現在、各電子書籍サイトにて「カドカワ祭ゴールデン」というKADOKAWA作品の大量割引セールが、そしてBOOK☆WALKERさんにて「カドカワ作品45%コイン還元+最大1万円以上購入で更に10%還元」というフェアをやっています。前述のセールの対象タイトルの割引率は50%OFFなので(セールトップで最大70%OFFになっておりますがラノベは半額のみでした)、コイン還元と合わせると80%くらいお得に買える計算となります。
というわけで普段はオススメし辛い長編ラノベを布教するチャンス!!!と思いました。コイン還元+10%のところまで買いたいけど数千円足りない!とかそういうときにひょいとこの記事の存在を思い出していただけたら幸いです。基本的に総計20冊以上のロングシリーズばかりですが、端数に入れやすいよう、全体の巻数や途中巻まで買う場合どこまで買うのがオススメかなども併記しております。あと振り返ったらめちゃくちゃ富士見ファンタジアが多かった。あそこ短編含めるとかんたんにシリーズ巻数膨れるからな……。
数千円足りないなら買わないほうがお得だとかそういうふうに我に返ってはいけない。
▼ 何巻まで買うべき?
現在シリーズ全体としてもクライマックス的な盛り上がりを見せているので今すぐ全巻読んで追いつこう!!という気持ちがかなりあるのですが、途中巻までで様子見したいなら本編10巻までを推奨。前半のクライマックスとも言える巻で今後の展開を匂わせつつもきれいにしっかりと終わる巻になります。「追想日誌」の方とのリンクも殆どないので10冊でサクッとまとまるのが良い感じです。(しかし11巻から先がまた面白いので気に入ったら是非読んで欲しい…!)
短編集はコメディ要素強めの雑誌連載短編+書き下ろしの過去編が挟まる構成。後半からこちらの過去編を読んだほうがわかりやすい話が増えてくるので、原作最新巻まで追いつきたい場合はこちらも一緒に購入するのをおすすめしたいです。序盤を読む分にはそこまで必要な知識はこちらにないので、とりあえず1巻だけとかで興味が出たら買うとかでも良いかも。
▼ 何巻まで買うべき?
これはぜひとも一気読みで!!!!なんですけど(2回目)、敢えて途中で切るなら戦争しか知らなかった相良宗介が「千鳥かなめのために戦う」という覚悟を決める「終わるデイ・バイ・デイ(下)」=原作5巻まで。また、本編を一気読みする場合はメインキャラクター達の過去を掘り下げた番外編短編集「フルメタル・パニック!−サイドアームズ2−極北からの声」もセットでどうぞ。作者は違いますが、本編完結後のフルメタ世界を描いた外伝「フルメタル・パニック!アナザー」というシリーズもあります。
個人的には林水先輩に焦点を当てた短編が収録されている「同情できない四面楚歌?」と、終盤で出てくるファッ○ン老人達との邂逅編が収録されている「安心できない七つ道具?」あたりは読んでおいて欲しいです。あと、全部読む暇がない感じならボン太くん関連の短編だけ集めた「よりぬきボン太くん」もおすすめ。
▼ 何巻まで買うべき?
本編第一部が完結する8巻までか、本編第二部が完結する15巻まで。アニメ化されたのは第一部までなので、リアルタイム世代と会話するなら大体ここまでの知識で足ります。第二部はアニメ化されていない部分で、レギュラーキャラを半分一新して第一部よりもややシリアスな話が展開されます。16巻は往年のファン向けに制作されたお祭り作品としての面が強いため、本編8巻まで読んで面白かったら是非読みましょう(第二部を読まずに16巻だけ読んでも問題はありません)。
17巻は新展開の第三部……なのですが、一昨年新刊が出てから音沙汰無しなので、18巻の発売予定が決まってからでもいいんじゃないかな……。
この短編シリーズの凄いところは本編を一切知らなくても読めるところ。原作1巻でガウリイと出会う前のリナが、「白蛇のナーガ」という女性と腐れ縁しながらも基本的には気ままな一人旅をしているというだけの話が延々と描かれる。ぶっちゃけ全く読まなくても本編には関わってこないし、リナとナーガの基本設定だけ覚えていれば、あとは興味のある巻だけつまみ食いしていけばいいということ(一部複数回レギュラーキャラとして登場するキャラクターが居るには居ますが…)
表紙やあらすじを読んで、気になるやつがあればスナック感覚で読んでみると良いかと。紙の本だと「スレイヤーズせれくと」という初期短編傑作集的なものがあるんですがなぜか電子書籍化されていない。BWのラノベ読み放題に「すぺしゃる」「すまっしゅ」共に全巻入っているのでそういう意味でも気軽に読めます。
▼ 何巻まで買うべき?
かなりクセが強いので個人的には試し読みかなにかで1話読んでみるといいかもしれない…。良くも悪くもストーリーがないに等しいシリーズですが途中で切るなら謎シリアス展開「企業編」に一区切りつく5巻までを。また、続編扱いの「新生徒会の一存」は杉崎の作るハーレム構想に対して第三者が試練を与えるような展開で結構しんどい話なので、本編の合間に繰り広げられるシリアス展開が好きじゃない人はスルーで良いかも。
余談ですが同作者の前作「マテリアル・ゴースト」のヒロインのうちのひとりがサブキャラクターとして登場したり(そして企業編で微妙に匂わせをしてくる)や最新作「ゲーマーズ!」のキャラクターの一人が碧陽学園の生徒だったり…と微妙な繋がりがあったりなかったりなのでこのシリーズが面白かった人は他のシリーズも手を出してみると良いかもしれません。ゲーマーズに碧陽学園の子出てくるのはファンリビで知った。
▼ 何巻まで買うべき?
「お・り・が・み」(全7巻)→「戦闘城塞マスラヲ」(全5巻)→「レイセン」(全8巻)→「ヒマワリ」(全8巻)でヒデオと鈴蘭に関する物語が全28冊。更に同一世界上の物語「ばいおれんす・まじかる!」(全3巻)と作者の別シリーズであるファンタジー世界を舞台にした物語かとおもったらいつのまにかやっぱり同じ世界の物語だと判明していた「ミスマルカ興国物語」(既刊14巻/以下続刊)があります。自分の読書スピードやお財布の事情に合わせてシリーズ単位で購入していくと良いのではないかと…私はいつかおりがみとマスラヲを再読してレイセンを読みたい。
力尽きたので以下ざっくり。