今日もだらだら、読書日記。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典18

 

タウム天文神殿、メルガリウスの謎ーー決戦の時、来たる!
天の智慧研究会が、帝国に宣戦布告!  フェジテに迫る危機を前に、頼みの切り札・セリカが姿を消した。向かう先はタウムの天文神殿。そこで待ち受ける最高指導者・フェロード=ベリフ。その、驚愕の正体はーー

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唯一の家族であるセリカ・守るべき生徒達の間で揺れ動くグレンと、そんなグレンの背中を押して上げられるまでに成長した生徒達の姿が印象的でした。その一方でルミアが狙われる理由や敵の正体がいよいよ明らかになり、最初から最後まで衝撃の展開すぎて気が抜けない。3巻連続で続きが気になりすぎる、酷い引きだ…!!!

動揺するグレンと、彼の背中を押してくれる生徒達の成長がアツい!

問題は山積しているものの、なにはともあれミラーノからフェジテに帰還したグレンと生徒達。ところが、セリカが書き置きを残して姿を消してしまっていた。セリカを追いかけたいグレンだが、そのころフェジテにはアルザーノの首都を陥落させた死者の軍団が迫ってきており……。

ミラーノでの魔術祭典から続く一連の事件では生徒達やイヴの精神的支柱であり続けたグレンだけど、そんなグレンだからこそ心を許して甘えられる相手は自分を拾ってどんなときでも影に日向に自分の隣にいてくれたセリカ以外にありえなかったんだなあと。普段の「ロクでなし」でも頼れる「正義の見方」でもない、ありのままのグレンの姿と、そんなグレンがセリカの失踪を受けて動揺する姿が衝撃的。

今セリカを追わなければ二度と彼女と会うことは叶わない、でも生徒達やフェジテの人々を見殺しには出来ない……二律背反の思いの中で思い悩むグレンの背中を押してくれる生徒達の成長した姿が本当にアツかった。フェジテを取り巻く状況が最悪であることに変わりはないんだけど、それでも彼らに背中を預けられると思えてしまうのは、このシリーズがこれまでの物語で堅実に「生徒達の成長」を描き続けてきたからなんですよね。かつての事件で学園が戦場になったときとは別人のように落ち着いて行動出来る彼らの姿に確かな成長を感じて、ぼろぼろと泣いてしまいました。

明らかになった真実と、衝撃のラスト(※1冊ぶり3回目)

生徒達に見送られて、システィーナやルミアと共に「タウムの天文神殿」に向かうグレン。ところが、天文神殿はかつてとは大きく姿を変えていた。更にイヴやアルベルトから、王家に関する不穏な事実を聞かされて……。

あとがきでも言われてましたけど正直セリカと天空神殿の話とかルミアの正体に関する話とかガッツリ記憶から抜けてて、原作読み直しの必要性をひしひしと感じましたね。いや、その変うろ覚えで読んでも十分面白いんですけど。短編集除いても天空神殿の話って12冊も前か……ルミアの鍵とフェジテ最悪の三日間がだいたい8冊前…思えば遠くにきたものだ……。

ルミアが禁忌の子供とされた一連の事件の真相、禁忌教典とは何なのか、天の智慧研究会のトップ・フェロードの正体とその目的──など、これまで伏せられてきた多くの謎が一気に明かされます。いや、フェロードの正体まわり予想以上にえげつないですね!?ルミアだけでなく、無関係かと思われていたシスティーナの方にも因縁が被さってくる展開が大変にえげつない。というかグレンも出自を考えるとなにか関係してくるような気がしてならないんですよね…今回セリカとのアレコレでそれとなく掘り返されてましたしその辺の設定。

圧倒的な敵の姿に翻弄され、更にはルミアまで奪われ……絶体絶命の中、なんとかその場を離脱したグレンとシスティーナ。彼らがたどり着いたのは六千年近く前の超古代。これからどうなってしまうのか……ってまた酷いところで続いた!!次巻が楽しみです!!!

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魔王2099 1.電子荒廃都市・新宿

 

第33回ファンタジア大賞――異次元の《大賞》受賞作!
統合暦2099年――新宿市。究極の発展を遂げた未来都市に、伝説の魔王・ベルトールは再臨した。巨大都市国家の輝かしい繁栄と……その裏に隠された凄惨な“闇”。新たな世界を支配すべく、魔王は未来を躍動する!

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サイバーパンクにファンタジー要素を融合させたバトル描写と、500年の因縁を超えて共通した目的のために手を取り合う魔王と勇者の関係性が大変に良かった。欲をいえば魔王としての力を取り戻すためにゲーム実況をして成り上がるという展開がイマドキ風で面白かったので、もうちょっとがっつり読みたい。しかしもう挨拶の時点でめちゃくちゃに面白かったので勝ちという感じはする。

近未来の新宿で繰り広げられる、ファンタジー系サイバーパンク。

定命の者と不死の者達が生存戦争を行う魔導文明の世界とデジタル技術が発達した機械文明の世界が融合し、急速で歪な進化を遂げた2099年の新宿。500年の永き眠りから目覚めた魔王ベルトールだったが、その間に世界は大きく変わってしまっていた。魔王は再び力を、失われた信仰を取り戻すため(そして日銭を稼ぐため!)に動画配信をはじめることに……。

ファンタジーと近未来が融合したバトルや物語がとても面白かった!500年前は圧倒的な力を誇っていた魔王の無詠唱魔法というアドバンテージが、デジタル技術の発展によって補われるどころか更に上に行かれてしまう、という展開が現代の技術進化の光と闇を見ているようで面白い。世界の変化に加えて部下の裏切りにも遭って誰でも受けられるはずのデジタル技術の恩恵を受けることが出来ず、現代社会に戸惑っているうちにまともな職に着くのも難しくなってしまう魔王の凋落ぶりが印象的でした。

そんな彼が力を取り戻すために選んだ手段は「動画配信者」として名前と顔を売ること。彼に向けられる知名度が良いもの悪いものどちらも含めて彼への「信仰」という力になる、という展開が上手いなあと。動画配信を肯定的に見てくれるユーザーの興味だけでなく、アンチに粘着されることすらも一つの負の「信仰」として彼の力になると描かれているのが印象的で、ベルトールが以前よりも丸くなったみたいな話が後半で出てくるけど、動画配信者として正の信仰を集め続けたことと関係あったりするんですかね?結構集めた信仰の質によって本人の気性が左右されるみたいなのはありそうですよね。

一方で動画配信者としてのベルトールの様子はかなり必要最低限にしか描かれていなくて、もうちょっと読みたかった…!!そこがメインじゃないのはわかっているんですけど、気がつけば配信者として成り上がっているまであるのでちょっぴり物足りない感じ。でも彼の面白さは最初のカラー口絵の2Pだけで十分面白さが伝わっちゃうみたいなところもあるのでそれ以上は蛇足なのか。いやあのイラストと魔王の挨拶最高すぎない!?ドラマガにただひたすら魔王が配信するだけの短編とか載ったら雑誌ごと買うわ。

力を一時的にでも取り戻した魔王が、デジタル技術の革新による魔導技術のインフレを純粋な魔導の力のみで捻じ伏せていく終盤がまた大変に良かった。良くも悪くも500年前の魔王の凄さというものが序盤だけでは伝わりづらい部分があるんだけど、絶望的にも見えた戦力差を一瞬でもひっくり返してしまうパワーはさすが異世界の魔王!という感じで爽快。最初は致命的な弱点と思われていた「デジタル技術が一切使えない」という設定が一周回って最終決戦での強みになる展開には思わずニヤリとしてしまいました。

この魔王と勇者の関係性が美味しい!!!!

動画配信者として一角の地位を築きつつあった魔王は、思わぬ人物と再会する。それは、500年前に自身を倒した勇者グラムその人であった。定命の者であるはずの彼がどうして500年後の世界に、と疑問に思い声を掛けるが……

女神の手によって魔王達の「不死」とは違う「不老」の身体を手に入れてしまったグラム。魔王も勇者も必要のなくなった世界でヨゴレ仕事にも手を染め、かつての志を失って朽ち果てるように生きてきた彼が再臨した魔王と再び巡り会う。魔王と志を同じくすることは出来ないが、同じ目的の前に協力することは出来る──と、不死者を利用した非人道的な企みを前にして不倶戴天の敵同士であるふたりが手を取り合う展開が大変良かった。絵に描いたような正義の人だった勇者が現代社会で心が折れて擦り切れてる姿も印象強かったですが、そんな彼に本来は敵である魔王その人こそがかつての気持ちを思い起こさせてくれるというのがとても良い。いや、ほんと、お互いにしてきたことを思えば許すことは出来ないけれど背中を合わせて戦ったら誰よりも信頼できるという関係性は本当に最高なんですね!!!

魔王と勇者、二人を取り巻く女達とその関係も大変に魅力的でした。ベルトールの腹心の部下であるマキナが魔王との二人暮らしにどぎまぎする一方で魔王も500年後の生活を経て様々な変化が生まれてきて…と、だんだんラブコメのようなコントを繰り広げる二人がほほえまかわいいし、マキナの数少ない友人であり、ベルトールを配信者としてプロデュースした少女・高橋とベルトールのどこかビジネスライクな関係性も良かった。一方、勇者の方にも戦いの中で生まれた絆というか腐れ縁というかみたいな何かがはじまりそうだったり…で。この勇者と魔王の関係性は本当に美味しかったので今後もちょくちょく腐れ縁していってほしいし、できればお互いの大事な女を護るために共闘とかしていただきたい。

ファンタジーと近未来SFが融合したような世界観といい、キャラクター達の関係性といいとても楽しかったです!2巻が楽しみ。個人的には配信者魔王の挨拶、早急に声つけてもらったほうが良いって思ったんですけど確認したら原作PVがすでにやってくれてましたのでとりあえずPVを見てください。

日野聡×伊藤美来『魔王2099 1.電子荒廃都市・新宿』PV【第33回ファンタジア大賞《大賞》】

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PHPとMySQLのバージョンアップをした

サーバーから頻繁に「Wordpressで使ってるデータベースのバージョンをアップして欲しい」とメールが来ていたので連休中になんとかしました。

多分MySQLを自発的にバージョンアップしたことがなかった(このブログ2008年にWP移行してその後一度5.1に上がっているみたいなので一度はアップデートされてるんだけど、たぶんそれはサーバー側の強制アップデートだったと思う)んですけど、今はさくらのコントロールパネルから自動的にデータをバージョンアップしたサーバーの方にコピーしてくれるらしいです。以前そのへんは手動だったようなので、かなり手軽になった気がします。いややったことないのでわかりませんが。

こちらのマニュアルでは、データベースアップグレード機能についてご案内しています。 コントロールパネルからの操作により、指定した日時に対象のデータベースを現在提供中のバージョンへ簡単にコピーを行う機能です。 前提条件 アッ...

公式サイトにやり方まで載せてくれているので余程の事がなければ間違えない……のですが例によって少し詰まったので自分用にメモを残しておきます。

さくらインターネットでMySQLをアップグレードする



一番上の「アップグレード設定」のボタンを押すと最新版でないMySQLを使用しているデータベースサーバーのリストが表示され、そこからアップグレードを行うサーバーを選ぶことになります。すぐにアップデートされるわけではなく、指定されたタイミングの中からアップグレードを行う時間を指定する形。この処理をしたタイミングの状態のデータベースが新しい方にコピーされるので、終わるまでブログの更新は行わないようにする。(その他、コピーするに当たりサーバー容量が足りてるか等のチェック項目があるのでそちらも確認)

アップグレードが完了すると以前のデータベースサーバーはそのままで、画像下のmysql57〜のサーバーにデータベースがコピーされる。この状態だとWPは以前のMySQL5.1のデータベースを参照しているので、wp-config.phpの設定を修正する必要がある。

さくらインターネットの公式解説だと

/** MySQL のホスト名 */
define(‘DB_HOST’,’mysql57.アカウント名.sakura.ne.jp‘);

となっているのですが、このサーバー名を指定するとエラーが出る。おかしいな、とおもって色々試してみた所、mysql57〜の下の行に薄いグレーで書かれているmysql○○○.db.sakura.ne.jpという部分を入れたら動きました。


↑こっち。

また、私の場合別のスクリプトでMySQL5.7のデータベースを既に使用していたため、パスワードも書き換える必要がありました。(MySQL5.7のデータベース全体で同じパスワードを共有するらしい)

PHPを7.4.15にアップグレード+サイトヘルスチェック

ついでなので放置していたPHPもアップグレードすることに。ついでにずっと出っぱなしだったサイトヘルスチェックもちゃんと確認することに。

(1)「Similar Posts」でエラー

PHPのバージョンアップは概ね問題がなかった(アップグレード自体は「スクリプト設定」>「言語のバージョン設定」から可能)のですが、『Similar Posts』を使った関連記事の表示の一部にエラー(概ね表示されているけれど関連作品なしの時にエラーが出る)

調べてみた所、『Post-Plugin Library』という『Similar Posts』を呼び出すために使われているプラグインが10年以上更新されておらず、PHP7.2での仕様変更に対応できていないらしい。count関数の中身が0だとエラーを吐くようになったとかなんとか。
最近、開発環境のPHPのバージョンを5.6→7.2に変更しました。 PHP5.6 + CakePHP3 + Apache2.2のECサービスからAMP並のTTFBを実現するまで こちらの記事にあるように、速度向上の施策の1つとして最...

解説記事を見ても解らず、途方にくれたりTwitterのフォロワーに修正の仕方を教えてもらったりしていたのですが、最終的に判明したのがこれでした。


『Similar Posts』、5年も前から『Post-Plugin Library』不要になってた!!!

というわけで該当するプラグインを削除して解決しました。……いやでも、必要なくなったんなら必要なくなったってもうちょっとわかりやすく教えてほしいかった…いや書いてあっても英語だから気づかなかった可能性が高いんですが…。

検索すると2017年位に断続的に記事の最後の方までちゃんと読むと「必要なくなったらしいですよ」って内容の記事が出てくるには出てくるんですけど。

(2)「バックグラウンド更新が想定通りに動作していません」

続いてヘルスチェック。
詳しく見ると“AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED 定数は定義され有効化されています。”という文章が入っていました。「wp-config.php」を確認すると、WPの自動バージョンアップを停止するための命令が引っかかっているらしい。

エディタがGutenbergに変わった時に慌てて入れた構文だったような気がする……取り急ぎコメントアウトして様子見。

(3)「夏時間 (dst)は、サイトで使用や表示する時刻に影響する場合があり〜」

こちらはタイムゾーンの設定を「 UTC (協定世界時) 」で指定していると出るらしい。日本はサマータイムが出ないので関係ないな…と思ったけど特に拘る部分でもないので一般設定のタイムゾーンを「UTC+9」から「東京」に変更。

(4)「オプションのモジュール imagick がインストールされていないか〜」

エラー文そのままで検索したらさくらインターネットの場合は自分でphp.iniに構文を追加する必要があるらしいです。
WordPressで「一つ以上の推奨モジュールが存在しません」「警告 オプションのモジュール imagick がインストールされていないか、無効化されています」と表示された場合の解決方法を紹介します。 初心者でも3分で解決出来る手順です。
こちらの記事を参考にして構文を追加した所解決しました。

あとは使っていないプラグインを削除したりテーマを削除したり。不要なテーマを〜の警告は最初にインストールされている公式のtwenty系は残しておいていいんですね。3年位念の為で残しておいた旧デザイン(子テーマも入れずに作ったせいでアップデートもされてないsandboxテーマ)をこの機会に削除しましたこれまでありがとうございました。

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ロクでなし魔術講師と追想日誌 7

 

グレンと結婚した相手は――教え子たちの花嫁の座・争奪戦!?
突如セリカが開催したグレンの花嫁コンテスト。さらに、未来でグレンの子供をチェック!? ドキドキなシスティーナ、気合が入るルミア、食い気優先リィエル。結婚相手は誰に!? 特務分室の絆を描く書き下ろしも!

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原作がシリアスになればシリアスになるほどこっちのキレ具合が上がっていく気がするのはどうしてか…ラブコメとしてもギャグとしてもどっちもキレッキレで面白かった!!そしてなにより、過去編の輝かしさが凄い。これまでずっと重い話が続いていたのはあるけど、彼らにもこういう瞬間があったのだ……というのにはどうしようもなく救いを感じる。

コメディ推しからラブロマンスまで、このラブコメ推しがすごい

システィーナ&ルミア&リイエルのヒロイントリオに加えてイヴ参戦と、珍しくラブコメ度数高めの一冊。グレンの嫁決定戦が開催される「最強ヒロイン決定戦」からはじまり、システィーナ達が未来で自分の娘と出会う「未来の私へ」で閉めるの、色々な意味で構成が強いなという感じ。セリカの親バカ炸裂+乙女心が暴走したルミアがうっかり乗っかってしまうグレンの嫁決定戦とかもはやラブコメを通り越して狂気を感じるんですけど、要所要所で必死にもっと前に進みたいというルミアの必死な思いが透けて見えるのが良かった。未来の娘の話はオチの「ですよね〜〜〜」感がすごいけど、こちらもなかなかの狂気感。

そんな中、イヴがメインの短編「秘密の夜のシンデレラ」の甘酸っぱさが凄い。学院ではデキる女教師として通っているイヴがその外面を維持するために期間限定で秘密の副業をする…というお話なんだけど、世間知らずのお嬢様だった彼女が同じ店の新人ボーイ・ダレスのアドバイスを受けながら夜の街で成り上がっていく姿が爽快だし、そんな生活の中で少しずつダレスに惹かれていく姿が甘酸っぱくて仕方がない。

まあ男の正体は推して知るべしなんですけど(あれだけ自信満々な二人が全くお互いの正体に気づいていないのがまた…!!)、あれだけ甘酸っぱいオトナの恋物語をやりながら、魔法が解ければ元の二人に戻ってしまうというタイトル通りのシンデレラのような関係性が最高に楽しかったです。いやほんとうにシスティーナ達内輪もめしている場合ではないとおもうんですよね……。

この話、これまでの中でも最高に好きな短編だったんですが、グレンのは自業自得とはいえイヴの赤貧生活を見ていると学院側はもうちょっとお給料出してあげてもよいのではとか思わなくもな…いやでも確かに、一流の服も一流の化粧品も無限にお金がかかるもんな……。

特務分室、その栄光の一日

書き下ろしの過去編「特務分室のロクでなし達」は特務分室に入る前のクリストフと特務分室の面々がとある事件を解決した時のお話。

これまでの過去編が一貫して誰かの挫折や絶望を描いたお話が多かったこともありますが、特務分室の面々が一同に会して犠牲を出さずに事件を解決するこのお話がめちゃくちゃに楽しかった!!過去編では家の関係で良くも悪くも本領を発揮できないことの多かった特務分室時代のイヴが突発的な事件への対処で自由に司令塔として動けているのもそうなんですけど、あのジャティスが味方になるとこんなに頼もしいものかと。絶望的な状況をいともやすやすとひっくり返していく特務分室の面々が眩しすぎて、そりゃクリストフも王室親衛隊を蹴って特務分室に入っちゃうよなあ。

グレン本人やイヴの口から語られる「特務分室時代」ってどうしても彼らの人生の暗黒期みたいな印象が強かったんですけど、そんな彼らの過去にこんなにも眩しい一瞬があったのだいうことが本当に嬉しくて、とてもよかったです。あとほんとうに味方になったジャティスが心強すぎてまた共闘できたりしないもんかなと期待してしまう。いやアイツ17巻はアレだったけど絶対ひょいっと復活するって信じてるからな……。

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GWにまとめて買いたい!おすすめの「長編」ライトノベル

現在、各電子書籍サイトにて「カドカワ祭ゴールデン」というKADOKAWA作品の大量割引セールが、そしてBOOK☆WALKERさんにて「カドカワ作品45%コイン還元+最大1万円以上購入で更に10%還元」というフェアをやっています。前述のセールの対象タイトルの割引率は50%OFFなので(セールトップで最大70%OFFになっておりますがラノベは半額のみでした)、コイン還元と合わせると80%くらいお得に買える計算となります。

というわけで普段はオススメし辛い長編ラノベを布教するチャンス!!!と思いました。コイン還元+10%のところまで買いたいけど数千円足りない!とかそういうときにひょいとこの記事の存在を思い出していただけたら幸いです。基本的に総計20冊以上のロングシリーズばかりですが、端数に入れやすいよう、全体の巻数や途中巻まで買う場合どこまで買うのがオススメかなども併記しております。あと振り返ったらめちゃくちゃ富士見ファンタジアが多かった。あそこ短編含めるとかんたんにシリーズ巻数膨れるからな……。

数千円足りないなら買わないほうがお得だとかそういうふうに我に返ってはいけない。

羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」(1〜18巻/以下続刊)
ファンタジア文庫が数年前くらいからジャンルごと推してる印象なファンタジー世界教師もの。とある事情で魔術師としての道を諦めた主人公が非常勤講師として魔術学院に通うことになり、深い魔術知識と応用力を駆使して生徒達を導いていく──というお話。本編既刊18巻+短編集8巻で富士見でも屈指の長編シリーズとなりつつありますが、特に後半巻の盛り上がりは尋常じゃなく、連載中の長編ラノベの中で一番推したい作品のひとつです。


▼ 何巻まで買うべき?
現在シリーズ全体としてもクライマックス的な盛り上がりを見せているので今すぐ全巻読んで追いつこう!!という気持ちがかなりあるのですが、途中巻までで様子見したいなら本編10巻までを推奨。前半のクライマックスとも言える巻で今後の展開を匂わせつつもきれいにしっかりと終わる巻になります。「追想日誌」の方とのリンクも殆どないので10冊でサクッとまとまるのが良い感じです。(しかし11巻から先がまた面白いので気に入ったら是非読んで欲しい…!)
羊太郎「ロクでなし魔術講師と追想日誌」(1〜8巻/以下続刊)
短編集はコメディ要素強めの雑誌連載短編+書き下ろしの過去編が挟まる構成。後半からこちらの過去編を読んだほうがわかりやすい話が増えてくるので、原作最新巻まで追いつきたい場合はこちらも一緒に購入するのをおすすめしたいです。序盤を読む分にはそこまで必要な知識はこちらにないので、とりあえず1巻だけとかで興味が出たら買うとかでも良いかも。
賀東招二「フルメタル・パニック!」(本編全12巻)
4回アニメ化された、富士見ファンタジア文庫が誇るロボットラノベの金字塔(大きめ形容詞)。戦争しか知らない主人公・相良宗介とその護衛対象である千鳥かなめのボーイ・ミーツ・ガール作品でもあり、そんな宗介が「強い感情を力に変える」というブラックテクノロジーを搭載した人型兵器を使いこなしていくか、そのロボットを使ったバトルも魅力の一つであります。


▼ 何巻まで買うべき?
これはぜひとも一気読みで!!!!なんですけど(2回目)、敢えて途中で切るなら戦争しか知らなかった相良宗介が「千鳥かなめのために戦う」という覚悟を決める「終わるデイ・バイ・デイ(下)」=原作5巻まで。また、本編を一気読みする場合はメインキャラクター達の過去を掘り下げた番外編短編集フルメタル・パニック!−サイドアームズ2−極北からの声もセットでどうぞ。作者は違いますが、本編完結後のフルメタ世界を描いた外伝「フルメタル・パニック!アナザー」というシリーズもあります。
賀東招二「フルメタル・パニック!(短編集)」(9巻)
学園でのドタバタを描く雑誌掲載短編集。本編との繋がりは殆どないのですが、原作7巻以降は短編集に登場する学園のキャラクターたちがかなり重要な役目を果たすため、そこまでに短編集の方も何冊か触れておいて欲しい。基本的にストーリーに連続性はないため、あらすじだけ読んで気になるやつだけ読むのもあり。ちなみにアニメ版「ふもっふ」で放送された温泉回はこちらではなく「サイドアームズ−音程は哀しく、射程は遠く」に収録されています。

個人的には林水先輩に焦点を当てた短編が収録されている「同情できない四面楚歌?」と、終盤で出てくるファッ○ン老人達との邂逅編が収録されている「安心できない七つ道具?」あたりは読んでおいて欲しいです。あと、全部読む暇がない感じならボン太くん関連の短編だけ集めた「よりぬきボン太くん」もおすすめ。
神坂一「スレイヤーズ!」(1〜17巻/以下続刊)
アラフォーラノベオタクがかなりの確率で通っていると噂の「富士見ファンタジア文庫黄金期」を築いた作品の一つ。魔術に関して天才的な能力を持つ少女リナ・インバースとその仲間たちが復活した魔王やその手下の魔族達と繰り広げる冒険譚。割とテンポの良い掛け合いとかっこいい呪文からド派手な魔法がぶちかまされるみたいなイメージが強いですが、本編は思ったよりシリアスな展開も多かったり、かなり緻密な魔術談義があったり…と、割と読みやすい物語の中でかなり濃厚なことやってる印象(個人的な感想)があります。


▼ 何巻まで買うべき?
本編第一部が完結する8巻までか、本編第二部が完結する15巻まで。アニメ化されたのは第一部までなので、リアルタイム世代と会話するなら大体ここまでの知識で足ります。第二部はアニメ化されていない部分で、レギュラーキャラを半分一新して第一部よりもややシリアスな話が展開されます。16巻は往年のファン向けに制作されたお祭り作品としての面が強いため、本編8巻まで読んで面白かったら是非読みましょう(第二部を読まずに16巻だけ読んでも問題はありません)。

17巻は新展開の第三部……なのですが、一昨年新刊が出てから音沙汰無しなので、18巻の発売予定が決まってからでもいいんじゃないかな……。
神坂一「スレイヤーズすぺしゃる」(全30巻+5巻)
雑誌に掲載された短編シリーズ。なんとびっくり原作の倍近い巻数が出ていてつい10年前までリアルタイムで新刊が出ていた。なお、30巻でナンバリングがリセットされ、「スレイヤーズすまっしゅ」というシリーズ名に変わってそこから更に5冊出てた。つまり本編15巻(※16巻以降は短編完結後に発売)に対して短編だけで35巻出てたことに。

この短編シリーズの凄いところは本編を一切知らなくても読めるところ。原作1巻でガウリイと出会う前のリナが、「白蛇のナーガ」という女性と腐れ縁しながらも基本的には気ままな一人旅をしているというだけの話が延々と描かれる。ぶっちゃけ全く読まなくても本編には関わってこないし、リナとナーガの基本設定だけ覚えていれば、あとは興味のある巻だけつまみ食いしていけばいいということ(一部複数回レギュラーキャラとして登場するキャラクターが居るには居ますが…)

表紙やあらすじを読んで、気になるやつがあればスナック感覚で読んでみると良いかと。紙の本だと「スレイヤーズせれくと」という初期短編傑作集的なものがあるんですがなぜか電子書籍化されていない。BWのラノベ読み放題に「すぺしゃる」「すまっしゅ」共に全巻入っているのでそういう意味でも気軽に読めます。
葵せきな「生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録」(本編12巻)
美少女揃いの生徒会役員達と、彼女たちと「ハーレムを作る」為に副会長になった主人公が繰り広げる、テンポの良い会話劇。時流のオタクネタが盛りだくさんのメタコメディで今読むとちょっとネタが古く感じると思うけど、当時の空気が分かる人なら楽しく読めると思います。


▼ 何巻まで買うべき?
かなりクセが強いので個人的には試し読みかなにかで1話読んでみるといいかもしれない…。良くも悪くもストーリーがないに等しいシリーズですが途中で切るなら謎シリアス展開「企業編」に一区切りつく5巻までを。また、続編扱いの「新生徒会の一存」は杉崎の作るハーレム構想に対して第三者が試練を与えるような展開で結構しんどい話なので、本編の合間に繰り広げられるシリアス展開が好きじゃない人はスルーで良いかも。

余談ですが同作者の前作「マテリアル・ゴースト」のヒロインのうちのひとりがサブキャラクターとして登場したり(そして企業編で微妙に匂わせをしてくる)や最新作「ゲーマーズ!」のキャラクターの一人が碧陽学園の生徒だったり…と微妙な繋がりがあったりなかったりなのでこのシリーズが面白かった人は他のシリーズも手を出してみると良いかもしれません。ゲーマーズに碧陽学園の子出てくるのはファンリビで知った。
葵せきな「生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録」(全9巻)
雑誌に掲載された短編が主体の番外編短編集。富士見ファンタジア文庫ではよくあるスタイルですがぶっちゃけこのシリーズは本編も短編の集合体なので実質本編と変わりないのでは?まである。割と生徒会室以外でのクラスでの出来事がメインだったり、生徒会役員の面々の過去に迫ったり(一部キャラの過去は本編で語られます)。割とそれぞれの過去の話が結構重くて、そんな彼女ら彼らが本編で生徒会室という場所に一時の安らぎを見出し、楽しくおしゃべりしているというのにどうしようもないエモさを感じてしまうような気がしなくもなく、意味で本編短編両方読んだほうが作品への理解度が深まる印象ではあります。
林トモアキ「お・り・が・み」(全7巻)
ちょっぴり不憫な少女・名護屋河鈴蘭が身に覚えのない借金のカタに悪の組織「伊織魔殺協会」に拉致られるところから始まる、神を殺すものたちと神・魔との戦い。林トモアキ作品はほぼすべての著作が同一世界観で繋がっており、ハマったらめちゃくちゃ面白いけど読みはじめると大変な冊数に。私も全部追えては居ないのですがそんな超長編の世界観のシリーズで真っ先に手を出すのはどれ?というと個人的にはやはりこちらかなと…。
林トモアキ「戦闘城塞マスラヲ」(全5巻)
個人的に一連のシリーズで好きなのはこちら。顔が怖いだけの普通の青年・ヒデオが、偶然得たウィルスの精霊・ウィル子の力を借りながらも鈴蘭の主催するバトルロイヤル「聖魔杯」にハッタリで挑む物語。様々な出会いを経て生まれた絆を武器に、クライマックスでは神や魔と戦うような強敵たちとも渡り合っていくヒデオの姿がとにかく熱く、気持ちよく読める物語です。



▼ 何巻まで買うべき?
「お・り・が・み」(全7巻)→「戦闘城塞マスラヲ」(全5巻)→「レイセン」(全8巻)→「ヒマワリ」(全8巻)でヒデオと鈴蘭に関する物語が全28冊。更に同一世界上の物語「ばいおれんす・まじかる!」(全3巻)と作者の別シリーズであるファンタジー世界を舞台にした物語かとおもったらいつのまにかやっぱり同じ世界の物語だと判明していた「ミスマルカ興国物語」(既刊14巻/以下続刊)があります。自分の読書スピードやお財布の事情に合わせてシリーズ単位で購入していくと良いのではないかと…私はいつかおりがみとマスラヲを再読してレイセンを読みたい。

力尽きたので以下ざっくり。

野村美月「文学少女」(全10巻)
本が「食べちゃうほど」大好きな自称“文学少女”の天野遠子とそんな彼女に「おやつ係」として文芸部に強制的に入部させられた元作家の男子高校生・井上心葉が学園で巻き起こる事件を解決していく甘酸っぱい恋とミステリーのお話。遠子先輩の口から語られる様々な文学作品が本当に「おいしそう」で、そんな文学作品達を下敷きにして巻き起こる様々な事件が印象的。続編である「文学少女見習い」シリーズもあります。
アネコユサギ「盾の勇者の成り上がり」(22巻/以下続刊)
「小説家になろう」から書籍化した人気作。不遇職(?)である「盾」の勇者になってしまった主人公が異世界転生した途端に手酷い裏切りを受け、自らはまともに戦うことが出来ず仲間の力を借りられない状態でただ一人の「奴隷」の少女と共に力をつけていく、というお話。小説家になろうで本編ラストまで読んでいるのですが、書籍版ではかなり大きく展開が変わっているらしいときいてずっと読みたい。なおシリーズ本編と番外編の「槍の勇者のやり直し」を全部買うと半額状態で11000円超えてそこから55%コイン戻ってくるのでかなりおすすめです。
あざの耕平「東京レイヴンズ」(既刊20冊/以下続刊)
後天的に霊力を得て、陰陽師の育成機関「陰陽塾」に通うことになった土御門春虎が、彼に霊力を与えた幼馴染の夏目、腐れ縁でワケアリ霊力持ちの冬児や陰陽塾の面々と共に様々な霊災に立ち向かいながら成長していく物語。本編は3年ほど止まってますが、本編9巻までが第一部なのでそこまで読めばいいんじゃないかなあって……駄目かな……。

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ロクでなし魔術講師と禁忌教典17

 

公爵家イグナイトの裏切り。クーデター『炎の一刻半』
魔術祭典決勝を襲った最大級の悲劇と天の智慧研究会の最高指導者、大導師フェロード=ベリフの登場――歴史の大いなる転換点で、アルザーノ帝国女王府国軍大臣・アゼル=ル=イグナイトもついに動き出す――。

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衝撃のラストだった前巻、突然発生したクーデターに対して一度は心を打ち砕かれたイヴがグレン達の力を借り、戦局を完全に読み切り、絶望的な戦況をひっくり返して家族と対峙していく姿が熱い。これまでの本編・追想日誌の内容の総決算とも言える内容でめちゃくちゃに楽しかった!しかしそれ以上の事件が起きるぞといわんばかりの終わり方に動揺する。いやいや、久しぶりに本編読んだら本当に本当に面白かったんですけどまだまだ面白くなってしまうのかこのシリーズは……。

イヴ、どん底からの再起──大逆転劇がアツい!

そう前巻めちゃくちゃ衝撃のラストで終わってたんですよね…。魔術祭典が衝撃の展開で中断された裏では天の智慧研究会によって邪神降臨の儀式が執り行われようとしていた──ジャティスのその身を顧みない奸計により天の智慧研究会の最高指導者の顔が遂に明らかに…なったのはいいけど、邪神召喚の儀式は完遂されてしまうし(というかむしろおおむねジャティスガやった)街にはその眷属たる《根》が溢れるし、しかも混乱の隙を付く形でイヴの父・イグナイト卿がクーデターを起こし、グレン達は命からがら身を隠す羽目に…という、四面楚歌すぎる展開からのスタート。

イヴの父親の蜂起、というだけでイヴにはしんどい話なのに、更に彼の横にはかつて自分を庇い魔力を失ったはずの姉・リディアの姿が。なぜか自分のことを覚えていない彼女に違和感を覚えつつも二人を目の前にして動揺し、一度は心を折られてしまう。そんな彼女がグレンの叱咤と励ましを受けて立ち直り、長いこと超えることが出来なかった大きな壁、父と姉を超えていく姿に胸を打たれました。また、立ち直ってからのイヴの采配の見事なこと。圧倒的不利に見える戦況を根気よく整理し、戦術により分断して「勝てるかもしれない」と思わせるところまで敵の数を減らしてしまう姿が本当に鮮やか。これはグレンも手放しで褒めるわ。

これまでの総決算のような内容で、面白かった。

イヴとイグナイトの家庭の事情もそうですが、パウエルとアルベルトの因縁などこれまでの本編・追想日誌の内容の総決算、様々な因縁が集約するような展開が最高に面白かった!追想日誌の方は長いこと積んでしまっていたんだけど、この話の前に4〜6をまとめて読めたのは逆に良かった気がする。イヴとアルベルトの過去もそうですが序盤のジャティスの自分の身すら顧みない行動も5巻の過去話を踏まえて読むと説得力が増すなというか…(いやでもアイツ絶対になんだかんだいいながら戻ってくるでしょ…)

また、今回はあくまでイヴとグレンがメインではあったけれど、そんな中で様々な修羅場を乗り越えて大きく成長した生徒達の姿も印象的でした。システィーナにルミアやリィエルといったメインヒロインとも言える少女達の成長はもちろんなんだけど、それ以外の生徒達の成長もしっかりと描かれるのがいかにもこのシリーズらしい。ヒロイン達は色々な意味で今回はお鉢を奪われた形でしたが…イヴとグレンの急接近で動揺する三人娘の姿がなんとも微笑ましかった。

しかし、多大な犠牲を払いながらもなんとか一段落〜と思った矢先に最後の最後で前巻ラスト以上の爆弾をぶちこんでくるのはどういうことなんでしょうねえ!!表紙からしても、次は今回言及のなかったセリカの話か。今回の話がこれだけ面白かったのに、更に盛り上がりそうなラストに興奮が止まらない。次巻が楽しみです!

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ロクでなし魔術講師と追想日誌6

 

魔導の名門・イグナイトの重圧。
帝国古参の大貴族にて、魔導武門の棟梁イグナイト家の次期当主・イヴ=イグナイト。戦果に固執しつづけてきた彼女の歪み。――これは、かつて夢見がちで理想に燃える心優しかった少女の、悲しき物語である。

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「ロクでなし魔術講師と禁忌経典」シリーズの日常主体、ラブコメあり、ドタバタあり、過去話もありの短編集第6弾。色々な意味でイヴの過去話のインパクトが凄い。本編17巻が色々な意味でこの巻既読前提っぽかったのでずっと本編読むの止めてたんですけどやっと読めるぞ〜!!

イヴの過去と「イグナイト」の矜持

イヴがイグナイトの次期当主を継承するまでの過去編『炎を継ぐ者』が色々な意味で今回の肝。アゼル公が予想以上にやってることエグいというか、多分これイヴ母の死も間違いなく一枚かんでますよね……イグナイトによって一番酷い目に遭ってきたイヴ自身が、イグナイトへの風当たりの強い最前線に配置されて疲弊していくのが本当にしんどいし、そんな彼女が唯一心を許せる存在だった母違いの姉・リディアに一筋の光を見出し、それすらも奪われるという展開があまりにもきつい。というかここまでくるとリディアの一件すらも17巻のあらすじを読んだ限りアゼル公の差し金では?と思ってしまうわけで……。

次期当主の座を追われ、母方の旧姓を名乗るようになったイヴが今もなお「イグナイト」の家の名にこだわる理由。大切なものを奪われても本能的な部分でかつての姉との約束にこだわる彼女の姿に胸が熱くなりました。いや、もう短編は気にせず17巻読んじゃおうかなと思ったことも結構あったんですけどこれは17巻の前に読めてよかった。

全体的に「両親」の話が多めだった

短編の方はシスティーナの両親が娘とグレンのデート(?)をこっそり追跡する「お父様が見てる」の破壊力が高かった。というかシスティーナ父がグレンの行動にケチつけて、光速でシスティーナ母からブーメラン喰らう姿が楽しすぎる。この話のでイチャコラしていたシスティーナの両親が、同じ巻の「魔導探偵ロザリーの事件簿・無謀編」で不倫疑惑から破局の危機を迎えてるのあまりにも急展開過ぎるんですけど、この話は本当にへっぽこ探偵ロザリーを中心にしたドタバタという外面に騙されがちだけど、起きてた事件の深刻さが凄いな……。

ナムルスがまさかのトンチキ中二センスだと発覚する「名無しの反転ルミア」や、ちょっとサボりたかったグレンが仮病を使ったら教え子3人がやってきて大変なことになる「仮病看病☆大戦争」も面白かった。しかし、仮病の話はグレンのサボりの理由がめちゃくちゃわかるやつで、若者には確かにその感覚はわからないかもしれないが許してあげて欲しい……という気持ちになってしまう。いやほんと体調だけじゃなくてそこまで体調悪くはないけどメンタルの出力不足で休みたいみたいなのあるじゃないですか……ねぇ……。

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ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います

 

強くてカワイイ受付嬢が(自分の)平穏のため全てのボスと残業を駆逐する!
デスクワークだから超安全、公務だから超安定! 理想の職業「ギルドの受付嬢」となったアリナを待っていたのは、理想とは程遠い残業三昧の日々だった。すべてはダンジョンの攻略が滞っているせい! 限界を迎えたアリナは隠し持つ一級冒険者ライセンスと銀に輝く大槌(ウォーハンマー)を手に、自らボス討伐に向かう――そう、何を隠そう彼女こそ、行き詰ったダンジョンに現れ、単身ボスを倒していくと巷で噂される正体不明の凄腕冒険者「処刑人」なのだ……! でもそれは絶対にヒミツ。なぜなら受付嬢は「副業禁止」だからだ!!!! それなのに、ボス討伐の際に居合わせたギルド最強の盾役に正体がバレてしまい――?? 残業回避・定時死守、圧倒的な力で(自分の)平穏を守る最強受付嬢の痛快異世界コメディ!

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残業は嫌だとキレ散らかしながら超絶スキルでボスを討つ主人公の姿が爽快。そんな彼女が頑なに「平穏」を望む理由に胸が熱くなったし、コミカルな展開も楽しいけど終盤のシリアスで熱い展開が最高に良かったです。それにしても帯の「魔王アノス様応援コメント」が色々な意味で的確で、読み終わってから唸ってしまうな。

圧倒的なスキルを持つ主人公が残業を駆逐する社畜讃歌

安定した生活を望むギルドの受付嬢・アリナが残業を減らすため、業務終了後に正体を隠してダンジョンに潜り、一線級の冒険者たちをも圧倒する超絶スキルでボスモンスターを討つ!!!というお話。

とにかく残業したくない、定時で上がって安定した生活を送りたいという主人公の嘆きがGW進行中で残業続きだった私の心に深く深く突き刺さりました。超絶スキルを持った主人公の私TUEEモノであるにもかかわらずその無双状態が彼女本来のお仕事には一切関知せず──むしろギルドの受付嬢としての書類仕事はちょっぴりポンコツ気味ですらあって─社畜讃歌として共感できてしまうのが面白かったです。そしてそんな彼女がキレ散らかしながら圧倒的な火力を持ってボスモンスターをワンパンで倒していく姿がとにかく爽快。ところでちょうど最近ソシャゲの方に追加されたこともあってこれ読んでると脳内でめちゃくちゃ独歩くん(ヒプマイ)のキャラソンが流れる。

アリナがギルドの最強パーティをも凌駕するスキルを持つに至った理由にも笑ってしまいました。願いが叶うと言われる夜に神から授かった超絶スキル──確かに願いは叶ったけどそうじゃねえ!!感が凄い。いや、ほんと、そっちじゃなくて、仕事の効率上げてくれればよかったのにね……。

後半の熱い展開も良かった…!!

前半は残業にキレて超絶スキルで無双しつつ「副業禁止」に引っかからないよう必死に正体を隠そうとするアリナとそんな彼女につきまとう最強ギルド《白銀の剣》のリーダー・ジェイドのやりとりでテンポ良くコミカルに進みますが、中盤以降の展開は割合シリアス。突如として現れた「隠しダンジョン」をめぐるジェイド達の戦いと、アリナの過去、彼女が「ギルドの受付嬢」を目指すようになったきっかけが明かされていきます。

職場の待遇改善のために《白銀の剣》の前衛として仕方なく踏み込むことになった隠しダンジョンで、誰かの「死」に誰よりも動揺するアリナのどこにでもいる少女としての姿が印象的でした。そんな彼女が平穏を──知っている人の誰もが喪われることのない「自分の世界の平穏」を守るために必死になって槌を振るう姿が最高に良かった。ただ「楽して安定した生活を送りたい」だけじゃなくて、その裏に秘められた「自分の周囲にいる人々の誰にも死んでほしくない」という強い心に胸を打たれました。

続巻への余地を残しつつも1冊で綺麗に終わる新人賞受賞作品らしい物語で、そういう意味でも本当に楽しかった。割とギルドの偉い人たち的には公然の秘密になってしまったのでは?みたいな部分はあれど、押しの強いジェイドとそれをあしらうアリナのやりとりが最高に楽しかったので、二人の関係がどういうふうに進展していくのかも楽しみです。

それにしてもこの作品、帯の裏側に魔王アノス様(魔王学院の不適合者)の推薦コメントがあるんですけどこれが大変に作品にしっくりきていて、読み終わってから改めて唸ってしまった。『お前ほど冒険している者は他におらぬ』本当にこれに尽きるんだよな……。

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悪役令嬢レベル99 その4 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜

 
Tea

裏ボス令嬢、家出ついでに世界を滅亡の危機に追いやる……!?
邪神を倒しレベル上限を突破した私、ユミエラ。準備中のパトリックとの結婚式が大仰になってきて軽くマリッジブルーの真っ最中だ。しかも彼の兄が出席を拒んでいるという。 つい勢いで家出して、うっかり隣国にたどり着いてしまったが……何かこの国、私をナマハゲみたいに恐れているんですけど? 騒ぎになっても困るので、訳ありらしき謎の人に匿われて潜伏していたら、隣国の権力争いが絡む陰謀に巻き込まれて戦場に出かけることになり――え、標的は実は私!?

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世界が色々と大変なのに理由も発端もアレすぎてシリアスになればシリアスになるほど面白くなっちゃうのずるいな。未来の義兄・ギルバートとのツッコミ不在なやりとりも大概に面白かったけど、若干微妙なキャラ立ちのままドロップアウトしたゲームヒロインのアリシアが色々な意味でキャラ立ちして帰ってきたのが大変良かった。

(レベルカウンターと)ユミエラ、ついに壊れる

3巻の騒動を経て、ついにレベル99の限界突破を果たしたユミエラ。いそいそと現在のレベルを確認してみたが、そこには予想外の数字が表示されていた。最初は大したこと無いと思っていたその事態が、世界の危機を呼び込むとはその時は誰も思っていなかったのであった…。

「レベルカウンターで3桁目以上の数字が表示されない」というところからはじまるユミエラの大暴走。確かにレベル100以上が実質ありえない設定の世界でレベルカウンターがあったとしたらそりゃ3桁目の表示とかないですよね。当たり前といえば当たり前なんだけど、それにともなうユミエラ(及び周囲)の動揺ぶりが半端じゃない。さらにこの後、このレベルカウンターの不具合のせいで大変な大事故が発生するんだけど、めちゃくちゃ世界が大変なことになっても原因がソレなのでシリアスになればなるほどなんか面白いという状況になってしまうの、笑うしか無かった。そしてこんな時でもあくまで事態を解決するのはパトリックなのが最高なんですけど、もう今回のはやっぱりどんなにパトリックがシリアスにやってくれても原因がソレな時点で面白いのでずるい……。

ユミエラってどこまでも強い自分が好きなんじゃなくて「レベル上げをすることとその課程で得たものが好き」という感じなんですよね。だからレベル99になってしまうと限界突破する道を探し始めるし、自分のレベル上げが無になるような状況・自分のレベルが低いという煽りに耐えられない。色々解決した後、久しぶりにレベル上げをして増えていくレベルカウンターの数字にご満悦な彼女を見て微笑ましくなってしまいました。いや、引き起こされた事態は全然微笑ましくないんだけど、レベルが上がっているということさえわかれば究極的に3桁以上の数字は見れなくても別に困らないというのがユミエラらしいなと。

義理の兄との舅嫁対決(当人無自覚)

パトリックとの痴話喧嘩が原因で単身での月旅行(家出)に挑むユミエラ。流石に大気圏を脱出することは叶わなかったがいわくつきの隣国・レムレスト王国に不時着し、そこで知り合ったギルバートなる人物の家で数日過ごす羽目に。最初は気難しそうだったギルバートと少しずつ打ち解けていくユミエラなのだが、レムレスト王国が再びバルシャイン王国を攻めようと水面下で動きはじめ……。

ギルバートの正体はもうしょっぱなからわざとらしいくらいに匂わされているしユミエラも家出前の状態では「この人とあったら注意しなきゃ…」とか思っているわけですが、全く気づかない(本能で何かを感じ取ってはいる)の、色々な意味でパトリックと両思いになって以来パトリック以外への興味が雑になりすぎでは!?パトリック本人も言ってましたが1巻の頃のユミエラはもう少し色々なことに注意深かった気がするんですが。3巻くらいから着実にアホの子化が進んでいるような気がする。

一方のギルバートも「黒髪で表情筋が死んでてちょっと(いやかなり)変わっていて結婚を前提にお付き合いしている男性とその結婚に良い顔をしない未来の義兄がいる」という情報まで掴んでいるのにどうしてユミエラの正体が見抜けないのか。ふたりがうちとけるたびに会話がシュールになっていくのがたまらなく面白い。似た者同士にもほどがあるというか完全に同族嫌悪なんですよねぇ…。そしてこのツッコミがいない空間にひとりで放り出されたライナスには同情しかできない。厳格な人物と思わせておいて実はただのブラコンだったギルバートさん、ユミエラと永遠にパトリックがいかに魅力的な人物か語り合ってマウント取り合っててほしい。

再登場したアリシアがとても良かった

1巻ラストで表舞台から姿を消した本来のゲームヒロイン・アリシアがここにきて再登場。自分の保身のためなら母国も裏切るし状況が悪いと見るやユミエラに取り入ろうとするわ逆にそのユミエラがピンチとなればすかさずユミエラの敵として立ちはだかるわ……という最高にクズなムーブとってくれたのがめちゃくちゃ良かった。1巻の時点だとまだちょっと「ものすごく臆病な女の子が追い詰められてやらかしてしまった」可能性が残っていたような……いや今1巻よんだら1巻の時点で普通にクズだったわ彼女……でもなんか、あの終わり方ちょっと消化不良感あったんですよね。アリシアの場合なんか色々な意味でユミエラの強烈なキャラに割りを食った被害者みたいな部分がないわけじゃないし、作風的にもこのくらい開き直ったクズのほうがしっくりくる。いやぁ良かった。

ちなみにアリシアってなろう版だと1巻で死んでるので、なろう版どういう展開になってるんだろうと思ったら普通に他のキャラに煽られてた。アリシア、いい感じにクズ女で今後ともへっぽこライバルキャラとして活躍してほしい感じがしたのですが、原作で死んでるとなると難しいのかな。

4巻も結構綺麗におわったけど、ユミエラが月の表面で一瞬見たものとか絶対次巻へのフラグだよね?という感じだし、なろうで確認したらまだまだ続くとのことだったので安心して続きを待ちたいと思います。というかここまできたらユミエラとパトリックが結婚するまではなんとしても続いてほしい。5巻も楽しみにしてます。

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ロクでなし魔術講師と追想日誌5

 

正義の品格――。
惚れ薬により学院中から追い回されるルミア。猫の姿から戻れなくなったシスティーナ。虫歯治療から逃げ出すリィエルと学院はいつでも大騒動! 書き下ろしは、グレンとジャティス、それぞれの正義を争う因縁の秘話!

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「ロクでなし魔術講師と禁忌経典」シリーズの日常主体、ラブコメあり、ドタバタありの短編集第5弾。4巻と続けて読んで改めて思ったんですけど良い意味で安定しているというか、お約束な展開をしっかり面白く書いてくれるので読んでて安心感があるなぁ。あと5巻はとにかく表紙だけで白飯10杯食べれる。最高。

イヴ絶望!ツッコミが絶望的に足りてない特務分室

書き下ろしの過去話以外ではかなり珍しい特務分室がメインの短編「室長サマの憂鬱」が最高に面白かった。グレンが抜けた後の特務分室で補充のメンバーを募集する話なんだけど、美女以外はどうでもいいバーナード、天才である自分を判断基準にしてしまうアルベルト、なぜかイヴにお見合いをさせようとするクリストフ、そもそも何をしているのかよくわかっていないリィエル──というボケしか居ないメンバーにひたすらツッコんで疲弊していくイヴが最高に強く生きてほしかったっていうかなんでこいつらに手伝わせようと思った??? 良くも悪くも「凡人」であり教師としての適性も持っているグレンがいたら輝いていただろう状況で肝心のグレンがいないので、これはイヴも自棄になってグレン取り返しに行くわ……って感じでした。ツッコミが致命的に足りてない。

モテ薬を飲んだルミアが性別不問で全教師全生徒から取り合われる「勃発、愛の天使戦争」やリィエルが虫歯の治療を嫌がって校内で大暴れする「リィエル捕獲大作戦」、タイトル通りの内容の「猫になった白猫」も面白かった。なんというかどれもこういう短編にありがちというか良くも悪くも「お約束」なお話なんですけど、そういう題材を凄く面白く書いてくるシリーズですよね、と改めて。惚れ薬の話でモテるのが主人公であるグレンではなくルミアな所とか絶妙で好き。ていうかグレンが自ら率先して惚れ薬に手を出そうとするところ本当にそういうとこだぞ。

ひと(狂人)がこい(執着)におちるところをみてしまった

書き下ろしの過去編「THE JUSTICE」は特務分室時代のグレンがジャティスと初めての共同任務に挑むお話。絶対に相容れない者同士、いつか道を違える事を互いに予感しながらも今は決定的な破局を迎えていないし同じ組織の同僚なので共にいるという関係性は大変に良いものだ。表紙のふたりで白飯10杯行ける(2回め)。

世界を数式で捉え、先の展開を読むことが出来る、自らの独自の“正義”に殉じるジャティスが『正義の魔法使い』を目指し甘っちょろい正義を捨てられないグレンを最初は見下し、少しだけ興味を持ち、戯れに試し、そして目の前で自分の予想の上を行かれて更に興味を惹かれる──という展開、本当に人が恋に落ちるところを見てしまったという感想しか出てこない。あとがきでも言われてたけど本当にこのジャティスに執着されてるグレンは強く生きてほしい。しかし、自分が正義の魔法使いになれないと知りながら、それでも擦り切れるまでその思想を貫こうとする当時のグレンの姿には熱い気持ちと同時にジャティスと別の方向の狂気を感じるのでそれはジャティスも惚れてしまうわね……。

ジャティスの狂気を改めて感じることが出来る短編であると同時に、特務分室時代のグレンの危うさと一端の狂気を感じることが出来る良い短編でした。いやしかし本当に表紙が良いな……表紙が良い……。

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