ページ 126 | 今日もだらだら、読書日記。

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2008年に読んだ本まとめ その2【腐女子向】


今年もやってきました!801的ライトノベルベストアワード2008!
?「超」個人的腐女子向け萌えシーンベスト5!!?


というわけで、パート2は大方の予想通り腐女子的に萌えたライトノベルのまとめです。今年もひたすらマニアックに、腐女子の皆さんに向けて新しい世界を提供します。…とはいうものの、男性読者率80%を誇る我がブログ(「なかのひと」調べ)でこんな企画やっても実際何人の腐女子が見てくれているのか判りませんが!

【選考基準】
 ・2008年中に当ブログで感想の書かれた作品
 ・腐女子向布教エントリでもあるため、女性向けレーベル・少女文庫モノは一切除外(※マとか彩雲国とか)
 ・それ以外のレーベルでも出来るだけ女性向読者高そうな作品は除外(※ハルヒとか西尾系とか…)

それでは、覚悟の出来た人のみどうぞー。
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2008年に読んだ本まとめ その1

新年明けたら公開しようと思ってたけど皆年内に公開してるからまあいいやということで、あと1時間ほどで新年です。
さまざまな事があった2008年でしたが、2009年もよろしくお願いします。

というわけで、年明け恒例の年間まとめ記事です。ぱーと2は明日にでも。
さていってみよー。

2008年の読了冊数
 2008年 1月:15冊 [まとめ] 2008年 2月:18冊 [まとめ]
 2008年 3月:24冊 [まとめ] 2008年 4月: 18冊 [まとめ]
 2008年 5月:18冊 [まとめ] 2008年 6月:18冊 [まとめ]
 2008年 7月:24冊 [まとめ] 2008年 8月:25冊 [まとめ]
 2008年 9月:23冊 [まとめ] 2008年10月:23冊 [まとめ]
 2008年11月:21冊 [まとめ] 2008年12月:18冊 [まとめ]
合計:245冊

再読分を含めての冊数ということはありますが、去年の173冊から大幅に増加しました。
年末に読了本が露骨に減るのは冬コミ的にお察し。
…とはいえ、なぜか毎年夏コミ前は減らないのですが。

2008年の属性別オススメ本
お勧めとかいいつつ、増やしすぎだこれ……ほぼ全体の10%じゃないかorz

燃えた


Fate/Zero Vol.4-煉獄の炎-

吉永さん家のガーゴイル15

バカとテストと召喚獣4


ラストはボロ泣きだったので「泣いた」に入れるか悩んだけど、やっぱりこの作品を一言で表すなら“燃え”かなぁ……ということで「Fate/Zero vol.4」。いろいろ言いたいことはありますがイスカンダル・ウェイバーコンビ最高ーーー!と叫びたい。私の友人には「Zero」からFate本編に興味もった人もいるんで、本編ゲームのネタバレとかきにしない人は読んでみればいいと思うよ!!

今年の後半は田口仙年堂と杉井光に持っていかれました……というわけで、完結おめでとう!!な「吉永さん家のガーゴイル15」。ご近所町内のほのぼの家族愛成分は失わないまま、綺麗に決着をつけてくれました。ラストのガーゴイルの名乗りはおいしすぎるだろうjk。来月はおるたの方だけど短編集が出るようなのでそちらも期待してます。あと新作「魔王城一限目」も楽しみ。

バカと笑い成分も好きだけど、この作品の裏の魅力はやはりこの熱さだと思うんだよ!ということで「バカとテストと召喚獣4」。終盤の明久vs清水美春が美味し過ぎました。普段からバカでドジで情けなくて天然な部分ばかりが目立つ明久だからこそ、びしっと決めてくれると心に響くものが…。バカもギャグも最高だけど、明久・瑞希・美波の巻き起こす三角関係の行方にも今年は注目していきたいです。

泣いた


“文学少女”と神に臨む作家(下)

フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム

さよならピアノソナタ4


やっぱ泣かされたというと、今年の「このラノ」をぶっちぎりで制して完結した「“文学少女”と神に臨む作家(下)」。最終巻はなんだかヤンデレ決定戦でしたが……そして本編の展開にボロ泣きしつつ、ななせのけなげさに涙が止まりません。きっと本編の語られてないところであの娘には幸せになれてるに違いないと祈らざるをえない。

そしてこちらも完結目前な「フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム」。やっぱり彼の死にはとんでもない衝撃を受けました…主人公が死んでもしぶとく生きてそうな気がするのに。最終巻でのミラクルにひそかに期待してますが。余談ですが最終巻の序盤をドラマガで読みましたが、宗介とかなめの居ない陣代高校で流れていった時間の大きさを感じて悲しくなったりしました。

最後はこっちも完結!な「さよならピアノソナタ4」。真冬・千晶・神楽坂先輩3人のそれぞれの気持ちが胸に突き刺さる、切なくて甘酸っぱい名作でした。しかしナオはもうちょっとしっかりしてほしかったな!真冬が居ないフェケテリコのライヴシーンは必見。

L・O・V・E(元ネタのレーベルは残念なことに…)


境界線上のホライゾン(1下)

とらドラ7!

ばけらの!


“熱い”に振り分けてもいいけどやっぱりこの作品の根底は“LOVE”だよな!!というわけでダントツトップは「境界線上のホライゾン 1下」。1巻にして最終回バリの盛り上がりっぷりと、愛するホライゾンのため邁進する主人公・トーリの姿が熱すぎます。もう本当に、トーリ好きすぎてしょうがない。これだけトップギアで盛り上がって2巻以降がどうなってしまうのか、本当に楽しみなシリーズです。

アニメ化効果もあって今年は盛り上がりっぱなしの「とらドラ!」。5巻で本領発揮してそれ以降はどれをとっても名作すぎてどれを選べばいいのか判らない。しかし、竜児・実乃梨・大河の想いが決定的なすれ違いを生む7巻が一番衝撃的だったかなあと。アニメの今後も含め、これからどうなっていくのか最もハラハラしながら見守っているシリーズかもしれません。

最後はガラっと趣向を変えてラノベ作家擬萌えキャラ化コメディ「ばけらの!」。内輪ネタなのにちゃんと普通にヒカルとイヅナのラブコメとしても成立しているところがにくかったです。あとなんかもう、「ばけらの」以降人知れずラノベ作家さんのブログをチェックし始めるようになった私が居ます。

ところで余談ですが井上堅二子ちゃん(14歳美少女が参戦したあたりのラノベ作家ブログ関連の反応が面白すぎてしょうがないのですが、堅二子ちゃんはばけらのには出ないんですk(強制終了)

ダーク&欝


花園のエミリー 鉄球姫エミリー第三幕

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 5 欲望の支柱は絆

アカイロ/ロマンス


1巻でメインキャラほぼ全滅という大惨事をたたき出した「鉄球姫エミリー」がまたやってくれました。第二幕、第三幕と持ち上げておいてラストで一気にどん底までたたき落とすという鬼畜っぷりが素敵すぎる。第四幕でちょびっと持ち直したもののまだまだ絶望的な状況からどのように物語が動いていくのか、とても楽しみ。

そしてダークというかヤンデレ方向で名をはせたのが「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5」。1巻の後2?3巻が余りツボにこなくていったん切ったのですがひょんなきっかけから再び購入しはじめ。個人的には5巻がやはり最高だったなあと思います。事件がいったん解決したと思わせておいて突き落とす嗜好がたまらなかった。6巻も悪くないけどちょっと“らしくなさ”が目立ってしまったというか……あれで最終回だとしたら本当にダークというか鬼だな。

そして電撃の黒い太陽こと藤原祐+椋本夏夜コンビの新作「アカイロ/ロマンス」。今のところ前作・レジンキャストミルクほどツボにくる場面はないのですが、いきなり1巻でメインヒロインだと思われていた女の子の*が*んだり、2巻でヒロインが******を構えてみたりと局地的な破壊力は髄一かと。今後の展開に期待したいです。

笑った


生徒会の一存

バカとテストと召喚獣3.5

H+P?ひめぱら?


個人的にだけど、今のラノベで一番純粋に“笑える”というポイントを競わせたら「生徒会の一存」シリーズに勝てるシリーズはないんじゃないだろうか。私が未だ電車の中で読めない唯一のラノベ。テンションが高くて内容の無い会話で構成される物語とちょっとおかしな普通の人々のやりとりに思わず笑い転げてしまう。バカなのに頭が良くて完璧人間な杉崎鍵の魅力もはずせません。

そして版権パロ発言ネタまみれの生徒会といろいろな意味で双璧をなすのが「バカとテストと召喚獣3.5」。普段のテストやバトルもありの本編も良いけど、学校の授業から飛び出した面々が繰り広げるバカと萌えまみれの日常生活は怒涛の笑いの連続。秀吉の水着やウェイトレス姿が拝めるのもポイント高いですが、明久の萌えキャラ化が明確に始まるのもこの巻からなので、腐女子・腐男子はここ読むまでは切るなマジで頼むから!!

最後はギャグラノベではないけど、ひたすら頭を軽くしてニヤニヤ楽しめるのが「ひめぱら」。“子作り”のため、異世界に召喚されたカタブツ主人公が5人の美姫達に迫られるというテンプレ通りのエロコメですが、お姫様たちの猛烈アタックから逃げ回る主人公とか限界ギリギリのエロ挿絵とか、テンプレすぎて面白いです。この手の作品は久しぶりに読みましたが、エロの具合が物凄い絶妙にツボにハマっているので、ぜひともこのままがんばって欲しいです。

打ち切りじゃない、続きがでないry


暴風ガールズファイト2

火目の巫女

ダナーク魔法村はしあわせ日和 いとしのマリエラ


「あれ入れようと思ったけど枠が一杯ではいらないよ!」とぼやいたら「打ち切り枠を作ったらいいじゃない」といわれたので枠を増やしてみたよ!ということで、今年一番輝いていた打ち切り作品といえば誰がなんと言おうと「暴風ガールズファイト」ですよね!女子高で繰り広げられるラクロス部員たちの熱い青春を描くスポコンラノベ。女子高出身としては、女子高描写がリアリティ高かったのもかなりポイント高し。「このラノ」でも19位に入って、ファンの要望もこんなに高い作品なんだからぜひとも再開して欲しいなあ……。ていうかファミ通は打ち切るのが毎回早すぎます。これといい「カーリー」といい…。

打ち切られたの今年ではないですが、今年後半の杉井光強化月間から「火目の巫女」。“ダーク&欝”の欄で取り上げようとも思いましたが、やはり続編希望ということでこちらで。平安ファンタジーという世界観設定にもニヤニヤなのですが、毎回毎回主人公を襲う容赦ない展開が欝展開スキーとしてはたまりません。ぜひ続きを出してください電撃文庫様。

そして、ある意味一番「うおおおおおそこで終わりかよおおおおお!!!」と叫んだ気がするのが「ダナーク村はしあわせ日和」シリーズ。イズーがようやくデレてきて、ビーの秘密も明らかになってきたところで終わりなんて!!イズーの過去の因縁とか、何気に回収できてない大きな伏線があるのが悲しい。なんとかして続きを読みたいシリーズです。

そんなあなたに希望を与える 祝・完結部門


ダブルブリッド10

吸血鬼のひめごと3

召喚士マリア6 堕天使に安らぎを、真の名に微笑みを。


ラノベには「打ち切り」はありません「続きが出ない」だけなのです!!と前の項で取り上げた「火目の巫女」を書いた杉井先生が仰ってましたが、今年はでないと思っていた完結編が何気に多い年でありました…。

というわけで、今年のラノベ関連の●大ニュースを挙げよ、といわれたら真っ先に取り上げる(バカテスドラマCD化よりも先に!)であろう作品が「ダブルブリッド10」。すいません、正直本気で完結しないと思ってました……しかもまさかまさかのハッピーエンドに感無量。現在のラノベ好きの源流と言えるシリーズなので、特に感慨深かったです。今年は「ダブルブリッド10」「ダブルブリッド Drop Blood」「まい・いまじねーしょん」と中村さんの作品が沢山見れてうれしかったなぁ。このまま「ソウル・アンダーテイカー」の続きもぜひお願いします!!!

後味最悪の本編最終巻にまさかまさかの続編シリーズが出て最悪の終わり方をした本編のカーテンコールを引いてくれたのが「吸血鬼のひめごと3」でした。「おしごと」の最終巻の終わりに納得できず、本を壁にブン投げたという懐かしい思い出を持つこのシリーズですが、よもやその後のレレナの物語を補完してくれるとは夢にも思いませんでした。どのような事情があってこのような事になったのか存じませんが、「ひめごと」シリーズを出してくれたことに全力で感謝したい。本当にありがとうございました。

そして別にシリーズ刊行がとまっていたわけではないのですが、本編が2年半ほど止まって私をハラハラさせてくれた「召喚士マリア」シリーズもようやく完結。短編集が肌に合わなくて切ったら、5巻から6巻が出るまでの2年半、短編集しか出なくて涙目になったのも今となれば良い思い出です。ドン底に突き落とされたマリアとその仲間たちが、これまで戦った友や強敵達を仲間に、更なる巨悪に立ち向かうという展開がとても熱かった。完結編が読めて本当に良かったです。

2008年総括
あまりにも点数が増えすぎてしまったので、一応絞って。

・一番今後に期待している新作:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン
・今年一番私の中でアツかった作品:バカとテストと召喚獣
・2008年のベストライトノベル:「ダブルブリッド10」


それでは皆様、良いお年を?。

⇒2008年まとめ その2

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今月のまとめと読了記録[2008年12月分]

12月に読んだ本は18冊でした。冬コミ前は毎回消耗するので少なめです…。
ていうか、せめて12月の新刊は今年中に片付けて、1?2冊でも1月の新刊に取り掛かるつもりだったのになあ……まだファミ通文庫が完全に手付かずだったりします。

2008年12月のページアクセストップ4


バカとテストと召喚獣5
⇒感想

とらドラ9!
⇒感想

彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる(⇒感想

とらドラ8!
⇒感想


ですよねー。<バカテス5
発売月翌月恒例のバカテスぶっちぎりモード入りマース。
…というわけで毎回発売直後にアクセスが爆発起こすバカと彩雲国に、アニメ効果でがんばり続けるとらドラが混ざっているという、ある意味面白くない結果になった今月でした…。ていうか今月の新刊が「彩雲国」しかないよ!

彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる」は物凄い勢いで急展開して、物語が終盤に入っていることを印象付けるお話でしたね。ああ、しかし御史台のキャラクターたちの関係が面白すぎて、本来の主人公側であるはずの劉輝達の話があんまり面白くないのがつらいなあ。

2008年12月に読んで面白かった本


さよならピアノソナタ4
⇒感想

死神姫の再婚 微笑みと赦しの聖者(⇒感想

いつか天魔の黒ウサギ1
⇒感想

H+P(2)?ひめぱら?
⇒感想


やっぱり綺麗に完結した「ピアノソナタ4」が今月一番面白かった気がします。こちらは後ほど今年のまとめ記事で語る予定なのでコメント省略。

死神姫の再婚」はもう本当に、カシュヴァーンとアリシアのやりとりを見ているだけできゅんきゅん出来るのが楽しすぎる!!ティルナード坊ちゃんを巡る新旧教育係の対決も腐女子的には見物。腐女子的には…といえば、はずしちゃならないのが「いつか天魔の黒ウサギ」。男のツンデレ好きは、ツンデレ生徒会長・月光のためだけでも読むべきだと思うよ!!!

最後は「グレンラガン」「俺妹2」とどっちにすべきか悩んだけど、敢えて「ひめぱら2」で。いやごめん、こういうおバカなエロコメ、なんか大好きかもしれない(笑)

2008年12月の読了記録

先月に引き続き、メディアマーカーの読了記録から。
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黄昏色の詠使い8 百億の星にリリスは祈り

[著]細音 啓 [絵]竹岡 美穂

エンジュでシャオ達と対峙したネイト達は、それぞれの因縁の相手から世界の真実、名詠式が生まれた訳を聞かされる。また、クルーエルはアーマから、自らが忘れ去った過去と存在意義を垣間見る。彼らが聞かされた、世界の真実とは……
   個人的お気に入り度数
名詠式の真実とクルーエルの正体に迫るシリーズ第八弾!……なんだけど、説明メインの回という感じでどうしてもダレる……しきりに場面や語り手を転換させて、説明に飽きがないよう配慮しているのはなんとなくわかるのですが、それにしても物語の最初から半分近くに至るまで延々と説明っていうのはちょっと。

これはもう、色々な意味でどうしようもないことかもしれませんが7?8巻を一気読みしていたら、全然感じ方が違ったと思う。7巻読み終わったときのテンションがあればその後100P以上延々と世界観解説でも何も感じなかったと思うんだけど、7巻発売から時間がたって、半分くらい前の話がうろ覚えになってたところに突然これを出されるのはつらいものが……どうせ2冊まとめたって「終わりのクロニクル7」より分厚くなる事はありえないんだからいっそまとめてしまえばよかったじゃない。600Pくらいの厚さならまだまだ全然余裕だよ!!!

リアルの都合で一気読みできなかったというのもあるけど、その後ようやく戦闘に入ってもいまいち盛り上がりが足りなかったように思える。個人的に私の場合、このシリーズの最大の魅力はやっぱりネイトとクルーエルの恋模様にあると思うので、それ以外のキャラのバトルにいまいち興味がもてなかったというのはあるかも。悪くはなかったんだけど、興味はもてなかったというのが本当のところかなあ。

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SH@PPLE?しゃっぷる? 4

[著]竹岡 葉月 [絵]よう太

「人力リバーフェスタ」で演劇をすることになった雪国達空舟五中とローズロワイヤルは、青美女学院で合宿を行うことに。必死な稽古の合間で女の子たちに着せ替え人形にされたり、肝試しをしたり……と夏休みを満喫する一同だが、雪国の秘密を知る「X氏」から脅迫を受けて!?
   個人的お気に入り度数
それで、あのハリセンはどこに行けば買えますか?
カラー挿絵のはっちゃけ具合がすばらしいですねさいんこさいんたんじぇんと!私もあんなハリセンほしいです。舞姫モードの雪国はぶっちゃけ舞姫と区別つかない状態なので正直「女装萌え」という感じではまったくなくて残念だなあと思っていたらこんなところでカラー挿絵でやってくれるなんて男らしすぎる!一生ついていきます!!

それにしても、雪国近辺の女性関係がどんどんすごいことに……鳥子じゃないけど、「こんなたらしに誰がした」ってツッコミしてあげたくなります。雪国の気持ちは明確に蜜に向いてるんだけど、気づいてない胡蝶の宮と、あきらめきれない鳥子の行動と二人の気持ちに気づけない雪国、そして雪国と舞姫の入れ替わりがひたすら事態をややこしくしちゃってる感じが……鳥子が言うとおり、蜜と雪国がくっつくのはこのわだかまりをひとつひとつ解いていかないといけない…って思うとなかなか大変そう。買い物に行った時の、鳥子の心からの言葉が胸に痛いのに、何の疑いもなく「悪戯だ」と言われた言葉を信じてしまう雪国に思わずやきもきしたり。

3巻とは打って変わって女の子らしい部分を覗かせた鳥子とは対照的に、胡蝶の宮は「ローズロワイヤル会長」としての、かっこいい部分が多かった気がします。ただのお嬢様ではなくて、ひとつの団体を統べる長としての矜持もプライドも持ち合わせている彼女がかっこいい。一方でそういった上に立つ者としての責任を背負いきれるほど大人になれているわけでもなくて…体育倉庫で弱気になる彼女の姿がとても印象的でした。

しかしなんといっても今回一番面白かったのはやはり雪国の女装シーンとラストの人力リバーフェスタでのしっちゃかめっちゃかなお芝居だったかな。必死に雪国達が戻るまで劇をつなげようとする皆の思いとは裏腹に、どんどん変なことになっていくお芝居の様子が大変そうだけどものすごく楽しそうで、笑いが止まりません。そして今回最後まで可哀想な芝目……(笑)

X氏の正体も発覚してようやく元の鞘に納まった雪国&舞姫。次はどんなお話になるのか、とても楽しみです。今回割りと鳥子&胡蝶の宮にいいところもってかれ気味に感じたので、蜜の活躍も期待したいかも。

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H+P(2) —ひめぱら—

[著]風見 周 [絵]ひなた 睦月


次代のお世継ぎを作るため、5人のお姫様たちの“王仕さま”として異世界に召喚された神来恭太郎。しかし、いまどき珍しいほどのカタブツである彼はどんなに誘惑されても彼女たちに手を出そうとしてこない。業を煮やした第三王女・エリスがピコルに相談を持ちかけたところ、リゾート地でのバカンスを提案されて?!
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5人のお姫様+カタブツ侍少年が織り成すちょっぴりエッチなラブコメ第二弾。今回は「たゆんたゆん」な第二王女・レイシアとツンデレ高飛車第三王女・エリスのターン!挿絵がいちいちエロくて間違っても公衆の面前では開けません!!ていうか本を開いたとたんにカラーページでたゆんたゆん王女が触手に絡まれてるのはどういう了見ですか!!!

海辺のリゾートでオイル塗り、エッチな罠が目白押しのアトラクション、トドメは無人島で二人きり……とお約束すぎるエロハプニングの連続(笑)特にオイル塗りをせがまれて、必死に冷静を保とうとする恭太郎にすごい勢いで追撃をかけていく王女達の姿に爆笑してしまいました。相変わらず頭をからっぽにして楽しめる頭の悪いラブコメぶりが最高です。

わかりやすい高飛車ツンデレ娘なエリスが、恭太郎に惹かれて行く姿もものすごくかわいいのですが、それまでいまいち底が見えなかったレイシアの本音が一瞬だけ覗けたのも面白かった。「世継ぎを作って国を護るために」本人の意思とは無関係に向けられていた恭太郎への好意が、少しずつ本物の好意に変わってく様子が微笑ましい。ラストでメルルがそれとなく二人の変化に気づくシーンも面白いです。

…さてさて、ラストで第四王女が怪しげな動きを見せているのですが次は順番からいっても、このメガネっ娘のターン?いろいろと予想外の動きを見せてくれそうな予感がするのでとても楽しみです。

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天元突破グレンラガン4

[著]中島 かずき [絵]品川 宏樹 [原作]GAINAX

再び立ち上がり、ヴィラルと宿命合体を果たしたシモンは、地球の危機を救うため…そしてアンチスパイラルのメッセンジャーとして自分の元を去ったニアを取り戻すため、宇宙へ上がる。ニアの残した痕跡を頼りに、アンチスパイラルの潜む隔絶宇宙へと旅立つ銀河グレン団の一行だが…!?
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アニメ「天元突破グレンラガン」のノベライズ、完結編。

「合体しすぎ」くらいの勢いで合体しまくり、最後は超巨大ロボット同士の最終決戦。正直テラ・カテドラルとか出た瞬間に「またラガンがそいつと合体するんだろ!!ネタはもうわかってんだよ!!!」とか思わなくもなかったですが、そのお約束っぷりを貫いてくれるのがこの作品のよさと言うか。ある意味「予想通り」の王道熱血ロボットアニメ展開には胸を熱くされっぱなし。

とりあえず、何はともあれカミナとキタン、おいしいところもってきすぎですから!!!大グレン団古株の面々が次々と玉砕していくところは、熱すぎて泣いた。そしてカミナとシモン、ヨーコの再会熱過ぎる!!!皆の中で、比喩ではなくてカミナは永遠なんだなあと。あんな序盤に死んで、それから何年も経ってる設定なのに皆の中で未だに「過去」になってないカミナ、いい男過ぎる。これまでの敵や味方も文字通り「一体」となってアンチスパイラルに挑む最終決戦も素敵でした。しかし、天元突破した後の名詞としての「天元突破グレンラガン」の連呼はちょっと雰囲気壊れるかなあ……どうしてもやっぱり、番組タイトルというイメージが強すぎて名詞として認識できないんですよね…。

シモンとニアの恋の行方は切なかった。今度こそ幸せになれると思ったのに……いえ、あの二人にとっては納得ずくの未来で、十分「しあわせ」だったんだろうけど。幸せそうすぎて逆に切ないニアの最期と、エピローグのシモンの姿にホロリとしました。別にあのエピローグが悪いというわけではないんだけど、ニアがああならなければもっとちがった、もっと賑やかなエピローグの形があったのではないかなあ…とかついつい想像してしまいます。

あとがきいわく、ラストバトルの展開は映画版「螺巖編」の未使用になったプロットを基にしたオリジナル展開らしいので、気になる人はここだけでも読んでみるとよいかも。私もアニメ見るのが途中で止まっているのでそろそろラストまでちゃんと見たいところです。

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人類は衰退しました4

[著]田中 ロミオ [絵]山崎 透

前回の一件の罰として自慢の髪を切られてしまったので、しばらく外に出たくありません……などという主張がこのご時世に通じるわけもなく、今となっては貴重な肉を得るため町の娘さん達とお手伝いにやってきました。ところが慣れない作業に手間取った挙句、鶏さんたちを逃がしてしまって…
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ほのぼのまったり、しかし時々ちょっぴりブラックな異文化コミュニケーションストーリー第四弾。

1編目は衰退してしまった人類の乏しい食糧事情に妖精さんたちが鋭いメスを入れる(違う)「妖精さんの、ひみつのこうじょう」。相変わらずなんとなく癒されるようせいさんの言動に癒されつつ、要所要所で挟まれるブラックさがたまりません。特に序盤で、この世界での食糧事情がそれとなく明かされたのは地味に衝撃でした。なんかあまりにもまったりとスローライフ送っているからわからなかったけど、実は結構食糧事情からして深刻だったのですね…。

お菓子を作くれない“私”から聞かされた、意外に深刻な食糧事情を改善するためようせいさんたちが立ち上がるのですが……微妙な味の缶詰が量産されたり、加工済鶏肉が村を駆け回ったり……と例によってしっちゃかめっちゃかに。喜んでいいのか悲しんでいいのか複雑な気分なオチといい、いろいろと最高でした。文化局長の駄目人間っぷりがさらによい味出してる。

とりあえず小学館は早くこの「助手さんの絵本」を商品化すべき。
子供には間違っても読ませたくない一品になりそうだけど私がほしい!前回の「ごちそうさまぁっ♪」と合わせて、ぜひお願いします。

2編目はようせいさんが過密に集まりすぎてしまった弊害でネガティブになってしまったようせいさんたちと"私"のサバイバルな国家興亡を描いた「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」。これ以上のようせい過密状態を防止するため、ネガティブになってしまったようせいさんたちを元に戻すため、そのようせいさんたちを連れて村から離れた場所で生活を余儀なくされた“私”の話。

ようせいさんたちをポジティブな方向に持ち上げようとしつつもさりげなく自分の主張を通しまくり、気がつけばようせいさんたちが築いた王国の女王として君臨してしまっている主人公。後半でようせいさんが●●を製造してしょっぴかれるシーンとか、結局国が滅んだ理由とか、無駄に現実味あって猛烈にシュールだ。でも自分はしっかり楽して過ごすようせいさんとのサバイバル生活はとても楽しそうです。

不思議科学力に頼って、増長し、最後やりすぎて自滅するパターンはかの有名な「ド●えもん」を思い出すなぁ。何か来年は「新展開」があるそうですが、案外15分1話形式の子供番組風アニメとかも向いてるのかも知れないとか思いました。

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ガーゴイルおるたなてぃぶ4

[著]田口 仙年堂 [絵]日向 悠二

お七婆さんの節約食事術に感服しつつ、ミズチの動向に関する情報収集を行っていたひかるたち。調べていくうちにミズチが様々な人物を相手にとんでもない脅迫を行っていることがあきらかに。彼らの陰謀を食い止めるために動き出そうとしたひかるたちの前に、パワーアップした狛が立ちふさがる…!?
   個人的お気に入り度数
Lv.1なご近所ヒーロー・ひかる&ガー助コンビが繰り広げるもうひとつの「ガーゴイル」シリーズ、完結編。レイジとの決着がこちらで付かないのは解っていたのでどうやってオチをつけるのかと思ったんだけど、予想とおりあの人がラスボスとして出てきました。本編の「ガーゴイル」で軽く触れられていた、喜一郎が平賀に拾われて古科学をはじめた話ってこちらへの伏線だったんですね。

悪くはなかったけど序盤からバトル、バトル、バトルの連続でやはりそれ以外の部分への物足りなさが否めなかったかなあ。最後だし(最後だからこそ)もうちょっと日常描写がほしかった気がするのですが…個人的には日常分:バトル分の比率は3巻あたりが一番ちょうど良かったかも。

悪い意味で、3巻が盛り上がりすぎてて4巻が一種の後処理に見える。これまで「1つの生命をひかるとガー助の2人で分け合っている」という設定から生じていたバトル中の危機感が3巻で解消されてしまった上に、やはりレイジと比べると今回のボスキャラトリオは格が一段劣る感じで…。

個人的には、ひかるたちの活躍よりもお七御婆ちゃん大活躍にニヤニヤが止まりません。もう私、どんだけこのお婆ちゃん好きなんだと思うけど!!あと最初から最後まで可哀そうな役のヒッシャム哀れ。

このシリーズは一応ここで完結。来月「ガーゴイルおるたなてぃぶZERO」という番外編?っぽいタイトルの発売が予告されているのですが、こちらはどうなるのかな。個人的にはやはりバトルメインになったせいでおざなりになりがちだった逸色ビルの面々とのふれあいを中心にしたほのぼの番外編とかだったら嬉しいけど(エピローグでちょっと出てきた狛とガー介の凸凹コンビっぷりとかもっと見たい)、原作で事件の顛末しか語られていない板垣さんが古科学者に利用された事件の話とかになりそうな気もするなあ…

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ドラマCD バカとテストと召喚獣 vol.2

ドラマCD バカとテストと召喚獣 vol.2

下野紘 中原麻衣 清水香里 谷山紀章 水原薫 川田紳司 氷青 津田健次郎
個人的お気に入り度数
  
原作2巻の内容+オリジナルの物語を1編収録した「バカとテストと召喚獣」のドラマCD第二弾。
うーん……相変わらずキャストはぴったりだし、悪くは無かったけど1巻ほどは大絶賛できないかなあ…というのが本音かなぁ…ハイテンションなやり取りは相変わらず良いんですが。

「バカと学園祭と走馬灯」
原作2巻、学園祭に関するエピソード。「走馬灯」というサブタイトルからもある程度想像がつくかもしれませんが、今回は振り返りのシチュエーションが何気に面白おかしいw明久が死んだら生命保険を受け取る気マンマンの雄二は、明久とどんだけゼロ距離なお付き合いをしているというのですか。その後のバカテスト「現代国語」が何気に本編の内容と連動してるのには噴きました。

しかし、えーとすいません、私の2巻に対する思い入れが無駄に強い事は否定しませんが、なんかちょっと物足りなかったです……バトル以外の駆け引きがメインの準決勝以外のバトルが片っ端からはしょられたのはある程度は仕方ないかなあとは思うのですが…やっぱ2巻って、バトルメインの話なんだよなあ……。特に2巻最大の見せ場であるはずの決勝戦で明久・雄二が常夏コンビをボコにする擬音だけで終了したのは、もうギャグにしか見えなくて泣いた。いえ、確かにギャグ小説なんだけど。ギャグ小説なんだけどっ!!そこでギャグで落とすのはなんかバカテスとして違うと思う!!!

一応美味しいところは全部浚ってくれてるんですが、全体的に酷くはしょり気味で物足りない。30分にムリヤリ主要エピソードを詰め込んだせいでぎゅうぎゅうに詰め込んでしまったムリヤリ感みたいなのが露呈してる気がします。うーん、1巻もかなりはしょられてたけど、今回のような不自然さはそこまで感じなかったんだけど…

名前を知らないはず3年生コンビの事を明久がいきなり「常夏コンビ」と呼んでいたり、バトルを避けまくってたせいで明久の「日本史:166点」の凄さがイマイチ伝わってこなかったり…と、原作知らない人にはちんぷんかんぷんなドラマCDになってるのも気になります。特にテストの点数はやっぱ、普段の明久の点数(※1巻の頃から100点前後上がってる)知ってないとイマイチピンと来ないよなあ…。

後述しますが明らかに原作知らない、声優目当て腐女子層も喜びそうなシーンが結構あるので、これ原作知ってる人だけが楽しむつくりにするのはもったいないと思うんだけど…

っていうか常夏コンビに対して、明久が敬語で教頭に加担した理由を聞く場面が大好きなのにっ!!!あそことメイドアキちゃんを常夏が目線でセクハラする場面がはしょられたのはマジメに泣きましたが!!!泣きましたが!!!!大事な事だから2回言ったっ!!!

ああ、でも、カラオケボックスのシーンが最高すぎるのでもうなんか駄目なとこ全部どうでもいいかもしれないっ!!チンピラどもの暴挙に対して後先考えずにマジギレする明久もとても良いのですが、その後の雄二&ムッツリーニ乱入場面が最高にかっこよすぎる。雄二の「…貸しイチだからな?」にきゅんきゅんときめいた!!!ああもう悪友最高!!!!!

あとあと、ラストの姫路さんの呟きは最高だなあ。こういう演出ってやっぱ音じゃないとできない演出だもんなあ……原作で読んだときもきゅんとなりましたが、改めて聞くととても素晴らしかったです。

そして何気に今回も全問新問なバカテストがミモノです。先生がどんどんノリツッコミになっていく姿がステキすぎます。「数学」で生徒に嫉妬する先生の姿が哀愁を誘う…

「バカとスケベと冤罪疑惑」
間に挟まったバカテスト「古文」、何気にコラボネタだよっ!!たしかにあのセリフは声つきで聞きたかった。明久グッジョブ!!!ていうか、色々な意味で間違ってないよなああの答え……

そんなわけで後半はお姉ちゃんにお弁当を届けに来た葉月ちゃんと、ムッツリーニ&明久コンビがおかしな誤解(?)をされてF組生徒達と校内を股にかけた追いかけっこになるというお話。当初の目的を忘れて明久を追い詰めるのにノリノリな雄二と、同無駄にキビキビと戦況を報告してくるF組メンバーと、凄い勢いで目撃者を引っ張ってくる姫路さんの張り切りっぷりが面白おかしすぎる。つか、姫路さんがマジ怖いです(「走馬灯」の方も含めて)。出番ない所為もあるけど、9割くらい声が黒かった気がします。これなんてL5竜宮レナ。

「走馬灯」ではしょられた白金の腕輪の効果も雄二の方だけとはいえさりげなくこちらでお目見えさせたり、3巻以降の悪友コンビ&校長のちょっとした繋がりを思わせる描写もあって、物語のつくりとしても面白かった。
うん、やっぱりドラマCDだとバトルのないドタバタ話の方が面白いみたいです。
ムッツリーニの半分わざとな悪意と、葉月ちゃんの無意識な悪意によってどんどんドツボにハマっていく明久が可愛すぎました。

「キャストによるリアルバカテスト」
えーとりあえず一言だけ。

谷山さん「(声優は)褒められたがりが多い。下野くんなんか特にそうですよ。(中略)
 おめーなんか、くるぶしの形いいよな!ち●び綺麗だなー!!!」
下野さん「それ全部普通に見えるところじゃないからーーーっ!?」


 

 な ん の サ ー ビ ス だ こ れ は 。

普通に谷山×下野なのか、そうなのか!!
中の人に興味はないですがうっかり普通にカップリングに見えちゃったぞ!?
声優系腐女子必見?!

冗談はとにかく、下野さんの弄られっぷりは見てて和む。まさに「空回りのホームラン王」。

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