3月に読んだ本は7冊でした。
いよいよ3月に出た新刊を月内に1冊も崩せなかったという現実に打ち砕かれそう。
アクセス解析とかも引き続きバカテス無双だったので割愛。
2010年3月の読了記録
再読と漫画を含め、全25冊です。少ない……
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ライトノベルを中心にレビュー未満の感想を書いてます。時々ラノベ以外も。
3月に読んだ本は7冊でした。
いよいよ3月に出た新刊を月内に1冊も崩せなかったという現実に打ち砕かれそう。
アクセス解析とかも引き続きバカテス無双だったので割愛。
絵空さんの「ライトノベル春の100冊を勝手に捏造企画」に便乗。
角川春のライトノベル100冊フェアに便乗して「角川も春も関係ねえ!!俺のお勧めの100冊を読めエエエエ!」と叫ぶ企画です。基本的に1作者1シリーズ縛り、レーベル問わず(ただしティアラ文庫やBL系は除く)で選出しました。
完結作品は意図的に途中までしか選んでません。
「ここまでは読んで欲しい」「ここまで読んでハマらなかったらもういい」くらいの心持ちで選んでます。
ややなんで打ち切られたし系多めなのは仕様です。
初心者向けとかそういうことはありませんむしろクロウト向けの面持ちあり(特に電撃文庫)
見たい人は続き読むからどうぞー。
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池袋に集う様々な人々に、『首なしライダー』という面々が繰り広げる群像劇。とある「池袋の休日」を描くシリーズ第四弾。時系列を頻繁に入れ替えながら様々な視点で語られていくストーリーは、「バッカーノ!」シリーズを思い出すなぁ。
とりあえず池袋の濃ゆいメンツに振り回されるセルティが可愛い!!そしてさりげなく新羅との関係を素でノロケだすセルティ可愛い!!3巻までのような重い展開じゃない分、キャラクターの魅力がこれまで以上に強かったように思えました。初登場の臨也の妹コンビ、静雄の弟の幽の3人もまたなかなかアクの強いキャラで、始終ニヤニヤしながら読み進めてました。
個人的に壮絶にツボに入ったのはチャットでの臨也と正臣のやりとりだったりするのですが。お互い表のチャットでは軽いノリで軽口をたたきあっている「お調子者」二人の、プライベートモードでの殺伐具合がたまらない……!!本当にちょっとだけのやりとりだったのですがとても萌えました。殺伐萌えを刺激されました。うわあああああ次巻以降も是非こう、殺伐と絡んでいってほしいものだこの二人。
その一方で、次の巻からの展開に向けてまた新たな伏線が不気味に蠢いている感じが凄い。というか、二巻に引き続きまた引き方が凶悪すぎます!!続きが気になって仕方ない。
……しかし、なんというか4巻はラストの臨也を抜きには語れないな。
仲間に入れてもらえなくてふてくされてる臨也の「一人鍋」の破壊力やばい。
2月に読んだ本は10冊でした。
新刊の崩せてなさが酷い……今月少なかったのに半分も読めてない。
バカとテストと召喚獣7.5 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣7 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣6 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣6.5 (⇒感想) |
バカとテストと召喚獣5 (⇒感想) | レイセン File1: 巫女とヒキコと闇少女 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣4 (⇒感想) |
バカとテストと召喚獣7.5 (⇒感想) | デュラララ!!×2 (⇒感想) | レイセン File1: 巫女とヒキコと闇少女 (⇒感想) | いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室1 (⇒感想) |
ひょんなことから伯爵である兄・フレッドの身代わり役を務める羽目になった庶民の娘・ミレーヌが繰り広げる王宮ロマンス第二巻。今回は、再び代役を務める事になった彼女が兄の結婚話やら肝試しやらに振り回されるお話。
キャラクターが増えて、横文字苦手な私には時々人物が判らなくなる事も多々あったんだけど、それ以上に個性豊かなキャラクター達のやりとり楽しい。っていうか、本編よりもフレッドが帰ってきた後のキャラクター達のイキイキとしたやりとりばかりが印象に残ったなあ。普通に聞いてプロポーズとしか受け取れないようなセリフの応酬を繰り広げてるのにまるで互いの気持ちが伝わってなくて二人でお互いに鈍感鈍感天然天然言い合ってるミレーヌとリヒャルトや、そんな二人に嫉妬の心を燃やしまくるミレーヌのお父さん(親バカ)や、ちょっとズレてるジーク&リディエンヌ夫妻の姿にニヤニヤが止まりません。
さりげなく新たな恋のフラグもたてられたり、その裏でなんだか不穏な動きもあったりして、続きがどうなっていくのか楽しみ。
遅まきながら年末はコミケお疲れ様でした。
ちょっと遅くなりましたが2009年の年間まとめ記事です。
2009年 1月:18冊 [まとめ] | 2009年 2月:19冊 [まとめ] |
2009年 3月:18冊 [まとめ] | 2009年 4月:14冊 [まとめ] |
2009年 5月:31冊 [まとめ] | 2009年 6月:22冊 [まとめ] |
2009年 7月:17冊 [まとめ] | 2009年 8月:15冊 [まとめ] |
2009年 9月:15冊 [まとめ] | 2009年10月:18冊 [まとめ] |
2009年11月:6冊 [まとめ] | 2009年12月:7冊 [まとめ] |
合計:200冊 |
鉄球王エミリー 鉄球姫エミリー第五幕 | 戦闘城塞マスラヲ5 川村ヒデオの帰還 | 本日の騎士ミロク1 |
とらドラ10! | SH@PPLE-しゃっぷる- 7 | とある飛空士への恋歌 |
黄昏色の詠使い10 夜明色の詠使い | 紫色のクオリア | ラ・のべつまくなし ブンガクくんと腐思議の国 |
バカとテストと召喚獣6 | 死神姫の再婚 鏡の檻に棲む王 | 384,403km あなたを月にさらったら |
ぐらシャチ | アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋 |
ムシウタbug 8th. 夢架ける銀蝶 | 真・運命のタロット9 《世界》。 |
バカとテストと召喚獣6.5 | ラッキーメイド天くん | これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です |
「恭太郎さま!メインディッシュの準備ができましたわ!」港町ナトリアの館で、カタブツ侍少年・神来恭太郎を待っていた美味しい料理。それは、エリス作の豪華な刺身の盛り合わせだった。しかし、活きのいい魚の切り身が盛られた器は、船の形をしたベッドに横たわった半裸のエリス!?こ、これはいわゆる○○○○!?最強のご奉仕技が恭太郎に炸裂する!そんな彼に追撃が!!「メインディッシュを食べてくださいまし…」なぜ恭太郎の食事が、そんな嬉しい、いや悩ましいことになったかというと、カルタギア帝国からのある申し込みのせいで…。嬉し恥ずかしなハーレム・ライフは今度こそ限界ギリギリです。 (「BOOK」データベースより)
宿敵・カルタギア帝国との講和を受けて攫われていた2000人の王仕様たちが変換されることとなり、その際に本来他の国の人間である恭太郎は後宮を追われる…という話になり、その話を聞かされた下4人の王女様達が恭太郎を引き止めるため決死のラブアタック作戦を…!!というお話。
今回のテーマはギャップ萌え!というわけで甲斐甲斐しく恭太郎の世話をするしおらしいエリス、ギャップを見せようとSM嬢になりきろうとして別方面の才能を開花させてしまうレイシア、大胆にも公衆の面前で羞恥プレイに挑戦!で大胆さを見せようとするアルト、うってかわって大人の魅力と持合の純粋さで迫るメルル…と相変わらず頭の悪い(褒め言葉)エロが満載。しかし5人の「らしくない」大胆さはこのままでは後が無い…と思っての事なわけで、いつになく恭太郎のカタブツブリにもどかしさを感じてしまいました。素直に理由を話した方がオチる可能性は高かった気がするけど、それはそれで双方にしこりが残りそうだし、作戦に失敗して落ち込んでいる王女達の姿が痛々しい。一方、彼女達の作戦には参加しなかった第一王女・ユフィナも憧れのガイルーンと恭太郎の間で揺れ動いており…エロ増量ながらも端々からシリアスの雰囲気が漂ってます。
しかし、全作戦に失敗した王女たちがピコルから指示された最終作戦には思わず噴出してしまった。そういえば、確かに●●●禁止的なキマリがありましたね……開き直って恭太郎をモノにしようと迫る王女たちと、彼女達の大胆さに圧倒されて思わず襲撃も忘れて様子を見守ってしまう刺客達の興味津々な様子に大爆笑。
ラストは少しシリアスな終わり方でしたが、単にハーレム要員追加の前準備なだけという予感がしなくもなく…色々な意味で、次回に期待(笑)
巡りめぐって季節は秋。読書、スポーツ、…食欲の秋!最近元気のない一駿河さんのため、僕、淡谷雪国はせっせと総菜パンをデリバリー。そんな日々の中で、青美女学院は生徒会選挙の時期に。「会長」で無くなれば、舞ちゃんは安心して青美に帰ってこられ、入れ替わり生活は…おしまい!?「しかし、雪国さまはよろしいのですか?」と、さゆねさんは僕に問う。僕は…それで―いいわけないじゃないか!この想いを伝えるラストチャンスは、選挙後のダンスパーティーだけ。舞ちゃんは何だか怪しいし、古葉さんは家に押しかけてくるし、ドタバタ続きだけど、今度こそ。…オトコ雪国、キメます―。 (「BOOK」データベースより)
「入れ替わり」終了を前に、風雲急を告げるシリーズ第7巻。
前巻くらいから少しずつ不穏な匂いを漂わせていた様々な事項が一気に表面化して、とにかく翻弄される。舞姫が、雪国が、皆が「良かれ」と思ってやったことが次々と裏目に出て、悪い方向に転がっていく様子には本当にはらはらした。双子を叱咤する胡蝶の宮のかっこよさには思わずキュンとなったけど、まさか彼女の提案があんな結果を生んでしまうなんて……。
前半の舞姫とのやりとりをみるかぎり蜜の心に映っているのは雪国ただ一人だと思うのに、入れ替わりの事を知って自らの気持ちが判らず戸惑う彼女の姿が心に痛い。実際、蜜だって「女の先輩を好きになってしまった」という事実と向き合って、漸く心を決めた所でこのどんでん返しはないよね…。一度同性の先輩を好きになったんだ、と受け入れてしまった以上、そして雪国と舞姫の入れ替わりが頻繁に行われていた以上、「本当の舞姫」に惹かれてしまったかもしれない自分を否定する要素が無いわけで……ああ、もっと早い時期にこの誤解が解けていたら、と本当にやきもきする。
双子の入れ替わりの終わり、蜜の転校。蜜の想い、雪国の想い……と様々なものが絡み合って身動きが取れなくなった所でのこの引きは強烈すぎます!早く続きを!!
ちょっとぼんやりしてるけど普通の女子高生が言語を解する不思議なシャチと出会う、ガールミーツ謎の未確認生物モノ。
感想:すごくいつもの中村恵里加だった!!
どこか飄々としたキャラクター達が淡々と創り上げる独特の爽やさとグロさが共存する不思議な空間は、もう読んだことある人なら「中村恵里加でした」と言う感想ひとつで片づけられそうなレベル。
主人公の榛奈と謎のシャチ・グラボラスとのちょっぴりピントのズレたやりとりにニヤニヤしていたら、徐々に雲行きが怪しくなってきて……中盤以降は人間とは別種の生き物であるグラボラスの持つ無邪気な残酷さがグサグサ刺さるように。グラボラスの無邪気な好意を素直に受け入れられず、少しずつ疑心暗鬼と自己嫌悪にかられていく榛奈が見ていて痛々しいのですが、正直同じ状況に遭遇したら普通は疑心暗鬼くらいにはならないとおかしいよ!無差別動物殺人の時はひそかに、いつ飼い犬が犠牲になるのかと戦々恐々でしたとも。
基本は榛奈とグラの関係に終始するこの物語ですが、個人的にはグラ(というか…モゴモゴ)の友人となる平八が好きだったなあ。別人のようになって奇妙な言動を繰り返すようになった親友に戸惑いながらも当たり前のように受け入れ、新たな関係を築いて行こうとする姿に彼の人間としての大きさを感じる。
1巻完結と言われても不思議ではなさそうな本編だけど、続編があるなら平八さんにはもっと大きく活躍して頂きたいところ。こっそり2巻を楽しみにしてみたいと思います。
とりあえず、中村恵里加作品好きならオススメ!読んだことが無い人は、入門編として是非。
それで、ソウル・アンダーテイカーの2巻まだー?
ソウル・アンダーテイカー (電撃文庫)メディアワークス 2005-02 by G-Tools |
男勝りの姫様と女の子らしい若君という双子の姉弟が繰り広げる新釈「とりかえばや」物語、完結編。
姉君の「結婚」に弟姫の「後宮入り」といよいよのっぴきならないところでギリギリの攻防に加えて帝やら三の姫やら女東宮やら宰相中将…と二人を巡る様々な人々が交錯し、そんな中で最初に「元服したい」と言ってしまった責任感で一人で矢面に立とうとする姉君の姿にハラハラしていましたが、最終的には絡まった糸を解して綺麗に収まってくれたことにホっとしました。前巻の自由奔放ぶりを知っていると、序盤の姉君の落ち込みぶりは見てて目に余るものがありますが、その後の行動の堂に入りっぷりは思わずニヤリとしてしまうものが。
そして何よりも後編の見所は立派に成長した弟姫の雄姿。後宮に上がったことを切っ掛けに、前巻のヒスっぷりからは見違えるように立派になって……女東宮に秘密を打ち明けた時のやりとりには思わず笑ってしまいましたが、なんだかんだいって根は女の子な女東宮や姉姫を上手い事あしらっていく姿には男の子の底力を見た気分でした。
正直、事情も知らずに振り回されてしまった三の姫や帝が可哀想に思えなくも無いのですが(宰相中将は自業自得なのでスルー)、なんだかんだいって誰もが幸せになる終わり方だったのが嬉しかったです。
個人的には、帝にはいつか本当のことを打ち明けてあげてほしいなあ。