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読了記録まとめ[2010年8?9月分]

今月も時間がない!!
10日に開催される「COMICCITY SPARK5」合わせの原稿中で今回もギリギリ綱渡りな今日この頃いかがお過ごしですか。今回は薄いコピー本を作っていく予定なのでイベント参加される方は是非覗きにきてやってください。多分今回もギリギリまで睡眠時間を削って力尽きている姿がみられるのではないかと思われます。

さてさて、毎年恒例の「このライトノベルがすごい!2011」Webアンケートは本日が締め切りです。私も滑り込みで今朝投票してまいりました。まだ投票間に合いますので、我こそはラノベ好き!!と言う人は是非投票してくると良いのではないかと思います。

ライトノベルBESTランキングウェブアンケート


個人的な見どころは
3年連続トップ死守なるか!?第三の性別:木下秀吉(バカテス)
          VS
トップ奪還なるか!?ムッツリ傭兵:相良宗介(フルメタ)


であると言ってみます。
相変わらず男子部門以外見えてません。

以下は8?9月の読書メーターログ+α。

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フルメタル・パニックを最終巻発売に向けて再読した+再読のススメ

7/17の最新刊発売にむけて、フルメタ本編+αを再読しました。
再読した本の感想は基本的に書かないことにしているのですが、読んだのが大分前なので読書メーターの感想を元にシリーズ全ての感想をまとめておきます。

また、ついでに好きなシーンの引用とあわせて読みたい短編メモを載せてみました。
引用はあくまで名台詞じゃなくて「好きなシーン」なので偏ってるのはご愛嬌!!
これから再読する予定のある人への、再読への一助となれば幸いです。



■ 戦うボーイ・ミーツ・ガール フルメタル・パニック!1

彼の顔は暗がりの中で、はっきりとは見えなかった。ただ彼女には、瞬間、彼の目がぎらりと光ったように思えた。そして??きっと錯覚だったのだろうが??彼がぞっとするような笑みを浮かべた気がした。
「俺は素人ではない。専門家<スペシャリスト>だ」

かなめかっこいいよかなめ!!
序盤の「専門家」っぷりとはうってかわった宗介の空回りっぷりににやにやがとまらない。

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■ 疾るワン・ナイト・スタンド フルメタル・パニック!2

こんなことは馬鹿げている。どこかに隠れているべきだ。そうだ。やめとこうよ……。
彼女は必死になって自分に言い聞かせた。もう結論は出ているのに。
その結論。
だって、彼が危ないのだ。そして、あたしが必要なのだ。それに、自分の気持ちも。あいつがあの子とどんな仲だろうが、それは全然動かない事実だ。彼が死んだら、ものすごくいやだ。やだよ。絶対、やだ。つまり、行くしかないじゃないか。

ソースケ、テッサとかなめ間で板挟み。
かなめのこととなると戦場だろうがなんだろうが目に見えて狼狽する宗介も可愛いけど、かなめを牽制したくて、宗介にいいとこ見せたくてらしくない行動を取って後から後悔するテッサにニヤニヤ。

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【あわせて読みたい】
 あてにならない六法全書?:「女神の来日(受難編)」
…「号令係のおじさん」の正体が…

■ 揺れるイントゥ・ザ・ブルー フルメタル・パニック!3

「あの娘か……!?」
ガウルンが歯噛みし、テッサが微笑んだ。
「彼女は最高よ。あなたがわたしを殺しても、彼女がこの船を守ります。そして??」

何気に名台詞揃いの1冊。
「愛してるぜカシム?!」とか「カシムカシムと馴れ馴れしいんだよ」とか……
何気にクラマが登場してきたり、カリーニンの裏切りフラグが立っていたり、アマルガム幹部のコードネームがちらっと出てきたりと、読み返すと後半への伏線が…。クルツ&宗介の息の合いっぷりにニヤニヤしたり、エピローグの宗介とかなめのやりとりにときめいたり。

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【あわせて読みたい】
 自慢にならない三冠王?:「猫と子猫のR&R(ロックンロール)」
…テッサの大事にしている写真の正体とは。

■ 終わるデイ・バイ・デイ〈上〉 フルメタル・パニック!4

暖かくて柔らかい未知のものが、心臓をきゅっと締め付けるような??そんな感覚だ。顔が熱い。なにかが、体の奥からこみ上げてくるような気がした。
なぜだろう。懐かしい。
こういう感情の名前は、なんというのだったろうか……?思い出せない。

散髪シーンはアニメで見ても原作で読んでもどうしたって神回!!
宗介・かなめ・テッサのすれ違い。かなめと二人で居る時の暖かい気持ちが『わからない』ではなく『思い出せない』、という言葉の使いかたにきゅんとなる。今まで考えたこともなかった「未来」という概念に戸惑う宗介の姿が印象的。

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■ 終わるデイ・バイ・デイ〈下〉 フルメタル・パニック!5

「ソースケ……」
どうしてここにいないの?あんたが悪いのよ?あんたがいないから、あたしは、あんな風に、どうしてくれるのよ?あんただって、こんなのイヤでしょう?あたしだってイヤだよ。なんとかしてよ。そばにいてよ。『問題ない』って言ってよ。
声にならない声。答えが返ってくるわけもない。こんな場所で、1人で泣きじゃくっていたところで、なにも変わらない。
リセットができたら。せめてあの散髪のときまで、時間を撒き戻せたら。

「彼女の問題」のかなめと、OMFラストの宗介は対称になってるよなー…とか。
上巻の散髪シーンから「彼女の問題」までの繋がりが物凄く好きだ…!あと、アルと宗介の教育メッセージ会話とラストバトルでの軽口の応酬がとても好き。上巻からの憂さを一掃するようなラストバトルも最高!

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【あわせて読みたい】
 サイドアームズ2 極北からの声:「極北からの声」
…『カシム』時代の宗介とか、カリーニンが宗介をかなめの護衛にした本当の理由とか。

■ 踊るベリー・メリー・クリスマス フルメタル・パニック!6

「カナメさんのことが好きなの?」
「……たぶん、そうです」
「わたしよりも?」
宗介の頬が引き締まる。だが逡巡の末、宗介は、はっきりと答えた。

アル可愛いよアル可愛いよアル!!!
前後の話と比較するとややコミカルな話ではあるけど、振り返ってみれば宗介が自分の「守りたい場所」と「最愛の人」を自覚した、大切なエピソード。三角関係を最後まで引きずらずに、ここできっぱりとテッサではなくかなめを取ったところが凄く宗介らしいと思う。あと帽子を回したマデューカス中佐のかっこよさヤバイ。

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【あわせて読みたい】
 サイドアームズ2 極北からの声:「<トゥアハー・デ・ダナン>号の誕生」
…テッサの過去。若き日のセイラーにニヤリ。

■ つづくオン・マイ・オウン フルメタル・パニック!7

『??これでお別れということかな?』
「……おそらく」
『そうか。達者でな。……君との10か月は楽しかったよ。本当に楽しかった』

林水先輩と宗介の「信頼関係」にときめかない女子なんていません!
本シリーズ中、一回だけ使われた宗介の「先輩」呼びはヤバイと思います。
かなめ達の「日常」が宗介の本来属する「非日常」によって押しつぶされていく様子が容赦ない。宗介が「守りたいもの」を自覚した直後にこういう事件が起きるのがまた……。短編シリーズで陣代高校の生徒達がどれだけ善良な人々か痛いほど知っているだけに、終盤の糾弾が胸に刺さる。…しかし、林水先輩の指示で校舎から逃げ出す生徒たちの姿に、シリアスも忘れてうっかり噴きだしたのは私だけじゃないよね!?

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【あわせて読みたい】
 同情できない四面楚歌?:「追憶のイノセント(前後)」
…本当は「短編全部」、といいたいけど。
 サイドアームズ2 極北からの声:「大食いのコムラード」…マオを助けた白い虎の正体。

■ 燃えるワン・マン・フォース フルメタル・パニック!8

「千鳥」
会いたい。どうしようもなく。無理だとは分かってるが。会いたいんだ。
そばにいてくれ。
俺の背中を叩いて、なにかを言ってくれ。
それだけ、たったそれだけでいいんだ。

アーバレストに露骨に執着する宗介可愛い。
最初に宗介が垣間見た「様々な可能性」はクライマックスへの伏線…?かなめを追う宗介がナミと出会い、かなめと出会う前のような生活を送るうちに自らの行動目的を見失いかける姿と、そんな中でも半ば本能的にかなめを追い求める姿が印象的。色々な意味で引き返す最後の機会だったんだろうな。後は文字通り前へと進むだけ。

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■ つどうメイク・マイ・デイ フルメタル・パニック!9

『前・生徒会副会長としてあんたに命令するわよ。いい?』
ずずっと鼻をすする音。向こうで彼女が泣いている。
『あたしを助けに来て。どんな犠牲を払ったって構わない。何人死んだって??何百、何万、何億人死んだって構わないから。だから、あたしを迎えにきなさい!あんたの持てるすべて??そのクソの役にも立たない、非常識で迷惑きわまりない兵隊の技能を総動員して、どんなにヤバい相手でもギッタギタにやっつけて、あたしを抱きしめにきなさい!!あんたならやれるでしょ!?どう!?』

コートニーのファッ●ン会話は無駄にテンションが上がるw
死の淵から這い上がった宗介が少しずつ色々なものを取り戻していく話。カリーニンの事をはじめ変わってしまった事もあるけれど、ウルズトリオ再集結→アル復活&ARX-8大活躍の流れは猛烈に熱い!補助腕を2本持つ新たなAS<レーバテイン>は宗介&アル、意気の合った「戦友」二人の為の機体なんだなあと思った。ラストの宗介&かなめ、二人が遂に交わした本心からのやりとりに、二人の幸せな未来を願わざるをえません。

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【あわせて読みたい】
 安心できない七つ道具?:「老兵たちのフーガ」
…ファッキ●じーさんズと宗介の出会いとか。

■ せまるニック・オブ・タイム フルメタル・パニック!10

前に温泉に入ったのは、いつごろだっただろうか?だれと行ったっけ?だれが発案して、だれが大騒ぎを起こしたんだっけ?
「…………?」
そのとき、自分の意思とは無関係に、頬を熱いものが伝っていくのを感じた。二つの目からあふれかえってくる熱い液体。自分にはもう意味がないはずのそれが流れていくのを、彼女は心底不思議に思った。

序盤のクルツとマオが幸せそうすぎて生きるのが辛い。
ウィスパードの真実とかなめの変貌。表の感情とは裏腹なかなめの「涙」と、心では悲しんでいるのにどうしても泣けなかった宗介の姿が対称的だった。宗介があたりまえの人間のように感情を露わにすることが出来る日は来るんだろうか。レナード達が選ぼうとしているような選択ではなく、かなめと宗介が泣き合い、笑い合える、皆が出来る限り幸せになれる結末が訪れますように。
それはそれとしてヤンの存在感の薄さとレイスの本名に全日本人が驚愕。

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【あわせて読みたい】
 同情できない四面楚歌?:「エンゲージ、シックス、セブン」
 サイドアームズ 音程は哀しく、射程は遠く「音程は哀しく、射程は遠く」
 サイドアームズ 音程は哀しく、射程は遠く「女神の来日(温泉編)」
 サイドアームズ 音程は哀しく、射程は遠く「ある作戦直前の一幕」


■ 音程は哀しく、射程は遠く フルメタル・パニック!サイドアームズ1

ときおり、マオはこう思う。
彼の日頃の陽気さは、陰惨な本性の裏返しなのではないか?本当のところ、彼が心を開いているのは、自分のライフルだけなのではないか?あの相良宗介よりも、彼は生命というものを突き放して見ているのではないか……?
クルツ・ウェーバーの存在は、そういう意味で異質に思える。正直に言って、少し怖いときがある。

最終巻に行く前に、是非とももう一度読み返したい一冊。
表題作や「温泉編」を中心にクルツ祭りな1冊。「音程は哀しく?」はマオから見たクルツの一面がとても印象的。狙撃兵としての一面に一抹の不安を覚えつつ、なんだかんだでこの頃から気になってたんですね姐さん!「ある作戦前?」で正体知らずにお互いの腕を大絶賛するクルツ&宗介にもニヤニヤが止まらない。残りは…色々な意味で賀東さん趣味走りすぎだw

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■ 極北からの声 フルメタル・パニック!サイドアームズ2

それまで彼がどれほど過酷な時間を過ごしてきたのか、この私には想像もつかない。
『ぼくがまもる』と言っていたぬいぐるみを、彼はもう持っていなかった。代わりに抱いていたのは、まだ熱の残る弾切れのAKライフルだ。

カシム可愛いよカシム!
カリーニンから見た宗介の半生と、マデューカスから見たミスリルの誕生・テッサとの出会いのお話。たとえ覚えていなくても「いきなさい」「たたかって」という母親の最期の言葉が、宗介の心の奥底に今も根付いていると思うと感慨深い。宗介とボン太君との奇妙な因縁も面白いなあ。しかしカリーニンは何気に宗介の事が大好きだよね。

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また、本編をもうちょっと手軽に(主に時間的な意味で)おさらいする方法としては、
コミック版「フルメタル・パニック!Σ」シリーズの一読をオススメします。


4047124168フルメタル・パニック!シグマ(1)
(カドカワコミックス ドラゴンJr)
上田 宏 賀東 招二 四季 童子
角川書店 2005-08-01

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「終わるデイ・バイ・デイ」編からはじまって基本的に本編を忠実に追っていく感じなのですが、「女神の来日(温泉編)」「エンゲージ、シックス、セブン」等、本編にかかわる短編を適度に挟みつつ展開されていくので、なかなか面白いです。ていうか「ニックオブタイム」編の直後に「エンゲージ、シックス、セブン」を持ってくるのは反則だと思うの…!!
現在コミックスで「せまるニック・オブ・タイム」編まで終了しているので、「スタンドバイミー」編突入前に一通り読んでみると新しい発見があるかも。


【ラ管連るっ!】スタート:「今日だら」号

今ラノベ感想サイト界隈で流行らしい平和さんテンプレをうちでもリスペクト!!
……いえ、なんかやらないといけないような気持ちにかられたので。

あわせてよみたい

ご挨拶

はじめま(以下略)

読書傾向について


さて、本題のオススメ紹介に入る前に私の読書傾向などについても簡単にご説明をさせて下さい。私がライトノベルを読み始めたのは1995年頃、スレイヤーズやあかほりさとる世代 ((オーフェンは読んでなかったので割愛)) です。学生時代に大いにハマった後、暫くはメディアミックス作品ばかり追いかけていましたが、「ブギーポップ」「キノの旅」を代表する電撃文庫全盛期時代にどっぷりと浸かりこみ ((だがしかし元凶はその2つではなく「ダブルブリッド」だった)) 、現在ではディープな勢いで読みふけっています。

読む作品の傾向としてはまず基本として熱血と厨二と異能が大好きで、ハーレムハーレムしたただのラブコメ ((当ブログのMFJカテゴリの記事数が異様に少ない元凶とも)) とかでなければ美味しくいただけます。最初の頃は角川スニーカー・富士見ファンタジア文庫が中心でしたが、今はすっかり電撃文庫がメインに……なったと思いきや最近はファンタジア文庫にすっかり原点回帰中。苦手分野はラブコメ時空の強いレーベル全般。面白い作品も多いのですがどうしてもハードルが高くなってしまいます……。

ちなみに最近は富士見ファンタジア文庫の「東京レイブンズ」やメガミ文庫「魔王様げ?む!」、ビーズログ文庫の「死神姫の再婚」が面白かったです。電撃文庫の「境界線上のホライゾン」は全裸をこよなく愛する皆さんには大変オススメですので各自紳士の皆さんは今すぐレジに走ると良いと思います。

マイ・ベスト・ライトノベル


ラノベ関係のオフ会以外で初めてお会いする方にライトノベル遍歴を話すとかあまりない気がするのですが、とりあえずすぐに挙げる作品が3つあります。「セイバーマリオネットJ」「ダブルブリッド」「フルメタル・パニック!」の3つです。

4829129018SMガールズ セイバーマリオネットJ〈12〉
愛・乙女 (富士見ファンタジア文庫)

あかほり さとる ことぶき つかさ
富士見書房 1999-07

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ラノベにハマった黎明期に読んだシリーズというと「スレイヤーズ」「小説TWINSIGNAL」「セイバーマリオネットJ」の三択なのですが、一番未だに思い入れの強いシリーズはこれかなあということで。感情を持った機械仕掛けの乙女達と世界をかけた恋愛をすることになった普通の少年の物語。ただのハーレムラブコメかと思っていたらどんどんディープに、重たくなっていったのが印象的でした。個人的マイベストは5巻と12巻。

余談ですが、人生で一番読み返した小説はノベライズですけど「小説TWINSIGNAL Vol.2 仮想の未来」だと思います。人生で一番読み返した本だと思うし、今後この小説よりも読み込む小説は金輪際現れないんじゃないかなあと思います。愛すべき人を失った電子生命のお話で、原作コミックスを知らない人にもオススメ。

4840214174ダブルブリッド (電撃文庫)
中村 恵里加 藤倉 和音
メディアワークス 2000-02

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ライトなラノベ読みだった私をディープなラノベ道に突き落としたシリーズ。「アヤカシ」と人間の狭間の存在・『ダブルブリッド』である主人公・片倉優樹と彼女を憎み、慕い、のちに傷つけようとする男・山崎太一郎の物語。4年越しの新刊発行・完結の報せを聞いた時には飛び上がって喜んだのも懐かしい思い出です。

ところどころに激しい「傷み」の描写があり、なかなか人には布教しづらかったりもするのですが…でも大好き。

4829128399戦うボーイ・ミーツ・ガール—フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
賀東 招二 四季 童子
富士見書房 1998-09

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今、一番完結が待ち遠しい作品。数年ぶりに新刊発行とシリーズ完結の告知があり、ラノベ好き界隈では話題性も高いこの作品。ラノベジャンルでは比較的珍しい?ロボットアクションというジャンルの魅力を存分に生かした熱いバトル展開の数々と、打って変わった学園パートでのドタバタ具合が最大の魅力です。ていうかこの作品の魅力については大手の人が存分に語っておりますのでそちらを参照すればよいのではないかと思いますのでとりあえず「アニメ4期マダー?」「スパロボ据え置き機参戦マダー?」「完結編タノシミー!」と叫んでお茶を濁したいと思います。

ちなみにだいぶ余談ではありますが、この作品の主人公である「相良宗介」は数あるライトノベル作品でも屈指に好きな主人公です。彼の持つ重い過去やプロの傭兵としてのプロフェッショナルな仕事振りやそれとは対称的な学園生活でのヘタレっぷり、そして「傭兵」としての自分と「ただの男」としての自分に葛藤する姿など……とりあえず好きなものは好きなんだからしょうがない!彼はシリーズ中でいつでも光輝きまくってますが、彼の幼少時代の語られる「極北からの声」は今でもお気に入りの作品のひとつです。 ((以上、この段落まるごと大手の人のテッサ語りの改変コピペなのであった))



え?なんでここまできて「バカテス」が出てこないのかって?

4757733291バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
井上 堅二 葉賀 ユイ
エンターブレイン 2007-01-29

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……いや、あまりにも今現在進行形でフィーバーしてる作品って、熱が落ち着いた後じゃないとこういう「マイベスト」には入れたくなくないですか。あと2年もすればマイベストラノベとして君臨してるんじゃないかなあという気がするのですがなんかこう、今ここに入れてしまうのは……違う気がします!!

今一番フィーバーしてる作品、といえば間違いなくこれなのでとりあえずこれに今一番ハマってますよ、と紹介だけしてみます。

あわせてよみたい : 読書遍歴を振り返る流れに便乗する その1(小学時代編) :https://urara.tank.jp/log/eid1229.html


ラノベ部3

[著]平坂 読 [絵]よう太

留学生のリアを加え、それでもいつもどおりまったりとした日々を過ごすラノベ部の面々。ある日、漸く自室の片付けがひと段落したリアが文香達に教えてもらった書店に向かったところ、意外な人物と出会って……
   個人的お気に入り度数
ライトノベル部こと「軽小説部」の面々が部室で他愛もないことを語り合ったりする学園小説シリーズ、完結編。今回はラノベ部内を駆け巡る恋愛戦線に大きな動きが!?

小ネタ一杯で軽いノリで楽しめる文章の数々には相変わらずニヤニヤが止まらないのですが、やはりリレー小説の破壊力の高さが異常。人が変わるごとにどんどん勝手な方向に変わってしまう物語も凄いんですが、今回は何より文香パートが酷い。漢字の少ない、子供のような文体とはうってかわったグログロな展開に噴出しました。っていうか今回の文香は隠し切れない黒オーラ出てた気がするんですがきのせいですか!リアの気持ちに気付いた途端告白したり…と、この作品で一番黒いのは実は彼女なんじゃないかという気がしてきた……

竹田を巡る恋愛戦線は駆け足で終わってしまっていてなんだか物足りない部分も多かったですが、ずっと文香に自らの正体を隠していた暦が…とか、いろいろな部分にきちんと決着がついていってスッキリした終わり方ではありました。(しかし、文香と暦の見開きカットは正直必要だったのか…?ここは普通の1P挿絵でよかったと思うんだけど)それにしても、暦は様々な意味で将来が心配です。文香の妹と共に変な方向に足を踏み外さないようにしていただきたい…

そして堂島かこいいよ堂島。彼の“日常系”作品に対する考察は自分の趣味嗜好とも繋がるものがあって面白かった。個人的には、このシリーズではやっぱり堂島が好きだったので、彼の出番が結局最後まであんまりなかったのはちょっと残念です。

元々小ネタの集合体みたいなラノベなので、マンネリと言われる前にまとめてしまう方が綺麗な終わり方なのかもしれないけど、盛り上がってきた恋愛戦線とか暦の小説家としての・少女としての成長はもうちょっと長い時間をかけて眺めていたかったかも。あと1?2冊くらい読みたかった気がするなあ。特に女性陣3人に振り回されるヘタレ竹田、という構図がもうちょっと見たかったなぁ!!あとラストで出てきた暦の母親が素敵すぎなんですが彼女の出番は!

最後までニヤニヤほわほわ、楽しく読ませていただきました。
次回作もこんなノリの日常系ラノベになるそうなので、そちらもちょっと気になる。楽しみです。

最後に、自分の見つけたもので、元ネタ作品が明記されていなかった系のネタ一覧。
今のところネタまとめやってる感想記事がなかったようなので……ほぼ自分用まとめメモ。
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「2008年下半期ライトノベル萌杯」投票します(※パッション増量当社比150%)

ラノサイ杯のシステム流用して、キャラ萌え投票ってどうよ?
メインとなるのはキャラ萌えであるため、作品自体の出来は全く問題ではありません。この方式なら投票自体が目的にはならず、思う存分自分のサイトで萌え心を発揮していただけます。メカ萌え? 動物萌え? ご自由にどうぞ!
ていうか、投票するのはただのおまけで、好きなキャラについて語ることこそが真の目的であるとあえて断言しましょう!

というわけで投票します。というかなんかもう、投票せざるをえないと思った。パッション全開の萌え語りに加え、個人的にツボに入った場面の引用等もございますのでネタバレとかを細かく気にする方はご注意ください。心の準備が出来たら「続きを読む」をクリックするんだ!

なお、書影は該当キャラが映っているものを率先して表示させているので期間内・期間外・関連メディアなどぐちゃぐちゃですがその辺はご容赦ください。本当はもういっそ、自分で絵描くしかないんじゃないかと思ったんですが語りに時間掛けすぎてそんな暇なかったっていう!!っていうか男子キャラも表紙に出してください!!

…とりあえず最初に一言。長いよ?
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2008年に読んだ本まとめ その1

新年明けたら公開しようと思ってたけど皆年内に公開してるからまあいいやということで、あと1時間ほどで新年です。
さまざまな事があった2008年でしたが、2009年もよろしくお願いします。

というわけで、年明け恒例の年間まとめ記事です。ぱーと2は明日にでも。
さていってみよー。

2008年の読了冊数
 2008年 1月:15冊 [まとめ] 2008年 2月:18冊 [まとめ]
 2008年 3月:24冊 [まとめ] 2008年 4月: 18冊 [まとめ]
 2008年 5月:18冊 [まとめ] 2008年 6月:18冊 [まとめ]
 2008年 7月:24冊 [まとめ] 2008年 8月:25冊 [まとめ]
 2008年 9月:23冊 [まとめ] 2008年10月:23冊 [まとめ]
 2008年11月:21冊 [まとめ] 2008年12月:18冊 [まとめ]
合計:245冊

再読分を含めての冊数ということはありますが、去年の173冊から大幅に増加しました。
年末に読了本が露骨に減るのは冬コミ的にお察し。
…とはいえ、なぜか毎年夏コミ前は減らないのですが。

2008年の属性別オススメ本
お勧めとかいいつつ、増やしすぎだこれ……ほぼ全体の10%じゃないかorz

燃えた


Fate/Zero Vol.4-煉獄の炎-

吉永さん家のガーゴイル15

バカとテストと召喚獣4


ラストはボロ泣きだったので「泣いた」に入れるか悩んだけど、やっぱりこの作品を一言で表すなら“燃え”かなぁ……ということで「Fate/Zero vol.4」。いろいろ言いたいことはありますがイスカンダル・ウェイバーコンビ最高ーーー!と叫びたい。私の友人には「Zero」からFate本編に興味もった人もいるんで、本編ゲームのネタバレとかきにしない人は読んでみればいいと思うよ!!

今年の後半は田口仙年堂と杉井光に持っていかれました……というわけで、完結おめでとう!!な「吉永さん家のガーゴイル15」。ご近所町内のほのぼの家族愛成分は失わないまま、綺麗に決着をつけてくれました。ラストのガーゴイルの名乗りはおいしすぎるだろうjk。来月はおるたの方だけど短編集が出るようなのでそちらも期待してます。あと新作「魔王城一限目」も楽しみ。

バカと笑い成分も好きだけど、この作品の裏の魅力はやはりこの熱さだと思うんだよ!ということで「バカとテストと召喚獣4」。終盤の明久vs清水美春が美味し過ぎました。普段からバカでドジで情けなくて天然な部分ばかりが目立つ明久だからこそ、びしっと決めてくれると心に響くものが…。バカもギャグも最高だけど、明久・瑞希・美波の巻き起こす三角関係の行方にも今年は注目していきたいです。

泣いた


“文学少女”と神に臨む作家(下)

フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム

さよならピアノソナタ4


やっぱ泣かされたというと、今年の「このラノ」をぶっちぎりで制して完結した「“文学少女”と神に臨む作家(下)」。最終巻はなんだかヤンデレ決定戦でしたが……そして本編の展開にボロ泣きしつつ、ななせのけなげさに涙が止まりません。きっと本編の語られてないところであの娘には幸せになれてるに違いないと祈らざるをえない。

そしてこちらも完結目前な「フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム」。やっぱり彼の死にはとんでもない衝撃を受けました…主人公が死んでもしぶとく生きてそうな気がするのに。最終巻でのミラクルにひそかに期待してますが。余談ですが最終巻の序盤をドラマガで読みましたが、宗介とかなめの居ない陣代高校で流れていった時間の大きさを感じて悲しくなったりしました。

最後はこっちも完結!な「さよならピアノソナタ4」。真冬・千晶・神楽坂先輩3人のそれぞれの気持ちが胸に突き刺さる、切なくて甘酸っぱい名作でした。しかしナオはもうちょっとしっかりしてほしかったな!真冬が居ないフェケテリコのライヴシーンは必見。

L・O・V・E(元ネタのレーベルは残念なことに…)


境界線上のホライゾン(1下)

とらドラ7!

ばけらの!


“熱い”に振り分けてもいいけどやっぱりこの作品の根底は“LOVE”だよな!!というわけでダントツトップは「境界線上のホライゾン 1下」。1巻にして最終回バリの盛り上がりっぷりと、愛するホライゾンのため邁進する主人公・トーリの姿が熱すぎます。もう本当に、トーリ好きすぎてしょうがない。これだけトップギアで盛り上がって2巻以降がどうなってしまうのか、本当に楽しみなシリーズです。

アニメ化効果もあって今年は盛り上がりっぱなしの「とらドラ!」。5巻で本領発揮してそれ以降はどれをとっても名作すぎてどれを選べばいいのか判らない。しかし、竜児・実乃梨・大河の想いが決定的なすれ違いを生む7巻が一番衝撃的だったかなあと。アニメの今後も含め、これからどうなっていくのか最もハラハラしながら見守っているシリーズかもしれません。

最後はガラっと趣向を変えてラノベ作家擬萌えキャラ化コメディ「ばけらの!」。内輪ネタなのにちゃんと普通にヒカルとイヅナのラブコメとしても成立しているところがにくかったです。あとなんかもう、「ばけらの」以降人知れずラノベ作家さんのブログをチェックし始めるようになった私が居ます。

ところで余談ですが井上堅二子ちゃん(14歳美少女が参戦したあたりのラノベ作家ブログ関連の反応が面白すぎてしょうがないのですが、堅二子ちゃんはばけらのには出ないんですk(強制終了)

ダーク&欝


花園のエミリー 鉄球姫エミリー第三幕

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 5 欲望の支柱は絆

アカイロ/ロマンス


1巻でメインキャラほぼ全滅という大惨事をたたき出した「鉄球姫エミリー」がまたやってくれました。第二幕、第三幕と持ち上げておいてラストで一気にどん底までたたき落とすという鬼畜っぷりが素敵すぎる。第四幕でちょびっと持ち直したもののまだまだ絶望的な状況からどのように物語が動いていくのか、とても楽しみ。

そしてダークというかヤンデレ方向で名をはせたのが「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5」。1巻の後2?3巻が余りツボにこなくていったん切ったのですがひょんなきっかけから再び購入しはじめ。個人的には5巻がやはり最高だったなあと思います。事件がいったん解決したと思わせておいて突き落とす嗜好がたまらなかった。6巻も悪くないけどちょっと“らしくなさ”が目立ってしまったというか……あれで最終回だとしたら本当にダークというか鬼だな。

そして電撃の黒い太陽こと藤原祐+椋本夏夜コンビの新作「アカイロ/ロマンス」。今のところ前作・レジンキャストミルクほどツボにくる場面はないのですが、いきなり1巻でメインヒロインだと思われていた女の子の*が*んだり、2巻でヒロインが******を構えてみたりと局地的な破壊力は髄一かと。今後の展開に期待したいです。

笑った


生徒会の一存

バカとテストと召喚獣3.5

H+P?ひめぱら?


個人的にだけど、今のラノベで一番純粋に“笑える”というポイントを競わせたら「生徒会の一存」シリーズに勝てるシリーズはないんじゃないだろうか。私が未だ電車の中で読めない唯一のラノベ。テンションが高くて内容の無い会話で構成される物語とちょっとおかしな普通の人々のやりとりに思わず笑い転げてしまう。バカなのに頭が良くて完璧人間な杉崎鍵の魅力もはずせません。

そして版権パロ発言ネタまみれの生徒会といろいろな意味で双璧をなすのが「バカとテストと召喚獣3.5」。普段のテストやバトルもありの本編も良いけど、学校の授業から飛び出した面々が繰り広げるバカと萌えまみれの日常生活は怒涛の笑いの連続。秀吉の水着やウェイトレス姿が拝めるのもポイント高いですが、明久の萌えキャラ化が明確に始まるのもこの巻からなので、腐女子・腐男子はここ読むまでは切るなマジで頼むから!!

最後はギャグラノベではないけど、ひたすら頭を軽くしてニヤニヤ楽しめるのが「ひめぱら」。“子作り”のため、異世界に召喚されたカタブツ主人公が5人の美姫達に迫られるというテンプレ通りのエロコメですが、お姫様たちの猛烈アタックから逃げ回る主人公とか限界ギリギリのエロ挿絵とか、テンプレすぎて面白いです。この手の作品は久しぶりに読みましたが、エロの具合が物凄い絶妙にツボにハマっているので、ぜひともこのままがんばって欲しいです。

打ち切りじゃない、続きがでないry


暴風ガールズファイト2

火目の巫女

ダナーク魔法村はしあわせ日和 いとしのマリエラ


「あれ入れようと思ったけど枠が一杯ではいらないよ!」とぼやいたら「打ち切り枠を作ったらいいじゃない」といわれたので枠を増やしてみたよ!ということで、今年一番輝いていた打ち切り作品といえば誰がなんと言おうと「暴風ガールズファイト」ですよね!女子高で繰り広げられるラクロス部員たちの熱い青春を描くスポコンラノベ。女子高出身としては、女子高描写がリアリティ高かったのもかなりポイント高し。「このラノ」でも19位に入って、ファンの要望もこんなに高い作品なんだからぜひとも再開して欲しいなあ……。ていうかファミ通は打ち切るのが毎回早すぎます。これといい「カーリー」といい…。

打ち切られたの今年ではないですが、今年後半の杉井光強化月間から「火目の巫女」。“ダーク&欝”の欄で取り上げようとも思いましたが、やはり続編希望ということでこちらで。平安ファンタジーという世界観設定にもニヤニヤなのですが、毎回毎回主人公を襲う容赦ない展開が欝展開スキーとしてはたまりません。ぜひ続きを出してください電撃文庫様。

そして、ある意味一番「うおおおおおそこで終わりかよおおおおお!!!」と叫んだ気がするのが「ダナーク村はしあわせ日和」シリーズ。イズーがようやくデレてきて、ビーの秘密も明らかになってきたところで終わりなんて!!イズーの過去の因縁とか、何気に回収できてない大きな伏線があるのが悲しい。なんとかして続きを読みたいシリーズです。

そんなあなたに希望を与える 祝・完結部門


ダブルブリッド10

吸血鬼のひめごと3

召喚士マリア6 堕天使に安らぎを、真の名に微笑みを。


ラノベには「打ち切り」はありません「続きが出ない」だけなのです!!と前の項で取り上げた「火目の巫女」を書いた杉井先生が仰ってましたが、今年はでないと思っていた完結編が何気に多い年でありました…。

というわけで、今年のラノベ関連の●大ニュースを挙げよ、といわれたら真っ先に取り上げる(バカテスドラマCD化よりも先に!)であろう作品が「ダブルブリッド10」。すいません、正直本気で完結しないと思ってました……しかもまさかまさかのハッピーエンドに感無量。現在のラノベ好きの源流と言えるシリーズなので、特に感慨深かったです。今年は「ダブルブリッド10」「ダブルブリッド Drop Blood」「まい・いまじねーしょん」と中村さんの作品が沢山見れてうれしかったなぁ。このまま「ソウル・アンダーテイカー」の続きもぜひお願いします!!!

後味最悪の本編最終巻にまさかまさかの続編シリーズが出て最悪の終わり方をした本編のカーテンコールを引いてくれたのが「吸血鬼のひめごと3」でした。「おしごと」の最終巻の終わりに納得できず、本を壁にブン投げたという懐かしい思い出を持つこのシリーズですが、よもやその後のレレナの物語を補完してくれるとは夢にも思いませんでした。どのような事情があってこのような事になったのか存じませんが、「ひめごと」シリーズを出してくれたことに全力で感謝したい。本当にありがとうございました。

そして別にシリーズ刊行がとまっていたわけではないのですが、本編が2年半ほど止まって私をハラハラさせてくれた「召喚士マリア」シリーズもようやく完結。短編集が肌に合わなくて切ったら、5巻から6巻が出るまでの2年半、短編集しか出なくて涙目になったのも今となれば良い思い出です。ドン底に突き落とされたマリアとその仲間たちが、これまで戦った友や強敵達を仲間に、更なる巨悪に立ち向かうという展開がとても熱かった。完結編が読めて本当に良かったです。

2008年総括
あまりにも点数が増えすぎてしまったので、一応絞って。

・一番今後に期待している新作:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン
・今年一番私の中でアツかった作品:バカとテストと召喚獣
・2008年のベストライトノベル:「ダブルブリッド10」


それでは皆様、良いお年を?。

⇒2008年まとめ その2



2008年上半期ライトノベルサイト杯投票します。

今回も参加させてもらいます?。

■ 2008年上半期ライトノベルサイト杯 開催のお知らせ(平和の温故知新さん)
↑詳しいルールや投票の仕方等はこちらから↑

タイトルクリックで当サイト内の感想ページに、書影クリックでBK1の該当ページに飛びます。
また、基本的にオススメ度の高い順に並んでいます。

★新規作品部門


【08上期ラノベ投票/新規/9784829132524】
■生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録(⇒感想

生徒会室を舞台に、生徒会メンバーがひたすらくっちゃべるという異色のライトノベル。根本的なストーリーが皆無に等しいのでいかがなものか…と思いきや、とにかくキャラクター達のハイテンションな掛け合いがとんでもなく楽しい。間違った方向に一途で、アホなのにカッコイイ杉崎鍵のキャラクターにも超惚れました。個人的には真冬ちゃんと語り合いたい。鍵は受です受け。(大事な事なので2回言いました)

 

【08上期ラノベ投票/新規/9784086304054】
■ベン・トー(⇒感想

閉店間際のスーパーで半額になった弁当を巡り、《狼》と呼ばれる猛者どもが無意味に熱い闘いを繰り広げる熱血爽やか系バカ小説。全力で熱さを無駄遣いするその姿に、何だか判らないけどとりあえず胸が熱くなること請け合い。間違っても読んでる最中我に返ってはいけません。そして魅力的なキャラクター……洋は受ですね、判ります。
「筋肉刑事」の書籍化マダー?

 

【08上期ラノベ投票/新規/9784829132753】
■SH@PPLE?しゃっぷる?(⇒感想

双子の姉弟がそれぞれの目的の為、男装・女装で互いの学校に通う…という女子校系ラブコメ。萌え萌えな表紙と偽あらすじ(帯の下をめくってください)に騙され、萌えラブコメだと思っていたら大間違い、超・正統派のラブコメでした。とりあえず、この作品はもっと女の子に読まれるべきだと思うんだ!!

 

【08上期ラノベ投票/新規/9784829132852】
■L 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説(⇒感想

嘘が下手なヘタレ詐欺師・フラットランドが竜の力を持つ人間達の争いに巻き込まれて、最初は周囲を利用して一攫千金……とか思っていたのにいつの間にやらツンデレ少女・アーティアを護る為一念発起!という熱血ラブコメ。ベタベタな王道展開に胸を熱くすること請け合いです。コメディ要素も含みつつ、決めるところはしっかり決めてくれるキャラクター達も魅力満点で、続きが楽しみな作品。

 

【08上期ラノベ投票/新規/9784086304023】
■征服娘。(⇒感想

「千剣」とどっちに入れるか悩んだのですが、より「続きが読みたい」方に投票する方向で、こちらを。商才に恵まれる賢い貴族の娘が自らの運命に抗う為、野望の為に知略を尽くす物語。男ばかりの世界で、女ならではの感覚で親兄弟と渡り合っていこうとするマリアの姿が印象的。親友・アッシャとの関係も印象的でした。

 

【以下次点】
千の剣の舞う空に …ネトゲーモノなのにスポ根!爽やかな読後感に満足できる作品。
リトルバスターズ!SSS1巻だけの破壊力なら投票余裕でした。女装理樹可愛いよ女装理樹。
モーフィアスの教室 …1巻はドツボだったんだけど、巻を重ねる毎“いつも通り”に…。


★既存作品部門
【08上期ラノベ投票/既存/9784048670654】
■ダブルブリッド10(⇒感想

今期、これに入れずに何に入れろっていうんだ!!
ほぼ完結を諦めかけていた最愛のライトノベル、4年半ぶりの続編にして完結編。絶望的な状況からまさかのハッピーエンド。広げまくった伏線も綺麗に回収されて、本当に美味しい最高の最高の結末でした。もうとりあえず、表紙の優樹さんの笑顔に何かを感じたら何も言わずに読め。読めったら読め。

 

【08上期ラノベ投票/既存/9784757739796】
■バカとテストと召喚獣3.5 / バカとテストと召喚獣4(3.5巻感想 / 4巻感想

2008年上半期の萌えはこの作品に捧げたといっても過言ではない。ドラマCD化も良作で、今後最大の期待株ラノベといっても良いのでは。今期は萌えとギャグがふんだんに詰まった3.5巻、胸を熱くするバトル展開と両ヒロインが可愛すぎるラブコメ分増強な4巻でワンツーパンチです。というかもう「明久かわいいよ明久」で全部片をつけていいんじゃね?バカテスの真ヒロインは明久です!!明久は総受けです総受け。(大事な事なので二回ry)…とりあえず、玲の性別が気になってしょうがない。

 

【08上期ラノベ投票/既存/9784086304313】
■花園のエミリー 鉄球姫エミリー第三幕(⇒感想

容赦なく人が死ぬ1巻、新たな仲間を得た2巻、そして新たな局面へと足場を固める3巻……とおもったら最後でそれかよ!!!…という感じに一気に先が見えなくなった3巻ラスト。セクハラ大好きで粗野だけど強くて心優しいお姫様・エミリーの前途にハラハラしつつグレンとの微妙な関係にもニヤニヤしましょう。人が死にまくったりグロい展開が大丈夫なら是非読むべき。

 

【08上期ラノベ投票/既存/9784048670197】
■とらドラ7!(⇒感想

もう鉄壁すぎるくらい鉄壁な学園ラブコメ作品ですが、それでも投票せざるをえない何かを感じる。最初は明るく破天荒なラブコメだったのに、少しずつ綻び、歪んでいった関係が露出する最新刊ではかなり胸の痛くなる展開が目白押し。本当に彼らの関係はどうなってしまうんだろう…少しでも皆が幸せになれる結末を祈るばかりです。応援の意味も込めて1票。

 

【08上期ラノベ投票/既存/9784829132609】
■黄昏色の詠使い5 全ての歌を夢見る子供たち(⇒感想
 黄昏色の詠使い6 そしてシャオの福音来たり (⇒感想


白熱するラストバトルなんて飾りです。この物語の真の魅力はクルーエルとネイトのラブラブにあるんですよ!!!と主張せざるをえない、第一部完結編と女装ネイト可愛いよお持ち帰りぃぃ?☆な短編集。とりあえず女装好きとして女装ネイトに1000票投じる所存。あれは良い女装話だった……。

 

【以下次点】
吸血鬼のひめごと …何もなければ下半期で入れると思うので。最終巻が神。
フルメタル・パニック! …入れなかったの初めてなんじゃ…完結編に期待して今回は自重。
“文学少女”シリーズ …こちらも8月発売の完結編に全力で期待。