宝島社様より献本をいただきました!
魔界で育てられ、魔女となった人間・クレアは自らも悪魔になることを望んでいた。そんな時「1000人の処女を一斉に発情させれば願いがかなう」という話を聞きつけて、全校生徒が1000人の女子校・空百合学園に潜入する。魔法の力で殆どの生徒達を発情させ、支配下に置くことに成功したのだが彼女の魔法で発情しない生徒が4人居て……!?というお話。
あらすじからエロい話を想像していたら確かにやってることはエロいんだけど描写不足でエロさを感じない……という残念さ。いや実際にこれちゃんと描写したらレーベル的にアウトー!なのはわかるんですがもうちょっとこう健全なレーベルでもエロさを感じさせる書きかたはいくらでもあるとおもうのです。というかエロ書けない人が無理にエロを書こうとして恥ずかしくて肝心な所は書けなかった!みたいななにかを感じる。(単にレーベル的な規制の結果大事な部分が削られてそうなっただけかもしれないけど)
逆に、終盤の麻子・桃音をオトすあたりで見せた「支配下に置けなかった女の子達の特殊なフェチズムを満たし、その隙間を埋めて支配下に置く」という展開が凄く面白かったので個人的にはエロ描写をもっと減らしてこっちの展開をもっとメインに置いてくれてもよかったんじゃないかなあと。人間に捨てられ、魔族の中で育ち同世代の少女達との接触を持つことがなかったクレアが発情しなかった少女達と心の交流を持つことで少しずつ奥底にしまいこんできた寂しさ自覚していく様子もよかったし、育ての親代わりのサキュパス・メアリーからの親離れ的な展開も美味しかったです。
……最初の設定を見た瞬間に「女子校の生徒1000人全員が処女なんて絶対ファンタジーだありえない!!」と思ってしまった私の心が一番穢れてる気がしましたすいません。
▼ 最近の記事
うたの☆プリンスさまっ♪ 恋の・トラブルトラベルっ!?
プリンス様たちのあんな姿やこんな姿が!? 豪華! 口絵付き!
作曲家を夢見る七海春歌は、超難関の芸能専門学校「早乙女学園」に見事入学。
そこで、アイドルを志す男の子と2人1組になって、卒業時に行われる「シャイニング事務所新人発掘オーディション」の合格を目指すが……7月になってもパートナーを決められないでいた!
そんなある日、園長の発案で修学旅行が行われることになり――?
6人のプリンスたちとのドキドキ旅行へ、いざ出発進行☆
「シャイニング早乙女」という設定の勝利。
「うたの☆プリンスさまっ♪」のノベライズ。放課後に駄弁っていて気がついたら学校に居たメンバー全員がバスに乗せられていて、学長所有のテーマパークに修学旅行に行く羽目に……というあまりにも強引すぎる展開。その後も色々と学長からミッションという名の無茶振りが多発してありえない展開の目白押しなわけですがなんか「シャイニング早乙女じゃしかたないよね」と思ってしまうのがもう……原作設定の勝利すぎる。
全体的に攻略対象6人+隠しキャラのあの人まで含めた7人全員に挿絵と見せ場を作ろうとしてそれぞれの描写が薄くなりました、という印象が少し……この短い内容でセシルや砂月にまで見せ場を作ったのは素直にすごいな!と思いますが…これを引き合いに出すのは卑怯かも、とは思うけど現在二次創作が溢れまくってる状況を鑑みると良くも悪くも無理して読まなくてもいい無難なお話になっちゃってるなーと。個人的には誰か一人にしぼってしっかりそのキャラを掘り下げてほしかった気がする。原作設定主体っぽいけどアニメ設定を少し引き継いでるのもやや違和感感じた。
あと、作品によってはアリだけどこういう物語で変形挿絵はなんか見辛いだけだなあと思いました。ページを縦割にした挿絵はまだいいんだけど、横割はほんとなんか、違和感しかないよね。
これは本編とは全く関係ないけど「Debuetが今年3月発売予定です」って宣伝がちょっと悲しい!!(※現時点で5月発売に延期されてます)
2011年に萌えた男子コンビ・カップリングを今更まとめてみる。
今年はやらないつもりだったんですけど、「ザ・インタビューズ」で戴いた質問で結局同じような事を書いてしまい、勿体無かったので思わずそちらからサルベージしました……2011年度今年萌え転がった男子コンビ・カップリングまとめ記事です。インタビューズでは男女カプも幾つか挙げましたがちょっと変更致しまして男子しか出てきません。男子しかでてきません。大事なことなので2回言いました。あと、ネタ不足のため例年行われていた「少女小説レーベル除外」「女子に既に人気のある作品除外」とかもなしにしました。自分に正直。
■ 真奥貞夫&芦屋四郎&漆原半蔵(はたらく魔王さま!!)⇒感想
カップリングじゃないけど美味しい枠。異世界の魔王で日々マクドナルドのA級クルー目指して邁進する魔王様(※吹いたら負け)の真奥と、彼にに心酔し彼の居ない魔王城(六畳一間の古アパートの一室)を守る心配性な魔王の腹心な専業主夫・芦屋と元大天使長から堕天し東京に来た直後は一時的に魔王達と敵対したもののなんだかんだで現在ただの引きこもりにまで身を落とした残念ショタ・漆原。真奥の元魔王とは思えないほどの生活感覚や関係者一同から存在をスルーされる残念な漆原がなんだかんだでいいところを持っていくというこの美味しいキャラっぷり、良くも悪くも残念な芦屋の心配性ぶりには常にニヤニヤが止まりません。 | ![]() ![]() |
■ ミュゲ→クロード(花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す)⇒感想
“花”に殺された幼馴染の仇を討つため、男であるにも関わらず本来は女しか持たないはずの花を滅ぼす“歌姫”の能力を持っていた主人公は少女に扮し、喪った恋人の名を借りて歌姫を目指す。女装男前男子な主人公・クロードと彼の幼馴染にして悪友そして従者な青年・ミュゲ。悪友と主従萌えがダブってる時点でもう萌えるしかないわけですが周りが見えてない一直線バカと彼を影からサポートしつつ実はどうしようもなく自分に足りない部分に惹かれている策士タイプとかいわれるともうどうしようもなく私得だよね。 | ![]() ![]() |
■ ゴウト→ミロク(本日の騎士ミロク)⇒感想
敵国・オウガン国の元皇子であるミロクと彼の兄であり全ての元凶…と目されていた男・ゴウト。悪役かと思っていたら自ら憎まれ役を買って出るような苦労症の良いお兄ちゃんだったよ!!オウガン訪問・兄弟和解回である8巻の兄弟のやりとりも美味しいですが、9巻でミロクの行動をお見通しで出番は無いのに世話を焼いてくれるゴウト兄貴のツンデレっぷりがたまりません。 | ![]() ![]() |
■ インノケンティウス→酒井学長(境界線上のホライゾン)⇒感想
アニメ版「境界線上のホライゾン」で改めて教皇総長と酒井学長の微妙な関係に萌えてたらBD特典小説がやってくれました。短いシーンなのですが酒井学長に執着する元少年大人気ない残念可愛い美味しい!!正直この2人の過去に何があったのか気になって仕方ないのですが公式補完はありますでしょうか!!現役酒井学長がイノケンを出し抜く話を是非!!お願いします!! | ![]() ![]() |
■ 折原臨也→岸谷新羅(デュラララ!!×9)⇒感想
密かにこいつらについて語る機会が無くてもだもだしてたのは内緒だ。デュラは基本あまりカプ萌えなし・新羅とセルティのいちゃいちゃバカップル描写萌える!!ってノリだったのですが9巻で明かされた臨也と新羅の関係にはもう萌えるしかなかった。セルティしか見えてない一直線バカな新羅と自分とは相容れない考えの新羅をうっとうしく思いながら段々自分が持ってない部分に憧れていく臨也の関係がストライク過ぎて死ぬかと思いました。 | ![]() ![]() |
はたらく魔王さま! 3
日本にやってきた異世界の魔王&勇者とその仲間達が六畳一間で繰り広げる庶民派ファンタジー第三巻。今回は魔王を“ぱぱ”、勇者を“まま”と呼ぶ子供アラス・ラムスがやってきて……!?というお話。
少しずつ、物語が核心部分に触れてきました。真奥の過去が明かされたり、恵美の持つ聖剣の正体が明かされたり。呑気に人間界で某ファーストフード店のA級クルー目指してて本来の目的忘れてるのかと思ってたけど、結構真奥もいろいろ考えてるんだなあ。なんだか魔界側にも天使側にも事情がありそうでまだまだ一波乱起こりそうな展開。
しかしそれはそれとして、アラス・ラムスの爆弾発言から一時的に「夫婦」として振る舞うことになった真奥・恵美と彼らを取り巻く人々のドタバタが微笑ましすぎてニヤニヤが止まらない!恵美の立場にヤキモチ焼きつつも色々とほっとけない男所帯の子育てに色々アドバイスしてしまう千穂ちゃんのお人よしっぷりも可愛いのですがまさかの芦屋恋愛フラグ(ただし本人無自覚)に今後の展開を期待せざるをえない。自分のこととなると途端にわたわたする梨香可愛いです。
一番可愛かったのは誰がなんと言おうと漆原だったんだけどね!!押しいれに避難するニート堕天使可愛いよことあるごとに皆からいらない子扱いされてむくれるニート堕天使残念可愛いよ家計が火の車なのにピザの宅配頼んでる漆原可愛いよ時々しか役に立たない漆原かっこかわいいよ!!!終盤の元大天使長の貫禄を見せ付ける漆原が可愛すぎて生きるのが辛いレベルです本当にご馳走様でした。
漆原が押しいれの中から芦屋を懐柔して足につかってピザ食いながら事件を解決する「堕天使のメモ帳」(※神様のメモ帳のオマージュ)はまだですか!!
「好きなライトノベルを投票しよう!!2011下期」に投票します
企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2011年下期
投票は明日までです。投票しようか悩んでいる人は今のうちですよ!お早めにどうぞ。
というわけで投票参加します。なんだかんだで、2011年下期はあまり本を読めてなかったです。
っていうか投票安定枠だった「ギャルゲヱ」「Re:バカ」が終了してしまって寂しい……
■ 奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター (⇒感想) バッドエンドもえ。 ええあの本当に作中作がやりたいんです。どこにいったらやれますか。二次元の扉はどこに開いてますか?バッドエンドもえすぎてやばい。監禁調教バッドエンドのこのすれ違い具合とかボタン掛け違えてどん底までまっしぐらなカンジとか大好きすぎてやばい。いえ本編も成長中な危なっかしい子×男前女子で美味しいですが。ほぼ濡れ場なBL描写があるので、苦手な人はご注意。 【11下期ラノベ投票/9784062866859】 | ![]() ![]() |
■ 花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す (⇒感想) 女装×男装に男の友情!主従関係もえ!! かつて“花”に襲われ殺された初恋の少女の仇を討つため、花を狩る“歌姫”を養成する学校に女装してもぐりこんだ少年と、歌姫とペアを組む“舞手”になるため男装して潜り込んだ少女の物語。男女逆転そのほか諸々含んだ主人公二人のもどかしい関係にニヤニヤが止まらないんだけど、幼馴染にして従者であるミュゲと主人公の友情・主従関係が美味しくてたまらない。男の信頼関係美味しいです。 【11下期ラノベ投票/9784047274419】 | ![]() ![]() |
■ 僕の妹は漢字が読める(⇒感想) 23世紀総バカだから仕方ないよね。 衝撃的すぎる冒頭文がよく槍玉に挙げられるアレですが、案外普通に面白かった。23世紀のひらがな文明を物凄く真面目に文学論っぽく語ってるような気がするけどやっぱりひらがな文明ひどいとかもう。タイムトラベル仕立てになっている物語もかなり好きでした。 【11下期ラノベ投票/9784798602509】 | ![]() ![]() |
■ 金星特急(⇒感想) 少女小説だからとか言わず男子も女子も是非。 絶世の美女「金星」に告白する為に危険な金星特急に乗り込んだ少年・錆丸と、様々な事情から特急に乗り合わせた人たちの冒険物語。錆丸の旅の経験をふまえた成長ぶりも大変美味しいのですが、彼を取り巻く人々の人間関係がまた美味しい。ジェットコースターのようなスリリングな展開がヤバい。男性にも女性にもオススメしたい一冊です。腐萌え要素もあるよ!!(個人的には夏草と三月の相棒関係美味しいです!!) 【11下期ラノベ投票/9784403541773】 | ![]() ![]() |
■ Zぼーいず/ぷりんせす 3 (⇒感想) 「子供」達の成長とそれを見守りしかし敵対する「大人」達の相対がアツい。 ひょんなことから死神に魂を「食べられ」てしまい、死神姫の“姫護者”となった高校生男子3人が繰り広げるハートフル不死者コメディ。命を扱う“姫護者”としての任務を介して少しずつ成長していく子供達と、それを様々な形で見守る大人たちの関係がとてもよかった。3巻が最高すぎるんだけど3巻完結です。不思議要素は置いておいていいのでもうちょっとこのノリで続けて欲しかったなあ…… 【11下期ラノベ投票/9784047274662】 | ![]() ![]() |
■ STEINS;GATE2 形而上のネクローシス:Reverse(⇒感想) 助 手 デ レ 注 意 !!(ただしネタバレにも注意) 「シュタインズゲート」の物語をヒロインの一人・牧瀬紅莉栖の視点から描くノベライズ。しょっぱなから原作の重要部分をネタバレしてしまう大胆な展開には驚いたけど、色々舞台が整った後にいよいよやってきた2巻の助手デレにはもう萌え狂うしかなかった。助手可愛いよ助手。岡部と違い「リーディングシュタイナー」を持たない助手視点からの物語構成も面白くて、来月発売予定の完結編が本当に楽しみ。 【11下期ラノベ投票/9784044748531】 | ![]() ![]() |
■ STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 比翼連理のアンダーリン(1)(⇒感想) 比翼「連」理はダテじゃない。 「シュタインズゲート」ノベライズからもう1冊。こちらはファンディスク『比翼“恋”理のだーりん』を元に、本編や別の世界線を巻き込みながら展開されるもうひとつの「比翼“連”理」。最初から最後までニヤニヤ展開の連続だった原作ゲームのエピソードから少しずつ不穏な影が見え隠れしていくのがもうたまりません。とりあえずアニメで綯様成分が足りないと思った人は読むしかありません。綯ちゃん様のフトモモに萌え転がればいいよ!!! 【11下期ラノベ投票/9784829146521】 | ![]() ![]() |
■ ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc8 (⇒感想) 3人の「主人公」達の結末をとくとみよ。 ヒロイン達全員と、そして自分自身の「家族」を掴み取る為に本来ありえない「ハーレムエンド」を目指す主人公・武紀と自らが選んだたった一人の「ヒロイン」と大切な妹の為に邁進するもう一人の主人公・秀之。本編と外伝「シルバーブレット」2つの物語が交錯する終盤の展開が本当に熱かった。そして物語の結末を武紀に託した「エターナルイノセンス」本来の主人公である正樹の裏での活躍も見逃せない。なんか本当に後半は考え方の違う主人公達3人の活躍が光る物語でした。 【11下期ラノベ投票/9784047274655】 | ![]() ![]() |
■ Re(アールイー):5 バカは世界を救えるか?(⇒感想) こんなかっこいい中二病(と書いてバカと読む)みたことない。 残酷な世界の真実にあるときは翻弄され、打ちのめされ、ボロボロになって、それでも仲間の激を受けて立ち上がってバカみたいに不敵に笑う主人公の姿がかっこよすぎた。たった3つしかフラグ立ててないはずなのに、56億×3(多分)ものフラグを回収しちゃったよ!!終盤の最終決戦とかもう震えるしかありません。個人的にはキャラクター掘り下げメインの短編集+後日談がもう一冊ほしいな……出ませんか……でません、か… 【11下期ラノベ投票/9784829136744】 | ![]() ![]() |
■ バカとテストと召喚獣10 (⇒感想) 男子代表対決に100000000000票。 半年近い年月を経て実現した、Aクラスとの雪辱戦。頂上に君臨するAクラスと様々な経験を経て成長したFクラスの一進一退の攻防がとにかくアツかった。っていうかずっと密かに待ちわびてた久保VS明久・雄二の対決が見れただけでもうほんとおなかいっぱいすぎて……。色々な意味であの決着のつき方には不満が残るけど今までとは違う展開が見れそうな次巻以降の展開が楽しみ。あとラストの久保君がマジで心配。 【11下期ラノベ投票/9784047276475】 | ![]() ![]() |
フルメタル・パニック! アナザー2
家の借金返済のため、民間軍事会社D.O.M.S.へ所属することになった陣代高校3年生の市之瀬達哉。厳しい訓練を終え、日本へと戻り、いつもの高校生活が始まるはず、だったのだが―『仕事だ、タツヤ』ざわめく級友たちを尻目に教室へ乗り込んできたのは、金髪美少女で優秀なASオペレータでもあるアデリーナと、10歳の天才スナイパー・クララだった!またしても変質する達哉の日常。彼女たちが持ち込んできた新たな仕事とは、“蒼いASを運ぶこと”だけのはずが、輸送中のヘリにミサイルが撃ち込まれ―!?疾風怒涛のSFミリタリーアクション、垂直離陸。 (「BOOK」データベースより)
「フルメタ」本編から十数年後の世界を描く、スピンオフシリーズ第2巻。前巻の解説によると各国を回りながらASのバリエーション機紹介するのがメインということで、どうなるのかなあと思っていたんだけど、謎の新キャラや陰謀の匂いが充満して「それだけじゃ終らないぞ」という感じがぷんぷんに漂ってきてる。しかし12回リテイク喰らわせたとか明らかに筋トレより体力使いそうです賀東先生ェ…
当面の敵になりそうな面々と、個性的な新キャラが多数登場。「ロックだ!」が口癖のオッサンとか、頭のネジがトんでそうな美人姉&クール(?)な弟分とか。個人的にはユースフ王子に今後の出番があるかどうかが大変気になります。ツンデレ男子は良いもの!!
一方で、ちょくちょく顔を除かせる前作キャラにも期待してしまうのは本編ファンのサガという奴で……すっかり良い母になってるマオ姐さんはもちろんなのですが名前だけ登場のお蓮さんとかクルツ君やテッサとか。個人的には先生になったオノDが良い味出しすぎてて目が放せない。「卒業したくてもできなかった奴」っていうのはやっぱりあの人の事なのかーとか……
新キャラ・旧キャラ入り乱れる中、達哉とアデリーナの関係にも少しずつ踏み込んでいったのが印象的。宗介とかなめの男女の立場が入れ替わったような形なんだけど、それでいて達哉がきちんと「ヒーロー」してるところが個人的にはとても美味しかった。悩みや葛藤もどこかあの二人を思わせるものがあって、今後二人の関係がどうなっていくのかが物凄く楽しみです。
STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 比翼連理のアンダーリン(1)
『我が名は―鳳凰院凶真ッ!』室内に響く、“俺たち”の声。それは「比翼『連』理」の世界線で紡がれる、新たな運命石の扉が開く音。そして繰り広げられる、「未来ガジェット研究所」のラボメンたちによる楽しくも騒がしい日々。―だが待て、何だこの違和感は…?想定厨×2の展開で『STEINS;GATE』ファンを熱狂させたファンディスク『比翼恋理のだーりん』と似て非なる物語を描くノベライズ、ここに降臨。 (「BOOK」データベースより)
シュタインズゲートのファンディスクである「比翼恋理のだーりん」のノベライズ……という名の皮を被った別の何か。だーりんの各キャラ個別ルートのエピソードをなぞりながら、本編世界線及び某別の世界線が混入してきてるんですがお陰で平和な厨×2リア充世界線を隠れ蓑にして裏が明らかに色々な意味でヤバイことになってる。なんていうかこの混ぜちゃいけない洗剤混ぜて大変なことになっちゃってる感はんぱない。とりあえず8人のオカリンまじペロペロ
あの人のエピソードだけ妙にじっくりやるよなーとかこの人のエピソードだけ意識的かなってくらいに触れてこないよねとか思ってたけど、原作「比翼恋理」だと一切出てこない本編寄りのエピソードが、いびつに形を変えて少しずつ少しずつ不穏な顔を覗かせていくのがヤバい。マジやばい。そっちいっちゃだめー!!と叫びそうになる。
っていうか世界線数値といいプロローグといいひょっとして……と思ってたけど最後の展開見たらもう叫ぶしかなかった。そしてよりによってその世界線が混入してるとか作者が悪趣味すぎてもうそこにシビれるアコがれるいいぞいいぞもっとやってくださいお願いします!!!ええもう私あの話大好きなので!!私あの話大好きなので!!!
総合するとだーりんの萌郁ルートとあの世界線を重ね合わせた結果できた萌郁&綯様ルートなのかなあと理解してもう続きが出るのを楽しみにしながら悶々とするしかないわけですが続きが楽しみすぎて転がる。「だーりん」では大幅に設定が変わる萌郁や鈴羽の立場がこの世界線だとどうなってるのかなあとか帯が詐欺すぎるとか最終ページの綯ちゃん様のフトモモ素晴らしいとか早いところ2巻お願いします!!!
2011年読んだ本まとめ
年末はコミケに参加されたかた、お疲れ様でした&うちのスペースに遊びに来てくださったかたありがとうございました!
2011年の年間まとめ記事です。
2011年の読了冊数
2011年 1月: 7冊 [まとめ] | 2011年 2月:10冊 [まとめ] |
2011年 3月:19冊 [まとめ] | 2011年 4月: 6冊 [まとめ] |
2011年 5月:10冊 [まとめ] | 2011年 6月: 9冊 [まとめ] |
2011年 7月: 6冊 [まとめ] | 2011年 8月: 9冊 [まとめ] |
2011年 9月: 4冊 [まとめ] | 2011年10月:11冊 [まとめ] |
2011年11月: 13冊 [まとめ] | 2011年12月: 8冊 [まとめ] |
合計:112冊 |
年々着実に減っております。というか再読とBLを抜かすと3桁にも多分届いていないというこの体たらくだよ!
2011年のオススメ10選+α
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女子に読ませたいよ枠
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完結シリーズ
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BL/エロス
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読了記録まとめ[2011年12月分]
12月のラノベ(?)読了冊数は8冊でした。シメがBLのようにみえるけど実はこれは感想アップするの忘れてた奴なので真の2011年の締めラノベはバカテスです。冬コミやらなにやらで殆どまともに読めなかった……
久しぶりにコミケに全日参戦したり、今だかつてない大スランプ(笑)に陥って今だかつてない修羅場入稿をしたり……と大変ネタに事欠かない一ヶ月でした。こんな私ですが2012年も宜しくお願いいたします。
今月のネタといえばセーラームーンを再読したことでしょうか。リアルタイムで原作を追いかけた世代としては時々読み返したくなる不思議なマンガです。アニメも良いけど原作が良いのです。スターズのインフレしすぎなセーラー服だって今となればご愛嬌です。
読書メーターの感想コメントを見ると私が「ほたるちゃんかわいい」としか言ってないことが伺えますが、本当に一番好きなセーラー戦士は誰がなんと言おうとコードネームとかいいながら前口上で全力で正体を明かしちゃってるセーラーVちゃんです。
あと、フィギュアスケートの中継を見るたびに同作者の「THE チェリープロジェクト」を読み返したくなるのは私だけでは……おっと昔話はここまでだ。
今月の読書メーター
読んだ本の数:28冊 / 読んだページ数:5861ページ / ナイス数:51ナイス続きを読む
たまには恋でも
オタクネタあるある……なネタの数々が楽しかったけど一部「オタクネタあるあ……る……あ……(白目)」だった。
攻の椋本が凄くイケメン気取ってるんだけど(そして事情を知ってるメンツ以外には確かにそういう部分を一切見せない有能サラリーマンなんだけど)、典型的な空気読めない痛々しいオタクなんだよね。オタクって「この人にはオタク話してもいいんだ!」って思ったら途端に饒舌になるよね。そしてもうその状態になったら自分の趣味を布教するの優先するから空気読めないよね。岡崎が椋本の行動にイラっとした行動の痛々しさも判るし、その後の仲がこじれる課程もなんか色々な意味であるあるすぎて心が痛すぎた。誤解が誤解を生んでどんどん泥沼にハマっていく課程とかもうさ……。呑み会の席ではこじれフラグ立ちすぎて読んでるこっちの胃がキリキリする。
しかし、仲が完璧に拗れて覚悟を決めた後の岡崎は男前すぎて大変に萌える。コミケ会場で男同士の痴話げんかとかもう本当にご褒美以外のなにものでもないですよ私も群がってた腐女子群のなかに混ざりたい!!なにはともあれちゃんと落ち着くところに落ち着いてくれて本当によかった。
それにしても、仲直りを兼ねた初エッチでの椋本の言動がオタクすぎてもうふきだすしかない。「こんなことなら昨日西館で女性向けの本を買い占めておけばよかった」と「……俺、なんで触手出ないんだろう……」は今年読んだBLの三大迷台詞とかに認定してもいいとおもいます。