“岩井 恭平” の検索結果 | ページ 2 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:岩井 恭平 (39 件 / 4 ページ)

ムシウタbug 4th. 夢並ぶ箱舟

オンライン書店ビーケーワン:ムシウタbug 4th.ムシウタbug 4th.

発売:2006.8
発行:角川書店
[著]岩井 恭平 [絵]るろお
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 1
次第に明らかになる摩理の遺したモルフォチョウの謎…など、
全体的に本編と同じく重めのbugシリーズですが

すいません霞王可愛いよ霞王。

爽やかにムシウタ特有の重たい雰囲気を蹴散らしていく貴女が素敵です。
お嬢様の癖にはすっぱで野蛮な貴女が素敵です。
時々エセ外国人くさい猫被り全快お嬢様言葉になる貴女が素敵です。
いやもう正直ムシウタシリーズじゃ霞王が一番好きかも(*´д`)=3

内容的には「夢守る魔法使い」がムシウタらしくて好き。
結局万人にとって絶対的な正義なんて無いんだなあと実感させられました。
なんとなくですがMOTHER3でとある悪役を倒した後、彼の部屋でその死を悼んでいるネズミの独白を思い出しました。絶対だと思っていた悪を倒した後にその死を悼む人間を見て冷や水を浴びせられたような気持ち。その人間が、自分が今まで大切にしてきた相手だったらその衝撃は計り知れないものだろうなあ、と。

「夢閉ざされる塔」も亜梨子達の友情の深さが伝わってくるようで同じくらい好きです。


ムシウタ 07 夢遊ぶ魔王

オンライン書店ビーケーワン:ムシウタ 07.ムシウタ 07.

発売:2006.6
発行:角川書店
[著]岩井 恭平 [絵]るろお
未だ利奈のことをふっきれない元「むしばね」メンバー有夏月が、電波的な彼女(公式あらすじ談/笑)に振り回されながら共に街を脅かす“魔王”と戦うといった話。

愛恋が良すぎてもうたまんない。

というか愛恋といい“魔王”といい、今までのキャラとは段違いの強さです。
今までのキャラは良くても大食いや浸父の誘惑を跳ね除けるのが精一杯だったのに
彼らすら利用して自らの夢を叶えようとする姿は本当にかっこよすぎ。
プロのジャーナリストでも、虫憑きでもない愛恋が持つジャーナリスト魂に感動。
相変わらず岩井さんの生み出すキャラクターはいちいち魅力的過ぎます。

2巻連続大介達メインキャラは殆ど出なかったのですが、その分少しずつ新しい勢力の動きが活発になってきたりしてクライマックスに向けての動きが水面下で進んでいるよう。
戌子の教え子達や鯱人の動きも気になるところです。


ムシウタ 06 夢導く旅人

[著]岩井 恭平 [絵]るろお

虫憑きであることを隠し普通の学生として生活していた鯱人の前に虫憑きを集める極秘機関“特環”のスカウト獅子堂戌子が現れる。特環本部に代わり、彼女の“レッスン”を受ける羽目になった鯱人の前に、以前かっこうが倒した筈の虫憑きを生む存在のうちの1人“浸父”が、再び姿を現し…。
 

bugシリーズではないのですがかっこうもふゆほたるも出てこない、ある意味外伝的位置付けの作品。特にかっこうこと大助が直接出てこなかったのは全シリーズ通して初めて?
今回の見所はやっぱり戌子と鯱人の師弟関係だと思うのですが、あらゆる意味で“似たもの同士”な二人のでこぼこ関係が非常に良い。実際は更にそこに梨音を加えて三角関係ですが(笑)

また今回は作品通してのテーマである“夢”に関しても考えさせられました。虫憑きにとっては無くてはならないものであり、生命線とも言える夢ですが、それが本人にとって望んだ夢ではない場合もあるということで。霞王の話でも考えさせられましたが戌子と鯱人は規模が…。

ていうかなにより今回は戌子のキャラがイイ!!傲岸不遜の性格から飴がないと生きていけない身体とか、その身に秘めた重い決意とか…何から何まで良すぎです。エピローグの彼女の最後は本当に涙モノでした。梨音もなかなか美味しかったですが戌子のキャラが強烈過ぎて。鯱人の人の変わりようもかなり強烈だったんですけどね(笑)今回は括弧文すら無かった大助もちゃんと最後の最後でいいところ持ってってます。

特環や侵父の秘密なども明るみになり、次からは本格的に話も動き出すとのことで、これからも続きが楽しみな作品です。


ムシウタ04 夢燃える楽園

オンライン書店ビーケーワン:ムシウタ 04.ムシウタ 04.


岩井 恭平〔著〕
角川書店(2004.10)

どうしようこの作品脇役が美味しすぎて思わず主人公たちに対する言及忘れがち(笑)
大助も詩歌も美味しいキャラではあるのですが
3・4巻は特に他キャラ視点であるのが原因なのかな…。

今回は特環職員の菰之村茶深と一般人の鮎川千晴を中心に
ストーリーが展開します。
レビューをざっと見るとあまり評判よろしくないけど、
茶深がマジで良いです。インパクトとしては3巻の初季以上かも。

自分の能力が低いのをコンプレックスに持ちながら
「いつか私が主人公になるのよ!」って心意気からもう良いのですが
茶深曰く「手駒」に対する感情が複雑で凄く好き。
「手駒が自分より先に死ぬのは許せない」って我侭のように言いながら
本心では凄く下僕大事にしてるんだなあ、っていうのが。
ぶっちゃけ割合今流行のツンデレタイプの女の子だと思うのですが、
評判悪いのはツンツンしすぎだからですか?(笑)

天真爛漫の千晴とツンデレ系の茶深のコンビはかなり好き。

"むしばね"に拾われた詩歌の方も、ひとつの転換地点に差し掛かります。
今まで戦うことに否定的だった詩歌が茶深や怜司との出会いを通して
戦うことに意義を見出していく過程は凄く良いと思います。

同時に今までも何度かクローズアップされてきた利奈の存在が
また大きくなってきた感じ。
1巻で死んでからまったく出番の無いキャラなのに
彼女の存在感は非常に大きく、それが印象的でした。
(ていうか、主人公たちよか存在感でか…ゲフンゲフン!)

さて、最後で展開が一気に加速してきました。
続編が気に…ていうか実はこれ書いてる時点ですでに読んじゃってるんですけど(汗)


消閑の挑戦者3 ロスト・エリュシオン

[著]岩井 恭平 [絵]四季 童子

従姉妹である鈴藤いるるにつれられ、日本から遠く離れた国を訪れた小槙と祥。
そこで二人は、1日しか記憶を保持できない少年・イオと出会う。
“友達”のいない小槙と、「超人」としての孤独を抱える少年少女たちはインターネットを通して交流を深めていくが…
 

今までの「天才同士の対決」の枠を外れた感のある第三段。
第一巻のころからだいぶ雰囲気変わりましたが、
それは決して受け入れがたい変化ではなくて、むしろ好感触。
実際ラノベ系サイトでも評価が高いようですねv

今回は小槙の非人間的な部分がクローズアップされていますね。
小槙や他の超人たちからみれば「普通」の範疇に入る
彼女の周囲の人たちのそこはかとない不安が、
逆に小槙のことをどれだけ思っているかと感じられます。

というか話が大きくなってきたな(笑)

イズミちゃんの喋り方が好きです。
密かに私の中でブームです。ってアホかー!使わなければ意味がありません!(笑)


消閑の挑戦者 パーフェクト・キング


[著]岩井 恭平
[絵]四季 童子

 
読む前に白状するとめっちゃ挿絵につられて購入した一冊。フルメタ!最新刊読んでフルメタ熱上昇してる時に四季さんが挿絵書いてる小説のレビューをレビューサイトでたまたま発見してしまったんですよ。もう運命としか(笑)

全体的な感想から先に言うと面白かったです。
ゲームのルールを追加していくという、バトルものでありながら物凄い知能戦なところがかなり好み。ルールで縛られた逆境からキャラクター達がちょっと不思議な能力使いつつ切り抜けていくところもかなり好み。
一歩間違えると電波さんに勘違いされそうな小槙のキャラも好み!です。

ところでこの作品、最初の方ちょっとバトロワの影響を色濃く受けてるような気がします。ルールの発表の仕方とかもBRの禁止区域を設定するやり方に似てるような気がするし、章のタイトルがキャラクター名で、そのキャラクターの視点でストーリーが展開するところとかルールの説明中に見せしめ目的で人が殺されるところとか、本当に細かいところなんですけどね。
ただ、最近同人サイトでよく見られる「バトロワパロディ」ではなくて、バトロワの要素を上手く取り込んで自分の作品にしていると思うので、別に批判したい訳じゃないです。
逆に意図的にBR要素を取り入れているんだったら凄く評価しちゃっていいんじゃないかと。

余談ですが、最後の小槙がかっこよくてめちゃ好みでした(*´▽`)


消閑の挑戦者2 永遠と変化の小箱


[著]岩井 恭平
[絵]四季 童子

 
1巻は相当必死に探し回ったのに、2巻は気まぐれで途中下車した駅前の本屋で発見だなんて本気でこのシリーズに運命感じちゃいました(笑)

個人的に1巻の「ゲーム・オブ・ザ・ルール」のシステムがかなり好きだったので全然ゲーム関係ない展開でしょんぼり…したのもつかの間でした。
ストーリー自体は単なるSFパニックアクションになりそうで、それでいて前巻の魅力だった頭脳戦主体な部分は全く変わらず。
「ウルトラジャンプ」の能力がメインに出てくるようになったおかげでSF要素が増してある意味正等派なラノベらしい面白さって感じになってきました。

あと、このシリーズって主役2人が最後まですれ違い続けるところがまたいいと思うんです。
二人で力をあわせて敵を倒す!!っていうんじゃなくてお互い離れた場所からあるときは互いを支援し、叱咤激励し、信じあって力を合わせる姿がかなり好きです。それと同時に、離れていると言う事以外展開自体はそんなに珍しくないと思うのに全体的に凄く新鮮に感じました。

ていうか、殆ど最強無敵キャラな小槙が、祥には頭が上がらないって展開がまた好み(笑)この人のもう1つのシリーズの方もいつか読んでみたいです。


ムシウタ01. 夢みる蛍


[著]岩井 恭平
[絵]るろお
 
消閑の挑戦者シリーズの作者さんの本。世間的には代表作はこちらかと思われます。
割とシリアスしつつもコミカル要素強い「消閑の?」と違ってかなり重くてシリアス。
結構ありがちなボーイミーツガールストーリーなのかな?と思っていたのですが
後半はどんどんシリアスで暗い展開に。良い意味で予想裏切られました。

すいません、「このライトノベルが凄い!」で殆ど大助の正体なんかはネタバレしちゃってたんですが
実際ストーリー後半まで全く気づいてませんでした。
幸せな性格なのか単に馬鹿なのか、自分…。
裏表あるキャラ大好きなので、大助の正体には非常に萌えましたけどね。

詩歌も可愛いですが、個人的には利菜が好きです。
彼女の最後はなんとも切なくて、泣けました。
詩歌は「可愛い」というより「儚い」とかなイメージで…こういう子も好きです(笑)
「ふゆほたる」の戦闘シーンは、文字表現なのにめちゃくちゃ幻想的で綺麗で、非常にツボかったです。


2011年読んだ本まとめ

年末はコミケに参加されたかた、お疲れ様でした&うちのスペースに遊びに来てくださったかたありがとうございました!
2011年の年間まとめ記事です。

2011年の読了冊数
 2011年 1月: 7冊 [まとめ] 2011年 2月:10冊 [まとめ]
 2011年 3月:19冊 [まとめ] 2011年 4月: 6冊 [まとめ]
 2011年 5月:10冊 [まとめ] 2011年 6月: 9冊 [まとめ]
 2011年 7月: 6冊 [まとめ] 2011年 8月: 9冊 [まとめ]
 2011年 9月: 4冊 [まとめ] 2011年10月:11冊 [まとめ]
 2011年11月: 13冊 [まとめ] 2011年12月: 8冊 [まとめ]
合計:112冊

年々着実に減っております。というか再読とBLを抜かすと3桁にも多分届いていないというこの体たらくだよ!

2011年のオススメ10選+α
ムシウタ11. 夢滅ぼす予言
バカとテストと召喚獣9
STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス(2)
花咲けるエリアルフォース
岩井 恭平「ムシウタ11. 夢滅ぼす予言」(⇒感想
 2011年はとりあえずムシウタの最新刊が出たのがもう本当に嬉しすぎて……続編が出ただけでも嬉しいのに表紙はかっこうさんだし本編もドンデン返しにドンデン返しを繰り返す凄い展開でとにかく凄かった。物語はクライマックス目前でいよいよ完結まであと一息か……というところで、今年くらいに完結してくれるの待ってます超待ってます。

井上 堅二「バカとテストと召喚獣9」(⇒感想
 過去話収録の9.5巻も個人的にはアツかったけどここ何巻かで一番熱い展開だったのはやっぱり9巻ということで!雄二の戦略の上を行く上級生+Cクラス勢力と、劣勢を強いられるFクラスをそれとなく応援してくれるAクラス組と、雑草魂で劣勢を覆すFクラスの面々に胸が熱くなりました。とりあえず明久と雄二のハイタッチだけでこの先3年は戦えると思いました。

海羽 超史郎「STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス(2)」(⇒感想
 去年アニメ化した人気ノベルゲーム「シュタインズゲート」のノベライズ完結編。ほぼ原作と同じだけどやや違う展開になっているので原作プレイ済・アニメ視聴済でも問題なく楽しめると思います。とりあえずバレル・タイターと綯様のかっこよさに悶え苦しみ転がればいいと思う。年末に出たファンディスクのノベライズ「比翼恋理のアンダーリン」もまだ読めて無いけどとても楽しみです。

杉井 光「花咲けるエリアルフォース」(⇒感想
 「桜」を媒介に意識を繋げた少年少女達が2つに分裂した日本を舞台に戦う「戦争」の物語。初期の杉井光作品を髣髴させる、残酷だけどはかなくて美しいお話でした。

女子に読ませたいよ枠

はたらく魔王さま!
奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター
金星特急1
バカとテストと召喚獣10
和ヶ原 聡司「はたらく魔王さま!」(⇒感想
 異世界では魔王として恐れられていた男が勇者との戦いに敗れ、異世界に逃げ込み……マクドナルドのA級クルーを目指すお話。色々はしょったけど大体間違えてない。魔力の使い方間違えてる!そして生活感覚が元魔王のクセにみみっちい!!という親近感あふれる生活の数々に何か塩水とか出そうになるのもご愛嬌。魔王軍の男3人六畳間暮らしとか素晴らしいですよね。引きこもり系ニートショタのルシフェルくんが可愛すぎて困る。

森 美紗乃「奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター」(⇒感想
 だいたいタイトルとおり。さえない新人声優の主人公がBLゲームの主役を貰って……!?というお話なんですが、作中作として随所に登場するBLゲームが美味しすぎて生きるのが辛いレベル。バッドエンドの豊富さが売りのゲームらしいなんですがどっちも報われない監禁調教BADエンドとか普通にやりたいじゃないですか!!イケメンツンデレ医者と人気声優(♂)に目をつけられちゃった主人公カップルの今後も気になるのですがこの作中作で一作出してほしい。合言葉は「バッドエンドもえ」。

嬉野 君「金星特急」(⇒感想
 絶世の美少女「金星」の婿取り列車・金星特急。乗り込んで戻ってきた人間はいないという曰くつきの特急に乗り込んだ人間達の物語。少女小説らしからぬスリリングな展開が凄すぎて性別問わず読んでほしい作品なのですがとにかく主人公の錆丸が着実に成長していく姿がかっこよくてニヤニヤする。金星特急の内外を問わずに繰り広げられる人間模様・恋愛模様も美味しくて、読み始めたらページをめくる手が止まりません。まだ既刊5冊しか出てないので追いつくなら今だと思う。

井上 堅二「バカとテストと召喚獣10」(⇒感想
 バカテスは9巻の燃えっぷりが本当に凄かったんですが10巻どうしてこうなった(特に最終ページ)。 すっかり残念キャラと化してた久保君の活躍とか秀吉・ムッツリーニの思わぬ活躍とか明久・雄二の無二の信頼関係とか男子の魅力が如何なく発揮された巻でした。とりあえず最終ページどうしてこうなった(大事なことなので2回ry)

完結シリーズ

彩雲国物語 紫闇の玉座(上/下)
Re(アールイー):5 バカは世界を救えるか?
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc8
雪乃 紗衣「彩雲国物語 紫闇の玉座(上/下) 」(⇒感想
 全22巻完結。彩雲国を2つに割るかと思われた内紛の結末。「王」としての器を持つには少し足りないけれど、それでも少しずつ成長していった劉輝と命を削って彼を支えた秀麗の元に仲間が集まっていく姿が胸に熱い。一部割を食った人たちも居ましたけど(笑)、ちゃんと大団円な結末にたどり着いてくれて満足でした!

柳実 冬貴「Re(アールイー):5 バカは世界を救えるか?」(⇒感想
 全5巻完結。次々と明らかになる残酷な「世界の行く末」と、その結末に絶望したもうひとりの自分。何度もくじけそうになりながら、それでもどこまでも我侭にご都合主義に、最後には絶望をぶっ飛ばして願う通りのハッピーエンドを勝ち取った主人公の姿がバカバカしくて超かっこよかった。どのキャラも本当に魅力的で5巻で終っちゃうのは本当に残念だったんですが……短編集とか後日談とかでませんかね?ね?

田尾 典丈「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc8」(⇒感想
 全12巻(本編8+番外編4)完結。現実の世界と「フェアリーテイルシステム」によって生み出されたにせものの世界。2つの世界の選択権を握らされて、それでも「両方の生存」を望む主人公の姿がかっこよかった。彼の目指す「ハーレムエンド」には女子としては色々思うところがありますが、ここまで徹底的にその実現を目指す為に努力する姿を見せられるともう応援するしかないでしょう。武紀とは対称的なもうひとりの主人公・秀之の活躍を描く「シルバーブレット」も楽しかったです。っていうか正樹と武紀の友情が最後までウマーだったので私とても満足です。

BL/エロス

だけど、ここには愛がある
嘘と誤解は恋のせい
義兄 明治艶曼荼羅
栗城 偲「だけど、ここには愛がある」(⇒感想
 2011年はいつもよりも多めにBLを読んだのでそちらのまとめも……お勧めもらってちょくちょく読んでいたBL小説ですが、今のところ読んだ中では一番これが萌えました。「豆腐メンタル女装攻×ちょっとズルい包容力のある男前可愛い受」って!!ナルシストな攻がだんだん受に本気になるにつれ「自分が一番」じゃなくなることに不安を覚えて……という展開が大変美味しかったです。まあそんなことより一番ツボに入ったのは番外編の可愛い攻×ゴリマッチョ女装受だったわけですが。

小林 典雅「嘘と誤解は恋のせい」(⇒感想
 可愛い受→イケメンノンケ攻、だとばかり思っていたらシリーズを経てどんどん残念になっていく攻の受大好きっぷりにどうしたらいいのか真面目にわからなくなる件。続編となる「恋する遺伝子」の2編目とかもう、ここまで笑いの止まらなくなるエロシーンがあっていいのかと真面目に悩むレベル。とりあえず結論としてはバカップル早急に爆発しろ。

丸木 文華「義兄 明治艶曼荼羅」(⇒感想
 頭が良くて頭のおかしい義理の兄にどこまでも歪んだ愛を注がれてどんどん調教されちゃう妹のお話。言葉で追い詰められ、立場で追い詰められ、逃げ場を無くしたところで今度は肉体面でも囚われ……と四方八方救いのない展開は好き嫌い分かれる作品だと思いますが、救いのないバッドエンドが好きな人には一度読んでいただきたい。義兄の愛がどこまでも一方通行でしかなく、どちらに対しても救いの与えられない終り方なのがまた素晴らしいと思いました。


今月のまとめと読了記録[2010年5月分]

5月に読んだ本は再読含め15冊でした。漸く調子が戻ってきた……

今月面白かった本


 
東京レイヴンズ
⇒感想

 
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc4
⇒感想

魔王様げ?む!2回戦
⇒感想

あざの耕平さんの新作「東京レイヴンズ」が超面白かった!!ストーリー本編も物凄く面白いですが、春虎と冬児の悪友っぷりにニヤニヤがとまりませんでした。地文で冬児に対する呼称が「冬児」「悪友」「親友」の三段階ある事に転がったのは私だけじゃないはず。まだまだ導入回という感じの1巻でしたが、2巻が本当に楽しみです。

そして長らく積んでいた「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc4」が不意打ちすぎて……まさかの男子回が……!!現実に投影されたゲームの本来の主人公である真田正樹と武紀の友情具合にごろんごろん。4巻、5巻と一気に面白くなってきた印象なので3巻で積んでる人は今からでも崩すんだ…!!

密かに今月一番楽しみにしていたTSラノベ「魔王様げ?む!2回戦」も予想以上に面白かったです。女の子として女好きの魔王様に使えることになった元勇者・レモンの葛藤やツンデレっぷりにニヤニヤが止まらない。是非とも、3巻が読みたいなあと思う1冊でした。


2010年5月の読了記録

再読・まんが含めて50冊。
以前から色々な人にオススメされていた「Landreaall」がめちゃくちゃ面白かった!以前から色々な人にオススメされていたのですが、その人気もわかるというもの。主人公も好きですが、ティ・ティとフィルが好きです。というか魅力的なキャラクターが多すぎて色々な意味で困るまんがです。

あと、バカテス好きなら買い逃せない、「バカとテストと召喚獣 SPINOUT! それが僕らの日常。」。ファミ通コミッククリアの更新を毎回楽しみにしていた本なのですが、とにかく明久たちのなんでもない日常が可愛くて可愛くてたまらない。バカテス好きなら必見の1冊です。
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