暗くなってびっくり。
中性体への差別と戦争の話がクローズアップされてるから仕方ないけど。

この人の小説だとどちらかというと独特の勢いがあるほのぼのギャグ時の方が
文章のノリ的に好きだったので、ちょっと物足りなかったかなあ。
カラー口絵の抜き出し文も普通のところばっかりだったので、
多分2巻が最初に出てたら買ってなかったかもとか。

でも、なんだかんだいいつつ終盤は息を付かせぬ展開の連続でどきどきしながら読めました。
新キャラの二人もなかなか可愛いです。
…しかし、仕方ないとはいえ機械人形系のキャラって皆綾波系で落ち着くよなあ…。

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キノの旅VIII

 

「あー…」運転手が口を開いた。力のない声だった。「何さ?キノ」モトラドが聞いた。キノと呼ばれた運転手は、ポツリと「お腹すいたな」「だったら、止まって休む!空腹で倒れられたら―」モトラドの訴えを「はいはい。何回も聞いたよ、エルメス」キノは流す。エルメスと呼ばれたモトラドは「分かっててやってるんだから」呆れ声で答えた。「そもそも、あの国が滅んでいたのがいけない」カーブを抜けながら、キノが言った。―お腹をすかせたキノとエルメスが辿り着いた場所には、盆地の中央を埋め尽くすように、数百人の難民が集まっていた…(『愛のある話』)他、黒星紅白が描くイラストノベルも含め全8話収録。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

アリソン読んでいても何度もおもったんだけどこの人断然短編の方が上手いね。
なんか長編読んでてだれるんだよなあ・・・私だけでしょうか。

すごい久しぶりのキノ新作でかなり楽しみにしていたのですが、
同人人気が出てしまった所為なのか今回やたら萌え狙いっぽい作品が多くてしょんぼり。
「悪い事はできない国」の挿絵が狙いすぎだと思ったのは私だけじゃないはずだ。
エピローグの「船の国」はあまり感じなかったんですが、友達のサイトで
「シズキノ狙ってるのか」みたいな文章読んで違和感の正体になんとなく納得してしまったり・・・。

っていうか挿絵のキノがどんどん女の子っぽくなってきてますよね。
これがキノじゃなくて黒星さんが描く別作品の、キノ似の女の子なら普通に可愛いと思うのですが。
っていうか今回キノにマツゲと胸の膨らみが・・・やたら強調されていたような・・・(苦笑)
船の国の挿絵も普通に可愛いんですが、「男と見紛うような女の子」ではなく
単なる「ボーイッシュでクールな女の子」って感じになってしまっていて、それはキノじゃないなと。
キノは中性的だからこそエロカワイくて萌えなんだよ!!(訳のわからない主張)

話は「歴史のある国」が一番面白かったと言うかこれと「船の国」以外の話は全く印象に残らなかったというか。
船の国はキノ出さなくていつもくらいの長さだったら普通に面白かったんじゃないかと思うよ。

でもこの本後書きだけで600円出してもいいよ本気で。
今回の後書きは騙されましたね。電車の中で吹きましたね!!(笑)

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