“Tea” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

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Lady!? Steady,GO!! Special Edition

 
丸新

『バカテス』の井上堅二が贈る新たなバカ達の狂宴、開幕!僕、静目圭には一つ年上の幼馴染みがいる。僕がセンパイと呼ぶその彼はとても優秀だ。できないことは皆無だと言い切れるほどに。最高の身体能力に、最高の知力に、最高の容姿。超巨大複合企業《SANADA》の次期当主になるべく、幼少時から特殊な環境で教育を受け続けたセンパイ。しかしその彼には、残念ながら常識が皆無だった!そんなセンパイこと真田燐之介と、その教育係として日々奔走する僕の、後継者争い本格参戦への幕が今上がる――!!スペシャルエディションはなんと『バカとテストと召喚獣』書き下ろし短編小冊子付き!

個人的お気に入り度数

 超巨大複合企業《SANADA》の跡取りは世襲制ではなく、一族の中で優れた者の中から選出されていた。現当主の嫡流・真田燐之介は次期当主候補としての教育を施されて全能といってもいいほどの優れた才能を持ちながら、常識がないために「出来損ない」と呼ばれている。そんな燐之介の教育係を務める静目圭は燐之介の常識はずれな行動に振り回される日々を送っていたが……というお話。

 常識を知らない燐之介と常識に縛られて生きてきた圭がお互いの出来ないところを埋めあっていく姿がとても好きだ…!あらすじだけ読んで「主従モノのBLかな!?」って5回くらい呟いてたんですけど、思ってた以上に圭と燐之介の相棒関係および主従関係がメインのお話でした。バカテスは明久・雄二の行動理由に常に女の子の存在があった分まだなんだかんだでラブコメしてた……。秀吉枠も居るんですけど秀吉みたいなお色気展開は全然なくて、下手するとセンパイの性転換設定って圭とくっつくためのフラグじゃ!?って思ってしまうんですけどその辺どうなんですか怖い。

 基本的には対等な関係なんだけど、真田の他の人間の目があるところでは『主従』としてふるまう二人の関係が個人的に大変おいしいです。圭の「大人が子供を歪めてしまうようなことが大嫌い」って設定どう考えても元凶はセンパイですよね……。『端男』って設定わりと意味深ですよねとか夜の教育(意味深)とかぜんぜん思ってません。

 古き慣習に縛られた財閥一族を舞台にした後継者争いという大人の世界に挑む子供たちの物語で全体的に割と重たい世界観設定があるんだけど、重たさを感じさせないサバサバした空気感と、公衆の場で読めないギャグは健在。ギャグはバカテスよりも下ネタ増えたかな、チンチン電車のやり取りには思わず爆笑してしまった。下ネタもそうだけど、割とバカテスがギャグ時空でごまかしていた部分にがっつり踏み込んでくるので、割とドキっとします。今回は後継者を決める争いに参加する『チーム』を作るための下準備といった感じのお話でスタートラインに立ったところで終わったので、今後どうなっていくのかとても楽しみです。

 しかし、いろんな意味で圭ヒロインだったな……ライバルの親戚に身分上とらわれていて動くことができない圭をどさくさ紛れで奪いに行くお話(曲解)だったもんな……。



 付録の「バカとテストと召喚獣」小冊子は明久達の性別が逆になってしまうお話。冗談で何度か「常に同人誌の定番展開を貪欲に喰らっていくバカテス」「やってないのもう性転換くらいじゃない?」とかいってたんですけどほんとにきたよ……しかも恐らく最後の最後で。

 イラストがほとんど見た目的に変化のないムッツリーニと秀吉だけで正直見た目が大幅に変わったあたりのビジュアルが見たかったような見たくなかったような。姫路さんの見た目に変化ないのが救いなのかもしれないけど翔子×雄二の性転換が本当にただの犯罪で危険が危ない。

 ババア長の実験シリーズやらギャグマンガ時空特有のファンタジー設定等で割と強引に公式と地続きのところで二次創作みたいな展開をやりまくってきたバカテスにしては珍しく定番の同人誌見たいなオチでしたが(何を言っているのかわからないとおもうが俺も)、久しぶりに生き生きとしたバカやってる明久達の姿が見れて楽しかったです。これで終わりなの寂しいので、ネタが浮かんだらでいいからこういう形でもちまちま続けてほしいなんて思ったり。

 個人的には一番最初の明久と雄二のやりとりが大ご褒美なので全力でごちそうさまでした明久の家に雄二が使う用のゲスト用布団が容易されてる設定おいしいですありがとうございました。


このラノベの男男間の巨大/複雑感情が好きだ2022決定盤

タイトル通りの記事です。

このラノベの男同士のクソデカ感情いいよね!!というタイトルを独断と偏見で25タイトル紹介します。長年まとめ記事作るよ作るよって言い続けて気がついたら10年経ってたよ……関連記事の方に昔の同系統のまとめをリンクしておりますので良かったら併せてどうぞ。一応関係性で「親友・相棒」「ライバル・共闘」「因縁・敵対」の3つに分けてます。

関係性のみに焦点を絞っているので内容があまり女子読者向けじゃないものや未完のまま数年止まっているものも含まれます。予めご注意ください。

親友・相棒

楽山 「俺の召喚獣、死んでる」→感想
「友人を馬鹿にされて、僕が笑って許すようにみえるのか?」
苦学生でありとある事情から自分の召喚獣の正体を隠して戦わざるをえない主人公フェイルとそのチームメイトであり名家の子息でもあり一番の理解者でもあるシリル。フェイルが巻き起こす常識外の行動にダメ出しやお説教をしたりする反面その実力を誰よりも信頼していて、他人がフェイルを理不尽な理由でバカにするのは許せないシリルの姿にニヤニヤしてしまいました。
有象 利路「サキュバスとニート」→感想
「和友とオレの間に割り込むのは姐さんといえどもマジでキレますよ」
引きこもりの主人公・和友と彼の高校時代の親友でありコンビニ店長の琥太朗。高校時代の女房役(野球的な意味で)でもあった彼がとある事件によって夢を失って絶望した和友のことを影に日向に心配しつつ、本人の居ない所で彼に対して強い執着を見せる姿が大変良かったです。
大樹 連司「ボンクラーズ、ドントクライ」→感想
そんな彼を裏切る算段を僕は立てている。たかが、桐香なんて存在のために。
男二人だけの映画研究会にやってきた新入部員。友達同士の気軽なだけの部活動はその日から姿を変えていく。新入部員・桐香に恋心を抱いてしまった主人公の肇が彼女に振り向いてもらえないことに絶望し、その一方で親友・藤岡との楽しいだけだった関係性を「恋心」なんてものによって壊されてしまうことを恐れる、という葛藤が印象的でした。
壱月龍一「ラ・のべつまくなし」→感想
「……あいつが書いて、オレが編集やって……なんて。まあ、俺らの夢っつーかなんつーか、はは、超青臭いっすけど」
純文学からライトノベル作家に転向した主人公の矢文学と、彼の学生時代からの親友で編集者志望の北見圭介。ふたりの夢は、コンビを組んで最高の作品を送り出すこと。腐女子のヒロインがうっかり誤解しちゃうくらい仲の良い男二人の、熱い友情が美味しかったです!(あとブンガクくんの作風絶対わたしの好みだから現実に降臨してほしい〜〜)
井上 堅二「Lady!? Steady,GO!!」→感想
「お前にできないことは俺がやる。俺に出来ないことはお前がやる」「そうしたら、俺たちにできないことは何もないだろう?」
名家の分家に生まれて下男のような扱いを受ける圭と、本家の長男でありながら「出来損ない」と見捨てられた燐之介。完璧な人間でありながら大きな欠落を抱える燐之介と平凡だがその欠落を補って支えることが出来る圭という2人の関係性がとても良かったです。最大の問題は2巻が出なかったことだけど2人の関係性としては1巻で綺麗にまとまってるので……。
瘤久保 慎司「錆喰いビスコ」→感想
「俺が矢で、お前が弓だ。俺たちは弓矢だ!そういう、二人だった!」
お尋ね者の賞金首・赤星ビスコと心優しき町医者・猫柳ミロ。一見正反対のふたりが同じ目的のためにコンビを組んで旅を始め、やがてかけがえのない相棒となっていく。相棒ならではのお互いに気を使わない関係と、深い「愛」によって結ばれた関係性が良かった。アニメは原作1巻分だけなので、2巻以降も読んでほしい。
羊 太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」→感想
「……行こうか。頼りにしてるぜ、相棒」「抜かせ、誰が相棒だ。寝言は寝て言え」
かつて特務分室で汚れ仕事や裏仕事を行っていたグレンと、特務分室時代の相棒であったアルベルト。現在は別々の組織に身を置く彼らですが、それでも手を組めば最強という構図が最高。グレンの甘い理想とは相容れないと思う反面、かつての自分が切り捨てた理想を背負い続けるグレンに期待せずにいられない姿がよかったです。
鏡 貴也「伝説の勇者の伝説」→感想
「……引き戻すぞ。おまえがどこにいても、引き戻す」
『複写眼』という異能を持ち子供の頃から過酷な環境で生きてきたライナと、後ろ盾のない母から生まれて兄王達に命を狙われ続けてきたシオン。生まれも育ちも違うふたりは、やがて「悪魔」と「勇者」という世界の行く末を握る運命に翻弄されていく。仲の良い親友であるふたりが運命に引き裂かれながらも手を伸ばさずにはいられない姿が印象的でした。本編のシリアスな彼らも、短編でのコミカルな掛け合いも良。
井上 堅二「バカとテストと召喚獣」→感想
「確かに点数は低いが、秀吉やムッツリーニのように、お前にも秀でている部分がある。だから俺はお前を信頼している」
学園でも有名なバカの主人公・明久と、問題児ばかりのFクラスをあの手この手でまとめ上げる雄二。考え方も得意分野も正反対で普段は喧嘩してばかりの悪友ふたりが共通の目的のためとなれば最高のコンビネーションを発揮するのがたまりません。相手が落ち込んでいれば何も言わずに背中をぶん殴るような言葉で言わなくても通じ合う関係性が最高。

ライバル・共闘

紫 大悟「魔王2099」→感想
「君は……まだ僕を勇者と呼んでくれるんだな……」
魔術と科学が融合した近未来都市新宿で500年ぶりに目覚めた不老不死の魔王ベルトールと、望まぬ形で人としての枠を超えた不老の勇者グラム。すでに時代から忘れら去られたグラムの「勇者」としての役割を、宿敵であったはずの「魔王」ベルトールこそが求めるという関係性が良かった。あくまで不倶戴天の敵同士である彼らの一時共闘が美味しい!
九岡 望「地獄に祈れ。天に堕ちろ。」→感想
「……共同戦線だ。あーあ」「手ぇ組むぞ、畜生が!」
生き残った妹のために死者を狩る聖職者嫌いの死者ミソギと、死んだ姉に心を囚われたまま死んだように死者を狩る死者嫌いの聖職者アッシュ。絶対に相容れないふたりが亡者の街・東凶を舞台に共同戦線を張るというお話。何もかも相容れないふたりが自分の想いを貫くためにある時はぶつかり合い、ある時は共闘する展開が良かった!
望公太「最強喰いのダークヒーロー」→感想
ルイ=ミシェル・ヴィレット。(中略)いかなる者にも最悪の蔑称を授ける阿木双士郎をして、『王子』と呼ぶ他なかった男である。
ソードウォウ最弱の選手でありながら、強敵も味方も手のひらの上で転がす奇策な作戦で勝ち続ける双士郎と、そんな双士郎に救われて以来、その奇策を全部良い方に解釈して持ち上げていくルイ(強くて善人)という関係性がコミカルで良かった。双士郎が、ルイだけ微妙に転がしきれてない感じが楽しいんですよねえこれ…。
渡航(Speakeasy)「クオリディア・コード」→感想
昔も今もこの先も、きっと違う方向を向いて、違う道を選ぶのだろう。それでも、今は確かに、並び立っていた。
異形によって脅かされている世界を守るため、そして大切な少女達を守るために戦うふたり。性格も考えも正反対で本来ならば手を取り合うこともなかったであろう壱弥と霞が、自分にない部分に憧れ、誰よりも強く信頼し合っているという関係性が良かった。ノベライズ版はアニメと内容ほぼ同じなのですが、特に3巻の壱弥・霞の心象描写がとても濃厚で良いので副読本としても是非!(過去話も良いです)
師走 トオル「ファイフステル・サーガ」→感想
今でこそカレルは王家の味方だが、数十年後に余計な野心を抱かないという保証はどこにもないのだ。
来るべき魔王の襲来に立ち向かおうとする英雄達が時に手を組み、時には対立しながら人間たちをまとめようとしていく物語。アレンヘムの傭兵団の若き団長・カレルとフーデルス王国の摂政・ヴェッセルの関係が良かった!序盤から手を組んでいる彼らなのですが、それぞれお互いの国の思惑の下で動いていて、完全な味方ではないんですよね。稀に覗かせる剣呑な雰囲気がとても良かったです。
柳実 冬貴「Re:バカは世界を救えるか?」→感想
その闇の中で、心路は──(略)現実世界で唯一負の感情を抱くことのできる、好敵手の声をはっきりと聞いた。
他者の異能の「劣化コピー」を作る異能を持つ主人公・佐藤光一と、他人の異能を完全にコピーできる秋雨心路。最初は相容れない敵同士だった彼らが、少しずつ「好敵手」へと変化していく課程がたまらない。能力の代償として感情が薄れていく心路の心を唯一揺さぶることが出来るのが光一というのがまた。
賀東 招二「甘城ブリリアントパーク」→感想
(『汚いことをしなければならない』か。ならば、それをするのはぼくだよ)
ポンコツ遊園地の支配人代行となった主人公・可児江西也と遊園地のキャスト代表を務めるマスコット・モッフル。犬猿の仲だが遊園地の未来を誰よりも真剣に考えている彼らの目的が一致するがゆえの共闘が大変美味しいのですが、特に原作1巻終盤に起こったとある事件をきっかけにしたある種の「共犯関係」が、とても良かった。アニメ版とは全く違う展開ですが、どちらも良いので両方見てほしい。
渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」→感想
俺はもうとっくに気づいている。葉山隼人が、けしてただの善人ではないことを。
渡航が描く「お互いに相容れないからこそ誰よりも深く理解し合う」男男間複雑感情が大好きなので、例によって葉山隼人と比企谷八幡の関係性も大好きです。普段は優等生の仮面を被っている葉山隼人がそんな表の顔が通用しない比企谷八幡にだけは時折素顔で接しているのがたまらない。
田尾 典丈「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」→感想
「これから何があっても、みんなを愛し続けてほしい。それが、俺の望みだ。任せたぜ、初めての、親友」
とあるギャルゲーのヒロインたちが現実世界に投影され、彼女達が抱える問題をゲームの1ファンである都築武紀が解決する物語。クリア後のハーレム展開を謳歌していた武紀が明確に「全員を幸せにする現実のハーレムエンド」を目指して行動し始めるのが4巻のゲーム主人公・正樹との対決でした。同じヒロインを愛する主人公同士として・親友として次元を超えた友情を築いていく展開が熱い。

因縁・敵対

落葉 沙夢「─異能─」→感想
あいつは俺を赤根凛空ではなく、友人のアカとして扱ってくれていた。その存在は俺にとって小さくなかった。
複数の人物の視点から事件が描かれる群像劇形式のサバイバル異能バトル。過酷な展開の中でうっすら語られる「主人公」の祐樹とその友人・赤根凛空の関係性が印象的でした。物語で起こった惨劇を考えるとお互いにさっぱりしすぎと感じる部分もあるんですが、描写が短くてもお互いにリスペクトしあっていたことが伝わるふたりの独白が良かったなあ。
水瀬葉月「ぼくと魔女式アポカリプス」
「宵本澪っていうクソッタレな友達は──どうやら、俺が思ってたよりも少しだけお人好しらしい。」
絶滅寸前の魔術種達が生き残りを掛けて行う生存競争に巻き込まれた「死者」達が繰り広げる異能系サバイバルバトル。『普通』に埋没したくなくて学園生活からはみ出していた主人公・澪と可愛いショタの皮をかぶった女に見境ないクズ・草太の友人関係が独特で面白かった。二人の出会い話がどっかに合ったと思うんだけど収録されてないんだよな……。
衣笠 彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ」→感想
ああ、それだ龍園。おまえにも見えたんだろう?恐怖という感情は、己の中に確かに存在する、ということを。
Dクラスの黒幕として暗躍する綾小路と黒幕の存在を追うCクラスのリーダー・龍園。1年生2学期をたっぷり使って水面下で行われる長いかくれんぼ、その末に待つ直接対決がとても良かった。この直接対決の後の微妙に共闘的な関係になっていく綾小路と龍園の関係性も美味しいけど、やっぱりとりあえずは原作4〜7巻をよろしくお願いします!!ってなりますね!
賀東 招二「フルメタル・パニック!」
「カシム、カシムと……。馴れ馴れしいんだ、クソ野郎」
主人公である相良宗介に強く執着する、序盤にして最悪の強敵ガウルン。自分が恋い焦がれてやまない「殺人聖者・カシム」に宗介を引き戻すために自身の命すらも厭わない様はめちゃくちゃなインパクトがありました。フルメタ、なんだかんだで彼以上にヤバい敵出てこなかった気がするの凄いよね……。
ツカサ「銃皇無尽のファフニール」→感想
切れ長の目が画面の向こうから俺を射る。それだけで感覚が引き戻される。彼の部下だった長く暗い日々へと。
男性で唯一ドラゴンの力を持った“D”の少年・物部悠。同じ異能を持つ少女達が集まる学園・ミッドガルに入学するが……ミッドガル入学する前、軍事組織ニブルでの元上司であるロキ少佐がミッドガルに入学した後も悠に対して強い執着を覗かせていく展開が大変美味しかったです。いやこれ、俗に言う「元彼」概念なんですよね……美味い……。
羊 太郎「ロクでなし魔術講師と追想日誌」→感想
「今は、曲がりなりにも母屋を同じくする同志だけど……いつか、必ず僕らは決別する。……互いの信じる正義ゆえに」
相棒概念の所でも取り上げたロクアカですが、どうしてもジャティスの話したかったなどと供述しており……アルベルトと同じく元特務分室での同僚であったジャティスが特務分室を離れて犯罪者となり、事ある毎にグレンと衝突していく本編での展開も大変美味しいのですが、そんなジャティスがグレンを初めて宿敵として認めた追想日誌5巻がとてもよかったです。あとほんと本編は次巻が楽しみ…!!
月夜涙「回復術士のやり直し 〜即死魔法とスキルコピーの超越ヒール〜」
変だな。一周目では、あいつに怯えて、逃げたい、怖いとばかり思っていたのに、二周目の今はあいつに会いたくて仕方ない。
人生をやり直しながら1周目の人生で自分を虐待した勇者達に復讐を行ってきた【癒】の勇者ケヤル。その復讐も残るは【砲】の勇者で少年性愛者ブレットを残すのみとなるが、その復讐は国を巻き込み人類の存亡を掛けた戦争へと発展していく。メインは凌辱メインのエッチな復讐劇なのですが、その合間でケヤルとブレッドが見せる互いへの執着と、裏の裏までを読み合う心理戦が大変良かったです。ブレットの行方を追う回が「想い人を探す」なのとか最高。


悪役令嬢レベル99 その2 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜

 
Tea

「とりあえず山と魔物を消し飛ばせば農地ができるよね」RPG系乙女ゲームに悪役ならぬ裏ボス令嬢として転生しながら、ひとまず無事魔王を倒し、学園を卒業した私、ユミエラ。恋人同士になった(ような気もする)パトリックも領地についてきてくれるとのことなので、人生順風満帆だ。だが、治めるべき領地は両親のせいで荒れ放題。腐敗貴族達も第二王子を担ぎ上げて、何やら企み始めているらしい。まあ力業で何とかしますよ──ってどうして止めるの、パトリック? え、私が暴れるほうが被害甚大だからやめろ!?

俺TUEE物というよりコミュ力ポンコツな脳筋令嬢と彼女のフォローをしてくれる奥手な青年貴族のポンコツ系ラブコメ(コメ強め)としての色合いが強くなってきて超楽しかった!全然噛み合ってない会話の応酬で何度も笑ってしまう。それにしてもユミエラは本当にこのコミュ力で前世社会人やっていけてたの……?(ブーメラン発言)

思った以上に優しい世界になってる…!?

両親とのごたごたの末、両親の地位を(半ば強制的に)譲り受けて新たなドルクネス伯爵となったユミエラ。長いこと代官にまかせきりだった領地は荒れており、代官から渡された報告書にも不審な点があるという。第二王子エドウィンを担ぎ出そうとする過激派が盛り上がり、不穏な空気が漂う王都を尻目にパトリックとともに領地に向かった彼女を待っていたのは、領民達の意外な反応で…。

あらすじからして内政話をやるのかな?とおもったらそのへんは9割位は力技で解決していて流石でした。やはり筋肉(ダンジョン周回)は全てを解決するんだよなあ。

ユミエラ幼少期の悪行(レベル上げ)がまさかの結果オーライに。ユミエラの両親とアリシア&その取り巻き達が1巻時点で排除されてしまったせいか、よくも悪くも「悪人」の居ない世界観になったなという印象。代官もパトリックの実家も予想外に「良い人」達で……だからといって、主人公の最大のライバルが無機物(結界)なのはどうなんでしょうかね!?ユミエラのそういうとこほんと好きだけどさ!!

奥手×恋愛オンチのポンコツラブコメ(コメ寄り)が最高に楽しい

ユミエラのバトルジャンキー&脳筋具合は相変わらず健在なんだけど、それ以上に今巻はコミュ力底辺恋愛ポンコツ娘なユミエラと奥手でいいヤツなパトリックが繰り広げるラブコメ(コメ寄り)が最高に楽しかった!もう完全に両想いで1巻のラストで恋人同士になっているはずなのに本人も知らない間にバッキバキに恋愛フラグを叩き折っていくユミエラと、勇気を出してユミエラにアタックしては勘違いされて砕け散るパトリックの恋愛模様が可愛くてたまらない。指輪の件とかは正直サプライズにするよりも本人を交えて選んだほうが後腐れもすれ違いもなかったのでは!?と思わなくもないんですが、喋れば喋るほど恋愛とは程遠い方向にズレていく会話の応酬に何度も腹抱えて笑ってしまった。いやもうほんと、こういうギャグ要素の強い残念なラブコメ、めちゃくちゃ好きなんですよ!!

一方、何かと誤解を与えやすいユミエラの行動をパトリックが不断の努力で誤解を生まないよう立ち回ってくれるのが読んでて凄く高感度高いんですよね。修復不可能だと思われていたエドウィン王子とユミエラの関係を修復することができたのも彼の行動があってこそでしたし。そして、こんなに自分のために一生懸命になってくれる男の子にユミエラが惚れないわけがないんですよね。パトリックの挙動挙動にときめいてしまうユミエラの姿にニヤニヤが止まらないんですが、なんでここまで解ってるのに自分への好意だけは理解できないのかなこの娘は〜〜!!

エレノーラとユミエラの「友情」もアツかった

第二王子・エドウィンを担ぎ上げようとする過激派貴族の筆頭・ヒルローズ公爵。そして、彼の娘でありながら底抜けのお人好しで騙されやすい令嬢エレノーラ。エレノーラに懐かれたことを「面倒くさい」と思っていたユミエラが、少しずつ彼女の境遇に共感し、感情移入していく姿が印象的でした。立場は違えど自らの生まれ持ったもののせいで同性の友人と呼べる存在に恵まれなかった二人が距離を縮めていく姿が印象的。

そして、圧倒的な力を持つ反面、なんだかんだと人が良いユミエラの「弱点」を突いてくるヒルローズ伯爵との対峙。カンストしていても決して無敵ではない彼女の窮地を再び救ったのは常に彼女に並び立たんと不断の努力を続けてきたパトリック、というのがまた良かった!一種の俺TUEEモノでありながら、最初から一貫してパトリックがユミエラの「ヒーロー」として描かれているの本当に良いですね……。


悪役令嬢レベル99 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜

 
Tea

RPG系乙女ゲームに悪役令嬢ユミエラとして転生した私。でも実はユミエラは、本編ではショボいが、エンディング後には裏ボスとして再登場し勇者と渡り合うキャラで―つまり超絶ハイスペック!ついゲーマー魂に火がついて鍛えた結果、学園入学時点で私はレベル99に達してしまっていた。ゲームのストーリーには関わらず目立たず平穏に過ごすつもりが、入学早々レベルがバレて、ヒロインや攻略対象達には魔王と疑われてしまい…!?

前世でやりこんだ乙女ゲームの世界の悪役令嬢に転生した主人公。いずれゲームクリア後の世界で裏ダンジョンの隠しボスとして覚醒する予定の彼女は、前世知識をフル活用して破滅フラグを回避する──のではなく、前世のゲーム知識をフル活用して猛然とレベル上げをしはじめる。そう、主人公は乙女ゲーマーではなく、周回プレイ・レベル上げが大好きなやりこみゲーマーだったのです…。

やりこみゲーマーの私TUEE×もどかしラブコメ

序盤は突っかかってくるヒロインや攻略対象たち、彼女の持つ圧倒的な力を利用しようとする勢力をパワーでなぎ倒して黙らせていく私TUEEモノ。物語開始直後に速攻でカンストしてしまうのでなろう小説にありがちなレベリング描写が殆どないのが特徴的でした。ところが、彼女の数少ない理解者・パトリックと出会った辺りから物語がすこしずつ色を変えていきます。

人命無視&効率優先の無茶なパワーレベリングを提案するユミエラにドン引きしつつも彼女のブレーキ役となり状況をまとめるパトリック、という遠慮のない関係性が滅茶苦茶に好きなのですが、更にそこから物語が進むにつれて少しずつ二人の距離が縮まっていくのが最高に可愛い。圧倒的な力と忌み嫌われる黒髪と闇魔法を持つせいで孤立していたユミエラがパトリックという存在を通して他のクラスメイト達との繋がりを獲得していくのが印象的でした。

前世ではオタクをこじらせ、今生では孤立してしまったユミエラが不器用ながらも「パトリックに嫌われたくない」と考えるようになるまでの流れと、ユミエラと対等で居たいパトリックがユミエラが予防線として口にしていた「自分より強い人が好み」という言葉を拗らせてなかなかユミエラに気持ちを伝えられなくなってしまい、だいぶ前から両想いなのになかなか思いを伝えあえないというもどかしさにニヤニヤが止まらない。

やはり筋肉(ルビ:レベル上げ)は全てを解決する

一方で、ユミエラの無茶苦茶なレベリングが現状の改善に作用していくのも印象的でした。ゲーム本編において彼女の心情は語られないので想像を重ねていくしかないのですが、本来家柄が良いわけでもなく、黒髪を持つせいで両親からも周囲からも疎まれ、学園内に居場所を作ることが出来ず悪役令嬢の立場に追いやられてしまった“ユミエラ”が、ゲーム版の展開とは違ってパトリックという理解者を得て自分の居場所を作り、責任のある立場になってでも世の中を変えたいと思うまで成長することが出来たのは、間違いなくレベルを上げていたおかげなんですよね。やっぱり筋肉は全てを解決するんだなあ……。

自分の危険も顧みないレベリングによってこれまでの全てを勝ち取ってきたユミエラが、最後の最後で「大切な相手のために自分を大事にする」ということを学び、そのおかげで最大の窮地を脱することができるという展開がまた熱かったです。余談ですが両親の育児放棄の件についてユミエラが「精神年齢30歳だし両親からの干渉なくてむしろ快適だった」みたいなこといってるのはかなりインパクトありました。確かに精神年齢30歳だと、育児放棄についてはほぼ嫌がらせにはならないよね…。

ゲームヒロインちゃんにはなにかフォローがあってもよかった

ユミエラとは対象的に、ゲームとは違ってレベルをあげなかった、研鑽を怠ったせいで最後の最後で痛い目を見てしまうのがゲーム正ヒロインのアリシア。割とこの物語、クズ成分がアリシア及びユミエラの両親に集中していたのでこの辺どうフォローするのかとおもったんですが結構さっくり使い捨てキャラにされた感があり少し残念。アリシアが異常にユミエラを敵対視するのに原因とかあるのかなと思っていたのですが結局純粋に性格が悪かったから自分以上に目立った女が許せなかったということで良いのだろうか……エドウィン王子以外の取り巻きの使い捨て感もすごかった。

まあその辺は続刊でフォローされるのに期待、と思っていたのですがなろうで原作の該当部分ざっくり読むと地味に展開が変わっていて、どうかんがえてもフォローなさそう。というか彼女の処遇に関しては、今後フォローがない感じならなろう版の結末の方がしっくりくるなあ……。


「好きなライトノベルを投票しよう!! 2015年下期」投票します。

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! - 2015年下期

下半期は上半期以上に読んだ本が少なかったのですが、下半期のまとめを兼ねて投票します。

amazon.co.jp:Lady!? Steady,GO!! Special Edition
井上 堅ニ「Lady!? Steady,GO!! Special Edition」(⇒感想
あらすじがどう読んでも主従物のBLだったんですけどだいたい中身も主従BLで相棒物だったよ(誤解を招く言い方)バカテスのギャグのノリというよりも、バカテス後半のシリアスに比重の掛かってギャグもあるよ!な男子高校生2人の相棒物みたいなお話が好きなかたなら楽しめるんじゃないかなーと。キャラクターもストーリーも女装助走の段階という感じだったので、続巻で掘り下げが来るの本当に楽しみにしています。

「お前にできないことは俺がやる。俺に出来ないことはお前がやる」
「そうしたら、俺たちにできないことは何も無いだろう?」

【15下期ラノベ投票/9784047302358】
amazon.co.jp:銃皇無尽のファフニール10 インビジブル・サクセサー
ツカサ「銃皇無尽のファフニール10 インビジブル・サクセサー」(⇒感想
物語もクライマックスにさしかかり、どんどん明かされていく物語の核心や、手に汗握るバトル描写が本当に面白い。ヒロインたちの逞しさと、彼女たちを護ろうとする悠の戦いは、毎巻胸が熱くなるものを感じます。それはそれとして表紙からしてもう投票しないわけにいかなかった。ロキ悠ありがとうございましたヒャッホー!!!

「‐‐私は、この愛しい無力を捨て去ろう」

【15下期ラノベ投票/9784063814996】
amazon.co.jp:猿渡さん家のラグナロク
田口仙年堂「猿渡さん家のラグナロク」(⇒感想
最近流行りなネトゲ世界舞台物ですが、ネットゲームの世界と現実世界が今よりもちょっとだけ近い世界観が興味深かった。サワタリ一家とイヌガミ一家、犬猿の仲な両家の絆や、彼らが育んできた人間関係が強い力となる展開も好き。「吉永さん家のガーゴイル」を思い起こさせるご近所感たっぷりな、ネットワーク上を舞台にしたあったかい人情物語でした。

MMOにおいて、もっとも強い武器は「人間」である。

【15下期ラノベ投票/9784047305854】
amazon.co.jp:ロクでなし魔術講師と禁忌教典
羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」(⇒感想
下半期発売分まで追いきれなかったのですが、下半期の読書まとめということで投票はなしで…!落ちこぼれでやる気のない魔術講師・グレンの少し変わった魔術の“講義”が面白い。そして、生徒たちが危機に陥るとボロボロになりながらも助けてくれる、魔術の才能はないけど努力とひらめきと高い戦闘技術で強敵を打ち倒していく姿が爽快でした。とりあえず16上半期中には最新刊まで追いつきたいです…!!

「正義の魔法使いに懸けた人生……無意味だったのはわかってる!
だが、無価値にだけはしたくねえんだ!」



読了記録まとめ[2012年7月分]

7月の読了数はまだ感想書いてない本を含め5冊でした。
まとめとかいって既に20日以上経ってて今更過ぎる。いまさらすぎる。

7月読んだオススメマンガ

わたしに××しなさい!(1) (講談社コミックスなかよし)
ひょんなことから読み始めた「わたしに××しなさい!」がとてもよかった。
最初は天然でドSな女子が腹黒でドSな男子の弱みを握って創作活動の恋愛描写を書く為に擬似恋愛を強制していくうちにどっちも本気になってしまうという話なんだけど、ヒロインの雪菜が戸惑いながらもどんどん恋愛脳になっていってしまうのが可愛すぎたし、時雨は腹黒男子だったのに段々独占欲先走り気味の残念キャラになっていくし…でとても楽しい。三角、四角……と複雑化していく関係も楽しかった。
GIANT KILLING(24) (モーニング KC)
あと、コミックス買いそこねてて20巻くらいから一気読みした「GIANT KILLING」が、今更過ぎる話ですが死ぬほど面白い!選手達や試合展開だけでなく、監督や経営サイドからのやりとり、チームを追いかける記者達、応援席にいるサポーター達のあれやこれやも丁寧に描かれていてサッカー詳しくなくてもその辺の人間ドラマだけでも楽しめるのでスポーツもの苦手な私でもしっかり楽しめる。特に、主人公の達海監督と彼に憧れて監督になった佐倉監督の知略が激突する山形戦、ほんとに面白かったなー…。

7月の読書メーター

読んだ本の数:39冊 / 読んだページ数:6860ページ
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今月のまとめと読了記録[2009年10月分]

9月に読んだ本は感想書いてないもの含め18冊でした。

2009年10月に読んで面白かった本


死神姫の再婚
孤高なる悪食大公
⇒感想

アンゲルゼ
永遠の君に誓う
⇒感想

15×24 link two
大人はわかっちゃくれない
⇒感想

さよならピアノソナタ
encore pieces
⇒感想


今月は自分的に当たり多すぎる月でした。

あまりのラブラブっぷりにゴロゴロが止まらない「死神姫の再婚」「さよならピアノソナタ」、最後まで凄かった「アンゲルゼ」、凄まじい勢いで加速していく「迷宮街クロニクル」「15×24」に、腐女子ネタ+業界ラノベだと思っていたら直球ラブコメだった「ラ・のべつまくなし」に男の娘モノだとおもったら良質の女装モノだった「ラッキーメイド天くん」などなど……挙げはじめるとキリがありませんが、1/2くらいの割合でツボを直撃されてた気がする。

もういろいろないみで幸せな月でした。

2009年10月にアクセス多かった感想

あまりにも酷かったので拡大版でお届けします。

生徒会の月末
碧陽学園生徒会黙示録2
⇒感想

生徒会の一存
碧陽学園生徒会議事録
⇒感想

迷宮街クロニクル3
夜明け前に闇深く
⇒感想

 
バカとテストと召喚獣6.5
⇒感想

生徒会の六花
碧陽学園生徒会議事録6
⇒感想

生徒会の五彩
碧陽学園生徒会議事録5
⇒感想

ラ・のべつまくなし
ブンガクくんと腐思議の国
⇒感想

生徒会の五彩
碧陽学園生徒会議事録4
⇒感想


どんだけー!!!!!
せ、生徒会アニメ効果が高すぎて噴いた。「とらドラ!」アニメ化の時も凄いことになってたけどここまでじゃなかったよ!ていうか拡大してもバカテスと生徒会以外が2冊しか入ってこないとかもうね!

生徒会はアニメ化に伴い原作の売れ行きもかなり良いみたいですし、原作スキーとしてはこのまま盛り上がってくれる事を祈るばかりです。アニメも会長のイタさとかが無駄に改善再現されてて予想以上に悪くないし(自分が相当ひどいものを予想していたせいもあるけど)、めくるめく杉崎(が)サービス(する)展開の数々に皆きゅんきゅんするといいとおもうよ!!

2009年10月の読了記録


今月はラノベ&ラノベ以外+再読も合わせて全49冊。
めだかボックス」とアニメ化に合わせて一気読みした「そらのおとしもの」が非常に面白かったです。めだかは人吉くんイチオシ。特に第四話は私を萌え殺すつもりか!!!そらおとの水無月すう先生は「私の救世主さま」が結構好きだったので以前から気になっていたのですが、「メシアさま」の頃から更にパワーアップした水無月ワールドぶりに笑いが止まりませんでした。しかし、「メシアさま」と比べて中二病ぶりが抑え目なのがちょっと残念なので近いうちにそちらも読み返したい……

しかし中二病といえば今月再読した「クレセントノイズ」が最強だと思います。とりあえず第二部はまだか。

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