ページ 44 | 今日もだらだら、読書日記。

▼ 最近の記事

どうでもいい 世界なんて 2 -クオリディア・コード-

 
saitom

正体不明の敵<アンノウン>によって、世界が崩壊した近未来。今も<アンノウン>との戦争を続ける防衛都市・千葉に暮らす千種霞は、本来の戦闘科としての仕事ではない、出向先の生産科で残業に明け暮れていた。そんな中、生産科の科長・朝顔は、事実上の支配階級である戦闘科に反旗を翻し、首席選挙に立候補しようと目論むが、そのことが戦闘科にばれ、窮地に立たされる。起死回生を狙うため、霞が考えたとんでもない作戦とは!? TVアニメも好評だった『クオリディア・コード』の「千葉編」前日譚、完全書き下ろし小説第2弾!(公式サイトより)

個人的お気に入り度数

 千葉首席の座を勝ち取り戦闘科偏重の空気を覆すため、代表選に出ることを決意した釣瓶朝顔。生産科に出向中の霞をはじめ生産科の面々は彼女の活動を後押しするが、それを良く思わない戦闘科から釘を刺されてしまう。圧倒的な戦闘科優位を覆すため、霞はとある作戦を提案するが……?「クオリディア・コード」の前日譚、千葉完結編。

 露骨に霞の中の繋がりの人ネタな「理由あってアイドル作戦」やらやたらと連発される作者繋がりの「勝ったな!!ガハハ」とかこれでもかとぶちこまれるメタネタの数々がテンポよくて楽しい。生産科が一丸となって彼女の選挙活動を盛り上げていく姿がアツかった。それにしても「恋ダンス」とか恐らく米大統領選を匂わせる話とかネタの鮮度が高すぎるんですけどこれ本来の発売日去年の年末じゃなかったっけ!?ものすごくギリギリ進行の気配を感じる……。

 その一方で、前巻からばらまかれていた不穏な伏線がしっかり水面下で根付いていて、時折感じさせる薄ら寒さとそれが芽吹いてからの人間模様は流石だなあと。1巻も殆どバトルおまけみたいな扱いでしたが2巻は完全に人間vs人間の戦いだったなあ。そして、人間同士の心理戦に不確定な<世界>の要素が加わって繰り広げられる心理戦が熱い。選挙活動のシーンとか割と真剣に「政治」やってるのが印象的でした。

 今回明かされた霞の<世界>の真の力とその代償についてはちょっとアニメでも見たかった気がしなくもないっていうかその設定正直美味しいんですけど今ここで明かされるんですかー!!!アニメでの壱弥の「本気を出せ」発言とかどういう気持で受け流してたんでしょうね……。思っていた以上に強力でそれ故に使い所が難しい能力を、自分(達)の思惑の為なら躊躇せず使う霞は本当にかっこよかった。

 霞と明日葉、互いが互いに手を伸ばし合うようにして得たそれぞれの<世界>。二人の立場から見た夢見の世界の風景が、対称になってるのがすごく好きです。

 いろんなことがあったけど、最終的に色々立場も変わったけど、それでもいつも通りの何気ない応酬で終わる物語が、これからも続いていく千種兄妹の物語を感じさせるようで良かったです。ノベライズの方もそうなんだけど、本当に渡先生の描く千種兄妹は何気ないやりとりが偉い甘くてズルい。後は予定されているのは円盤特典小説とダッシュエックス文庫のノベライズの最終巻のみとなりましたが、また機会があれば違った姿の彼らが見られたら良いなあと思います。

 それにしても、終盤の漆原パイセンのかっこよさは異常。このニンジャスレイヤー原先輩、絶対卒業年度になっても内地行かないで3話の電車のアクロバティック脱線とか手伝ってくれてたに違いない。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (0)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)

クオリディア・コード 2

 

セカイの真実は、どこにあるのか―?アンノウンの急襲によりカナリアを失った朱雀は、絶望に沈み込み戦線から離脱していた。首席を欠いてピンチの東京を支えるため、舞姫が新リーダーに就任。懸命に生徒たちを支えようとする舞姫だが、その陰ではカナリアを失った哀しみに必死に耐えていた。一方、ほたるはアンノウン急襲の鍵が侵入不可領域にあると考え、青生を連れて探索を始める。そして未知の新型アンノウンにほたるたちが襲われるのと時を同じくして、東京上空にかつてない規模でアンノウンが襲来!仲間たちが次々と倒れていく中、人類の希望を一手に背負った舞姫は激戦に身を投じていくが…!?話題沸騰のオリジナルTVアニメ完全ノベライズ、待望の第2巻!! (「BOOK」データベースより)

 渡航が描く、TVアニメ「クオリディア・コード」本編のノベライズ。第2巻ではアニメ8話までの物語を収録しています。

 1巻ラストで起こったカナリアの「死」を巡り、遺された5人それぞれの思いが透けて見えるのが楽しかった。完全に「メディアの違い」的な問題だと思うんだけどやはり心理描写を描くなら小説のほうが……みたいなのが、どのメディアミックスでもありますよね。兄気質故に妹っぽい舞姫のことが割と好感度高い霞はどこまで「兄」なんだよと笑ってしまった。「世界を守る」と叫んでいたかつての壱弥を唯一の「同志」だと考えていた舞姫の場面は、それを踏まえてその直後の壱弥とのすれ違いを思うと切なくなる。

 良くも悪くも後半に千種兄妹視点になってからが本番で、兄妹の気の置けないやりとりとか青衣と視察に出ることになってどぎまぎする兄とかそれをストーキングしながらヤキモキする妹が可愛すぎた。そして妹のコードを弄る霞のシーンがアニメ以上にエロい。やっぱり首筋のコードは性感帯なんです?千葉全く関係ないけど壱弥に壁ドンされる霞のシーンは描写がまるでBL小説みたいでした(こなみ)。

 ただ、千葉陣営が生き生きと動いているだけに逆に2巻前半の神奈川陣営メインの所はちょっと固さを感じたというか、割り食ってる印象はありました。ノベライズ自体はすごく良いと思うんだけど、それはそれとしてさがら総が描く4話までのノベライズ、橘公司が描く7話までのノベライズ、渡航が描く12話までのノベライズという形で読みたかった感じもちょっとする。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (0)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)

新年のご挨拶&スマホ対応しました(今更)

 「好きラノ」への投票が先になってしまいましたが、あけましておめでとうございます。2017年もよろしくお願いいたします。今年は1か月最低1冊くらいのペースを目標に頑張りたいです。

 さて、去年の後半からちょくちょくサイトの細かい見た目を更新していたのですが、2017年になって今更ようやくスマホからの閲覧に正式対応しました。多分10年くらい時代に乗り遅れてました。

 かなり前から「Ktai Style」というガラケー用表示プラグインを使っていたのですがこちらのプラグインだと画像/文字数/使用できるタグに厳しい表示制限があり(昔のガラケー用の基準なので仕方ないのですが)、長文記事やまとめ記事を書くと高確率で画像が表示になったり文章の途中でプラグインエラーを起こしてしまったりしていました。

 他のテーマの使用・CSSでの表示切り分けも考えたのですがなんだかんだでそのまま表示させるには内容量の多いブログだったり書籍情報部分にカスタムフィールドを大量に使ってる関係もあり、最終的に下記のプラグインを使ってPC用とそれ以外でスキンを切り分けることにしました。

「PC表示」の実装が簡単なWordPress表示切替プラグイン、Multi Device Switcherの使い方

 スマホ用のテーマは現在使っているテーマをコピペして一部の情報を削除し、横幅の小さい画面から見ても見れるよう調整したものを使っています。

 まだちょっと細かい部分は微調整が必要なのですが必要最低限スマホから全記事を閲覧可能な状態になっていると思いますので(そんなにいないとおもうけどスマホから閲覧されているかたには大変ご迷惑をお掛けしました…)、もし表示の不具合と思われる所がありましたらお気軽にご連絡いただければ幸いです。

 そのほか、主にPCからの見た目弄った際に参考にした記事

Similar Postsをカスタマイズ!関連記事を画像付きで表示する方法
 →記事本文下の「こちらの記事もオススメ」をカスタマイズ。
  調べてみたら案外簡単だった…新刊の感想に既刊タイトルの書影サムネ並ぶのっていいよね(自己満足)

Amazon商品画像のカスタマイズ(理論編)
URLをいじって Amazon の商品画像をトリミングする
 →amazonの書影関係あれこれ。
  あんまり恣意的なトリミングはしない方が良いかなと思うのですが、正方形サイズのアイコンに出来るのとか結構便利だよねと。

Flexboxを使ってレスポンシブ対応の「前の記事」「次の記事」リンクを実装
 →現在そもそも個別記事からの前後の記事へのリンクが消えてしまっているのでそのうち治したい…。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (0)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)

「好きなライトノベルを投票しよう!! 2016年下期」投票します。

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! - 2016年下期

 参加させていただきます。上半期と比較した所ぶっちゃけ顔ぶれが殆ど変わらなかったのですが、少ないなりに推したい作品とかいろいろあったのでモゴモゴ…

 投票は14日(土)までなので推したい作品がある人は今からでもチェックです!Twitterからの投票も受け付けられてます。

amazon.co.jp:自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
昼熊「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」
【16下期ラノベ投票/9784041047286】
自動販売機マニアの青年が自動販売機をかばって死に、自分が生前購入したことがあるものを条件つきで販売できる自動販売機として異世界に転生するお話。転生先の異世界で遭遇する様々なトラブルを自販機マニアならではのオタク知識と自販機商品を使ったアイデアで乗り越えていく。限られた単語のみで異世界の人々とあの手この手で意思疎通を図り、商品の購入に向かわせる流れがとても楽しかったです。相棒の怪力少女・ラッミスをはじめ、魅力的なキャラクター達のやりとりにもにやりとする。ちなみに私はヒュールミ派!!!
amazon.co.jp:最強喰いのダークヒーロー2
望公太「最強喰いのダークヒーロー2」
【16下期ラノベ投票/9784797388879】
新時代の異能競技・ソードウォウの学内大会に「学内最弱」といわれる男が参戦。僅かな異能しか使えない彼が、周到な下準備を持って相手の裏をかき勝ち上がる下克上ラノベ。対戦相手の心理の裏を付くバトルと、2巻はチーム戦ということで仲間になった彼らを思う存分こき使いつつ、それでもどこか仲間に甘い主人公・双士郎と仲間たちのやり取りが良いんだよなあ。タイトルの言葉とは裏腹に俺ツエー感すら感じさせる物語が最高に楽しい。しかしルイくん(爽やか系イケメン王子)から双士郎(悪役面の主人公)への好感度が高くてもっとやってください。
amazon.co.jp:ロクでなし魔術講師と禁忌教典7
羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典7」
【16下期ラノベ投票/9784040709758】
アニメ化も決まった人気シリーズの最新作。原理はわからなくともこちらまでワクワクするような講義シーンや魅力あふれるキャラクターでとても楽しいシリーズではあったのですが、最新刊では勢揃いしたグレンの元同僚達の姿が美味しかった!というかアルベルトとグレンがお互いに罵り合いつつ言葉ではないところでわかり合っちゃう相棒ぶり最高なんですけどー!?物語も架橋に入り、敵の策略や味方の思惑が絡み合う物語が楽しみでなりません。あと、ヒロイン3人がみんな可愛いんだ…でもほんと7巻はアルベルトとグレンの相棒っぷり良かったんだ……。
amazon.co.jp:(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜結婚できたら大団円!〜
夕鷺かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜結婚できたら大団円!〜」
【16下期ラノベ投票/9784047342057】
原点回帰で久しぶりに押せ押せの旦那様とひたすら男前な嫁が互いの間にあった様々な「偽り」を正し、結婚まで漕ぎ付ける最終巻が最高でした。というか、強情な嫁に首振らせる為に権力も頭脳も全部使って逃げ道塞ぎにくる旦那最高じゃないですか…覚悟を決めた嫁がお前は旦那かってくらい男前なプロポーズきめてくるの最高じゃないですか…最高のご褒美でしたありがとうございます。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (0)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)

僕は彼女を攻略できない。 まちがいだらけの主人公ライフ

 

ある日突然自分の役割が宣告される現象―“役振り”が多発している世界。俺・鶴見アユムは18歳の誕生日に、突然「エロゲの主人公」を“役振り”された。早速現れた一人目のヒロイン・白藤都は、容姿端麗・頭脳明晰・性格も良い完璧ヒロインで、ついに非モテ卒業、楽しいハーレム学園生活が待ってるぜ!…と思ってたんだけど、なんで白藤は「ラノベ」ヒロイン役なんだ?え?「ラノベ」だからエロいことはNG!?卒業までに白藤と結ばれないと、俺はペナルティで男と結ばれるんだけど!?この世界「まちがい」だらけのクソゲーじゃん!助けて神様!(「BOOK」データベースより)

 神的な存在から一方的に行われる「役振り」で“エロゲの主人公”の役を仰せつかったアユム。早速、クラスメイトの白藤都がヒロインのひとりだと判明するが彼女は“ハーレムラノベ”のヒロイン。自分はエッチをしないとペナルティを喰らうのに、相手にはエッチなことをしたらペナルティがあって……。

 役振りに従って世界側がねじまげられる世界観が予想以上に「なんでもあり」で面白かった!主人公周りは基本的にラノベとかエロゲの登場人物みたいなのが多かったので割と平和な世界観……と思いきや、デート先に怪獣映画の主人公がいて怪獣が襲ってきたり、プールサイドに触手ゲーのヒロインが!!……とか割と軽率にとばっちり喰らうのでわりと何が起きるかわからない。

 そんな中で「エロゲ主人公」の役になった主人公が「ハーレムラノベのヒロイン」の役になったヒロインと出会うんだけど、エロゲやラノベどころか男女の恋愛にも全く疎く、何も知らない都と彼女いない暦=年齢なアユムが手探りで彼氏彼女らしいことをしていくのが微笑ましい。しかし、突然の「一緒に抜きゲー」は色々どうかと思いますけど!!階段5段くらい飛ばして駆け上がっちゃった感すごすぎたけど!!

 役振りをたがえた場合のペナルティに縛られてにっちもさっちもいかない状態で、それでも「誰かが不幸せになるエロゲ?なんて」「全員を幸せにする!」と全員のヒロインと真のハッピーエンドを目指す主人公が良い意味で「主人公」らしくて見てて気持ち良かった。しかし1巻の時点でも割と軽率にヒロイン増えていくのでこれ最終的に何人になるんだろうな……。どうせなら伝奇エロゲのヒロインだった担任の先生やBLゲーの役振り貰っちゃった親友も一緒に貰ってあげるといいとおもいます!

 それにしても、ラノベとエロゲの違い語りは色々と面白かったけど色々モヤモヤしたというか、「ハーレムエロゲの主人公」と「個別ルートに入らないと救われないギャルゲヒロイン」の食い違い位にしておいた方がすっきりとわかりやすかった気がするんだけど、それだとインパクトないんだろうなあ。

 ラノベのジャンル定義論関係はほんと明確な回答がない面倒くさい話だとおもうんで大丈夫かというのと、あと流石に「ラノベ天狗」はメタネタにしても通じる範囲が狭すぎると思うのでちょっとびっくりした……。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (0)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)

ロクでなし魔術講師と禁忌教典7

 

「久しぶりね、グレン。会えて嬉しいわ」「はっ…俺はテメェにだけは会いたくなかったがな…ッ!」迫る『社交舞踏会』に学院が沸く中、グレンの前に因縁浅からぬかつての上司―宮廷魔導士団特務分室の室長、イヴ=イグナイトが現れる。『社交舞踏会』に乗じた天の智慧研究会による『ルミア暗殺計画』を聞かされたグレンは、舞踏会を中止しようとするのだが…。イヴは逆にルミアを餌にした非道な作戦を提案してきて―。ルミア護衛のため、グレンは半強制的にダンス・コンペでルミアのパートナーとして優勝を目指すことに!特務分室VS天の智慧研究会、最後に微笑むのは―。 (「BOOK」データベースより)

 天の智慧研究会の過激派がルミアの暗殺を目論んでいるという情報を掴んだグレンの古巣・特務分室がグレンに協力を要請してくる。ところが、その内容はグレンとルミアに学園で開催される『社交舞踏会』に出場させるという囮作戦だった。ルミアにも誰にも計画の全容を話せないまま、舞踏会の当日がやってくるが…?

 久しぶりの「天の智慧研究会」との対決回で、アルベルト&リィエル以外の特務分室の面々が本格登場。一応メインはグレンの元上司であるイヴなんだけど、個人的にはバーナードおじさんが好きです。良いおっさんだな!!

 たとえ廃嫡されても「普通の女の子」ではいられないルミアがこのままで良いのかと葛藤しながらも、だからこそこれだけは譲れないと舞踏会で見せる輝きが、最高に可愛くて物悲しい。そんな彼女の決意に対して全力で応えるシスティーナとのダンス対決が熱かったです。今回のルミアは戦闘ではない部分でどうしようもなく強くてかっこよかったけど、同時のその強さが今にも折れそうな脆いもののようにも思えてしまって、今後の展開がどうなるのか心配になる。グレンがいれば大丈夫だとは思うのですが……しかしこれはいろいろな意味で恋愛方面はルミアに行くのかシスティーナに行くのか読めないな。

 終盤のバトルシーンで、現役時代を彷彿させるグレンとアルベルトの言葉にしなくても分かり合うツーカーな相棒ぶりとコンビネーションバッチリなのに事ある毎に言い合いしてる感じ最高に燃える!!んですけど、あとがきの「それ本人が言っちゃっていいの!?」感すごい。恋愛面ではルミア、バトル展開的にはアルベルトの一人勝ちってかんじで色んな意味で新キャラのイヴは不憫な感じ拭えなかった。というか、グレン争奪戦にまざってきそうな気配だけどグレンの好感度最低のところからのスタートだし、割とバックグラウンドとか積極的に出して好感度を上げていく作戦なのかもしれないけどそれ以上に今回の無能感高かったし、今のところ噛ませ犬の予感しかしないのがちょっとアレだなあ……。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (0)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)

さびしがりやのロリフェラトゥ

 

ぼくらの学校には、世にも奇妙な吸血姫が住んでいる。悩める女子高生、常盤桃香は深夜の旧校舎で怪異と出会うが―「おんし、無礼である。如何なる理由でここを訪れるか」「おでんを作ったので」「…おでん?」―ビッチ系いじめっ子、犬ころ系ロボ子、そして“正義の味方の敵”のぼく。これは、孤独な吸血姫と普通じゃないぼくらが紡ぐ、青春の協奏曲である―「い、いじわるはやめるのであるからしてー!」…いや、道化曲かな。たぶん。『変態王子と笑わない猫。』のさがら総が挑む、新機軸の黄昏ロリポップ! (「BOOK」データベースより)

 学園の旧校舎には吸血鬼がすんでいた。吸血鬼とそれを狩るもの、正義のヒーロー、ふたりの女子校生。彼らの視点から紡がれるひとつの事件を巡るSF(すこしふしぎ)な物語。

 語り手が変わる毎に全く違う側面を見せていく物語が面白かった!物静かでお高く止まっているように見えるけど実は(自主規制)な常磐さん、自らを高貴なノスフェラトウとして振る舞いたいちっちゃい吸血鬼のシギショアラ、誤解されやすいけど本当は情に厚い真光寺さん、そしてちょっと不思議な能ヶ谷君。視点が変わる毎に全く別の姿を見せていく登場人物たちの姿と、次第に明かされていく事件の真相に惹きつけられました。特に最初の常磐さんからシギショアラに視点が移動した時のストーリーの反転ぶりにはめちゃくちゃ笑った。

 物語の全体像が見えきらないまま終わってしまった雰囲気もあるのですが、逆にどこまでも輪郭が曖昧なままどこともいえない場所に着地するようなふわっとした読み心地がなんだか心地よく、とても楽しかったです。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (0)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)

自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2

昼熊
 

恋の相談、料理対決、魔道具お披露目会、etc…。異世界で様々な商売に勤しむ自販機ハッコンの前に、軽薄な笑みを浮かべる男が現れる。愚者の奇行団・ケリオイルの勧誘で、遠征メンバーとして駆り出されたハッコン、ラッミス、ヒュールミの一行は階層奥深くを調査する事に!しかし、予想外のトラブル続発で相棒ラッミスとはぐれ、階層奥深くで孤立してしまい…!?異世界に転生した流浪の“自動販売機”、大激闘の第二弾開幕!! (「BOOK」データベースより)

 前巻と比較してバトル比重高めの2冊目。1巻の時点で多めだった迷宮の中の街で住人たちのお悩み解決みたいな話が好きだったのでちょっと残念なんだけど、序盤に挟まれる街でのお話が好きだったので満足です。特に、魔道具お披露目会の話好きだなあ…。

 立派なハンターを目指すラッミスと共に階層の調査に向かった所、予想外のアクシデントが起き、一人で階層ボスに立ち向かう羽目になったり、下の階層の迷宮内にとり残されるハメに!?という展開で、これまでの生活で手に入れたポイントを限界まで使って階層ボスや新たなる敵に立ち向かう自動販売機、マジかっこいい!しかし、これまでも様々な形態の自動販売機の姿に目を丸くしてきたけど、ダンボール自動販売機その発想はなかった。実際に商品売れるところまでは頑張らなかったけど私も小さい頃に作った記憶あるな……。

 ラッミスたちとはぐれて一人で迷宮の中で遭難するあたりは、せっかく意思疎通の図れる相手に遭遇してもなかなか察して貰えなかったりで、改めてラッミスのありがたさを痛感する。と言うか改めて移動も意思の疎通も出来ない自動販売機で異世界の存在と意思疎通を図ることの大変さを感じるというか、ある意味1巻の序盤はどれだけイージーゲームだったのか!

 それにしても、商品販売だけじゃなくて敵を倒すことでポイントが入ると判明した以上、今後もバトル比重上がりそうな流れだなあ……様々な特殊な加護を尻目に自動販売機としての正統進化を獲る主人公が歪みなくて惚れるけど、できれば絶妙なコミュニケーションの不自由さが面白いので念話みたいな機能はできれば後回しにして欲しい。

 あと改めて、世界観にゲームっぽさを感じさせる異世界の姿が印象的でした。時間湧きのボスとかまさにMMORPGっぽい。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (0)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)

流行に乗って「ライトノベル個人史」書いた

 ライトノベル遍歴を語るのが流行っているようなのでブログのリハビリも兼ねて投下します。前半は以前に書いた記事の焼き直しなので、個々のタイトルの紹介は省略します。あと永遠の21歳ということになっているので年代はかかない。

ひたすらお金がなかった少女小説読み漁り期


 図書室と図書館と古本屋の100円以下ワゴン(ブックオフ参入前の微妙な古本屋とかだと10円とか30円みたいなワゴンが割りとあった)で読むものを探していた時代。コバルト・ティーンズハートのミステリ系の長編シリーズや恋愛系の1冊完結系ばかり読んでました。

408610783X殺人切符はハート色 (集英社文庫?コバルト・シリーズ)
山浦 弘靖,服部 あゆみ (著)
集英社
発行:1985-09

 古本屋駆使して一番頑張って集めてたのはやっぱり「星子宙太シリーズ」だとおもうんですけどまさかこれ50冊続いて子供が出来るところまでいったとか流石に知らなかったです……さすがに全部は追ってません。

 なおたまに同世代が話題に上げる「運命のタロット」シリーズは古本屋ではめったにお目にかかれず。ぶっちゃけ、ミステリーものと恋愛物は冊数出てても1冊で話が完結するから巻数バラバラでも追いやすかったんだとおもう。運タロとかあらすじからして時系列バラバラではよみたくないですしね。折原みとの現代舞台の恋愛物とか「とんでもポリス」とか「〜の国のアリス」シリーズとか読んでたはずだけど内容うろ覚え。

4086145685なんて素敵にジャパネスク (コバルト文庫)
氷室 冴子,後藤 星 (著)
集英社
発行:1999-04
4758436894あなたにここにいて欲しい (ハルキ文庫)
新井 素子 (著)
角川春樹事務所
発行:2012-10-11

 図書館で読んでたやつというと「ラノベっぽい(と言うかラノベ出身)けど一般レーベルで書いてる」このふたり。氷室冴子はコバルト文庫のやつが割とそのまま文庫やハードカバーで図書室入ってましたね。新井素子は少女小説レーベルで書いてたのとは違う路線のやつが入ってたんだけどそこからコバルトに行って転び直したりしてたから……「あなたにここに居て欲しい」は良い百合なので好きな人はどうぞ。あと「おしまいの日」はいいぞ。

大体林原めぐみが悪い富士見全盛期

B0093SY2YKスレイヤーズ1(新装版)<スレイヤーズ (新装版)> (富士見ファンタジア文庫)
神坂 一,あらいずみ るい,あらいずみ るい (著)
KADOKAWA / 富士見書房
発行:2011-04-21

 少女小説ばかり読んでいた頃に「らんま1/2」でドはまりした林原めぐみさんのラジオ経由で(ラジオ経由!)わかりやすくアニメ化直前の「スレイヤーズ」にすっころんだ大変わかりやすいオタクです。90年台後半のラジオにはラジオドラマなるドラマCDの連載版みたいなやつが連載されており、林原めぐみさんのラジオでは当時スレイヤーズのラジオドラマが流されていたのでした。

 マンガみたいな軽快なノリの文章と、それとは裏腹にガンガンぶっこまれるヘビーな展開が衝撃で。スレイヤーズはアニメになったのが1部までだからあんまり話題にならないけど2部の重さが結構好きだったんですよね。ラストは子供なりに飲み込めないところもあったんだけど、「まあ神坂一だしな……」みたいな謎の納得があったのを覚えてます。そういう意味で一番刺さったのは3冊完結の「闇の運命を背負う者」だったかもしれない(2巻まででそこそこきれいに落としておいて3巻で突き落として重い物背負わせる感じがすごい)。


 スレイヤーズで林原めぐみでわかりやすくこっちも好きだったオタクでした。セイバーマリオネットもアニメと違って原作の重たい展開が……とかずっと言ってたんですけどJtoXは原作とは全く別方向に重たかったなあ……。

B009AALA2Iそれゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】1
庄司 卓,赤石沢 貴士 (著)
朝日新聞出版
発行:2010-10-20

 ちなみに林原めぐみのラジオ経由というとこっちもそうですどんだけ罪深いんだ林原めぐみ。スレイヤーズとこれがほぼ同時期だったんじゃないかな……アニメはまともに見てなかったので特にヨーコはラジオドラマのイメージが強いです。ああいうの好きだったので今の声優ラジオには全く興味がもてなくてすまない……。

B009NNZO5Qロスト・ユニバース−1 幻夢 目覚める<ロスト・ユニバース> (富士見ファンタジア文庫)
神坂 一,義仲 翔子,義仲 翔子 (著)
KADOKAWA / 富士見書房
発行:2011-12-01

 そして3年後には空前の「ロスト・ユニバース」期来るんですよ。私の青春の林原めぐみから逃げられてない感じすごすぎてツライ。そしてライトノベル原作で初めて人生を狂わされた男は間違いなくお前だケイン・ブルーリバー。「ヤシガニ屠る」とかいってはいけない。

4044156026魔導物語 (2) (角川文庫?スニーカー文庫)
山本 剛,壱 (著)
角川書店
発行:1995-03
487025350X小説 ツインシグナル〈Vol.6〉時の彼岸 (COMIC NOVELS)
大清水 さち,北条 風奈 (著)
エニックス
発行:1998-08

 今も大体好きなアニメのノベライズは追うけど当時はノベライズ頑張って読んでて、その中でも特に山本剛の「魔導物語」シリーズと北条風奈の「小説TWINSIGNAL」シリーズがお気に入りでした。あと書影がでてこないんだけど久美沙織の「MOTHER」シリーズ。後者は特に初めて同人的な方向でドハマリした作品だったので、死ぬほど読み返したし、当時の読書遍歴にも大分影響あったとおもう……というか当時は並行して国内・海外SFブームが来ていたので私のソノラマ全盛期はここです(秋山完がわりと好きです)。

 良くも悪くもアニメ・マンガとともにあったスレイヤーズ全盛期のラノベ遍歴でした。

私の傷みでオタクの道を踏み外す

 割とここまでメディアミックス済の作品をメディアミックスから入って原作まで追う、というわかりやすいオタクをしていた私に、当時ネット上でお付き合いのあったお姉さんが勧めてくれたのが電撃文庫の大定番「ブギーポップは笑わない」です。暫くはブギーポップとキノの旅を追いかける解りやすいオタクをしていたのですが、盛大に道を踏み外したのはこの2作品が元凶。

B01GNKL6I0ダブルブリッド<ダブルブリッド> (電撃文庫)
中村 恵里加,藤倉 和音 (著)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
発行:2016-06-16
4840229961Missing〈12〉神降ろしの物語 (電撃文庫)
甲田 学人,翠川 しん (著)
メディアワークス
発行:2005-03

 当時の読書遍歴を思い出すと「ダブルブリッドで優樹さんが自分の目えぐるシーンやばい」「Missingの呪いのFAXの話こわくない?」「インフィニティ・ゼロの虫の描写やばかったほんとうにやばかった」とか言い出してなぜそんなに痛み描写の激しい小説ばかり読んでいたのか。

 特にダブルブリッドと出会わなかったら今のライトノベル読みみたいな自分はいないとおもうので文字通り足を踏み外した感じすごいんですけど、身を切られるような傷みの描写と傷つけ合いながら必死に関わろうとする人間と人間でないものの生き様に震え、最終巻付近になったら年単位で刊行ペースが開くようになって震えたあの日。本当にウン年ぶりで完結してくれてよかったです……あと中村恵里加の新作のためにいまだに電撃の新刊チェックしてる

学園異能はいいぞ

 ダブルブリッドで道を踏み外して暫くたった私に襲いかかったのは学園を舞台に超常能力を持った生徒達が世界の裏で暗躍する系ラノベ。なんかこの呼び方にも色々異論があるみたいなんですが言いづらいので以後とりあえず「学園異能」っていいます。定義は個人の解釈です。

4840231516レジンキャストミルク (電撃文庫)
藤原 祐,椋本 夏夜 (著)
メディアワークス
発行:2005-09
B01C272O1Qシャドウテイカー 黒の彼方<シャドウテイカー> (電撃文庫)
三上 延,純 珪一 (著)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
発行:2016-03-03
B00RYOKE2O殺×愛1 ?きるらぶ ONE?<殺×愛> (富士見ファンタジア文庫)
風見 周 (著)
KADOKAWA / 富士見書房
発行:2015-01-13

 まだあんまりラノベ感想を書いててもラノベ感想サイトは漁ってない時期なので表紙やあらすじで「おっ」となったやつを片っ端から買って読んでいくスタイルだったんですが、特に好きだったのはこのあたり。三上延先生は「ビブリア」で一発当ててしまいましたが電撃のオサナナジミスト系学園異能系が本当に好きだったので原点回帰してくれないかなあ……。

 「レジンキャストミルク」は心に欠落を抱える少年少女達がその欠落を異能の力として戦うみたいなお話なのですが異能力から感じる華やかさ、痛みや物語と挿絵のマッチ感が本当に好きで、あと殊子先輩が大好きだったので色々察して欲しい。きるらぶは何度も脱落しそうになりながら追いかけた記憶が割と強いんですけど、刹那的な世界観となんだかんだでご都合主義爆発なハッピーエンドがとても好きです。

バカテスから先はまだ歴史にはなってないのでこの辺で。
それではアイドルマスターSideMの学園異能イベント走ってきます。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (1)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)

クオリディア・コード

 

約30年前、突如として地球に襲来した謎の異生物アンノウン。人類は総力戦で対抗、辛くも勝利を収めるが、現在も散発的な侵攻に苦しめられていた。東京、神奈川、千葉の各防衛都市では、固有能力“世界”を身につけた少年少女が、アンノウンと戦い続けていた。傲岸不遜な東京首席・朱雀壱弥と次席の宇多良カナリア。天然だが規格外の豪腕を誇る神奈川首席・天河舞姫と次席の凛堂ほたる。常にマイペースな千葉首席・千種明日葉とその兄・霞。戦いが日常となった世界で時に反発し、時に協力し合いながら過ごす朱雀たちだが、この世界には大きな秘密が隠されていた…。TVアニメ放送中の「クオリディア・コード」完全ノベライズ、第一巻!! (「BOOK」データベースより)

 渡航が描く、TVアニメ「クオリディア・コード」本編のノベライズ。第一巻ではアニメ4話までの物語を収録。アニメだけでは分かりづらい部分の補足や、各キャラクターの心の動きがわかるのが嬉しかった。全シリーズ読破の上で読むと二度三度美味しい、まさにプロジェクトの集大成といえる物語。DVD付属のシナリオブックを読む限り、シナリオ段階ではあったけど尺の都合等で削られた部分も少し織り交ぜられているようです。

 千葉組のもはや愛の営みと言って良いんじゃないのってくらいのイッチャイチャな戦闘描写が凄い好きなんですけど、まさに阿吽の呼吸で敵を屠っていく二人の姿を見ているとランキング二百位台の霞が千葉次席になるのはもう当然のことなんだなあと思わせてしまうこの説得力が凄い。明日葉は強いけど、その強さは兄とふたりでひとつの強さなんだよなあ。というか、要所要所で千種兄妹はイチャイチャしすぎで最高でした。神奈川組以上に戦場でイチャついてた!いいぞもっとやれ!

 千種兄妹も最高に良いんだけど男二人のケンカップル模様が大好きな私としては霞と壱弥の関係も色々見逃せないというか、随所で巻き起こる軽口の応酬がいちいち本当に好き。しかし、改めて文字にされると本当に霞も壱弥もお互いが大好きだよねといいますか、壱弥が独断専行したときにそれを見越して準備してる霞の破壊力が高すぎるし、水着回で小型アンノウンを狙撃したときの口にせずとも伝わってる具合、本当は仲いいよねこの人達……。

 時折挟まれる各キャラクターのモノローグが沁みる。壱弥はまだプレ小説での例の事件を引きずっていて、カナリアの存在でかろうじて自分を保ってるだけなんだよなあ……。そしてぱっと見で対称的に思える霞のモノローグをしっかり読むと、びっくりするほど壱弥と根本が同じなんだよなあ……。そしてカナリアのモノローグが本当にプレ小説から変わってないんだよなあ……。

 カナリアが傷ついたことをきっかけに壱弥がやっと周囲を頼ろうとして、信じようとして、そしてカナリアのアレなんだよなあ……と改めて壱弥視点からの心象描写ありで物語を読むとやるせない。

 あとがきによると「1巻」とのことなので恐らく2巻3巻があるのではないかと思われるのでとても楽しみなのですが、正直プレ小説千葉編の2巻もあるし「俺ガイル」の12巻も……でそろそろ渡先生の仕事量が心配になるレベル。どれも続きが読みたいだけに悩ましいよなあ……。ぶっちゃけ2巻は橘先生かさがら先生にバトンタッチでも良いようなきがするんだけど、どうなるんだろう。

記事への反応
なにかあれば
  • わかる (0)
  • 面白かった (0)
  • 興味が湧いた (0)
  • 持ってる (0)
  • 買いました! (0)
  • ぱちぱちー (0)