今回も参加させていただきます〜!!
失踪したセリカを追って《星の回廊》からいずこかへと飛んだグレンとシスティーナ。そこは約5800年前の超魔法文明時代で……。
特務分室の栄光を描く前巻の短編集の直後にこの「狩られる側から見た特務分室時代の冷酷な魔術師殺し・グレンの話」入れるのマジで温度差がすごい。ラブコメからちょっといい話まで、今回もバラエティに飛んでいて楽しい短編集でした。
裏切り者・マルキュスの脅威を排除した魔王ベルトールは、いまだ消息不明の六魔侯を探すため、彼らの居場所を示す財宝『魔侯録』を探すことに。秋葉原市の魔法学園地下にある宝物庫にそれが保管されていると知り、高橋・マキナと共に留学生として学園に潜り込むが、宝物庫の封印を解くためには秋葉原市を統べる御三家が持つ秘宝・王徴(レガリア)が必要で……?
『雛宮』――それは次代の妃を育成するため、五つの名家から姫君を集めた宮。 次期皇后と呼び声も高く、蝶々のように美しい虚弱な雛女、玲琳は、それを妬んだ雛女、慧月に精神と身体を入れ替えられてしまう! 突如、周囲から忌み嫌われ、鼠姫と呼ばれるそばかすだらけの慧月の姿になってしまった玲琳。 誰も信じてくれず、今まで優しくしてくれていた人達からは蔑まれ、劣悪な環境におかれるのだが……。 「息切れしない、失神もしない……。なんて健康な体でしょう! う、うらやましい……っ」 誰もが羨む玲琳は、隣り合わせの"死"とずっと戦ってきた鋼メンタルの持ち主だったーー!? 大逆転後宮とりかえ伝、堂々開幕! コミカライズも同時発売!
病弱であること以外全てが完璧な雛女・玲琳が落ち目の雛女・慧月の呪術によって体と精神を入れ替えられてしまう。蝶よ花よと周囲から守られる生活から一転して自分(玲琳)を害した罪で処刑の危機、それを脱しても周囲の誰からも完全に見捨てられた粗末な生活を送ることに──なるのだが、当の玲琳は健康な肉体を得たことに大喜びで…!?
豪華客船での波乱含みの夏休みスタート!
様々な出来事を乗り越え無人島試験も終了。待望の豪華客船での夏休みが始まった。だが試験は多くの爪痕を残し、龍園が小宮を襲撃した犯人探しを開始、他の生徒達も今までとは違う動きを見せ始めていた。そんな中、綾小路の前に3年の桐山が現れる。「おまえの存在は邪魔でしかないんだ綾小路」告げられたのは南雲の変貌。奇怪な行動を取り始め、綾小路1人に対して、3年生全体による『監視』という奇妙な指令が下される。
一方で告白に対しての答えを返すため、綾小路は一之瀬との約束の場所に向かい――!?
大人気学園黙示録、2年目の夏休みは波乱含み!?
不穏な展開が目立つ中で1学期までの因縁に一旦の決着を付けて二学期に進むための展開が目白押しの夏休み編。他学年が敵に回る展開がおおかったせいか、無人島サバイバル試験から引き続き、クラス内だけでなくクラスを超える関係性が生まれ始めているのが印象的な話だった。とはいえ次の巻は久しぶりに学年内での潰し合いみたいな展開になりそうで、追加された新キャラたちも含め、ここで生まれた関係性がどうなっていくのか気になる。
余談ですが今回の試験の結果でまたクラスが入れ替わって、遂にクラス名称が基本的にABCDではなく「板柳クラス」「一之瀬クラス」「龍園クラス」「堀北クラス」という名称になってたの凄いわかりやすくなってよかったですね。いやほんと最近はABCDで言われちゃうとどこの話してるのかわからなかったからね……正しい判断だよね……。
金銭面に余裕のあるオタク男女が偽装結婚をして、広い家でシェアハウス的な共同生活を送る話。適度な距離感の保たれた楽しそうな「上質な暮らし」が、読んでて心地よかった。オタク要素はあらすじから想像したものと比較してやや薄めという印象を受けましたが、旦那のハマっている「地下アイドル」話が奇抜な設定で面白かったです。ただ、ちょっと起承転結の転のまっただなかで切れちゃってる感じなのが少し残念で、出来ればもう少し先まで読みたかったなあ。
昨晩Twitterで「ラノベの定議論スペース」というものがあり、そこでラノベの定義論について色々話されているのを聞いているうちに自分の考えをまとめたくなったのでつらつらと書きます。議論の内容はこちらの動画から聞くことができますので興味のある方は聞いてみると良いと思います。あくまで個人の認識の話をしているので、異論反論あると思いますがスルーしてほしいです。
最初に前置きしておくのですがラノベ定議論スペース自体は楽しく聞いておりましたし人の話を聞いて自分の考えをまとめ直すという意味ですごく有意義な時間だったと思います。私のラノベ定義論スペースに対する感想の総括は一言でいうとコレですよろしくお願いします。
定議論スペース聴いてると余計に「ライトノベルとは一体……?」「もう定義なんてどうでもよいのでは……???」という気持ちになってきてこれこそが私の求めていた定議論会話だ!!って感じで良い
— うらら (@urarai) June 19, 2021
「私は、お飾りになりたいわけではありません」
「ならば、何になる」
「あなたの剣に」
公爵令嬢・セレーナの婚約者は、帝国が誇る『黒狼騎士団』の団長であり、近く皇帝となるフィニス。幼い頃に肖像画を見て以来彼の美貌の虜となり、全力で萌え、全霊をかけて推してきたフィニスといよいよ結婚――という時に、ふたりは何者かに謀殺されてしまう。一度目の人生は、これで終了。気づけば、前世の記憶を持ったまま『二度目』がスタートしていた。
今度の人生では、絶対にフィニスを殺させない! 推しには健康で長生きしてほしいから――そう考えたセレーナが選んだのは、フィニス率いる『黒狼騎士団』に入り騎士として彼を守ること。
無事入団を果たしたセレーナだが、一度目の人生では見ることがなかったフィニスの素顔や振る舞い、すべてが尊すぎて死にそう! だが、ふたりの周りにまたもや不穏な影が――!?
語彙を溶かしながら豊富な語彙で「推し」のことを語るひとを見るのはとにかく健康になるものですが、この作品は主要人物がのきなみ、隙あらば推し語りを入れてくるので本当に健康になる。そんな健康過ぎる推し活の合間に、それとなく不穏な気配が見え隠れしてくるのも良かった。面白かった!!
ポンコツだけど失敗を指摘された時に自分の行いを改善しようと頑張れるミーア姫と、いつも完璧であるがゆえに自分の失点も他人の失点も許せないシオン王子との対比が良かった。怒涛の「さすミア」展開にやや食傷気味になる部分もあるけど、大きな敵の存在が示唆されて良い意味で先が読めなくなってきたな。