“榎宮 祐” の検索結果 | ページ 2 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:榎宮 祐 (23 件 / 3 ページ)

いつか天魔の黒ウサギ4 夜逃げの生徒会室

[著]鏡 貴也 [絵]榎宮 祐

囚われた遥を救出するため、異世界に乗り込む月光達。エルフ族の王宮に彼女の手掛かりがあるという情報をつかむことに成功するが、そこに《軍》からの横やりが入り、一端引く羽目に。自らの力不足を感じた大兎は、新たな力を身につけるため、月光には内緒で異世界に向かうが……
   個人的お気に入り度数
第一部完、と言うかここでようやく本編本格始動に必要な要素が出揃った、という印象なシリーズ第四弾。あとがきでも言及されてましたがこれだけ分厚くなるとうっかり尻込みしますね……

遥を操っている存在やら、生徒会を影から操る《軍》やら、ヒメアを9年間閉じ込めていた《教会》やら、異世界での人間達の立ち位置が少し透けて見えて、これから物語が盛り上がるんだぞー!という雰囲気満々ですが、ストーリー本編よりも魅力的なキャラクター達をもっと掘り下げていってほしいなあと思う今日この頃。強さのインフレ激しいバトル満載な本編よりも、間に挿入されるちょっとしたやりとりに心ときめいてしまうのはなぜなんでしょうか。うーん、ド派手なバトル展開も悪くないんだけど、イマイチそっちに興味持てないんだよな…。次巻以降で物語がいよいよ核心にせまっていきそうな気配なので、そっちはそっちで楽しみなのですが。

相変わらずツンの中にデレをひそませまくる紅月光のツンデレ具合や、今回一瞬だけ本気を覗かせたペパ子や、遂に完全な三角関係に突入したらしい遙を加えての三角関係やら、何か波乱を巻き起こしてくれそうな雰囲気でいっぱいの新キャラ3人……と、魅力的なキャラクター達が満載で、個人的にはバトルは一回放置して彼らがワイワイやってる短編が見たい気がします。短編集作りやすそうな物語構造だし、今後そのような展開を期待してもいいのかしら。

なにより、良い意味でも悪い意味でもバカップル(ヒメア&大兎)がウザイ(※褒め言葉)。シリアスな戦闘中にもかかわらず、平気でイチャつきはじめる彼らの空気読まないバカップルっぷりは正直どうなの!!しかし、これだけイチャイチャしておきながらヒメアは「大兎の本命は遙」って思って我慢してる節があるし、大兎も遙とヒメアを天秤に掛けたら彼女を選べるだけの気持ちはまだ育っていないみたいで…なんか二人のこのアンバランスさが、今後のカギを握ってきそうな気もします。遥を加えた三角関係にも期待しつつ、今後の展開が楽しみです。


いつか天魔の黒ウサギ3 神隠しの通学路

[著]鏡 貴也 [絵]榎宮 祐

圧倒的な力を持つ“天魔”に襲われ、絶対絶命の大ピンチな大兎とヒメア。しかし、彼らは意外にあっさりと姿を消す。一方、紅月光は“天魔”から《最古の魔女》を殺すための力を与えると持ちかけられて…
   個人的お気に入り度数
今回は次の戦いへの序章というイメージが強いお話。というかおそらく次巻から始まるであろう、いうなれば「遥編」への序章なのかな。本来エピローグとなるはずの位置の章が2回目の「プロローグ」として銘打たれているのが印象深い。内容もシリーズそのものとしての動きは殆ど無くて、大兎が自分の無力さを補うために修行しようとしたり、また今後の伏線になりそうな設定が出てきたり。

正直、紅月光のツンデレぶりが最高すぎてメインのストーリーとかどうでもよくなってきた私が居るよ!大兎&ヒメアの二人の前ではヒールぶってるのに、美雷に本音をバラされてキレる姿には思わずニヤニヤが止まりません。なんだかんだといいつつしっかり二人のことを「仲間」と扱っている姿が微笑ましいというか……マジでもういっそ、主人公を月光にすればいいよ!!

ストーリーがガンガン進んだ2巻よりも、月光パートが多い3巻のほうが素直に楽しめた気がします。ううむ、次からはまた2巻のようなノンストップでハードなバトル展開なのだろうか。正直ついていけるか不安だなあ…

そしてあとがきの必死ぶりに噴いた。確かに14Pはハードル高そうだけど、必死具合が半端じゃなくて笑いが止まらないよ!


いつか天魔の黒ウサギ2 《月》が昇る昼休み

[著]鏡 貴也 [絵]榎宮 祐

蛇の悪魔が生徒たちを飲み込んでしまい、その対応に追われる大兎とメヒア。事件が解決し、帰ろうとした二人の目の前で奇妙な紅い月が昇る。一方、紅月光は“日向の使い”を名乗る謎の悪魔から忠告を受けて…!?
   個人的お気に入り度数
小さい頃に呪いをかけられ、15分間で7回死ななければ死なない身体になった大兎と、彼にその<呪い>を与えた最古の魔術師・ヒメアを中心とした学園ファンタジー第二弾。とりあえず日向が死んでなくてひゃっほいと小躍りしたのは私だけじゃないはずだ。

面白かったけど、主人公達のバトル的な活躍は殆どなくて、ちょっと物足りない気持もあったかも。前回の派手な戦闘を覚えていると、どうしてもああいうのを期待してしまう。

ヒメアの元恋人にして“最古の魔術師”のバールスクラが早くも出てきたり、シリーズタイトルでもある“天魔”が姿を見せたり…と、展開が速い速い。おしげもなく1巻で張った伏線をガシガシと消化していくので「ひょっとしてこれ、全3巻完結…?」とか思ってしまうのですが、あとがきを読むと別にそういうわけでもないようで…一方で、生きていた日向やヒメア達が生み出した『幸福』という魔法の存在、また月光も弟以外の部分で色々と気になる伏線が新たに張られているのでしばらくこの物語から目が離せそうにありません。

しかし今回一番残念だったのが、ツンデレ生徒会長こと紅月光の出番が少なかったことだったりします。大兎とヒメアのイチャイチャもとても好きなのですが、1巻であれだけ露骨な月光のデレを見せられてしまうと、2巻も期待してしまうのが人の常というものではないですかっ!せっかく味方になったのに、大兎達との絡みが殆どなくて、本当に残念。っていうかもうなんでもいい、月光もっとデレろ!!

しかし、1巻でみせた月光のデレ具合には正直(私の中では)及びませんが、ヒメアのデレデレっぷりもかなりたまりません。ストレートで端的なセリフから、溢れるばかりの大兎への愛がつたわってきて、こっちまでくすぐったい気持ちになる。本当に、こんな短い文章でこんなに大きなの気持ちを込める事が出来るのかと思う。


いつか天魔の黒ウサギ1 900秒の放課後

 

足のケガが原因で空手の道を断たれ、以来退屈な日常を過ごしていた鉄大兎。そんな彼はある日、同じ学校の女の子がトラックに轢かれそうになっているのを助けようとして自らがトラックに跳ねられてしまう。バラバラになって死んだと思ったのもつかの間、その身体はすぐに元通りになり、同時にそれまで夢だとばかり思っていた過去の記憶が蘇って…!?

とある事故をきっかけに9年前の記憶を取り戻した普通の少年が「15分以内に7回殺されなければ死なない」という呪い(魔術)という体質になり、彼を庇って9年間囚われていた少女・メヒアを助ける為に奮闘するというお話。世間の感想を見て胸をときめかしてから早半月。どこ探しても本屋でみつけられなくて男泣きしたのも今となれば良い思い出です。

物語は王道一直線な熱血純愛中二病系学園異能。「15分間に6回まで死ねる」のを強みにその身ひとつで魔族だのなんだのにぶつかっていく主人公の無謀っぷりにハラハラしつつ、デレデレ美少女・メヒアとのイチャイチャっぷりにニヤニヤさせてもらいました。主人公が記憶を取り戻してメヒアを救うために動き出す過程はちょっと唐突に見えなくもなかったのですが、その分物語に勢いがあってどんどん引きこまれていくような感じ。

しかし、主人公コンビも悪くはないのですが何よりもツボにハマったのはサドデレ生徒会長・紅月光。完璧超人な優等生キャラと思わせておいて実は天才肌な弟へのコンプレックスの塊という努力屋で、弟に一矢報いる事にはどんな犠牲も厭わない……と見せかけておいて実は何気に人情派。人間捨てまくりの冷血弟とは対称的に、これ以上なく人間らしい姿が最高にツボでした。相棒の安藤美雷とのやりとりにもニヤニヤしていたのですが……

この生徒会長、最後で美味しい所を持って行った挙句、腐女子妄想膨らませる発言までしてくれちゃって、このぉー!!!カップリングは日向×月光と月光×大兎が王道ですねわかりました!!!個人的には兄弟カップリング萌えとしては今回あっさり退場してしまった「Yandel、入ってる」な弟君こと紅日向の再登場にも密かに期待したい所です。あれだけ強大な敵っぽく描かれているのに今回のアレであっさり退場なんてないよね!当然、後の話でいやらしいパワーアップを遂げて、兄貴への復讐心丸出しに襲いかかって来るんだよね!!!

主人公の日常にも不穏な動きがあるし、サドデレ生徒会長と主人公の絡みを含め、これからどうなっていくのかとても楽しみです。


「好きなライトノベルを投票しよう!! 2014年上期」投票します。

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2014年上期

 また最終日にギリギリ投票ですが、参加させていただきます。既存タイトル4、新規タイトル3で計7作品です。

既存シリーズ

amazon.co.jp:踊る星降るレネシクル 5
裕時 悠示「踊る星降るレネシクル 5」(⇒感想
 3年ぶりの新刊!でいきなりのシリーズクライマックスだったけどそのブランクも気にならないほど面白かった!3人のヒロイン達が囚われの主人公を奪還するため、それぞれのやり方でところ狭しと暴れまわる姿がかっこよかったです。レンヤまじヒロイン。
【14上期ラノベ投票/9784797369212 】
amazon.co.jp:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9
渡 航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9」(⇒感想
 読む前のあらすじから深刻な胃痛がする今巻ですが、予想に違わず胃痛で死にそうになる泥沼っぷりと、そこから彼らが少しずつ本当に少しずつお互いに歩み寄っていく姿がアツかった。八幡がやっとみせた本音にも涙がこみあげる想いでしたが、平塚先生の教師としての懐の深さにまたウッと言わされるなんでこの人誰も貰ってあげないの(世の中間違ってる)
【14上期ラノベ投票/9784094514827】
amazon.co.jp:ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです
榎宮 祐「ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです」(⇒感想
 本編も盛り上がる中の過去編でしたが、こちらは本編とはまた全く別の形で物凄く面白かった!絶望的な戦いの中でそれでも生きることを諦めない最弱の人間たちが、歴史の影としてイチかバチかの大博打に挑む姿が印象的でしたがそんなことよりジブリールさんのラスボスの貫禄がすごすぎて「そういやこの人こんなに強かったんだ!!」ってなりました。大体全部ジブリールさんのせい。
【14上期ラノベ投票/9784040663821】
amazon.co.jp:甘城ブリリアントパーク3、4
賀東 招二「甘城ブリリアントパーク3、4」(⇒3巻感想
 4巻も読了してるけどまだ感想書けてないので……。物語の本筋を進めるよりこういうキャラクターを掘り下げた中編・短編のほうがずっと面白いのもどうかなと思いつつ、本当に面白かった。2巻時点では割りと端役っぽいキャラクターだったバイトの子たちがなかなかおもしろい味出してて、遊園地内で繰り広げられる馬鹿騒ぎがとても楽しい。あと西也の残念なイケメン属性はもっと全力で押し出していくべきだとおもいます!
【14上期ラノベ投票/9784040702070】


新規シリーズ

amazon.co.jp:ご覧の勇者の提供でお送りします
田口 仙年堂「ご覧の勇者の提供でお送りします」(⇒感想
 勇者の活躍をテレビで流している世界で、学校の生徒会長とともに初めての「コンビ勇者」になった元・魔王を妥当した勇者の息子のお話。某ヒーローアニメを彷彿させるとかそういうことは多分突っ込んではいけない。自分の思っていた勇者像と現実の「職業勇者」に折り合いの付けられない主人公が他の「勇者」たちの生き様に触れ、少しずつ気持ちを軟化させていく様子が楽しかった。ファンタジー世界で世界観も結構重たいけど、あくまでご近所風味なあったかい雰囲気の物語が魅力的でした。
【14上期ラノベ投票/9784040700670】
amazon.co.jp:わけありの方、歓迎します。 斎藤さん家の五ツ星アパート
宇佐見 秋伸「わけありの方、歓迎します。 斎藤さん家の五ツ星アパート」(⇒感想
 斎藤アパートを舞台にちょっとワケアリの人たちが繰り広げる少しほろりとする良い感じの話。一見直接的な繋がりがないと思われる物語を一気に繋げてくるエピローグが絶妙で、主人公ともいえるその人物の人生に思いを馳せる読後感がとても好きでした。あと2話目の悪友ぶりが大変美味しかったです。
【14上期ラノベ投票/9784048664677】
amazon.co.jp:リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判
羽田 遼亮「リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判」(⇒感想
 ロープレ世界を舞台にした法廷バトルもの。“ゲームのお約束”ともいえるアレやコレやに全力でツッコミ入れまくる両陣営に、元ネタを知ってるとニヤニヤしてしまうこと請け合い。ミステリー・サスペンス的な作風を期待すると痛い目見ますが、一環して某ロープレを引き合いに出したメタメタっぷりと、主人公である新米弁護士とその師匠である弁護士の喧々囂々のやりとりがとても楽しかったです。しかしこれスクエニ的にどうなのか!とか多分考えちゃいけない。
【14上期ラノベ投票/9784047293991】



読了記録まとめ[2012年12月分+2012年総括]

12月の読了冊数は5冊でした。安定のコミケ前後クォリティ。

2012年の読了冊数

年間まとめ記事の方に載せなかったのでこちらに。
 2012年 1月: 6冊 [まとめ] 2012年 2月:22冊 [まとめ]
 2012年 3月: 8冊 2012年 4月: 2冊 [まとめ]
 2012年 5月:21冊 [まとめ] 2012年 6月:13冊 [まとめ]
 2012年 7月: 5冊 [まとめ] 2012年 8月: 6冊 [まとめ]
 2012年 9月:12冊 [まとめ] 2012年10月:13冊 [まとめ]
 2012年11月:12冊 [まとめ] 2012年12月: 5冊
合計:125冊

去年よりは多かったです…

2012年12月の読書メーター

読んだ本の数:17冊 / 読んだページ数:3253ページ

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2012年に面白かったライトノベル10選

 あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

 新年の恒例行事ですが2012年に読んだライトノベルから面白かったものをカテゴリごとに10作品にまとめてみました。腐女子に特にオススメしたい編と2作に分けた時期もありましたが、なんか実際まとめようとしたところ普通に全作品女子にお勧めしたかったという現実が発覚してしまったのでやめました。全部女子にも読んで欲しいです読 ん で く だ さ い。

 件数を絞った関係で毎年しつこく推してる感のあるシリーズは除外しましたがそちらは年度関わらず常にお勧め&読んでくれるかたを随時募集しておりますので宜しくお願いします。バカテスとか生徒会の一存とか死神姫の求婚は流石にしつこいとおもったので!でも好きなので!!!よろしくおねがいします!!

 なお、書影は私が読んだところまでなので実際はもっと先まで巻数が出ている可能性があります。

この友情に萌えた!編


大樹 連司「ボンクラーズ、ドントクライ」(⇒感想
そんな彼を裏切る算段を僕は立てている。たかが、桐香なんて存在のために。
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 最初は片田舎の男子高校生2人の『ごっこ遊び』でしかなかった特撮映画制作。それは都会からやってきた少女の加入により現実味を帯びたものとなっていく。完成に近づいていく映画とともに、主人公は掛け替えのない相棒との『友情』と恋した少女への『恋慕』の間で揺れ動くことになる。
 ゆっくりとした時の流れる田舎での文化系部活動を中心に据えた主人公達3人の青春具合も大変良かったのですが、やはり友情と恋愛の間で揺れ動く主人公の葛藤が大変たまりませんでした。

野村 美月「ヒカルが地球にいたころ…」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「もし、ぼくが殺されたって言ったら、きみはぼくを殺した犯人をつかまえてくれる?」
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 見た目の怖さから周囲に敬遠されている是光に声をかけてきた学園一のモテ男・ヒカル。「頼みごとがある」という彼は、肝心の頼みごとを口にする事なく事故で亡くなった。彼の葬式に出向いた是光の元にヒカルの幽霊が現れて……。
 殆ど他人といってもいいヒカルからの『たのみごと』を、取り憑かれているとはいえ親身になって解決しようとする是光の不器用な優しさと、是光をヒーローと仰ぎ、自分にはないなにかを見出して憧憬するヒカルの関係性がたまらない。ツンデレヒロインの式部さんもめちゃくちゃ可愛いのですが、生前は全く別の人生を歩みながらそれぞれの理由で友達というものがまるで出来なかった二人の友人関係にときめきがとまりません。ヒカルの死に関する謎も提示され、今後が楽しみなシリーズ。
 ……今年こそ最新刊までおいつきたいです。

裕時 悠示「踊る星降るレネシクル」(⇒感想:1巻 / 2巻 / 3巻 / 4巻
「バカ野郎。カッコつけんじゃねえよ」「いいじゃないか。これが俺の愛さ」
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 とある理由から戦う事を避けている主人公・レンヤが、幼馴染を追いかけてやってきたミカホシ学園。そこは個性が生み出す異能力を持って戦う“ミカホシランキング”で全てが決まる学校だった。“御三家”のみそっかす娘・すまるになつかれ、彼女の師匠となったレンヤだが……?
 個人的には「俺修羅」よりはこっちのほうが好きだ…。典型的な現代を舞台にした異能バトルモノなんだけど、ひきこもりでも極めれば強い!みたいなバラエティ豊かな異能力と、割と王道ド真ん中なアツい展開が楽しくてたまらない。レンヤを巡る三角関係+αなドタバタも楽しい。そして“愛”することで異能を発揮する(=自らの愛情が能力に起因するものか本当のものかが分からない)、すまるの幼馴染で主人公の友人の乾闇鳴の設定が美味しくてたまりませんでした。4巻は大変良い親友回でありました……裕時先生、俺修羅もいいけどこっちの5巻も早めにお願いします(切実)

この関係性に萌えた!編


夕鷺 かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「みなさま、ご機嫌麗しゅう。……夫を返してもらいにまいりましたわ」
  4047281131 4047284297
 顔がそっくりな自国の王女・シレイネの身代わりとして隣国の「毒龍公クロウ」に嫁いだ庶民の娘・フェル。上手い事仲をこじらせて離婚してしまえば一攫千金!と美味しいバイトだと思っていたのに事態は思わぬ方向にばかり転がっていく。フェルは無事に期間内に離婚できるのか!?
 悪い噂ばかりが先にたつ王族の元に政略結婚で嫁いで云々というある意味少女小説では王道な展開なんだけど、どう考えてもお互いに悪くは思ってないはずなのに、素直に好意を表現出来ず独占欲ばかりが先走るクロウの不器用なドSっぷりと、恋愛感情に疎くてクロウの行動に振り回されながら時折ぽろっとむきだしの好意がぽろっと顔をだすフェルの関係がおいしすぎてもうわたしは。そしてフェルがいちいち男前すぎていくら床ローリングしてもたりない。フェルの母国にも色々と裏がありそうでそちらの展開も楽しみなんだけど、とりあえず壁ドンは正義。

榎宮 祐「ノーゲーム・ノーライフ」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「だから俺は、『人類』を信じない」「だがその『可能性』を信じる」
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 2人で1人の無敵の凄腕ゲーマー兄妹“空白”。天才故に人間社会に馴染めず、引きこもりになっていた2人はある日、ゲームの勝敗で全てが決まる異世界に召喚される。16種族で国取りゲームをするその世界で、ゲームから脱落寸前の“最弱”人類種の王となった2人は異種族達への侵略を開始する。
 人の機微と人心を掴む事に長けた兄の空と、幼くして過ぎるほどの豊富な知識を持ち冷静な判断力で物事を見据える妹の白。紛うことなく“天才”であるがゆえに2人揃えば最強であり、同時に2人でなくては何も出来ない(まともな生活すら送れない)という共依存具合が大変美味しい。……のですが、2人にゲームでまけて“空に恋する”という命令を強制させられてしまった不遇の元人類種王女・ステファニーの弄られっぷりが正直たまりませんもっとあの娘辱めて!!ください!!!ただし健全の範囲で!(※ただしボーダーラインはToLOVEるやチャンピオンREDいちごである)
 人間の存亡を賭けた国取りゲームですら碁盤の事のように弄ぶ2人の無茶苦茶さと、それとは対象的に報われない天才を捨て置けない真摯な想いがたまりません。

湊 ようこ「氷雪王の求婚 〜春にとけゆくものの名は〜」(⇒感想
あの時ああしていれば、なぜ自分はこの時こうしてしまったのか。彼女の後悔は尽きない。それは私も同じだ。
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 恋人と引き裂かれ、皇帝エドリックの元に嫁ぐ事を強いられたアイリス。『氷雪王』との異名を持つエドリックは色々と曰くつきの人だった。妻を妻とも思わない態度に憤っていたアイリスが、少しずつ2人は夫婦らしくなっていく。その先にまつ、悲しい運命も知らずに。
 仲良くなってからはただの夫婦でなく、后妃として時には夫の力となり、2人で新しい国づくりをしようと邁進する2人の姿にときめきがとまらないんだけど、並行して語られる物語のはるか先、未来からの視点が指し示す二人の悲しい結末にゾクゾクさせられる。可愛らしい表紙からは想像も出来ないようなかっちりした中世ファンタジーロマンスで、男性女性問わずにオススメしたい一冊でした。

渡島 健康 「魔王様げ〜む!」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想
「さあ、いつも生意気なその口から、今日は違う声色を聞かせてもらおうかな」
  4840148198 4840148198 4840148198
 魔王ディンゴを倒しに行ったら魔法で性転換させられ、魔王直属のメイドにされてしまった勇者レイモンド(メイドとしての名前はレモンちゃん)。世の全ての女性を愛し、メイド全員を平等に愛すると豪語する稀代の女好きっぷりとセクハラだらけの行動に最初は反感ばかり覚えていたが、女としての生活に慣れてくるにつれ案外仲間想いで為政者としても優秀なディンゴに悪い気はしなくなってきて……。
 レーベルごとお亡くなりになって未完のまま終わると思っていたらなんとか3巻が出ました(ただし電子書籍オンリーだ)。メインとしてはディンゴとレモンの関係性を主軸に据えたハーレム内エロコメなんだけど、主人公のレモン(レイモンド)が男としていつか越えるべき相手としてディンゴの背中を追いかけながらも、同時に1人の女としてディンゴに惹かれていくという相反する感情の間で揺れ動く姿が溜まりません。続きが書けなくも無い終わり方だったので、別レーベルに拾い上げとかでもなんでも続きが出てくれないかなあ……

このキャラクターが美味しい!編


竜ノ湖 太郎「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想 / 4巻感想
「君は、この世界が好きなのか?」「ああ、大好きだぜ。一生涯を腐りながら過ごしてやれる程度にはな」
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 子供達3人は異世界からの「世界の全てを捨てて“箱庭”にこられたし」という招待状を受け、異世界へと召喚される。たどり着いたのは“ギフトゲーム”と呼ばれるゲームの勝敗が全てを決める世界。異世界にあっても特出した能力を持つ“問題児”達は様々な理由から、弱小ギルド“ノーネーム”に力を貸し、魔王を倒す事を決意する。
 チート能力を持った主人公3人が異世界の世界を舞台に所狭しと暴れまわる爽快感がたまらない!3人とも、ただ“問題児”なのではなく、様々な理由から元の世界で本気を出しきれなかったり不幸な境遇にあったり鬱屈を感じたりしており、過去の体験を引き金にした彼ら自身の信念に正直な姿が好感持てる。特に、3人の中でも更に特出した能力を持つ少年・逆廻十六夜の過去から現在に至るまでの物語が最高でした。常に「本気」を出す事を制限され、世界を愛した故に自ら腐って生きる事を決意した少年が自分の本気を存分に出せる世界にやってきて、暴れまわる姿には色々な意味でニヤニヤがとまりません。

大間 九郎「オカルトリック」(⇒1巻感想 / 2巻感想
「玉藻、私と二人で、幸福になろう」
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 狐憑きの少年“玉藻”は超絶美女でちょっと不思議な引きこもり探偵の“ねえさん”に愛されつつ(こきつかわれつつ?)、オカルト探偵の助手をやっている。ある事件をきっかけに、女子力高いテンション高い系メンヘラ・イソラと出会う。3人がそれぞれの愛と幸福を捜し求める物語。
 自ら消えたいと願った少年と、その少年を護ろうと必死になった“狐”の奇妙な物語。過去話から透けて見える玉藻とねえさんの共依存関係がおいしすぎる。あと玉藻の非処女主人公という設定はもうちょっと売り出してもいいとおもいます!!読み終わってみれば愛と幸福を追い求める登場人物たちの熾烈な生き方が焼きつくかのような、不思議な読み味の物語でした。しかし、色々な意味で物語内のインパクト大賞を選ぶなら最強メンヘラ・イソラたん以外になにもない感。

かじい たかし「僕の妹は漢字が読める」(⇒1巻感想 / 2巻感想 / 3巻感想 / 4巻感想 / 5巻感想
妹こそが、文学だ。
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 萌えで支配された23世紀。漢字は退廃し、文字はひらがなだけになり、文学界では実妹派か義妹派かがアツく議論される未来の日本に住んでいるイモセ・ギンは憧れの作家オオダイラ・ガイの家を訪問する。その先で21世紀の日本に飛ばされてしまって!?義妹に実妹、年の離れたロリ妹にロリジジイにおっぱい担当の21世紀ヒロインに囲まれて、23世紀で作家を志す少年が少しずつ成長していく物語。
 1巻の頃は主人公の空気読めない発言にイライラしたこともありましたが、そんなギンが過去の人類や未来の人類をはじめとした様々な思想を持つ人間と出会い、ゆっくりと成長していく課程が大変美味しかった。文字文化が未来に向かうにつれ少しずつ簡略・退化していくさまは微妙にないようにみえてありそうな気もして、SF小説としても大変面白かった。
 しかし、正直一番のみどころはそんなことよりクロハのフトモモだとおもうわけです。私はこれで黒ストに目覚めました!!


今月のまとめと読了記録[2009年11+12月分]

11月に読んだ本は6冊、12月に読んだ本は7冊でした。
冬コミやらなにやらで、本当に本を読む時間が無かった……

2009年11?12月にアクセス多かった感想


とある魔術の禁書目録19
⇒感想

バカとテストと召喚獣7
⇒感想

彩雲国物語 暗き黄昏の宮
⇒感想

ぐらシャチ
⇒感想

スピンオフシリーズのアニメ化の影響もあるのか、未だ根強い人気を誇る「とある魔術の禁書目録19」がアクセス数的にはぶっちぎりなのですが、発売日前数日に「続きを読む」状態にしてたとはいえたった6日間でこれだけアクセス数がある「バカとテストと召喚獣7」に噴いた。うちのブログは様々な意味で8割くらいバカテスで構成されているといっても過言ではない気がします。

たったひとりの女の子を守るため戦おうとする浜面の活躍が光る禁書19、明久&雄二の悪友コンビバッテリーに萌えが止まらないバカテス7、どっちも最高に面白かったです!!いよいよ最終局面に突入する「彩雲国物語」も続きが楽しみな感じ。同時に読んだ短編集「黄粱の夢」も良かったです。

この2ヶ月で読んだ本の中では数少ない新シリーズものの「ぐらシャチ」もよかった!ほのぼの路線から次第におかしな方向に展開して行く不気味さはまごうことなく中村恵里加。しかし、今年こそ「ソウルアンダーテイカー」の続きが出るとイイなあ……

2009年11?12月に読んで面白かった本


 
SH@PPLE-しゃっぷる- 7
⇒感想

 
魔王様げーむ!
⇒感想

生徒会の七光
碧陽学園生徒会議事録7
⇒感想

 
15×24 link three 裏切者!
⇒感想

どちらも新刊が出るたび「面白かったー!!」と叫んでる気がしますが、激動の展開だった「しゃっぷる」と結末へ向けて動き出した感じの「生徒会の七光」がやっぱりおもしろかったです。折り返し地点な「15×24」もなんかすごいことになってきた!

あと、あまり注目されてませんがメガミ文庫の「魔王様げ?む!」が予想外に面白かった。よくあるTS系男の娘モノかとおもったら、変態という名の紳士炸裂だが意外に良い人な魔王に翻弄されつつ、だんだん魔王城の一員として順応していく主人公の姿にとてもニヤニヤしました。

2009年11?12月の読了記録

今月はラノベ&ラノベ以外+再読合わせて全80冊。
多いな!とおもったら2ヶ月分だった。そりゃそうだ……

マンガは、様々な今まで読んだことの無い長編?シリーズに手をつけた2ヶ月でした。「砂時計」とか「かりん」とか。
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「私の好きな」ライトノベル・オールタイムベスト・75(草稿)

ラノベオールタイムベスト100の話題を見かけてからずっと「自分のオールタイムベスト100を作りたい」と思っていたのですがいつもの調子で紹介入りで記事化すると地獄のように長い記事になるので体力があれば夏コミで本にしようかな……と思っていたのですが、そのうち普通に「自分のオールタイムベスト100」の流れが界隈に来たので取り急ぎ出します。コミケで紹介本……というのは割と真面目に考えているのでもし覚えていたら夏コミ1日目のFC小説島をチェックしてみてくださいね(まだ本が出るとは言ってない)

なお、100タイトル選ぶつもりで85まで選んだところで「これは無理に100にするよりもここから少し削ってまとめたほうが正しいな……」という気持ちになってきたので75に削って出します。夏コミで本当に本にするなら改めて100にするかもしれないし50くらいまで更に削って出すかもしれない。そして好きな順・刊行順ではなくだいたい私が読んだ年代順です。

1990年代

1:神坂一「スレイヤーズ」「このジャンル」を認識した始まりの一作
2:山本剛「魔導物語」良きノベライズ
3:神坂一「闇の運命を背負う者」
4:新井素子「グリーン・レクイエム」続編の「緑幻想」が特に好き。
5:あかほりさとる「セイバーマリオネットJ」
6:久美沙織「MOTHER2 ギーグの逆襲」MOTHERがBROTHERになってしまう。
7:北条風奈「小説TWINSIGNAL」シンガポール行きたくなる!!!2巻が特に好き。
8:神坂一「ロスト・ユニバース」
9:庄司卓「倒凶十将伝」

2000年代

10:時雨沢恵一「キノの旅」
11:中村恵里加「ダブルブリッド」オールタイムベストスリーには余裕で入る
12:椎野美由貴「バイトでウィザード」
13:甲田学人「Missing」
14:神野オキナ「シックス・ボルト」
15:杉原智則「頭蓋骨のホーリーグレイル」
16:有沢まみず「インフィニティ・ゼロ」
17:鈴木鈴「吸血鬼のおしごと」
18:木ノ歌詠「カラっぽの僕に、君はうたう。 フォルマント・ブルー」
19:川上稔「AHEADシリーズ 終わりのクロニクル」電子書籍化待ってる…
20:賀東招二「フルメタル・パニック!」
21:岩井恭平「消閑の挑戦者」
22:岩井恭平「ムシウタ」
23:三上延「シャドウテイカー」このへんの三上延作品セット買い。
24:後藤リウ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」この本があったから18年待てたんだとおもう
25:藤原祐「レジンキャストミルク」殊子先輩が好きだ
26:風見周「殺×愛 ─きるらぶ─」
27:高殿円「カーリー」
28:土橋真二郎「扉の外」
29:喬林知「まるマシリーズ」三男派
30:虚淵玄「Fate/Zero」
31:林トモアキ「戦闘城塞マスラヲ」
32:井上堅二「バカとテストと召喚獣」
33:水瀬葉月「ぼくと魔女式アポカリプス」
34:菊池たけし「アリアンロッド・リプレイ・ルージュ」TRPGリプレイの中ではこれが一番好き。
35:神坂一「ドアーズ まぜこぜ修繕屋」神坂一挙げすぎってそろそろ思ってるよね。わかるよ。
36:小野上明夜「死神姫の再婚」
37:葵せきな「碧陽学園生徒会シリーズ」正式名称を使うめんどくせえオタク
38:田口仙年堂「吉永さん家のガーゴイル」最後の名乗りのカタルシスよ
39:平坂読「ラノベ部」平坂先生のリレー小説描写は神
40:田口仙年堂「魔王城」電子書籍化して!!!!!!!!
41:杉井光「さよならピアノソナタ」火目の巫女とどっちにするか悩んだ
42:田尾典丈「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」
43:うえお久光「紫色のクオリア」
44:壱月龍一「ラ・のべつまくなし」
45:渡島健康「魔王様げ〜む!」

2010年代

46:本田誠「空色パンデミック」こっちも電子書籍化して!!!!!!!!
47:あざの耕平「東京レイヴンズ」
48:海羽超史郎「STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐」続編「比翼連理のアンダーリン」が特に好き
49:柳実冬貴「Re(アールイー): バカは世界を救えるか?」
50:森 美紗乃「奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター」
51:かじいたかし「僕の妹は漢字が読める」異色の萌えディストピアSF
52:和ヶ原聡司「はたらく魔王さま!」
53:大樹連司「ボンクラーズ、ドントクライ」甘酸っぱくてほろ苦い青春の三角形。
54:夕鷺かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情」
55:渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
56:榎宮祐「ノーゲーム・ノーライフ」
57:賀東招二「甘城ブリリアントパーク」続きが読みたい……
58:壁井 ユカコ(GoRA)「K -Lost Small World-」男二人の依存関係とすれ違いと
59:ツカサ「銃皇無尽のファフニール」
60:羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」
61:望公太「最強喰いのダークヒーロー」
62:speakeasy(さがら総・橘公司・渡航)「クオリディア・コード」前日譚も本編も全部違う味わいがある
63:望公太「ラノベのプロ!」良い幼馴染ラノベだった
64:瀧ことは「腐男子先生!!!!!」書籍版完結してよかった……
65:師走トオル「ファイフステル・サーガ」
66:瘤久保慎司「錆喰いビスコ」3巻までしか読んでないんだけどその3冊がメチャクチャに好き
67:衣笠彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ」

2020年〜

68:二月公「声優ラジオのウラオモテ」
69:七夕さとり「悪役令嬢レベル99 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜」
70:有象利路「サキュバスとニート」このへんの有象利路作品も著者セット枠。
71:紫大悟「魔王2099」
72:七斗七「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」
73:鏡 貴也「伝説の勇者の伝説」令和になってから読んだ。
74:南野 海風「魔術師クノンは見えている」
75:とくめい「アラサーがVTuberになった話。」


「好きなライトノベルを投票しよう!!2013下期」に投票します

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2013年下期

 2013下半期は本当に本読めなかったんですが年変わってから無理矢理追い上げたりして8作品選んでみました。ラストスパートした俺ガイルと東京レイヴンズが本当に面白かったので読んでください。バカテスが面白かったのは最早自明の理なのでやっぱり読んでください。ハイキューとKのロスモワ的に壁井ユカコせんせいのバレーボール小説「2.43」とかも全力でオススメしたいので読んでください。

既存部門

amazon.co.jp:バカとテストと召喚獣12
井上堅二「バカとテストと召喚獣12」(⇒感想
 最後までアツい男子の友情を魅せつけられましたありがとうございました。
 あとこのラスト悪友エンドってことでいいんですよね?(迫真)

「お待たせ、雄二。準備は出来てる?」
「おせぇぞ、明久。誰に向かって言っていやがる」

【13下期ラノベ投票/9784047292932】
amazon.co.jp:ノーゲーム・ノーライフ5 ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです
榎宮祐「ノーゲーム・ノーライフ5 ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです(⇒感想
 複数の種族を一手に相手取る展開がアツかった!「最弱」の人類が他種族達をあの手この手でねじ伏せていく下克上っぷりがとてもたのしい。アニメも期待してます。

「一回、俺YOEEEからスタートし直せ。それでもまだクソゲと思うなら──」
「……何度、でも……遊ん、で……あげる」

【13下期ラノベ投票/9784040660806】
amazon.co.jp:はたらく魔王さま!10
和ヶ原 聡司「はたらく魔王さま!10」(⇒感想
 異世界を舞台に熱いバトルを繰り広げつつ、根底に根ざしすぎてる生活臭が最高。美味しい所を持って行く魔王のヒーローっぷりやばい。この挿絵がヒドい2013年下半期(P261)。

「この『ヒヤヤッコ』と『ミョウガ』を使えば、悪魔大元帥アルシエルは、
悪魔大元帥ルシフェルや、魔王サタンですら凌駕する力を手に入れられるのよ」

【13下期ラノベ投票/9784048661614】
amazon.co.jp:東京レイヴンズ10 BEGINS/TEMPLE
あざの耕平「東京レイヴンズ10 BEGINS/TEMPLE」(⇒感想
 第二部開始。色々わからないことだらけだけど、これからの展開に期待せざるをえないお話でした。新キャラクターの秋乃がどういう形で鍵を握るのか。とても続きが楽しみです。

その光線を受けて──東の空の彼方に、巨大な闇鴉が飛翔している。
黒衣の陰陽師が、東を目指し空を行く。
また、置いていかれた。

【13下期ラノベ投票/9784047129115】
amazon.co.jp:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。8
渡航「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。8」
 不器用な登場人物たちが、ある人は正面から向かい合い、またある人は背を向けることで心地良い居場所を維持しようとしてすれ違ったり傷つけあったり空回りしたりする姿が本当に辛い。あと葉山が八幡好き過ぎてこれは海老名さんでなくても辛い(別の意味で)

「……すべての人があなたを気に掛けて、嫌っているなんて自意識過剰だわ」
【13下期ラノベ投票/9784094514513】



新規部門

amazon.co.jp:2.43 清陰高校男子バレー部
壁井ユカコ「2.43 清陰高校男子バレー部」(⇒感想
 ラノベ枠に入れていいのか判断が分かれるけど。バレーバカの灰島と灰島につられてバレーを始めた黒羽が、様々な紆余曲折を持ちながら高校バレーの頂点を目指すお話。バレーで青春で男の友情で重い過去です。よもう。
「証明する。秋季大会で。おまえにあげるトスは全部、最高にいいやつにする。
……取り返したかったのは、おれだから……」
【13下期ラノベ投票/9784087715231】
amazon.co.jp:クレイとフィンと夢見た手紙
友野 詳「クレイとフィンと夢見た手紙」(⇒感想
 MF文庫Jで男二人の相棒物な連作短編!!頭脳労働担当なちっさい系先輩・フィンと肉体労働担当なおっきい系後輩・クレイが「届く筈の無い手紙」を届けに行くお話。ちょっとふしぎなお話も楽しいんだけど、主人公コンビの軽妙なやりとりに始終ニヤリとさせられてしまう。
「おい、助けてやっただろうが。礼のひとつもなしか?」
「後輩くんのおしごとは、先輩であるぼくのサポートでしょう?」

【13下期ラノベ投票/9784840154109】
amazon.co.jp:魔王と姫と叡智(えっち)の書
霜野おつかい「魔王と姫と叡智(えっち)の書」(⇒感想
 魔王(ピュアな貞操観念をお持ちの常識人)がファンタジー世界でエロ同人作家(男性向)のお姫様や執事や勇者やらに振り回されるお話。タイトルと表紙じゃ内容つたわらなさすぎるのマジ遺憾の意。あとツイッターネタがリアル同人女子すぎてわろえない。まじあの1Pの衝撃といったらない。
没姫(@botsu_p):あーあーあー…………。
没姫(@botsu_p):やってしまいました…………うわぁ…………ない…………あれはない…………。

【13下期ラノベ投票/9784797375275】